JP2002293156A - シフトレバー装置及びその組立方法 - Google Patents

シフトレバー装置及びその組立方法

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JP2002293156A
JP2002293156A JP2001098871A JP2001098871A JP2002293156A JP 2002293156 A JP2002293156 A JP 2002293156A JP 2001098871 A JP2001098871 A JP 2001098871A JP 2001098871 A JP2001098871 A JP 2001098871A JP 2002293156 A JP2002293156 A JP 2002293156A
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shift lever
shift
moderation
fulcrum
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JP2001098871A
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English (en)
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Ryoichi Fujiwara
良一 藤原
Yoshimasa Kataumi
好正 片海
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Jtekt Column Systems Corp
Original Assignee
Fuji Kiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数少なく組付け工数を低減して組付性
を向上させるとともに、コストダウンを図ったシフトレ
バー装置を提供する。 【解決手段】 シフトレバー4を保持するシフト基体2
を、筺体1に回動自在に取り付け、該シフト基体に形成
した節度付与部3の凹凸面3aにチェックスプリング5
の他端部5bを係合弾接してシフト時に節度感を生じさ
せるようにした。前記筺体の立上り壁9に支軸12と支
点部13及び仮止め部19を突設すると共に、前記節度
付与部の前端部にテーパ状の上面18cを有する案内部
18を設けた。そして、前記シフト基体の下端部2aを
筺体に回動自在に組み付けた後に、シフトレバーをシフ
ト位置に移動した際に、チェックスプリングの他端部が
前記案内部の上面で摺接案内されなら節度付与部に係合
弾接させて該チェックスプリングと節度付与部とを組み
付けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動車における自
動変速機のシフト操作をするシフトレバー装置及びその
組付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車における自動変速機のシフトレバ
ー装置は、シフトレバーを車体前後方向へ往復移動操作
することにより、各ポジションへシフトするもので、そ
のシフトに際してはいわゆる節度感が生じるようになっ
ている。
【0003】すなわち、車体フロアに固定した筺体内に
シフトレバーが軸部を介して回動可能に軸支され、その
シフトレバーには、ブラケットを介してチェックスプリ
ングの一端部がボルトとナット又はビスで結合されてい
る。また、そのチェックスプリングの他端部は、筺体の
側壁に設けられた節度付与部の上面に形成された波形凹
凸面に係合弾接するようになっており、シフトレバーの
シフト操作に伴ってチェックスプリングの他端部が節度
付与部の凸面を乗り越えてさらに凹面に係合した際に生
じる抵抗および抵抗解除によって節度感を生じさせるも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例によれば、チェックスプリングの一端部を、ボルト
とナット又はビスによりシフトレバーに結合しているか
ら、部品点数が増加して組付け工数が増え、狭い筺体内
での組付け作業性が悪いほか、コストの高騰が余儀なく
されている。
