JP2002292963A - 画像形成システム及びその印刷処理方法、並びに記憶媒体 - Google Patents

画像形成システム及びその印刷処理方法、並びに記憶媒体

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JP2002292963A
JP2002292963A JP2001104656A JP2001104656A JP2002292963A JP 2002292963 A JP2002292963 A JP 2002292963A JP 2001104656 A JP2001104656 A JP 2001104656A JP 2001104656 A JP2001104656 A JP 2001104656A JP 2002292963 A JP2002292963 A JP 2002292963A
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image forming
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JP2001104656A
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Yasuki Nakajima
康喜 中島
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な操作で画像形成処理の効率を向上させ
ることができる画像形成システム及びその印刷処理方
法、並びに記憶媒体を提供する。 【解決手段】 画像形成システム100は、ネットワー
ク101を介して互いに接続されたカラーMFP10
4、白黒MFP105、クライアントコンピュータ10
3、及びコレータ106を備える。クライアントコンピ
ュータ103から出力されるジョブを予め決められた分
割規則に従ってページ単位で分割し、分割されたジョブ
をカラーMFP104及び白黒MFP105で各シート
上に画像形成させ、且つ分割されたジョブ毎に付加され
た所定の情報に基づいてコレータ106が画像形成され
たシートを混交する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成システム
及びその印刷処理方法、並びに記憶媒体に関し、特にネ
ットワークを介して複数の画像形成装置と、シートをセ
ットするための複数のビンを有するコレータとが接続さ
れた画像形成システム及びその印刷処理方法、並びに記
憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワークを介してカラープリ
ンタや白黒プリンタと、クライアントコンピュータとが
接続された画像形成システムにおいては、クライアント
コンピュータから送信する1つのジョブを印刷するとき
に、その処理時間を短縮化し且つそのコストを下げるた
め、ユーザはクライアントコンピュータ上から選択可能
な複数のプリンタを選択して印刷を行うジョブの分割が
行われている。
【0003】前述の印刷を行うプリンタの選択方法とし
て、1つのジョブ内にカラー・白黒のページが混在して
いる場合は、カラーページの印刷を行うときのみカラー
プリンタを選択し、白黒ページの印刷を行うときはスピ
ード、コスト等の面でカラープリンタより優れる白黒プ
リンタを選択する方法がある。また、1つのジョブが白
黒(またはカラー)のページのみである場合は、1つの
ジョブを分割し、分割されたジョブ毎に印刷を割り当て
るプリンタを選択する方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように複数のカラープリンタや白黒プリンタで1つのジ
ョブの印刷が行われれた後、夫々のプリンタで印刷され
たシートをページ順に並べ替える作業はユーザの手作業
によらなければならなかった。特に大量の印刷を行わせ
る場合には、印刷自体の処理時間は大幅に短縮化され、
またコストも大幅に下げることができるが、ユーザの手
作業に要する時間も相当なものとなっていた。
【0005】本発明は、簡単な操作で画像形成処理の効
率を向上させることができる画像形成システム及びその
印刷処理方法、並びに記憶媒体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達するために、
請求項1記載の画像形成システムは、ネットワークを介
して互いに接続された複数の画像形成装置及びコンピュ
ータを備える画像形成システムにおいて、前記コンピュ
ータから出力されるジョブを予め決められた分割規則に
従ってページ単位で分割する分割手段と、前記分割され
たジョブを夫々前記複数の画像形成装置の少なくとも2
つで各シート上に画像形成させる画像形成手段と、前記
分割されたジョブ毎に所定の情報を付加する情報付加手
段と、前記付加された所定の情報に基づいて前記画像形
成されたシートを混交する混交手段とを備えることを特
徴とする。
【0007】請求項2記載の画像形成システムは、請求
項1記載の画像形成システムにおいて、前記所定の情報
の付加は、前記所定の情報を記録したシートを前記複数
の画像形成装置の1つで出力し、当該出力されたシート
を前記画像形成されたシートに夫々付加することにより
行われることを特徴とする。
【0008】請求項3記載の画像形成システムは、請求
項1又は2記載の画像形成システムにおいて、前記混交
が行われるシートの一部が前記分割されたジョブ単位で
欠落しているときに当該欠落しているシートを認識する
認識手段と、前記認識手段により欠落していることを認
識したシート以外のシートで仮混交を行う仮混交手段
と、前記欠落したシートと前記仮混交されたシートとを
混交するための情報が記録されたシートを出力する出力
手段とを備えることを特徴とする。
【0009】請求項4記載の画像形成システムは、請求
項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成システムに
おいて、前記混交するための情報の各々は、バーコード
からなることを特徴とする。
【0010】請求項5記載の画像形成システムは、請求
項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成システムに
おいて、前記分割規則は、部数単位で分割する規則であ
ることを特徴とする。
【0011】請求項6記載の画像形成システムは、請求
項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成システムに
おいて、前記分割規則は、カラーページと白黒ページで
分割する規則であることを特徴とする。
【0012】請求項7記載の画像形成システムは、請求
項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成システムに
おいて、前記分割規則は、写真ページと文字ページで分
割する規則であることを特徴とする。
【0013】上記目的を達するために、請求項8記載の
印刷処理方法は、ネットワークを介して互いに接続され
た複数の画像形成装置及びコンピュータを備える画像形
成システムの印刷処理方法において、前記コンピュータ
から出力されるジョブを予め決められた分割規則に従っ
てページ単位で分割する分割工程と、前記分割されたジ
ョブを夫々前記複数の画像形成装置の少なくとも2つで
各シート上に画像形成させる画像形成工程と、前記分割
されたジョブ毎に所定の情報を付加する情報付加工程
と、前記付加された所定の情報に基づいて前記画像形成
されたシートを混交する混交工程とを有することを特徴
とする。
【0014】請求項9記載の印刷処理方法は、請求項8
記載の印刷処理方法において、前記所定の情報の付加
は、前記所定の情報を記録したシートを前記複数の画像
形成装置の1つで出力し、当該出力されたシートを前記
画像形成されたシートに夫々付加することにより行われ
ることを特徴とする。
【0015】請求項10記載の印刷処理方法は、請求項
8又は9記載の印刷処理方法において、前記混交が行わ
れるシートの一部が前記分割されたジョブ単位で欠落し
ているときに当該欠落しているシートを認識する認識工
程と、前記認識工程で欠落していることを認識したシー
ト以外のシートで仮混交を行う仮混交工程と、前記欠落
したシートと前記仮混交されたシートとを混交するため
の情報が記録されたシートを出力する出力工程とを有す
ることを特徴とする。
【0016】請求項11記載の印刷処理方法は、請求項
8乃至10のいずれか1項に記載の印刷処理方法におい
て、前記混交するための情報の各々は、バーコードから
なることを特徴とする。
【0017】請求項12記載の印刷処理方法は、請求項
8乃至11のいずれか1項に記載の印刷処理方法におい
て、前記分割規則は、部数単位で分割する規則であるこ
とを特徴とする。
【0018】請求項13記載の印刷処理方法は、請求項
8乃至11のいずれか1項に記載の印刷処理方法におい
て、前記分割規則は、カラーページと白黒ページで分割
する規則であることを特徴とする。
【0019】請求項14記載の印刷処理方法は、請求項
