JP2002297272A - 電子機器の処理方法および電子機器 - Google Patents

電子機器の処理方法および電子機器

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JP2002297272A
JP2002297272A JP2001098205A JP2001098205A JP2002297272A JP 2002297272 A JP2002297272 A JP 2002297272A JP 2001098205 A JP2001098205 A JP 2001098205A JP 2001098205 A JP2001098205 A JP 2001098205A JP 2002297272 A JP2002297272 A JP 2002297272A
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electronic device
power saving
operation mode
processing
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JP2001098205A
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Nobuaki Takasu
信明 高須
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ソフトウェアモデムを使用する電子機器におい
て、モデム処理を安定に行うことを可能にするソフトウ
ェアモデムの動作安定化方法、及びこれを用いる電子機
器を提供することを目的とする。 【解決手段】ソフトウェアモデム34は、モデム処理を
行なう為に、CPU21への割込み要求を出し、この割
込みに対する応答待ち時間を計測する。この待ち時間
が、ソフトウェアモデムの変復調処理に異常をきたすほ
どの時間が連続する場合に、パソコン1の省電力機構を
解除し、パソコン1の処理能力の向上を図り、モデム処
理の時間を確保する。また、省電力機能を停止した状態
で、割込みに対する応答待ち時間が、正常に戻った場合
は、再び電子機器を省電力状態に移行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソフトウェアによ
りモデム機能を実現するソフトウェアモデムを使用する
際の電子機器の処理方法及びソフトウェアモデムを使用
する電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ(以後、
パソコンと称す)を用いて、公衆電話網などのアナログ
回線を介して、インターネットや、他のパソコンとの通
信を行うことが頻繁に行われている。
【0003】公衆回線を介して通信を行うには、パソコ
ンにモデムという、デジタル信号をアナログ信号に変換
(またはこの逆変換)を行い、データの送受信を行う機
能を内蔵することが必要である。
【0004】モデムは、キャリアと呼ばれる搬送波(ア
ナログ信号)を常時公衆回線へ出力しており、データを
送信する際は、送信対象のデジタルデータに応じて、キ
ャリアの振幅、周波数、位相などを変化させ(変調処
理)、アナログデータへの変換(D-A:Digital to Anal
og変換)を行い、変調データを送信する。
【0005】逆に、データを受信する際には、公衆回線
から受け取るアナログ信号をデジタルデータに変換する
処理(A-D:Analog to Digital変換)を行い、パソコン
で処理可能なデータに変換する(復調処理)。従来、こ
れらの機能を実現する為には、DSP(Digital Signa
l Processor)等の専用ハードウェアが必要であった。
【0006】しかし近年の半導体技術の進歩に伴い、パ
ソコンに搭載されるCPUの高性能化が進み、変復調の
演算処理、制御処理等をCPUに行わせる、ソフトウェ
アモデムが普及してきている。
【0007】このソフトウェアモデムは、特別なハード
ウェアを必要としないため、コスト面およびパソコン内
の実装スペースを抑えることができるため、ノート型や
ラップトップ型パソコンに適している。
【0008】ソフトウェアモデムでは、常時キャリアの
生成及び変復調の処理をCPUに行わせる必要がある
為、リアルタイム処理が必要である。このため、通常オ
ペレーティングシステム(以後、OSと称す)がマルチ
タスクと呼ばれる複数のプログラムを切り替えながら、
並行して処理を行なう機構をサポートしていることが必
要であり、ソフトウェアモデムを一つのタスクとして動
作させ、ソフトウェアモデムがCPUへ割込み要求を発
し、上記処理をCPUに実行させる。
【0009】また、このようなソフトウェアモデムを利
用するパソコンにおいても、送受信のタイミングをコン
トロールするモデムコントローラを具備しており、この
モデムコントローラが、ソフトウェアモデムにより生成
されたキャリアを常時発信し、また、受信データをメイ
ンメモリ等にバッファリングする制御を行なっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では、OSがリアルタイム処理を完全にサポートできな
い場合、多くのプログラムやドライバが処理を実行して
いるために、ソフトウェアモデムの割込み要求が一定時
間待たされることがある。
【0011】このようにソフトウェアモデムの処理が一
定時間待たされる場合であっても、上述のモデムコント
ローラは、常にキャリアの送信を行なおうとするため、
ソフトウェアモデムによるキャリア(又は変調データ)
の生成が間に合わず、キャリアのデータが無くなる状態
が生じたり、逆にモデムコントローラが受信データをメ
インメモリへバッファリングするにもかかわらず、受信
データの復調処理が間に合わず、データをそれ以上バッ
ファできない状態が生じ、動作が不安定になる場合や、
動作不能に陥るといった問題がある。
