JP2002295203A - タービン発電機基礎台およびその構築方法 - Google Patents

タービン発電機基礎台およびその構築方法

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JP2002295203A
JP2002295203A JP2001098215A JP2001098215A JP2002295203A JP 2002295203 A JP2002295203 A JP 2002295203A JP 2001098215 A JP2001098215 A JP 2001098215A JP 2001098215 A JP2001098215 A JP 2001098215A JP 2002295203 A JP2002295203 A JP 2002295203A
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turbine generator
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steel plate
support wall
turbine
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Hideo Hirai
秀男 平井
Hiroya Mori
浩也 森
Masahiro Tsutagawa
雅洋 蔦川
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タービン発電機基礎台の構築にあたり、中間
レベル梁より下側の柱の構築、中間レベル梁構築、中間
レベル梁より上側の柱の構築といった手順が必要で、タ
ービン発電機基礎台の据付工事に時間を要していた。 【解決手段】 鋼板コンクリート構造の支持壁2の上部
を上部梁1で連結してタービン発電機基礎台を構成する
ことにより、中間レベル梁の構築などを不要する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汽力発電所におけ
るタービン発電機基礎台およびその構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】汽力発電所のタービン発電機は、タービ
ン建屋内のタービン発電機基礎台の上に設置される。従
来の汽力発電所のタービン発電機基礎台について図12
を用いて説明する。
【0003】図12(a)は、従来のタービン発電機基
礎台を上方から見た平面図であり、図12(b)は、図
12(a)に矢印Gで示した位置での従来のタービン発
電機基礎台の垂直断面図であり、図12(c)は、図1
2(b)に矢印Hで示した位置での従来のタービン発電
機基礎台を下方から見た水平断面図である。なお、図1
2(b)および図12(c)には、タービン発電機基礎
台内に復水器3を内蔵した様子を示しており、図12
(b)の復水器3の断面図においては、復水器3内の構
成については記載を省略している。
【0004】従来のタービン発電機基礎台は、建屋基礎
マットに設置された複数の柱9の上部を上部梁1で連結
した構成となっている。柱9は、タービン基礎台の幅方
向の両側に設置され、その高さの中央付近を幅方向に中
間レベル梁23で連結されている。このように従来のタ
ービン発電機基礎台は、ラーメン構造となっており、柱
9、上部梁1および中間レベル梁23は鉄筋コンクリー
ト構造である。
【0005】上部梁1のタービン軸方向25の一端側に
は開口5が設けられ、他端側には開口7が設けられてい
る。
【0006】このようなタービン発電機基礎台の構築方
法について説明する。まず中間レベル梁3の設置される
高さまで、柱9の鉄筋を配筋し、周りをコンクリート打
設用の型枠で囲った後にその内部にコンクリートを打設
する。次に、打設の終わった柱9をつなぐように中間レ
ベル梁23の鉄筋を配筋し、その周りをコンクリート打
設用の型枠で囲った後に、その内部にコンクリートを打
設し中間レベル梁23を形成する。以後、同様の作業に
より、中間レベル梁23より上部の柱9を形成する。そ
の後、コンクリート打設用の型枠と、柱9および中間レ
ベル梁23構築用の足場の解体撤去を行う。その後、復
水器3の基礎を構築し、その上に復水器3を搬入し据付
ける。その復水器3の据付が終了した後、柱9や中間レ
ベル梁23と同様にして上部梁1が構築される。
【0007】また、復水器3の最上部には、低圧タービ
ンのタービンケーシングと復水器3を接続する接続片が
タービン発電機基礎台上部梁1の開口6内に設置され
る。この時、従来のタービン発電機基礎台の場合には、
上部梁1のコンクリートの養生およびコンクリート面の
仕上げ作業を行なう必要がある。このため、接続片は、
上部梁1のコンクリート打設後、タービン建屋の上部躯
体が構築され、天井クレーンを稼動した後に、タービン
建屋の搬入口から搬入設置されていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のタービン発電機
基礎台は多数の柱9を有するため、その構築作業の工数
が多い。また、柱9を中間レベル梁23で連結する構造