【0005】また、節度付与部が筺体に固定されていて
チェックスプリングが弾性変形しながらシフトレバーと
ともに移動する構造であるため、車両走行中に頻度高く
作動するチェックスプリングの支持強度や耐久性が低下
し、損傷破壊し易い惧れがある。
【0006】そこで、この発明は、部品点数を少なく
し、かつ組付け工数を低減して組付性を向上させるとと
もに、コストダウンを図り得るシフトレバー装置及びそ
のの組付方法を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、シフトレバーを保持するシフト基体の下端部を、筺
体に回動自在に取り付けると共に、該シフト基体に波形
状の凹凸面を有する節度付与部を設け、かつ、一端部が
支持されたチェックスプリングの他端部を、前記節度付
与部に係合弾接させて、前記シフトレバーの回動に伴い
前記チェックスプリングの他端部が前記節度付与部の凹
凸面を乗り越える際に節度感を付与するように構成した
シフトレバー装置であって、前記チェックスプリングの
一端部を回動自在に支持する支軸を設けると共に、前記
チェックスプリングの他端部が前記節度付与部の凹凸面
を乗り越える際に、チェックスプリングの上方への撓み
支点となる支点部を設け、かつ、前記節度付与部のチェ
ックスプリング側の端部に、前記シフト基体の組付け時
においてシフトレバーをシフト位置に移動する際に、チ
ェックスプリングの他端部をテーパ状のガイド面で摺接
案内しながら前記節度付与部に係合させる案内部を設け
たことを特徴としている。
【0008】したがって、チェックスプリングの一端部
はシフトレバーに支持されるものではなく、例えば筺体
の立上り壁に突設した支軸に組み付けて回動自在に軸受
されると共に、チェックスプリングの両端部間の中間部
位が、例えば筺体の立上り壁に突設された支点部によっ
て自由に回動しないように支持され、これによりチェッ
クスプリングの他端部側が弾性変形するようになってい
るばかりか、該チェックスプリングの他端部を節度付与
部に係合弾接させるには、単にシフトレバーをシフト位
置に回動させることによって案内部を利用してワンタッ
チで係合させることができる。したがって、チェックス
プリングの取り付けやチェックスプリングと節度付与部
との係合作業が、単純な作業で簡便迅速かつ容易に行な
うことが可能になる。
【0009】請求項2に記載の発明は、前記支点部の反
対位置に、前記チェックスプリングとシフト基体との組
付時において、チェックスプリングを載置支持する仮止
め部を設けたことを特徴としている。
【0010】請求項3に記載の発明は、前記支点部の外
端部に係止突部を設けたことを特徴としている。
【0011】請求項4に記載の発明は、前記支軸と支点
部及び仮止め部を、前記筺体に一体に設けたことを特徴
としている。
【0012】請求項5に記載の発明は、車体フロアに固
定された筺体に回動自在に取付られ、シフトレバーを保
持するシフト基体と、一端部が前記筺体に設けられた支
軸に回動自在に設けられ、かつ他端部が前記シフト基体
に設けられた節度付与部の波形状凹凸面に係合弾接した
チェックスプリングとを備え、前記シフトレバーの回動
に伴い前記チェックスプリングの他端部が前記節度付与
部の凹凸面を乗り越える際に節度感を付与するように構
成したシフトレバー装置の組付方法であって、前記チェ
ックスプリングの一端部を回動自在に支持する支軸を設
けると共に、前記チェックスプリングの他端部が前記節
度付与部の凹凸面を乗り越える際に、チェックスプリン
グの上方への撓み支点となる支点部を設け、かつ前記節
度付与部のチェックスプリング側の端部にテーパ状のガ
イド面を有する案内部を設け、前記シフト基体を前記筺
体に回動自在に組み付けた後に、前記シフトレバーをシ
フト位置に移動する際に、前記チェックスプリングの他
端部が前記案内部のガイド面で摺接案内されながら前記
節度付与部に係合弾接させて該チェックスプリングと節
度付与部とを組み付けるようにしたことを特徴としてい
る。
【0013】請求項6に記載の発明は、前記チェックス
プリングの他端部を案内部を介して節度付与部に係合弾
接する際に、チェックスプリングを予め載置支持する仮
止め部を設けたことを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかるシフトレ
