JP2002295888A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

空気調和機の室内機

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JP2002295888A JP2001348247A JP2001348247A JP2002295888A JP 2002295888 A JP2002295888 A JP 2002295888A JP 2001348247 A JP2001348247 A JP 2001348247A JP 2001348247 A JP2001348247 A JP 2001348247A JP 2002295888 A JP2002295888 A JP 2002295888A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ケーシング2の下部に吹出口7を備えた空気
調和機の室内機1であって、空気を斜め上方へ吹き出す
ことができるものを提供する。 【解決手段】 空気調和機の吹き出し口7に幅広の複数
の水平羽根11,12を設け空気調和機の運転時に協働
して吹出口7から室内90へ向かって吹き出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は空気調和機の室内
機に関し、より詳しくは、ケーシングの下部に室内に向
けて空気を吹き出すための吹出口を備えた室内機に関す
る。なお、室内機は室内ユニットとも呼ばれる。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】壁掛
型の空気調和機の室内機は、一般に室内の壁面上部に取
り付けられるので、居住空間である斜め下方へ向けて調
整空気を吹き出せるように、ケーシングの下部に水平方
向に細長く延びる吹出口が形成され、この吹出口に水平
に延びる羽根(水平羽根)が設けられている。この水平
羽根によって、空気調和機の暖房運転時には空気が斜め
下方から鉛直下方へ吹き出されるが、冷房運転時には略
水平方向に吹き出される。
【0003】しかしながら、従来の空気調和機の室内機
では、冷房運転時に、吹き出す空気の流れの中心をせい
ぜい水平方向へ向けられるにすぎず、空気の流れが斜め
下方へ或る程度広がることは避けられなかった。そし
て、冷気に直接当たることは、居住者にとって必ずしも
心地よいとは限らず、特に、睡眠中にあっては寝冷えの
原因にもなる。
【0004】そこで、この発明の課題は、空気を斜め上
方へ吹き出すことができる空気調和機の室内機を提供す
ることにある。特に、この発明の課題は、単に斜め上方
に吹き出せるようにするだけでなく、吹出口の風を斜め
上方に導くのに適した羽根の形状や羽根配置を備えた空
気調和機を提供することにある。
【0005】また、壁掛型の空気調和機の室内機として
は、ケーシングの下部に水平方向に細長く延びる吹出口
と、この吹出口を水平に通る中心軸の周りに回動自在に
支持された水平羽根を備えたものが多い。空気調和機の
運転時には、水平羽根は、上記中心軸の周りに吹出口を
開く角度に配置されて、吹出口から室内へ向かって吹き
出される空気の向き(風向)を調整する。空気調和機の
運転停止時には、水平羽根は、上記中心軸の周りに吹出
口を塞ぐ角度に配置されて、室内機の美観を向上させ
る。
【0006】ここで、美観を損なわないようにするため
に、水平羽根のサイズは吹出口のサイズと略同じに設定
されるため、水平羽根のサイズは比較的小さく制限され
る。この結果、従来の空気調和機の室内機は風向調整能
力が乏しいという問題がある。例えば、冷房運転時は、
吹出口から吹き出される空気は上方又は水平方向へ向け
られるべきであるが、従来の空気調和機の室内機では吹
出口から吹き出される空気が下方へ向かって流れて、居
住者がドラフト感を受けるという問題がある。
【0007】そこで、この発明の課題は、運転停止時の
美観を維持しながら、運転時の風向調整能力を高めるこ
とができる空気調和機の室内機を提供することにある。
【0008】また、壁掛型の空気調和機の室内機として
は、ケーシングと、このケーシング内に配置されたファ
ンと、ケーシングに設けられ、ファンからの空気を吹き
出す吹出口と、この吹出口に回動自在に設けられたメイ
ン水平フラップと、吹出口に回動自在に設けられ、メイ
ン水平フラップよりも小さな補助水平フラップとを備え
たものが知られている。そして、メイン水平フラップの
外方側表面積と補助水平フラップの外方側表面積とを合
わせた面積を、吹出口の開口面積に一致させて、運転停
止時、メイン水平フラップと補助水平フラップとで吹出
口を全閉するようにしている。このように、運転停止時
において、メイン水平フラップおよび補助水平フラップ
が吹出口を塞ぐので、美観が向上する。
【0009】この空気調和機の室内機では、運転時は、
メイン水平フラップおよび補助水平フラップを回動させ
て吹出口を開き、吹出口から吹き出す空気の風向をメイ
ン水平フラップ,補助水平フラップで調節している。し
かしながら、上記メイン水平フラップ,補助水平フラッ
プでは風向調節能力が不充分であるという問題がある。
例えば、上記メイン水平フラップ,補助水平フラップの
風向調節では、吹出口から空気を斜め上方に向けて吹き
出させることができない。
【0010】そこで、本発明の課題は、空気調和機の室
内機の風向調節能力を向上させることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の空気調和機の室内機は、ケーシン
グの下部に吹出口を備えた空気調和機の室内機であっ
て、この空気調和機の運転時に上記吹出口から室内へ向
かって吹き出される空気を斜め上方へ向ける風向調整手
段を備えたことを特徴とする。
【0012】ここで「運転時」とは、例えば冷房運転の
ように積極的に空気調和を行う場合だけでなく、室内機
に内蔵されたファンを単に回転させるだけの送風状態を
も指す。
【0013】この請求項1の空気調和機の室内機では、
風向調整手段によって、この空気調和機の運転時に上記
