JP2002294332A - ウォーキングビーム型加熱炉の水封装置 - Google Patents

ウォーキングビーム型加熱炉の水封装置

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JP2002294332A
JP2002294332A JP2001096372A JP2001096372A JP2002294332A JP 2002294332 A JP2002294332 A JP 2002294332A JP 2001096372 A JP2001096372 A JP 2001096372A JP 2001096372 A JP2001096372 A JP 2001096372A JP 2002294332 A JP2002294332 A JP 2002294332A
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JP
Japan
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seal box
water
trough
walking beam
type heating
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Application number
JP2001096372A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Irie
弘明 入江
Nobuhiro Watabe
信博 渡部
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Chugai Ro Co Ltd
Original Assignee
Chugai Ro Co Ltd
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  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
  • Tunnel Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 腐蝕による孔明き損傷がなく、しかも修理や
補修が容易なシールボックスを備えたウォーキングビー
ム型加熱炉の水封装置を提供する。 【解決手段】 炉床1に設けた移動ポスト用開口部2の
全周を囲み下方に延びたシールボックスと、このシール
ボックスの下端部が浸漬する移動フレーム5に設けたト
ラフ6とからなるウォーキングビーム型加熱炉の水封装
置Tを、シールボックス10を、下端部が前記トラフの
水W中に浸漬する保持部材13を少なくとも四隅に有す
る鋼板製の上部シールボックス10Aと、この上部シー
ルボックスの下端部に連結され、下端部が前記トラフの
水中に浸漬する耐熱可撓性シート15からなる下部シー
ルボックス10Bとで構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウォーキングビー
ム型加熱炉の炉床に設けた移動ポスト用開口部の水封装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ウォーキングビーム型加熱炉にお
いては、炉床に設けた移動ポスト用開口部からの炉内雰
囲気の吹き出しや外気の炉内侵入を防止するため炉床下
方に水封装置が設けられている。
【0003】この水封装置Tは、図5に示すように、炉
床1に設けた移動ポスト用開口部2の全周を囲み下方に
延びる鋼板製シールボックス3と、移動ポスト4を矩形
運動させる移動フレーム5に前記シールボックス3の下
端部が浸漬する水Wを貯留する鋼板製トラフ6とから構
成されている。
【0004】また、一般に、前記移動ポスト用開口部2
から前記トラフ6の水W中に落下したスケールSを除去
するために、前記シールボックス3の両側下端に移動ポ
スト4の上昇位置における水平駆動時に前記スケールS
を移動させて前記トラフ6に設けた図示しない排出手段
から除去するスクレーパ7を備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記水封装
置Tの構成部品は鋼板からなるため、炉内バーナ(図示
せず)の燃料中に含まれる硫黄分や高温の炉内雰囲気お
よびその輻射熱等の影響により、特にシールボックス3
の吃水線近傍aが3年程度で腐蝕して孔明き損傷が生じ
る。
【0006】この孔明き損傷が発生すれば、この部分か
ら炉内雰囲気の吹き出しや外気の炉内侵入が生じるた
め、孔明き損傷した部分に外側から当て板を溶接するな
どして補修する必要がある。
【0007】しかしながら、補修部は炉床1の下方の狭
い場所であって作業性が悪いため、シールボックス3を
炉床1から取り外して補修を行わなければならず、非常
に手間がかかるばかりか、その間、加熱炉を操業停止し
なければならないという課題を有する。なお、スクレー
パ7の補修、取り替えについても同様である。
【0008】したがって、本発明は、シールボックス3
の腐蝕による孔明き損傷が殆どなくて耐久性がよく、ま
た、シールボックス3内部の修理や補修さらにはスクレ
ーパ7の取り替え等を比較的短時間で行うことのできる
ウォーキングビーム型加熱炉の水封装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、炉床に設けた移動ポスト用開口部の全周
を囲み下方に延びたシールボックスと、このシールボッ
クスの下端部が浸漬する移動フレームに設けたトラフと
からなるウォーキングビーム型加熱炉の水封装置におい
て、前記シールボックスを、下端部が前記トラフの水中
に浸漬する保持部材を少なくとも四隅に有する鋼板製の
上部シールボックスと、この上部シールボックスの下端
部に連結され、下端部が前記トラフの水中に浸漬する耐
熱可撓性シート製の下部シールボックスとで構成したも
のである。
【0010】また、スクレーパを取り付ける場合におい
ては、一端が前記炉床下面に取り付けられ、他端が前記
トラフの水中に位置する複数のサポート金具と、このサ
ポート金具の下端に取り付けられた長尺材と、この長尺
材の長手方向に所定間隔で取り付けられたスクレーパと
で構成することが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態につ
いて図1〜図4にしたがって説明する。本発明にかかる
