JP3482011B2 - レーザ測量装置 - Google Patents

レーザ測量装置

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JP3482011B2
JP3482011B2 JP22325194A JP22325194A JP3482011B2 JP 3482011 B2 JP3482011 B2 JP 3482011B2 JP 22325194 A JP22325194 A JP 22325194A JP 22325194 A JP22325194 A JP 22325194A JP 3482011 B2 JP3482011 B2 JP 3482011B2
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政博 大野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ光源からのレー
ザ光束を反射手段で反射させて回転照射し、基準平面を
形成するレーザ測量装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】一般に、土木建築分野で
は、回転する投光部から装置本体周囲の測量対象物に向
けてレーザ光束を走査して基準平面を形成するレーザ測
量装置(所謂レーザプレーナ)を用い、測量対象物上に
到達したレーザスポットの高さを計測することにより基
準出しや高さ計測を行なう。
【0003】このようなレーザ測量装置では従来、光源
としてヘリウムネオンレーザ(He-Ne レーザ)を用いて
いたが、近年、ヘリウムネオンレーザに代えてレーザダ
イオード(LD)を用いたレーザ測量機が知られるよう
になった(特開平5-322564号参照)。
【0004】レーザダイオードを光源とする上記従来の
レーザ測量機は、装置の小型化や消費電流の低減化に寄
与することができるものの、レーザ光束の光エネルギー
にロスを生じる。即ちこのレーザ測量装置では、レーザ
ダイオードからのレーザ光束を、該レーザダイオード近
傍に位置するハーフミラー面で一部反射させて装置外方
に投光する投光用レーザ光束とし、また該ハーフミラー
面をそのまま透過したレーザ光束を該ハーフミラー面後
方の反射鏡で反射させてこのハーフミラー面に戻し、上
記投光用レーザ光束と180゜反対向きの投光用レーザ
光束とする。このため、光エネルギーにロスが生じる。
つまり、反射鏡で反射したレーザ光束が再びハーフミラ
ー面で反射するとき、レーザ光束の一部がハーフミラー
面をそのまま透過してレーザ光源側に戻り、光エネルギ
ーのロスを生じさせる。また該レーザ光源の戻り光のた
め、発振状態が不安定になる不都合も生じる。
【0005】また上記従来のレーザ測量装置では、レー
ザダイオードから出射される光束は、直線偏光のレーザ
光束である。従って、軸を中心に回転するミラー保持体
(投光部)に該軸と所定角度を持たせて固定した反射鏡
により、この軸と平行に入射した上記レーザ光束を反射
させて装置外方に投光する場合には、該軸と共に回転す
る反射鏡の反射面の法線が、直線偏光のレーザ光束に対
する相対位置を常に変えるため、投光されるレーザ光束
の光強度が常に変化し、目視しにくくなる等の問題が生
じる。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記従来のレーザ測量装置に
おける問題点に基づき成されたものであって、レーザ光
源にレーザダイオードを用いても光エネルギーロスを生
じさせることがなく、レーザ光源に対する戻り光を防ぐ
ことができ、また投光するレーザ光束の光強度を変化さ
せることのないレーザ測量装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【発明の概要】上記目的を達成するための本発明は、レ
ーザ光源からのレーザ光束を反射手段で反射させて回転
照射し、基準平面を形成するレーザ測量装置において、
上記レーザ光源から出射された直線偏光レーザ光束を、
上記反射手段に向けて反射させる偏光分割素子;この偏
光分割素子で反射され上記反射手段に向けて進むレーザ
