JP2002293083A - 筆記具のコレクター及びコレクターの金型装置 - Google Patents
筆記具のコレクター及びコレクターの金型装置Info
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/27—Sprue channels ; Runner channels or runner nozzles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B43—WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
- B43K—IMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
- B43K7/00—Ball-point pens
- B43K7/10—Arrangements for feeding ink to the ball points
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Pens And Brushes (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コレクター成形時にコレクターの気液置換部
付近や羽の肉厚部分でヒケが生じてしまう問題をコレク
ター式筆記具の有する優秀な筆記性を阻害する事無く、
かつコストをかけることなく解決できるコレクター及び
コレクターの金型装置を提供する。 【解決手段】 コレクター5が、金型キャビティー24
内に樹脂の射出により成形されるものであって、コレク
ターの軸方向の少なくとも前後2箇所にゲート20a,
21aからの樹脂流入部20,21が形成されているコ
レクター5として、各部でのヒケを防止する。
付近や羽の肉厚部分でヒケが生じてしまう問題をコレク
ター式筆記具の有する優秀な筆記性を阻害する事無く、
かつコストをかけることなく解決できるコレクター及び
コレクターの金型装置を提供する。 【解決手段】 コレクター5が、金型キャビティー24
内に樹脂の射出により成形されるものであって、コレク
ターの軸方向の少なくとも前後2箇所にゲート20a,
21aからの樹脂流入部20,21が形成されているコ
レクター5として、各部でのヒケを防止する。
Description
【0001】本発明は、先端に筆記部となるペン先を有
する、ボールペンやサインペンやマーカや万年筆などの
筆記具において、インクを直接保蔵するインクタンク
と、内部の内圧を調整する毛細管現象を利用した調節体
であるコレクターを備えた直液タイプコレクター式筆記
具に用いられる、コレクター及びコレクターの射出成形
金型装置の改良に関する。
する、ボールペンやサインペンやマーカや万年筆などの
筆記具において、インクを直接保蔵するインクタンク
と、内部の内圧を調整する毛細管現象を利用した調節体
であるコレクターを備えた直液タイプコレクター式筆記
具に用いられる、コレクター及びコレクターの射出成形
金型装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりペン先とインクタンクとの間
に、インクタンク内の圧力を調整して直液状態のインク
を保持しつつペン先からのインク漏れや空気孔からの吹
き出しを防止する目的でコレクターを備えた筆記具(コ
レクター式筆記具)が知られている。通常、コレクター
式筆記具では、先端部に筆記部を有したペン先と、イン
クを保蔵するインクタンクと、該インクタンクから筆記
部までインクを誘導する中芯と、複数配置された板状の
羽間の間隙(保留溝)にインクタンクに接する気液置換
部から縦溝を介した毛細管現象でインクが出入りできる
ようにした調節体であるコレクターを有している。
に、インクタンク内の圧力を調整して直液状態のインク
を保持しつつペン先からのインク漏れや空気孔からの吹
き出しを防止する目的でコレクターを備えた筆記具(コ
レクター式筆記具)が知られている。通常、コレクター
式筆記具では、先端部に筆記部を有したペン先と、イン
クを保蔵するインクタンクと、該インクタンクから筆記
部までインクを誘導する中芯と、複数配置された板状の
羽間の間隙(保留溝)にインクタンクに接する気液置換
部から縦溝を介した毛細管現象でインクが出入りできる
ようにした調節体であるコレクターを有している。
【0003】このようなコレクター式筆記具は、インク
の流量が中綿式筆記具の初期と同等以上で多い、筆圧を
かけないでも終筆までインク流出量が暫減することなく
濃い描線で筆記可能となる、インク量を多く搭載でき
る、タンクの透明部分から直液状態のインク残量が視認
できる等の特長を有している。
の流量が中綿式筆記具の初期と同等以上で多い、筆圧を
かけないでも終筆までインク流出量が暫減することなく
濃い描線で筆記可能となる、インク量を多く搭載でき
る、タンクの透明部分から直液状態のインク残量が視認
できる等の特長を有している。
【0004】コレクター式筆記具は、インクタンク内の
インクをコレクター端面及び気液置換部に接触させてイ
ンクで濡らし、外気とは気液置換部以外の部分は遮断す
ること、及び十分な毛細管力を有する気液置換部からイ
ンクあるいは空気を置換する構成としたものであって、
前記気液置換部の強い毛細管力によるメニスカスの作用
により、インクタンク側内圧が実質的に減圧されるの
で、下向きにしてもペン先の先端からインクが流れ出な
いメカニズムを利用した筆記具である。
インクをコレクター端面及び気液置換部に接触させてイ
ンクで濡らし、外気とは気液置換部以外の部分は遮断す
ること、及び十分な毛細管力を有する気液置換部からイ
ンクあるいは空気を置換する構成としたものであって、
前記気液置換部の強い毛細管力によるメニスカスの作用
により、インクタンク側内圧が実質的に減圧されるの
で、下向きにしてもペン先の先端からインクが流れ出な
いメカニズムを利用した筆記具である。
【0005】コレクター式筆記具では、コレクターの気
液置換部とペン先先端からの高さ(ヘッド)はある一定
高さ以上にはできない知見が得られている。同様に気液
置換部及び保留溝の幅の毛細管力を強くした場合(サイ
ズを小さく)は、メニスカスが強く作用してインクタン
ク内部の内圧が下がることからヘッドをある程度高くす
ることができるが、内圧が下がりすぎると筆記へのイン
クの供給ができなくなってカスレなどの不具合が発生し
てしまう。一般的には気液置換部は0.05mmから
0.2mm程度の溝や孔とし、保留溝はインクタンク側
