JP2692778B2 - 高速追尾式レーザ干渉測長器 - Google Patents

高速追尾式レーザ干渉測長器

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JP2692778B2
JP2692778B2 JP909794A JP909794A JP2692778B2 JP 2692778 B2 JP2692778 B2 JP 2692778B2 JP 909794 A JP909794 A JP 909794A JP 909794 A JP909794 A JP 909794A JP 2692778 B2 JP2692778 B2 JP 2692778B2
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幸司 豊田
充夫 後藤
収 中村
吉久 谷村
透 中俣
俊郎 黒沢
望 高井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高速追尾式レーザ干渉測
長器に係り、特に移動体を追尾しながらその移動体の変
位や位置を高精度に測定するための高速追尾式レーザ干
渉測長器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、移動体にレーザビームを向けるた
めの追尾式レーザ干渉測長器として、図7に示すのもが
ある(U.S.P.No.4,790,651) 。同図に示すように、この
追尾式レーザ干渉測長器は、最終段の反射ミラー10が
回転体14、16を介してX軸及びY軸の回りにそれぞ
れ回動できるように構成され、これにより移動体に設け
られている逆反射体(図示せず)にレーザビームを照射
できるようになっている。即ち、反射ミラー10を支持
する回転体14は、回転体16に対して軸受け12、1
2を介してX軸の回りに回動自在に支持され、回転体1
6は固定台18に対して軸受け20、20を介してY軸
の回りに回動自在に支持されている。
【0003】そして、図示しないレーザ光源から発振さ
れたレーザビームは、固定台18に固定された偏光ビー
ムスプリッタ22によって分割され、分割された一方の
レーザビームはコーナー・キューブ24に入射し、その
反射光は参照光として偏光ビームスプリッタ22を介し
て検出部26に入射する。一方、分割された他方のレー
ザビームは、プリズム28によってY軸と同軸上に折り
曲げられ、その後、回転体16に支持されたプリズム3
0、32を介してX軸と同軸上に折り曲げられ、最終段
の反射ミラー10に入射される。
【0004】従って、反射ミラー10から出射されるレ
ーザビームは、回転体16がY軸の回りに回動すると旋
回し、回転体14がX軸の回りに回動すると上下方向に
移動するため、回転体14及び16の回動をそれぞれ制
御することにより移動体に設けらている逆反射体に向け
てレーザビームを出射することができる。移動体に設け
らている逆反射体からの反射光は、測定光として前記反
射ミラー10、プリズム32、30、28及び偏光ビー
ムスプリッタ22を介して検出部26に入射する。
【0005】検出部26では、コーナー・キューブ24
によって反射された参照光と、移動体に設けらている逆
反射体によって反射された測定光との干渉に基づいて移
動体の移動を測定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、追尾式
レーザ干渉測長器は、近距離側に於いて高速で移動する
移動体に対しては、大きな角速度で追尾することが要求
される一方、遠距離側に於いて高速で移動する移動体に
対しては、微小角度の追尾誤差しか許されない。従っ
て、上記従来の追尾式レーザ干渉測長器は、X軸回り並
びにY軸回りの回転体14、16の回転動作が高速の移
動体には正確に追尾できない欠点があった。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、高速で移動する移動体にも正確に追尾すること
