JP2002292851A - ノズル可変印刷プログラム、ノズル可変印刷装置およびノズル可変印刷方法 - Google Patents

ノズル可変印刷プログラム、ノズル可変印刷装置およびノズル可変印刷方法

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JP2002292851A
JP2002292851A JP2001093945A JP2001093945A JP2002292851A JP 2002292851 A JP2002292851 A JP 2002292851A JP 2001093945 A JP2001093945 A JP 2001093945A JP 2001093945 A JP2001093945 A JP 2001093945A JP 2002292851 A JP2002292851 A JP 2002292851A
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nozzle
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Tsutomu Otani
勤 大谷
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリ資源に制約を持つ非PC機器、例え
ば、セットトップボックス(STB)、デジタルカメ
ラ、ゲーム機、携帯電話にてプリンタドライバを実行し
て印刷を行なう場合、このメモリ負荷の増大に対応でき
ず、印刷ができないという課題があった。 【解決手段】 プリンタドライバ10cにて実行される
印刷データ生成処理において、印刷に使用可能なメモリ
容量を検出し、このメモリ容量に基づいて印刷に使用す
るノズル数を適宜可変にすることによって、セットトッ
プボックス10等RAM13に用意されるメモリ容量が
小さい機器においても支障なく印刷を実行することを可
能にする。また、マイクロウィーブ印刷制御処理に必要
なメモリ容量を検出し、このメモリ容量に基づいてノズ
ル数を適宜可変にすれば、セットトップボックス10に
おいてもマイクロウィーブ印刷を実施することが可能に
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズル可変印刷プ
ログラム、ノズル可変印刷装置およびノズル可変印刷方
法に関し、特に、印刷に使用するノズルを適宜変更する
ノズル可変印刷プログラム、ノズル可変印刷装置および
ノズル可変印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高精細な画像データを高速印刷するため
に、インクジェットプリンタでは複数のノズルを備えた
印字ヘッドを主走査方向に往復移動しながらインク滴を
吐出するとともに、主走査方向と直交する副走査方向に
印刷用紙を印字ヘッドに対して相対的に搬送することに
より印刷が行なわれている。この印字ヘッドはブラック
(K)、濃シアン(C)、淡シアン(Lc)、濃マゼン
タ(M)、淡マゼンタ(Lm)およびイエロー(Y)の
各インクを吐出するN個のノズル列が複数個配置されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したインクジェッ
トプリンタにおいては、高精細な画像データを高速印刷
するためにノズル数が増加し印字ヘッドにおいてノズル
が高密度化している。このようにノズル数が増加する
と、プリンタドライバが保持するラスタデータ容量が増
大し、このプリンタドライバの実行時におけるメモリ負
荷が大きくなるといった課題があった。このとき、メモ
リ資源に制約を持つ非PC機器、例えば、セットトップ
ボックス(STB)、デジタルカメラ、ゲーム機、携帯
電話にてプリンタドライバを実行して印刷を行なう場
合、このメモリ負荷の増大に対応できず、印刷ができな
いという課題があった。
【0004】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、印刷に使用するノズルを適宜変更してメモリ資
源に対応した印刷を行なうことが可能なノズル可変印刷
プログラム、ノズル可変印刷装置およびノズル可変印刷
方法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、印刷に使用するノズルを