光束の偏光状態を変化させる移相子;及び、この移相子
を透過した後のレーザ光束の一部を上記反射手段に向け
て透過進行させ、残りのレーザ光束を該進行方向とは逆
方向に反射させる光分割手段を備え、偏光分割素子は、
偏光ビームスプリッタであり、移相子は、この偏光ビー
ムスプリッタと光分割手段との間に設けられた1/4λ
板であることを特徴としている。
【0008】上記構成のレーザ測量装置によると、レー
ザ光源にレーザダイオードを用いても、光エネルギーロ
スを生じさせることがない。また、光分割手段で反射し
た光は全て偏光分割素子を透過するため、反射光の一部
がレーザ光源側に戻り発振状態が不安定になる等の不都
合は生じない。
【0009】
【発明の実施例】以下図示実施例に基づいて本発明を説
明する。図1は、本発明を適用したレーザ測量装置の全
体を示す断面図である。このレーザ測量装置11は、略
円筒状のハウジング12と、該ハウジング12の内方に
設けられた投光装置13とを有している。ハウジング1
2の同図上方には、投光装置13上部の回転投光部15
を囲繞する円筒状の透明部材16が固定され、下方に
は、レーザ測量装置11の駆動用バッテリ(図示せず)
を収納するバッテリケース17が固定されている。
【0010】ハウジング12は、その上部中央に略円錐
状の摺動案内部19を有し、下部中央に円孔12aを有
している。この円孔12aは、バッテリケース17の中
央部に形成した円孔17aと合致された状態において、
上方からのレーザ光束をレーザ測量装置11の下方外方
に出射させる。また摺動案内部19は、略円錐状の底部
に摺動孔19aを有している。この摺動孔19aの先端
部がなす内径は、後述する膨出部21の球面部の外径よ
り小さく設定されている。
【0011】また投光装置13は、図1の上下方向に沿
う中空部を有する中空部材20と、この中空部材20の
上方に、ベアリング10を介して回転自在に支持された
上記回転投光部15とを有している。中空部材20が有
する膨出部21は、摺動孔19aにその球面部を当接さ
せた状態で、回転投光部15(投光装置13)を回転軸
a回りの全ての方向に傾け、投光レーザ光束L3 によっ
て形成される基準平面を水平面に対して自由に調整でき
るように支持されている。
【0012】中空部材20は、その内方に、互いに直交
するレーザ光光路20a、20bを有している。レーザ
光光路20aには、可視レーザ光束を発するレーザダイ
オード23と、コリメータレンズ24と、一対のアナモ
フィックプリズム25、26(図6参照)からなるレー
ザ光束断面形状変換光学系18とが設けられている。回
転投光部15の回転軸aの延長上に位置するレーザ光光
路20bは、投光光学系22を有している。
【0013】投光光学系22は、図2に示すように、ア
ナモフィックプリズム26から出射されるレーザ光束を
受ける偏光ビームスプリッタ27を有している。この偏
光ビームスプリッタ27は、偏光分離面(偏光分割面)
27aを有し、その上部に1/4λ板28が貼着されて
いる。この1/4λ板28は、入射光の偏光方向に対し
て該1/4λ板28の軸方位が45゜方向に向くように
貼着されている。さらに、1/4λ板28の上面には、
レーザ光束を所定の割合でペンタプリズム35に向けて
透過し、かつ残りのレーザ光束を偏光ビームスプリッタ
27の偏光分離面27aに向けて反射する、反射率10
〜20%程度の半透膜28aを有している。
【0014】ここで、偏光ビームスプリッタ27と半透
膜28aとの間に設けられた上記1/4λ板28は、こ
の偏光ビームスプリッタ27で反射し、ペンタプリズム
35に向けて透過する直線偏光のレーザ光束を、円偏光
に変換した後、半透膜28aにより大部分の光は円偏光
のままペンタプリズム35に向けて透過させる。残りの
光は半透膜28aで反射され、さらに1/4λ板28を
再び透過することにより、入射時とは逆方向の直線偏光
となる。このため、偏光ビームスプリッタ27の偏光分
離面27aに向かった光は、この偏光分離面27aで反
射されることなく、即ちレーザ光源であるレーザダイオ
ード23に戻ることなく、偏光分離面27aを全て透過
する。なお、この1/4λ板28に、基板屈折率が1.
