JP2002296034A - レーザ測量機 - Google Patents

レーザ測量機

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JP2002296034A JP2001103080A JP2001103080A JP2002296034A JP 2002296034 A JP2002296034 A JP 2002296034A JP 2001103080 A JP2001103080 A JP 2001103080A JP 2001103080 A JP2001103080 A JP 2001103080A JP 2002296034 A JP2002296034 A JP 2002296034A
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弘之 中部
Yasuyuki Banba
泰之 番場
Takeyuki Ishiguro
雄之 石黒
Tetsutaro Koji
徹太郎 糀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ターゲット上に集光するレーザビームを出射
するレーザ測量機において、作業者が安全に作業できる
ようにする。 【解決手段】 光源30から出射されたレーザビーム3
2の集光距離を変更するするフォーカスレンズ36と、
フォーカスレンズ36を移動させるフォーカスモータ5
0と、レーザビーム32を水平方向へ反射するペンタプ
リズム46と、ペンタプリズム46を回転させるメイン
モータ60を備えたレーザ測量機において、メインモー
タ36の回転速度が所定値未満になったとき、レーザビ
ーム32を平行光線にするようにフォーカスレンズ36
を移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内外で工事等を
行うとき、レーザビームを照射して、水平面や鉛直面等
の基準面を指示するレーザ測量機(レベルプレーナ)に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のレーザ測量機は、図5に示したよ
うに、メインモータ18(図6参照)により駆動される
回動部6から可視レーザビーム20を出射して、レーザ
ビーム20を回転照射又はスキャンすることにより、壁
面3などの対象物に対して水平面を示すようになってい
る。
【0003】このレーザ測量機1の光学系とこの光学系
を制御する制御系について、特開平11−230747
号公報に開示されたものを図6に示す。前記公報に開示
されたレーザ測量機1では、発光部5から出射されたレ
ーザビーム20を回動部6内のペンタプリズム14で反
射することにより、レーザビーム20を水平面内で回転
照射し、壁面3等に設置されたターゲット2を照射する
ようになっている。
【0004】発光部5は、レーザ光を出射するレーザダ
イオード11と、レーザダイオード11から出射された
レーザ光を平行光線のレーザビーム20とするコリメー
タレンズ12と、出射するレーザビーム20を透過させ
るとともに、ターゲット2で反射してきたレーザビーム
を直角方向へ反射するビームスプリッタ13を備えてい
る。
【0005】回動部6は、発光部5から出射されたレー
ザビーム20を直角方向に反射するペンタプリズム14
と、このペンタプリズム14を支持するとともに発光部
5の光軸回りに回転できるようにされた回転支持体15
と、この回転支持体15を歯車16、17を介して回転
駆動するモータ18と、ペンタプリズム14の回転角を
検出するエンコーダ19を備えている。
【0006】レーザ測量機1から出射されたレーザビー
ム20は、ターゲット2で反射されると、ペンタプリズ
ム14とビームスプリッタ13で反射され、受光部7に
入射するようになっている。受光部7は、反射してきた
レーザビームを集光するコンデンサレンズ21と、集光
されたレーザビームを受光して受光量に応じた信号を発
生する受光素子22を備えている。
【0007】受光素子22からの信号は、反射光検出部
23を経て制御部(マイクロコンピュータ)8に入力さ
れる。制御部8には、エンコーダ19からペンタプリズ
ム14の回転角も入力されるようになっている。制御部
8は、受光素子22からの信号とエンコーダ19からの
回転角に基づき、発光素子駆動部9とモータ駆動部10
へ制御信号を送り、レーザダイオード11の発光とモー
タ18の回転速度と回転方向を制御している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】最近では、レーザ測量
機の用途が広がり、より遠方にレーザビームを照射でき
ることが求められている。そこで、遠方に設置したター
ゲットを照射しても高い視認性が得られるように、レー
ザビームの出力を大きくし、照射面における輝度を高め