の幅を狭く0.1から0.4mmに設定しペン先側をや
や幅広に0.2から1.5mm程度に設定されている。
液置換部とペン先先端からの高さ(ヘッド)はある一定
高さ以上にはできない知見が得られている。同様に気液
置換部及び保留溝の幅の毛細管力を強くした場合(サイ
ズを小さく)は、メニスカスが強く作用してインクタン
ク内部の内圧が下がることからヘッドをある程度高くす
ることができるが、内圧が下がりすぎると筆記へのイン
クの供給ができなくなってカスレなどの不具合が発生し
てしまう。一般的には気液置換部は0.05mmから
0.2mm程度の溝や孔とし、保留溝はインクタンク側
の幅を狭く0.1から0.4mmに設定しペン先側をや
や幅広に0.2から1.5mm程度に設定されている。
【0006】コレクターは、その軸方向(羽の重なり方
句)に羽を細溝で貫いた細く長いインク溝と径方向の羽
の隙間である保留溝を複数適宜の設定幅で配置して構成
されているが、金型内で成形する場合に細いインク溝と
多数の保留溝を正確な設定寸法に成形する必要があるた
めに成形時の離型抵抗が大きくなり、金型より排出する
際のエジェクト部を複数設ける必要がある。そのために
一部の羽の肉厚を厚くする必要があり、コレクターの成
形時には、その部品構成の複雑さ・金型構造の複雑さか
ら、羽の肉厚部分で空気やガスの抜けが悪くなるなどの
影響から射出された樹脂が多数の薄い羽などの複雑なキ
ャビティー全体に十分には送り込まれない場合が生じ
て、成形後の羽に所謂ヒケが生じてしまう可能性が考え
られる。特に気液置換部付近でヒケが生じてしまったコ
レクターを筆記具に使用すると、ヒケのために気液置換
部が設定通りに成形できなくなり、インクタンク内の圧
力を調整する機能に障害を来してしまう問題がある。ま
た、羽の肉厚部分でヒケが生じてしまったコレクターを
使用すると保留溝の設定幅が設定通りの幅にならないた
めインクを保留する機能に不都合が生じる問題があっ
た。
句)に羽を細溝で貫いた細く長いインク溝と径方向の羽
の隙間である保留溝を複数適宜の設定幅で配置して構成
されているが、金型内で成形する場合に細いインク溝と
多数の保留溝を正確な設定寸法に成形する必要があるた
めに成形時の離型抵抗が大きくなり、金型より排出する
際のエジェクト部を複数設ける必要がある。そのために
一部の羽の肉厚を厚くする必要があり、コレクターの成
形時には、その部品構成の複雑さ・金型構造の複雑さか
ら、羽の肉厚部分で空気やガスの抜けが悪くなるなどの
影響から射出された樹脂が多数の薄い羽などの複雑なキ
ャビティー全体に十分には送り込まれない場合が生じ
て、成形後の羽に所謂ヒケが生じてしまう可能性が考え
られる。特に気液置換部付近でヒケが生じてしまったコ
レクターを筆記具に使用すると、ヒケのために気液置換
部が設定通りに成形できなくなり、インクタンク内の圧
力を調整する機能に障害を来してしまう問題がある。ま
た、羽の肉厚部分でヒケが生じてしまったコレクターを
使用すると保留溝の設定幅が設定通りの幅にならないた
めインクを保留する機能に不都合が生じる問題があっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、主に普及型
のコレクター式筆記具のコレクター及びコレクター金型
装置の改良を目的としており、特にコレクター成形時に
コレクターの気液置換部付近に所謂ヒケが発生してしま
うという問題と、気液置換部付近にヒケの生じてしまっ
たコレクターを使用した場合に、インクタンク内の圧力
を調整する機能に障害を来してしまうという問題と、羽
の肉厚部分でヒケが生じてしまったコレクターを使用す
ると保留溝の設定幅が設定通りの幅にならないためイン
クを保留する機能に不都合が生じる問題を、従来のコレ
クター式筆記具の有する優秀な筆記性を阻害する事無
く、かつコストをかけることなく解決できる筆記具のコ
レクター及びそのコレクターの金型装置を提供すること
を目的としている。
のコレクター式筆記具のコレクター及びコレクター金型
装置の改良を目的としており、特にコレクター成形時に
コレクターの気液置換部付近に所謂ヒケが発生してしま
うという問題と、気液置換部付近にヒケの生じてしまっ
たコレクターを使用した場合に、インクタンク内の圧力
を調整する機能に障害を来してしまうという問題と、羽
の肉厚部分でヒケが生じてしまったコレクターを使用す
ると保留溝の設定幅が設定通りの幅にならないためイン
クを保留する機能に不都合が生じる問題を、従来のコレ
クター式筆記具の有する優秀な筆記性を阻害する事無
く、かつコストをかけることなく解決できる筆記具のコ
レクター及びそのコレクターの金型装置を提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の有効な手段は次のものである。まず第1に、常温で
粘度が2から100mPa・sの比較的低粘度のインク
を直液状態で保蔵するインクタンクから筆記部までイン
クを誘導する中芯等の誘導手段を有する筆記具におい
て、羽同士の間のインク保留溝に気液置換部から縦溝を
介してインクを出入りさせてインクタンクの内圧を調節
する毛細管現象を利用した調節体であるコレクターが、
金型キャビティー内に樹脂の射出により成形されるもの
であって、コレクターの軸方向の少なくとも前後2箇所
に樹脂流入部(ゲート)が形成されていることを特徴と
するコレクターである。
明の有効な手段は次のものである。まず第1に、常温で
粘度が2から100mPa・sの比較的低粘度のインク
を直液状態で保蔵するインクタンクから筆記部までイン
クを誘導する中芯等の誘導手段を有する筆記具におい
て、羽同士の間のインク保留溝に気液置換部から縦溝を
介してインクを出入りさせてインクタンクの内圧を調節
する毛細管現象を利用した調節体であるコレクターが、
金型キャビティー内に樹脂の射出により成形されるもの
であって、コレクターの軸方向の少なくとも前後2箇所
に樹脂流入部(ゲート)が形成されていることを特徴と
するコレクターである。
【0009】本発明の第1の有効な手段においては、コ
レクターの軸方向の少なくとも前後2箇所(前側1箇所
および後側1箇所で前・後・中央のいずれかにゲートを
追加することも含む。)で、コレクター成形時に樹脂が
前側ゲートと後側ゲートから流れ込んで、樹脂の流れと
空気やガスの抜けがよくなり、金型装置のキャビティー
内の各所に樹脂が十分に充填できる。したがって、気液
置換部及び保留溝の幅の毛細管力を強くした場合(サイ
ズを小さくした場合)、コレクターには全体的にも部分
的にもヒケが生じることが無くなる。よって、特に精度