9程度の硝材を選択すれば、表面反射率は10%程度と
なり、半透膜28aを省略することができ、コストダウ
ンを図ることが可能となる。
【0015】偏光ビームスプリッタ27の図1、図2の
下方には、ウェッジプリズム29a、29bが設けられ
ている。また偏光ビームスプリッタ27の同図上方に
は、摺動円筒部材30に固定されこの摺動円筒部材30
と共に光軸方向に移動可能な合焦用レンズ31と、レー
ザ光光路20b内に固定された対物レンズ32とが設け
られている。
【0016】回転投光部15は、レーザ光光路20bと
合致して該レーザ光光路20bに連続するレーザ光光路
15aと、このレーザ光光路15aに連続する該レーザ
光光路15aより大径のペンタプリズム収納部15bと
を有している。該ペンタプリズム収納部15bの側壁に
は、内方に収納したペンタプリズム35で反射して偏向
されたレーザ光束を装置外方に投光するための投光用窓
33が形成されている。ペンタプリズム収納部15bの
上方は開放され、レーザ光光路15aの光軸が、透明部
材16の上部中央の円孔16aに嵌込まれた透光部材3
6の中心に一致されている。
【0017】ペンタプリズム35は、投光装置13の回
転投光部15に、該回転投光部15と一体に回転するよ
うに固定されており、この回転投光部15の回転軸a上
のレーザ光束を反射する反射手段を構成している。ペン
タプリズム35は、図4に示されるように、レーザ光束
が入射する光入射面35cと、この光入射面35cに対
して所定角度に設定され、所要の反射率(70〜80
%)の半透膜14が設けられた、該光入射面35cから
入射したレーザ光束が入射する第1の反射面35aと、
この第1の反射面35aで反射されたレーザ光束を反射
する、この第1の反射面35aとでなす角θが45゜で
ある第2の反射面35bと、この第2の反射面35bで
反射したレーザ光束が出射する、光入射面35cとで9
0゜をなす光出射面35dとを有している。第2の反射
面35bには、増反射膜がアルミニューム蒸着等によっ
て形成されている。また第1の反射面35aには、上記
半透膜14を挟んで楔型プリズム34が貼着されてい
る。この楔型プリズム34は、斜辺を第1の反射面35
aに貼着した状態において、図4の上部に位置する出射
面34aがペンタプリズム35の光入射面35cと平行
となるように構成されている。
【0018】他方、中空部材20は、図1の左方に延出
する駆動用アーム37と、この駆動用アーム37に対し
て紙面奥方向に直交する駆動用アーム39(図5参照)
とを一体的に有している。これらの駆動用アーム37、
39は、膨出部21の最上部から下方に傾斜させて形成
され、それぞれの先端部に、膨出部21の球心と一致さ
せて取付けられたローラ40、41を有している。
【0019】ハウジング12はその内壁に、このハウジ
ング12の内周に向けて突出させたブラケット42を有
している。このブラケット42には、ギヤ支持孔42a
が形成されている。また、ハウジング12の上壁12b
においてのギヤ支持孔42aと対向する位置には、ギヤ
支持孔43が形成されている。これらのギヤ支持孔42
a、43には、調整用スクリュー45の両端の軸部が回
転自在に嵌合されている。ブラケット42にはまた、第
1レベル調整用モータ44が固定されている。この第1
レベル調整用モータ44の回転軸に固定したピニオン4
9は、調整用スクリュー45の下端部に固定した伝達ギ
ヤ50と噛み合っている。この調整用スクリュー45に
は、この調整用スクリュー45とで送りねじ機構を構成
する調整用ナット46が螺合されている。この調整用ナ
ット46の外周には、外方に突出させた作動ピン47が
固定されており、この作動ピン47は、ローラ40にそ
の上方から当接している。調整用ナット46はまた、図
示しない支持機構によって、ハウジング12に対する相
対回転を規制されている。
【0020】図5に示されるように、ハウジング12は
その内壁に、このハウジング12の内周に向けて突出さ
せたブラケット78を有している。このブラケット78
には、ギヤ支持孔(図示せず)が形成され、ハウジング