たものが増えている。ところで、これらのレーザ測量機
では、所望の位置における視認性を高めるために、ター
ゲットまでの距離に応じてレーザビームを集光する集光
手段を備えているものがある。
【0009】しかしながら、レーザビーム20をターゲ
ット2上に集光するようにすると、レーザビーム20の
エネルギーが一点に集中するので、万一レーザビーム2
0が静止して一点を照射した状態でターゲット2の側で
作業している作業者の目に当たった場合、目に悪影響を
及ぼす恐れがあるという不都合がある。
【0010】そこで、前記の不都合を解消するため、タ
ーゲット上に集光するレーザビームを出射するレーザ測
量機において、作業者が安全に作業できることが求めら
れていた。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に係る発明では、レーザビームの集光距離
を変更する集光距離変更手段と、前記レーザビームの照
射方向を回転させる回動部を備えたレーザ測量機におい
て、前記回動部の回転速度が所定値未満になったとき、
前記レーザビームを平行光線又は発散光にするように前
記集光距離変更手段を制御する制御部を備えた。
【0012】請求項2に係る発明では、請求項1に係る
発明において、前記集光距離変更手段をフォーカスレン
ズと該フォーカスレンズを移動させるフォーカスモータ
とから構成した。
【0013】請求項3に係る発明では、請求項1又は2
に係る発明において、前記制御部は、傾斜センサからの
傾斜信号を受けたときにも、前記レーザビームを平行光
線又は発散光にするように集光距離変更手段を制御する
ようにした。
【0014】請求項4に係る発明では、請求項1、2又
は3に係る発明において、前記制御部は、前記回動部の
回転を停止させるキー入力を受けたときにも、前記レー
ザビームを平行光線又は発散光にするように集光距離変
更手段を制御するようにした。
【0015】請求項5に係る発明では、請求項1、2、
3又は4に係る発明において、前記制御部は、設定され
た集光距離に応じてスキャン幅とスキャン速度を設定す
るようにした。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の望ましい実施例に
ついて、図面を用いて詳細に説明する。図1に、本実施
例のレーザ測量機の光学系とこの光学系を制御する制御
系のブロック図を示す。
【0017】本実施例のレーザ測量機1は、鉛直上方へ
レーザ光31を出射するレーザダイオード等の上側光源
30と、フォーカスモータ50によって位置変更され
て、上側光源30から出射されたレーザ光31の集光位
置を変更するフォーカスレンズ36と、出射されたレー
ザ光31を透過させ、ターゲット2から反射してきたレ
ーザ光を直角方向へ反射するビームスプリッタ38と、
出射されたレーザ光31を集光して出射するレーザビー
ム32とする対物レンズ40と、出射するレーザビーム
32の位置ずれを補正する楔ガラス42と、出射するレ
ーザビーム32を円偏光とするλ/4板44と、出射す
るレーザビーム32の一部を鉛直方向に透過させ、残り
を水平方向に反射するペンタプリズム46を備えてい
る。
【0018】フォーカスレンズ36は、図2に示したよ
うに、一側がばね58に当接し、他側に設けられた凸部
56がフォーカスモータ(ステッピングモータ)50の
出力軸52先端に固着された三角部材54の斜面と当接
させてある。三角部材54はガイド部材57に摺動自在
に取り付けてあり、フォーカスモータ50の出力軸52
は軸方向へ移動するようになっている。フォーカスモー
タ50の出力軸52が軸方向へ移動すると、三角部材5
4がガイド部材57に沿って摺動するとともに、三角部
材54の斜面がフォーカスレンズ36の凸部56を押圧
して、フォーカスレンズ36がばね58の反力に抗して
移動させられ、このことによって集光距離が変更され
る。図2ではレーザ光をさえぎっている機構になってい
るが、実際にはレーザ光をさえぎらないように各部材の
中央に図示しない穴を設けている。
【0019】ガイド部材57には、三角部材54の位置
を検出する図示しない位置センサが設けられていて、こ
の位置センサからの信号がリミッター59に入力される
ようになっている。リミッター59は、位置センサから
の信号により三角部材54が規制位置に来たことを検出
すると、マイクロコンピュータ80へ規制信号を送り、
三角部材54の移動を規制するものである。すなわち、
リミッター59は、三角部材54が基準位置からステッ
ピングモータであるフォーカスモータ50を所定パルス
数逆転させた位置に来ると、それ以上の逆転を規制する
ものであり、このとき、レーザ測量機1から出射するレ
ーザビーム32は平行光線又は発散光となる。また、リ
ミッター59は、三角部材54が基準位置からフォーカ
スモータ50を所定パルス数正転させた位置に来ると、
