JP2002295774A - ヘッダー - Google Patents

ヘッダー

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JP2002295774A
JP2002295774A JP2001105174A JP2001105174A JP2002295774A JP 2002295774 A JP2002295774 A JP 2002295774A JP 2001105174 A JP2001105174 A JP 2001105174A JP 2001105174 A JP2001105174 A JP 2001105174A JP 2002295774 A JP2002295774 A JP 2002295774A
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branch pipe
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elbow
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JP2001105174A
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English (en)
Inventor
Junichi Murase
純一 村瀬
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Onda Mfg Co Ltd
Original Assignee
Onda Mfg Co Ltd
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  • Domestic Plumbing Installations (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 枝配管の方向に対応させて枝配管の接続作業
を簡易かつ速やかに行うことができるとともに、その構
成を簡易なものとすることができるヘッダーを提供す
る。 【解決手段】 ヘッダーは、その外面に分岐管13が形
成されたヘッダー本体10と、ヘッダー本体10の分岐
管13に接続される継手部材20とから構成されてい
る。継手部材20の基端部にはエルボ部材30が延設さ
れており、このエルボ部材30を介して継手部材20が
分岐管13に接続されている。エルボ部材30は、その
基端部32が分岐管13と同じ方向に延びるとともに、
先端部31が基端部32と交差する方向でヘッダー本体
10に接近する斜め方向に延びるように曲げ形成されて
いる。また、エルボ部材30は、クリップ40を用いる
ことにより、分岐管13に対して回動可能に連結されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば建築物内
部の流し台や洗面化粧台等の複数の水栓器具に水又は湯
を分岐して供給するためのヘッダーに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、給水又は給湯配管は建築物の
壁の内側等においてヘッダーに接続され、そのヘッダー
を介して流し台や洗面化粧台等の各水栓器具に水又は湯
を分岐して供給するようになっている。
【0003】ヘッダーは、ヘッダー本体及び複数の分岐
管より構成されている。前記ヘッダー本体は、金属材料
により筒状に形成され、その一端部に主配管が接続され
ることにより、その内部に水又は湯が供給される。複数
の分岐管はそれぞれ筒状をなし、ヘッダー本体の外面か
ら一定の方向に向かうように突設されるとともに、各分
岐管の内部はヘッダー本体の内部と連通されている。そ
して、各分岐管にそれぞれ水栓器具とヘッダーとを連結
する枝配管を接続することにより、ヘッダー本体内の水
又は湯が各分岐管及び枝配管を介して水栓器具にそれぞ
れ供給されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ヘッダーによれば、各水栓器具はヘッダーに対して一定
方向に位置しておらず、各水栓器具から延びる枝配管を
ヘッダーに接続するときには、枝配管をヘッダーの上下
又は左右から分岐管に合わせて位置調整しながら曲げて
接続しなければならない。このため、枝配管の接続作業
が煩雑で、作業時間が長くなるという問題があった。