78の上壁においての該ギヤ支持孔と対向する位置に
は、ギヤ支持孔(図示せず)が形成されている。この両
ギヤ支持孔には、調整用スクリュー79の両端の軸部が
回転自在に嵌合されている。ブラケット78には、第2
レベル調整用モータ75が固定されている。この第2レ
ベル調整用モータ75の回転軸に固定したピニオン76
は、調整用スクリュー79の下端部に固定した伝達ギヤ
77と噛み合っている。調整用スクリュー79にはま
た、この調整用スクリュー79とで送りねじ機構を構成
する調整用ナット80が螺合されている。この調整用ナ
ット80の外周には、外方に突出させた作動ピン81が
固定され、この作動ピン81は、ローラ41にその上方
から当接している。調整用ナット80はまた、図示しな
い支持機構によって、ハウジング12に対する相対回転
を規制されている。
【0021】またハウジング12は、その内壁に、互い
に直交する駆動用アーム37と39とでなす角を二等分
する方向に設けた支持突起51を有している。この支持
突起51と中空部材20との間には、引張りばね52が
張設されている。中空部材20は、この引張りばね52
により、それぞれ同等の力で上方に向けて付勢されたロ
ーラ40、41を、作動ピン47、81にその下方から
弾接させている。つまり、中空部材20はその下部を、
膨出部21が摺動孔19aによって支持された状態で支
持突起51に向けて付勢されるため、マイクロコンピュ
ータ(以後マイコンと称する)82の信号に基づき回転
駆動する第1、第2レベル調整用モータ44、75によ
って昇降される作動ピン47、81により、水平方向に
おける回動位置を調整可能とされる。また中空部材20
はその下部に、アーム37、39とそれぞれ反対方向に
突出させたブラケット70、71を有している。この両
ブラケット70、71には、それぞれレベル検知センサ
72、73が取付けられており、該レベル検知センサ7
2、73による検知信号はマイコン82に送られる。
【0022】また中空部材20の下部には、外方に向け
て突出させたブラケット53が設けられている。該ブラ
ケット53の上部には、該ブラケット53と対向するブ
ラケット55が形成されている。これらのブラケット5
3、55には、それぞれに対向するギヤ支持孔53a、
55aが形成されている。両ギヤ支持孔53a、55a
には、合焦用スクリュー56の両端の軸部が回転自在に
嵌合されている。ブラケット53には、合焦用モータ5
9が固定されている。該合焦用モータ59の回転軸に固
定したピニオン60は、合焦用スクリュー56の下端部
に固定した伝達ギヤ61と噛み合っている。合焦用スク
リュー56には、この合焦用スクリュー56とで送りね
じ機構を構成する合焦用ナット57が螺合されている。
中空部材20の摺動部材30と対応する壁部には、挿入
窓63が形成されている。上記合焦用ナット57には、
この挿入窓63から挿入した一端部を摺動部材30の下
端部に固定した伝達リンク62の他端部が固定されてい
る。よって、合焦用モータ59をマイコン82の信号に
基づき駆動することにより、ピニオン60、伝達ギヤ6
1、合焦用スクリュー56を介して合焦用ナット57を
昇降させ、リンク62と摺動部材30を介して合焦用レ
ンズ31を上下動させて焦点距離を調節して、回転投光
部15から投光するレーザ光束を適切に集光させること
ができる。
【0023】また中空部材20の最上部には、外方に向
けて突出させたブラケット65が設けられている。この
ブラケット65には、回転用モータ66が固定されてお
り、このモータ66の回転軸に取付けたピニオン67
は、回転投光部15の外周に固定された伝達ギヤ69と
噛み合っている。従って、マイコン82の信号に基づき
回転用モータ66を回転駆動することにより、ピニオン
67、伝達ギヤ69を介して回転投光部15を中空部材
20に対し相対回転させることができる。
【0024】また、中空部材20の最上部のブラケット
65と反対側には、回転検知センサ83が上方に向けて
設けられている。この回転検知センサ83は、上方即ち
伝達ギヤ69に向けて光束を照射し、この伝達ギヤ69
