JP2004301660A - レベルプレーナ - Google Patents

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Tomichika Baba
富親 馬場
Hiroyuki Nakabe
弘之 中部
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Sokkia Co Ltd
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Abstract

【課題】電源投入後、常に所望の動作モードから起動すること。
【解決手段】レベルプレーナ1の操作パネル10には動作モードを選択する切替スイッチとしてロータリスイッチ18が設けられており、このロータリスイッチ18は、回転操作に応じて、リモコンモード、回転モード、スキャンニングモード、受光器モード、傾斜モードのうちいずれか1つの動作モードを選択できるようになっており、電源スイッチ14の投入時に、ロータリスイッチ18が例えば回転モードの回転位置18bにあるときには、回転モードとしてメインモータ60が起動される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内外で工事などを行うとき、レーザビームを照射して、水平面や鉛直面などの基準面を指示するに好適なレベルプレーナ(レーザ測量機)に関する。
【0002】
【従来の技術】
レベルプレーナは、レーザ測量機として、本体からレーザビームを出射して、レーザビームを回転照射またはスキャンニングすることにより、壁面などの対象物に対して水平面を示すようになっている。
【0003】
この種のレベルプレーナにおいては、近年、より多くのユーザが様々な作業現場で使用できるように多機能化が進んでいる。特に、可視光線を使用したレベルプレーナでは、受光器と組み合わせて半径100mを超える広範囲な水平出しを行う大型の土木工事から、目視または反射ターゲットを使用し、数m程度の距離で直接墨出しする内装工事まで、幅広いレンジで使用できるようになっている。例えば、上記レベルプレーナには以下のような機能が動作モードとして付加されている。
【0004】
(1)屋外での土木作業用には、受光器を用いて水平出しができるように、高速(600rpmあるいは300rpm)に回転する受光器モード
(2)屋内での広範囲に渡って水平出しができるように、低速(100rpm〜200rpm)で回転する回転モード
(3)屋内で視認性を優先し、限定的な狭い範囲で往復走査するスキャンニングモード
(4)ビームの位置の確認や位置合わせのためのストップモード
などがある(特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−296034号公報(第4頁、図3)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術においては、多機能化に対処するために、レベルプレーナには複数の動作モードが設定されているが、各動作モードを選択するためのスイッチが単一の押しボタンスイッチで構成されていたため、ユーザによっては、電源投入後、所望の動作モードを選択するには押しボタンスイッチを何回も操作することが余儀なくされている。すなわち、押しボタンスイッチは、電源投入後、1回操作したときにはスキャンニングモードが選択され、2回操作されたときには受光器モードが選択され、3回操作されたときには回転モードが選択され、4回操作されたときにストップモードが選択されるようになっている。このため、常にスキャンニングモードを用いるユーザにとっては、押しボタンスイッチを1回操作するだけでスキャンニングモードを選択することができるが、回転モードを常時用いるユーザにとっては、回転モードとするために押しボタンスイッチを3回操作することが余儀なくされ、動作モードを選択するための操作が面倒であり、使い勝手が悪い。
【0007】