【0012】また、割込み待ちの原因としては、パソコ
ンの処理応答速度にも影響される。例えば、特開平6−
149406号公報に、省電力モードによりCPUクロ
ックを低下させ、電子機器の処理速度を低下させるとい
った技術が開示されているが、モデムのようにリアルタ
イム処理が必要な処理では、処理速度の低下の影響によ
り、割込み要求が一定時間待たされることがあり、この
ような要因によっても、ソフトウェアモデムの動作を不
安定にさせる要因となる。
【0013】上記課題を解決するために、本発明はソフ
トウェアモデムを使用する電子機器において、そのモデ
ム動作を安定に行うことを可能にするソフトウェアモデ
ムの動作安定化方法、及び電子機器を提供することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明では、省電力動作モードと非省
電力動作モードとを切換え可能な電子機器の処理方法に
おいて、電子機器が省電力動作モードで動作中に、所定
の処理を実行するために電子機器が有するプロセッサへ
処理要求を送出してから、処理要求に対する応答時間を
計測し、応答時間が所定時間を越えた場合、電子機器の
省電力動作モードを非省電力動作モードへ切換えること
を特徴とする。
【0015】このような構成により、所定処理の応答時
間が長くなった場合に、電子機器の省電力モードを解除
し、非省電力モードで電子機器を動作することにより電
子機器の処理速度の向上を図り、所定処理の時間を確保
可能な電子機器の処理方法を提供することが可能であ
る。
【0016】また、請求項2にかかる発明では、省電力
動作モードと非省電力動作モードとを切換え可能な電子
機器の処理方法において、電子機器が省電力動作モード
で動作中に、所定の処理を実行するために電子機器が有
するプロセッサへ処理要求を送出してから、処理要求に
対する応答時間を計測し、応答時間が所定時間を越えた
回数をカウントし、カウントが所定閾値以上になった場
合、電子機器の省電力動作モードを非省電力動作モード
へ切換えることを特徴とする。
【0017】このような構成により、所定処理の応答時
間が長くなった状態が一定時間続いた場合に、電子機器
の省電力モードを解除し、非省電力モードで電子機器を
動作することにより電子機器の処理速度の向上を図り、
所定処理の時間を確保可能な電子機器の処理方法を提供
することが可能である。
【0018】また、請求項3に係る発明では、電子機器
の処理方法において、所定の処理を実行するために電子
機器が有するプロセッサへ処理要求を送出してから、処
理要求に対する応答時間を計測し、応答時間が所定時間
を越えた回数をカウントし、カウントが所定閾値を超え
た場合、電子機器が実行しているアプリケーションの停
止を促す指示を、電子機器が具備する表示部に表示する
ことを特徴とする。
【0019】このような構成により、所定処理の応答時
間が長くなった場合に、電子機器の処理速度の向上を図
るため、他のアプリケーションプログラムを停止させる
指示を出すことで、所定処理の時間を確保可能な電子機
器の処理方法を提供することが可能である。
【0020】また、請求項5に係る発明では、省電力動
作モードと非省電力動作モードとを切換え可能な電子機
器の処理方法において、電子機器が省電力動作モードで
動作中に、所定の処理を実行するために電子機器が有す
るプロセッサへ処理要求を送出してから、処理要求に対
する応答時間を計測し、応答時間が第1の所定時間より
少なく、且つ第1の所定時間より短い第2の所定時間を
越えた回数をカウントし、応答時間が第1の所定時間を
越えた場合、またはカウントが所定閾値を超えた場合、
電子機器の省電力動作モードを非省電力動作モードへ切
換えることを特徴とする。
【0021】このような構成により、所定処理の応答時
間が長くなった場合に、第1の所定時間以上応答が無い
場合、または応答時間が第1の所定時間以内ではあるが
第2の所定時間以上の状態が一定期間続いた場合に、電
子機器の省電力モードを解除し、電子機器の処理速度の
向上を図り、所定処理の処理時間を確保可能な電子機器
の処理方法を提供することが可能である。
【0022】また、請求項7に係る発明では、省電力動
作モードと非省電力動作モードとを切換え可能な電子機
器の処理方法において、所定の処理を実行するために電
子機器が有するプロセッサへ処理要求を送出してから、
処理要求に対する応答時間を計測し、応答時間が所定時
間を越えた場合、電子機器が省電力動作モードで動作中
か否か判断し、電子機器が省電力動作モードで動作中の
場合は、省電力動作モードを非省電力動作モードへ切換
え、電子機器が非省電力モードで動作中の場合は、電子
機器が実行しているアプリケーションの停止を促す指示
を、電子機器が具備する表示部に表示することを特徴と
する。
【0023】このような構成により、所定処理の応答時
間が長くなった場合に、電子機器が省電力モードで動作
している場合は、電子機器の省電力モードを解除し、省
電力モードで動作していない場合は、他のアプリケーシ
ョンプログラムを停止させる指示を出すことで、所定処
理の処理時間を確保可能な電子機器の処理方法を提供す
ることが可能である。
【0024】また、請求項8にかかる発明では、省電力
動作モードと非省電力動作モードとを切換え可能な電子
機器の処理方法において、電子機器が省電力動作モード
で動作中に、所定の処理を実行するために電子機器が有
するプロセッサへ処理要求を送出してからの処理要求に
対する応答時間を計測し、応答時間が第1の所定時間を
超えた場合、第1のカウンタをカウントし、第1のカウ
ントが第1の閾値を超えた場合、省電力動作モードを非
省電力動作モードへ切換え、さらに、所定の処理を実行
するための割り込み要求に対する応答時間を計測し、応
答時間が第2の所定時間以内である場合、第2のカウン
タをカウントし、2のカウンタが第2の閾値を超えた場
合、非省電力動作モードを省電力動作モードへ切換える
ことを特徴とする。
【0025】このような構成により、所定処理の応答時