の裏面に設けた所定のパターン(図示せず)で反射した
光束を、受光した後信号としてマイコン82に送る。こ
のマイコン82は、入力した該受光信号に基づいて、回
転投光部15の回転角を演算する。
【0025】上記レーザ光束断面形状変換光学系18
は、例えば図6に示すように、レーザダイオード23か
らのレーザ光束の光軸上に前後して並べられたアナモフ
ィックプリズム25、26を有している。該アナモフィ
ックプリズム25、26はそれぞれ、頂角がα1 、α2
で、レーザ光束を曲げる方向が互いに逆となるように配
置されていて、入射レーザ光束と出射レーザ光束とを互
いに平行にすることができる。アナモフィックプリズム
25とレーザダイオード23との間に位置するコリメー
タレンズ24は、十分に大きな開口数(NA)を持ち、
アナモフィックプリズム25に対し所定の入射角度iを
持つように配置されている。
【0026】ここで、レーザダイオード23から出射さ
れる進行方向に垂直な断面で楕円状の光強度分布を持つ
レーザ光束は、コリメータレンズ24によって、紙面内
では短軸(短径)Di、紙面に垂直な面内では長軸(長
径)D0 の楕円状の断面を持つ平行光に変換される。紙
面内において、このようなレーザ光束(図7参照)は、
アナモフィックプリズム25に対して入射角iで入射す
るとき短軸Diが伸ばされてD0 ′、さらにアナモフィ
ックプリズム26において長軸D0 側の径と同寸法とな
って、出射面26aに対して垂直に出射される。従っ
て、このときの出射レーザ光束は、図8に示すように、
長軸D0 と同寸法の直径を持つ円形形状の光束となる。
【0027】上記構成を有する本レーザ測量装置11
は、次のように作動する。先ず、図1のように、レーザ
測量装置11を所望の位置に配置する。この状態におい
て、図示しないメインスイッチをオンすると、マイコン
82の信号に基づき、レーザダイオード23が発振を開
始させ、レーザ光束を照射する。このレーザ光束は、コ
リメータレンズ24によって楕円状の平行光束に変換さ
れた後アナモフィックプリズム25に入射され、このア
ナモフィックプリズム25と26によってその短軸径D
i(図7参照)を伸ばされて、図8に示すような径がD
0 の円形状の光束に変換される。さらにこの円形状の光
束は、偏光ビームスプリッタ27によって上方に向かう
光束L1 と下方に向かう光束L2 とに分割される(図2
参照)。
【0028】この際、図3において、偏光ビームスプリ
ッタ27に対して入射するレーザ光束L0 が、偏光分離
面27aの法線nとレーザ光束L0 とを含む入射面に対
して垂直な振動方向を有するS偏光成分を持ちかつP偏
光成分を持たない直線偏光である場合、このレーザ光束
0 は、偏光分離面27aで全て反射されて90゜偏向
され、同図上方に向かう。このとき、1/4λ板28
は、その軸方位が入射光の振動方向に対して45゜とな
るように偏光ビームスプリッタ27に貼付けられている
ため、レーザ光束L0 は1/4λ板28を透過すると、
円偏光のレーザ光束L1 となってペンタプリズム35に
向かう。また半透膜28aで反射して偏光分離面27a
に戻されるレーザ光束L1 は、1/4λ板28を再び透
過することにより、入射時とは直交した振動方向を有す
る直線偏光に変換される。すなわち、S偏光成分の直線
偏光がP偏光成分の直線偏光に変換される。よって、こ
のP偏光成分の直線偏光であるレーザ光束は、レーザ光
束L2 として、偏光分離面27aで反射することなくこ
の面27aを透過して同図下方に向かい、さらにウェッ
ジプリズム29a、29bを透過した後、レーザ測量装
置11の下部外方に出射される。
【0029】他方、上方に向かう上記レーザ光束L1
は、合焦用レンズ31と対物レンズ32を透過し、ペン
タプリズム35の疆界面35cを透過後、第1、第2の
反射面35a、35bで順に反射されて進路を90゜偏
向され、レーザ光束L3 としてレーザ光束L1 と垂直な
方向、つまり水平方向に向けて光出射面35dから投光
される。またレーザ光束L1 のうち、第1の反射面35