適宜変更可能なノズル可変印刷プログラムであって、所
定のパラメータを入力し、同パラメータに基づいて予め
定められる複数のノズル数から上記印刷に使用するノズ
ル数を選択するノズル数選択機能と、上記選択されたノ
ズル数に基づいて上記印刷に使用するノズル数を変更し
て同印刷を実行する印刷機能とをコンピュータに実行さ
せる構成としてある。
【0006】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、印刷時に使用するノズルを予め定められ
ている複数のノズル数のいずれかに適宜変更可能な機能
を備えるノズル可変印刷プログラムを提供する。かかる
機能を実現するにあたり、ノズル可変印刷プログラムを
ノズル数選択機能と、印刷機能とにより構成する。ここ
で、ノズル数選択機能は所定のパラメータを入力する。
このパラメータは、予め定められる複数のノズル数から
印刷に使用するノズル数を選択するための基準になるも
のである。従って、ノズル数選択機能はこのパラメータ
を入力すると、同パラメータに基づいて印刷に使用する
ノズル数を選択する。このように印刷に使用するノズル
数が選択されると、印刷機能はこの選択されたノズル数
に基づいて印刷に使用するノズル数を変更する。
【0007】そして、同変更したノズル数によって印刷
を実行する。ここで、ノズル数選択機能が入力するパラ
メータは予め定められた複数のノズル数から適宜1つの
ノズル数を選択することが可能なものであれば良く、利
用者に印刷に使用するノズル数を選択させ、この選択を
パラメータとして入力しても良いし、印刷にて使用する
メモリ容量がノズル数の多少に対応することを考慮し
て、印刷に使用できるメモリ容量をパラメータとして入
力しても良い。また、予め定められる複数のノズル数は
個別具体的なノズル数を予め決めておいても良いし、所
定の基準ノズル数と所定の係数を決めておいて、この基
準ノズル数に係数を掛けることによって複数のノズル数
が定められるようにしても良い。
【0008】ノズル数選択機能が入力するパラメータに
適用して好適な一例として、請求項2にかかる発明は、
上記請求項1に記載のノズル可変印刷プログラムにおい
て、上記ノズル数選択機能は、上記印刷に使用可能なメ
モリ容量を検出するメモリ容量検出機能を備え、同メモ
リ容量検出機能にて検出されたメモリ容量を上記パラメ
ータとして入力するとともに、同メモリ容量に基づいて
ノズル数を選択する構成としてある。
【0009】上記のように構成した請求項2にかかる発
明においては、ノズル数選択機能に印刷に使用可能なメ
モリ容量を検出するメモリ容量検出機能を備えさせる。
ここで、ノズル数選択機能はこのメモリ容量検出機能に
て検出されたメモリ容量を上記パラメータとして入力す
る。そして、この入力したメモリ容量に基づいて予め定
められている複数のノズル数から適宜ノズル数を選択す
る。印刷する際に使用するメモリ容量はノズル数に対応
する。従って、このようにノズル数を選択する基準とし
て印刷に使用可能なメモリ容量を適用し、このメモリ容
量にて印刷が出来る範囲でのノズル数を選択することに
より、メモリ容量が少ない機器においても支障なく印刷
を実行することを可能にする。
【0010】ノズル数選択機能が入力するパラメータに
適用して好適な他の一例として、請求項3にかかる発明
は、上記請求項1に記載のノズル可変印刷プログラムに
おいて、上記ノズル数選択機能は、上記印刷に使用する
ノズル数の選択操作を検出する選択操作検出機能を備
え、同選択操作検出機能にて検出された選択操作を上記
パラメータとして入力するとともに、同選択操作に基づ
いてノズル数を選択する構成としてある。上記のように
構成した請求項3にかかる発明においては、ノズル数選
択機能に印刷に使用するノズル数の選択操作を検出する
選択操作検出機能を備えさせる。ここで、ノズル数選択
機能はこの選択操作検出機能にて検出された選択操作を
パラメータとして入力する。そして、この入力した選択
操作に基づいて予め定められている複数のノズル数から
適宜ノズル数を選択する。
【0011】予め定められる複数のノズル数の一例とし
て、請求項4にかかる発明は、上記請求項1〜請求項3
のいずれかに記載のノズル可変印刷プログラムにおい
て、上記予め定められる複数のノズル数は、所定の基準
ノズル数から順次ノズル数を半減させて定められている