のため、中間レベル梁23より下側の柱9の構築後に中
間レベル梁23を構築し、その後中間レベル梁23より
上側の柱9を構築し、復水器3を据付けした後、最後に
上部梁1を構築するというように数多くの作業を順次行
う必要があった。このため、タービン発電機基礎台の据
付工事の工期の短縮を図ることができなかった。
【0009】さらに、柱9や中間レベル梁23の構築に
は、コンクリート打設用の型枠を設置する必要があり、
この型枠と干渉するため、柱9や中間レベル梁23の構
築と復水器3の搬入据付を並行して行うことができなか
った。このため、タービン発電機基礎台の構築と復水器
3の据付を並行して行うことによるタービン発電機基礎
台の据付工事の工期短縮を図ることもできなかった。
【0010】本発明は、タービン発電機の据付工事の工
期短縮を図ることができるタービン発電機基礎台および
その構築方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のタービン発電機基礎台においては、請求項
1記載の発明では、タービン建屋内の建屋基礎マットに
据付けられタービン発電機が上部に設置されるタービン
発電機基礎台において、前記建屋基礎マットのタービン
軸方向に離間して配置される複数の支持壁と、前記支持
壁の上部を連結し上部にタービン発電機が設置される上
部梁とを具備し、前記支持壁の長さがその支持壁が設置
される部分の前記タービン発電機基礎台の幅とほぼ等し
く設定されることを特徴とするものである。
【0012】上記構成のタービン発電機基礎台において
は、従来のタービン発電機基礎台の柱および中間レベル
梁の構築という複数の構築手順が支持壁の構築のみで行
うことができるので、タービン発電機基礎台の据付工事
の工期短縮を図ることができる。
【0013】また、請求項2記載の発明では、タービン
建屋内の建屋基礎マットに据付けられタービン発電機が
上部に設置されるタービン発電機基礎台において、上部
にタービン発電機が設置される上部梁と、前記上部梁の
タービン軸方向の端部の下に接続された第1の支持壁
と、前記上部梁の端部から離間し前記上部梁の下に配置
された第2の支持壁と、前記第1の支持壁とこの支持壁
に至近に配置された前記第2の支持壁とを連結する側壁
とを具備することを特徴とするものである。
【0014】上記構成のタービン発電機基礎台において
は、従来のタービン発電機基礎台の柱および中間レベル
梁の構築という複数の構築手順が支持壁の構築のみで行
うことができるので、タービン発電機基礎台の据付工事
の工期短縮を図ることができる。
【0015】また、請求項3記載の発明では、請求項1
または請求項2に記載のタービン発電機基礎台におい
て、前記上部梁の少なくとも一部に代えて表面に鋼板を
有し上面にタービン発電機固定部材を設置したデッキ部
を設置することを特徴とするものである。
【0016】上記構成のタービン発電機基礎台において
は、タービン発電機据付工事の工期短縮が図れる。
【0017】また、請求項4記載の発明では、請求項1
ないし請求項3のいずれかに記載のタービン発電機基礎
台において、前記支持壁または前記側壁に開口を設ける
ことを特徴とするものである。
【0018】上記構成のタービン発電機基礎台において
は、復水器の配管などを支持壁に貫通させて配置するこ
とができる。
【0019】また、請求項5記載の発明では、請求項1
ないし請求項4のいずれかに記載のタービン発電機基礎
台において、前記支持壁または前記側壁が鋼板コンクリ
ート構造であることを特徴とするものである。
【0020】上記構成のタービン発電機基礎台において
は、支持壁または側壁の構築において鉄筋のの配筋作業
が不要とでき、また、コンクリート打設用の型枠の設置
撤去作業を不要とでき、タービン発電機基礎台の据付工
事の工期短縮が図れる。
【0021】また、請求項6記載の発明では、請求項5
に記載のタービン発電機基礎台において、前記支持壁ま
たは前記側壁の下部に前記建屋基礎マットに固定される
シアプレートを設けることを特徴とするものである。
【0022】上記構成のタービン発電機基礎台において
は、支持壁または側壁の建屋基礎マットへの固定強度を
高めることができる。
【0023】また、本発明のその構築方法においては、
請求項7記載の発明では、タービン建屋内の建屋基礎マ
ット上に離間して据付けられる複数の鋼板コンクリート
構造の支持壁と、復水器が下方に設置されタービン発電
機が上部に設置される上部梁とを具備し、前記上部梁が
前記支持壁を連結するタービン発電機基礎台の構築方法
において、タービン発電機基礎台の据付位置以外で前記
支持壁の鋼板を鋼板壁ブロックに組立てて、前記鋼板壁
ブロックを前記建屋基礎マット上に搬入し据付けた後
に、前記鋼板壁ブロック内にコンクリートを打設するこ
とを特徴とするものである。
【0024】上記構成のその構築方法においては、支持
壁の鋼板の組立がタービン発電機基礎台の据付位置以外
で組立てられるため、タービン発電機基礎台の据付工事
の工期短縮が図れる。
【0025】また、請求項8記載の発明では、請求項7
に記載のタービン発電機基礎台の構築方法において、前
記復水器の据付に並行して前記鋼板壁ブロックの据付を
行うことを特徴とするものである。