8乃至11のいずれか1項に記載の印刷処理方法におい
て、前記分割規則は、写真ページと文字ページで分割す
る規則であることを特徴とする。
【0020】上記目的を達するために、請求項15記載
の記憶媒体は、ネットワークを介して互いに接続された
複数の画像形成装置及びコンピュータを備える画像形成
システムの印刷処理方法を実行するプログラムを格納し
た記憶媒体において、前記プログラムは、前記コンピュ
ータから出力されるジョブを予め決められた分割規則に
従ってページ単位でジョブを分割する分割モジュール
と、前記分割されたジョブを夫々前記複数の画像形成装
置の少なくとも2つで各シート上に画像形成させる画像
形成モジュールと、前記分割されたジョブ毎に所定の情
報を付加する情報付加モジュールと、前記付加された所
定の情報に基づいて前記画像形成されたシートを混交す
る混交モジュールとを備えることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
画像形成システムを図面を用いて詳説する。
【0022】図1は、本実施の形態に係る画像形成シス
テムの構成図である。
【0023】図1において、画像形成システム100
は、サーバコンピュータ102と、クライアントコンピ
ュータ103と、フルカラーでスキャン、印刷等を行う
カラーMFP(Multi Function peripheral:マルチフ
ァンクション周辺機器) 104と、モノクロでスキャ
ン、印刷等を行う白黒MFP105と、複数ページから
なる書類複数部の丁合を行うコレータ106とを有し、
これらはネットワーク101を介して互いに接続されて
いる。さらに、図示していないが、ネットワーク101
には、スキャナ、プリンタ、FAX等の画像形成装置が
接続されている。
【0024】クライアントコンピュータ103上で、い
わゆるDTP(Desk Top Publishing:デスクトップパ
ブリッシング)を実行するアプリケーションソフトウェ
アを用いて、画面上に表示されるドライバウィンドウで
各種文書・図形が、作成・編集された後、PDL(Page
Description Language:ページ記述言語)に変換し、
ネットワーク101を介してカラーMFP104及び白
黒MFP105に送られて印刷される。この処理は、サ
ーバコンピュータ102上でも同様に行うことができ
る。
【0025】カラーMFP104及び白黒MFP105
は夫々、サーバコンピュータ102、クライアントコン
ピュータ103及びネットワーク101を介して情報交
換して、所定の情報をサーバコンピュータ102及びク
ライアントコンピュータ103側に逐次知らせることが
できる。
【0026】また、サーバコンピュータ102及びクラ
イアントコンピュータ103は、夫々カラーMFP10
4及び白黒MFP105から受信した情報を処理するユ
ーティリティソフトウェアを備え、カラーMFP104
及び白黒MFP105の管理を行う。
【0027】さらに、コレータ106は、クライアント
コンピュータ103からネットワーク101を介してカ
ラーMFP104又は白黒MFP105で印刷されたジ
ョブを時系列的に記憶し、ユーザがカラーMFP104
及び白黒MFP105から印刷されたシートを取り出
し、ジョブが行われた順にコレータ106にセットする
と、カラーページ及び白黒ページの丁合処理を行う。こ
れにより、ユーザはジョブのページ順に並べた状態のシ
ート束を得ることができる。つまり、1,1,1,2,
2,2,3,3,3の順にページが印刷されたシートを
ユーザが1,2,3ページをコレータ106に夫々セッ
トすると、1,2,3とページ順に並べたシート束を3
部得ることができる。
【0028】次に、カラーMFP104及び白黒MFP
105の構成について説明する。本実施の形態におい
て、カラーMFP104と白黒MFP105の差は、色
処理がフルカラーでされるか、モノクロでされるかのみ
の差であり、他の処理に関しては同一である。そのた
め、ここではカラーMFP104に絞って説明し、必要
に応じて、随時白黒MFP105の説明を加える。
【0029】図2は、図1におけるカラーMFP104
のブロック図である。
【0030】図2において、カラーMFP104は、画
像読取りを行うスキャナ部201と、その画像データを
画像処理するIP部202と、電話回線を利用して画像
の送受信を行うFAX部203と、ネットワーク101
を利用して画像データや装置情報をやりとりするNIC
(network Interface Card:ネットワークインターフェ
イスカード)部204と、クライアントコンピュータ1
03から送られてきたページ記述言語(PDL)を画像
信号に展開するPDL部205と、その展開された画像
信号の一時保存及び後述する図7の各種機能に応じたバ
ス切替を行うコア部206とを備える。
【0031】さらに、コア部206で一時保存されてい
た画像信号が送信されるとその画像信号に基づいてシー
トへの画素出力決定を行うPWM部207と、PWM部
207での画素出力決定に基づいて印刷を行うプリンタ
部208と、プリンタ部208で印刷後のシートの仕分
け処理を行うソータ部211と、画像データの内容を印
刷前に確認する(プレビュー)ために用いられるディス
プレイ部210とを備える。
【0032】以下、カラーMFP104の各構成につい
て説明する。
【0033】図3は、図2におけるスキャナ部201の
構成図である。
【0034】図3において、スキャナ部201は、原稿
302を置く原稿台ガラス301と、原稿302の画像
を読取るために原稿302を照射する照射ランプ303
と、原稿302に照射された光の反射光をCCD308
へ導光するミラー304,305,306と、反射光を
CCD308上に結像するレンズ307と、第1及び第
2のミラーユニット310,311を駆動するモータ3
09とを備える。また、第1のミラーユニット310
は、ミラー304、照明ランプ303を備え、第2のミ
ラーユニット311はミラー305,306を備える。
さらに、CCD308はRGBの3ラインで構成される
カラーセンサであり、CCD308上で結像された原稿
302に照射された光の反射光を光学的信号として受光
すると、受光した光学的信号をRGB夫々の画像データ
である電気信号に変換する。
【0035】スキャナ部201による原稿302の画像
の読取りは、第1のミラーユニット310内の照射ラン
プ303で原稿302の照射を開始した後、第1及び第
2のミラーユニット310,311を図の矢印の方向
(左右方向)に夫々速度v,1/2vで移動させ、CC
D308で受光した光学的信号を順に電気信号に変換す
ることにより行われる。また、読取った画像データは変
換された順にIP部202に送信される。
【0036】図4は、図2におけるIP部202のブロ
ック図である。
【0037】図4において、IP部202は、RGB夫
々の画像信号毎にゲイン調整及びオフセット調整を行っ
た後に8bitのデジタル画像信号に各画像信号を変換
するA/D変換部401と、RGB夫々のデジタル画像
信号毎に基準白色板の読取り信号を用いた公知のシェー
ディング補正を行うシェーディング402と、各デジタ
ル画像信号の副走査方向の空間的ずれを補正するライン
ディレイ調整回路(ライン補間部)403と、CCD3
08のR,G,Bフィルタの分光特性で決まる読取色空
間をNTSCの標準色空間に変換する入力マスキング部
404と、ルックアップテーブル(LUT)RAMによ
り構成され、RGBの輝度信号がC(シアン)1,M
(マゼンタ)1,Y(イエロー)1の濃度信号のなるよ
うに変換する輝度・濃度変換部(LOG変換部)405
と、C1,M1,Y1信号をネットワーク101を介し
て接続されているカラーMFP104のトナー色である
C,M,Y,K(ブラック)信号にマトリクス演算を用
いて変換する出力マスキング部406と、トナーの色味
諸特性を考慮したLUT RAMを使って画像出力のた
めのC,M,Y,Kデータに変換するガンマ変換部40
7と、シャープネス又はスムージング処理を行う空間フ
ィルタ408とを備える。
【0038】IP部202によるスキャナ部201から
順に送信される画像データの画像処理は、まず、A/D
変換部401でCCD308から送信されたRGB夫々
の画像信号のゲイン調整、オフセット調整を行った後、
8bitのデジタル画像信号R0,G0,B0に変換
し、この変換された各RGBデジタル画像信号をシェー
ディング402に送信してシェーディング補正を施す。
このシェーディング補正された各RGBデジタル画像信
号の副走査方向の空間的ズレをライン補間部403で補
正する。これにより、CCD308の各色ラインセンサ
が相互に所定の距離を隔てて配置されているために生じ
る副走査方向の空間的ずれが補正される。
【0039】次に、この空間的ズレが補正された各RG
Bデジタル画像信号の読取色空間を、入力マスキング部
404でNTSCの標準色空間に変換する。具体的に
は、CCD308の感度特性及び照明ランプのスペクト
ル特性等の諸特性を考慮した装置固有の定数を用いた3
×3のマトリックス演算を行うことによりデジタル画像