ができる高速追尾式レーザ干渉測長器を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、移動体に配設された第1の逆反射体と、直
交するX軸及びY軸の回りにそれぞれ回動自在な回転体
と、レーザ光源から発振されたレーザビームを前記回転
体の回動にかかわらず該回転体に導く手段と、前記回転
体に固定配設された複数の光学部品からなる光学系であ
って、前記回転体に導かれたレーザビームを分割し、分
割した一方のレーザビームを前記X軸とY軸の交点を通
る直線上の光路で前記第1の逆反射体に入射させるとと
もに、他方のレーザビームを第2の逆反射体に入射さ
せ、前記第1及び第2の逆反射体からの反射光をそれぞ
れ得る光学系と、前記回転体に於いて傾動自在に配設さ
れ、前記回転体に導かれたレーザビームを微小角度偏向
させる反射光学部品と、前記第1の逆反射体からの反射
光と第2の逆反射体から反射した参照光との干渉に基づ
いて前記第1の逆反射体の移動量を検出する検出部と、
前記回転体に固定配設され、前記第1の逆反射体からの
反射光の一部が入射され、前記第1の逆反射体に入射す
るレーザビームのずれ量に応じた位置信号を出力する位
置検出手段と、前記位置検出手段からの位置信号に基づ
いて前記ずれ量がゼロになるように第1の応答速度で前
記反射光学部品の傾きを制御する第1の制御手段と、前
記位置検出手段からの位置信号及び/又は前記反射光学
部品の基準位置からの傾きを示す信号に基づいて前記反
射光学部品を前記基準位置に戻すように第2の応答速度
で前記回転体を前記X軸及びY軸回りの回動位置を制御
する第2の制御手段と、から成ることを特徴としてい
る。
【0009】
【作用】本発明によれば、回転体に設けられた反射光学
部品を位置検出手段からのずれ量がゼロになるように傾
動位置を制御することにより、回転体のX軸及びY軸回
りの回動と同様にレーザビームの偏向方向を制御する第
1の制御手段と、回転体を位置検出手段からのずれ量及
び反射光学部品の傾動量がゼロになるようにX軸及びY
軸回りの回動位置を制御する第2の制御手段とが設けら
れている。反射光学部品は回転体に比べて微小範囲では
あるが小さな時定数で移動体に追尾することができる。
反射光学部品が傾動されると、回転体は反射光学部品を
当初の位置に戻すように回動する。従って、移動体が急
加減速や速度変動を伴って高速で移動しても、第2の制
御手段により回転体をX軸及びY軸回りに回動制御して
移動体を追尾し、第1の制御手段により反射光学部品を
傾動制御して回転体の追尾誤差を補うことにより、正確
に移動体を追尾することができる。
【0010】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る高速追尾
式レーザ干渉測長器の好ましい実施例を詳述する。図1
は本発明に係る高速追尾式レーザ干渉測長器の一実施例
を示す斜視図である。同図に示すように、この高速追尾
式レーザ干渉測長器は、主として固定台100に配設さ
れた光源部102、検光部104及びキャッツアイ10
6と、回転体108と、空間を移動する移動体(図示せ
ず)に配設されるキャッツアイ110と、4分割のフォ
トダイオード112、モータMX , Y 及びモータ駆動
回路114、ピエゾ駆動回路115からなる追尾制御部
とから構成されている。
【0011】上記回転体108は、支持枠120との間
に設けられた軸受け122、124を介してX軸の回り
に回動自在に支持され、支持枠120は、固定台100
との間に設けられた軸受け126を介してY軸の回りに
回動自在に支持されている。従って、回転体108は固
定台100に対してX軸及びY軸の回りにそれぞれ回動
自在に支持される。
【0012】制御装置114は、4分割のフォトダイオ
ード112からの出力信号(この信号の詳細については
後述する)に基づいて、レーザビームが測定光用のキャ
ッツアイ110に入射するように回転体108を回動さ
せるモータMX 及び支持枠120を回動させるモータM
Y を駆動制御するとともに、ミラー152を傾動制御す
る。