aで所定の割合で反射したもの以外は、ペンタプリズム
35の該第1の反射面35aの上面部に貼着された楔型
プリズム34とでなすハーフミラー面を透過して上方に
向けて出射される。このようにして、レーザダイオード
23から出射されたレーザ光束L0 は、図2の上下方向
にそれぞれ投光されるレーザ光束L1 、L4 、L2 、及
びこれらのレーザ光束L1 、L4 、L2 と直交する方向
(水平)に向けて投光されるレーザ光束L3 とに分割さ
れる。
【0030】このように本レーザ測量装置11におい
て、偏光ビームスプリッタ27の偏光分離面27aに対
してS偏光成分が入射するように配置されたレーザダイ
オード23からのレーザ光束L0 は、該偏光分離面27
aで全て反射された後1/4λ板28を透過し、さらに
この透過したレーザ光束の一部は、該1/4λ板28上
の半透膜28aを透過する。また残りのレーザ光束は、
該半透膜28aで反射され、再び1/4λ板28を透過
して偏光ビームスプリッタ27に戻り、その偏光成分
が、偏光分離面27aを透過可能なP偏光成分に変換さ
れる。このレーザ光束は、全て偏光ビームスプリッタ2
7を透過するため、レーザ光束L2 として取り出すこと
が可能である。
【0031】従って本レーザ測量装置11によれば、従
来のレーザ測量機(特開平5-322564号参照)が有してい
たような問題点を解消することができる。即ち、この従
来のレーザ測量機では、レーザダイオードからのレーザ
光束をハーフミラー面で一部反射させて装置外方に投光
し、該ハーフミラー面を透過したレーザ光束を後方の反
射鏡で反射して該ハーフミラー面に戻し、この光束を、
装置外方に投光したレーザ光束と180゜反対向きのレ
ーザ光束とする構造のため、一部の光束が光源側に戻る
等、光エネルギーにロスを生じる不具合があったが、本
レーザ測量装置11では、このような不具合が生じるこ
とはない。また、半透膜28aで反射したレーザ光束は
全て偏光分離面27aを透過するため、反射レーザ光束
の一部がレーザダイオード23側に戻って発振状態を不
安定にする等の不都合も生じない。
【0032】またレーザ測量装置11は、回転用モータ
66が、メインスイッチのオンによって電力を供給され
ることにより所定速度で回転されると、該モータ66の
回転をピニオン67と伝達ギヤ69を介して回転投光部
15に伝え、これにより該回転投光部15を中空部材2
1に対して相対回転させる。よってレーザ測量装置11
は、対物レンズ32から照射されているレーザ光束L1
をペンタプリズム35によって90゜偏向させ、回転投
光部15を水平方向に回転させながらレーザ光束L3
出射し続けることができる。これにより、レーザ測量装
置11からは、断面円形状のレーザ光束L3 が一定のレ
ベルを維持して出射され続けるため、即ち水平プレーン
(水平基準面)を形成することが可能となる。作業者
は、建物の柱等に照射された断面円形状のレーザ光束の
通った軌跡上に標しを付ける等の作業を行なうことがで
きる。
【0033】このとき、1/4λ板28の半透膜28a
を透過したレーザ光束L1 は、円偏光に変換されている
ため、ペンタプリズム35が回転投光部15と共に回転
することによって第1反射面35aの法線方向が回転さ
れても、この第1反射面35aのコート膜の特性によら
ず、光強度が変化することなく出射されるという特徴を
有する。
【0034】また、レーザ測量装置11を置いた場所に
よって異なる傾斜角を調整する場合には、図示しないス
イッチを操作して、第1、第2調整用モータ44、75
を回転駆動する。例えば、第1調整用モータ44を駆動
する場合、その回転はピニオン49、伝達ギヤ50を介
して調整用スクリュー45に伝達され、この調整用スク
リュー45の回転によって調整用ナット46が昇降す
る。その際、この調整用ナット46の突起47には、引
張りばね52によって所定の方向に付勢されたローラ4
0が弾接されているため、このローラ40を介して中空
部材20を膨出部21の球心を中心として回動させるこ
とができる。また第2調整用モータ75を駆動する場
合、その回転はピニオン76、伝達ギヤ77を介して調