信号R0,G0,B0を標準デジタル画像信号R,G,
Bに変換する。
【0040】その後、LOG変換部405で輝度信号で
ある標準デジタル信号R,G,Bを濃度信号であるC
1,M1,Y1に変換し、この変換された濃度信号C
1,M1,Y1を出力マスキング部406で前述の画像
形成装置のトナーの色に基づいたC,M,Y,K信号に
補正する。この補正されたC,M,Y,K信号を、ガン
マ変換部407でLUT RAMを使って画像出力のた
めのC,M,Y,Kデータに変換し、空間フィルタ40
8で、シャープネスまたは、スムージングを施した後、
画像信号はコア部206へと送られる。
【0041】尚、白黒MFP105によりモノクロの画
像処理を行う場合には、単色の1ラインCCD308を
用いて、単色A/D変換、シューディング補正を行った
後に、入出力マスキング、ガンマ変換、空間フィルタの
順で処理してもよい。
【0042】図5は、図2におけるFAX部203のブ
ロック図である。
【0043】図5において、FAX部203は、電話回
線からのデータの受信時及び電話回線へのデータの送信
時に電圧変換を行うNCU部501と、モデム部502
の中にあり、A/D変換及び復調操作を行う復調部50
4と、ランレングス法等でラスタデータに展開する伸張
部506と、ラスタデータに変換された画像を一時保管
するメモリ部507と、コア部206より送信されるラ
スタデータからなる画像信号の圧縮を施す圧縮部505
と、モデム部502内にあり、D/A変換及び変調操作
を行う変調部503とを備える。
【0044】FAX部203による電話回線からのデー
タの受信処理は、電話回線から来たデータをNCU部5
01で受け取り電圧の変換を行い、モデム部502の中
の復調部504でA/D変換及び復調操作を行った後、
伸張部506でラスタデータに展開することにより行わ
れる。一般にFAX部203での圧縮伸張にはランレン
グス法等が用いられる。ラスタデータに変換された画像
は、メモリ部507に一時保管され、画像データに転送エ
ラーがないことを確認後、コア部206へ送信される。
【0045】一方、電話回線へのデータの送信処理は、
コア部206から送信されたラスタイメージの画像信号
を圧縮部505でランレングス法等により圧縮し、モデ
ム部502内の変調部503でD/A変換及び変調操作
を行った後、NCU部501を介して電話回線へ送信す
ることにより行われる。
【0046】図6は、図2におけるNIC部204及び
PDL部205のブロック図である。
【0047】図6において、NIC部204は、ネット
ワーク101に対してのインターフェイスの機能を持つ
ものであり、例えば10Basa-T/100Base-TX等のEthernet
ケーブル等を利用して外部からの情報を入手したり、外
部へ情報を流す役割を果たすものである。またNIC部
204は、電圧を変換するトランス部601と、LAN
コントローラ部602の内部にあり、トランス部601
を介して入手した情報が必要な情報か否かを判断する不
図示の第1バッファメモリと、この第1バッファメモリ
からの情報を受信する不図示の第2バッファメモリとを
備える。
【0048】NIC部204による外部からの情報入手
処理は、まず、外部から受信した情報をトランス部60
1で電圧変換して、LANコントローラ部602に送信
する。次に、LANコントローラ部602で受信した情
報が必要な情報か否かを第1バッファメモリで判断した
上で、この判断結果を第2バッファメモリへの送信した
後、受信した情報をデータとして第1のバッファメモリ
からPDL部205に送信することにより行われる。
【0049】一方、NIC部204による外部への情報
提供処理は、PDL部205で受信したデータにLAN
コントローラ部602で必要な情報を付加した後、トラ
ンス部601を介してネットワーク101に送信するこ
とにより行われる。
【0050】また、図6において、PDL部205は、
クライアントコンピュータ103上で動作するアプリケ
ーションソフトウェアによって画像データを作成するも
のであり、全体の制御及びRIP(Raster Image Proce
ssing)と呼ばれるラスタライズ展開処理を必要に応じ
て行うことによりPDLデータをラスタイメージに展開
するCPU603と、PDLデータを各ジョブ毎に管
理、保存するハードディスク(HDD)からなる大容量
のメモリ604と、ラスタイメージデータをジョブ毎及
びCMYKの各色成分毎にページ単位で格納するDRA
M等から構成される高速アクセス可能なメモリ605と
を備える。
【0051】尚、PDL部205で作成される画像デー
タは、文書、図形、写真等から構成されており、夫々
は、文字コード、図形コード及び、ラスタ画像データ等
による画像記述の要素の組み合わせから成る、いわゆる
ページ記述言語であり、Adobe社のPost Script(登録
商標)言語に代表されるものである。また、NIC部2
04から送信されるデータはPDLデータからなってい
る。
【0052】PDL部205によるPDLデータからラ
スタ画像データへの変換処理は、まず、NIC部204
から受信したPDLデータをCPU603を介して一度
メモリ604に格納し、ここで各ジョブ毎に管理、保存
を行う。次に、必要に応じてCPU603でRIPを行
うことにより、メモリ604に格納したPDLデータを
ラスタイメージに展開し、展開されたラスタイメージデ
ータをCMYKの色成分毎メモリ605によりジョブ毎
にページ単位で格納し、プリンタ部208の状況に合わ
せてCPU603を介してコア部206へ送信されるこ
とにより行われる。
【0053】図7は、図2におけるコア部206のブロ
ック図である。
【0054】図7において、コア部206は、複写機
能、ネットワークスキャン、ネットワークプリンタ、フ
ァクシミリの送信・受信、あるいは、ディスプレイ表示
等カラーMFP104及び白黒MFP105における各
種機能に応じてバスの切り替えを行うバスセレクタ70
1と、JPEG、JBIG、ZIP等一般的な圧縮方式で画像を圧縮
する圧縮部702と、圧縮された画像データをジョブ毎
に管理し、ファイル名、作成者、作成日時、ファイルサ
イズ等の付加データと一緒に格納するハードディスク
(HDD)等の大容量メモリからなるメモリ703と、
画像伸張を行って圧縮された画像データをラスタイメー
ジに戻す伸張部704とを備える。
【0055】コア部206による各種機能に応じたバス
の切り替え処理は、バスセレクタ701によって行われ
る。バスセレクタ701は、カラーMFP104及び白
黒MFP105を利用する際のいわば交通整理の役割を
担っている。即ち、複写機能、ネットワークスキャン、
ネットワークプリンタ、ファクシミリの送信・受信、あ
るいは、ディスプレイ表示等カラーMFP104及び白
黒MFP105における各種機能に応じてバスの切り替
えを行うところである。
【0056】以下に各機能を実行するためのバスの切り
替えのパターンを示す。
【0057】・複写機能:スキャナ部201→コア部2
06→プリンタ部208 ・ネットワークスキャン:スキャナ部201→コア部2
06→NIC部204 ・ネットワークプリンタ:NIC部204→コア部20
6→プリンタ部208 ・ファクシミリ送信機能:スキャナ部201→コア部2
06→FAX部203 ・ファクシミリ受信機能:FAX部203→コア部20
6→プリンタ部208 ・ディスプレイ表示機能:スキャナ部201又はFAX
部203又はNIC部204→コア部206→ディスプ
レイ部210 また、コア部206による外部からの画像データの一時
保存処理は、まず、外部からの画像データをバスセレク
タ701を介して受信し、画像データを圧縮部702で
圧縮した後、メモリ703に前述の付加データと一緒に
格納し、その後、伸張部704をそのまま通過してPW
M部207又はディスプレイ部210に送信することに
より行われる。
【0058】この一時保存されたデータを印刷するジョ
ブを外部からバスセレクタ701を介して受信すると、
このデータをメモリ703から呼び出した後伸張部70
4で画像伸張してラスタイメージに戻し、PWM部20
7に送信する。
【0059】さらに、前述の付加データの他に、ジョブ
の番号とパスワードを設けて、それらも一緒にメモリ7
03に格納すれば、パーソナルボックス機能、即ち、デ
ータの一時保存や特定の人にしか印刷アウト(HDDか
らの読み出し)ができない様にするための機能をサポー
トすることができる。
【0060】図8は、図2におけるPWM部207及び
プリンタ部208のブロック図である。
【0061】図8において、PWM部207は、コア部
206を送信されたCMYKの4色に色分解された画像
データ(白黒MFP105の場合は、単色となる)を夫
々画像形成するようになっており、三角波(図9)を発
生する三角波発生部801、デジタル画像信号をアナロ
グ信号に変換するD/A変換部802と、三角波発生部
801からの信号及びD/A変換部802からの信号を
代償比較した信号を発信するコンパレータ803とを備
える。
【0062】図9は、図8における三角波発生部80