【0026】上記構成のその構築方法においては、ター
ビン発電機基礎台の据付と復水器の据付の工期短縮が図
れる。
【0027】また、請求項9記載の発明では、請求項7
または請求項8のいずれかに記載のタービン発電機基礎
台の構築方法において、タービン発電機基礎台の据付位
置以外で前記支持壁に据付けられる配管を前記鋼板壁ブ
ロックに取付けることを特徴とするものである。
【0028】上記構成のその構築方法においては、ター
ビン発電機基礎台の据付け後に配管を取付ける必要がな
いので、タービン発電機基礎台据付後の工期の短縮が図
れる。
【0029】また、請求項10記載の発明では、請求項
7ないし請求項9に記載のタービン発電機基礎台の構築
方法において、前記建屋基礎マットに据付けられる前記
鋼板壁ブロックの下部にシアプレートを設け、前記鋼板
壁ブロック内へのコンクリート打設前に前記シアプレー
トを前記建屋基礎マットに固定することを特徴とする請
求項7ないし請求項9に記載のタービン発電機基礎台の
構築方法。 を特徴とするものである。
【0030】上記構成のその構築方法においては、鋼板
壁ブロック内へのコンクリート打設前の鋼板壁ブロック
の基礎マットへの固定を確実にすることができる。
【0031】また、請求項11記載の発明では、タービ
ン建屋内の建屋基礎マット上に離間して据付けられる複
数の鋼板コンクリート構造の支持壁と、復水器が下方に
設置されタービン発電機が上部に設置される上部梁とを
具備し、前記上部梁が前記支持壁を連結するタービン発
電機基礎台の構築方法において、タービン発電機基礎台
の据付位置以外で前記上部梁の鋼板を梁ブロックに組立
てて、前記建屋基礎マット上に据付けられた前記支持壁
の上に搬入し据付けた後に、前記梁ブロック内にコンク
リートを打設することを特徴とするものである。
【0032】上記構成の構築方法においては、タービン
発電機基礎台の据付位置以外で上部梁の鋼板が組立てら
れるため、タービン発電機基礎台の据付工事の工期短縮
が図れる。
【0033】また、請求項12記載の発明では、請求項
11に記載のタービン発電機基礎台の構築方法におい
て、天井クレーンが設置される前記タービン建屋の上部
躯体構築する前に、前記復水器の上部に設置される接続
片を設置する工程を有することを特徴とするものであ
る。
【0034】上記構成の構築方法においては、タービン
建屋の搬入口から接続片を搬入する必要がないので、接
続片の据付工事の工期短縮を図ることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るタービン発電
機基礎台の実施の形態について、図面を参照して説明す
る。
【0036】まず、図1において第1の実施の形態を説
明する。図1(a)は、本実施の形態のタービン発電機
基礎台を上方から見た平面図であり、図1(b)は、図
1(a)に矢印Aで示した位置での本実施の形態のター
ビン発電機基礎台の垂直断面図であり、図1(c)は、
図1(b)に矢印Bで示した位置での本実施の形態のタ
ービン発電機基礎台を下方から見た水平断面図である。
なお、図1(b)および図1(c)には、タービン発電
機基礎台内に復水器3を内蔵した様子を示しており、図
1(b)の復水器3の断面図においては、復水器3内の
構成については記載を省略している。
【0037】図1に示すように、タービン発電機基礎台
は、タービン建屋内の建屋基礎マット4上に複数の支持
壁2を並立させ、その上部を上部梁1で連結した構成と
なっている。支持壁2は、両側に鋼板を有し、内部にコ
ンクリートを打設した鋼板コンクリート構造となってい
る。また、支持壁2は、タービン発電機基礎台の幅とほ
ぼ同じ長さを有し、それぞれがほぼ同じ厚さで構成され
ている。
【0038】上部梁1のタービン軸方向25の一端側に
は開口5が設けられ、他端側には開口7が設けられてい
る。開口5と開口7の間の上部梁1には複数の開口6が
設けられている。開口5が設けられている上部梁1の上
部には発電機、開口6の設けられている上部梁1の上部
には低圧タービン、開口7の設けられている上部には高
圧タービンがそれぞれ配置される。低圧タービンの設置
される上部梁1の下方の支持壁2の間には復水器3が据
付けられる。
【0039】本発明のタービン発電機基礎台の支持壁2
はタービン発電機基礎台の幅とほぼ同じ長さを有するた
め、タービン発電機等を支えるために必要な断面積を確
保するための支持壁2の厚さは、従来の構成に比べて小
さくすることができる。このため、従来のラーメン構造
のタービン発電機基礎台に比べ復水器3を据付ける空間
の幅を大きく設定することが可能となる。
【0040】これにより、復水器3をその分大型化する
ことが可能とり、あるいは復水器3と支持壁2の隙間が
大きくなるため復水器3の据付工事が容易となる。
【0041】また、支持壁2の長手方向のせん断剛性は
高いため、従来のラーメン構造に比較して、タービン発
電機基礎台の幅方向の耐震性を向上させることができ
る。
【0042】このように構成された本実施の形態におい
て、支持壁2は、従来のタービン発電機基礎台の柱では
必要であった中間レベル梁が不要となる。このため、従
来のタービン発電機基礎台における中間レベル梁より下