吹出口から室内へ向かって吹き出される空気が斜め上方
へ向けられる。つまり、この空気調和機の室内機は空気
を斜め上方へ吹き出すことができる。この結果、冷房運
転時に、冷気が居住者に直接当たるのが防止される。
【0014】請求項2に記載の空気調和機の室内機は、
請求項1に記載の空気調和機の室内機において、上記風
向調整手段は、湾曲した断面を持ち水平方向に延びる案
内部材を有し、この案内部材は、運転時に内周面が上記
ケーシング側に面し、かつ下流側の端部が上方へ向くよ
うに配置されることを特徴とする。
【0015】ここで「案内部材」は、単体の場合と、複
数体の場合とを含む。また、「湾曲した」とは、円弧状
や楕円の一部である場合を含む。
【0016】この請求項2の空気調和機の室内機では、
上記風向調整手段は、湾曲した断面を持ち水平方向に延
びる案内部材を有する。この案内部材は、運転時に内周
面が上記ケーシング側に面し、かつ下流側の端部が上方
へ向くように配置される。したがって、この空気調和機
の運転時に上記吹出口から室内へ向かって吹き出される
空気は、この案内部材の内周面に沿って円滑に斜め上方
へ向けられる。
【0017】請求項3に記載の空気調和機の室内機は、
請求項1に記載の空気調和機の室内機において、上記案
内部材は、上記湾曲した断面の中央部よりも上流側に設
定された、上記断面に垂直な中心軸の周りに回動可能に
なっていることを特徴とする。
【0018】ここで「中心軸」は、上記案内部材の断面
内に設けられる場合と、上記案内部材の断面外に設けら
れる場合とがある。後者の場合には、上記案内部材と中
心軸とはアーム部材を介して連結される。
【0019】この請求項3の空気調和機の室内機では、
上記案内部材は、上記湾曲した断面の中央部よりも上流
側に設定された中心軸の周りに回動可能になっている。
したがって、上記案内部材が上記中心軸の周りに回動さ
れることによって、上記案内部材の下流側の端部が比較
的大きい円弧を描いて振られる。したがって、上記吹出
口から室内へ向かって吹き出される空気の流れを大きく
振ることができ、風向調節能力が向上する。
【0020】請求項4に記載の空気調和機の室内機は、
請求項1、2または3に記載の空気調和機の室内機にお
いて、上記風向調整手段は、上記吹出口に設けられた水
平羽根とは別に、上記吹出口以外の箇所に設けられ、上
記吹出口から室内へ向かって吹き出される空気を斜め上
方へ向ける案内部材を備えたことを特徴とする。
【0021】この請求項4の空気調和機の室内機では、
上記風向調整手段は、上記吹出口に設けられた水平羽根
とは別に、上記吹出口以外の箇所に設けられ、上記吹出
口から室内へ向かって吹き出される空気を斜め上方へ向
ける案内部材を備えているので、案内部材が単体からな
る場合に比して、風向調整用の案内部材の設計自由度が
大きくなる。
【0022】また、上記課題を解決するため、請求項5
に記載の空気調和機の室内機は、ケーシングの下部に吹
出口を備えた空気調和機の室内機であって、この空気調
和機の運転時に上記吹出口から室内へ向かって吹き出さ
れる空気の向きを調整するように、ケーシングの前面パ
ネルを上記吹出口に対応する位置まで可動で、かつその
位置で所定の姿勢に保持されるように設けたことを特徴
とする。
【0023】この請求項5の空気調和機の室内機では、
ケーシングの前面パネルを上記吹出口に対応する位置ま
で可動で、かつその位置で所定の姿勢に保持されるよう
に設けている。したがって、上記吹出口に対応する位置
まで移動され、その位置で所定の姿勢に保持された前面
パネルによって、この空気調和機の運転時に上記吹出口
から室内へ向かって吹き出される空気の向きが調整され
得る。前面パネルのサイズは、吹出口に設けられた水平
羽根のサイズに比して制限が緩く、ケーシングの前面側
吸込口のサイズと実質的に同じに設定され得る。したが
って、前面パネルのサイズをそのように比較的大きく設
定することによって、運転時の風向調整能力を高めるこ
とができる。また、ケーシングの前面側が開かれるの
で、吸込み面積を実質的に大きくすることができる。ま
た、この空気調和機の運転停止時には、前面パネルはケ
ーシングの前面側吸込口を塞ぐ本来の位置に戻される。
したがって、空気調和機の運転停止時の美観を維持する
ことができる。
【0024】請求項6に記載の空気調和機の室内機は、
請求項5に記載の空気調和機の室内機において、上記吹
出口を水平に通る第1中心軸の周りに回動自在に支持さ
れた水平羽根を備え、上記前面パネルは、この空気調和
機の運転時に上記水平羽根と連続する位置に配置される
ように、上記ケーシングの下部または下方を水平に通る
第2中心軸の周りに回動自在に支持されていることを特
徴とする。
【0025】この請求項6の空気調和機の室内機では、
上記前面パネルは、上記ケーシングの下部または下方を
水平に通る第2中心軸の周りに回動自在に支持されてい
る。この空気調和機の運転時には、水平羽根を第1中心
軸の周りに吹出口を開く角度に配置するとともに、上記
前面パネルを第2中心軸の周りに回転させて上記水平羽
根と連続する位置に配置することによって、吹出口の前
方に実質的にサイズが大きい風向調整用のパネルが構成
される。したがって、運転時の風向調整能力をさらに高
めることができる。また、室内機のケーシング内で発生
した騒音が居住者へ直接達するのを有効に防ぐことがで
きる。
【0026】請求項7に記載の空気調和機の室内機は、
請求項5または6に記載の空気調和機の室内機におい
て、運転停止時には、上記前面パネルはケーシングの前
面側を塞ぐ位置に配置され、上記吹出口を水平に通る第
1中心軸の周りに回動自在に支持された水平羽根は、上
記第1中心軸の周りに上記吹出口を塞ぐ角度に配置され
ることを特徴とする。
【0027】この請求項7の空気調和機の室内機では、
この空気調和機の運転停止時には、前面パネルはケーシ
ングの前面側吸込口を塞ぐ本来の位置に配置され、水平
羽根は第1中心軸の周りに吹出口を塞ぐ角度に配置され
る。したがって、空気調和機の運転停止時の美観を維持
することができる。また、ケーシングが密閉されるの