1、D/A変換部802、及びコンパレータ803から
の各信号のタイミングチャートであり、(a)は、三角
波発生部801からの信号a及びD/A変換部802か
らの信号bのタイミングチャートであり、(b)は、コ
ンパレータ803により信号a,bを代償比較した出力
信号を示す信号cのタイミングチャートである。
【0063】図9のタイミングチャートにおいて、横軸
は時間、縦軸は各信号の強度を示す。また、タイミング
チャートには、三角波発生部801からの信号であり、
出力強度のピークからピークが1画素の出力時間を示す
信号aと、D/A変換部802からの信号であり、代償
比較される前の出力強度を示す信号bと、コンパレータ
803により信号a,bを代償比較した出力信号を示す
信号cとが示されている。
【0064】図9に示すように、コンパレータ803に
よる代償比較処理は、信号cの出力強度を、信号aの出
力強度が信号bの出力強度より強いときは値xに、信号
aの出力強度が信号bの出力強度より弱いときは値yに
決定することにより行われる。
【0065】また、PWM部207によるシートへのC
MYKの各色における画素出力決定は、D/A変換部8
02でアナログ化されたCMYKデジタル信号夫々につ
いて前述の代償比較処理を行われた後、各画素の出力時
間において信号cの強度が値xである時間が、t1であ
るときはその画素については出力せず、t2であるとき
はその画素について出力すると決定することにより行わ
れる。その後、CMYKの各色における画素出力決定が
された信号は、プリンタ部208に送信される。
【0066】図8に戻り、プリンタ部208は、PWM
部207から送信された信号に基づいて各色の半導体レ
ーザ805を駆動するレーザ駆動部804と、各色の半
導体レーザ805からのレーザビームを走査するポリゴ
ンミラー913と、各色の半導体レーザ805より発光
されたレーザ光が照射される感光ドラム917,92
1,925,929とを備える。
【0067】プリンタ部208による印刷処理は、PW
M部207からの信号をレーザ駆動部804で受信し、
CMYKデジタル画像データの夫々を夫々に対応する半
導体レーザ805によりレーザビームに変換して、ポリ
ゴンミラー913で夫々のレーザビームを夫々の感光ド
ラム917,921,925,929に照射することに
より行われる。
【0068】以下、図1におけるカラーMFP104に
よって実行される印刷処理を詳述する。
【0069】図10は、図2のカラーMFP104に備
えられたプリンタ部208の概略構成図である。
【0070】プリンタ部208は、4つの半導体レーザ
805より発光された4本のレーザ光を受けるポリゴン
ミラー913と、レーザ光で感光ドラム917を走査す
るためのミラー914,915,916と,レーザ光で
感光ドラム921を走査するためのミラー918,91
9,920と、レーザ光で感光ドラム925を走査する
ためのミラー922,923,924と、レーザ光で感
光ドラム929を走査するためのミラー926,92
7,928とを備える。
【0071】プリンタ部208は、さらに、イエローの
トナーをレーザ光に従い感光ドラム917上に供給する
ことによりイエローのトナー像を形成する現像器930
と、マゼンタのトナーをレーザ光に従い感光ドラム92
1上に供給することによりマゼンタのトナー像を形成す
る現像器931と、シアンのトナーをレーザ光に従い感
光ドラム925上に供給することによりシアンのトナー
像を形成する現像器932と、シアンのトナーをレーザ
光に従い感光ドラム929上に供給することにより黒色
のトナー像を形成する現像器933と、シートを供給す
るシートカセット934,935及び手差しトレイ93
6と、シートを搬送するレジストローラ937と、シー
トを吸着して各色のトナーの転写位置まで搬送する転写
ベルト938と、転写後のシートを搬送する搬送ベルト
939と、トナーをシートに定着する定着器940と、
シートをフェイスダウン状態にして排出させるフラッパ
950とを備える。
【0072】尚、4つの感光ドラム917,921,9
25,929は、距離dをおいて等間隔に配置され、ま
た、搬送ベルト939によりシートが一定速度vで搬送
されることによりタイミング同期がなされて、4つの半
導体レーザ805が駆動される。
【0073】プリンタ部208によって実行される印刷
処理は、まずポリゴンミラー913で、4つの半導体レ
ーザ805の内のイエローのレーザ光をミラー914,
915,916を介して感光ドラム917に走査し、マ
ゼンタのレーザ光をミラー918,919,920を介
して感光ドラム921を走査し、シアンのレーザ光をミ
ラー922,923,924を介して感光ドラム925
を走査し、シアンのレーザ光をミラー926,927,
928をへて感光ドラム929を走査する。次に、レー
ザ光で走査された通りに現像器930に感光ドラム91
7上にイエローのトナー像を形成させ、レーザ光で走査
された通りに現像器931に感光ドラム921上にマゼ
ンタのトナー像を形成させ、レーザ光で走査された通り
に現像器932に感光ドラム925上にシアンのトナー
像を形成させ、レーザ光で走査された通りに現像器93
3に感光ドラム929上に黒色のトナー像を形成させ
る。
【0074】その後、シートカセット934,935及
び、手差しトレイ936のいずれかより供給されたシー
トを、レジストローラ937を経由して、転写ベルト9
38上に吸着させて搬送する。給紙のタイミングと同期
して予め感光ドラム917,921,925,929に
は各色のトナーを現像させることにより、シートの搬送
とともにトナーをシートに転写する。各色のトナーが転
写された後にシートを分離して、搬送ベルト939によ
り定着器940に搬送し、トナーをシートに定着する。
これにより、4色(Y,M,C,K)のトナー像がシー
トに転写・定着され、フルカラーの出力画像を得ること
ができる。
【0075】次に、転写されたシートをフラッパ950
でいったん下方向へ導いて、シートの後端がフラッパ9
50を抜けた後スイッチバックさせて排出する。これに
よりフェイスダウン状態で排出され、先頭頁から順に印
刷したときに正しいページ順となる。
【0076】以下、図1における白黒MFP105によ
って実行される印刷処理を詳述する。
【0077】図11は、図1における白黒MFP105
に備えられたプリンタ部208の概略構成図である。
【0078】プリンタ208は、半導体レーザ805よ
り発光されたレーザ光を受けるポリゴンミラー1013
と、レーザ光で感光ドラム1017を走査するためのミ
ラー1014,1015,1016と、黒色のトナーを
レーザ光に従い感光ドラム1017上に供給することに
より黒色のトナー像を形成する現像器1030と、シー
トを供給するシートカセット1034,1035及び手
差しトレイ1036と、シートを搬送するレジストロー
ラ1037と、シートを搬送する搬送ベルト1038
と、トナーをシートに定着する定着器1040と、シー
トをフェイスダウン状態にして排出させるフラッパ10
50とを備える。
【0079】プリンタ部208によって実行される印刷
処理は、まずポリゴンミラー1013で半導体レーザ8
05のレーザ光をミラー1014,1015,1016
を介して感光ドラム1017を走査する。次に、レーザ
光で走査された通りに現像器1030に感光ドラム10
17上に黒色のトナー像を形成する。その後、シートカ
セット1034,1035及び、手差しトレイ1036
のいずれかより給紙されたシートを、レジストローラ1
037を経由して、搬送ベルト1038上に吸着させて
搬送する。給紙のタイミングと同期して予め感光ドラム
1017にはトナーを現像させることにより、シートの
搬送とともに、トナーをシートに転写する。トナーが転
写された後シートを搬送ベルト1038により定着器1
040に搬送し、トナーをシートに定着する。これによ
り、単色(黒色)のトナー像がシートに転写・定着さ
れ、白黒の出力画像を得ることができる。次に、転写さ
れたシートをフラッパ1050でいったん下方向へ導い
て、シートの後端がフラッパ1050を抜けたときにス
イッチバックさせて排出する。
【0080】図12は、図2におけるディスプレイ部2
10のブロック図である。
【0081】図12において、ディスプレイ部210
は、CMYKデータをRGBデータに変換する逆LOG
変換部1101と、CRT等で構成されるディスプレイ
装置1104の色の出力特性に合わせるためにルックア
ップテーブルを使用して出力変換を行うガンマ変換部1
102と、出力変換された画像データを一度格納するメ
モリ部1103とを備える。
【0082】ディスプレイ部210によるプレビュー処
理は、コア部206から受信するCMYKデジタル画像
データを、逆LOG変換部1101でRGBデータに変
換し、変換されたRGB画像データをガンマ変換部11
02でディスプレイ装置1104の色の出力特性のルッ
クアップテーブルを使用して出力変換し、変換された画
像データを一度メモリ部1103に格納された後ディス
プレイ装置1104によって表示することにより行われ
る。