【0005】このような問題を解決するため、近年は各
分岐管がヘッダー本体の軸線と直交する面内で回動でき
るように構成されたマルチヘッダーも提案されている。
このマルチヘッダーのヘッダー本体は、円筒状をなす複
数の分割筒を回動可能に連結することによって形成され
ており、各分割筒にそれぞれ分岐管が突設されている。
しかし、このマルチヘッダーによれば、各分割筒の間に
おけるシーリング、各分割筒同士の連結構造等の構成が
複雑なものとなるという問題があった。
【0006】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、枝配管の方向に対応させて枝配管の接続
作業を簡易かつ速やかに行うことができるとともに、そ
の構成を簡易なものとすることができるヘッダーを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載のヘッダーの発明は、筒状をな
し、その開口端部に主配管が接続される金属製のヘッダ
ー本体を有し、ヘッダー本体の外面には筒状をなす複数
の分岐管をヘッダー本体内と連通するように設け、各分
岐管にはそれぞれ継手部材を連結し、これら継手部材を
介して枝配管を分岐管に接続するとともに、前記分岐管
と継手部材の間には、筒材を曲げ形成してなり、分岐管
側となる基端部が分岐管と同じ方向に延び、継手部材側
となる先端部が基端部と交差する方向に延びるエルボ部
材を設け、このエルボ部材を分岐管に連結部材を用いて
回動可能に連結することにより、前記継手部材をヘッダ
ー本体の軸線に沿う面内で回転可能に構成することを特
徴とするものである。
【0008】請求項2に記載のヘッダーの発明は、請求
項1に記載の発明において、前記連結部材は、金属製の
帯材を曲げることにより開口部を有する略環状に形成さ
れ、その開口部から内側に分岐管及びエルボ部材を囲い
込むことにより、分岐管及びエルボ部材を連結すること
を特徴とするものである。
【0009】請求項3に記載のヘッダーの発明は、請求
項1又は請求項2に記載の発明において、前記継手部材
の先端部の内径を分岐管の内径と異なる長さとすること
によって前記分岐管の内径サイズと異なるサイズの枝配
管を接続可能に構成することを特徴とするものである。
【0010】請求項4に記載のヘッダーの発明は、請求
項1から請求項3のいずれかに記載の発明において、前
記エルボ部材は、その基端部及び先端部の間の角度が鋭
角に形成されることにより、先端部がヘッダー本体に接
近する方向に延びるように構成されることを特徴とする
ものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に従って説明する。図1に示すように、ヘッダーは、ヘ
ッダー本体10と、ヘッダー本体10に接続される複数
の継手部材20とから構成されている。そして、前記継
手部材20には、ポリオレフィン(架橋ポリエチレン、
ポリブテン等)等の合成樹脂により円筒状に形成される
とともに、建築物内部の図示しない流し台、洗面化粧台
等の水栓器具から延びる枝配管50が接続される。
【0012】図2に示すように、前記ヘッダー本体10
は、金属材料より筒状をなすように形成され、その内部
にはヘッダー本体10の長さ方向に延びる流路11が貫
通形成されている。ヘッダー本体10の両側の開口端の
内周面には雌ねじ部12がそれぞれ螺刻されており、こ
れら雌ねじ部12を介して給水管、給湯管等の図示しな
い主配管又は開口端を閉塞する図示しない閉塞部材がヘ
ッダー本体10に接続される。
【0013】ヘッダー本体10の外面には、前記継手部
材20をヘッダー本体10に接続するための複数の分岐
管13が形成されている。この分岐管13は、ヘッダー
本体10の流路11と連通する筒状をなし、ヘッダー本
体10に対して一方向に延びるように突設されている。
分岐管13の先端面には円環状をなす係止部14が突設
されるとともに、この係止部14と分岐管13との境界
には円環状をなす係合溝部15が凹設されている。
【0014】図3に示すように、前記継手部材20は、
合金(真鍮、青銅等)等の金属製の略円筒状をなす継手
本体21と、合金(真鍮、青銅等)等の金属製の略円筒
状をなし、継手本体21の先端部に螺合されるキャップ
23とを有している。前記枝配管50は、キャップ23
を介して継手本体21内に挿入される。
【0015】前記継手本体21の基端側内周面には、同