【0013】光源部102と検光部104とはユニット
化されており、光源部102は図示しないレーザ光源か
ら光ファイバ123を介してレーザビームが加えられて
おり、このレーザビームを平行光にして出射する。検光
部104は後述する干渉光を光電変換したのち、信号ケ
ーブル125を介して図示しない信号処理部に出力す
る。
【0014】さて、光源部102から出射されたレーザ
ビームは45度傾いた偏光面を持つ直線偏光であり、こ
れは同一位相の垂直偏光成分と水平偏光成分に分けて考
えることができる。この2つの直線偏光はプリズム13
0を介して無偏光ビームスプリッタ132に入射する。
無偏光ビームスプリッタ132で分割されたレーザビー
ムは、1/4波長板134を通過することにより右回り
の円偏光と左回りの円偏光に変換され、この2つの円偏
光のレーザビームはプリズム136、支持枠120の中
空軸138、支持枠120に固定されたプリズム14
0、142、144を介してX軸と同軸上の回転体10
8の中空軸146に入射される。この中空軸146の入
射端には1/4波長板148が設けられており、前記2
つの円偏光のレーザビームはこの1/4波長板148を
通過することにより再び進行方向に垂直な面内で互いに
直角方向に振動する2つの直線偏光に変換される。
【0015】2つの直線偏光に変換されたレーザビーム
は、回転体108の中空軸146を介して回転体108
の同一平面上に設けられた光学系に入射される。即ち、
レーザビームはX軸上に設けられたプリズム150によ
ってX軸と直交する方向に折り曲げられ、その後、ミラ
ー152を介して偏光ビームスプリッタ154に入射さ
れる。2つの直線偏光のレーザビームは、偏光ビームス
プリッタ154によって進行方向に垂直な面内で互いに
直角方向に振動する2つの直線偏光に分割され、偏光ビ
ームスプリッタ154によって反射される一方の直線偏
光は、レンズ群156によって細いビームにされたのち
キャッツアイ106に入射する。
【0016】キャッツアイ106は、例えば屈折率2の
真球で、その半球面に反射鏡が形成されて成り、所定の
入射範囲で入射するレーザビームを入射方向と逆方向に
反射することができる。尚、レンズ群156によってレ
ーザビームを収束させるようにすれば、キャッツアイ1
06の屈折率を2よりも小さくすることができる。上記
キャッツアイ106によって反射した反射光は、参照光
としてその入射光路と逆方向に戻される。
【0017】一方、偏光ビームスプリッタ154を透過
する他方の直線偏光は、プリズム158、160、16
2、及び1/4波長板164を介して移動体に配設され
るキャッツアイ110に出射され、キャッツアイ110
によって反射した反射光は、測定光としてその入射光路
と逆方向に戻される。ミラー152は、図2、図3に示
すようにy軸を中心に回動自在に支持されると共にL字
形取付板153とミラー152との間にはy軸を挟んで
バランスばね153Cとピエゾ素子153Yが設けられ
ている。また、取付板153は、図3に示すように、x
軸を中心に回動自在にベース板155に取付けられ、ベ
ース板155と取付板153との間には、x軸を挟んで
ピエゾ素子153Xとバランスばね(図示せず)とが設
けられている。そして、ピエゾ素子153Yを駆動する
と、ミラー152は図2上の紙面と直交する軸(以下、
y軸という)の回りに回動し、ピエゾ素子153Xを駆
動すると、ミラー152はy軸と直交する軸(以下、x
軸という)の回りに回動する。
【0018】このようにして、ミラー152をx軸及び
y軸の回りに回動させることにより、レーザビームを上
下及び左右方向に振ることができる。尚、ピエゾ素子1
53X、153Yによって駆動されるミラー152の回
動範囲は小さいが、ミラー152の応答性は高く、その
ため移動体が急速に移動する場合でも追尾することがで
きるようになっている。
【0019】1/4波長板164は追尾制御用の反射光
を取り出すためのもので、直線偏光のレーザビームの偏
光面を僅かに回転する。その結果、キャッツアイ110
からの反射光は、その一部が偏光ビームスプリッタ15