で、ケーシング内に空気よりも重いガスを充填して行う
抗菌、防カビ処理が容易になる。
【0028】請求項8に記載の空気調和機の室内機は、
請求項5、6または7に記載の空気調和機の室内機にお
いて、上記前面パネルは中空の樹脂からなることを特徴
とする。
【0029】この請求項8の空気調和機の室内機では、
上記前面パネルは中空の樹脂からなるので、軽く構成さ
れる。したがって、上記前面パネルをケーシングの前面
側吸込口を塞ぐ位置と上記吹出口に対応する位置との間
で移動させるときに、駆動手段の駆動力(トルク)が小
さくて済む。また、上記前面パネルは中空の樹脂からな
るので、前面パネルの両面間の断熱性が高いものとな
る。したがって、例えば冷房運転時に上記前面パネルが
上記吹出口に対応する位置に略水平の姿勢で保持された
ときに、上記吹出口から吹き出された空気によって上記
前面パネルの上面が冷却されたとしても、上記前面パネ
ルの下面に結露が生じることがない。
【0030】請求項9に記載の空気調和機の室内機は、
請求項5乃至8のいずれか一つに記載の空気調和機の室
内機において、上記前面パネルを上記ケーシングの下部
または下方を水平に通る第2中心軸の周りに回転させる
ための駆動手段と、上記前面パネルの第2中心軸の周り
の角度がこの空気調和機の運転状態に応じた角度になる
ように、上記駆動手段を制御する制御手段を備えたこと
を特徴とする。
【0031】この請求項9の空気調和機の室内機では、
制御手段が駆動手段を制御することによって、上記前面
パネルの第2中心軸の周りの角度がこの空気調和機の運
転状態に応じた角度に自動的に設定される。
【0032】また、上記課題を解決するため、請求項1
0の空気調和機の室内機は、ケーシングと、このケーシ
ング内に配置されたファンと、上記ケーシングに設けら
れ、上記ファンからの空気を吹き出す吹出口と、この吹
出口に回動自在に設けられたメイン水平フラップと、上
記吹出口に回動自在に設けられ、上記メイン水平フラッ
プよりも小さな補助水平フラップとを備えて、上記メイ
ン水平フラップと上記補助水平フラップとにより運転停
止時に上記吹出口を全閉する空気調和機の室内機であっ
て、上記メイン水平フラップにおいて羽根弦長の少なく
とも4分の1の長さの上方側先端部が上記吹出口の上縁
部に重なるように、上記メイン水平フラップが形成され
ていることを特徴としている。
【0033】この請求項10の空気調和機の室内機によ
れば、運転時、上記ファンからの空気は、メイン水平フ
ラップと補助水平フラップとで風向が調節され、吹出口
から室内に向かって吹き出す。そして、運転が停止する
と、上記メイン水平フラップと補助水平フラップとを回
動させて、メイン水平フラップと補助水平フラップとで
吹出口を全閉する。
【0034】一方、発明者は、上記メイン水平フラップ
に着目し、水平フラップにおいて羽根弦長の少なくとも
4分の1の長さにあたる上方側先端部が運転停止時に吹
出口の上縁部に重なるように、メイン水平フラップを形
成しているので、運転時、メイン水平フラップと補助水
平フラップによる風向調節能力が向上する。つまり、こ
の発明では、上記メイン水平フラップの羽根弦長の少な
くとも4分の1の上方側先端部が運転停止時に吹出口の
上縁に重なるように、メイン水平フラップが形成されて
いるので、メイン水平フラップと補助水平フラップによ
る風向調節能力を向上させることができる。
【0035】請求項11の空気調和機の室内機は、請求
項10の空気調和機の室内機において、冷房運転を行う
位置まで上記メイン水平フラップを回動させたときに、
上記上方側先端部が斜め上方を向くように、上記メイン
水平フラップが湾曲していることを特徴としている。
【0036】この請求項11の空気調和機の室内機によ
れば、冷房運転時には、上記メイン水平フラップの上方
側先端部を上方に向けて湾曲させているので、吹出口か
ら吹き出す冷気を斜め上方へ確実に案内することができ
る。
【0037】請求項12の空気調和機の室内機は、請求
項10または11の空気調和機の室内機において、上記
メイン水平フラップの上記上方側先端部における長手方
向の両端部が面取りされていることを特徴としている。
【0038】この請求項12の発明の空気調和機の室内
機によれば、冷房運転時、吹出口側に暖かい室内空気が
引き込まれても、メイン水平フラップの上方側先端部に
おける長手方向の両端部が面取りされているから、吹出
口側に引き込まれた室内空気が接触する箇所はない。し
たがって、上記メイン水平フラップの上方側先端部にお
ける結露を防止することができる。
【0039】また、上記メイン水平フラップの上方側先
端部における長手方向の両端部が面取りされているだけ
だから、メイン水平フラップの全閉時において外観の美
しさを損なうこともない。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、この発明の空気調和機の室
内機を図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0041】(第1実施形態)図1は第1実施形態の壁
掛型の室内機1の縦断面を示している。この室内機1
は、ケーシング2内に、図1の紙面に垂直な方向に延び
る略円筒状のクロスフローファン3と、このクロスフロ
ーファン3を取り囲むように三つの部分4a,4b,4
cに折り曲げられた熱交換器4を収容している。なお、
図1において左側が前方、右側が後方に相当する。
【0042】ケーシング2は、上部2a、前部2cにそ
れぞれ室内空気を吸い込むための上面グリル5、吸込口
6を備えるとともに、下部2bに熱交換後の空気を吹き
出すための吹出口7を備えている。ケーシング2の後部
は背板2dによって閉じられている。上面グリル5は格
子状に形成され、その格子の隙間によって常に開かれて
いる。吸込口6は、吸込み面積を実質的に大きくするた
めに、ケーシング2の前面の大部分を占めている。吹出
口7は、ケーシング2の下部を水平方向に細長く延びて
いる。これらの吸込口6、吹出口7は、運転停止状態で
はそれぞれ対応するサイズの前面パネル12、水平羽根