バー装置及びシフトレバー装置の組付方法の実施の形態
を図面に基づいて詳述する。
【0015】すなわち、このシフトレバー装置は、図1
〜3に示すように、車体フロアにボルト固定された合成
樹脂製の異形状の筺体1と、上端部にシフトレバー4が
設けられて、前記筺体1に上方から取付られる合成樹脂
製のシフト基体2と、該シャフト基体2の側端部に一体
に設けられて上面に波形状の凹凸面3aを有する節度付
与部3と、前記筺体1に取付られて、前記節度付与部3
の凹凸面3aに係合弾接するチェックスプリング5とか
ら主として構成されている。
【0016】前記筺体1は、図3にも示すように、平板
状の基板6の下部に、中空状の内部に前記シフト基体2
の下端部2aを保持する膨出部7が形成されていると共
に、該膨出部7の下端部に左右一対の軸受用孔8、8が
車体幅方向に沿って形成されている。また、基板6の上
部には車体前後方向に沿って延設された立上り壁9設け
られている。
【0017】また、前記膨出部7の上端部には、前記シ
フト基体2の下部2aを膨出部7内に挿入させる開口部
10が形成されていると共に、該開口部10の両側部
に、後述するシャフト部15の両側に有する突部15
a,15aを挿入する矩形状の挿入溝11、11が形成
されている。前記開口部10は、車体前後方向に沿って
長孔状に形成されて、シフト基体2の車体前後方向への
回動を許容するようになっている。一方、前記挿入溝1
1、11は、それぞれの対向両側面が上端部から下端部
に渡って漸次縮径状に形成されて、最下端部では前記各
突部15a,15aの幅より若干大きく形成されてい
る。したがって、この各挿入溝11、11を通過して軸
受用孔8、8に係入した各突部15a,15aは、所定
回動角度になると各軸受用孔8、8から挿入溝11、1
1への抜け出しが規制されるようになっている。
【0018】さらに、前記立上り壁9の車体前方側の側
部には、図5にも示すように、前記チェックスプリング
5の一端部5aを回動自在に支持する支軸12が車体幅
方向に沿って突設されていると共に、立上り壁9の支軸
12近傍の上端部には、チェックスプリング5の他端部
5bが前記節度付与部3の凹凸面3aに乗り上げた際
に、一端部5a近傍側の上面に当接して変形支点となる
支点部13が支軸12と平行に突設されている。この支
点部13は、先端部にチェックスプリング5の外側縁に
係合して抜け止めする係止突部14が設けられている。
また、立上り壁9の前記開口部10に面する位置には、
シャフト部15の他端部を挿通する逆U字形状の係入溝
9aが上下方向に沿って形成されている。
【0019】また、前記チェックスプリング5を挟んだ
前記立上り壁9の支点部13とほぼ反対側の位置には、
仮止め部19が前記支軸12と平行に突設されている。
この仮止め部19は、節度付与部3とチェックスプリン
グ5との組み付け時に、該チェックスプリング5の他端
部5b側を一時的に載置支持するもので、矩形板状を呈
し、基部が立上り壁9に一体に固定されていると共に、
先端部にチェックスプリング5を載置する際の逃げとな
る傾斜状の切欠部20が形成されている。
【0020】前記シフト基体2は、縦長な枠状を呈し、
下部2aの最下端に前記軸受用孔8、8を介して回動す
るシャフト部15が車体幅方向に沿って一体に設けられ
ていると共に、上端部に前記シフトレバー4の下端部が
モールド固定される筒状部16を一体に有している。ま
た、前記シャフト部15は、両端部に前記軸受用孔8、
8に回動自在に係入するほぼ小判形状の突部15aが設
けられている。
【0021】前記節度付与部3は、車体前後方向に沿っ
て円弧状に延出されており、上面に前記波形状の凹凸面
3aが形成されていると共に、下部にシフト基体2の前
端面から延長されたほぼ三角形状の支持片17が設けら
れ、この支持片17よって節度付与部3の前端部に作用
する負荷をシフト基体2に支持させるようになってい
る。
【0022】前記チェックスプリング5は、図5にも示
すように、長尺な金属鋼の長板をほぼ中央位置から折り
返し状に折曲形成してなり、一端部5aが前記支軸12
の外周に嵌合するような円筒状に折曲されていると共
に、他端部5bが前記節度付与部3aの凹凸面3aに馴
染んだ状態で係合するように下方へほぼU字形状に折曲
されている。また、前述のように、チェックスプリング