側の柱の構築、中間レベル梁の構築、中間レベル梁より
上側の柱の構築といった複数の構築手順を順に行なう必
要はなく、支持壁2を構築するのみで良い。
【0043】また、支持壁2は鋼板コンクリート構造の
ため、鉄筋の配筋作業やコンクリート型枠の設置や撤去
作業が不要である。このため、この作業分タービン発電
機基礎台の据付工事の工期が短縮される。
【0044】本実施の形態によれば、復水器3を据付け
る支持壁2間の幅を大きくすることができるので、復水
器3を大型化したり、復水器3の据付工事を容易とした
りすることができる。
【0045】また、中間レベル梁をする設置ための複数
の構築工程が不要となるので、タービン発電機基礎台の
据付工事の工期短縮を図ることができる。
【0046】また、本実施の形態の支持壁2は、鉄筋コ
ンクリート構造の支持壁とすることも可能であり、この
場合においても鋼板コンクリート構造の支持壁2と同様
の効果を奏することができる。
【0047】また、本実施の形態の上部梁1は、鉄筋コ
ンクリート構造、あるいは鋼板コンクリート構造のいず
れとすることもできる。
【0048】次に、本発明に係るタービン発電機基礎台
の第2の実施の形態について図2を用いて説明する。
【0049】図2(a)は、本実施の形態のタービン発
電機基礎台を上方から見た平面図であり、図2(b)
は、図2(a)に矢印Cで示した位置での本実施の形態
のタービン発電機基礎台の垂直断面図であり、図2
(c)は、図2(b)に矢印Dで示した位置での本実施
の形態のタービン発電機基礎台を下方から見た水平断面
図である。第1の実施の形態と同一の構成については同
一の符号を付してその説明を省略する。
【0050】本実施の形態は、タービン軸方向25の両
端に配置される第1の支持壁2とその第1の支持壁に至
近に配置される第2の支持壁2の間を連結する側壁8を
設ける。この側壁8が設置される第1の支持壁2と第2
の支持壁2の間には復水器3が設置されていない。ま
た、側壁8には開口11が設けられ、側壁8と一対の支
持壁2とで囲まれた空間に設置される機器への配管など
が貫通可能となっている。また、本実施の形態の側壁8
と支持壁2は鋼板コンクリート構造となっている。
【0051】このように構成された本実施の形態におい
て、側壁8は、タービン軸方向25のせん断剛性が高
く、また、支持壁2と側壁8が箱状に連結した構造とな
っているため、支持壁2および側壁8の曲げ剛性が高め
られている。したがって、タービン発電機基礎台の長手
方向の耐震性を向上させることができる。
【0052】また、本実施の形態によれば、支持壁2と
側壁8が連結した構造のせん断剛性が高いので、タービ
ン発電機基礎台の耐震性を向上することができる。
【0053】また、支持壁2および側壁8の構築におい
て、中間レベル梁を設置するための複数の構築工程が不
要となるので、タービン発電機基礎台の据付工事の工期
短縮を図ることができる。
【0054】また、本実施の形態において、支持壁2と
側壁8は、その一方あるいは両方を鉄筋コンクリート構
造としても、タービン発電機基礎台の耐震性を向上させ
ることができる。
【0055】次に、本発明に係るタービン発電機基礎台
の第3の実施の形態について図3を用いて説明する。
【0056】図3(a)は、本実施の形態のタービン発
電機基礎台を上方から見た平面図であり、図3(b)
は、図3(a)に矢印Eで示した位置での本実施の形態
のタービン発電機基礎台の垂直断面図であり、図3
(c)は、図3(b)に矢印Fで示した位置での本実施
の形態のタービン発電機基礎台を下方から見た水平断面
図である。第2の実施の形態と同一の構成については同
一の符号を付してその説明を省略する。
【0057】本実施の形態は、第2の実施の形態のター
ビン発電機基礎台において復水器3により挟まれた部分
の支持壁2を柱9に置き換えた構成からなる。
【0058】本実施の形態においても、第2の実施の形
態と同様に支持壁2と側壁8が連結された構造のせん断
剛性が高いため、タービン発電機基礎台の耐震性を向上
させることができる。
【0059】また、支持壁2および側壁8の構築におい
て、中間レベル梁を設置するための複数の構築工程が不
要となるので、タービン発電機基礎台の据付工事の工期
短縮を図ることができる。
【0060】また、本実施形態においても第2の実施の
形態と同様に、支持壁2および側壁8は鋼板コンクリー
ト構造または鉄筋コンクリート構造とすることができ
る。
【0061】次に、本発明に係るタービン発電機基礎台
の第4の実施の形態について図4を用いて説明する。
【0062】図4は、本実施の形態のタービン発電機基
礎台の斜視図である。第2の実施の形態と同一の構成に
ついては同一の符号を付してその説明を省略する。
【0063】本実施の形態のタービン発電機基礎台、鋼
板コンクリート構造の支持壁2および側壁8の上部を表
面を鋼板で形成したデッキ部10により連結して構成さ
れている。支持壁2には開口12が設置され、復水器の
フラッシュボックス部などが配置される。この開口12
は、図4においては矩形としてた場合を示しているが、
形状はこれに限定されず、特に開口12の周囲の支持壁
2における応力集中を緩和するためには、円形とした