11によって閉じられている。なお、運転停止状態にお
ける前面パネル12、水平羽根11の位置をそれぞれ符
号Q0,P0で表している。
【0043】水平羽根11は、従来例で述べたのと同様
に、吹出口7を水平に通る第1中心軸14の周りに回動
自在に支持されている。具体的には、水平羽根11は、
その根元11f近傍にケーシング2内へ向けて突出した
左右一対の取付板13と、この取付板13に対して垂直
(図1の紙面に垂直)な方向に延びる第1中心軸14と
を一体に有している。第1中心軸14は、吹出口7内に
設けられた支持リング(ケーシング2に固定されてい
る)31に、周方向にスライドするように嵌合されてい
る。この結果、支持リング31によって、水平羽根11
は第1中心軸14の周りに矢印Aで示すように回動自在
に支持されている。この第1中心軸14は、水平羽根1
1の先端11eを大きく振れるように、水平羽根11の
断面の中央部よりも上流側に設定されている。
【0044】前面パネル12は、ケーシング2の下部
(吹出口7内)を水平に通る第2中心軸16の周りに回
動自在に支持されている。具体的には、前面パネル12
は、その裏面側下部にケーシング2内へ向けて突出した
アーム部材としての左右一対の取付板15と、この取付
板15に対して垂直(図1の紙面に垂直)な方向に延び
る第2中心軸16とを一体に有している。さらに、取付
板15に連なって前面パネル12の裏面上部へ補強用の
リブ17が延びている。第2中心軸16は、ケーシング
2内下部に設けられた支持リング(ケーシング2に固定
されている)32に、周方向にスライドするように嵌合
されている。この結果、支持リング32によって、前面
パネル12は第2中心軸16の周りに矢印Bで示すよう
に回動自在に支持されている。この第2中心軸16は、
前面パネル12の略円弧状の断面の中央部よりも上流側
に設定されている。
【0045】これらの水平羽根11、前面パネル12は
それぞれ第1中心軸14、第2中心軸16の周りに、図
3に示すように駆動手段としての第1駆動モータ21、
第2駆動モータ22によって回転される。第1駆動モー
タ21、第2駆動モータ22は、それぞれステッピング
モータからなり、水平羽根11の第1中心軸14の周り
の角度、前面パネル12の第2中心軸16の周りの角度
がこの空気調和機の運転状態に応じた角度になるよう
に、CPU(中央演算処理装置)を備えた制御手段とし
ての制御部20によって制御される。なお、これらの第
1駆動モータ21、第2駆動モータ22および制御部2
0は、図1中には描かれていないが、いずれもケーシン
グ2内に設けられている。
【0046】この空気調和機の室内機1では、制御部2
0が第1駆動モータ21、第2駆動モータ22を制御す
ることによって、水平羽根11の第1中心軸14の周り
の角度、前面パネル12の第2中心軸16の周りの角度
がそれぞれこの空気調和機の運転状態に応じた角度に自
動的に設定される。
【0047】具体的には、運転停止状態では、図1に関
して既に述べたように、前面パネル12、水平羽根11
はそれぞれ吸込口6、吹出口7を塞ぐ閉位置Q0,P0
配置される。前面パネル12、水平羽根11はそれぞれ
吸込口6、吹出口7と対応する形状を有しているので、
空気調和機の運転停止時の美観を高めることができる。
【0048】また、暖房運転時には、前面パネル12は
運転停止時の閉位置Q0から図1において20°〜30
°程度左回りに回転された、吸込口6を開く開位置Q1
に配置される。水平羽根11は運転停止時の閉位置P0
から略90°左回りに回転された、吹出口7を開く開位
置P1に配置される。この状態でクロスフローファン3
が回転することによって、室内90の空気が開かれた吸
込口6を通してケーシング2内に入り、熱交換器4のフ
ィンの隙間を通って昇温される。この昇温後の空気はク
ロスフローファン3、開かれた吹出口7を通して室内9
0へ吹き出される。このとき、水平羽根11が略鉛直下
方を向いた位置P1にあることから、室内90へ吹き出
される空気の向きは下向きとなる。
【0049】冷房運転時には、この空気調和機が初期の
送風状態を終えて実質的に冷房運転に移行するまでの
間、前面パネル12は運転停止時の閉位置Q0から図1
において20°〜30°程度左回りに回転された開位置
1に一旦配置される。続いて、この空気調和機が実質
的に冷房運転に移行すると、前面パネル12は開位置Q
1からさらに60°程度左回りに回転された、吹出口7
に対応する開位置Q2に配置される。一方、水平羽根1
1は運転停止時の閉位置P0から60°程度左回りに回
転された、吹出口7を開く開位置P2に配置される。こ
れにより、前面パネル12の水平羽根11に近い側の端
部12fと水平羽根11の先端11eとを接するように
配置することによって、吹出口7の前方に、前面パネル
12と水平羽根11とが連続してなる実質的にサイズが
大きい風向調整用の案内部材としてのパネルが構成され
る。この状態でクロスフローファン3が回転することに
よって、室内90の空気が開かれた吸込口6を通してケ
ーシング2内に入り、熱交換器4のフィンの隙間を通っ
て降温される。この降温後の空気はクロスフローファン
3、開かれた吹出口7を通して室内90へ吹き出され
る。このとき、水平羽根11に連なる前面パネル12が
水平乃至少し上方を向いた位置Q2にあることから、室
内90へ吹き出される空気の向きは水平乃至少し上向き
となる。このように、冷房運転時には、水平羽根11だ
けでなく、吹出口7に対応する位置まで移動され、その
位置で所定の姿勢に保持された前面パネル12によっ
て、吹出口7から室内へ向かって吹き出される空気の向
きが調整される。前面パネル12のサイズは、吹出口7
に設けられた水平羽根11のサイズに比して制限が緩
く、ケーシング2の前面側吸込口6のサイズと実質的に
同じに設定されている。しかも、前面パネル12は、略
円弧状の断面の中央部よりも上流側に設定された中心軸
16の周りに回動されるので、吹出口7から室内へ向か
って吹き出される空気の流れを大きく振ることができ
る。したがって、運転時の風向調整能力を充分に高める
