JP2021165601A - 空調装置 - Google Patents
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Abstract
Description
以下、本開示の実施形態に係る空調装置100について、図1から図8を参照して説明する。図1及び図2に示すように、本実施形態に係る空調装置100は、ケーシング1と、送風機2と、熱交換器10と、上下ルーバ3と、導風板4と、左右ルーバ5と、を備えている。
ケーシング1は、底面から見て矩形の箱状をなしている。ケーシング1の前面(つまり、水平方向を向く1つの面)には吹出口1Aが形成されている。吹出口1Aは、幅方向に間隔をあけて2つ設けられている。また、ケーシング1の底面には、空気をケーシング1内に取り込むための吸気口1Bが形成されている。
吹出口1Aには、上下ルーバ3と、導風板4と、左右ルーバ5と、が設けられている。上下ルーバ3は、吹出口1Aを閉塞することが可能な寸法を有する板状の部材である。詳しくは後述するが、上下ルーバ3は、吹出口1Aから吹き出す空気の流れ方向を上下に変化させるために設けられている。導風板4は、上下ルーバ3の上方に格納されて、当該導風板4と面一をなす。導風板4は、上下ルーバ3によって案内された空気の流れを前方に導くために設けられている。左右ルーバ5は、吹出口1Aにおける上下ルーバ3の後方に設けられている。左右ルーバ5は、吹出口1Aから吹き出す空気の流れ方向を左右に変化させるために設けられている。
図3に示すように、上下ルーバ3は、吹出口1Aの幅方向に延びる第一軸線A1回りに回動可能とされている。上下ルーバ3は、吹出口1Aを閉塞する閉位置P1と、当該閉位置P1から後方側に向かって回動した状態である案内位置P2との間でその姿勢を遷移させることが可能である。なお、上下ルーバ3の姿勢は図示しないアクチュエータによって調節される。
図3に示すように、導風板4は、吹出口1Aの幅方向に延びる第二軸線A2回りに回動可能とされている。導風板4は、吹出口1Aの上方に収まる待機位置P3と、上下ルーバ3の前方下方に位置する導風位置P4との間でその姿勢を遷移させることが可能である。なお、導風板4の姿勢は図示しないアクチュエータによって調節される。第二軸線A2は、上記の第一軸線A1よりも下方かつ後方側に位置している。また、導風板4の回動軌跡は、上下ルーバ3の回動軌跡よりも外側に位置している。つまり、導風板4の回動半径は、上下ルーバ3の回動半径よりも大きい。さらに言い換えれば、導風板4の回動軌跡は、上下ルーバ3の回動軌跡とは重複していない。
図4から図6に示すように、左右ルーバ5は、上下方向に延びる第三軸線A3回りに回動可能とされている。左右ルーバ5は、上下方向に広がる板状の左右ルーバ本体51と、左右ルーバ本体51をケーシング1に対して回動可能に支持する柱状の軸部52と、を有している。軸部52は第三軸線A3回りに回動可能である。左右ルーバ本体51の前方側の端縁には、後方側に向かって凹む凹部Rが形成されている。これにより、図7に示すように、上下ルーバ3が案内位置P2にあり、左右ルーバ5が左右いずれかの方向に最も回動した状態にあるとき、上下ルーバ3の後方側の端部tは凹部R内に収容された状態となる。つまり、端部tと左右ルーバ5とが干渉することがない。
続いて、図4から図6を参照して空調装置100の動作について説明する。図4に示すように、空調装置100が停止状態にある場合には、上下ルーバ3は閉位置P1にあり、及び導風板4は待機位置P3にある。つまり、上下ルーバ3によって吹出口1Aは閉塞され、導風板4は上下ルーバ3の上方に格納されている。
以上、本開示の実施形態について説明した。なお、本開示の要旨を逸脱しない限りにおいて、上記の構成に種々の変更や改修を施すことが可能である。例えば、上記実施形態では、導風板4の回動軌跡が上下ルーバ3の回動軌跡と重複しない例について説明した。しかしながら、これら導風板4及び上下ルーバ3の回動軌跡の一部が重複した状態で、動作を排他的に制御することによって両者の干渉を回避する構成を採ることも可能である。