継手本体21の内方中心へ延びる円環状をなす当接面2
4が形成されている。この当接面24より継手本体21
の先端側の内周面にはそれぞれ2ヶ所に環状溝25が凹
設されるとともに、各環状溝25にはそれぞれ合成ゴム
製のシールリング25aが嵌着されている。これら環状
溝25より先端側内周面には係合面26が周方向に延び
るように形成されている。
【0016】前記係合面26上には枝配管50の継手本
体21内からの抜け出しを防止する規制手段としての一
対のロックリング27が配設されている。両ロックリン
グ27は、ステンレス鋼等の金属製の環状をなすベース
リング27aと、このベースリング27aから同一長さ
で突出されるとともに、ベースリング27aの内方へ向
かうに従って枝配管50の挿入方向に傾斜する複数の規
制片27bとより構成されている。また、両ロックリン
グ27の間には、ステンレス鋼等の金属製のスペーサ2
7cが介装されている。
【0017】前記係合面26より継手本体21の先端側
の内周面には内ねじ28が螺刻されている。前記キャッ
プ23は、その先端側に円環状をなす係止突部23aが
形成され、基端側には係止突部23aより縮径された押
圧筒部23bが形成されている。押圧筒部23bの外周
面には外ねじ29が螺刻され、同外ねじ29が前記内ね
じ28に螺合されてキャップ23が継手本体21に螺合
接続されている。そして、継手本体21内にロックリン
グ27を収容した状態で、キャップ23を継手本体21
に螺合接続することにより、ロックリング27が継手本
体21内に位置決め固定され、継手部材20が構成され
るようになっている。
【0018】前記継手本体21の基端部からは円管状を
なすエルボ部材30が延設され、このエルボ部材30を
介して継手本体21が前記分岐管13に接続されるよう
になっている。エルボ部材30は、分岐管13に接続さ
れる基端部32と、継手本体21側となる先端部31と
の間の角度が鋭角となるように曲げることにより、側方
から見て横V字状をなすように形成されている。また、
このエルボ部材30は、その先端部31において継手本
体21と一体成形されている。
【0019】エルボ部材30の基端部32において、基
端面からは前記分岐管13内に挿入される円筒状をなす
挿入部33が突設されている。この挿入部33の中央部
外周面には第2環状溝34が2ヶ所に形成され、各第2
環状溝34にはそれぞれ第2シールリング34aが嵌着
されている。基端部32と挿入部33の境界において、
挿入部33の外周面には、円環状をなす係止鍔35が突
設されている。
【0020】図1及び図4(a)に示すように、エルボ
部材30は、挿入部33が分岐管13内に挿入され、係
止部14の外面と係止鍔35の内面が面接触された状態
で連結部材としてのクリップ40を用いることにより、
分岐管13に対して連結されている。このクリップ40
は、帯状をなすステンレス鋼をその中心部にヒンジ部4
1を構成するとともに、その両端を近づけるようにほぼ
C型状に曲げ形成して構成されている。このヒンジ部4
1によりクリップ40の両端部が互いに近づく方向へ常
に付勢されている。また、クリップ40の両端部には摘
み部42がそれぞれ折り曲げ形成されている。
【0021】クリップ40の長さ方向に沿った両側縁部
には内方へそれぞれ係止片43が連続して形成されてい
る。一対の係止片43において、一方の係止片43が前
記係合溝部15内に収容され、他方の係止片43がその
内面を係止鍔35の外面に接触させることにより、係止
部14及び係止鍔35は両係止片43により挟持されて
いる。この状態でエルボ部材30が分岐管13に連結さ
れ、クリップ40によりエルボ部材30の分岐管13か
らの抜け出しが規制されるとともに、エルボ部材30
は、基端部32の軸線を中心に先端部31を回動させる
ことができるように構成されている。
【0022】分岐管13に連結されたエルボ部材30
は、その基端部32が分岐管13と同じ方向に延びると
ともに、先端部31が基端部32と交差する方向でヘッ
ダー本体10に接近する斜め方向に延びるように配置さ
れている。この状態で、継手部材20は、エルボ部材3
0を介してヘッダー本体10の分岐管13に接続される
とともに、ヘッダー本体10に対して回転できるように
なっている。
【0023】エルボ部材30を介してヘッダー本体10
に接続された継手部材20には、枝配管50がその継手
本体21内に挿入されることによって接続される。この