ことができる。また、室内機1のケーシング2内で発生
した騒音が居住者へ直接達するのを有効に防ぐことがで
きる。
【0050】なお、この空気調和機の運転停止時には、
前面パネル12、水平羽根11はそれぞれ吸込口6、吹
出口7を塞ぐ閉位置Q0,P0に戻される。したがって、
空気調和機の運転停止時の美観を維持することができ
る。また、ケーシング2が密閉(ただし、上部2aを除
く。)されるので、ケーシング2内に空気よりも重いガ
スを充填して行う抗菌、防カビ処理が容易になる。
【0051】図2は室内機1の前面パネル12を変形し
てなる変形例を示している。この変形例の室内機1A
は、前面パネル12Aが中空の樹脂からなる点で上記室
内機1と異なっている。前面パネル12Aは、例えば、
PS(ポリスチレン)のシートを表皮とする発泡樹脂で
構成される。この前面パネル12Aでは、前面パネル1
2に比して機械的強度が大きいので、補強用のリブが省
略されている。このような前面パネル12Aは、公知の
押出成形技術によって簡単に作製することができる。こ
の室内機1Aの残りの構成要素は室内機1のものと同じ
であり、同一の符号を付して個々の説明を省略する。
【0052】この室内機1Aによれば、室内機1と同じ
作用効果を奏することができる。しかも、この空気調和
機の室内機1Aでは、前面パネル12Aが中空の樹脂か
らなるので、軽く構成される。したがって、前面パネル
12Aをケーシング2の前面側吸込口6を塞ぐ位置と吹
出口7に対応する位置との間で移動させるときに、駆動
手段の駆動力(第2駆動モータ22のトルク)が小さく
て済む。また、前面パネル12Aは中空の樹脂からなる
ので、前面パネル12Aの両面間の断熱性が高いものと
なる。したがって、例えば冷房運転時に前面パネル12
Aが吹出口7に対応する位置Q2に略水平の姿勢で保持
されたときに、吹出口7から吹き出された空気によって
前面パネル12Aの上面12uが冷却されたとしても、
前面パネル12Aの下面12lに結露が生じることがな
い。
【0053】なお、この実施形態では、前面パネル1
2,12Aをアーム状の取付板15を介して第1駆動モ
ータ21で第1中心軸16の周りに回動させるものとし
たが、これに限られるものではない。前面パネル12,
12Aをケーシング2の前面側吸込口6を塞ぐ位置と吹
出口7に対応する位置との間で移動させる手段は何であ
っても良い。
【0054】(第2実施形態)図4は本発明の第2実施
形態の空気調和機の壁掛型の室内機100の概略断面図
である。
【0055】上記空気調和機の室内機100は、図4に
示すように、室内側壁面に取り付けられたケーシング1
01と、このケーシング101内に配置された逆J字状
の熱交換器102と、熱交換器102の下流側に配置さ
れたファン103とを備えている。上記ケーシング10
1の下部では斜め下方を向いた吹出口105が開口して
おり、その吹出口105の上縁部101aは内方側に向
かって窪んでいる。上記吹出口105から吹き出す空気
の風向を調節するために、案内部材としてのメイン水平
フラップ106と、メイン水平フラップ106よりも小
さい補助水平フラップ107とを吹出口105に設けて
いる。この場合、上記メイン水平フラップ106が主と
して風向調節を行う一方、補助水平フラップ107はメ
イン水平フラップ106の風向制御を補助する機能を果
たす。また、運転停止時には、メイン水平フラップ10
6と補助水平フラップ107によって吹出口105を全
閉する。
【0056】上記メイン水平フラップ106は、羽根弦
長の4分の1の長さの上方側先端部106aが吹出口1
05の上縁部101aに重なるように形成されている。
すなわち、上記上方側先端部106aの弦長の長さは、
メイン水平フラップ106全体の弦長の4分の1の長さ
である。上記メイン水平フラップ106は、その根元近
傍にケーシング101内へ向けて突出したアーム部材と
しての少なくとも左右一対の取付板116と、この取付
板116に対して垂直(図2の紙面に垂直)な方向に延
びる前方側シャフト110とを一体に有している。前方
側シャフト110は、ドレンパン112下側の前方側フ
ラップ支持板108の下端部に回動自在に支持されてい
る。また、上記メイン水平フラップ106は、このよう
にドレンパン112下側の前方側フラップ支持板108
の下端部に支持されて、吹出口105の上側領域に対応
する領域に大部分が位置している。また、上記メイン水
平フラップ106は、図示しないモータの回転駆動力を
前方側シャフト110を介して受けることにより、前方
側シャフト110を中心に正逆方向に回動する。そし
て、上記メイン水平フラップ106を冷房運転を行う位
置P1まで回動させたときに、上方側先端部106aが
斜め上方を向くように、メイン水平フラップ106を湾
曲させている。
【0057】一方、上記補助水平フラップ107は、ケ
ーシング101内へ向けて突出したアーム部材としての
少なくとも左右一対の取付板117と、この取付板11
7に対して垂直(図2の紙面に垂直)な方向に延びる後
方側シャフト111とを一体に有している。後方側シャ
フト111は、ドレンパン112下側の後方側フラップ
支持板109の下端部に回動自在に支持されている。上
記補助水平フラップ107は、このようにドレンパン1
12下側の後方側フラップ支持板109の下端部に支持
されて、吹出口105の下側領域に対応する領域に位置
している。また、上記補助水平フラップ107は、図示
しないモータの回転駆動力を後方側シャフト111を介
して受けることにより、後方側シャフト111を中心に
正逆方向に回動する。
【0058】図5に、上記空気調和機の室内機100の
正面図を示す。図5は運転停止の状態であって、メイン
水平フラップ106と補助水平フラップ107とが吹出
口105を塞ぐ状態、つまり全閉状態を示している。
【0059】上記メイン水平フラップ106は、図5に
示すように、長板形状をしている。そして、上記メイン
水平フラップ106の上方側先端部106aでは、長手
方向の両端部113,114に面取りが施されている。