構成としてある。上記のように構成した請求項4にかか
る発明においては、所定の基準ノズル数から順次ノズル
数を半減させることによって、複数のノズル数を予め定
める。例えば、基準ノズル数を64ノズルとした場合、
以下、32ノズル・16ノズル・8ノズルと定めてお
く。
【0012】高速にノズル数を選択することが可能な構
成として、請求項5にかかる発明は、上記請求項1〜請
求項4のいずれかに記載のノズル可変印刷プログラムに
おいて、上記予め定められる複数のノズル数は、参照テ
ーブルに格納されるとともに、上記ノズル数選択機能
は、この参照テーブルにアクセスして上記ノズル数を選
択する構成としてある。上記のように構成した請求項5
にかかる発明においては、複数のノズル数を予め参照テ
ーブルに格納しておく。そして、ノズル数選択機能は、
入力したパラメータに基づいて適宜この参照テーブルに
アクセスし、印刷に使用するノズル数を選択する。
【0013】印刷機能にて変更したノズル数に基づいて
印刷を実行する場合、簡易な処理構成とすることが可能
な一例として、請求項6にかかる発明は、上記請求項1
〜請求項5のいずれかに記載のノズル可変印刷プログラ
ムにおいて、上記印刷機能は、上記予め定められる複数
のノズル数に対応するノズル使用パターンを予め備える
とともに、上記変更したノズル数に基づいて適宜所定の
ノズル使用パターンを選択して印刷を実行する構成とし
てある。上記のように構成した請求項6にかかる発明に
おいては、印刷機能に予め定められる複数のノズル数に
対応するノズル使用パターンを予め備えさせておく。印
刷機能は、印刷に使用するノズル数をノズル数選択機能
にて選択されたノズル数に変更するに際して、複数のノ
ズル使用パターンから適宜所定のノズル使用パターンを
選択して印刷を実行する。
【0014】印刷機能にて実行される印刷態様の一例と
して、請求項7にかかる発明は、上記請求項1〜請求項
6のいずれかに記載のノズル可変印刷プログラムにおい
て、上記印刷機能は、上記変更したノズル数に基づいて
マイクロウィーブ印刷を実行する構成としてある。上記
のように構成した請求項7にかかる発明においては、印
刷機能にて変更したノズル数に基づいたマイクロウィー
ブ印刷を実行する。
【0015】簡易な処理構成でマイクロウィーブ印刷を
行なうことが可能な構成の一例として、請求項8にかか
る発明は、上記請求項7に記載のノズル可変印刷プログ
ラムにおいて、上記印刷機能は、上記予め定められる複
数のノズル数に対応してマイクロウィーブ印刷に使用す
るノズル使用パターンを予め有するとともに、マイクロ
ウィーブ印刷を実行するに際し、上記変更したノズル数
に基づいて適宜所定のノズル使用パターンを選択してマ
イクロウィーブ印刷を実行する構成としてある。上記の
ように構成した請求項8にかかる発明においては、印刷
機能に予め定められる複数のノズル数に対応してマイク
ロウィーブ印刷に使用するノズル使用パターンを予め備
えさせる。そして、印刷機能はマイクロウィーブ印刷を
実行するに際し、変更したノズル数に基づいて適宜所定
のノズル使用パターンを選択してマイクロウィーブ印刷
を実行する。
【0016】適宜ノズル数を変更した場合であっても最
適な印刷画像を取得することが可能な一例として、請求
項9にかかる発明は、上記請求項1〜請求項8のいずれ
かに記載のノズル可変印刷プログラムにおいて、上記印
刷機能は、上記変更したノズル数により印刷可能な印刷
データを生成する構成としてある。上記のように構成し
た請求項9にかかる発明においては、印刷機能にて変更
したノズル数により印刷可能な印刷データを生成する。
【0017】選択されたノズル数に基づいて複数個ある
ノズルからこのノズル数に対応するノズルを一義的に選
択して印刷に使用していくと、特定の一部のノズルが多
用されて経時変化してしまう。そこで、請求項10にか
かる発明は、上記請求項1〜請求項9のいずれかに記載
のノズル可変印刷プログラムにおいて、上記印刷機能
は、上記印刷に使用するノズル位置を変更可能な構成と
してある。上記のように構成した請求項10にかかる発
明においては、印刷機能にて印刷に使用するノズル位置
を変更可能とする。
【0018】上述してきたノズル可変印刷プログラム
は、プログラム自体が発明の対象となる。そして、通常
は、このプログラムは所定の記録媒体に記録した状態で