間が長くなった場合に、電子機器の省電力モードを解除
し、電子機器の処理速度の向上を図り、処理応答時間が
通常に戻った場合に、再び電子機器を省電力モードに移
行させることが可能な電子機器の処理方法を提供するこ
とが可能である。
【0026】また、請求項13に係る発明では、省電力
モードと非省電力モードとを切換え可能な切換え手段
と、電子機器が省電力動作モードで動作中に、所定の処
理を実行するために電子機器が有するプロセッサへ処理
要求を送出してから、処理要求に対する応答時間を計測
する手段と、応答時間が所定時間を越えた否か判断する
手段と、判断手段で、応答時間が所定時間を越えたと判
断した場合、切換え手段は電子機器を省電力モードから
非省電力モードに切り替えることを特徴とする。
【0027】このような構成により、所定処理の応答時
間が長くなった場合に、電子機器の省電力モードを解除
し、電子機器の処理速度の向上を図り、所定処理の処理
時間を確保可能な電子機器を提供することが可能であ
る。
【0028】また、請求項14に係る発明では、省電力
モードと非省電力モードとを切換え可能な切換え手段
と、電子機器が省電力動作モードで動作中に、所定の処
理を実行するために電子機器が有するプロセッサへ処理
要求を送出してから、処理要求に対する応答時間を計測
する手段と、応答時間が所定時間を越えた回数をカウン
トする手段と、カウントが所定閾値を越えたか否か判断
する手段と、判断手段によりカウントが所定閾値を越え
ていると判断された場合、切換え手段は電子機器を省電
力モードから非省電力モードに切り替えることを特徴と
する。
【0029】このような構成により、所定処理の応答時
間が長くなった状態が一定時間続いた場合に、電子機器
の省電力モードを解除し、電子機器の処理速度の向上を
図り、所定処理の処理時間を確保可能な電子機器を提供
することが可能である。
【0030】また、請求項15に係る発明では、プロセ
ッサと、所定の処理を実行するために電子機器が有する
プロセッサへ処理要求を送出してから、処理要求に対す
る応答時間を計測する手段と、応答時間が所定時間を越
えた否か判断する手段と、判断手段で、応答時間が所定
時間を越えたと判断した場合、プロセッサが処理してい
るアプリケーションの停止を促す通知を行なう手段と、
を具備すること特徴とする。
【0031】このような構成により、所定処理の応答時
間が長くなった場合に、電子機器が省電力モードで動作
している場合は、電子機器の省電力モードを解除し、省
電力モードで動作していない場合は、他のアプリケーシ
ョンプログラムを停止させる指示を出すことで、所定処
理の時間を確保可能な電子機器を提供することが可能で
ある。
【0032】また、請求項16に係る発明では、プロセ
ッサと、省電力モードと非省電力モードとを切換え可能
な切換え手段と、所定の処理を実行するために電子機器
が有するプロセッサへ処理要求を送出してから、処理要
求に対する応答時間を計測する手段と、応答時間が所定
時間を越えた否か判断する待ち時間判断手段と、判断手
段で、応答時間が所定時間を越えたと判断した場合、切
換え手段が省電力モードに設定されているか否か判断す
る省電力判断手段と、省電力判断手段により、省電力モ
ードに設定されていると判断した場合、切換え手段は非
省電力モードに切換え、省電力判断手段により、省電力
モードに設定されていないと判断した場合、プロセッサ
が処理を行っているアプリケーションの停止を促す通知
を行なう制御手段と、を具備することを特徴とする。
【0033】このような構成により、所定処理の応答時
間が長くなった場合に、電子機器が省電力モードで動作
している場合は、電子機器の省電力モードを解除し、省
電力モードで動作していない場合は、他のアプリケーシ
ョンプログラムを停止させる指示を出すことで、所定処
理の処理時間を確保可能な電子機器を提供することが可
能である。
【0034】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る実施形態を、図
面を参照して説明する。図1に、本発明に係る電子機器
の斜視図を示す。
【0035】パソコン1は、本体ケース2と表示部ケー
ス3とLCDパネル4とキーボード5とを有する。本体
ケース2はその上面部にキーボード5を配設している。
本体ケース2と表示部ケース3とは、ヒンジ部6により
回動可能に接続している。
【0036】また、パソコン1側面には、モデムジャッ
ク7を具備しており、このモデムジャック7にモジュラ
ーケーブル9の第1のコネクタ10を差し込み、モジュ
ラーケーブル9の第2のコネクタ11を、一般公衆回線
網に繋がっているモジュラージャック13に指し込むこ
とで、公衆回線網とパソコン1との物理的な接続が行わ
れる。
【0037】図2にパソコン1のハードウェア構成図を
示す。パソコン1の制御を司るCPU21と第1のブリ
ッジ回路22とは64ビット幅のデータバスによって接
続しており、第1のブリッジ回路22とメインメモリ2
3との接続はメモリバスを介して接続している。また、
第1のブリッジ回路22とグラフィクスコントローラ2
4とはAGP(Advanced Graphics Port)25を介し
て接続している。
【0038】第1のブリッジ回路22と第2のブリッジ
回路26とは、32ビット幅のデータバスを有する第1
のバス27によって接続している。第2のブリッジ回路
26には、モデム部28及びHDD29が接続してお
り、第2のブリッジ回路26に接続している16ビット
幅の第2のバス30を介して、エンベデットコントロー
ラ(以後、ECと称す)31及びBIOS−ROM32
が接続している。
【0039】CPU21は、パソコン1全体の動作制御
およびデータ処理等を実行するものである。また、メイ
ンメモリ23内のプログラムを実行する。第1のブリッ
ジ回路22は、CPU21と第1のバス25に接続する
デバイスとの間を繋ぐブリッジLSIであり、第1のバ