整用スクリュー79に伝達され、この調整用スクリュー
79の回転によって調整用ナット80が昇降する。その
際、この調整用ナット80の突起81には、引張りばね
52によって所定の方向に付勢されたローラ41が弾接
されているため、中空部材20をこのローラ41を介し
て、膨出部21の球心を中心として回動させることがで
きる。中空部材20は、これらの回動調整によって、レ
ーザ光束照射時の水平方向位置が決定される。
【0035】照射されるレーザ光束の壁や柱等の照射対
象物に対して集光点を合わせる場合、図示しないスイッ
チの操作によって合焦用モータ59を回転駆動する。こ
の回転はピニオン60、伝達ギヤ61を介して合焦用ス
クリュー56に伝達される。すると、合焦用スクリュー
56の回転により合焦用ナット57が昇降されるため、
この合焦用ナット57に固定されたリンク62を介して
摺動部材30にこの昇降動が伝達される。そして、壁や
柱等の照射対象物に投影したレーザ光束のスポットを観
察しながら、集光点の位置を調整する。
【0036】他方、ペンタプリズム35に代えて2枚の
ミラーを用い、このペンタプリズム35と同様の機能を
持たせることができる。すなわち、図9に示されるよう
に、回転投光部15のペンタプリズム収納部15bに、
第1の反射面35aと対応するハーフミラー面90aを
有するハーフミラー90と、第2の反射面35bと対応
する反射面91aを有するミラー91とを、互いのハー
フミラー面90aと反射面91aが45゜をなすように
設ける。これにより、上方に向かうレーザ光束L1 を、
ハーフミラー90のハーフミラー面90aとミラー91
の反射面91aで順に反射させて進路を90゜偏向さ
せ、レーザ光束L2 と垂直な方向にレーザ光束L3 とし
て出射することができる。またレーザ光束L1 のうち、
ハーフミラー面90aで反射されないものは、ハーフミ
ラー90をそのまま透過して上方に向けて出射される。
なお、ハーフミラー面90aの対向面には反射防止膜が
施されている。
【0037】さらに、偏光ビームスプリッタ27に代え
て1枚のプレートタイプの偏光ビームスプリッタと、1
/4λ板とを用い、該偏光ビームスプリッタ27と同様
の機能を持たせることができる。すなわち、図10に示
されるように、レーザ光光路20aとレーザ光光路20
bとの交差部に、コリメータレンズ24の前方に位置す
るレーザ光束断面形状変換光学系18の光軸に対して4
5゜をなすように、偏光分離面92aを有する偏光ビー
ムスプリッタ92を設け、かつこの偏光分離面92aで
反射したレーザ光束L1 に対して垂直に、半透膜28a
を有する1/4λ板28を設ける。
【0038】よって、レーザ光束断面形状変換光学系1
8を介して入射されるレーザ光束L0 が、偏光分離面9
2aの法線nとレーザ光束L0 とを含む入射面に対して
垂直なS偏光成分を持つ直線偏光である場合、このレー
ザ光束L0 は、偏光分離面92aで全て反射されて同図
上方に向かう。このとき、レーザ光束L0 は1/4λ板
28を透過するから、円偏光のレーザ光束L1 となって
ペンタプリズム35に向かう。半透膜28aで反射して
偏光分離面92aに戻されるレーザ光束は、1/4λ板
28を再び透過するとき、円偏光が直線偏光に戻され同
時にP偏光成分の直線偏光に変換されるため、偏光分離
面92aで反射することなくこの面92aを透過し、レ
ーザ光束L2 として同図下方に向かう。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明のレーザ測量装置に
よれば、レーザ光源から出射された直線偏光レーザ光束
を反射手段に向けて反射させる偏光分割素子、この偏光
分割素子で反射され反射手段に向けて進むレーザ光束の
偏光状態を変化させる移相子、及び、この移相子を透過
した後のレーザ光束の一部を反射手段に向けて透過進行
させ、残りのレーザ光束を該進行方向とは逆方向に反射
させる光分割手段を備えたから、レーザ光源にレーザダ
イオードを用いても、光エネルギーロスを生じさせるこ
とがない。また、光分割手段で反射した光は全て偏光分