が要求される気液置換部付近にヒケが生じないので本発
明のコレクターを使用した筆記具では、インクタンク内
の圧力を調整する機能を十分に発揮できる。また、羽の
肉厚部分でヒケが生じないためコレクターを使用すると
保留溝の幅が設定通りの幅に精度良くなるのでインクを
保留する機能に不都合が生じることがなくコレクターの
機能を十分に発揮できる。このため、従来のコレクター
式筆記具の有する優秀な筆記性を阻害する事無く、かつ
コストをかけることなく解決できる。
レクターの軸方向の少なくとも前後2箇所(前側1箇所
および後側1箇所で前・後・中央のいずれかにゲートを
追加することも含む。)で、コレクター成形時に樹脂が
前側ゲートと後側ゲートから流れ込んで、樹脂の流れと
空気やガスの抜けがよくなり、金型装置のキャビティー
内の各所に樹脂が十分に充填できる。したがって、気液
置換部及び保留溝の幅の毛細管力を強くした場合(サイ
ズを小さくした場合)、コレクターには全体的にも部分
的にもヒケが生じることが無くなる。よって、特に精度
が要求される気液置換部付近にヒケが生じないので本発
明のコレクターを使用した筆記具では、インクタンク内
の圧力を調整する機能を十分に発揮できる。また、羽の
肉厚部分でヒケが生じないためコレクターを使用すると
保留溝の幅が設定通りの幅に精度良くなるのでインクを
保留する機能に不都合が生じることがなくコレクターの
機能を十分に発揮できる。このため、従来のコレクター
式筆記具の有する優秀な筆記性を阻害する事無く、かつ
コストをかけることなく解決できる。
【0010】以下さらに第1の手段を補助する有効な手
段を列記する。第2の有効な手段としては、樹脂流入部
がコレクターの少なくとも前後2ヶ所の羽の肉厚部とす
ることである。上記第1の手段に加えて羽の肉厚に形成
された部分にゲートを設けることにより、樹脂流れをス
ムーズにしてヒケを防止して、その肉厚部におけるイン
ク保留機能を確保するばかりでなく、樹脂の充填がスム
ーズにいくため、結果として気液置換部周辺のヒケも防
止される。
段を列記する。第2の有効な手段としては、樹脂流入部
がコレクターの少なくとも前後2ヶ所の羽の肉厚部とす
ることである。上記第1の手段に加えて羽の肉厚に形成
された部分にゲートを設けることにより、樹脂流れをス
ムーズにしてヒケを防止して、その肉厚部におけるイン
ク保留機能を確保するばかりでなく、樹脂の充填がスム
ーズにいくため、結果として気液置換部周辺のヒケも防
止される。
【0011】第3の有効な手段は、羽の肉厚部をエジェ
クト部分とすることである。このようにすれば、コレク
ターの樹脂成形するときに、金型からコレクターを突き
出すためエジェクト棒が当たる部分(エジェクト部)を
羽の肉厚部とするので、エジェクト棒が当たっても変形
することが無く金型からコレクターがスムーズに離型で
きる。金型からコレクターをエジェクトする方向は、羽
の平面方向とするのが好適である。
クト部分とすることである。このようにすれば、コレク
ターの樹脂成形するときに、金型からコレクターを突き
出すためエジェクト棒が当たる部分(エジェクト部)を
羽の肉厚部とするので、エジェクト棒が当たっても変形
することが無く金型からコレクターがスムーズに離型で
きる。金型からコレクターをエジェクトする方向は、羽
の平面方向とするのが好適である。
【0012】また、第4の有効な手段としては、樹脂流
入部はコレクター前部のペン先あるいは継ぎ手圧入部
と、コレクター後部の気液置換部が配置されている肉厚
部とすることである。上記第1の手段に加えて、樹脂流
入部はコレクター前部のペン先あるいは継ぎ手圧入部
と、コレクター後部の気液置換が配置されている肉厚部
とすることにより、樹脂流れをスムーズにしてヒケを防
止して、その肉厚部におけるインク保留機能を確保する
ばかりでなく、樹脂の充填がスムーズにいくため、結果
として気液置換部周辺のヒケも防止される。また、第5
の有効な手段としては、成形時に前方からと後方からの
樹脂流入部から流入した樹脂の合流部(ウェルド)が部
材圧入部とコレクターの気密保持圧入部の何れにもな
く、それ以外の部分にあることことである。成形時に樹
脂の合流点であるウェルド部は圧入割れやシール不良を
起こす問題が発生し易くなるので、ペン先など部材の圧
入や気密のためのシール部にはウェルドが出ないように
した方が良いものである。
入部はコレクター前部のペン先あるいは継ぎ手圧入部
と、コレクター後部の気液置換部が配置されている肉厚
部とすることである。上記第1の手段に加えて、樹脂流
入部はコレクター前部のペン先あるいは継ぎ手圧入部
と、コレクター後部の気液置換が配置されている肉厚部
とすることにより、樹脂流れをスムーズにしてヒケを防
止して、その肉厚部におけるインク保留機能を確保する
ばかりでなく、樹脂の充填がスムーズにいくため、結果
として気液置換部周辺のヒケも防止される。また、第5
の有効な手段としては、成形時に前方からと後方からの
樹脂流入部から流入した樹脂の合流部(ウェルド)が部
材圧入部とコレクターの気密保持圧入部の何れにもな
く、それ以外の部分にあることことである。成形時に樹
脂の合流点であるウェルド部は圧入割れやシール不良を
起こす問題が発生し易くなるので、ペン先など部材の圧
入や気密のためのシール部にはウェルドが出ないように
した方が良いものである。
【0013】本発明の第6の有効な手段は、第1〜第5
の有効な手段のうちのいずれかに記載に筆記具のコレク
ターを成形する金型装置であって、金型のキャビティー
内に開口する樹脂流入部のうちの少なくとも一方は、金
型の分割方向に対して開口方向の角度αが10°<α<
90°で形成されていることを特徴とする筆記具のコレ
クターの金型装置である。第6の有効な手段によれば、
金型の分割方向に対してゲートの開口方向の角度αが1
0°<α<90°で形成されているため、金型が開いて
コレクター成形品が離型する動作のときに金型のゲート
部分の樹脂がコレクター成形品から引き切れる。また、
前記角度αが10°以下であると金型が壊れ易く、一
方、90°以上であるとゲート付近の樹脂を取り除くこ
とが困難であるが、第6の有効な手段によれば前記角度
αを10°<α<90°としているので金型の破損を防
止しできかつゲート付近の樹脂を容易に取り除ける。し
たがって、一般の射出成形では成品に対してゲート部分
の樹脂はバリになったり、手作業等で取り去る作業が必
要になり、作業負荷の原因であったが、本発明によれ
ば、コレクターを金型から外すときに合わせてゲート部
分を成品から取り去ることができ、コレクター成形作業