ス27のバスマスタデバイスの1つとして機能する。こ
の第1のブリッジ回路22は、メモリバスを介してメイ
ンメモリ23のアクセス制御をする機能などを有してい
る。また、AGP25を介して、グラフィクスコントロ
ーラ24とも接続している。
【0040】メインメモリ23は、オペレーティングシ
ステム(以後、OSと称す)33、BIOS34、モデ
ムソフトウェア35、実行対象のアプリケーションプロ
グラム35、および処理データなどを格納するメモリデ
バイスであり、複数のDRAMによって構成している。
【0041】OS33は、パソコン1のハードウェアと
ソフトウェアの動作を総合的に管理・制御するためのも
のである。また、アプリケーションの、割込み等の手続
きに対してCPU21の処理の権利(CPU21の利用
権)を与えるかを管理する。また、省電力管理プログラ
ムも含んでおり、パソコンの電力管理も行う。
【0042】BIOS34は、パソコン1内の各種ハー
ドウェアをアクセスするファンクション実行ルーチンを
体系化したものであり、パソコン1の起動時に、BIO
S−ROM32から読み出されるものである。また、各
種ハードウェアへの電源供給制御等の省電力設定を記憶
している。このBIOS34により、パソコン1には、
通常なんらかの省電力機能が働いている。
【0043】モデムソフトウェア35は、変調・復調、
回線制御などの機能をCPU21に実行させるドライバ
プログラムであり、後述するソフトウェアモデム安定化
制御を実行するものである。
【0044】アプリケーションプログラム36は、ユー
ザが実行するワープロ作成ソフトや、表計算ソフト等で
ある。
【0045】第1のバス25はクロック同期型の入出力
バスであり、第1のバス25上の全てのサイクルは、第
1のバスのクロックに同期して行う。この第1のバス2
5は、時分割的に使用されるアドレス/データバスを有
している。
【0046】グラフィクスコントローラ24は、LCD
4へ表示する表示データを制御するものであり、第1の
ブリッジ回路22からAGP25を介して画像データを
受け取り、LCD4へ表示データを表示させるものであ
る。
【0047】AGP25は32ビット幅のデータバスで
あり、大容量の動画データや表示データをグラフィクス
コントローラ24へ転送するバスである。
【0048】第2のブリッジ回路26は、第1のバス2
7と第2のバス30との間を繋ぐブリッジLSIであ
り、第1のバス27と第2のバス30との間のバス変換
等を行う。第2のブリッジ回路26には、モデムの割込
み信号の制御などを行なうAC−Linkコントローラ
38が組み込まれており、これにモデム部28が接続す
る。
【0049】AC−Linkコントローラ38は、モデ
ムの送受信制御を行う機能を備えており、第1のバス2
7のバスマスタとなり、メインメモリ23にバッファし
ているキャリア、又は変調済みデータをコーデック39
に送信したり、コーデック39を介して受信したデータ
をメインメモリ23へ送信する制御を行なう。また、コ
ーデック39とメインメモリ23との間のシリアル/パ
ラレルデータ変換も行なう。
【0050】モデム部28は、コーデック39と、回線
制御回路40、およびモデムジャック7から構成してい
る。
【0051】コーデック39は、送信信号のD−A変換
及び、受信信号のA−D変換を行うものであり、回線制
御部40は、リンギングやオフフック検出等の回線制御
を行なう。
【0052】第2のブリッジ回路26は、さらにデータ
の記憶再生装置として用いられるHDD29の制御を行
うIDEコントローラ41を組みこんでいる。第2のバ
ス30には、EC31及びBIOS−ROM32が接続
している。EC31は、第2のバス30とI2Cバス4
2とを繋ぐブリッジLSIであり、CPU21によって
リード/ライト可能な複数のレジスタ群を内蔵してい
る。これらレジスタ群を使用することにより、CPU2
1とI2Cバス42上のデバイスとの通信が可能とな
る。また、キーボードコントローラとしての機能も有し
ている。
【0053】BIOS−ROM32は、パソコン1の起
動時に実行されるプログラムを記憶した記憶媒体であ
り、各種ハードウェアの設定、プラグ・アンド・プレ
イ、省電力機能の設定情報を記憶しているものであり、
書換え可能なフラッシュROMにより構成されている。
【0054】続いて、図3を用いて、本発明に係るソフ
トウェアモデムの安定化制御について説明する。図3に
第1の実施形態に係るソフトウェアモデムの安定化制御
のフローチャートを示す。
【0055】パソコン1は、OS33の省電力機能プロ
グラムまたは、BIOS34の省電力機能設定により、
省電力モードで動作しているものとする。モデムソフト
ウェア35は、常時キャリアの生成もしくは変調データ
の生成を行なうため、割込み要求をCPU21へ出力し
ている。
【0056】割込み要求を出力すると、CPU21か
ら、割込み要求へのレスポンスが返ってくるまでの待ち
時間“T”を計測する(ステップS102)。通常であ
れば、この割込み要求のレスポンスは、数十〜数百μs
ecのオーダーである。
【0057】次に、この“T”がモデムの安定動作を保
証できなくなる可能性がある動作保証時間“X”を超え
たか否かチェックする(ステップS103)。本例で
は、この“X”の値を10msecとする。この“X”
の値は、CPU21の性能、モデムソフトウェアの性能
などにより左右されるものであるので、この数値に限定
するものではなく、システムの性能に応じた値を設定す
ることができる。動作保証時間“X”は、モデムソフト
ウェアは動作可能ではあるが、この状態が継続するとモ
デム処理に影響が出る時間を考慮して設定される。
【0058】待ち時間“T”が動作保証時間“X”を超
えた場合(ステップS103のYES)、異常状態にな
ったと判断し、異常状態カウンタ“M”をインクリメン
トする(ステップS104)。
【0059】待ち時間“T”動作保証時間“X”を超え
ていない場合(ステップS103のNO)、ステップS