【0083】尚、このプレビュー機能は、出力する画像
が意図したものに間違いないかを検証し、また、印刷の
必要がない画像でないことを確認するためだけに印刷す
るシートをなくすため、出力画像を予め確認するために
付けられているものである。
【0084】図13は、図2におけるソータ部211の
概略構成図である。
【0085】図13において、ソータ部211は、ジョ
ブの種類に応じてカラーMFP104のフラッパ950
及び白黒MFP105のフラッパ1050から排出され
るシートを送り込むビンを変更するものであり、ソート
を行わないノンソートビン1202と、ソートを行うソ
ートビン1201と、不図示の各ビン毎の紙有り無しセ
ンサ及び紙量センサとを備える。
【0086】プリンタ部208により印刷されたシート
がソータ部211に送り込まれると、ジョブの種類に応
じてノンソートビン1202或いはソートビン1201
のいずれかのビンに排出される。
【0087】このとき、どちらのビンにシートを排出さ
せるかは、ジョブ内のページ、部数、カラー/白黒出
力、或いは、ジョブのフォーマットやサーバコンピュー
タ102のOS(オペレーティングシステム)の種類等
に応じて分ける。また、各ソートビン毎の紙有り無しセ
ンサや紙量センサの出力に応じても、混みいったビンを
避けて排出する。
【0088】図14は、図1におけるコレータ106の
概略構成図である。
【0089】コレータ106は、カラーMFP104及
び白黒MFP105から排出されたシート束をセットす
る入力ビン1301,1302と、入力ビン1301,
1302から給送したシートにフィニッシング処理を加
えるフィニッシング部1303と、丁合したシート束を
ジョブ毎に仕分けするソートビン部1305とを備え
る。
【0090】図15は、図1におけるコレータ106の
構成図である。
【0091】コレータ106内部にあるフィニッシング
部1303は、バインドするステープラ1405と、紙
をZ字状に折るためのZ折り器1404と、ファイル用
の2つの(または3つ)の穴開けを行うパンチャ140
6とを備える。
【0092】フィニッシング部1303では、ソートビ
ン部1305へシートを排出する前にシートをジョブ毎
に蓄えておき、ジョブの種類に応じて排出する直前に、
ステープラ1405でバインドすることや、Z折り器1
404で紙をZ字状に折ることや、パンチャ1406で
ファイル用の2つ(または3つ)の穴開けを行うことが
できる。
【0093】その他、シートの中央部分を2ヶ所バイン
ドした後に、シートの中央部分をローラにかませること
によりシートを半折にし、週刊誌やパンフレットのよう
なブックレットを作成する処理を行うサドルステッチャ
処理部や、製本のためのグルー(糊付け)によるバイン
ドを行うグルーバインド部や、バインド後にバインド側
と反対側の端面を揃えるためのカッティングするカット
処理部等を加えることも可能である。
【0094】以下、上記図1の画像形成システム100
によって実行される画像のジョブ分割を図を用いて説明
する。ここでいう、分割とは、クライアントコンピュー
タ103から送信する1つのジョブを印刷するときにそ
の処理時間を短縮化し、且つそのコストを下げるため、
クライアントコンピュータ103上から選択可能な複数
のプリンタを選択して印刷を行うためにジョブを分割す
ることをいう。
【0095】図16は、サーバコンピュータ102及び
クライアントコンピュータ103の画面上に表示される
ドライバウィンドウを示す図である。
【0096】1つのジョブ内にカラーページと白黒ペー
ジが混在しているジョブを印刷する場合等に画像のジョ
ブ分割の制御を行うソフトウェアがサーバコンピュータ
102及びクライアントコンピュータ103上で動作す
る際、図16に示すドライバウィンドウ1501が画面
上に表示される。
【0097】ドライバウィンドウ1501に表示される
設定項目は、カラープリンタ(カラーMFP104)の
選択を行うカラープリンタ選択カラム1502と、白黒
プリンタ(白黒MFP105)の選択を行う白黒プリン
タ選択カラム1503と、ジョブの中から出力ページを
選択するページ設定カラム1504と、部数を指定する
部数設定カラム1505と、カラーと白黒のジョブが混
在しているときにカラーと白黒の画像の分割を支持する
ジョブカラーモードカラム1506と、印刷の開始命令
を行うOKボタン1507と、印刷を取りやめるキャン
セルボタン1508と、更なる詳細設定を行うプロパテ
ィボタン1509とを含む。
【0098】ここで、ジョブカラーモードカラム150
6は、自動分割、手動分割、全ページカラー、全ページ
白黒の中から1つのモードを選択することが可能であ
り、手動分割の場合にはユーザが夫々のページに対し
て、カラーMFP105と白黒MFP105のどちらの
MFPから出力するか選択可能となる。
【0099】また、OKボタン1507は、クライアン
トコンピュータ103上のドライバはサーバコンピュー
タ102を介して、カラーページ及び白黒ページが混在
しているジョブであることを示す情報と印刷ジョブをカ
ラーMFP104及び白黒MFP105へ夫々送ること
により印刷の開始命令を行う。
【0100】以下、上記画面のジョブ分割に関して説明
する。
【0101】ジョブの自動分割(Auto Separation)を
行う際のサンプリング周期の設定は、プロパティボタン
1509により表示される詳細設定のためのウィンドウ
で事前に行われている。サンプリング周期に関し、10
0画素×100ラインに1ポイントの割合でサンプリン
グすれば、サンプリング時間は1画素当たり1/100
00の時間で済む。例えば、400dpiの画像について
はinch(=6.35mm)周期の格子単位でサンプリング
するため、レターサイズ(11"×8.5")のシートで
1500ポイント近くをサンプリングすることとなるた
め、出力する画像がカラーであるか白黒であるかはある
程度判定できる。それでも判定が困難な画像の場合に
は、さらにサンプリング周期を細かく設定するか、ジョ
ブカラーモードカラム1506を手動分割(Manual Sep
aration)に設定し、詳細設定ウィンドウにて各ページ
がカラーであるか白黒であるかを予め手動設定してお
く。
【0102】上記ジョブの自動分割は、クライアントコ
ンピュータ103のドライバウィンドウ1501上で、
OKボタン1507が押され、印刷の開始命令がされる
ことにより開始する。自動分割の場合に、この時点で
は、印刷ジョブがクライアントコンピュータ103から
送信された時点ではどのページが白黒ページであるか判
定できていないので、全ページの印刷ジョブを内容がカ
ラーMFP104及び白黒MFP105へ夫々送り、後
述する図17のカラー/白黒判定処理を実行する。この
ときに、カラーページと白黒ページの送る順序はカラー
MFP104、白黒MFP105の順で時間をずらして
送ってもよいし、2つのMFPに同時に送ってもよい。
また、自動分割の際は、白黒MFP105は印刷を即時
に行わず、後述のステップS1609の白黒ページ番号
通知がくるまで印刷を開始せずに待機する。
【0103】図17は、図2のクライアントコンピュー
タ103によるカラー/白黒判定処理のフローチャート
である。
【0104】まず、カラーMFP104は、ジョブが自
動分割に設定されているか否かを判別し(ステップS1
601)、設定されていれば事前にプロパティーボタン
1509で設定されているサンプリング周期の内容をカ
ラーMFP104に送信することにより、カラーMFP
104のサンプリング周期を設定する(ステップS16
02)。このとき、カラーMFP104は、ジョブ及び
サンプリング周期を受け取ると、PDL部205で、ジ
ョブ内のページを先頭頁から順に順次RIPし、RIP
後の画像をページ単位、色成分(CMYK)毎にメモリ
605に格納する。
【0105】次いで、メモリ605に格納されたジョブ
内のページについて次ページ検索を行う(ステップS1
603)。尚、自動分割処理の開始時は、メモリ605
に格納されているジョブ内の先頭ページの検索を行う。
【0106】次に、ステップS1603で検索されたペ
ージについて次サンプリングポイント検索を行う(ステ
ップS1604)。尚、自動分割処理の開始時は、検索
されたページの先頭にあるサンプリングポイントの検索
を行う。
【0107】続くステップS1605では、ステップS
1604で検索されたサンプリングポイントの成分が黒
(K)成分のみであるか否かを判別し、黒(K)成分の
みでないときはそのページのページ番号情報がカラーペ
ージであることを示すカラーページ番号通知をネットワ
ーク101を経由してサーバコンピュータ102及びカ
ラーMFP104に行い(ステップS1607)、ステ
ップS1609に進む。尚、ステップS1607の通知
を受けたページについてのみ、カラーMFP104によ
って出力準備が行われる。
【0108】一方、ステップS1605の判別の結果、
黒(K)成分のみであるときは、現在検索しているペー
ジすべてのサンプリングポイントにおける処理が終了し
たか否かを判別し(ステップS1606)、処理が終了
していないときは、ステップS1604以降の処理を行