の効率化が図れる。また、バリ取りを手作業でやること
に比較して正確さが高く、手の油分の付着による濡れ性
の悪化を防止でき、不良が減少し歩留まりが向上する。
の有効な手段のうちのいずれかに記載に筆記具のコレク
ターを成形する金型装置であって、金型のキャビティー
内に開口する樹脂流入部のうちの少なくとも一方は、金
型の分割方向に対して開口方向の角度αが10°<α<
90°で形成されていることを特徴とする筆記具のコレ
クターの金型装置である。第6の有効な手段によれば、
金型の分割方向に対してゲートの開口方向の角度αが1
0°<α<90°で形成されているため、金型が開いて
コレクター成形品が離型する動作のときに金型のゲート
部分の樹脂がコレクター成形品から引き切れる。また、
前記角度αが10°以下であると金型が壊れ易く、一
方、90°以上であるとゲート付近の樹脂を取り除くこ
とが困難であるが、第6の有効な手段によれば前記角度
αを10°<α<90°としているので金型の破損を防
止しできかつゲート付近の樹脂を容易に取り除ける。し
たがって、一般の射出成形では成品に対してゲート部分
の樹脂はバリになったり、手作業等で取り去る作業が必
要になり、作業負荷の原因であったが、本発明によれ
ば、コレクターを金型から外すときに合わせてゲート部
分を成品から取り去ることができ、コレクター成形作業
の効率化が図れる。また、バリ取りを手作業でやること
に比較して正確さが高く、手の油分の付着による濡れ性
の悪化を防止でき、不良が減少し歩留まりが向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づき詳説する。図は本発明の実施形態の一例を示し
たものであり、図1は筆記具本体の全体を示す縦断面
図、図2は先端側の拡大縦断面図、図3は部品であるコ
レクターのインク溝側外観図、図4は部品であるコレク
ターの空気溝側外観図、図5は図3のA−A線断面の矢
視図、図6はコレクター金型装置を縦断したキャビティ
ーの説明図、図7(a)、(b)は金型装置を横断した
キャビティーの説明図、金型が分割してコレクターから
ゲートカットしている状態の説明図である。
に基づき詳説する。図は本発明の実施形態の一例を示し
たものであり、図1は筆記具本体の全体を示す縦断面
図、図2は先端側の拡大縦断面図、図3は部品であるコ
レクターのインク溝側外観図、図4は部品であるコレク
ターの空気溝側外観図、図5は図3のA−A線断面の矢
視図、図6はコレクター金型装置を縦断したキャビティ
ーの説明図、図7(a)、(b)は金型装置を横断した
キャビティーの説明図、金型が分割してコレクターから
ゲートカットしている状態の説明図である。
【0015】実施形態のコレクター式筆記具に使用可能
なインク8は、水やアルコール系溶剤等を40%以上含
んで主溶剤としたものに染料や顔料などの着色剤を1か
ら30%、プロピレングリコールやグリセリンや高級ア
ルコールなどの不揮発性溶剤を3から40%、及びその
他の潤滑剤や防腐剤や分散剤などの添加剤により構成さ
れている、常温(25℃)で粘度2から100mPa・
sのインクである。
なインク8は、水やアルコール系溶剤等を40%以上含
んで主溶剤としたものに染料や顔料などの着色剤を1か
ら30%、プロピレングリコールやグリセリンや高級ア
ルコールなどの不揮発性溶剤を3から40%、及びその
他の潤滑剤や防腐剤や分散剤などの添加剤により構成さ
れている、常温(25℃)で粘度2から100mPa・
sのインクである。
【0016】また、図1に示す例のコレクター式ボール
ペンは、筆記部A先端1に筆記用のボールを回転自在か
つ抜き出し不可能に遊嵌するペン先2と内部にインクタ
ンク7後部に収納されたインクをコレクター芯6と中芯
3によってボールまでインクを誘導しており、コレクタ
ー5とペン先1との間で空気通路4aを設けたり色表示
をする口プラ2a、継ぎ手2bを設けている。このクチ
プラ2aと継ぎ手2bとの間にコレクター5の空気溝1
2を外気に連通する空気通路4a(通気口4)とが設け
られる。
ペンは、筆記部A先端1に筆記用のボールを回転自在か
つ抜き出し不可能に遊嵌するペン先2と内部にインクタ
ンク7後部に収納されたインクをコレクター芯6と中芯
3によってボールまでインクを誘導しており、コレクタ
ー5とペン先1との間で空気通路4aを設けたり色表示
をする口プラ2a、継ぎ手2bを設けている。このクチ
プラ2aと継ぎ手2bとの間にコレクター5の空気溝1
2を外気に連通する空気通路4a(通気口4)とが設け
られる。
【0017】前記コレクター式筆記具では、インクタン
ク7は軸筒形状であって、前方部7a内に複数の羽13
を連ねた状態のコレクター5を収容し、後部はインク8
を収納する空間になっている。インクタンク7の後方部
7bにインク8を直液状態で保蔵しており、コレクター
5の後端周辺と細い溝形状等によって強い毛細管力を発
揮する気液置換部9がインク8で濡れることによってメ
ニスカスを形成してシールされる構造となっており、気
液置換部9以外の部分では通常は空気の流通やインク8
の漏れ出しが起こらないように構成されている。なお、
羽13には、コレクター後端部の気液置換部9の形成部
分と、複数の薄板状の羽13の間に肉厚の羽13a、1
3bを設けている。
ク7は軸筒形状であって、前方部7a内に複数の羽13
を連ねた状態のコレクター5を収容し、後部はインク8
を収納する空間になっている。インクタンク7の後方部
7bにインク8を直液状態で保蔵しており、コレクター
5の後端周辺と細い溝形状等によって強い毛細管力を発
揮する気液置換部9がインク8で濡れることによってメ
ニスカスを形成してシールされる構造となっており、気
液置換部9以外の部分では通常は空気の流通やインク8
の漏れ出しが起こらないように構成されている。なお、
羽13には、コレクター後端部の気液置換部9の形成部
分と、複数の薄板状の羽13の間に肉厚の羽13a、1
3bを設けている。
【0018】コレクター式筆記具では、コレクター5の
気液置換部9とペン先先端1からの高さ(ヘッドH)は
ある一定高さ以上にはできない知見が得られている。同
様に気液置換部9及び保留溝14の幅の毛細管力を強く
した場合(サイズを小さく)は、メニスカスが強く作用
してインクタンク7内部の内圧が下がることからヘッド
Hをある程度高くすることができるが、内圧が下がりす
ぎると筆記へのインク8の供給ができなくなってカスレ
などの不具合が発生してしまう。一般的には気液置換部
9は0.05mmから0.2mm程度の溝や孔とし、保
留溝14はインクタンク7側の幅を狭く0.1から0.