101に戻り、待ち時間“T”と、異常状態カウンタ
“M”を初期値に戻す(ステップS101)。
【0060】次に、異常状態カウンタ“M”の値が、異
常判断閾値“Y”を越えたか否かを判断する(ステップ
S105)。この異常判断閾値“Y”の値も、システム
によって左右されるものであるが、本例では10とす
る。
【0061】これは、異常状態が一定期間続いているか
否かを判断するステップであり、異常状態が“X×M”
の時間、つまり本例では、動作保証時間が100mse
cの時間継続しているか否かを判断する。
【0062】ここで、異常状態カウンタ“M”が異常判
断閾値“Y”を越えていない場合は(ステップS105
のNO)、待ち時間“T”をリセットし(ステップS1
06)、再び待ち時間の計測を行なう処理(ステップS
102)に戻る。
【0063】異常状態カウンタ“M”が異常判断閾値
“Y”を越えている場合は(ステップS105のYE
S)、BIOS34に省電力機能を停止する指示を出す
(ステップS107)。
【0064】これは、省電力機能によるCPU21のパ
フォーマンスが落ちていることが原因による、割込み待
ち時間超過の状態を回避するためである。
【0065】また、BIOS34へ省電力機能停止指示
を出す以外にも、OS33上で動作する省電力管理プロ
グラムの停止指示を送出しても良いし、OS33に対し
てモデムソフトウェアの処理優先度を上げる指示を送出
しても良い。
【0066】また、上記以外にも、ユーザに対して、現
在の状況を知らせるために、モデムの変復調処理に遅延
が生じていることを、LCD4を介して視覚的に通知す
ることも可能である。さらに、待ち時間超過状態の継続
が、省電力機能以外の要因によることも考えられる為、
他のアプリケーションを終了するよう促す指示をLCD
4に表示しても良い。
【0067】パソコン1が省電力機能停止モード(以
後、フルパワーモードと称す)に移行した後、この状態
のまま、パソコン1をフルパワーモードで動作させる
と、ノート型やラップトップ型のパソコンにおいては、
バッテリの電池残量に影響が出るため、モデムソフトウ
ェア35は、パソコン1を再び省電力モードに復帰させ
るタイミングを計る必要がある。
【0068】このため、再び割込み待ちタイミングの計
測を行なうのだが、まず待ち時間“T”と、正常状態カ
ウンタ“N”の値を0に設定する(ステップS10
8)。
【0069】次に、割込み待ち時間“T”を計測する
(ステップS109)。
【0070】この待ち時間“T”が、安定動作を保証で
きる安定動作時間“Z”以下になったか否かをチェック
する(ステップS110)。本例では、この“Z”の値
を1msecとする。この“Z”の値も、やはりCPU
21の性能、モデムソフトウェアの性能などにより左右
されるものであるので、この数値に限定するものではな
く、システムの性能に応じた値を設定することができ
る。
【0071】待ち時間“T”が安定動作時間“Z”以下
になった場合(ステップS110のYES)、正常状態
になったと判断して、正常状態カウンタ“N”をインク
リメントする(ステップS111)。
【0072】待ち時間“T”が安定動作時間“Z”以上
である場合(ステップS110のNO)、正常状態では
ないため、再び、待ち時間“T”及び正常状態カウンタ
“N”を0に設定し(ステップS108)、再び待ち時
間の計測を行なう(ステップS109)。
【0073】ステップS111で、正常状態カウンタ
“N”が加算された後、正常状態カウンタ“N”が正常
判断閾値“W”を越えたか否かを判断する(ステップS
112)。この正常判断閾値“W”の値も、システムに
よって左右されるものであるが、本例では100とす
る。
【0074】このステップS112は、モデム処理の正
常状態が一定期間続いているか否かを判断するステップ
であり、最低でも、“Z×N”、つまり、100mse
cの時間、正常状態が継続して続いているか否かを判断
する。
【0075】ここで、正常状態カウンタ“N”が正常判
断閾値“W”を越えていない場合は(ステップS112
のNO)、待ち時間“T”をリセットし(ステップS1
13)、再び待ち時間の計測を行なうステップ(ステッ
プS109)に戻る。
【0076】正常状態カウンタ“N”が正常判断閾値
“W”を越えた場合は(ステップS112のYES)、
モデムの安定動作を保証できる時間が一定時間続いたも
のとし、BIOS34に対して、省電力機能を復帰する
指示を出力する(ステップS114)。
【0077】BIOS34へ省電力機能復帰指示以外に
も、OS33に省電力機能復帰を通知しても良い。
【0078】また、上記以外にも、ユーザに対して、正
常に戻った旨の通知をLCD4を介して通知しても良
い。
【0079】上記実施形態では、待ち時間“T”が、動
作保証時間“X”以内、または安定動作時間“Z”以上
の時に夫々のカウントをクリアしているが、ある一定期
間(例えば、2秒間)カウンタをクリアせずに、その一
定期間中のカウンタの加算値により、正常/異常状態の
判断を行なっても良い。この場合、当然異常判断閾値
“Y”、及び正常判断閾値“W”の値は、上述の値より
大きい値を設定する。
【0080】上述のように、第1の実施形態では、割込
み要求からのCPUの応答時間を計測し、この応答時間
が動作保証時間を超えた状態を一定時間監視すること
で、異常状態に移行するか正常状態に戻るか判断を行な
い、動作保証時間を超えた状態が一定時間継続した場合
は、ソフトウェアモデムが安定して動作を行うように、
パソコン1を制御することが可能である。
【0081】続いて図4を用いて第2の実施形態につい
て説明する。
【0082】図4に第2の実施形態に係るソフトウェア
モデムの安定化制御のフローチャートを示す。
【0083】上記第1の実施形態では、待ち時間“T”
が動作保証時間“X”を越えた回数をカウントし(異常
状態カウンタ“M”)、この異常状態カウンタ“M”が
異常閾値“Y”を越えた場合に、省電力機能停止指示を
送出していたが、第2の実施形態では、モデム処理をこ