り、開口12の角になる部分に丸みをつけたりすること
が好ましい。
【0064】また、デッキ部10の上面には機器アンカ
ーボルト13が設置されている。
【0065】本実施の形態によれば、デッキ部10には
機器アンカーボルト13が予め設置されているため、タ
ービン発電機据付の工期が短縮することができる。
【0066】なお、タービン発電機基礎台の耐震性が向
上するなどの本発明の第2の実施の形態の効果は、本実
施の形態においても同様である。
【0067】また、本実施の形態においても支持壁2お
よび側壁8の一方または両方を鉄筋コンクリート構造と
しても良い。
【0068】また、本実施の形態のデッキ部10を第1
の実施の形態あるいは第3の実施の形態における上部梁
1に置き換えて適用することもできる。
【0069】次に、本発明の第5の実施の形態に係るタ
ービン発電機基礎台の構築方法について図5ないし図8
を用いて説明する。
【0070】図5ないし図8は、ともに本発明の第5の
実施の形態に係るタービン発電機基礎台の構築方法を説
明する斜視図である。図5は、タービン発電機基礎台の
支持壁および復水器の据付工事を行っている状態を示
し、図6は、タービン発電機基礎台の支持壁および復水
器が据付けられた状態を示し、図7は、梁ユニットの据
付を行っている状態を示し、図8は、接続片の据付けを
行っている状態を示している。
【0071】本実施の形態のタービン発電機基礎台の構
築方法は、本発明の第1の実施の形態から第4の実施の
形態までに示した鋼板コンクリート構造の支持壁2また
は側壁8を有し、かつ第4の実施の形態のデッキ部10
あるいは第1の実施の形態から第3の実施の形態までに
示した上部梁1が鋼板コンクリート構造である場合のタ
ービン発電機基礎台の構築方法である。説明は代表して
本発明の第1の実施の形態のタービン発電機基礎台につ
いて行う。
【0072】まず、第1の実施の形態の支持壁2の鋼板
となる鋼板を予めタービン発電機基礎台の据付位置以外
において鋼板壁ブロック14として組立てる。鋼板壁ブ
ロック14は、支持壁2全体の鋼板を組立てても、ある
いは、支持壁2を上下に分割した状態の鋼板を組立てて
ブロックとしても良い。本発明の第1の実施の形態に示
す復水器3に隣接する支持壁2となる鋼板壁ブロック1
4に関しては、分割して搬入される復水器3の各ブロッ
クの高さに合わせて支持壁2の鋼板を上下方向に分割し
てブロックに組立てることが好適である。
【0073】次に、図5に示すようにタービン建屋内に
鋼板壁ブロック14を搬入し、建屋基礎マット上に鋼板
壁ブロック14を据付ける。この時、復水器についても
搬入据付を同時に行う。復水器に隣接する支持壁の下側
となる鋼板壁ブロック14を据付けるとともに、復水器
の下側になる復水器下部胴本体15の据付を行う。
【0074】次に復水器に隣接する支持壁の上側となる
鋼板壁ブロック14を既に据付けられている鋼板壁ブロ
ック14の上に据付けるとともに、復水器の上側になる
復水器上部胴本体16を復水器下部胴本体15の上に据
付ける。なお、復水器上部胴本体16はネックヒータ1
7を具備している。
【0075】鋼板壁ブロック14と復水器下部胴本体1
5および復水器上部胴本体16の据付が完了すると図6
に示す状態になる。その後、鋼板壁ブロック14内にコ
ンクリートを打設し、第1の実施の形態に示すタービン
発電機基礎台の支持壁2として構築する。
【0076】その後、第1の実施の形態の上部梁1の鋼
板となる鋼板を予めタービン発電機基礎台の据付位置以
外において組立てた梁ユニットを支持壁2の上に搬入し
て据付ける。梁ユニットは、図7に示すように、ロの字
型の梁ユニット18a、コの字型の梁ユニット18b、
棒状の梁ユニット18cのように組立てられた後に支持
壁2上部に搬入される。必ずしも梁ユニット18a、梁
ユニット18b、梁ユニット18cの全ての形状の梁ユ
ニットを有するように組立てる必要はなく、任意の形状
の組み合わせ、あるいは、これ以外の形状に梁ユニット
を組立てても良い。
【0077】梁ユニットを据付けした後に、梁ユニット
内にコンクリートを打設し、図1に示す上部梁1を形成
する。
【0078】次に、天井クレーンが設置されるタービン
建屋の上部躯体が構築される前において、図1に示す復
水器3と図示しない復水器3上方のタービンケーシング
を接続する接続片19を搬入し、据付ける。
【0079】このように構成された本実施の形態におい
て、鋼板壁ブロック14内および梁ブロック内へのコン
クリート打設時に、コンクリートは鋼板により囲まれた
鋼板壁ブロック14または梁ブロックの内側に打設され
るので、鉄筋コンクリートのようにコンクリート打設用
の型枠を設置する必要がない。
【0080】また、梁ブロック内にコンクリートを打設
して上部梁1とした時に、上部梁1のコンクリートの養
生およびコンクリート面の仕上げ作業が不要となる。こ
のため、接続片19の搬入および据付けを、梁ブロック
内にコンクリートを打設する工程の後工程として行う、
すなわちタービン建屋の上部躯体構築前に行なうことが
できる。
【0081】また、建屋基礎マット上に据付けられた鋼
板壁ブロック14にコンクリートを打設する時に、コン
クリート打設用の型枠を鋼板壁ブロック14の周りに設