5は、金属鋼の長板を折り返し状に折曲形成しているこ
とから、その中間部位では上下2枚の板を重ね合わせた
形になっており、したがって、支軸12に組み付ける前
の状態では中間部位に2枚板の間には、互いの弾性力に
よって隙間が形成されていると共に、円筒状の一端部5
aもその内径が僅かに拡径する方向に開いて、支軸12
の外径よりも若干大きくなっている。このため、該一端
部5aを支軸12に横方向からの挿入組み付け性が良好
になる。また、チェックスプリング5を支軸12に組み
付けた後に、他端部5bを節度付与部3の凹凸面3aに
係合させると、チェックスプリング5の中間部位上面が
支点部13に当接することで、中間部位の前記隙間が消
失すると共に、一端部5aの内径も縮径して支軸12の
外周面を締め付ける形になる。このため、該チェックス
プリング5のシフトレバー上での前後方向へのガタの発
生を防止できる。
【0023】そして、前記節度付与部3の前端部には、
案内部18が前方へ一体に突出形成されている。すなわ
ち、この案内部18は、図3にも示すように、長板状を
呈し、節度付与部3の前端部に連続一体に結合された三
角突起状基端部18aからチェックスプリング5側の先
端部18bまで下り傾斜状に延設され、したがって、ガ
イド面である上面18cが下り傾斜状のテーパ面に形成
されている。また、この案内部18は、その幅長さが節
度付与部3と同一の幅に設定されていると共に、全長が
図4に示すように組み付け位置(一点鎖線位置)からシ
フト基体2をシフト側に所定量だけ回動させた際に(実
線位置)、先端部18b上面が前記チェックスプリング
5の他端部5bの下面に当接する長さに設定されてい
る。
【0024】したがって、このシフトレバー装置の各構
成部品を組み付けるには、図4及び図5に示すように、
まず、車体フロアにボルト固定される筺体1の立上り壁
9にチェックスプリング5を横方向から取り付ておく。
つまり、チェックスプリング5の一端部5aを、支軸1
2に横方向から回動自在に嵌合すると同時に、一端部5
aの近傍を、支点部13と仮止め部19の間に挿入して
前記仮止め部19の上面に載置支持する。このとき、他
端部5は、切欠部20によって仮止め部19上に障害な
く移動させることができる。
【0025】次に、シフトレバー4が取付られたシフト
基体2の下端部2a(シャフト部15)を、図4の一点
鎖線で示すように、基板6に対してシフト側と反対側の
一方向に倒した状態で開口部10から挿入溝11、11
と係入溝9aを介して膨出部7の内部に挿入する。この
挿入した際に、各突部15a、15aを各軸受用孔8,
8内に回動自在に嵌合させ、この状態からシフトレバー
4を持ってシフト基体2を、図4の実線で示すように他
方向(シフト側)に回動させる。すると、案内部18の
先端部18b上面がチェックスプリング5の他端部5b
の下面に当接する。
【0026】ここから、シフト基体2をさらに同方向に
回動させると、図1及び図4に示すように、案内部18
の上面18cがチェックスプリング5の他端部5bに摺
接しながら該他端部5bを持ち上げることで、チェック
スプリング5が図中反時計方向へ回動して一端部5a近
傍が支点部13に当接し、さらにこの他端部5bが支点
部13を支点として上方へ弾性変形しつつ上面18cか
ら基端部18aを乗り越えて節度付与部3の前端部上
面、つまり凹凸面3aにスムーズに係合弾接する。これ
によって、チェックスプリング5と節度付与部3との組
み付け作業が簡単に完了する。
【0027】なお、チェックスプリング5が節度付与部
3に係合した後は、前記支点部13に設けた係合突部1
4によってチェックスプリング5の一端部5aが支軸1
2の軸線方向への移動を阻止して抜けることがなく、ま
た、前記仮止め部19はなんら機能することなく、チェ
ックスプリング5の弾性変形に支障を来すことはない。
【0028】以上のように、チェックスプリング5を立
上り壁9に組つける際には、該チェックスプリング5を
立上り壁9の横方向から持ってきて、一端部5aを支軸
12に嵌合しつつ組つけることができるため、この組付
作業が極めて容易になる。特に、他端部5b側を予め仮
止め部19に載置支持していても、その後のシフト基体
2との組付作業の際に邪魔になることがなく、組付作業
が容易になる。
【0029】また、節度付与部3がシフトレバー4とと