う一方、処理が終了しているときは、ページ内のサンプ
リングポイントに1ポイントもカラー(CMY)成分が
存在しないと判定し、そのページのページ番号情報が白
黒ページであることを示す白黒ページ番号通知をネット
ワーク101を経由してサーバコンピュータ102及び
白黒MFP105に行い(ステップS1608)、ステ
ップS1609に進む。
【0109】ステップS1609では、すべてのページ
に関して自動分割のジョブが終了したか判別し、この判
別の結果、終了していないときはステップS1603以
降の処理を行い、終了したときは、直ちに本処理を終了
する。
【0110】また、ステップS1601の判別の結果、
ジョブが自動分割に設定されていないときは、サーバコ
ンピュータ102が、クライアントコンピュータ103
から各ページがカラーであるか白黒であるかの情報を受
け取り、それに応じてカラーページはカラーMFP10
4へ印刷指示し、白黒ページは白黒MFP105へ印刷
指示をして(ステップS1610)、本処理を終了す
る。
【0111】ステップS1601〜S1609で実行さ
れる一連の処理は、ジョブキャンセルの割り込みが入っ
たときは、中断する。
【0112】また、ステップS1602でRIPは、ジ
ョブ内のページ毎順次行うが、ジョブ全部を一旦大容量
メモリ(HDD)604にてRIPし、順次メモリ60
5にページ毎あるいは、複数ページ分を読み出して判定
処理してもよい。
【0113】図17の処理によれば、カラーMFP10
4のサンプリング周期を設定して(ステップS160
2)、メモリ605に格納されたジョブ内のページにつ
いて次ページ検索を行い(ステップS1603)、検索
されたページについて次サンプリングポイント検索を行
った結果(ステップS1604)、検索されたサンプリ
ングポイントの成分が黒(K)成分のみでないとき、即
ち検索されたページ内のサンプリングポイントの中に1
ポイントでもカラー(CMY)成分があれば(ステップ
S1605でNO)、その時点でそのページはカラー画
像であることが判別して、そのページにおけるカラー/
白黒判定を中止し、カラーページ番号通知をネットワー
ク101を経由してカラーMFP104に行うので(ス
テップS1607)、カラーMFP104でのカラー画
像の印刷のスピードを速めることができ、且つ、ステッ
プS1607で実行された通知をネットワーク101を
経由してサーバコンピュータ102へも同時に通知する
ことにより、このページの再印刷をする際に再度カラー
/白黒判定を行うことなくスムーズに印刷を行うことが
できる。
【0114】一方、現在検索されているページすべての
サンプリングポイントの成分が黒(K)成分のみである
ときは(ステップS1605,S1606でYES)、
を白黒ページ番号通知をネットワーク101を経由して
白黒MFP105に行うので(ステップS1609)、
白黒MFP105では白黒画像のページについてのみR
IPして印刷することができ、且つ、ステップS160
9で実行された通知をネットワーク101を経由してサ
ーバコンピュータ102へも同時に通知することによ
り、このページの再印刷をする際に再度カラー/白黒判
定を行うことなくスムーズに印刷を行うことができる。
【0115】尚、上述のジョブの自動分割は、ページ単
位で、カラーページと白黒ページとで分割するものであ
ったが、所定の部数単位での分割でもよいし、写真ペー
ジと文字ページとで分割してもよい。
【0116】印刷の部数が多い場合は複数のカラーMF
P104、複数の白黒MFP105を使い、カラー/白
黒での分割、且つ、部数単位での分割で分割処理するの
が望ましい。
【0117】次に、図1のコレータ106によるフィニ
ッシング処理に関して説明する。
【0118】本実施の形態において、コレータ106
は、フィニッシング処理に関する情報がバーコードとし
てアドオンされたカバーページに基づいて、フィニッシ
ング処理を行う。
【0119】図18は、バーコードがアドオンされたカ
バーページが付いたシートが印刷された状態を示す図で
ある。このバーコードは、その線幅や間隔等によりジョ
ブの番号、図17で前述したカラー/白黒の判定処理に
よりページ番号通知された情報、ページ順情報(コレー
ト、グループ等)、及びコレータ106のフィニッシン
グ処理の情報を表しており、PDL部205で作成され
る。
【0120】カラーMFP104及び白黒MFP105
がジョブを印刷するとき、バーコードをアドオンしたカ
バーページをすべてのジョブ束の最上部に1ページ付加
して出力する。
【0121】尚、ソータ部211に複数のジョブ束を蓄
えておけるように、ジョブ毎にソートビン1201を切
り替えるジョブセパレートモードや、ユーザやジョブ毎
に予め決められたソートビン1201に仕分けして入れ
るメールビンモードや、ソートビン1201が満載にな
ったら次のソートビン1201に順次入れるスタックモ
ード等の設定をバーコードで表される情報に追加すると
仕分けがよりわかりやすくなる。
【0122】また、本実施の形態のようにフェイスダウ
ン状態でシートが排出されるときは、ジョブの印刷前に
一種のバナーページのようにカバーページが出力される
が、フェイスアップ状態でシートが排出される形態のと
きは、ジョブの印刷後にカバーページが出力される。こ
れにより各ジョブ毎に印刷されたジョブ束の一番上にカ
バーページがあるようにすることができる。
【0123】以下に、上述のコレータ106によるフィ
ニッシング処理の1つであるジョブの自動混交処理につ
いて説明する。
【0124】ジョブの自動混交とは、図1で前述したよ
うにコレータ106がクライアントコンピュータ103
からネットワーク101を介してカラーMFP104又
は白黒MFP105で印刷されたジョブを時系列的に記
憶していることに基づいてカラーページ及び白黒ページ
の丁合処理やフィニッシング処理を行うのではなく、コ
レータ106の空いている入力ビン1301,1302
に印刷が終了したシート束をセットし、サーバコンピュ
ータ102またはクライアントコンピュータ103より
コレータ106を起動するだけで、白黒ページの丁合処
理やフィニッシング処理を行うことをいう。
【0125】以下に、ジョブの自動混交処理手続きにつ
いて説明する。
【0126】カラーMFP104及び白黒MFP105
により印刷されソータ部211の各ソートビン1201
に排出されたシート束の夫々を、ユーザがコレータ10
6の入力ビン1301,1302の空いているビンに夫
々セットする。その後、サーバコンピュータ102また
はクライアントコンピュータ103よりコレータ106
を起動すると、コレータ106は入力ビン1301,1
302にセットされた各ジョブ束のカバーページのバー
コードを一斉に読み込み、どの入力ビンのシート束とど
の入力ビンのシート束を混交し、どのページ位置に配置
し、どのようなフィニッシング処理を施すのかを認識す
る。
【0127】コレータ106は、その認識結果に従って
入力ビン1301,1302にセットされているジョブ
束を順次給紙し、混交させたジョブ束を作り上げ、フィ
ニッシング処理を行いソータビン1305のいずれかに
排出する。
【0128】また、複数部の出力を生成する場合には、
カラーMFP104及び白黒MFP105で出力する順
序や部数の情報もバーコードにより表す。これにより、
例えば、1,1,1,2,2,2,3,3,3の順で出力した場
合であっても、1,2,3,1,2,3,1,2,3の順で出力
した場合であっても、コレータ106は出力した順に応
じて混交や仕分けをすることができる。
【0129】さらに、ユーザがコレータ106の入力ビ
ン1301,1302にセットすべきシート束を全てお
かずにコレータ106を起動してしまった場合、コレー
タ106は入力ビン1301,1302にセットされた
各ジョブ束のカバーページのバーコードから、入力ビン
1301,1302上にセットされているシートとセッ
トされていないシートの状況を認識することができる。
【0130】また、コレータ106は、シートの欠落を
認識している場合でも、セットされなかったジョブ束を
除いて仮混交を行いソータビン1305のいずれかに排
出する。ここでいう仮混交とは、混交で行う処理のうち
フィニッシング処理を除く処理、即ち、並び替え処理の
みを行うことをいう。
【0131】このときコレータ106は、仮混交後のジ
ョブ束にセットされなかったジョブ束を混交するための
付加情報を新たに生成し、この付加情報に基づくバーコ
ードが白黒MFP105で印刷される。このバーコード
がアドオンされたシートを、ユーザが前回セットし忘れ
たシート束のカバーページとして付加し、次回の混交時
に仮混交後のジョブ束と混交することにより、当初の目
的に見合ったシート束を手にすることができる。
【0132】次に、サーバコンピュータ102及びクラ
イアントコンピュータ103が夫々、カラーMFP10
4及び白黒MFP105から受信した情報を処理し、カ
ラーMFP104及び白黒MFP105の管理を行うた
めのソフトウェアであるユーティリティソフトウェアの
動作環境について説明する。