取引の対象となり流通する。そこで、請求項11にかか
る発明は、上記請求項1〜請求項10のいずれかに記載
のノズル可変印刷プログラムにおいて、同ノズル可変印
刷プログラムは、所定の記録媒体に記録される構成とし
てある。
【0019】むろん、その記録媒体は、磁気記録媒体で
あってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後
開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考え
ることができる。また、一次複製品、二次複製品などの
複製段階については全く問う余地無く同等である。ま
た、一部がソフトウェアであって、一部がハードウェア
で実現されている場合においても発明の思想において全
く異なるものではなく、一部を記録媒体上に記憶してお
いて必要に応じて適宜読み込まれるような形態のものと
してあってもよい。
【0020】また、このようなノズル可変印刷プログラ
ムは、単独で取引の対象となるとともに、このノズル可
変印刷プログラムの実現する各機能を実行可能な手段に
て構成した実体のある装置としても取引の対象とするこ
とができることはいうまでもない。このため請求項12
にかかる発明は、上述してきたノズル可変印刷プログラ
ムをインストールすることにより実体化することによっ
て、同様の効果を奏するノズル可変印刷装置を提供す
る。
【0021】さらに、このように印刷に使用するノズル
を適宜変更する手法は必ずしも実体のあるノズル可変印
刷装置に限られる必要はなく、その方法としても機能す
ることは容易に理解できる。このため、請求項13にか
かる発明は、上述したノズル可変印刷装置を実現する方
法を提供するものである。すなわち、必ずしも実体のあ
るノズル可変印刷装置に限らず、ノズル可変印刷方法と
しても有効であることに相違はない。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、入力する
パラメータの状況に応じて適宜ノズル数を変更して印刷
することが可能となり、また、変更するノズル数を予め
定めておくことにより、簡易な処理構成でノズル数を選
択変更することができるとともに印刷を行なうことが可
能なノズル可変印刷プログラムを提供することができ
る。また、請求項2にかかる発明によれば、ノズル数選
択機能にてノズル数を選択する際に採用して好適なパラ
メータの一例を提示することが可能になる。さらに、請
求項3にかかる発明によれば、ノズル数選択機能にてノ
ズル数を選択する際に採用して好適なパラメータの他の
一例を提示することが可能になる。さらに、請求項4に
かかる発明によれば、予め定める複数のノズル数を基準
ノズル数に対して順次半減させるように設定することに
より、簡易な手法でノズル数を定めることができるとと
もに、後処理の構成を簡易化することが可能になる。さ
らに、請求項5にかかる発明によれば、予め定められる
複数のノズル数から高速に印刷に使用するノズル数を選
択することが可能になる。さらに、請求項6にかかる発
明によれば、ノズル使用パターンから適宜所望のものを
選択すれば良いので、ノズル数が選択されるごとにいず
れのノズルを使用するかを決める必要がなくなり、印刷
における処理構成を簡素化することが可能になる。さら
に、請求項7にかかる発明によれば、適宜ノズル数を変
更した場合であってもマイクロウィーブ印刷を行なうこ
とができ、高画質,高速印刷を実現することが可能にな
る。
【0023】さらに、請求項8にかかる発明によれば、
適宜ノズル数を変更したとしても、簡易な処理構成でマ
イクロウィーブ印刷を実現することが可能になる。さら
に、請求項9にかかる発明によれば、適宜ノズル数を変
更しても最適な印刷画像を得ることができる。さらに、
請求項10にかかる発明によれば、適宜ノズル数が選択
されても使用するノズル位置を適宜変更することによっ
て特定のノズルが経時変化してしまうことを防止するこ
とが可能になる。さらに、請求項11にかかる発明によ
れば、請求項1〜請求項10に記載したプログラムを記
録した媒体を提供することができる。
【0024】さらに、請求項12にかかる発明によれ
ば、入力するパラメータの状況に応じて適宜ノズル数を
変更して印刷することが可能となり、また、変更するノ
ズル数を予め定めておくことにより、簡易な処理構成で