ウォーキングビーム型加熱炉の水封装置Tは、従来同
様、大略、移動フレーム5に取り付けたトラフ6と、シ
ールボックス10とからなるが、このシールボックス1
0が上部シールボックス10Aと前記トラフ6内の水W
中に下部が常時浸漬状態となる耐熱可撓性シート15か
らなる下部シールボックス10Bで構成される点におい
て従来のものと相違する。
【0012】前記トラフ6は、前記移動ポスト4を矩形
運動させる移動フレーム5上に設けられたもので、トラ
フ6の底部から起立した筒部6a内を移動ポスト4が貫
通し、前記筒部6a上部と移動ポスト4との間隙は前記
移動ポスト4に取り付けたカバー6bにて水封されてい
る。
【0013】前記上部シールボックス10Aは、図3に
示すように、炉床1に設けた移動ポスト用開口部2に対
応する開口部11を有する鋼材からなる四角筒体で、前
記移動ポスト用開口部2の全周を囲むようにフランジ1
2を介して炉床1の下面に取り付けられている。
【0014】また、前記上部シールボックス10Aの少
なくとも四隅には、下方に延びるアングルあるいは丸棒
からなる下記する下部シールボックス10Bの保形用保
持部材13を備えている。
【0015】前記下部シールボックス10Bは、たとえ
ば、両面からシリコン樹脂を含浸させたアスベストクロ
ス等の耐熱可撓性シート15を前記上部シールボックス
10Aの下端縁部に四角筒状に取り付けたものである。
【0016】すなわち、耐熱可撓性シート15は、前記
上部シールボックス10Aの保持部材13の外方を取り
巻くように巻回し、その上端縁部を上部シールボックス
10Aの下端縁にボルト・ナット16等で取り付けると
ともに、その取り付け部はシリコン樹脂で接着すること
によりシールする。また、前記耐熱可撓性シート15に
おいては、その両端合わせ面にはシリコン樹脂を含浸さ
せず、重ね合わせ時にシリコン樹脂により接合するもの
である。
【0017】なお、前記耐熱可撓性シート15は前述の
シリコン樹脂を含浸させたアスベストクロスに限定され
るものではなく、かつ、そのシール方法も前述の方法に
限定されるものでない。
【0018】そして、当然のことながら、前記下部シー
ルボックス10Bの下端部は、前記移動ポスト4の上昇
位置および下降位置を問わず、トラフ6内の水W中に浸
漬状態となっている。
【0019】また、17はスクレーパで、長尺材18に
所定間隔に取り付けられ、この長尺材18は炉床1の下
部に上端が取り付けられたサポート金物19に適宜手段
により固定支持され、前記移動ポスト4の上昇位置にお
ける水平駆動時にトラフ6内に落下堆積したスケールS
を移動させ、図示しない排出手段で除去するものであ
る。
【0020】前記構成からなる水封装置Tは、従来のシ
ールボックスの下部を耐熱可撓性シートで構成しただけ
であり、その水封作用は従来と同一であるため詳細な説
明は省略する。
【0021】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
かかるウォーキングビーム型加熱炉の水封装置によれ
ば、トラフの水中に浸漬するシールボックスの下部は、
鋼板でなく耐熱可撓性シートからなるため腐蝕による孔
明き損傷が生じず耐久性が向上し、炉の操業効率が向上
する。
【0022】また、水封装置を構成する鋼板部材を補修
する場合においても、前記耐熱可撓性シートを上方に捲
り上げることにより容易に補修でき、メンテナンス性が
向上する。
【0023】さらに、スクレーパは従来のようにシール
ボックスの下端に取り付けることなく、シールボックス
とは別個に炉床下方に取り付けるため、スクレーパを補
修、交換する場合でもシールボックスと関係なく炉床か
ら短時間で取り外し補修、交換することができる。
【0024】いずれにしろ、水封装置あるいはスクレー
パを修理,交換する場合、従来のものより容易に行うこ
とができ、それだけ炉の停止時間が短く、生産性が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるウォーキングビーム型加熱炉
の水封装置を示す断面図。
【図2】 図1のII−II線断面図。
【図3】 シールボックスの斜視図。
【図4】 スクレーパを示す正面図。
【図5】 従来のウォーキングビーム型加熱炉の水封装
置を示す断面図。
【符号の説明】
1〜炉床、2〜移動ポスト用開口部、4〜移動ポスト、
5〜移動フレーム、6〜トラフ、10〜シールボック
ス、10A〜上部シールボックス、10B〜下部シール
ボックス、13〜保持部材、15〜耐熱可撓性シート、
17〜スクレーパ、18〜長尺材、19〜サポート金
具、S〜スケール、T〜水封装置、W〜水。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K034 AA17 BA08 CA01 DB02 DB04 EA15 EB19 GA13 GA14 4K050 AA01 BA02 CA04 CA09 CA13 CD02 CF04 CF14 CF25 CG13 CG19

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉床に設けた移動ポスト用開口部の全周
    を囲み下方に延びたシールボックスと、このシールボッ
    クスの下端部が浸漬する移動フレームに設けたトラフと
    からなるウォーキングビーム型加熱炉の水封装置におい
    て、前記シールボックスを、下端部が前記トラフの水中
    に浸漬する保持部材を少なくとも四隅に有する鋼板製の
    上部シールボックスと、この上部シールボックスの下端
    部に連結され、下端部が前記トラフの水中に浸漬する耐
    熱可撓性シート製の下部シールボックスとからなること
    を特徴とするウォーキングビーム型加熱炉の水封装置。
  2. 【請求項2】 一端が前記炉床下面に取り付けられ、他
    端が前記トラフの水中に位置する複数のサポート金具
    と、このサポート金具の下端に取り付けられた長尺材
    と、この長尺材の長手方向に所定間隔で取り付けられた
    スクレーパを備えたことを特徴とする前記請求項1に記
    載のウォーキングビーム型加熱炉の水封装置。
JP2001096372A 2001-03-29 2001-03-29 ウォーキングビーム型加熱炉の水封装置 Pending JP2002294332A (ja)

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