それ以上の正転をも規制するものであり、このとき、レ
ーザ測量機1から出射するレーザビーム32の集光距離
は最小となる。
【0020】ここでは、フォーカスレンズ36とフォー
カスモータ50から集光距離変更手段を構成したが、集
光距離変更手段は、対物レンズ40とこれを移動させる
装置等、集光距離を変更できるものであればどのような
ものでもよい。
【0021】ペンタプリズム46は、メインモータ(ス
テッピングモータ)60で回転駆動される回転支持体6
2上に固定されていて、ペンタプリズム46とメインモ
ータ60とで、レーザビーム32の出射方向を回転させ
る回動部を構成している。メインモータ(ステッピング
モータ)60と回転支持体62の中心軸に沿っては、レ
ーザビーム32を通過させるため図示しない過貫孔が軸
中心に設けてある。出射するレーザビーム32はペンタ
プリズム46内部で2回反射されて水平方向に出射さ
れ、ペンタプリズム46はメインモータ60によって水
平回転するので、出射するレーザビーム32は平面を形
成する。また、出射するレーザビーム32の一部は、鉛
直出射するレーザビーム34となり、ペンタプリズム4
6及びプリズム48を透過し、そのまま上方へ出射され
る。出射するレーザビーム32、34は、傾斜センサ7
8と図示しない整準装置により、水平面及び鉛直線を形
成することが維持される。
【0022】一方、レーザダイオード等の下側光源64
から出射されたレーザ光66は、集光光学系67を経て
レーザ測量機1から下方へ出射されて鉛直線が設定され
る。両光源30、64は、バッテリーが装着される電源
装置68に接続されている。
【0023】レーザ測量機1から出射されたレーザビー
ム32は、壁面等に取り付けられたターゲット2で反射
されると、今来た光路を逆進し、ペンタプリズム46で
反射され、さらにビームスプリッタ38で直角方向に反
射され、集光レンズ70を経てフォトダイオード等の受
光器72に入射するようになっている。受光器72の出
力は、増幅器74で増幅され、波形整形回路75で波形
をパルス波に整形されて、レーザ測量機1の制御部であ
るマイクロコンピュータ80に入力されるようになって
いる。
【0024】また、図3に示したように、レーザ測量機
の操作パネル76には、電源をオンオフする電源キー8
2、出射するレーザビーム32の集光距離の設定値を変
更するための設定値変更キー84a、84b、出射する
レーザビーム32をスキャンモード、ストップモード、
鉛直モード、受光器モードに変更するためのモード切替
えキー86、レーザ測量機1のエラー、電源電圧低下、
モード、集光距離の設定値等を表示するLED等の各表
示部88、90、92、94等が設けられている。設定
値変更キーとしては、テンキーを用いてもよいが、キー
数を減らして操作を容易にするため、後述する設定値を
上げるキー84aと下げるキー84bのみを設けてい
る。
【0025】マイクロコンピュータ80には、電源装置
68からの電源電圧、傾斜センサ78から傾斜信号、ペ
ンタプリズム46の回転角を検出するエンコーダ49か
らの出力信号パルス、設定値変更キー84a、84bで
設定された集光距離、受光器72からの信号等が入力さ
れ、これらの入力に基づいて、電源装置68、メインモ
ータ60、フォーカスモータ50及び操作パネル76上
の表示部を制御するようになっている。
【0026】ここで、マイクロコンピュータ80は、反
射光が戻って来て受光器72からの出力パルスが送られ
てきたときの方向をスキャンの中心とするとともに、エ
ンコーダ49から送られてくるパルス数により基準方向
から角度を算出し、さらに毎秒あたりのパルス数により
スキャン速度を算出する。そして、マイクロコンピュー
タ80は、出射するレーザビーム32が設定されたスキ
ャン速度vとスキャン幅θになるように駆動パルスをメ
インモータ60に送ることにより、図5に示したよう
に、レーザビーム32を設定されたスキャン速度vとス
キャン幅θでスキャンさせている。
【0027】また、マイクロコンピュータ80は、設定
値変更キー84a、84bによって設定された集光距離
に従って、フォーカスモータ50へ制御信号を送り、フ
ォーカスレンズ36を移動させることによって、出射す
るレーザビーム32の集光距離を設定値に制御する。こ
のとき、集光距離の設定値を表示部94a−eに表示し
て、集光距離の設定値変更を容易にしている。
【0028】そして、マイクロコンピュータ80は、設
定された集光距離に応じて、後述するようにスキャン速
度vとスキャン幅θを自動的に設定して、このスキャン
速度vとスキャン幅θに従って、メインモータ60へ駆
動パルスを送って、メインモータ60の回転方向と回転
速度を制御している。このように、スキャン速度vとス
キャン幅θの設定値の入力を省くことにより、作業能率
を高めている。
【0029】スキャン幅θとスキャン速度vは、レーザ
ビーム32の集光距離が遠い場合には小さくし、逆に、