4mmに設定しペン先側をやや幅広に0.2から1.5
mm程度に設定されている。
気液置換部9とペン先先端1からの高さ(ヘッドH)は
ある一定高さ以上にはできない知見が得られている。同
様に気液置換部9及び保留溝14の幅の毛細管力を強く
した場合(サイズを小さく)は、メニスカスが強く作用
してインクタンク7内部の内圧が下がることからヘッド
Hをある程度高くすることができるが、内圧が下がりす
ぎると筆記へのインク8の供給ができなくなってカスレ
などの不具合が発生してしまう。一般的には気液置換部
9は0.05mmから0.2mm程度の溝や孔とし、保
留溝14はインクタンク7側の幅を狭く0.1から0.
4mmに設定しペン先側をやや幅広に0.2から1.5
mm程度に設定されている。
【0019】気液置換部9周辺で成形時にヒケ17が生
じてしまうと、インク8によるメニスカスの形成がうま
く行かず、インクタンク7の内圧が実質的に減圧されな
くなったりバラツキを生じたりするので下向きにした場
合にペン先の先端からインク8が流れ出てしまう場合が
ある。
じてしまうと、インク8によるメニスカスの形成がうま
く行かず、インクタンク7の内圧が実質的に減圧されな
くなったりバラツキを生じたりするので下向きにした場
合にペン先の先端からインク8が流れ出てしまう場合が
ある。
【0020】外気温が高くなる、外気が減圧されるなど
インクタンク7内の内圧が相対的に上昇した場合はイン
クタンク7内部のインク8が気液置換部9を経由してコ
レクター5の円周状の羽13のスキマである保留溝14
にインク8が流れ込んで保留され、内圧のバランスが取
れる構造となっている。複数の保留溝14は気液置換部
9に接続されたインク溝11によってインク流通できる
ようにそれぞれが接続されているが、羽13にヒケが生
じてしまうと毛細管力に不均衡が生じてしまい、インク
保留機能が正常に働かない場合がある。
インクタンク7内の内圧が相対的に上昇した場合はイン
クタンク7内部のインク8が気液置換部9を経由してコ
レクター5の円周状の羽13のスキマである保留溝14
にインク8が流れ込んで保留され、内圧のバランスが取
れる構造となっている。複数の保留溝14は気液置換部
9に接続されたインク溝11によってインク流通できる
ようにそれぞれが接続されているが、羽13にヒケが生
じてしまうと毛細管力に不均衡が生じてしまい、インク
保留機能が正常に働かない場合がある。
【0021】外気温が低くなる、外気が加圧される、筆
記によりインク8が減少するなど、内圧が相対的に低く
なった場合は、コレクター5の保留溝14に保留されて
いたインク8がインクタンク7内部に戻る、もしくは保
留溝14にインク8がない場合には外気がインクタンク
7の中へ導入されて内圧のバランスをとるメカニズムに
よって、直液状態のインク8を保蔵してスムーズに筆記
できるとともに、通常の使用時にはインク8が筆記具の
外部に漏れだしてしまう事故を防止しているが、気液置
換部周辺でヒケが生じてしまうと、内圧のバランスが取
れずにインク保留機能が正常に働かない場合がある。
記によりインク8が減少するなど、内圧が相対的に低く
なった場合は、コレクター5の保留溝14に保留されて
いたインク8がインクタンク7内部に戻る、もしくは保
留溝14にインク8がない場合には外気がインクタンク
7の中へ導入されて内圧のバランスをとるメカニズムに
よって、直液状態のインク8を保蔵してスムーズに筆記
できるとともに、通常の使用時にはインク8が筆記具の
外部に漏れだしてしまう事故を防止しているが、気液置
換部周辺でヒケが生じてしまうと、内圧のバランスが取
れずにインク保留機能が正常に働かない場合がある。
【0022】この問題を解決するために本発明の実施形
態としては、コレクター5には従来より知られている内
圧調整機能を有した保留溝14、羽13が設けられてお
り、このコレクター5の軸方向の少なくとも前後2箇所
(前側1箇所および後側1箇所で前・後・中央のいずれ
かにゲート20a,21aを追加することも含む。)に
ゲート20a,20bからの樹脂流入部20,21を設
けるので、金型装置でコレクター5成形時に樹脂が前側
ゲートと後側ゲートから流れ込んで、樹脂の流れと空気
やガスの抜けよくなり、金型装置のキャビティー24
(金型22,23内面とコアピン25との間の空間)内の
各所に樹脂が十分に充填できる。したがって、気液置換
部9及び保留溝14の幅の毛細管力を強くした場合(サ
イズを小さくした場合)、コレクター5には全体的にも
部分的にもヒケが生じることが無くなる。よって、特に
精度が要求される気液置換部9付近にヒケが生じないの
で本発明のコレクターを使用した筆記具では、インクタ
ンク7内の圧力を調整する機能を十分に発揮できる。ま
た、羽の肉厚部分13a,13bでヒケが生じないため
コレクター5を使用すると保留溝14の幅が設定通りの
幅に精度良くなるのでインクを保留する機能に不都合が
生じることがなくコレクター5の機能を十分に発揮でき
る。このため、従来のコレクター式筆記具の有する優秀
な筆記性を阻害する事無く、かつコストをかけることな
く解決できる。
態としては、コレクター5には従来より知られている内
圧調整機能を有した保留溝14、羽13が設けられてお
り、このコレクター5の軸方向の少なくとも前後2箇所
(前側1箇所および後側1箇所で前・後・中央のいずれ
かにゲート20a,21aを追加することも含む。)に
ゲート20a,20bからの樹脂流入部20,21を設
けるので、金型装置でコレクター5成形時に樹脂が前側
ゲートと後側ゲートから流れ込んで、樹脂の流れと空気
やガスの抜けよくなり、金型装置のキャビティー24
(金型22,23内面とコアピン25との間の空間)内の
各所に樹脂が十分に充填できる。したがって、気液置換
部9及び保留溝14の幅の毛細管力を強くした場合(サ
イズを小さくした場合)、コレクター5には全体的にも