れ以上保証できなくなる限界時間“R”を設け、この限
界時間“R”を1度でも越えたら、直ぐに省電力機能停
止の指示を送出する。
【0084】ステップS201乃至ステップS203
は、図3中のステップS101乃至ステップ103と同
じ処理のため説明は省略する。
【0085】ステップS203で、待ち時間“T”が、
動作保証時間“X”を越えた場合(ステップS203の
YES)、次に、この待ち時間が“T”が限界時間
“R”を越えたか否かを判断する(ステップS20
4)。ここでは、例えば限界時間“R”を50msec
とする。この数値も、システムによって異なるので、そ
のシステムに応じた数値を設定することが可能である。
当然、限界時間“R”は動作保証時間“X”より長い時
間が設定される。
【0086】動作保証時間“X”は、まだ正常状態に戻
る可能性がある状態を考慮して設定される時間である
が、この限界時間“R”は、この時間を超えたら、モデ
ム処理に異常を発生させる数値が設定される。
【0087】待ち時間が“T”が限界時間“R”を越え
た場合(ステップS204のYES)、BIOS34に
省電力機能を停止する指示を出す(ステップS20
8)。BIOS34へ省電力機能停止指示を出す以外に
も、OS33上で動作する省電力管理プログラムの停止
指示を送出しても良いし、OS33に対してモデムソフ
トウェアの処理優先度を上げる指示を送出しても良い。
【0088】また、上記以外にも、ユーザに対して、現
在の状況を知らせるために、モデムの変復調処理に遅延
が生じていることを、LCD4を介して視覚的に通知す
ることも可能である。さらに、待ち時間超過状態の継続
が、省電力機能以外の要因によることも考えられる為、
他のアプリケーションを終了するよう促す指示を、LC
D4を介してユーザに通知しても良い。
【0089】待ち時間“T”が限界時間“R”を越えて
いない場合は、図3で説明した通り、異常状態カウンタ
“M”をカウントし(ステップS205)、この異常状
態カウンタ“M”が異常判断閾値“Y”を越えた場合
(ステップs206のYES)に、省電力機能解除の指
示を送出する。
【0090】ステップS209以降の処理は、図3中の
ステップS108以下の処理と同様の為、説明を省略す
る。
【0091】図4では、待ち時間“T”と動作保証時間
“X”との比較を先に行ったあとに、限界時間“R”と
の比較を行っているが、限界時間“R”との比較を行っ
た後に、動作保証時間“X”との比較を行っても良い。
【0092】このように、第2の実施形態では、モデム
処理に異常を発生させる限界時間を設定し、割込み応答
待ち時間が、この限界時間を1回でも越えた場合は、至
急省電力機能の停止を行う、または他のアプリケーショ
ンの停止指示を行なうことで、システムの応答速度を向
上させ、モデムの処理時間の確保を行なうことが可能で
ある。また、動作保証時間との比較も行なうので、動作
不安定状態が一定期間継続場合の状況も監視すること
で、より柔軟なソフトウェアモデムの安定動作を制御す
ることが可能である。
【0093】続いて図5を用いて第3の実施形態につい
て説明する。
【0094】図5に第3の実施形態に係るソフトウェア
モデムの安定化制御のフローチャートを示す。
【0095】第3の実施形態では、パソコンをフルパワ
ーモードで動作させているにもかかわらず、システムの
パフォーマンスが上がらず、モデム処理の動作不安定状
態が解消されない場合の処理について説明する。
【0096】図5に示すフローチャートで、ステップS
301乃至ステップS306は、図3中のステップS1
01乃至ステップS106と同じ為、説明は省略する。
【0097】ステップS305において、異常状態カウ
ンタ“M”が異常判断閾値“Y”を越えた場合(ステッ
プS305のYES)、パソコン1が省電力機能で動作
しているか否かを判断する(ステップS307)。BI
OS34へ省電力機能停止指示を出す以外にも、OS3
3上で動作する省電力管理プログラムの停止指示を送出
しても良いし、OS33に対してモデムソフトウェアの
処理優先度を上げる指示を送出しても良い。
【0098】パソコン1が省電力機能で動作している場
合は(ステップS307)、BIOS34に省電力機能
停止の指示を送出する(ステップS308)。
【0099】パソコン1が省電力機能で動作していない
場合は(ステップS307のNO)、ユーザに対して、
他のアプリケーションを終了するよう促す指示を、LC
D4を介して視覚的に通知する(ステップS309)。
また、図示しないスピーカーを介して、警告音を出力し
ても良い。
【0100】上記の処理により、モデムの処理が正常に
動作するか否かを計測する為、、再び割込み待ちタイミ
ングの計測を行なうのだが、まず待ち時間“T”と、正
常状態カウンタ“N”、また異常状態が解消されたかを
計測する為、異常状態カウンタ“M”の値を0に設定す
る(ステップS310)。
【0101】次に、割込み待ち時間“T”を計測する
(ステップS311)。
【0102】この待ち時間“T”が、安定動作が保証で
きる安定動作時間“Z”以下になったか否かをチェック
する(ステップS312)。本実施形態でも、この
“Z”の値を1msecとする。
【0103】待ち時間“T”が安定動作時間“Z”以下
になった場合(ステップS312のYES)以降のステ
ップS313乃至ステップS316の処理は、図3に示
すステップS111乃至ステップS114の処理と同じ
為、説明は省略する。
【0104】待ち時間“T”が動作保証時間“X”以上
である場合(ステップS312のNO)、モデム処理が
正常状態ではないため、次に待ち時間“T”が、動作保
証時間“X”を越えているか否かの判断を行う(ステッ
プS317)。
【0105】ここで、待ち時間“T”が動作保証時間
“X”を越えていない場合は(ステップS317のN
O)、パソコン1の状態として、完全に安定動作とまで
は言えないが、異常状態とまで言えない状態であるの
で、この状態のまま、フルパワーモードの状態を維持