【0133】カラーMFP104及び白黒MFP105
内のネットワークインターフェース部分であるNIC部
204及びPDL部205には、MIB(Management I
nformation Base)と呼ばれる標準化されたデータベー
スが構築されており、SNMP(Simple Network Manag
ement Protocol)というネットワーク管理プロトコルに
より、ネットワーク101を介してサーバコンピュータ
102及びクライアントコンピュータ103と通信する
環境となっている。そのため、ユーティリティソフトウ
ェアは、SNMPの利用による通信でMIBを構築し、
ネットワーク101上に接続されている機器に関する必
要な情報の入手を可能としている。
【0134】この入手される情報には、カラーMFP1
04、白黒MFP105、及びコレータ106の接続情
報、現在プリンタ可能か否かのステータス情報、及びカ
ラーMFP104又は白黒MFP105の名前・設置場
所等の記入・変更・確認情報が含まれるため、カラーM
FP104及び白黒105の装備情報、装置の状態、ネ
ットワーク101の設定、ジョブの経緯、使用状況の管
理、制御等あらゆる情報をユーザはサーバコンピュータ
102及びクライアントコンピュータ103の前で入手
することが可能となる。
【0135】さらに、これらの情報は、サーバコンピュ
ータ102とクライアントコンピュータ103を区別し
てリードライトに制限を持たせることも可能である。
【0136】次に、上述のサーバコンピュータ102及
びクライアントコンピュータ103上で動作するユーテ
ィティソフトウェアの表示画面であるGUI(Graphic
User Interface)について説明する。
【0137】本実施の形態において、サーバコンピュー
タ102又はクライアントコンピュータ103上でユー
ティリティソフトウェアが起動すると、ウィンドウ18
01にGUI表示される。
【0138】ウィンドウ1801には、マウスを使って
所定の位置に移動後にクリックすると別のウィンドウが
開いたり次の状態に遷移するカーソル1820と、現在
のウィンドウの階層やタイトルを表示するのに用いられ
るタイトルバー1802と、夫々の分類毎整理されてお
り、必要な情報を見たり、必要な情報を選択したりする
ことができるデバイスタブ1803、ステータスタブ1
804、キュータブ1805、コンフィグタブ180
6,セットアップタブ1807とを備える。
【0139】図19は、デバイスタブ1803を選択し
たときのGUI表示を示す図である。
【0140】デバイスタブ1803が選択されると、装
置の存在とその概要の情報が表示される。
【0141】ウィンドウ1801には、カラーMFP1
04及び白黒MFP105を示すビットマップ画像18
08,1809と、カラーMFP104及び白黒MFP
105の型式名(Printer Name)・装置名(Device)・
設置場所(Place)を表示する1811,1813と、
これらMFPがどんな状態かが表示されるメッセージ1
810,1812とが表示される。
【0142】同様に、ステータスタブ1804が選択さ
れると、カラーMFP104及び白黒MFP105の状
態の詳細情報が表示され、キュータブ1805が選択さ
れると、カラーMFP104及び白黒MFP105夫々
にキューイングされているジョブの様子やデバイスの混
み具合が表示され、コンフィグタブ1806が選択され
ると、カラーMFP104及び白黒MFP105夫々の
機能情報が表示され、セットアップタブ1807が選択
されると、カラーMFP104及び白黒MFP105の
夫々のネットワーク設定情報が表示される。
【0143】尚、各種装置の機能情報とは、例えば、白
黒MFP105に、フィニッシャが装着され、そのフィ
ニッシャが有する機能には、ステープラ、サドルスティ
ッチャ、折り機、パンチ機、インサータがあること、及
び、5000枚まで収納可能なレターサイズのペーパー
デッキが装着され、そのシート残量をチェックするセン
サがあること、あるいは両面処理を行うユニットが装着
されていることといった例が挙げられる。
【0144】また、本実施の形態においては、画像形成
システム100は、サーバコンピュータ102及びクラ
イアントコンピュータ103、カラーMFP104、白
黒MFP105、及びコレータ106を各一台ずつ有し
ていたが、夫々複数台がネットワーク101を介して互
いに接続されている図20のシステムの場合でも同様の
効果を得ることができる。さらに、クライアントコンピ
ュータ103a〜n及びサーバコンピュータ102a〜
nが、仮に異なる種類のOS(Operating System)であ
った場合でも、夫々のジョブに図18で前述したバーコ
ードがアドオンされたカバーページが作成されていれ
ば、どのMFPのどのビンに出力されたジョブであって
も、ページ混交が可能となる。
【0145】さらに、夫々のジョブがPDF(portable
document format),TIFF(tag image file forma
t),GIF(graphics interchange format)といった
画像ファイルフォーマットの形式であっても可能であ
り、たとえカラーMFP104,白黒MFP105がP
S(Post Script),PCLといった異なる種類のPD
L(Page Description Language)のうちいずれか1つ
のPDLインタプリタしか持っていなくとも、ジョブの
自動混交が可能となる。
【0146】また、図17のカラー/白黒判定処理や、
図18のカバーページにアドオンされた情報に基づくフ
ィニッシング処理は、これらの処理を行うためのソフト
ウェアのプログラムモジュールを記憶した記憶媒体を、
画像形成システム100に供給することによって達成さ
れるときにも適用できることはいうまでもない。このと
き、記憶媒体から読み出されたプログラムモジュール自
体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプ
ログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することに
なる。
【0147】本発明の実施の形態に係るプログラムモジ
ュールは、サーバコンピュータ102及びクライアント
コンピュータ103に夫々格納されているが、プログラ
ムモジュールを供給する記憶媒体としては、例えばフロ
ッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディ
スク(登録商標)、光磁気ディスク、CD−ROM、C
D−R、DVD、MO、磁気テープ、不揮発性のメモリ
カード等を用いることができる。
【0148】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の画
像形成システム、請求項8記載の印刷処理方法、および
請求項15記載の記憶媒体によれば、ネットワークを介
して複数の画像形成装置と互いに接続されたコンピュー
タから出力されるジョブを予め決められた分割規則に従
ってページ単位で分割し、分割されたジョブを夫々複数
の画像形成装置の少なくとも2つで各シート上に画像形
成させるので、画像形成ジョブを1つの画像形成装置で
行うより早く画像形成することができ、且つ分割された
ジョブ毎に付加された所定の情報に基づいて画像形成さ
れたシートを混交するので、複数の画像形成装置で画像
形成しても本来のジョブのシートを一束にして得ること
ができ、以て簡単な操作で画像形成処理の効率を向上さ
せることができる。
【0149】請求項2記載の画像形成システム及び請求
項9記載の印刷処理方法によれば、分割されたジョブ毎
にされる所定の情報の付加は、所定の情報を記録したシ
ートを複数の画像形成装置の1つで出力し、その出力さ
れたシートを画像形成されたシートに夫々付加すること
により行われるので、簡単な操作で確実に画像形成の生
産性を向上させることができる。
【0150】請求項3記載の画像形成システム及び請求
項10記載の印刷処理方法によれば、混交が行われるシ
ートの一部が分割されたジョブ単位で欠落していること
を認識した場合、欠落していることを認識したシート以
外のシートで仮混交を行い、欠落したシートと仮混交さ
れたシートとを混交するための情報を含むシートを出力
するので、この出力したシートを欠落したシートに付加
して、次回の混交時に仮混交後のジョブ束と混交するこ
とにより、当初自動混交を行う予定であったシート束を
得ることができる。
【0151】請求項4記載の画像形成システム及び請求
項11記載の印刷処理方法によれば、分割されたジョブ
毎にされる所定の情報及び混交するための情報の各々
は、バーコードからなるので、簡単な操作でより確実に
画像形成の生産性を向上させることができる。
【0152】請求項5記載の画像形成システム及び請求
項12記載の印刷処理方法によれば、コンピュータから
出力されるジョブを分割する際の予め決められた分割規
則とは、部数単位で分割する規則であるので、速やかに
混交を行うことができる。
【0153】請求項6記載の画像形成システム及び請求