部分的にもヒケが生じることが無くなる。よって、特に
精度が要求される気液置換部9付近にヒケが生じないの
で本発明のコレクターを使用した筆記具では、インクタ
ンク7内の圧力を調整する機能を十分に発揮できる。ま
た、羽の肉厚部分13a,13bでヒケが生じないため
コレクター5を使用すると保留溝14の幅が設定通りの
幅に精度良くなるのでインクを保留する機能に不都合が
生じることがなくコレクター5の機能を十分に発揮でき
る。このため、従来のコレクター式筆記具の有する優秀
な筆記性を阻害する事無く、かつコストをかけることな
く解決できる。
【0023】そして、樹脂流入部20,21は、前記の
位置の他にあるいは前記の位置と共にコレクター5の少
なくとも前後2ヶ所の羽の肉厚部13bとするができ
る。図6に二点鎖線示すように、羽の肉厚に形成された
部分13bにゲートを設けることにより、樹脂流れをス
ムーズにしてヒケを防止して、その肉厚部におけるイン
ク保留機能を確保するばかりでなく、樹脂の充填がスム
ーズにいくため、結果として気液置換部周辺のヒケも防
止される。
位置の他にあるいは前記の位置と共にコレクター5の少
なくとも前後2ヶ所の羽の肉厚部13bとするができ
る。図6に二点鎖線示すように、羽の肉厚に形成された
部分13bにゲートを設けることにより、樹脂流れをス
ムーズにしてヒケを防止して、その肉厚部におけるイン
ク保留機能を確保するばかりでなく、樹脂の充填がスム
ーズにいくため、結果として気液置換部周辺のヒケも防
止される。
【0024】また、羽の肉厚部13b(13aを含んで
も良い)をエジェクト部分とすることができる。このよ
うにすれば、コレクター5を樹脂成形するときに、金型
22,23からコレクターを突き出すためエジェクト棒
が当たる部分(エジェクト部10)を羽の肉厚部13b
(13a)とするので、エジェクト棒が当たっても変形
することが無く金型からコレクター5がスムーズに離型
できる。金型からコレクターをエジェクトする方向は、
羽の平面方向(半径方向)とするのが好適である。
も良い)をエジェクト部分とすることができる。このよ
うにすれば、コレクター5を樹脂成形するときに、金型
22,23からコレクターを突き出すためエジェクト棒
が当たる部分(エジェクト部10)を羽の肉厚部13b
(13a)とするので、エジェクト棒が当たっても変形
することが無く金型からコレクター5がスムーズに離型
できる。金型からコレクターをエジェクトする方向は、
羽の平面方向(半径方向)とするのが好適である。
【0025】また、樹脂流入部20,21はコレクター
前部のペン先1あるいは継ぎ手圧入部5aと、コレクタ
ー後部の気液置換部9が配置されている肉厚部13aと
することである。このようにすれば、樹脂流入部20,
21はコレクター前部のペン先あるいは継ぎ手圧入部5
aと、コレクター後部の気液置換部9が配置されている
肉厚部13aとすることにより、樹脂流れをスムーズに
してヒケを防止して、その肉厚部13aにおけるインク
保留機能を確保するばかりでなく、樹脂の充填がスムー
ズにいくため、結果として気液置換部周辺のヒケも防止
される。
前部のペン先1あるいは継ぎ手圧入部5aと、コレクタ
ー後部の気液置換部9が配置されている肉厚部13aと
することである。このようにすれば、樹脂流入部20,
21はコレクター前部のペン先あるいは継ぎ手圧入部5
aと、コレクター後部の気液置換部9が配置されている
肉厚部13aとすることにより、樹脂流れをスムーズに
してヒケを防止して、その肉厚部13aにおけるインク
保留機能を確保するばかりでなく、樹脂の充填がスムー
ズにいくため、結果として気液置換部周辺のヒケも防止
される。
【0026】前記のコレクター5の金型装置では、図7
に示すように、金型のキャビティー24内に開口するゲ
ート20a,21aが、金型22,23の分割方向に対
して前記ゲート開口方向20a,21aの角度αが10
°<α<90°で形成されている。これによれば、前記
角度αが付いているため金型22,23が開いてコレク
ター成形品が離型する動作のときに金型のゲート20
a,21a部分の樹脂がコレクター成形品から引き切れ
る。また、前記角度αが10°以下であると金型が壊れ
易く、一方、90°以上であるとゲート付近の樹脂を取
り除くことが困難であるが、前記角度αを10°<α<
90°としているので金型の破損を防止しできかつゲー
ト付近の樹脂を容易に取り除ける。したがって、一般の
射出成形では成品に対してゲート部分の樹脂はバリにな
り、手作業等で取り去る作業が必要になり、作業負荷の
原因であったが、本実施形態によれば、コレクター5を
金型から外すときに合わせてゲート20a,21a部分
を成品から取り去ることができ、コレクター成形作業の
効率化が図れる。また、バリ取りを手作業でやることに
比較して正確さが高く、不良が減少し歩留まりが向上
し、手の油の付着によるトラブルを防止し、コスト的に
も有利になる。
に示すように、金型のキャビティー24内に開口するゲ
ート20a,21aが、金型22,23の分割方向に対
して前記ゲート開口方向20a,21aの角度αが10
°<α<90°で形成されている。これによれば、前記
角度αが付いているため金型22,23が開いてコレク
ター成形品が離型する動作のときに金型のゲート20
a,21a部分の樹脂がコレクター成形品から引き切れ
る。また、前記角度αが10°以下であると金型が壊れ
易く、一方、90°以上であるとゲート付近の樹脂を取
り除くことが困難であるが、前記角度αを10°<α<
90°としているので金型の破損を防止しできかつゲー
ト付近の樹脂を容易に取り除ける。したがって、一般の
射出成形では成品に対してゲート部分の樹脂はバリにな
り、手作業等で取り去る作業が必要になり、作業負荷の
原因であったが、本実施形態によれば、コレクター5を