ノズル数を選択変更することができるとともに印刷を行
なうことが可能なノズル可変印刷装置を提供することが
可能になる。さらに、請求項13にかかる発明によれ
ば、入力するパラメータの状況に応じて適宜ノズル数を
変更して印刷することが可能となり、また、変更するノ
ズル数を予め定めておくことにより、簡易な処理構成で
ノズル数を選択変更することができるとともに印刷を行
なうことが可能なノズル可変印刷方法を提供することが
可能になる。
【0025】
【発明の実施の形態】ここでは、下記の順序に従って本
発明の実施形態について説明する。 (1)発明の概要について: (2)セットトップボックスの構成について: (3)ソフトウェアの構成について: (4)プリンタの構成について: (5)印刷データ生成処理について: (6)ラスタライズ処理について: (7)ラスタライズ処理の変形例について: (8)ラスタライズ処理の他の変形例について: (9)マイクロウィーブ印刷について: (10)利用者の選択操作による形態について: (11)まとめ: 以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
【0026】(1)発明の概要について:図1は本発明
の技術概念を示した概念図である。同図において、ノズ
ル可変印刷プログラムCは、ノズル数選択機能C1と、
印刷機能C2とを有する構成となっている。かかる構成
において、印刷機能C2はノズルからインク吐出して印
刷を実行するに際して、ノズル数選択機能C1にて選択
されたノズル数に変更する。ここで、ノズル数選択機能
C1は、上記ノズル数C3を選択するに際して、予め定
められ複数のノズル数C31〜C3nから入力したパラ
メータC4に基づいて適宜所定のノズル数C3を選択す
る。このパラメータC4は、印刷に使用するノズル数を
一義的に選択できるものであれば良く、印刷に使用可能
なメモリ容量C41であっても良いし、利用者によるノ
ズル数の選択操作C42であっても良い。かかる場合、
ノズル数選択機能C1にメモリ容量検出機能C11ある
いは選択操作検出機能C12を備えさせれば良い。そし
て、印刷機能C2はこの選択されたノズル数に変更して
印刷を実行する。
【0027】(2)印刷システムの構成について:図2
は、本発明にかかるノズル可変印刷プログラムが実行さ
れる印刷制御装置およびこの可変されたノズル数にて印
刷を実施する印刷装置の構成を示すブロック図である。
同図においては、印刷を制御する印刷制御装置としての
セットトップボックス10に印刷装置としてのカラープ
リンタ20とが接続されている。そして、このセットト
ップボックス10は所定のプログラムがロードされて実
行されることにより印刷制御装置として機能する。この
セットトップボックス10は、内部に所定のプログラム
に従って各種演算処理を実行するCPU11と、ROM
12と、RAM13とを中心に、バス14により相互に
接続された次の各部を備える。
【0028】入力インターフェイス15は、操作パネル
15aなどからの信号の入力を受け付け、出力インタフ
ェース16は、カラープリンタ20への印刷データの出
力を行なう。また、CRTコントローラ17は、カラー
表示可能なCRT17aへの信号出力を制御する。ここ
で、ROM12には、RAM13にロードされて実行さ
れる各種プログラムやデバイスドライバの形式で提供さ
れる各種プログラムなどが記憶されている。このほか、
バス14には、シリアル入出力インタフェース18が接
続されている。このシリアル入出力インタフェース18
は、モデム18aに接続されており、モデム18aを介
して、公衆電話回線PNTに接続されている。セットト
ップボックス10は、このシリアル入出力インタフェー
ス18およびモデム18aを介して、外部のネットワー
クに接続されており、電話会社やCATV会社のセンタ
ーに設置されたビデオサーバーSVに接続することによ
り、種々の映像情報や、画像情報をダウンロードしCR
T17aに表示することも可能になっている。
【0029】そして、本実施形態においては、セットト
ップボックス10に接続されるカラープリンタ20にイ
ンクジェットプリンタを採用する。このカラープリンタ
20の詳細な構成は後述するが、インクを吐出するため
のノズルを複数備えたヘッドを印刷用紙の一方向に往復
動する主走査を行うとともに、主走査と直交する方向に
ヘッドと印刷用紙とを相対的に移動する副走査を行うこ