4によって反射され、干渉フィルタ166を介して4分
割のフォトダイオード112に投影される。尚、レーザ
ビームがキャッツアイ110の球心に向かって入射して
いる場合には、その反射光はフォトダイオード112の
受光面の中心に入射するようになっている。
【0020】ここで、移動体の移動に伴ってレーザビー
ムがキャッツアイ110の球心からずれてキャッツアイ
110に入射すると、その反射光はそのずれ方向及びず
れ量に応じてフォトダイオード112の受光面の中心か
らずれて入射することになる。4分割のフォトダイオー
ド112は、その受光面が上下左右に4分割されてお
り、各分割面に入射するレーザビームの光量に応じた4
つの電気信号をモータ駆動回路114とピエゾ素子駆動
回路115に出力する。ピエゾ素子駆動回路115は、
入力する4つの電気信号のうち、上下の分割面に対応す
る電気信号のレベルが一致するようにピエゾ素子153
Xを駆動するとともに、左右の分割面に対応する電気信
号のレベルが一致するようにピエゾ素子153Yを駆動
する。これによりミラー152は、X軸及びY軸の回り
に回動制御され、その結果、レーザビームは常時キャッ
ツアイ110に入射するようにその出射方向が制御され
る。
【0021】同様にモータ駆動回路114は、入力する
4つの電気信号のうち、上下の分割面に対応する電気信
号のレベルが一致し、かつミラー152のx軸回りの回
動位置が当初位置にもどされるようにモータMX を駆動
するとともに、左右の分割面に対応する電気信号のレベ
ルが一致し、かつミラー152のy軸回りの回動位置が
当初位置にもどされるようにモータMY を駆動する。こ
れにより回転体108は、X軸及びY軸の回りに回動制
御され、その結果、レーザビームは常時キャッツアイ1
10に入射するようにその出射方向が制御される。
【0022】さて、偏光ビームスプリッタ154を介し
て重ね合わされた参照光と測定光は、ミラー152、プ
リズム150、1/4波長板148、プリズム144、
142、140、136、及び1/4波長板134を介
して無偏光ビームスプリッタ132に入射し、無偏光ビ
ームスプリッタ134を透過する参照光と測定光は、検
光部104に入射する。
【0023】検光部104では、互いに直角方向に振動
する2つの直線偏光である上記参照光と測定光を適切な
手段で干渉させることにより干渉縞を発生させ、その干
渉縞を光電変換して信号ケーブル125を介して図示し
ない信号処理部に出力する。信号処理部では、周知のよ
うに干渉縞を示す電気信号に基づいて干渉縞の移動数及
び位相を求めることにより、移動体の変位を検出する。
尚、移動体の空間内の位置を測定するためには、冗長性
を持たせるための追尾式レーザ干渉測長器を含む少なく
とも4台の追尾式レーザ干渉測長器を設け、各追尾式レ
ーザ干渉測長器によって測定される移動体の変位から移
動体の空間内の位置を測定することができる。
【0024】次に、上記追尾式レーザ干渉測長器の追尾
方法について説明する。図4は図1の回転体108の内
部構成を示す要部平面図である。同図に示すように、偏
光ビームスプリッタ154によって反射されるレーザビ
ームは、X軸と直交する光路を経由してキャッツアイ1
06の球心に向かって入射する。一方、偏光ビームスプ
リッタ154を透過するレーザビームは、プリズム15
8、160、162、及び1/4波長板164を介して
移動体に配設されるキャッツアイ110に入射するが、
このとき1/4波長板164からキャッツアイ110に
出射されるレーザビームは、偏光ビームスプリッタ15
4からキャッツアイ106に出射されるレーザビームの
光路の延長上に出射される。
【0025】図5は回転体の内部構成の他の実施例を示
す要部平面図である。尚、図4と共通する部分には同一
の符号を付し、その詳細な説明は省略する。図5におい
て、反射ミラー150はx軸の回りのみに回動自在に支
持され、反射ミラー152はy軸の回りのみに回動自在
に支持されている。即ち、図4に示した実施例では1つ
のミラー152をx軸及びy軸の回りに回動させるよう