もに回動してチェックスプリング5が固定位置で弾性変
形する構造であり、かつ支軸12が筺体1と一体構造で
あることから、チェックスプリング5の支持強度や耐久
性が向上する。
【0030】さらに、従来技術のように、チェックスプ
リングの一端部を取付るための、ボルト、ナットやビス
などの多くの部品点数が不要になることから、製造作業
や組付作業能率が大幅に向上して、コストの低廉化が図
れる。また、前記立上り壁9の成形時に、前記支軸12
や仮止め部9及び支点部13を同時に一体成形できるの
で、これらの各部品の製造作業も容易になる。
【0031】しかも、チェックスプリング5と節度付与
部3との組み付けを、前述のように、案内部18を介し
てワンタッチで行なうことができるため、この組付作業
も極めて簡単かつ容易になる。特に、案内部18の上面
18cと節度付与部3の凹凸面3aが連続形成されてい
るため、チェックスプリング他端部5bのスムーズな摺
動性が得られ、組付性がさらに良好になる。
【0032】また、前記チェックスプリング5が、一
旦、節度付与部3と係合した後は、このチェックスプリ
ング5は立上り壁9の壁面と係止突部14の内端面間で
挟持された形で安定かつ確実に保持されるため、シフト
レバー4の作動中に、チェックスプリング5が不用意に
支軸12から脱落することはない。
【0033】本発明は、前記実施形態の構成に限定され
るものではなく、例えば、仮止め部19を立上り壁9に
着脱自在に設けて、組付時にのみ使用することも可能で
ある。また、案内部18の上面18cに低摩擦材を塗布
して摺動性をさらに良好にすることも可能である。さら
に、前記シフト基体2の軸受構造も前記の構造に限定さ
れるものではなく、またシフト基部2を筺体1に組み付
けた後に、チェックスプリング5を支軸12に組み付け
てもよい。
【0034】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
に記載の発明によれば、チェックスプリングの一端部を
支軸に回動自在に支持させると共に、チェックスプリン
グを支点部に当接することによって弾性変形させるよう
にしたため、チェックスプリングの組付作業が極めて容
易になると共に、部品点数の削減により製造作業も容易
になる。
【0035】また、節度付与部がシフトレバーとともに
回動してチェックスプリングが前述のように支軸と支点
部を介して固定位置で弾性変形する構造になっているこ
とから、該チェックスプリングの支持剛性が高くなると
共に、耐久性の向上が図れる。
【0036】しかも、チェックスプリングと節度付与部
との組み付けを、案内部を介してワンタッチで行なうこ
とができるため、この組付作業も極めて簡単かつ容易に
なる。この結果、前記製造、組付作業の容易性と相俟っ
てコストの低廉化が図れる。
【0037】請求項2に記載の発明によれば、前記チェ
ックスプリングと節度付与部との組付け時に、チェック
スプリングを予め仮止め部に載置支持しておくため、該
両者の組付作業や、その後のシフト基体との組付作業が
極めて容易になる。
【0038】請求項3に記載の発明によれば、チェック
スプリングは係止突部の内端面によって安定かつ確実に
保持されるため、シフトレバーの作動中に、チェックス
プリングが不用意に支軸から脱落することがない。
【0039】請求項4に記載の発明によれば、、筺体の
成形時に、前記支軸や仮止め部及び支点部を同時に一体
成形できるので、これらの各部品の製造作業も容易にな
る。
【0040】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
と同じく、筺体に対するチェックスプリングの組付作業
能率の向上が図れると共に、特に、案内部によってチェ
ックスプリングと節度付与部との係合をワンタッチで行
なうことができるため、これらの組付作業能率が大幅に
向上する。
【0041】請求項6に記載の発明によれば、前記チェ
ックスプリングと節度付与部との組付け時にチェックス
プリングを予め仮止め部に載置支持しておくため、該両
者の組付作業や、その後のシフト基体との組付作業が極
めて容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示すシフトレバー装置
の要部側面図
【図2】同シフトレバー装置の斜視図
【図3】同シフトレバー装置の分解斜視図