各実施形態に記載の空調装置は、例えば以下のように把握される。
1 ケーシング
1A 吹出口
1B 吸気口
2 送風機
3 上下ルーバ
3S 案内面
4 導風板
4S 導風面
5 左右ルーバ
6A,6B 突出部
61A,61B 切欠部
7 キャップ
71 キャップ本体
72 凸部
10 熱交換器
31 上下ルーバ本体
32 タブ
41 導風板本体
42 回転アーム
51 左右ルーバ本体
52 軸部
A1 第一軸線
A2 第二軸線
A3 第三軸線
R 凹部
Claims (7)
- 水平方向に開口する吹出口を有するケーシングと、
該ケーシング内に設けられて、前記吹出口がある前方へと向かって空気を送風する送風機と、
前記吹出口の幅方向に延びる第一軸線回りに回動することで、前記吹出口を閉塞する閉位置と、下方を向く案内面によって前記空気を前方へと案内する案内位置との間で遷移する上下ルーバと、
前記第一軸線よりも下方の第二軸線回りに前記上下ルーバの回動軌跡の外側で回動することで、前記吹出口の上方に収まる待機位置と、前記上下ルーバの前方下方に位置して前記案内面によって案内された空気を前方に導風する導風位置との間で遷移する導風板と、
を備える空調装置。 - 前記上下ルーバの回動軌跡と前記導風板の回動軌跡とが互いに重複していない請求項1に記載の空調装置。
- 前記上下ルーバが前記閉位置にあり、前記導風板が前記待機位置にあるとき、前記上下ルーバ、及び前記導風板は互いに面一をなしている請求項1又は2に記載の空調装置。
- 前記導風板の回動半径は、前記上下ルーバの回動半径よりも大きい請求項1から3のいずれか一項に記載の空調装置。
- 前記上下ルーバの後方に設けられ、前記吹出口の高さ方向に延びる第三軸線回りに回動することで、水平方向における前記空気の向きを案内する複数の左右ルーバをさらに備え、
該左右ルーバの前方側の端縁には、前方側に凹むことで前記案内位置にある前記上下ルーバの後方側の端縁を収容する凹部が形成されている請求項1から4のいずれか一項に記載の空調装置。 - 前記上下ルーバは、
該上下ルーバから幅方向に突出して、前記ケーシングに形成された孔部に挿入される突出部と、
該突出部に取り付けられることで、前記上下ルーバを前記ケーシングに対して脱落不能に固定するキャップと、
を有し、
前記突出部は、幅方向の両側で互いに回転対称な形状を有し、
前記キャップは、幅方向の両側で互いに同一の形状を有する請求項1から5のいずれか一項に記載の空調装置。 - 水平方向に開口する吹出口を有するケーシングと、
該ケーシング内に設けられて、前記吹出口がある前方へと向かって空気を送風する送風機と、
前記吹出口の幅方向に延びる第一軸線回りに回動することで、前記吹出口を閉塞する閉位置と、下方を向く案内面によって前記空気を前方へと案内する案内位置との間で遷移する上下ルーバと、
前記上下ルーバの後方に設けられ、前記吹出口の高さ方向に延びる第三軸線回りに回動することで、水平方向における前記空気の向きを案内する複数の左右ルーバをさらに備え、
該左右ルーバの前方側の端縁には、前方側に凹むことで前記案内位置にある前記上下ルーバの後方側の端縁を収容する凹部が形成されている空調装置。
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JP2020068469A JP2021165601A (ja) | 2020-04-06 | 2020-04-06 | 空調装置 |
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Family Applications (1)
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2020
- 2020-04-06 JP JP2020068469A patent/JP2021165601A/ja active Pending
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