本発明の課題は、電源投入後、常に所望の動作モードから起動することができるレベルプレーナを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1に係る発明では、複数の動作モードのうちいずれか一つの動作モードにしたがって起動するレベルプレーナにおいて、操作パネルに表示された複数の動作モードのうち一つの動作モードを回転操作に応じて整準後に選択するロータリスイッチと、電源投入時に、前記複数の動作モードに対応した複数の駆動部のうち前記ロータリスイッチの選択による動作モードに対応した駆動部を起動する初期動作設定手段とを備えた構成とした。
【0009】
なお、ここで、整準とは、レベルプレーナの縦置き状態では、回転照射光を形成する回転ヘッドの回転軸が鉛直状態となるように傾動調整し、レベルプレーナの横置き状態では、回転照射光を形成する回転ヘッドの回転軸が水平状態となるように傾動調整することで、マイコンを用いたモータ駆動による回転ヘッドの回転軸の自動傾動調整(自動整準)の他に、手動による回転ヘッドの回転軸の傾動調整(手動整準)や振り子構造の回転ヘッドの回転軸が自重で自動的に傾動調整(自動補正)される場合も含む。
【0010】
(作用)例えば操作パネルに配置されたロータリスイッチの回転位置に対応して、操作パネルには複数の動作モードが表示されており、ロータリスイッチの回転操作に応じて、複数の動作モードのうちの1つの動作モードを選択するようになっているので、ユーザがロータリスイッチを指定の動作モードの位置に操作しておくだけで、電源投入時には、ロータリスイッチの選択による動作モードに対応した駆動部が起動されるため、ユーザの所望の動作モードから起動を開始することが可能になる。
【0011】
また、電源投入前または後において、ユーザは、複数の動作モードに対するロータリスイッチの回転位置に対応する動作モード(ロータリスイッチの指示する動作モード)から、今現在選択されている動作モードを一目で認識できるので、他の動作モードに切り替えたい場合は、ロータリスイッチを回動して任意の動作モードに簡単に切り替えることができる。
【0012】
請求項2に係る発明では、複数の動作モードのうちいずれか一つの動作モードにしたがって起動するレベルプレーナにおいて、操作パネルに表示された複数の動作モードに対応して配置されて押し下げ操作に応答して指定の動作モードを整準後に選択する複数の押しボタンスイッチと、電源投入時に、前記複数の動作モードに対応した複数の駆動部のうち前記押しボタンスイッチの選択による動作モードに対応した駆動部を起動する初期動作設定手段とを備えた構成とした。
【0013】
(作用)各押しボタンスイッチは、操作パネルに表示された複数の動作モードに対応して、例えば操作パネル上に配列され、押し下げ操作に応答して指定の動作モードを選択するようになっているので、ユーザが所望(指定)の押しボタンスイッチを操作しておくだけで、電源投入時には、押しボタンスイッチの選択による操作モードに対応した駆動部が起動されるため、ユーザが所望する動作モードから起動することが可能になる。
【0014】
また、電源投入前または後において、ユーザは、押しボタンスイッチの押されている位置に対応する動作モード(ロータリスイッチの指示する動作モード)から、今現在選択されている動作モードを一目で認識できるので、他の動作モードに切り替えたい場合は、押しボタンスイッチを押し下げて任意の動作モードに簡単に切り替えることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施例について、図面を用いて詳細に説明する。図1に、本実施例のレベルプレーナの操作パネルの構成図を示し、図2に、本実施例のレベルプレーナの他の操作パネルの構成図を示し、図3に、本実施例のレベルプレーナの光学系とこの光学系を制御する制御系のブロック図を示す。
【0016】
図1において、レベルプレーナ(レーザ測量機)の操作パネル(表面パネル)10には、複数の操作キー12、電源スイッチ14、ランプ16、ロータリスイッチ18が設けられている。複数の操作キー12は、ロータリスイッチ18で選択した各動作モードにおいて使用する5つの操作キー12a〜12eで構成されている。
【0017】