【図4】本実施形態のシフトレバー装置の組立手順の説
明図
【図5】図4のA部拡大図
【符号の説明】 1…筺体 2…シフト基体 3…節度付与部 3a…波形状凹凸面 4…シフトレバー 5…チェックスプリング 5a,5b…両端部 6…基板 9…立上り壁 12…支軸 13…支点部 14…係合突部 18…案内部 18c…上面 19…仮止め部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D040 AA03 AA10 AA24 AB01 AC20 AC22 AE19 AF08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シフトレバーを保持するシフト基体の下
    端部を、筺体に回動自在に取り付けると共に、該シフト
    基体に波形状の凹凸面を有する節度付与部を設け、か
    つ、一端部が支持されたチェックスプリングの他端部
    を、前記節度付与部に係合弾接させて、前記シフトレバ
    ーの回動に伴い前記チェックスプリングの他端部が前記
    節度付与部の凹凸面を乗り越える際に節度感を付与する
    ように構成したシフトレバー装置であって、 前記チェックスプリングの一端部を回動自在に支持する
    支軸を設けると共に、前記チェックスプリングの他端部
    が前記節度付与部の凹凸面を乗り越える際に、チェック
    スプリングの上方への撓み支点となる支点部を設け、か
    つ、前記節度付与部のチェックスプリング側の端部に、
    前記シフト基体の組付け時においてシフトレバーをシフ
    ト位置に移動する際に、チェックスプリングの他端部を
    テーパ状のガイド面で摺接案内しながら前記節度付与部
    に係合させる案内部を設けたことを特徴とするシフトレ
    バー装置。
  2. 【請求項2】 前記支点部の反対位置に、前記チェック
    スプリングとシフト基体との組付時において、チェック
    スプリングを載置支持する仮止め部を設けたことを特徴
    とする請求項1に記載のシフトレバー装置。
  3. 【請求項3】 前記支点部の外端部に係止突部を設けた
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のシフトレバ
    ー装置。
  4. 【請求項4】 前記支軸と支点部及び仮止め部を、前記
    筺体に一体に設けたことを特徴とする請求項2または3
    に記載のシフトレバー装置。
  5. 【請求項5】 車体フロアに固定された筺体に回動自在
    に取付られ、シフトレバーを保持するシフト基体と、一
    端部が前記筺体に設けられた支軸に回動自在に設けら
    れ、かつ他端部が前記シフト基体に設けられた節度付与
    部の波形状凹凸面に係合弾接するチェックスプリングと
    を備え、前記シフトレバーの回動に伴い前記チェックス
    プリングの他端部が前記節度付与部の凹凸面を乗り越え
    る際に節度感を付与するように構成したシフトレバー装
    置の組付方法であって、 前記チェックスプリングの一端部を回動自在に支持する
    支軸を設けると共に、前記チェックスプリングの他端部
    が前記節度付与部の凹凸面を乗り越える際に、チェック
    スプリングの上方への撓み支点となる支点部を設け、か
    つ、前記節度付与部のチェックスプリング側の端部にテ
    ーパ状のガイド面を有する案内部を設け、前記シフト基
    体を前記筺体に回動自在に組み付けた後に、前記シフト
    レバーをシフト位置に移動する際に、前記チェックスプ
    リングの他端部が前記案内部のガイド面で摺接案内され
    なら前記節度付与部に係合弾接させて該チェックスプリ
    ングと節度付与部とを組み付けるようにしたことを特徴
    とするシフトレバー装置の組付方法。
  6. 【請求項6】 前記チェックスプリングの他端部を案内
    部を介して節度付与部に係合弾接する際に、チェックス
    プリングを予め載置支持する仮止め部を設けたことを特
    徴とする請求項5に記載のシフトレバー装置の組付方
    法。
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