【0060】上記構成の空気調和機の室内機100によ
れば、冷房運転時には、メイン水平フラップ106,補
助水平フラップ107を2点鎖線の位置P1,P11ま
で回動させて、吹出口105から冷気を室内に供給する
一方、暖房運転時には、メイン水平フラップ106,補
助水平フラップ107を2点鎖線の位置P2,P22に
まで回動させて、吹出口105から暖気を室内に供給す
る。
【0061】図6に、上記空気調和機の室内機100の
冷房運転時における風向の解析結果を模式的に示してい
る。図6から明らかなように、メイン水平フラップ10
6と補助水平フラップ107を位置P1,P11に位置
させることにより、吹出口105から斜め上方に向かっ
て冷気が吹き出している。図7には、このときの吹出口
105周辺の温度分布の状態を模式的に示している。図
7に示すように、上記メイン水平フラップ106,補助
水平フラップ107で吹き出し冷気を斜め上方へ案内す
ることにより、吹出口105の冷気と同温の温度領域T
が斜め上方に向かって延びている。
【0062】このように、上記メイン水平フラップ10
6と補助水平フラップ107を有しているから、従来で
は実現できなかった斜め上方への風向制御を行うことが
できる。すなわち、上記メイン水平フラップ106にお
いて羽根弦長の4分の1の長さの上方側先端部106a
が運転停止時に吹出口105の上縁部101aに重なる
ように、メイン水平フラップ106を形成しているの
で、メイン水平フラップ106と補助水平フラップ10
7による風向調節能力が従来に比べて向上しているので
ある。
【0063】また、冷房運転時、上記メイン水平フラッ
プ106,補助水平フラップ107を2点鎖線の位置P
1,P11に位置させたときに、メイン水平フラップ1
06の上方側先端部106aが上方を向いているので、
吹出口105から吹き出す冷気を斜め上方へ確実に案内
することができる。
【0064】また、上記吹出口105から吹き出した冷
気が斜め上方に向かって流れることによって、吹き出さ
れた冷気が室内を循環しやすくなり、室内において人が
ドラフト感を感じないようにすることが可能である。本
発明者は、熱負荷安定時においては、いわゆる完全ドラ
フトレス気流を実現できることを確認している。
【0065】そして、上記メイン水平フラップ106と
補助水平フラップ107による風向調節能力が従来に比
べて向上しているので、暖房運転時には、吹出口105
から暖気を下方に向けて確実に吹き出させることができ
る。
【0066】ところで、冷房運転時には、吹出口105
側に引き込まれた暖かい室内空気がメイン水平フラップ
106の上方側先端部106aに接触して、その上方側
先端部106aに結露を生じる恐れがある。しかし、上
記吹出口105側に室内空気が暖かい引き込まれても、
メイン水平フラップ106の上方側先端部106aにお
ける長手方向の両端部113,114が面取りされてい
るから、吹出口105側に引き込まれた室内空気が接触
する箇所はない。したがって、上記メイン水平フラップ
106の上方側先端部106aにおける結露を防止する
ことができる。
【0067】一方、冷房運転または暖房運転が終了する
と、メイン水平フラップ106, 補助水平フラップ10
7を回動させて、メイン水平フラップ106,補助水平
フラップ107で吹出口105を全閉する。このとき、
上記メイン水平フラップ106の外面と補助水平フラッ
プ107の外面とを滑らかに連ならせると共に、補助水
平フラップ107の外面とケーシング101の外方側底
面とを滑らかに連ならせる。これにより、運転停止時に
おいて、外観を美しくすることができる。
【0068】また、上記メイン水平フラップ106の上
方側先端部106aにおける長手方向の両端部113,
114に面取りを施しているが、メイン水平フラップ1
06のほんの一部の面取りであるから、その面取りによ
り美観が損なわれることもない。
【0069】なお、この実施形態では、上記メイン水平
フラップ106において羽根弦長の4分の1の長さの上
方側先端部106aが吹出口105の上縁部101aに
重なるように、メイン水平フラップ106を形成してい
たが、メイン水平フラップにおいて羽根弦長の少なくと
も4分の1の長さの上方側先端部が吹出口の上縁部に重
なるように、メイン水平フラップ106を形成してもよ
い。
【0070】(第3の実施形態)この発明が適用される
のは上述の第1実施形態、第2実施形態に限られるもの
ではない。図8(a),(b)はこの発明の第3実施形
態の空気調和機の壁掛型室内機201を斜め上方から見
たところを模式的に示している。同図(a)は運転停止
状態または暖房運転時、同図(b)は冷房運転時の状態
を表している。
【0071】図8(a)に示すように、この室内機20
1は、ケーシング202の下部に水平方向に細長く延び
る吹出口207を備えている。
【0072】ケーシング202の上面、前面には、図示
を省略しているが、それぞれ室内空気を吸い込むための
上面グリル、吸込口が設けられている。ケーシング20
2の下面、後部は、それぞれ底板、背板によって閉じら
れている。
【0073】吹出口207には、この吹出口207から
室内へ向かって吹き出される空気の向きを調整するため
に、水平方向に細長く延びる平板状の水平羽根206が
設けられている。この水平羽根206は、この水平羽根
206の断面内を通る中心軸(図示せず)の周りに回動
可能に、ケーシング202(の吹出口207の両端相当
部分)によって支持されている。水平羽根206の先端
部の向きは、鉛直下方と水平方向との間で手動で可変し
て設定されるようになっている。
【0074】ケーシング202の左右側面にそれぞれ形
成された凹溝216に、矩形状の断面を持つスライドロ
ッド215が鉛直方向にスライド可能に嵌合されてい
る。そして、この左右一対のスライドロッド215,2
15の下端に、風向調整のための平板状の補助パネル2
12が取り付けられている。図8(a)の状態では、補
助パネル212はケーシング202の下面に添って配置
されている(この位置を待機位置P200と呼ぶ。)。
この補助パネル212の面方向のサイズは、ケーシング