で、モデム処理を行う。
【0106】待ち時間“T”が動作保証時間“X”を越
えた場合は(ステップS317のYES)、モデム処理
が異常状態であるため、異常状態カウンタ“M”を加算
し(ステップS318)、常状態カウンタ“M”が異常
判断閾値を越えたか否か判断する(ステップS31
9)。
【0107】ここで、異常状態カウンタ“M”が異常判
断閾値“Y”を越えていない場合は(ステップS319
のNO)、待ち時間“T”をリセットし(ステップS3
21)、再び待ち時間の計測を行なう処理(ステップS
311)に戻る。
【0108】異常状態カウンタ“M”が異常判断閾値
“Y”を越えている場合は(ステップS319のYE
S)、パソコン1がフルパワーモードにもかかわらず、
モデム処理に遅延が生じている状態であるので、他のア
プリケーションによる負荷が原因であると判断し、ユー
ザに対して、他のアプリケーション終了を指示する旨L
CD4に表示する(ステップS318)。
【0109】また、ここでは、強制的に他のアプリケー
ションを終了するようにしてもよい。
【0110】上述したように第3の実施形態では、シス
テムのパフォーマンスを上げる処理をした後で、さらに
割込み要求の応答待ち時間を観測し、応答時間が改善さ
れないようであれば、アプリケーションを停止する指示
を出すことで、さらに、システムの応答速度を向上さ
せ、モデムの処理時間を確保する。
【0111】上述したように、本発明によれば、モデム
ソフトウェアが安定動作を困難に陥ったときにそれを検
知し、OSやBIOS、ユーザに通知し、また、モデム
処理の時間を確保することでモデム処理を安定して動作
させることが可能になる。
【0112】本発明ではその主旨を逸脱しない範囲であ
れば、上記の実施形態に限定されるものではない。そし
て、デスクトップ型パソコン、モデム機能を有するPD
A(Personal Digital Assistants)等に広く適用で
きるものである。
【0113】
【発明の効果】以上詳述した発明によれば、本発明はソ
フトウェアモデムを使用する電子機器において、そのモ
デム動作を安定に行うことを可能にするソフトウェアモ
デムの動作安定化方法、及び電子機器を提供することが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子機器の斜視図。
【図2】電子機器のハードウェア構成図。
【図3】第1の実施形態に係る動作安定制御のフローチ
ャート図。
【図4】第2の実施形態に係る動作安定制御のフローチ
ャート図。
【図5】第3の実施形態に係る動作安定制御のフローチ
ャート図。
【符号の説明】
1…パソコン 7…モデムジャック 9…モジュラーケーブル 21…CPU 22…第1のブリッジ回路 23…メインメモリ 24…グラフィクスコントローラ 25…AGP 26…第2のブリッジ回路 27…第1のバス 28…モデム部 30…第2のバス 32…BIOS−ROM 33…OS 34…BIOS 35…モデムソフトウェア 38…AC−Linkコントローラ 39…コーデック 40…回線制御回路

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】省電力動作モードと非省電力動作モードと
    を切換え可能な電子機器の処理方法において、前記電子
    機器が前記省電力動作モードで動作中に、所定の処理を
    実行するために前記電子機器が有するプロセッサへ処理
    要求を送出してからの処理要求に対する応答時間を計測
    し、前記応答時間が所定時間を越えた場合、前記電子機
    器の前記省電力動作モードを前記非省電力動作モードへ
    切換えることを特徴とする電子機器の処理方法。
  2. 【請求項2】省電力動作モードと非省電力動作モードと
    を切換え可能な電子機器の処理方法において、前記電子
    機器が前記省電力動作モードで動作中に、所定の処理を
    実行するために前記電子機器が有するプロセッサへ処理
    要求を送出してからの処理要求に対する応答時間を計測
    し、前記応答時間が所定時間を越えた回数をカウント
    し、前記カウントが所定閾値以上になった場合、前記電
    子機器の前記省電力動作モードを前記非省電力動作モー
    ドへ切換えることを特徴とする電子機器の処理方法。
  3. 【請求項3】電子機器の処理方法において、所定の処理
    を実行するために前記電子機器が有するプロセッサへ処
    理要求を送出してからの前記処理要求に対する応答時間
    を計測し、前記応答時間が所定時間を越えた回数をカウ
    ントし、前記カウントが所定閾値を超えた場合、前記電
    子機器が実行しているアプリケーションの停止を促す指
    示を、前記電子機器が具備する表示部に表示することを
    特徴とする電子機器の処理方法。
  4. 【請求項4】前記応答時間が前記所定時間を越えない場
    合に、前記カウントをクリアすることを特徴とする請求
    項2または3に記載の電子機器の処理方法。
  5. 【請求項5】省電力動作モードと非省電力動作モードと
    を切換え可能な電子機器の処理方法において、前記電子
    機器が前記省電力動作モードで動作中に、所定の処理を
    実行するために前記電子機器が有するプロセッサへ処理
    要求を送出してからの前記処理要求に対する応答時間を
    計測し、前記応答時間が第1の所定時間より少なく、且
    つ前記第1の所定時間より短い第2の所定時間を越えた
    回数をカウントし、前記応答時間が第1の所定時間を越
    えた場合、または前記カウントが所定閾値を超えた場
    合、前記電子機器の前記省電力動作モードを前記非省電
    力動作モードへ切換えることを特徴とする電子機器の処
    理方法。
  6. 【請求項6】前記応答時間が前記第2の所定時間を越え
    ない場合に、前記カウントをクリアすることを特徴とす