例えば、スキャンニングモードでは、操作キー12eがスキャン幅を変えるキー、操作キー12a、12bがスキャニング位置を決めるキーとなり、高速回転モードでは、操作キー12eが回転速度を変えるキーとなり、傾斜モードでは、操作キー12c、12dが回転ヘッドHのX軸(Y軸)方向への傾斜角を変更するキーとなる。電源スイッチ14は、操作に応答して制御系などに電源を供給するようになっている。ランプ16は、電源スイッチ14が投入されたときに点灯するとともに、警報発生時に点滅するようになっている。
【0018】
ロータリスイッチ18は、回転式のモード切替スイッチとして構成されており、このロータリスイッチ18の回転位置にはそれぞれ動作モードが割付けられている。例えば、回転位置18aには、動作モードとしてリモコンモード(リモコン操作によりレベルプレーナの駆動を制御するモード)が設定され、回転位置18bには、動作モードとして回転モード(回転ヘッドHがゆっくり回転する低速回転モード)が設定され、回転位置18cには、動作モードとしてスキャンニングモードが設定され、回転位置18dには、動作モードとして受光器モード(回転ヘッドHから照射される水平回転照射光を受光器で受光する高速回転モード)が設定され、回転位置18eには、動作モードとして傾斜モード(回転ヘッドHの回転軸が鉛直に対し傾斜するモード)が設定されている。このロータリスイッチ18は、回転操作に応答して複数の動作モードのうち1つの動作モードを選択するようになっており、図示の場合、動作モードとして回転モードが選択されている。なお、モード切替スイッチがロータリスイッチ18で構成されている場合には、ロータリスイッチ18の回転位置(ロータリスイッチ18を構成する回転つまみの表面に賦されている指標19が指し示す位置)から、ユーザは今現在どのモードが選択されているかを一目で認識できる。
【0019】
一方、図2に示すように、モード切替スイッチが押しボタンスイッチ20で構成されているときには、操作パネル10には、ロータリスイッチ18の代わりに、複数の押しボタンスイッチ20(20a、20b、20c、20d、20e)がそれぞれ動作モードに対応して配列されている。各押しボタンスイッチ20a〜20eは直線状に配列され、押し下げ操作に応答して1つの(指定の)動作モードを選択するようになっている。例えば、押しボタンスイッチ20aは、押し下げ操作に応答して動作モードとしてリモコンモードを選択し、押しボタンスイッチ20bは、押し下げ操作に応答して動作モードとして回転モード(低速回転モード)を選択し、押しボタンスイッチ20cは、押し下げ操作に応答して動作モードとしてスキャンニングモードを選択し、押しボタンスイッチ20dは、押し下げ操作に応答して動作モードとして受光器モード(高速回転モード)を選択し、押しボタンスイッチ20eは、押し下げ操作に応答して動作モードとして傾斜モードを選択するようになっている。なお、モード切替スイッチが押ボタンスイッチ20で構成されている場合も、いずれか1つの押されたスイッチだけが他のスイッチに対し押し下げられた形態に保持されるので、ユーザは、今現在どのモードが選択されているのかを一目で認識できる。
【0020】
次に、レベルプレーナ1の光学系およびその制御系の具体的構成を図3にしたがって説明する。図3において、レベルプレーナ1は、鉛直上方へレーザ光31を出射するレーザダイオードなどの上側光源30と、フォーカスモータ50によって位置が変更されて、上側光源30から出射されたレーザ光31の集光位置を変更するフォーカスレンズ36と、出射されたレーザ光31を透過させ、ターゲット2から反射してきたレーザ光を直角方向へ反射するビームスプリッタ38と、出射されたレーザ光31を集光または平行のレーザビーム32として出射する対物レンズ40と、出射するレーザビーム32の位置ずれを補正する楔ガラス42と、出射するレーザビーム32を円偏光するλ/4板44と、レーザビーム31の一部を鉛直方向に透過させ、残りを水平方向に反射するペンタプリズム46を備えて構成されている。
【0021】
フォーカスレンズ36は、図4に示すように、一端側がばね58に当接し、他端側に設けられた凸部56がフォーカスモータ(ステッピングモータ)50の出力軸52先端に固着された三角部材54の斜面と当接させてある。三角部材54は、ガイド部材57に摺動自在に取り付けられており、フォーカスモータ50の出力伝動軸52はフォーカスモータ50の回転により軸方向に沿って移動するようになっている。フォーカスモータ50の出力伝動軸52が軸方向へ移動すると、三角部材54がガイド部材57に沿って摺動するとともに、三角部材54の斜面がフォーカスレンズ36の凸部56を押圧して、フォーカスレンズ36がばね58の反力に抗して移動させられ、このことによって集光距離が変更される。なお、図4では、レーザ光を遮るような機構が図示されているが、実際には、レーザ光31を遮らないように、各部材の中央に図示しない孔が設けてある。