202の下面のサイズと略一致している。
【0075】スライドロッド215,215が凹溝21
6に沿って鉛直方向にスライドすることによって、補助
パネル212は、図8(a)中に示す待機位置P200
とその鉛直下方の中間位置P201(図8(b)中に破
線で示す。)との間で平行移動され得る。
【0076】また、補助パネル212は、スライドロッ
ド215,215の下端に、補助パネル212の断面内
を通る中心軸(図示せず)の周りに回動可能に取り付け
られている。この例では、補助パネル212は、図8
(b)中に破線で示す中間位置P201と実線で示す案
内位置P202との間で回動されるようになっている。
この案内位置P202は、補助パネル212が吹出口2
07と対向し、補助パネル212の先端部が斜め上方を
向く位置である。
【0077】この空気調和機が運転停止状態にあるとき
は、図8(a)に示すように、補助パネル212は待機
位置P200に置かれる。この補助パネル212の面方
向のサイズはケーシング202の下面のサイズと略一致
しているので、補助パネル212のせいで美観が損なわ
れることはない。
【0078】この空気調和機の冷房運転時には、居住者
の好みにより、図8(a)中に矢印B1で示すように補
助パネル212が鉛直下方の中間位置P201まで手動
で平行移動され、続いて図8(b)中に矢印B2で示す
ように、補助パネル212が中心軸(スライドロッド2
15,215の下端のところの)の周りに案内位置P
202まで手動で回転移動される。この案内位置P
202に置かれた補助パネル212は、風向調整のため
の案内部材として働いて、上記吹出口207から室内へ
向かって吹き出される空気を斜め上方へ向ける。したが
って、冷房運転時に、冷気が居住者に直接当たるのを防
止できる。
【0079】なお、ステッピングモータなどの駆動手段
を設けることによって、補助パネル212の待機位置P
200と中間位置P201との間の平行移動や、補助パ
ネル212の中間位置P201と案内位置P202との
間の回転移動を自動で行うようにしても良い。その場合
は、この種の空気調和機に通常付属しているリモートコ
ントローラを用いて、居住者が補助パネル212の位置
の切り替えを指示すれば良い。
【0080】なお、吹出口以外の箇所に設ける案内部材
を採用すれば、空気調和機の利用者が必要なときに案内
部材を取り付けるようにすることも容易である。
【0081】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1乃至
4の空気調和機の室内機によれば、空気を斜め上方へ吹
き出すことができる。したがって、冷房運転時に、冷気
が居住者に直接当たるのを防止できる。
【0082】また、請求項5乃至9の空気調和機の室内
機によれば、運転停止時の美観を維持しながら、運転時
の風向調整能力を高めることができる。
【0083】また、請求項10の空気調和機の室内機
は、メイン水平フラップの羽根弦長の4分の1の上方側
先端部が運転停止時に吹出口の上縁に重なるように、メ
イン水平フラップが形成されているので、メイン水平フ
ラップと補助水平フラップによる風向調節能力を向上で
きる。
【0084】また、請求項11の空気調和機の室内機に
よれば、冷房運転時には、上記メイン水平フラップの上
方側先端部を上方に向けて湾曲させているので、吹出口
から吹き出す冷気を斜め上方へ確実に案内できる。
【0085】また、請求項12の空気調和機の室内機
は、冷房運転時、吹出口側に暖かい室内空気が引き込ま
れても、メイン水平フラップの上方側先端部における長
手方向の両端部が面取りされているから、吹出口側に引
き込まれた室内空気が接触する箇所はなく、メイン水平
フラップの上方側先端部における結露を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施形態の空気調和機の室内
機の縦断面を示す図である。
【図2】 図1の室内機の変形例を示す図である。
【図3】 図1の室内機における水平羽根と前面パネル
の駆動系を示すブロック図である。
【図4】 この発明の第2実施形態の空気調和機の室内
機の概略断面図である。
【図5】 図4の空気調和機の室内機の正面図である。
【図6】 図4の空気調和機の室内機の吹出口から吹き
出す空気の風向の解析結果を示す模式図である。
【図7】 図4の空気調和機の室内機における吹出口周
辺の温度分布の模式図である。
【図8】 この発明の第3実施形態の空気調和機の室内
機を説明する概略斜視図である。
【符号の説明】 1,1A 室内機 2 ケーシング 3 クロスフローファン 4 熱交換器 11 水平羽根 12,12A 前面パネル 100 室内機 101 ケーシング 101a 上縁部 103 ファン 105 吹出口 106 水平フラップ 106a 上方側先端部 107 補助水平フラップ 201 室内機 202 ケーシング 206 水平羽根 207 吹出口 212 補助パネル 215 スライドロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 順司 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内 (72)発明者 香川 早苗 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内 Fターム(参考) 3L081 AA02 AB05 FA03 HA01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(2,101,202)の下
    部に吹出口(7,105,207)を備えた空気調和機
    の室内機(1,1A,100,201)であって、 この空気調和機の運転時に上記吹出口(7,105,2
    07)から室内へ向かって吹き出される空気を斜め上方
    へ向ける風向調整手段(11,12,13,14,1
    5,16,12A,106,107,110,111,
    116,117,206,212,215)を備えたこ