割素子を透過するため、反射光の一部がレーザ光源側に
戻り発振状態が不安定になる等の不都合は生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレーザ測量装置の全体を示す断面
図である。
【図2】同レーザ測量装置の投光光学系等を拡大して示
す側面図である
【図3】図2に示される偏光ビームスプリッタを拡大し
て示す側面図である。
【図4】図2に示されるペンタプリズムを拡大して示す
側面図である。
【図5】レーザ測量装置の要部を拡大して示す平面図で
ある
【図6】同レーザ測量装置のレーザダイオードとコリメ
ータレンズとレーザ光束断面形状変換光学系を示す側面
図である。
【図7】同レーザ測量装置のレーザダイオードから出射
された断面楕円状のレーザ光束を示す図である。
【図8】同レーザ測量装置のレーザ光束断面形状変換光
学系によって断面形状を円形に変換されたレーザ光束を
示す図である。
【図9】ペンタプリズムに代えて2枚のミラーを反射手
段として用いた例を示す概略側面図である。
【図10】偏光ビームスプリッタに代えてハーフミラー
を用いた例を示す概略側面図である。
【符号の説明】
11 レーザ測量装置 12 ハウジング 13 投光装置 15 回転投光部 20 中空部材 20a 20b レーザ光光路 23 レーザダイオード(レーザ光源) 22 投光光学系 27 偏光ビームスプリッタ(偏光分割素子) 27a 92a 偏光分離面 28 1/4λ板(移相子) 28a 半透膜(光分割手段) 35 ペンタプリズム 35a 第1の反射面 35b 第2の反射面 90 ハーフミラー 91 ミラー 90a ハーフミラー面 91a 反射面 92 偏光ビームスプリッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 15/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源からのレーザ光束を反射手段
    で反射させて回転照射し、基準平面を形成するレーザ測
    量装置において、 上記レーザ光源から出射された直線偏光レーザ光束を、
    上記反射手段に向けて反射させる偏光分割素子; この偏光分割素子で反射され上記反射手段に向けて進む
    レーザ光束の偏光状態を変化させる移相子;及び、 この移相子を透過した後のレーザ光束の一部を上記反射
    手段に向けて透過進行させ、残りのレーザ光束を該進行
    方向とは逆方向に反射させる光分割手段;を備え 上記偏光分割素子は、偏光ビームスプリッタであり、上
    記移相子は、この偏光ビームスプリッタと上記光分割手
    段との間に設けられた1/4λ板である ことを特徴とす
    るレーザ測量装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記1/4λ板は、
    上記偏光ビームスプリッタに貼付一体となっているレー
    ザ測量装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、上記光分割手段は、
    上記1/4λ板の上記偏光ビームスプリッタと反対側の
    面に設けられているレーザ測量装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、上記光分割手段は、
    1/4λ板の上記偏光ビームスプリッタと反対側の面に
    設けられた半透膜であるレーザ測量装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、上記反射手段は、上
    記レーザ光源からのレーザ光束が入射する、半透膜を設
    けた第1の反射面と、この第1の反射面で反射されたレ
    ーザ光束を反射する、第1の反射面とで45゜をなす第
    2の反射面を有するペンタプリズムであるレーザ測量装
    置。
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