置する必要がない。このため、コンクリート打設用の型
枠と復水器が干渉することがなくなるため、鋼板壁ブロ
ック14の据付けと復水器の据付けを並行して行うこと
ができ、鋼板壁ブロック14と復水器の据付け後に鋼板
壁ブロック14の内にコンクリートを打設してタービン
発電機基礎台の支持壁を形成することができる。
【0082】本実施の形態によれば、タービン発電機基
礎台の鋼板が、タービン発電機基礎台の据付位置以外に
おいて鋼板壁ブロック14や梁ブロックとして組立てら
れた後にタービン発電機基礎台据付位置に搬入されて据
付けられるため、タービン発電機基礎台据付位置でター
ビン発電機基礎台の鋼板を組立てる必要がなく、タービ
ン発電機基礎台の据付工事の工期短縮を図ることができ
る。さらに、コンクリート打設用の型枠を設置および撤
去する必要がないため、タービン発電機基礎台の据付工
事の工期を短縮することができる。
【0083】また、本実施の形態によれば、鋼板壁ブロ
ック14と復水器の据付けを並行して行うことができる
ので、タービン発電機基礎台据付工事と復水器の据付工
事を合わせた据付工事の工期を短縮することができる。
【0084】また、本実施の形態によれば、タービン建
屋の上部躯体構築前に接続片19を搬入据付けされるの
で、上部躯体構築後にタービン建屋の搬入口を通すた
め、接続片19を斜めにしてタービン建屋の搬入口から
搬入するなどの必要がなく、接続片の据付工事の工期を
短縮することができる。
【0085】本実施の形態では、復水器下部胴本体15
および上部胴本体16がそれぞれ一体となったブロック
に組立てられた後に搬入する場合について示している
が、クレーンの揚重能力等により、下部胴本体15をさ
らに分割した状態の複数のブロックに組立てた後に搬入
据付けしたり、上部本体16を上部パネルとネックヒー
タ17に分けて搬入し据付け組立てするなど、復水器の
据付けは適宜変更することができる。この復水器の据付
けや、クレーンの揚重能力等により鋼板壁ブロック14
についても適宜分割した状態に組立てて搬入据付けを行
うことができる。
【0086】また、本実施の形態において復水器の据付
け完了前に、あるいは復水器の据付工事開始前において
鋼板壁ブロック14の据付けを完了し、鋼板壁ブロック
14の内部にコンクリートを打設するようにしても良
い。タービン発電機基礎台の据付工事の工期短縮を図る
ことができる。
【0087】また、本発明の第1の実施の形態から第4
の実施の形態において、支持壁2、側壁8または上部梁
1のいずれかにおいて鉄筋コンクリート構造とする部分
がある場合には、支持壁2、側壁8または上部梁1のい
ずれかの鋼板コンクリート構造である部分に対し、鋼板
壁ブロック14あるいは梁ブロックを用いる本実施の形
態のタービン発電機基礎台の構築方法を選択的に適用す
ることもできる。
【0088】次に、本発明に係るタービン発電機基礎台
の構築方法の第6の実施の形態について図9を用いて説
明する。図9は、本実施の形態のタービン発電機基礎台
の構築方法を説明する斜視図である。第5の実施の形態
のタービン発電機基礎台の構築方法と同一の構成につい
ては同一の符号を付してその説明を省略する。
【0089】本実施の形態は、第5の実施の形態のター
ビン発電機基礎台の鋼板壁ブロック14の据付におい
て、タービン発電機基礎台の据付位置以外において鋼板
壁ブロック14に配管20を取付けた後に建屋基礎マッ
トに据付けて構成される。
【0090】このように構成された本実施の形態では、
鋼板壁ブロック14に予め配管20が取付けられている
ので、鋼板壁ブロック14据付け後に配管20を取付け
る必要がなくなる。
【0091】本実施の形態によれば、鋼板壁ブロック1
4の据付後に配管20を取付ける必要がないので、ター
ビン発電機基礎台の据付工事の工期と配管20の据付工
事の工期を合わせた据付工事の工期を短縮することがで
きる。
【0092】次に、本発明に係るタービン発電機基礎台
の構築方法の第7の実施の形態について図10を用いて
説明する。図10は、本実施の形態のタービン発電機基
礎台の構築方法を説明する斜視図である。第5の実施の
形態のタービン発電機基礎台の構築方法と同一の構成に
ついては同一の符号を付してその説明を省略する。
【0093】本実施の形態は、第5の実施の形態のター
ビン発電機基礎台の構築方法において、図2または図3
に示す側壁8とそれに連結する支持壁2の鋼板を、ター
ビン発電機基礎台据付位置以外の場所において図10に
示すような箱状の鋼板壁ブロック21に組立てた後に、
タービン基礎台据付位置に据付けて、その後に、鋼板壁
ブロック21内にコンクリートを打設し、側壁8および
支持壁2を形成するものである。
【0094】また、鋼板壁ブロック21には、タービン
発電機基礎台据付位置以外において予め配管20を取付
けてある。
【0095】本実施の形態によれば、タービン発電機基
礎台据付位置において側壁8および支持壁2の鋼板を組
立てる必要がないので、タービン発電機基礎台の据付工
事の工期を短縮することができる。
【0096】また、配管20をタービン発電機基礎台据
付工事後に据付ける必要がないので、タービン発電機基
礎台据付工事の工期と配管20の取付工事の工期とを合