にしているが、図5に示す実施例では2つの反射ミラー
150、152を各別に回動制御することによりレーザ
ビームを上下及び左右方向に振るようにしている。
【0026】図6は回転体108及びミラー152を制
御する制御ブロックを示す。尚、同図では、簡単のため
に1軸制御(例えば、回転体108のY軸回りの制御及
びミラー152のy軸回りの制御)のみについて説明す
る。先ず、移動体が移動すると、キャッツアイ110か
らの反射光はフォトダイオード112の受光面の中心か
らずれて入射する。これに基づきフォトダイオード11
2からはキャッツアイ110の中心からレーザビームが
左右方向にずれていることを示すずれ信号が積分回路1
72、加算回路173、174に出力される。積分回路
172は入力するずれ信号を積分することにより、ピエ
ゾ素子の変位量に変換し、加算回路173に出力する。
加算回路173には、フォトダイオード112からのず
れ信号も特性補償のため入力し、その加算値をピエゾ駆
動回路115に出力する。ピエゾ駆動回路115は加算
回路173からの入力信号をミラー152の制御目標と
し、ミラー152が制御目標の角度となるようにピエゾ
素子153Yを駆動する。
【0027】一方、加算回路174にはフォトダイオー
ド112からのずれ信号と加算回路173の出力信号が
加えられており、加算回路174はずれ信号と加算回路
173の出力信号とを加算し、その加算値をモータ駆動
回路114に出力する。モータ駆動回路114は加算回
路174からの入力信号に応じた回転速度でモータM Y
を駆動する。尚、176はモータMY の回転速度を検出
するタコジェネレータで、モータMY が所要の速度で制
御されるようにフィードバック信号をモータ駆動回路1
14に出力する。
【0028】上記構成によれば、キャッツアイ110の
中心からのレーザビームのずれ量(フォトダイオード1
12における入射光のずれ量)は、ミラー152の傾き
がピエゾ素子153Yによって制御されること及び回転
体108が、主にミラー152が当初位置に戻されるよ
うにその回動位置が制御されることによって修正され
る。このミラー152によるずれ修正時の応答速度は、
移動体が急速に移動する場合でも移動体を追尾できるよ
うに速い。一方、回転体108の応答速度はミラー15
2の応答速度よりも遅いが、回転体108の回動範囲は
ミラー152の回動範囲よりも十分に大きく、移動体の
追尾範囲を大きくとることができる。また回転体108
の回動速度は、移動体が高速で移動する場合でも移動体
を追尾できるように速い。
【0029】尚、本実施例では、逆反射体としてキャッ
ツアイを使用するようにしたが、これに限らず、例え
ば、コーナー・キューブ、直角三面鏡、表面が鏡面とな
っている球体等を使用するようにしてもよい。また、回
転体はジンバル機構によってX軸及びY軸の回りに回動
自在になっているが、これに限らず、例えばL字ブラケ
ットをモータによって回動させるとともに、L字ブラケ
ットに固定したモータに回転体を固定して回転体を回動
させるようにしてもよい。更に、回転体へのレーザビー
ムの導入は、上記X軸及びY軸に沿って行う場合に限ら
ず、光ファイバを用いるようにしてもよい。但し、この
場合には、光ファイバが回転体の回動の邪魔にならない
ようにする必要がある。
【0030】また、フリンジカウント方式の干渉測長器
を使用するようにしたが、これに限らず、例えばヘテロ
ダイン方式の干渉測長器を使用するようにしてもよい。
また、前記実施例では反射光学部品としてプリズム型ミ
ラーを用いたがこれに限らず他の型のミラーでも良い。
また、前記実施例ではミラーを駆動するのにピエゾ素子
を用いたが、これに限定されるものでなく、モータ、ガ
ルバノメータ等でもよい。
【0031】また、前記実施例ではモータ駆動回路11
4はずれ信号と加算回路173からの信号に基づいて制
御したが、いずれか一方の信号に基づいて制御してもよ
い。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る高速追