【0022】
ガイド部材57には、三角部材54の位置を検出する図示しない位置センサが設けられており、この位置センサからの信号がリミッタ59に入力されるようになっている。リミッタ59は、位置センサからの信号により三角部材54が制御位置にきたことを検出すると、マイクロコンピュータ80へ制御信号を送り、三角部材54の移動を制御するものである。すなわち、リミッタ59は、三角部材54が基準位置からステッピングモータであるフォーカスモータ50を所定パルス数逆転させた位置にきたときに、それ以上の逆転を制御するものである。このとき、レベルプレーナ1(の回転ヘッドH)から出射するレーザビーム32は平行光線または集光光となる。また、リミッタ59は、三角部材54が基準位置からフォーカスモータ50を所定パルス数正転させた位置にきたときに、それ以上の正転をも制御するものである。このとき、レベルプレーナ1(の回転ヘッドH)から出射するレーザビーム32の集光距離は最小となる。
【0023】
ここでは、フォーカスレンズ36とフォーカスモータ50を用いて集光距離変更手段を構成したが、集光距離変更手段は、自動的に集光距離を変更できるものであればどのようなものでもよい。
【0024】
ペンタプリズム46は、メインモータ(ステッピングモータ)60で回転駆動される回転支持体62上に固定されており、ペンタプリズム46とメインモータ60とで、レーザビーム32の出射方向を回転させる回動部(回転ヘッド)を構成している。メインモータ(ステッピングモータ)60と回転支持体62の中心軸に沿って、レーザビーム31を通過させるために、図示しない貫通孔が軸中心に設けてある。出射するレーザビーム32は、ペンタプリズム46内部で2回反射されて水平方向に出射され、ペンタプリズム46はメインモータ60によって水平回転するので、出射するレーザビーム32が平面を形成する。また、ペンタプリズム46とプリズム48が接合され半透明膜が施されているため、出射するレーザビーム31の一部(1/2の光量)がペンタプリズム46およびプリズム48を透過し、上方(鉛直方向)に出射するレーザビーム34となる。出射するレーザビーム32、34は、傾斜センサ78と図示しない整準装置により、水平面および鉛直線を形成することが維持される。
【0025】
一方、レーザダイオードなどの下側光源64から出射されたレーザ光66は、集光光学系67を経てレベルプレーナ1から下方へ出射されて、鉛直線が設定される。両光源30、64は、レベルプレーナ1の内部に設けられている、バッテリが搭載される電源装置68に接続されている。なお、レーザ光31,66は、鉛直に対し同軸になるように調整されている。
【0026】
レベルプレーナ1(の回転ヘッドH)から出射されたレーザビーム32は、壁面などに取り付けられたターゲット2で反射されると、レベルプレーナ1(の回転ヘッドH)から出射されたときの光路を逆に進行し、ペンタプリズム46で反射され、さらにビームスプリッタ38で直角方向に反射され、集光レンズ70を経てフォトダイオードなどの受光器72に入射するようになっている。受光器72の出力は、増幅器74で増幅され、波形整形回路75で波形をパルス波に整形されたあと、レベルプレーナ1の制御部であるマイクロコンピュータ80に入力されるようになっている。
【0027】
マイクロコンピュータ80は、電源投入時に、ロータリスイッチ18または押しボタンスイッチ20の選択による動作モードに対応した駆動部を起動する初期動作設定手段として構成されており、マイクロコンピュータ80には、各動作モードに対応した駆動部およびこの駆動部に関連する要素が接続されている。
【0028】