    とを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の空気調和機の室内機
    (1,1A,100,201)において、 上記風向調整手段は、湾曲した断面を持ち水平方向に延
    びる案内部材(11,12,12A,106)を有し、
    この案内部材は、運転時に内周面が上記ケーシング
    (2,101)側に面し、かつ下流側の端部が上方へ向
    くように配置されることを特徴とする空気調和機の室内
    機。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の空気調和機の室内機に
    おいて、 上記案内部材(12,12A,106)は、上記湾曲し
    た断面の中央部よりも上流側に設定された、上記断面に
    垂直な中心軸(16,110)の周りに回動可能になっ
    ていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3に記載の空気調和
    機の室内機(1,1A,100,201)において、 上記風向調整手段は、上記吹出口(7,207)に設け
    られた水平羽根(11,206)とは別に、上記吹出口
    (7,207)以外の箇所に設けられ、上記吹出口から
    室内へ向かって吹き出される空気を斜め上方へ向ける案
    内部材(12,12A,212)を備えたことを特徴と
    する空気調和機の室内機。
  5. 【請求項5】 ケーシング(2)の下部(2b)に吹出
    口(7)を備えた空気調和機の室内機(1,1A)であ
    って、 この空気調和機の運転時に上記吹出口(7)から室内
    (90)へ向かって吹き出される空気の向きを調整する
    ように、ケーシング(2)の前面パネル(12,12
    A)を上記吹出口(7)に対応する位置(Q2)まで可
    動で、かつその位置(Q2)で所定の姿勢に保持される
    ように設けたことを特徴とする空気調和機の室内機。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の空気調和機の室内機
    (1,1A)において、 上記吹出口(7)を水平に通る第1中心軸(14)の周
    りに回動自在に支持された水平羽根(11)を備え、 上記前面パネル(12,12A)は、この空気調和機の
    運転時に上記水平羽根(11)と連続する位置(Q2
    に配置されるように、上記ケーシング(2)の下部(2
    b)または下方を水平に通る第2中心軸(16)の周り
    に回動自在に支持されていることを特徴とする空気調和
    機の室内機。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載の空気調和機の
    室内機(1,1A)において、 運転停止時には、上記前面パネル(12,12A)はケ
    ーシング(2)の前面側を塞ぐ位置(Q0)に配置さ
    れ、 上記吹出口(7)を水平に通る第1中心軸(14)の周
    りに回動自在に支持された水平羽根(11)は、上記第
    1中心軸(14)の周りに上記吹出口(7)を塞ぐ角度
    (P0)に配置されることを特徴とする空気調和機の室
    内機。
  8. 【請求項8】 請求項5、6または7に記載の空気調和
    機の室内機(1A)において、 上記前面パネル(12A)は中空の樹脂からなることを
    特徴とする空気調和機の室内機。
  9. 【請求項9】 請求項5乃至8のいずれか一つに記載の
    空気調和機の室内機(1,1A)において、 上記前面パネル(12,12A)を上記ケーシング
    (2)の下部(2b)または下方を水平に通る第2中心
    軸(16)の周りに回転させるための駆動手段(22)
    と、 上記前面パネル(12,12A)の第2中心軸(16)
    の周りの角度がこの空気調和機の運転状態に応じた角度
    になるように、上記駆動手段(22)を制御する制御手
    段(20)を備えたことを特徴とする空気調和機の室内
    機。
  10. 【請求項10】 ケーシング(101)と、このケーシ
    ング(101)内に配置されたファン(103)と、上
    記ケーシング(101)に設けられ、上記ファン(10
    3)からの空気を吹き出す吹出口(105)と、この吹
    出口に回動自在に設けられたメイン水平フラップ(10
    6)と、上記吹出口に回動自在に設けられ、上記メイン
    水平フラップ(106)よりも小さな補助水平フラップ
    (107)とを備えて、上記メイン水平フラップ(10
    6)と上記補助水平フラップ(107)とにより運転停
    止時に上記吹出口(105)を全閉する空気調和機の室
    内機(100)であって、 上記メイン水平フラップ(106)において羽根弦長の
    少なくとも4分の1の長さの上方側先端部(106a)
    が上記吹出口(105)の上縁部(101a)に重なる
    ように、上記メイン水平フラップ(106)が形成され
    ていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の空気調和機の室内
    機(100)において、 冷房運転を行う位置(P1)まで上記メイン水平フラッ
    プ(106)を回動させたときに、上記上方側先端部
    (106a)が斜め上方を向くように、上記メイン水平
    フラップ(106)が湾曲していることを特徴とする空
    気調和機の室内機。
  12. 【請求項12】 請求項10または11に記載の空気調
    和機の室内機(100)において、 上記メイン水平フラップ(106)の上記上方側先端部
    (106a)における長手方向の両端部(113,11
    4)が面取りされていることを特徴とする空気調和機の
    室内機。
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