わせた据付工事の工期を短縮することができる。
【0097】また、本実施の形態において、配管20を
取付けない鋼板壁ブロック21を建屋マットに据付けた
後に、配管20を箱状の鋼板壁ブロック21に据付ける
ようにしても良い。この場合においてもタービン発電機
基礎台の据付工事の工期を短縮することができる。
【0098】次に、本発明に係るタービン発電機基礎台
の構築方法の第8の実施の形態について図11を用いて
説明する。図11は、本実施の形態のタービン発電機基
礎台の構築方法における鋼板壁ブロック14の据付を示
す斜視図である。本発明の第5の実施の形態と同一の構
成については同一の符号を付してその説明を省略する。
【0099】本実施の形態は、本発明の第5の実施の形
態において、建屋基礎マット4に据付けられる鋼板壁ブ
ロック14の下部にシアプレート22を取付けた後に、
建屋基礎マット4に据付け建屋基礎アンカーボルト24
によりシアプレート22を固定して構成される。
【0100】このように構成された本実施の形態におい
て、シアプレート22が建屋基礎アンカーボルト24に
より建屋基礎マット4に固定されるので、鋼板壁ブロッ
ク14内にコンクリートを打設されていない状態におい
ても鋼板壁ブロック14が建屋基礎マット4に固定され
る。
【0101】本実施の形態によれば、鋼板壁ブロック1
4内にコンクリートが打設されていない状態においても
鋼板壁ブロック14が建屋基礎マット4に固定されてい
るので、鋼板壁ブロック14内にコンクリート打設前に
おいてもその固定を確実にできるとともに、鋼板壁ブロ
ック14をコンクリート打設後の支持壁2としたときに
も建屋基礎マットへの固定強度を高めることができる。
【0102】本実施の形態においも、本発明の第5の実
施の形態のタービン発電機基礎台の構築方法の効果は同
様に得られる。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
タービン発電機基礎台の据付工事の作業量を低減するこ
とができるので、タービン発電機基礎台の据付工事の工
期短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の第1の実施の形態に係るタ
ービン発電機基礎台を上方から見た平面図、(b)は、
本発明の第1の実施の形態に係るタービン発電機基礎台
の垂直断面図、(c)は、本発明の第1の実施の形態に
係るタービン発電機基礎台を下方から見た水平断面図で
ある。
【図2】(a)は、本発明の第2の実施の形態に係るタ
ービン発電機基礎台を上方から見た平面図、(b)は、
本発明の第2の実施の形態に係るタービン発電機基礎台
の垂直断面図、(c)は、本発明の第2の実施の形態に
係るタービン発電機基礎台を下方から見た水平断面図で
ある。
【図3】(a)は、本発明の第3の実施の形態に係るタ
ービン発電機基礎台を上方から見た平面図、(b)は、
本発明の第3の実施の形態に係るタービン発電機基礎台
の垂直断面図、(c)は、本発明の第3の実施の形態に
係るタービン発電機基礎台を下方から見た水平断面図で
ある。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係るタービン発電
機基礎台の斜視図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態に係るタービン発電
機基礎台の構築方法を説明する斜視図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態に係るタービン発電
機基礎台の構築方法を説明する斜視図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態に係るタービン発電
機基礎台の構築方法を説明する斜視図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態に係るタービン発電
機基礎台の構築方法を説明する斜視図である。
【図9】本発明の第6の実施の形態に係るタービン発電
機基礎台の構築方法を説明する斜視図である。
【図10】本発明の第7の実施の形態に係るタービン発
電機基礎台の構築方法を説明する斜視図である。
【図11】本発明の第8の実施の形態に係るタービン発
電機基礎台の構築方法を説明する斜視図である。
【図12】(a)は、従来のタービン発電機基礎台を上
方から見た平面図、(b)は、従来のタービン発電機基
礎台の垂直断面図、(c)は、従来のタービン発電機基
礎台を下方から見た水平断面図である。
【符号の説明】
1… 上部梁 2… 支持壁 3… 復水器 4… 建屋基礎マット 5,6,7,11,12… 開口 8… 側壁 9… 柱 10… デッキ部 13… 機器アンカーボルト 14… 鋼板壁ブロック 15… 復水器下部胴本体 16… 復水器上部胴本体 17… ネックヒータ 18… 梁ユニット 19… 接続片 20… 配管 21… 箱状の鋼板壁ブロック 22… シアプレート 23… 中間レベル梁 24… 建屋基礎アンカーボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蔦川 雅洋 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 Fターム(参考) 2D046 DA05 DA41