具体的には、図5に示すように、マイクロコンピュータ80は、モータ制御部82を介してフォーカスモータ50に接続され、モータ回転制御部84を介してメインモータ(回転用モータ)60に接続されている。また、マイクロコンピュータ80は、X軸モータ回転制御部86を介してX軸整準モータ88に接続され、Y軸モータ回転制御部90を介してY軸整準モータ92に接続されている。なお、レベルプレーナ1を横置きとして用いる場合には、Y軸モータ回転制御部90がZ軸モータ回転制御部として機能し、Y軸整準モータ92がZ軸整準モータとして機能する。レベルプレーナ1の所定の側面を基準としてレベルプレーナ1を横置きにしたときの重力方向をY軸とし、その直角方向をX軸としている。さらにマイクロコンピュータ80には、各部の状態を検出するセンサとして、モータ回転角度・回転数検出器94、X軸チルトセンサ96、Y軸チルトセンサ98、Z軸チルトセンサ100、縦置き・横置き検出センサ102が接続されている。なお、X軸,Y軸,Z軸にそれぞれ対応するチルトセンサ96,98,100は、図3における傾斜センサ78にそれぞれ相当する。また、マイクロコンピュータ80は、入力制御検出部104を介して、操作キー12(12a〜12e)で構成されたキー入力装置16とリモコン受信部108に接続されているとともに、ロータリスイッチ18または押しボタンスイッチ20a〜20eに接続され、また、バッテリ110からの電源を各部に供給する電源制御部112に接続されている。
【0029】
入力制御検出部104は、ロータリスイッチ18の回転位置(操作位置)または押しボタンスイッチ20(20a〜20e)のうち押し下げられた押しボタンスイッチ20を検出し、検出出力をロータリスイッチ18または押しボタンスイッチ20の操作による動作モードを示す信号としてマイクロコンピュータ80に出力するようになっている。ここで、スキャンニングモードが選択されたときには、マクロコンピュータ80からの指令によりフォーカスモータ50が起動されるようになっている。また傾斜モードが選択されたときには、キー入力装置16からの信号として、例えば、操作キー12c、12dの操作に伴う信号が入力され、入力された信号がマイクロコンピュータ80に出力されるようになっている。またリモコンモードが選択されたときには、リモコン114からの信号がリモコン受信部108で受信され、受信された信号が入力制御検出部104を介してマイクロコンピュータ80に出力されるようになっている。
【0030】
一方、X軸チルトセンサ96は、レベルプレーナ本体(本体ケース)にX軸、Y軸およびZ軸を基準とする三次元平面を設定したときに、X軸に対する回動部(回転ヘッド)の傾きを検出し、検出信号をマイクロコンピュータ80に出力するようになっている。Y軸チルトセンサ98はY軸に対する回動部の傾きを検出し、検出信号をマイクロコンピュータ80に出力し、Z軸チルトセンサ100は、Z軸に対する回動部の傾きを検出し、検出信号をマイクロコンピュータ80に出力するようになっている。
【0031】
マイクロコンピュータ80は、各チルトセンサの検出信号を基に各軸と回動部との傾きを0にするための制御信号を生成し、この制御信号をX軸モータ回転制御部86、Y軸モータ回転制御部90に出力するようになっている。即ち、レベルプレーナの光学系(図3参照)は、自動整準機構を備えており、X,Y,Z軸の各チルトセンサ96,98,100の出力により、マイクロコンピュータ80において制御信号が生成されると、各制御信号はX軸モータ回転制御部86、Y軸モータ回転制御部90に出力されるようになっている。X軸整準モータ88は、XY平面が水平面となる縦置き時に、X軸モータ回転制御部86からの制御信号にしたがって、回動部(回転ヘッド)を傾動させるための傾動調整機構(図示省略)をX軸方向に傾動させるようになっている。Y軸整準モータ92は、レベルプレーナ1の縦置き時に、Y軸モータ回転制御部90からの制御信号にしたがって、傾動調整機構をY軸方向に傾動させるようになっている。またY軸整準モータ92は、レベルプレーナ1のXY平面が鉛直面となる横置き時には、Z軸チルトセンサ100の検出出力を基にマイクロコンピュータ80で制御信号が生成されたときに、Y軸モータ(Z軸モータ)回転制御部90からの信号にしたがって傾動調整機構をY軸方向(即ち、Z軸方向)に傾動させるようになっている。
【0032】