とによって画像を印刷する。このように、本実施形態に
おいては、印刷制御装置としてセットトップボックス1
0を適用している。
【0030】このセットトップブックス10は本来的に
はビデオオンデマンドや映像版ホームショッピング、ネ
ットワークゲームといった次世代型の双方向マルチメデ
ィア通信サービスを利用する際に利用されるものであ
る。従って、通常、印刷制御装置として利用されるコン
ピュータ装置のようにハードディスク装置が配設されて
いない。また、RAM13を構成するメモリ容量も少な
いし、メモリを増設する仕組みを備えていない。一方で
コンピュータ装置と互換性を有する後述するプリンタド
ライバを使用して印刷を行なうため、本実施形態におい
てはこのプリンタドライバに後述するセットトップボッ
クス10の構成に対応可能な仕組みを組み組み込んでい
る。
【0031】(3)コンピュータのソフトウェアの構成
について:図3はセットトップボックス10のROM1
2に格納されるソフトウェアの構成を示すブロック図で
ある。同図において、セットトップボックス10では、
所定のオペレーティングシステムの下で、アプリケーシ
ョンプログラム10aが動作している。オペレーティン
グシステムには、ビデオドライバ10bやプリンタドラ
イバ10cが組み込まれており、アプリケーションプロ
グラム10aからはこれらのドライバを介して、カラー
プリンタ20に転送するための印刷データFNLが出力
される。
【0032】アプリケーションプログラム10aは、操
作パネル15aなどからの指示に従って、印刷媒体に印
刷するための画像を生成するとともに、ビデオドライバ
10bを介して画像をCRT17aに画像を表示してい
る。このアプリケーションプログラム10aで生成され
る画像データORGは、レッド(R),グリーン
(G),ブルー(B)の3色の色成分を0〜255の2
56階調で表現したデータにて形成されている。そし
て、このアプリケーションプログラム10aが、印刷命
令を発すると、セットトップボックス10のプリンタド
ライバ10cが、画像データORGをアプリケーション
プログラム10aから受け取る。ここで、アプリケーシ
ョンプログラム10aで生成した画像データORGが複
数ページを構成する場合は、オペレーティングシステム
上の制限に従って、アプリケーションプログラム10a
は、画像データORGを所定のページ数に分割しつつ、
順次プリンタドライバ10cに転送する。
【0033】次に、プリンタドライバ10cの内部構成
について説明する。プリンタドライバ10cには、色変
換モジュール10c1と、ハーフトーンモジュール10
c2と、データ出力部10c3とが備えられている。こ
こで、色変換モジュール10c1は、予め用意された色
変換テーブルLUTに従って、画像データORGの色成
分をレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の2
56階調からカラープリンタ20が表現可能な色成分
(ここではシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ
(Y)、ブラック(K)の各色)の256階調に色変換
する。本実施形態のカラープリンタ20は、上述したと
おりインクジェットプリンタであるため各画素ごとには
ドットのオン・オフの2値しか採り得ない。従って、ハ
ーフトーンモジュール10c2は、カラープリンタ20
で形成するドットの分布によって補正された画像データ
ORGの階調値を表現できるように誤差拡散法を用いて
各画素ごとのドットのオン・オフを設定する。
【0034】ここで、誤差拡散法とは、各画素ごとのド
ットのオン・オフに応じて生じた濃度誤差を周辺の未処
理の画素に拡散することによって、全体として濃度誤差
が極小のハーフトーン処理を実現する方法である。従っ
て、ハーフトーンモジュール10c2は、各画素で生じ
た誤差を誤差バッファEBに記憶しつつ、誤差拡散法に
よるハーフトーン処理を実行する。次に、データ出力部
10c3は、ヘッドの主走査方向に合わせて各ラスタの
印刷データをヘッドに出力する順序に並べ替える。そし
て、プリンタドライバ10cは、以上の処理を施された
画像データORGを印刷データFNLとして同データ出
力部10c3からカラープリンタ20に出力する。
【0035】カラープリンタ20では、入力部20aが