集光距離が近い場合には大きくするようにする。ターゲ
ット2までの距離に応じて最も視認性がよくなるよう
に、後記表1に示したように、8段階の距離設定段階
と、各距離設定段階ごとの集光距離、スキャン幅θ及び
スキャン速度vを決定した。マイクロコンピュータ80
は、この表1を予め記憶しておき、設定された集光距離
に応じて、表1を参照して、スキャン幅θ及びスキャン
速度vを設定する。
【0030】
【表1】
【0031】もちろん、設定距離段階を8段階よりもっ
と多くしてもよいし、もっと少なくしてもよい。ただ
し、どのような距離に対しても満足できるレーザビーム
の視認性を得ることと、表を記憶したり参照する負担が
増さないことを両立させるには、表1の8段階程度の設
定距離段階とすることが適当である。
【0032】さらに、本実施例では、マイクロコンピュ
ータ80は、エンコーダ49の出力によりメインモータ
60の回転速度が所定値未満となったことが判ったとき
には、出射するレーザビーム32を平行光線又は発散光
とするようにフォーカスレンズ36を動かす指令信号を
フォーカスモータ50へ送るとともに、出射するレーザ
ビーム32が平行光線又は発散光であることを示す表示
部94eを点灯させる。このため、エンコーダ49の出
力からメインモータ60が所定回転速度未満と判ったと
きには、出射するレーザビーム32は、必ず平行光線又
は発散光となって、ある程度の広さの領域にエネルギー
が分散されるので、万一出射するレーザビーム32が作
業者の目に当たっても、目に悪影響を及ぼす恐れはほと
んどない。
【0033】ところで、本実施例のレーザ測量機1で
は、メインモータ60の回転速度が所定値未満となるの
は、以下の場合である。
【0034】一つめは、レーザビーム32を静止させて
一点のみを照射する「ストップモード」の場合で、この
ときには、メインモータ60の回転は停止している。二
つめは、作業中にレーザ測量機が衝撃等により傾いてし
まい、整準エラーを起こし、後述の傾斜センサ78の計
測範囲を越えたときで、このときには、出射するレーザ
ビーム32を照射した状態でメインモータ60の回転を
停止させ、出射するレーザビーム32を点滅させること
により、ターゲット2側にいる作業者に整準エラーを起
こしたことを伝達できるようにしている。三つめは、予
期しないメインモータ60の故障等のあった場合で、こ
のときには、回転速度が所定値未満になったり、回転が
停止することがありうる。
【0035】ここで、図4に示したマイクロコンピュー
タ80のフローチャートを用いて、メインモータ60の
回転速度が所定値未満となったときに、出射するレーザ
ビーム32を平行光線又は発散光とするしくみを説明す
る。レーザ測量機1は、図示しない整準台上に回転可能
に載置されている。傾斜センサ78は、光学式で、例え
ば、特開平2−42311号公報に記載の2軸方向の傾
斜センサが用いられる。
【0036】まず、レーザ測量機1を始動すると、ステ
ップS1に進み、マイクロコンピュータ80は、傾斜セ
ンサ78からの傾斜信号を受け取り、出射するレーザビ
ーム32を水平に出射するために無視できないレーザ測
量機1本体の傾斜の有無を判断する。ここで、無視でき
ない傾斜があると判断したときには、ステップS8に進
み、上側光源30から出射するレーザ光31を点滅さ
せ、次にステップS5に進み、メインモータ60を停止
させる停止信号をメインモータ60に送り、メインモー
タ60を停止させる。続いてステップS6に進み、出射
するレーザビーム32が平行光線又は発散光となるよう
にフォーカスレンズ36を移動させる指令信号をフォー
カスモータ50へ送り、出射するレーザビーム32を平
行光線又は発散光にし、最後に前述のステップS1へ戻
る。
【0037】無視できない傾斜がないと判断したとき
は、ステップS2に進んで、マイクロコンピュータ80
は、出射するレーザビーム32の照射状態を切り替える
モード切替えキー86が押されたか否かを調べる。ここ
で、モード切替えキー86が押されていなければ、後述
のステップS4に進む。
【0038】モード切替えキー86が押されていれば、
ステップS3に進んで、マイクロコンピュータ80は、
ストップモードになっているか否かを調べる。ここで、
ストップモードとなっているときには、前述のステップ
S5に進み、続いて前述のステップS6に進み、最後に
ステップS1に戻る。一方、ストップモードになってい
ないときには、後述のステップS4に進む。
【0039】ステップS4に進むと、エンコーダ49か
ら送られてくる単位時間毎のパルス数からメインモータ
60の回転速度を演算し、この回転速度が所定値未満か
否かを判断する。そして、この回転速度が所定値未満で
あるときは、ステップS7に進み、上側光源30から出
射するレーザ光31を点滅させ、続いて前述のステップ
S5に進み、メインモータ60を停止させ、さらにステ