項13記載の印刷処理方法によれば、コンピュータから
出力されるジョブを分割する際の予め決められた分割規
則とは、カラーページと白黒ページで分割する規則であ
るので、画像形成の生産性をより向上させることができ
る。
【0154】請求項7記載の画像形成システム及び請求
項14記載の印刷処理方法によれば、コンピュータから
出力されるジョブを分割する際の予め決められた分割規
則とは、写真ページと文字ページで分割する規則である
ので、画像形成の生産性をより向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る画像形成システムの構成図
である。
【図2】図1におけるカラーMFP104のブロック図
である。
【図3】図2におけるスキャナ部201の構成図であ
る。
【図4】図2におけるIP部202のブロック図であ
る。
【図5】図2におけるFAX部203のブロック図であ
る。
【図6】図2におけるNIC部204及びPDL部20
5のブロック図である。
【図7】図2におけるコア部206のブロック図であ
る。
【図8】図2におけるPWM部207及びプリンタ部2
08のブロック図である。
【図9】図8における三角波発生部801、D/A変換
部802、及びコンパレータ803からの各信号のタイ
ミングチャートであり、(a)は、三角波発生部801
からの信号a及びD/A変換部802からの信号bのタ
イミングチャートであり、(b)は、コンパレータ80
3により信号a,bを代償比較した出力信号を示す信号
cのタイミングチャートである。
【図10】図2のカラーMFP104に備えられたプリ
ンタ部208の概略構成図である。
【図11】図1における白黒MFP105に備えられた
プリンタ部208の概略構成図である。
【図12】図2におけるディスプレイ部210のブロッ
ク図である。
【図13】図2におけるソータ部211の概略構成図で
ある。
【図14】図1におけるコレータ106の概略構成図で
ある。
【図15】図1におけるコレータ106の構成図であ
る。
【図16】サーバコンピュータ102及びクライアント
コンピュータ103の画面上に表示されるドライバウィ
ンドウを示す図である。
【図17】図2ののクライアントコンピュータ103に
よるカラー/白黒判定処理のフローチャートである。
【図18】バーコードがアドオンされたカバーページが
付いたシートが印刷された状態を示す図である。
【図19】デバイスタブ1803を選択したときのGU
I表示を示す図である。
【図20】第2の実施の形態に係る画像形成システムの
構成図である。
【符号の説明】
101 ネットワーク 102 サーバコンピュータ 103 クライアントコンピュータ 104 カラーMFP 105 白黒MFP 106 コレータ
フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AP10 AR01 HH03 HJ08 HJ10 HK03 HK14 HN02 HN09 HN15 HQ14 2C087 AA03 AA09 AA15 AB06 AB08 AC08 BD40 CA05 CA13 CB07 CB13 DA14 2C187 AC07 AD03 AE06 AE11 CD07 GD02 5B021 AA01 BB01 BB04 CC05 EE04

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して互いに接続された
    複数の画像形成装置及びコンピュータを備える画像形成
    システムにおいて、 前記コンピュータから出力されるジョブを予め決められ
    た分割規則に従ってページ単位で分割する分割手段と、 前記分割されたジョブを夫々前記複数の画像形成装置の
    少なくとも2つで各シート上に画像形成させる画像形成
    手段と、 前記分割されたジョブ毎に所定の情報を付加する情報付
    加手段と、 前記付加された所定の情報に基づいて前記画像形成され
    たシートを混交する混交手段とを備えることを特徴とす
    る画像形成システム。
  2. 【請求項2】 前記所定の情報の付加は、前記所定の情
    報を記録したシートを前記複数の画像形成装置の1つで
    出力し、当該出力されたシートを前記画像形成されたシ
    ートに夫々付加することにより行われることを特徴とす
    る請求項1記載の画像形成システム。
  3. 【請求項3】 前記混交が行われるシートの一部が前記
    分割されたジョブ単位で欠落しているときに当該欠落し
    ているシートを認識する認識手段と、 前記認識手段により欠落していることを認識したシート
    以外のシートで仮混交を行う仮混交手段と、 前記欠落したシートと前記仮混交されたシートとを混交
    するための情報が記録されたシートを出力する出力手段
    とを備えることを特徴とする請求項1又は2記載の画像
    形成システム。
  4. 【請求項4】 前記所定の情報及び前記混交するための
    情報の各々は、バーコードからなることを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記分割規則は、部数単位で分割する規
    則であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1
    項に記載の画像形成システム。
  6. 【請求項6】 前記分割規則は、カラーページと白黒ペ
    ージで分割する規則であることを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  7. 【請求項7】 前記分割規則は、写真ページと文字ペー
    ジで分割する規則であることを特徴とする請求項1乃至
    4のいずれか1項に記載の画像形成装置システム。
  8. 【請求項8】 ネットワークを介して互いに接続された
    複数の画像形成装置及びコンピュータを備える画像形成
    システムの印刷処理方法において、 前記コンピュータから出力されるジョブを予め決められ
    た分割規則に従ってページ単位で分割する分割工程と、 前記分割されたジョブを夫々前記複数の画像形成装置の
    少なくとも2つで各シート上に画像形成させる画像形成
    工程と、 前記分割されたジョブ毎に所定の情報を付加する情報付
    加工程と、 前記付加された所定の情報に基づいて前記画像形成され
    たシートを混交する混交工程とを有することを特徴とす
    る画像形成システムの印刷処理方法。
  9. 【請求項9】 前記所定の情報の付加は、前記所定の情
    報を記録したシートを前記複数の画像形成装置の1つで
    出力し、当該出力されたシートを前記画像形成されたシ
    ートに夫々付加することにより行われることを特徴とす
    る請求項8記載の印刷処理方法。
  10. 【請求項10】 前記混交が行われるシートの一部が前
    記分割されたジョブ単位で欠落しているときに当該欠落
    しているシートを認識する認識工程と、 前記認識工程で欠落していることを認識したシート以外
    のシートで仮混交を行う仮混交工程と、 前記欠落したシートと前記仮混交されたシートとを混交
    するための情報が記録されたシートを出力する出力工程
    とを有することを特徴とする請求項8又は9記載の印刷
    処理方法。
  11. 【請求項11】 前記所定の情報及び前記混交するため
    の情報の各々は、バーコードからなることを特徴とする
    請求項8乃至10のいずれか1項に記載の印刷処理方
    法。
  12. 【請求項12】 前記分割規則は、部数単位で分割する
    規則であることを特徴とする請求項8乃至11のいずれ
    か1項に記載の印刷処理方法。
  13. 【請求項13】 前記分割規則は、カラーページと白黒
    ページで分割する規則であることを特徴とする請求項8
    乃至11のいずれか1項に記載の印刷処理方法。
  14. 【請求項14】 前記分割規則は、写真ページと文字ペ
    ージで分割する規則であることを特徴とする請求項8乃
    至11のいずれか1項に記載の印刷処理方法。
  15. 【請求項15】 ネットワークを介して互いに接続され
    た複数の画像形成装置及びコンピュータを備える画像形
    成システムの印刷処理方法を実行するプログラムを格納
    した記憶媒体において、 前記プログラムは、 前記コンピュータから出力されるジョブを予め決められ
    た分割規則に従ってページ単位でジョブを分割する分割
    モジュールと、 前記分割されたジョブを夫々前記複数の画像形成装置の
    少なくとも2つで各シート上に画像形成させる画像形成
    モジュールと、 前記分割されたジョブ毎に所定の情報を付加する情報付
    加モジュールと、 前記付加された所定の情報に基づいて前記画像形成され
    たシートを混交する混交モジュールとを備えることを特
    徴とする記憶媒体。
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