セットトップボックス10から出力された印刷データF
NLを受け取り、バッファ20bに一時的に蓄える。バ
ッファ20bのデータは主走査部20cに出力される。
主走査部20cは、ヘッドの主走査を行いつつ、印刷デ
ータに基づいてインクを吐出する。また、主走査部20
cによりラスタが形成されると、副走査部20dがプリ
ンタドライバ10cから指定された副走査量で印刷用紙
を搬送する。入力部20aは、主走査部20cおよび副
走査部20dが印刷を実行している間に残りの部分のデ
ータを逐次入力する。
【0036】(4)プリンタの構成について:次に、図
4によりカラープリンタ20の概略構成を説明する。図
示するように、このカラープリンタ20は、紙送りモー
タ21によって印刷用紙Pを搬送する機構と、キャリッ
ジモータ22によってキャリッジ23をプラテン24の
軸方向に往復動させる機構と、キャリッジ23に搭載さ
れた印字ヘッド25を駆動してインクの吐出およびドッ
ト形成を行う機構と、これらの紙送りモータ21,キャ
リッジモータ22,印字ヘッド25および操作パネル2
6との信号のやり取りを制御する制御回路27とから構
成されている。
【0037】キャリッジ23をプラテン24の軸方向に
往復動させる機構は、プラテン24の軸と並行に架設さ
れキャリッジ23を摺動可能に保持する摺動軸28と、
キャリッジモータ22との間に無端の駆動ベルト29を
張設するプーリ30と、キャリッジ23の原点位置を検
出する位置検出センサ31等から構成されている。な
お、このキャリッジ23には、黒インク(K)用のイン
クカートリッジ32とシアン(C)、ライトシアン(L
c)、マゼンタ(M)、ライトマゼンタ(Lc)、イエ
ロ(Y)の5色のインクを収納したカラーインク用のイ
ンクカートリッジ33が搭載されている。キャリッジ2
3の下部の印字ヘッド25には計4個のインク吐出用ヘ
ッド35〜39が形成されている。キャリッジ23にこ
れらのインクカートリッジ32および33を上方から装
着すると、各インクカートリッジ32および33から吐
出用ヘッド34〜39へのインクの供給が可能となる。
【0038】図5は、印字ヘッド25のヘッド面に形成
されたノズルの配列を示す説明図である。同図におい
て、印字ヘッド25は、6色のインク用として6組のノ
ズル・アレイ25a〜25fを備えている。6組のノズ
ル・アレイ25a〜25fは、ブラック(K)、濃シア
ン(C)、淡シアン(Lc)、濃マゼンタ(M)、淡マ
ゼンタ(Lm)およびイエロー(Y)のインク滴をそれ
ぞれ吐出可能になっている。ここで、この6組のノズル
・アレイ25a〜25fは、副走査方向に沿って一定の
ノズル間隔Dで千鳥状に配列された複数個のノズル1〜
nzをそれぞれ備えている。
【0039】このノズル間隔Dは、副走査方向の印字解
像度Rにおけるドット間の正の整数k倍(本実施形態で
は特に偶数)に設定されている。この正の整数(偶数)
kを「ノズル・ピッチ」という。本実施形態では、副走
査方向の印字解像度Rは720[DPI]であり、ノズル
・ピッチk=4に設定されている。従って、副走査方向
におけるドット間の間隔(ラスタ間の間隔である。)d
=約35.3[μm]であり、ノズル間隔D=k*d=約
141.1[μm]である。なお、各ノズル・アレイ25
a〜25fに含まれる複数個のノズル1〜nzは、千鳥
状に配列されている必要はなく、一直線上に配列されて
いても良いが、千鳥状に配列することにより、製造上、
ノズル・ピッチkを小さく設定することが可能になる。
【0040】ここで、インクの吐出およびドット形成を
行う機構について説明する。図6は印字ヘッド25の内
部の概略構成を示す説明図である。本実施形態において
は図示の都合上、イエロ(Y)、ライトシアン(L
c)、ライトマゼンタ(Lm)の印字ヘッド25c,2
5e,25fについては図示を省略した。本実施形態に
おいては各色のノズル・アレイ25a〜25fに64個
のノズルを配設する。すなわち、nz=64とする。そ
して、このノズル1〜64までインクを導くインク通路
251に接する位置に各ノズル毎にピエゾ素子PEが配
置されている。このピエゾ素子PEは、周知のように、
電圧の印加により結晶構造が歪み、極めて高速に電気−
機械エネルギの変換を行う素子である。ピエゾ素子PE
の両端に設けられた電極間に所定時間幅の電圧を印加す