金型から外すときに合わせてゲート20a,21a部分
を成品から取り去ることができ、コレクター成形作業の
効率化が図れる。また、バリ取りを手作業でやることに
比較して正確さが高く、不良が減少し歩留まりが向上
し、手の油の付着によるトラブルを防止し、コスト的に
も有利になる。
【0027】成形時に前方と後方の双方から流入した樹
脂の合流点(ウェルド)では、ガスが溜まって成形異常
となったり、形状が不安定なことからシール性を確保し
にくく、強度が不足して割れを生じたりするため、ウェ
ルドが部材圧入部とコレクターの気密保持圧入部のいず
れにも無いようにゲートの位置やサイズ、樹脂の流れを
設定することが望ましい。
脂の合流点(ウェルド)では、ガスが溜まって成形異常
となったり、形状が不安定なことからシール性を確保し
にくく、強度が不足して割れを生じたりするため、ウェ
ルドが部材圧入部とコレクターの気密保持圧入部のいず
れにも無いようにゲートの位置やサイズ、樹脂の流れを
設定することが望ましい。
【0028】なお、コレクター成形時の金型において気
液置換部9の近傍にエジェクト部10を設けることによ
り、その部分のヒケが防止できる。ガスベントとなるエ
ジェクト部10が周囲よりも低い凹形状として設けられ
ているコレクター5を筆記具に使用することでインク8
による気液置換部周辺のシール性を阻害するがない。本
実施形態ではエジェクト部10の凹形状は凹部はその周
囲よりも0.01mmから0.2mm低い形状としてお
り、四角形にて図示してあるが、丸形でも良いし多角形
でも良い。
液置換部9の近傍にエジェクト部10を設けることによ
り、その部分のヒケが防止できる。ガスベントとなるエ
ジェクト部10が周囲よりも低い凹形状として設けられ
ているコレクター5を筆記具に使用することでインク8
による気液置換部周辺のシール性を阻害するがない。本
実施形態ではエジェクト部10の凹形状は凹部はその周
囲よりも0.01mmから0.2mm低い形状としてお
り、四角形にて図示してあるが、丸形でも良いし多角形
でも良い。
【0029】また、図3及び図4に示すように、気液置
換部9が配置されている羽の肉厚部13aだけでなく、
さらにコレクター成形時の金型において、その他の羽の
肉厚部13bにもエジェクト部10を追加することによ
り、コレクター5にはガスベントとなるエジェクト部1
0が周囲よりも低い凹形状として設けることで気液置換
部付近のヒケ17及びヒケ18を解消すると共に、保留
溝14の設定幅を設定通りにすることが出来るため、こ
のコレクター5を筆記具に使用することにより同様に問
題を解決可能とすることが出来る。
換部9が配置されている羽の肉厚部13aだけでなく、
さらにコレクター成形時の金型において、その他の羽の
肉厚部13bにもエジェクト部10を追加することによ
り、コレクター5にはガスベントとなるエジェクト部1
0が周囲よりも低い凹形状として設けることで気液置換
部付近のヒケ17及びヒケ18を解消すると共に、保留
溝14の設定幅を設定通りにすることが出来るため、こ
のコレクター5を筆記具に使用することにより同様に問
題を解決可能とすることが出来る。
【0030】また、成形金型において図3、図4に示す
ように、気液置換部9をはさんだ両側にガスベント10
aを設け、かつ、気液置換部を有する半断面とは反対側
の半断面にガスベント10bを設けることにより、コレ
クター5にはガスベントとなるエジェクト部10が周囲
よりも低い凹形状として設けることで気液置換部付近の
ヒケ18を解消すると共に、ヒケ17が万一生じた場合
でもコレクター機能に影響を与えない気液置換部よりも
後端側の保留溝19側にヒケを生じさせることが出来る
ため、このコレクターを筆記具に使用することにより同
様に問題を解決可能とすることが出来る。特に、複数の
ゲートから流入した樹脂の合流点周辺にエジェクト部
(ガスベント)を設けると、ガスが溜まって不具合を起
こすことが無くなる。
ように、気液置換部9をはさんだ両側にガスベント10
aを設け、かつ、気液置換部を有する半断面とは反対側
の半断面にガスベント10bを設けることにより、コレ
クター5にはガスベントとなるエジェクト部10が周囲
よりも低い凹形状として設けることで気液置換部付近の
ヒケ18を解消すると共に、ヒケ17が万一生じた場合
でもコレクター機能に影響を与えない気液置換部よりも
後端側の保留溝19側にヒケを生じさせることが出来る
ため、このコレクターを筆記具に使用することにより同
様に問題を解決可能とすることが出来る。特に、複数の
ゲートから流入した樹脂の合流点周辺にエジェクト部
(ガスベント)を設けると、ガスが溜まって不具合を起
こすことが無くなる。
【0031】本発明のコレクター及びコレクター成形金
型は上述のように構成されるものであるが、本発明は上
記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を
変則しないものであれば、種々の部材等の適用を採用す
ることができる。本発明の要旨と関係しない構成として
は、例えば筆記具がボールペンの他、サインペンやマー
カや万年筆でもよい。また、インクタンク軸筒の形状が
インクタンク後部がカートリッジであったり、先軸(イ
ンクタンク前部)と一体のリフィールであったり、部分
的な使い捨て方式であったり、透明、不透明、光沢粒子
を含む各種着色であったり、中芯とコレクター芯もしく
はペン先の構成が一体であったり、さらにペン先部材や
バルブ部品が追加されていたり、特にキャップの構造は
各種選定できるものである。
型は上述のように構成されるものであるが、本発明は上
記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を
変則しないものであれば、種々の部材等の適用を採用す
ることができる。本発明の要旨と関係しない構成として