ップS6を経て、最後にステップS1へ戻る。一方、こ
の回転速度が所定値以上のときは、直ちにステップS1
に戻る。
【0040】以上のマイクロコンピュータ80の動作か
ら分かるように、メインモータ60の回転速度が所定値
未満となったことを検出してからだけでなく、レーザ測
量機1の姿勢が傾いたり、ストップモードにされて、メ
インモータ60を停止する場合には、直ちに出射するレ
ーザビーム32を平行光線又は発散光とするので、いっ
そう安全である。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1又は2に係る発明によれば、回動部が所定回転速度未
満のときには、レーザビームは、必ず平行光線又は発散
光となって、ある程度の広さの領域にエネルギーが分散
されるので、万一レーザビームが作業者の目にあたって
も危険性はほとんどない。
【0042】請求項3に係る発明によれば、さらに、レ
ーザ測量機の姿勢が傾いたときに回動部を停止する場合
にも、直ちにレーザビームを平行光線又は発散光とする
ので、いっそう安全である。
【0043】請求項4に係る発明によれば、さらに、レ
ーザ測量機をストップモードにしたときに回動部を停止
する場合にも、直ちにレーザビームを平行光線又は発散
光とするので、いっそう安全である。
【0044】請求項5に係る発明によれば、さらに、設
定された集光距離に応じて、スキャン速度とスキャン幅
を自動的に設定したので、スキャン速度とスキャン幅の
設定値の入力を省いて作業能率を高めている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のレーザ測量機の光学系及び
この制御系を示す図である。
【図2】同じくレーザ測量機のフォーカスレンズを移動
させる機構を示す図である。
【図3】同じくレーザ測量機の操作パネルを示す図であ
る。
【図4】同じくレーザ測量機のマイクロコンピュータの
フローチャートである。
【図5】従来のレーザ測量機の概観を示す斜視図であ
る。
【図6】従来のレーザ測量機の光学系及びこの制御系を
示す図である。
【符号の説明】
1 レーザ測量機 36 フォーカスレンズ(集光距離変更手段) 46 ペンタプリズム(回動部) 50 フォーカスモータ(集光距離変更手段) 60 メインモータ(回動部) 80 マイクロコンピュータ(制御部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 番場 泰之 神奈川県厚木市長谷260−63 株式会社ソ キア厚木工場内 (72)発明者 石黒 雄之 神奈川県厚木市長谷260−63 株式会社ソ キア厚木工場内 (72)発明者 糀 徹太郎 神奈川県厚木市長谷260−63 株式会社ソ キア厚木工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザビームの集光距離を変更する集
    光距離変更手段と、前記レーザビームの照射方向を回転
    させる回動部を備えたレーザ測量機において、 前記回動部の回転速度が所定値未満になったとき、前記
    レーザビームを平行光線又は発散光にするように前記集
    光距離変更手段を制御する制御部を備えたことを特徴と
    するレーザ測量機。
  2. 【請求項2】 前記集光距離変更手段は、フォーカス
    レンズと該フォーカスレンズを移動させるフォーカスモ
    ータであることを特徴とする請求項1に記載のレーザ測
    量機。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、傾斜センサからの傾斜
    信号を受けたときにも、前記レーザビームを平行光線又
    は発散光にするように集光距離変更手段を制御すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のレーザ測量機。
  4. 【請求項4】 前記制御部は、前記回動部の回転を停
    止させるキー入力を受けたときにも、前記レーザビーム
    を平行光線又は発散光にするように集光距離変更手段を
    制御することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の
    レーザ測量機。
  5. 【請求項5】 前記制御部は、設定された集光距離に
    応じてスキャン幅とスキャン速度を設定するようにした
    ことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載のレー
    ザ測量機。
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Cited By (3)

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