枝配管50の内側には、略円筒状をなすコアリング51
が嵌入され、コアリング51により枝配管50の変形が
防止されている。そして、継手部材20に接続された枝
配管50は、その途中から図4(a)に二点鎖線で示す
壁60に沿うように設置されることにより、壁60に支
持され、この状態で固定等される。
【0024】この際、エルボ部材30の基端部32と先
端部31の間の角度が鋭角であり、継手本体21と枝配
管50の接続部分が壁60に接近されることにより、枝
配管50が壁60から浮き上がっている範囲は小さなも
のとなっている。このため、枝配管50を壁60に広範
囲に渡って、安定して支持させることができる。この
際、エルボ部材30の基端部32と先端部31の間の角
度は、枝配管50に無理な力を加えず、曲げて壁60に
接近させることが可能な角度であることが好ましく、具
体的には60〜70゜であることが好ましい。
【0025】次に、前記ヘッダーの作用について以下に
記載する。さて、ヘッダーは、工場等の別箇所にて予め
ヘッダー本体10にエルボ部材30を介して継手部材2
0を組み付けた後、作業現場まで搬送される。作業現場
にてヘッダーを設置するときには、まず、ヘッダー本体
10の一方の雌ねじ部12に図示しない閉塞部材が接続
され、一方の開口が閉塞されるとともに、図4(a)に
二点鎖線で示す壁60にヘッダー本体10が固定され
る。その後、他方の雌ねじ部12に主配管が接続され、
継手部材20に水栓器具から延びる枝配管50が接続さ
れる。
【0026】枝配管50を継手部材20に接続するとき
には、まず図4(b)に示すように、枝配管50が延び
てくる方向に合わせ、エルボ部材30の基端部32を中
心に継手部材20がヘッダー本体10に対して回動され
る。次いで、図1の手前側に描かれた継手部材20に示
すように、コアリング51が嵌入された枝配管50がキ
ャップ23を介して継手本体21内へ挿入される。
【0027】そして、図4(a)に示すように、コアリ
ング51の端部が当接面24に当接するまで枝配管50
が挿入されると、ロックリング27により、枝配管50
の継手部材20からの抜け出しが規制され、枝配管50
が継手部材20、即ちヘッダーに接続される。その後、
主配管から水又は湯をヘッダー本体10内に供給する
と、水又は湯は、分岐管13により各エルボ部材30及
び継手部材20内に分岐して供給され、それぞれ枝配管
50を介して水栓器具へ供給される。
【0028】上記ヘッダーにおいて、エルボ部材30は
基端部32と先端部31の間の角度が鋭角となるように
曲げられていることから、例えば角度が直角の場合と比
較して、枝配管50を無理に曲げずとも自然に壁60に
接近させることができる。そして、枝配管50はこの状
態で壁60に固定される。このとき、枝配管50には、
曲げた箇所に無理な力が加わっておらず、継手部材20
から外れたり、曲げた箇所が破損したり等のような不具
合が防止される。
【0029】前記の実施形態によって発揮される効果に
ついて、以下に記載する。 ・ 実施形態のヘッダーは、主にはヘッダー本体10
と、エルボ部材30を有する継手部材20とから構成さ
れている。このため、ヘッダーの構成を簡易なものとす
ることができる。加えて、前記継手部材20は、ヘッダ
ー本体10に対し、エルボ部材30の基端部32の軸線
を中心として、ヘッダー本体10に軸線に沿う面内でに
回動可能に構成されている。このため、ヘッダー本体1
0に対し、枝配管50が上下方向、横方向から延びる場
合であっても、継手部材20を回動させることによりそ
の方向に対応することができる。このため、枝配管50
を曲げたり、配置し直したり等の作業を行う必要が無
く、枝配管50の接続作業を簡易かつ速やかに行うこと
ができる。
【0030】・ また、前記ヘッダー本体10と継手部
材20の連結は、エルボ部材30の挿入部33をヘッダ
ー本体10の分岐管13に挿入し、これらの間をクリッ
プ40で挟持するのみで行うことができる。このため、
ヘッダー本体10に対して継手部材20が回動可能なヘ
ッダーをより簡易な構成とすることができるとともに、
容易に組み立てることができる。
【0031】・ 加えて、エルボ部材30の基端部32
と先端部31の間の角度は鋭角であるため、枝配管50
が壁60から離間している距離を短くすることができ、
枝配管50を壁60に対し、広範囲に渡って、安定して
支持させることができる。また、基端部32と先端部3