は、例えば筆記具がボールペンの他、サインペンやマー
カや万年筆でもよい。また、インクタンク軸筒の形状が
インクタンク後部がカートリッジであったり、先軸(イ
ンクタンク前部)と一体のリフィールであったり、部分
的な使い捨て方式であったり、透明、不透明、光沢粒子
を含む各種着色であったり、中芯とコレクター芯もしく
はペン先の構成が一体であったり、さらにペン先部材や
バルブ部品が追加されていたり、特にキャップの構造は
各種選定できるものである。
【0032】
【発明の効果】本発明のコレクター及びコレクター成形
金型装置においては、気液置換部及び保留溝の幅の毛細
管力を強くした場合(サイズを小さくした場合)、コレ
クターには全体的にも部分的にもヒケが生じることが減
少する。よって、特に精度が要求される気液置換部付近
にヒケが生じないので本発明のコレクターを使用した筆
記具では、インクタンク内の圧力を調整する機能を十分
に発揮できる。また、羽の肉厚部分でヒケが生じないた
めコレクターを使用すると保留溝の幅が設定通りの幅に
精度良くなるのでインクを保留する機能に不都合が生じ
ることがなくコレクターの機能を十分に発揮できる。こ
のため、従来のコレクター式筆記具の有する優秀な筆記
性を阻害する事無く、かつコストをかけることなく解決
できる。
金型装置においては、気液置換部及び保留溝の幅の毛細
管力を強くした場合(サイズを小さくした場合)、コレ
クターには全体的にも部分的にもヒケが生じることが減
少する。よって、特に精度が要求される気液置換部付近
にヒケが生じないので本発明のコレクターを使用した筆
記具では、インクタンク内の圧力を調整する機能を十分
に発揮できる。また、羽の肉厚部分でヒケが生じないた
めコレクターを使用すると保留溝の幅が設定通りの幅に
精度良くなるのでインクを保留する機能に不都合が生じ
ることがなくコレクターの機能を十分に発揮できる。こ
のため、従来のコレクター式筆記具の有する優秀な筆記
性を阻害する事無く、かつコストをかけることなく解決
できる。
【図1】本発明の実施形態に係る筆記具本体の全体を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図2】図1の筆記具の先端側の拡大縦断面図である。
【図3】部品であるコレクターのインク溝側外観図であ
る。
る。
【図4】部品であるコレクターの空気溝側外観図であ
る。
る。
【図5】図3のA−A線断面の矢視図である。
【図6】コレクター成形のための金型装置を縦断したキ
ャビティーの説明図である。
ャビティーの説明図である。
【図7】(a)、(b)は金型装置を横断したキャビテ
ィーの説明図、金型が分割してコレクターからゲートカ
ットしている状態の説明図である。
ィーの説明図、金型が分割してコレクターからゲートカ
ットしている状態の説明図である。
【図8】図3のX−X断面視した金型装置の説明図であ
る。
る。
1 筆記部先端 2 ペン先 3 中芯 4 通気口 5 コレクター 6 コレクター芯 7 インクタンク(軸) 8 インク(インク消費分は空間) 9 気液置換部 10 エジェクト部 11 インク溝 12 空気溝 13 羽 13a 気液置換部が配置される羽の肉厚部 13b 13a以外の羽の肉厚部 14 保留溝 20 樹脂流入部 21 樹脂流入部 22 分割金型 23 分割金型 24 キャビティー H インクヘッド α ゲートの開口方向と金型分割方向との角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐野 陽二郎 神奈川県横浜市神奈川区入江二丁目5番12 号 三菱鉛筆株式会社横浜研究開発センタ ー内 Fターム(参考) 2C350 GA01 GA02 GA03 GA04 GA06 HA03 HA13 KA03 KA05 KA07 KA10 NA07 NA10 NA11 4F202 AH53 AR07 CA11 CB01 CK02 CK06 CK83
Claims (6)
- 【請求項1】 常温で粘度が2から100mPa・sの
比較的低粘度のインクを直液状態で保蔵するインクタン
クから筆記部までインクを誘導する中芯等の誘導手段を
有する筆記具において、羽同士の間のインク保留溝に気
液置換部から縦溝を介してインクを出入りさせてインク
タンクの内圧を調節する毛細管現象を利用した調節体で
あるコレクターが、金型キャビティー内に樹脂の射出に
より成形されるものであって、 コレクターの軸方向の少なくとも前後2箇所に樹脂流入
部が形成されていることを特徴とする筆記具のコレクタ
ー。 - 【請求項2】 樹脂流入部をコレクターの少なくとも前
後2ヶ所の羽の肉厚部に設けたことを特徴とする請求項
1に記載の筆記具のコレクター。 - 【請求項3】 羽の肉厚部をエジェクト部分とすること
を特徴とする請求項1または2に記載の筆記具のコレク
ター。 - 【請求項4】 樹脂流入部は、コレクター前部のペン先
あるいは継ぎ手圧入部とコレクター後部の気液置換部が
配置されている肉厚部またはそれらの近傍に設けられた
ことを特徴とする請求項1に記載の筆記具のコレクタ
ー。 - 【請求項5】 成形時に前方からと後方からの樹脂流入
部から流入した樹脂の合流部が、部材圧入部とコレクタ
ーの気密保持圧入部のいずれにもなく、それ以外の部分
にあることを特徴とする請求項1に記載の筆記具のコレ
クター。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のうちのいずれかに記
載にコレクターを成形する金型装置であって、 金型のキャビティー内に開口する樹脂流入部のうちの少
なくとも一方は、金型の分割方向に対して開口方向の角
度αが10°<α<90°で形成されていることを特徴
とする筆記具のコレクターの金型装置。
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