また、縦置き・横置き検出センサ102は、レベルプレーナ1のXY平面が水平面になるように配置されたときには縦置きであると検出し、この検出信号をマイクロコンピュータ80に出力し、レベルプレーナ1のXY平面が鉛直面となるように配置されたときには横置きであると検出し、この検出信号をマイクロコンピュータ80に出力するようになっている。
【0033】
次に、レベルプレーナ1の起動時の動作を図6のフローチャートにしたがって説明する。
【0034】
まず、電源スイッチ14が投入され、バッテリ110からの電力が電源制御部112を介して各部に供給される(ステップS1)と、マイクロコンピュータ80が初期化される。そして、ステップS2において、自動整準が行われて、回転ヘッドHの回転軸が鉛直状態とされた後、ステップS3において、入力制御検出部104にロータリスイッチ18(または押しボタンスイッチ20a〜20e)の状態が読み込まれ、ロータリスイッチ18(または押しボタンスイッチ20a〜20e)の状態からどの動作モードにあるか否かの判定が開始される。まず、ステップS4において、ロータリスイッチ18(または押しボタンスイッチ20a〜20e)の状態がリモコンモードであるか否かの判定が行われる。このとき、ロータリスイッチ18がリモコンモードの回転位置18aにあるとき(または押しボタンスイッチ20aが押されているとき)には、初期動作としてリモコンモードが指令され(ステップS5)、リモコン114からの信号に応答するための駆動部が起動される。
【0035】
一方、ステップS4において、ロータリスイッチ18(または押しボタンスイッチ20a〜20e)の状態がリモコンモードでないときには、ステップS6において、スキャンイングモードか否かの判定が行われる。このとき、例えば、ロータリスイッチ18がスキャンイングモードの回転位置18cにあるとき(または押しボタンスイッチ20cが押されているとき)には、初期動作としてスキャンイングモードが指令され(ステップS7)、フォーカスモータ50が起動される。
【0036】
一方、ステップS6において、ロータリスイッチ18(または押しボタンスイッチ20a〜20e)の状態がスキャンニングモードでないときには、ステップS8において、回転モードであるか否かの判定が行われる。このとき、例えば、ロータリスイッチ18が回転モードの回転位置18bにあるとき(または押しボタンスイッチ20bが押されているとき)には、初期動作として回転モードが指令され(ステップS9)、メインモータ60が起動される。
【0037】
一方、ステップS8において、ロータリスイッチ18(または押しボタンスイッチ20a〜20e)の状態が回転モードにないときには、ステップS10において、受光器モードか否かの判定が行われる。このとき、ロータリスイッチ18が受光器モードの回転位置18dにあるとき(押しボタンスイッチ20dが押し下げられているとき)には、初期動作として受光器モードが指令され(ステップS11)、メインモータ60が起動されるとともに、受光器72に関連する処理が実行される。
【0038】
一方、ステップS10において、ロータリスイッチ18(または押しボタンスイッチ20a〜20e)の状態が受光器モードでないときには、ロータリスイッチ18が回転位置18eにある(または押しボタンスイッチ20eが押し下げられている)傾斜モードであると判定され、初期動作として傾斜モードが指令され(ステップS12)、回動部を傾動するための駆動部の起動が開始される。
【0039】
このように本実施例によれば、動作モードを設定するためのスイッチとして、機械式のロータリスイッチ18(または押しボタンスイッチ20a〜20e)を用いているため、電源のオンオフ状態によらず動作モードを設定することができる。また電源投入直後には、無条件でロータリスイッチ18(または押しボタンスイッチ20a〜20e)の選択による動作モードにしたがって起動することができるため、電源投入後に複数のキー操作を行う必要がない。
【0040】
また、ロータリスイッチ20(または押しボタンスイッチ20a〜20e)を操作しない限り、その動作モードは変わらないため、例えば、受光器モードに設定しておけば、電源投入時には、常に受光器モードで動作するので、あたかも受光器対応の単機能レベルプレーナのように使用することができ、使い勝手の良い装置を実現することができる。