1の間の角度が60〜70゜であることから、枝配管5
0を壁60に固定したり、継手部材20に接続したり等
するとき、無理な力を加えることなく曲げることがで
き、枝配管50が継手部材20から外れたり、曲げた箇
所が破損したりする等の不具合を防止することができ
る。
【0032】なお、本実施形態は、次のように変更して
具体化することも可能である。 ・ 例えば、図5に示すように、エルボ部材30は実施
形態のものと同一サイズとしたまま、継手部材20の内
径を縮径することにより、分岐管13の内径サイズと異
なるサイズの枝配管50を接続可能に構成してもよい。
このように構成した場合、分岐管のサイズを1種類とし
たまま、サイズの異なる枝配管に対応することができ
る。
【0033】・ また、上記のように内径が縮径された
継手部材20と、実施形態の継手部材20とを予め同じ
ヘッダー本体10に連結して、それぞれサイズが異なる
複数の枝配管50を同じヘッダー本体10に接続可能に
構成してもよい。このように構成した場合、サイズの異
なる複数の枝配管50を、それぞれ対応するサイズの複
数のヘッダーに接続せずとも、1つのヘッダーに接続す
ることができ、ヘッダーの設置スペースを節約すること
ができるとともに、枝配管50の接続作業をより簡易な
ものとすることができる。
【0034】・ さらには、上記のように内径が縮径さ
れた継手部材20と、実施形態の継手部材20とを同じ
ヘッダー本体10に予め連結せず、作業現場でクリップ
40を脱着し、実施形態の継手部材20と内径が縮径さ
れた継手部材20とを交換してもよい。このように構成
した場合、ヘッダー本体10と継手部材20の連結をク
リップ40を用いて行うことにより、枝配管50のサイ
ズに対応してサイズの異なる継手部材20を容易に交換
することができる。
【0035】・ 例えば、継手部材20において継手本
体21の基端内周面に内ねじを螺刻し、エルボ部材30
の先端部31の先端外周面に外ねじを螺刻して、別体と
して成形された継手本体21及びエルボ部材30を螺合
してもよい。
【0036】・ エルボ部材30は、その基端部32と
先端部31が直交するように形成してもよい。 ・ 規制手段を実施形態のロックリング27に代え、割
リングを使用してもよい。例えば、割リングは、円環状
をなし、軸線方向に延びる切り割りが1箇所形成される
ことによって、外方から径方向内側に向かって外力が加
わったときに縮径可能に構成されている。このような割
リングを用いる場合、継手本体21の先端部内周面に
は、先端に向かうに従い拡径するテーパ面が形成される
とともに、割リングの外周面にはこれと対応するテーパ
面が形成される。この割リングを用い、継手部材20に
枝配管50を接続するには、まずキャップ23が枝配管
50に遊嵌された状態で、枝配管50に割リングが外嵌
される。この状態で枝配管50が継手本体21内に挿入
され、継手本体21及びキャップ23の互いのテーパ面
が接触され、キャップ23が継手本体21に螺合され
る。このとき、キャップ23が継手本体21に対して螺
入するに従い、そのテーパ面が継手本体21のテーパ面
に接触された状態となっている割リングが縮径され、そ
の割リングが枝配管50の外周面に締付固定される。そ
して、キャップ23の螺合が完了して割リングが継手本
体21内に位置決めされると、割リングにより枝配管5
0が継手部材20に抜け止めされた状態で接続される。
【0037】さらに、前記実施形態より把握できる技術
的思想について以下に記載する。 ・ 前記エルボ部材を継手部材と一体に形成することを
特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のヘ
ッダー。このように構成した場合、ヘッダーの部品点数
を少なくして、その構成をより簡易なものとすることが
できる。
【0038】・ 前記継手部材は、筒材より形成され、
内部に枝配管が挿入可能な本体筒と、前記本体筒内に配
設され、挿入される枝配管の外周面に係合して枝配管の
本体内からの抜け出しを規制する規制手段と、前記本体
筒に螺合され、規制手段を本体筒内に位置決め固定する
キャップとを備えることを特徴とする請求項1から請求
項4のいずれかに記載のヘッダー。このように構成した
場合、継手部材からの枝配管の抜け出しを確実に防止す
ることができる。
【0039】・ 前記連結部材を用いて、エルボ部材を
ヘッダー本体の分岐管に対し、着脱可能に連結すること