    る請求項5に記載の電子機器の処理方法。
  7. 【請求項7】省電力動作モードと非省電力動作モードと
    を切換え可能な電子機器の処理方法において、所定の処
    理を実行するために前記電子機器が有するプロセッサへ
    処理要求を送出してからの前記処理要求に対する応答時
    間を計測し、前記応答時間が所定時間を越えた場合、前
    記電子機器が前記省電力動作モードで動作中か否か判断
    し、前記電子機器が前記省電力動作モードで動作中の場
    合は、前記省電力動作モードを前記非省電力動作モード
    へ切換え、前記電子機器が前記非省電力動作モードで動
    作中の場合は、前記電子機器が実行しているアプリケー
    ションの停止を促す指示を、前記電子機器が具備する表
    示部に表示することを特徴とする電子機器の処理方法。
  8. 【請求項8】省電力動作モードと非省電力動作モードと
    を切換え可能な電子機器の処理方法において、前記電子
    機器が前記省電力動作モードで動作中に、所定の処理を
    実行するために前記電子機器が有するプロセッサへ処理
    要求を送出してからの前記処理要求に対する応答時間を
    計測し、前記応答時間が第1の所定時間を超えた場合、
    第1のカウンタをカウントし、前記第1のカウントが第
    1の閾値を超えた場合、前記省電力動作モードを前記非
    省電力動作モードへ切換え、さらに、所定の処理を実行
    するための割り込み要求に対する応答時間を計測し、前
    記応答時間が第2の所定時間以内である場合、第2のカ
    ウンタをカウントし、前記2のカウンタが第2の閾値を
    超えた場合、前記非省電力動作モードを前記省電力動作
    モードへ切換えることを特徴とする電子機器の処理方
    法。
  9. 【請求項9】前記応答時間が前記第1の所定時間を越え
    ない場合に、前記第1のカウントをクリアし、前記応答
    時間が前記第2の所定時間を越えない場合に、前記第2
    のカウントをクリアすることを特徴とする請求項8に記
    載の電子機器の処理方法。
  10. 【請求項10】前記非省電力動作モードを前記省電力動
    作モードへ切換える際に、前記電子機器のBIOSへ動
    作モードの切換え指示を送出することを特徴とする請求
    項1、2、5、7、8いずれかに記載の電子機器の処理
    方法。
  11. 【請求項11】前記非省電力動作モードを前記省電力動
    作モードへ切換える際に、前記電子機器のOSへ動作モ
    ードの切換え指示を送出することを特徴とする請求項
    1、2、5、7、8いずれかに記載の電子機器の処理方
    法。
  12. 【請求項12】前記所定の処理は、ソフトウェアモデム
    の変復調処理であることを特徴とする請求項1、2、
    5、7、8いずれかに記載の電子機器の処理方法。
  13. 【請求項13】省電力モードと非省電力モードとを切換
    え可能な切換え手段と、前記電子機器が前記省電力動作
    モードで動作中に、所定の処理を実行するために前記電
    子機器が有するプロセッサへ処理要求を送出してから、
    前記処理要求に対する応答時間を計測する手段と、前記
    応答時間が所定時間を越えた否か判断する手段と、前記
    判断手段で、前記応答時間が所定時間を越えたと判断し
    た場合、前記切換え手段は前記前記電子機器を前記省電
    力モードから前記非省電力モードに切り替えることを特
    徴とする電子機器。
  14. 【請求項14】省電力モードと非省電力モードとを切換
    え可能な切換え手段と、前記電子機器が前記省電力動作
    モードで動作中に、所定の処理を実行するために前記電
    子機器が有するプロセッサへ処理要求を送出してから、
    前記処理要求に対する応答時間を計測する手段と、前記
    応答時間が所定時間を越えた回数をカウントする手段
    と、前記カウントが所定閾値を越えたか否か判断する手
    段と、前記判断手段により前記カウントが前記所定閾値
    を越えていると判断された場合、前記切換え手段は前記
    前記電子機器を前記省電力モードから前記非省電力モー
    ドに切り替えることを特徴とする電子機器。
  15. 【請求項15】プロセッサと、所定の処理を実行するた
    めに前記電子機器が有するプロセッサへ処理要求を送出
    してから、前記処理要求に対する応答時間を計測する手
    段と、前記応答時間が所定時間を越えた否か判断する手
    段と、前記判断手段で、前記応答時間が所定時間を越え
    たと判断した場合、前記プロセッサが処理しているアプ
    リケーションの停止を促す通知を行なう手段と、を具備
    すること特徴とする電子機器。
  16. 【請求項16】プロセッサと、省電力モードと非省電力
    モードとを切換え可能な切換え手段と、所定の処理を実
    行するために前記電子機器が有するプロセッサへ処理要
    求を送出してから、前記処理要求に対する応答時間を計
    測する手段と、前記応答時間が所定時間を越えた否か判
    断する待ち時間判断手段と、前記判断手段で、前記応答
    時間が所定時間を越えたと判断した場合、前記切換え手
    段が前記省電力モードに設定されているか否か判断する
    省電力判断手段と、前記省電力判断手段により、前記省
    電力モードに設定されていると判断した場合、前記切換
    え手段は前記非省電力モードに切換え、前記省電力判断
    手段により、前記省電力モードに設定されていないと判
    断した場合、前記プロセッサが処理を行っているアプリ
    ケーションの停止を促す通知を行なう制御手段と、を具
    備することを特徴とする電子機器。
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