尾式レーザ干渉測長器によれば、移動体を追尾する回転
体上に俊敏に移動体に追従する反射光学部品を設けたの
で、高速で急加減速をともなって移動する移動体でも正
確に追尾することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る高速追尾式レーザ干渉測長
器の一実施例を示す斜視図
【図2】図2はミラーを回動するピエゾ素子を示す説明
【図3】図3は図2のミラーの斜視図
【図4】図4は図1の回転体の内部構成を示す要部平面
【図5】図5は回転体の内部構成の他の実施例を示す要
部平面図である。
【図6】図6はモータとピエゾ素子の制御ブロック図
【図7】図7は従来の追尾式レーザ干渉測長器の一例を
示す斜視図
【符号の説明】
100…固定台 102…光源部 104…検光部 106、110…キャッツアイ 108…回転体 112…4分割フォトダイオード 114…モータ駆動回路 115…ピエゾ駆動回路 120…支持枠 123…光ファイバ 125…信号ケーブル MX , Y …モータ 152…ミラー 152X、152Y…ピエゾ素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 収 茨城県つくば市梅園1丁目1番4 工業 技術院 計量研究所内 (72)発明者 谷村 吉久 茨城県つくば市梅園1丁目1番4 工業 技術院 計量研究所内 (72)発明者 中俣 透 東京都三鷹市下連雀9丁目7番1号 株 式会社東京精密内 (72)発明者 黒沢 俊郎 東京都三鷹市下連雀9丁目7番1号 株 式会社東京精密内 (72)発明者 高井 望 東京都三鷹市下連雀9丁目7番1号 株 式会社東京精密内 審査官 岡田 卓弥 (56)参考文献 特開 平7−120213(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体に配設された第1の逆反射体と、 直交するX軸及びY軸の回りにそれぞれ回動自在な回転
    体と、 レーザ光源から発振されたレーザビームを前記回転体の
    回動にかかわらず該回転体に導く手段と、 前記回転体に固定配設された複数の光学部品からなる光
    学系であって、前記回転体に導かれたレーザビームを分
    割し、分割した一方のレーザビームを前記X軸とY軸の
    交点を通る直線上の光路で前記第1の逆反射体に入射さ
    せるとともに、他方のレーザビームを第2の逆反射体に
    入射させ、前記第1及び第2の逆反射体からの反射光を
    それぞれ得る光学系と、 前記回転体に於いて傾動自在に配設され、前記回転体に
    導かれたレーザビームを微小角度偏向させる反射光学部
    品と、 前記第1の逆反射体からの反射光と第2の逆反射体から
    反射した参照光との干渉に基づいて前記第1の逆反射体
    の移動量を検出する検出部と、 前記回転体に固定配設され、前記第1の逆反射体からの
    反射光の一部が入射され、前記第1の逆反射体に入射す
    るレーザビームのずれ量に応じた位置信号を出力する位
    置検出手段と、 前記位置検出手段からの位置信号に基づいて前記ずれ量
    がゼロになるように第1の応答速度で前記反射光学部品
    の傾きを制御する第1の制御手段と、 前記位置検出手段からの位置信号及び/又は前記反射光
    学部品の基準位置からの傾きを示す信号に基づいて、前
    記反射光学部品を前記基準位置に戻すように第2の応答
    速度で前記回転体の前記X軸及びY軸回りの回動位置を
    制御する第2の制御手段と、 から成ることを特徴とする高速追尾式レーザ干渉測長
    器。
  2. 【請求項2】 前記反射光学部品は、前記回転体におけ
    る第1の方向に傾動自在な第1の反射光学部品と、第2
    の方向に傾動自在な第2の反射光学部品とから成ること
    を特徴とする請求項1に記載の高速追尾式レーザ干渉測
    長器。
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