を特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の
ヘッダー。このように構成した場合、枝配管のサイズに
対応させてサイズの異なる継手部材をヘッダー本体に取
り付ける等の場合に継手部材を容易に交換することがで
きる。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明に
よれば、枝配管の方向に対応させて枝配管の接続作業を
簡易かつ速やかに行うことができるとともに、その構成
を簡易なものとすることができる。
【0041】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、ヘッダーをより簡易な構
成とすることができるとともに、容易に組み立てること
ができる。
【0042】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明の効果に加えて、分岐管のサ
イズを1種類としたまま、サイズの異なる枝配管に対応
することができる。
【0043】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
から請求項3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、
枝配管を壁に固定したり、継手部材に接続したり等する
とき、無理な力を加えることなく曲げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態のヘッダーを示す分解斜視図。
【図2】 ヘッダー本体を示す一部を破断した底面図。
【図3】 継手部材を示す一部を破断した側面図。
【図4】 (a)は継手部材に枝配管を接続した状態を
示す要部破断側面図、(b)はヘッダー本体に対して継
手部材を回動させる状態を示す正面図。
【図5】 別形態の継手部材を示す一部を破断した側面
図。
【符号の説明】
10…ヘッダー本体、13…分岐管、20…継手部材、
30…エルボ部材、31…先端部、32…基端部、40
…連結部材としてのクリップ、50…枝配管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D060 AC03 3H019 BA43 BB01 BB04 BB08 DA03 DA10 3J106 AA04 AB01 BA01 BB01 BC04 BE22 CA03 EC01 EC07 EE02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状をなし、その開口端部に主配管が接
    続される金属製のヘッダー本体を有し、ヘッダー本体の
    外面には筒状をなす複数の分岐管をヘッダー本体内と連
    通するように設け、各分岐管にはそれぞれ継手部材を接
    続し、これら継手部材を介して枝配管を分岐管に接続す
    るとともに、前記分岐管と継手部材の間には、筒材を曲
    げ形成してなり、分岐管側となる基端部が分岐管と同じ
    方向に延び、継手部材側となる先端部が基端部と交差す
    る方向に延びるエルボ部材を設け、このエルボ部材を分
    岐管に連結部材を用いて回動可能に連結することを特徴
    とするヘッダー。
  2. 【請求項2】 前記連結部材は、金属製の帯材を曲げる
    ことにより開口部を有する略環状に形成され、その開口
    部から内側に分岐管及びエルボ部材を囲い込むことによ
    り、分岐管及びエルボ部材を連結するクリップであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のヘッダー。
  3. 【請求項3】 前記継手部材の内径を分岐管の内径と異
    なる長さとすることによって前記分岐管の内径サイズと
    異なるサイズの枝配管を接続可能に構成することを特徴
    とする請求項1又は請求項2に記載のヘッダー。
  4. 【請求項4】 前記エルボ部材は、その基端部及び先端
    部の間の角度が鋭角に形成されることにより、先端部が
    ヘッダー本体に接近する方向に延びるように構成される
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記
    載のヘッダー。
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