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タービン建屋内の建屋基礎マットに据付
    けられタービン発電機が上部に設置されるタービン発電
    機基礎台において、前記建屋基礎マットのタービン軸方
    向に離間して配置される複数の支持壁と、前記支持壁の
    上部を連結し上部にタービン発電機が設置される上部梁
    とを具備し、前記支持壁の長さがその支持壁が設置され
    る部分の前記タービン発電機基礎台の幅とほぼ等しく設
    定されることを特徴とするタービン発電機基礎台。
  2. 【請求項2】 タービン建屋内の建屋基礎マットに据付
    けられタービン発電機が上部に設置されるタービン発電
    機基礎台において、上部にタービン発電機が設置される
    上部梁と、前記上部梁のタービン軸方向の端部の下に接
    続された第1の支持壁と、前記上部梁の端部から離間し
    前記上部梁の下に配置された第2の支持壁と、前記第1
    の支持壁とこの支持壁に至近に配置された前記第2の支
    持壁とを連結する側壁とを具備することを特徴とするタ
    ービン発電機基礎台。
  3. 【請求項3】 前記上部梁の少なくとも一部に代えて表
    面に鋼板を有し上面にタービン発電機固定部材を設置し
    たデッキ部を設置することを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載のタービン発電機基礎台。
  4. 【請求項4】 前記支持壁または前記側壁に開口を設け
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか
    に記載のタービン発電機基礎台。
  5. 【請求項5】 前記支持壁または前記側壁が鋼板コンク
    リート構造であることを特徴とする請求項1ないし請求
    項4のいずれかに記載のタービン発電機基礎台。
  6. 【請求項6】 前記支持壁または前記側壁の下部に前記
    建屋基礎マットに固定されるシアプレートを設けること
    を特徴とする請求項5に記載のタービン発電機基礎台。
  7. 【請求項7】 タービン建屋内の建屋基礎マット上に離
    間して据付けられる複数の鋼板コンクリート構造の支持
    壁と、復水器が下方に設置されタービン発電機が上部に
    設置される上部梁とを具備し、前記上部梁が前記支持壁
    を連結するタービン発電機基礎台の構築方法において、
    タービン発電機基礎台の据付位置以外で前記支持壁の鋼
    板を鋼板壁ブロックに組立てて、前記鋼板壁ブロックを
    前記建屋基礎マット上に搬入し据付けた後に、前記鋼板
    壁ブロック内にコンクリートを打設することを特徴とす
    るタービン発電機基礎台の構築方法。
  8. 【請求項8】 前記復水器の据付に並行して前記鋼板壁
    ブロックの据付を行うことを特徴とする請求項7に記載
    のタービン発電機基礎台の構築方法。
  9. 【請求項9】 タービン発電機基礎台の据付位置以外で
    前記支持壁に据付けられる配管を前記鋼板壁ブロックに
    取付けることを特徴とする請求項7または請求項8のい
    ずれかに記載のタービン発電機基礎台の構築方法。
  10. 【請求項10】 前記建屋基礎マットに据付けられる前
    記鋼板壁ブロックの下部にシアプレートを設け、前記鋼
    板壁ブロック内へのコンクリート打設前に前記シアプレ
    ートを前記建屋基礎マットに固定することを特徴とする
    請求項7ないし請求項9に記載のタービン発電機基礎台
    の構築方法。
  11. 【請求項11】 タービン建屋内の建屋基礎マット上に
    離間して据付けられる複数の鋼板コンクリート構造の支
    持壁と、復水器が下方に設置されタービン発電機が上部
    に設置される上部梁とを具備し、前記上部梁が前記支持
    壁を連結するタービン発電機基礎台の構築方法におい
    て、タービン発電機基礎台の据付位置以外で前記上部梁
    の鋼板を梁ブロックに組立てて、前記建屋基礎マット上
    に据付けられた前記支持壁の上に搬入し据付けた後に、
    前記梁ブロック内にコンクリートを打設することを特徴
    とするタービン発電機基礎台の構築方法。
  12. 【請求項12】 天井クレーンが設置される前記タービ
    ン建屋の上部躯体構築する前に、前記復水器の上部に設
    置される接続片を設置する工程を有することを特徴とす
    る請求項11に記載のタービン発電機基礎台の構築方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012067705A (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 発電設備におけるタービン発電機架台
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