【0041】
さらに、操作パネル10に配置されたロータリスイッチ18(または押しボタンスイッチ20a〜20e)を操作して動作モードを設定するときに、視覚的に動作モードを確認できるので、設定作業も非常に容易である。
【0042】
なお、前記実施例では、X軸チルトセンサ96、Y軸チルトセンサ98、Z軸チルトセンサ100、X軸モータ回転制御部86、Y軸整準モータ(Z軸整準モータ)回転制御部90、X軸整準モータ88、Y軸(Z軸)整準モータ92、および各チルトセンサ96,98,100の出力が整準位置となるようにX軸整準モータ88,Y軸(Z軸)整準モータ92の駆動を制御するマイクロコンピュータ80から主として構成された自動整準機能を備えたレベルプレーナについて説明したが、本発明は、整準ねじを手動により回動操作して整準できる手動整準機能を備えたレベルプレーナや、振り子構造の回転ヘッドHが自重で鉛直となることで整準できるように構成されたヘッド回転軸自動補正機構を備えたレベルプレーナについても、同様に適用できる。
【0043】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1に係る発明によれば、ロータリスイッチにより所望の動作モードを誰でも簡単に選択できるとともに、ユーザ所望の動作モードから起動を開始することができるので、使い勝手の向上に寄与することが可能になる。
【0044】
請求項2に係る発明によれば、押しボタンスイッチにより所望の動作モードを誰でも簡単に選択できるとともに、ユーザ所望の動作モードから起動を開始することができるので、使い勝手の向上に寄与することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のレベルプレーナの操作パネルの構成図である。
【図2】本発明の一実施例のレベルプレーナの他の操作パネルの構成図である。
【図3】本発明の一実施例のレベルプレーナの光学系およびその制御系を示すブロック構成図である。
【図4】本発明の一実施例のレベルプレーナのフォーカスレンズを移動させる機構を示す図である。
【図5】本発明の一実施例のレベルプレーナの制御系のブロック構成図である。
【図6】本発明の一実施例のレベルプレーナの起動時における動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 レベルプレーナ
H 回転ヘッド
10 操作パネル
12 操作キー
12a、12b 回転方向およびスキャニング位置変更キー
12c、12d 傾斜モード時の水平面に対する角度変更キー
12e 設定された回転数およびスキャニング幅変更キー
16 電源スイッチ投入時に点灯し警報発生時に点滅するランプ
18 ロータリスイッチ
20(20a〜20e) 押しボタンスイッチ
18a、20a リモコンモード位置
18b、20b 回転モード位置
18c、20c スキャニングモード位置
18d、20d 受光器モード位置
18e、20e 傾斜モード位置
60 メインモータ
88 X軸整準モータ
92 Y軸(Z軸)整準モータ
104 入力制御検出部

Claims (2)

  1. 複数の動作モードのうちいずれか一つの動作モードにしたがって起動するレベルプレーナにおいて、操作パネルに表示された複数の動作モードのうち一つの動作モードを回転操作に応じて整準後に選択するロータリスイッチと、電源投入時に、前記複数の動作モードに対応した複数の駆動部のうち前記ロータリスイッチの選択による動作モードに対応した駆動部を起動する初期動作設定手段とを備えてなることを特徴とするレベルプレーナ。
  2. 複数の動作モードのうちいずれか一つの動作モードにしたがって起動するレベルプレーナにおいて、操作パネルに表示された複数の動作モードに対応して配置されて押し下げ操作に応答して指定の動作モードを整準後に選択する複数の押しボタンスイッチと、電源投入時に、前記複数の動作モードに対応した複数の駆動部のうち前記押しボタンスイッチの選択による動作モードに対応した駆動部を起動する初期動作設定手段とを備えてなることを特徴とするレベルプレーナ。
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