ると、ピエゾ素子PEが電圧の印加時間だけ伸張し、イ
ンク通路251の一側壁を変形させる。
【0041】この結果、インク通路251の体積はピエ
ゾ素子PEの伸張に応じて収縮し、この収縮分に相当す
るインクが、粒子Ipとなって、各ノズル1〜64の先
端から高速に吐出される。このインク粒子Ipがプラテ
ン24に装着された印刷用紙Pに染み込むことにより印
刷が行われる。図7は、1つのノズル・アレイによって
形成される複数のドットの配列を示している。同図にお
いて、1つのノズル・アレイは、その配列が千鳥状か直
線状かに関わらず、形成されるドットが副走査方向に沿
って略一直線上に並ぶように駆動される。
【0042】次にカラープリンタ20の制御回路27の
内部構成を説明する。図8は制御回路27の内部構成を
示す構成図である。同図において、この制御回路27の
内部には、CPU27aと、PROM27bと、RAM
27cとの他、セットトップボックス10とのデータの
やりとりを行うインタフェース27dと、紙送りモータ
21、キャリッジモータ22および操作パネル26など
との信号をやりとりする周辺入出力部27dと、計時を
行うタイマ27eと、ヘッド34〜39にドットのオン
・オフの信号を出力する駆動用バッファ27fなどが設
けられており、これらの素子および回路はバス27gで
相互に接続されている。また、制御回路27には、所定
周波数で各ノズルのピエゾ素子を駆動するための駆動波
形を出力する発信器27h、および発信器27hからの
出力をヘッド34〜39に分配する分配器27iも設け
られている。
【0043】かかる構成において、制御回路27はセッ
トトップボックス10で生成された印刷データを受け取
り、これを一時的にRAM27cに蓄え、所定のタイミ
ングで駆動用バッファ27fに出力する。駆動用バッフ
ァ27fからは、各ノズル1〜64にドットのオン・オ
フを示すデータが分配器27iに出力される。この結
果、ドットを形成すべきノズルに対してはピエゾ素子P
Eを駆動するための駆動波形が出力され、ドットが形成
される。
【0044】なお、本実施形態では、上述の通りピエゾ
素子PEを用いてインクを吐出するヘッドを備えたカラ
ープリンタ20を用いているが、他の方法によりインク
を吐出するプリンタを用いるものとしてもよい。例え
ば、インク通路に配置したヒータに通電し、インク通路
内に発生する泡(バブル)によりインクを吐出するタイ
プのプリンタに適用するものとしてもよい。インクを吐
出してドットを形成する他、いわゆる熱転写型のプリン
タ、昇華型のプリンタ、ドットインパクト型のプリンタ
など種々のタイプのプリンタに適用することも可能であ
る。
【0045】(5)印刷データ生成処理について:上述
してきたセットトップボックス10およびカラープリン
タ20を利用して印刷を実行するにあたり、セットトッ
プボックス10のCPU11は、カラープリンタ20を
駆動して印刷を実行するためのプログラムであるプリン
タドライバ10cを実行する。プリンタドライバ10c
は、アプリケーションプログラム10aからの印刷指示
によって起動される。プリンタドライバ10cを実行す
る際のCPU11の処理の一部である印刷データ生成処
理の処理内容を図9のフローチャートに示す。同図にお
いて、当該印刷データ生成処理が開始されると、CPU
11は、画像データORGを入力する(ステップS10
0)。この画像データORGは、アプリケションプログ
ラム10aから受け渡されるデータであり、上述したと
おり、画像を構成する各画素ごとにR,G,Bそれぞれ
の色について、0〜255の256段階の階調値を有す
るデータになっている。
【0046】ここで、CPU11は、入力された画像デ
ータORGの解像度をカラープリンタ20にて印刷を実
行するための解像度に変換する(ステップS110)。
画像データORGの解像度が印刷解像度よりも低い場合
には、線形補間により隣接する原画像データの間に新た
なデータを生成することで解像度変換を行うことにな
る。一方、画像データORGの解像度が印刷解像度より
も高い場合には、一定の割合でデータを間引くことによ
り解像度変換を行うことになる。なお、解像度変換処理
は本実施形態において本質的なものではなく、かかる処
理を行わずに印刷を実行するものとしても構わない。
【0047】次に、CPU11は、色変換モジュール1
0c1にて色変換処理を行う(ステップS120)。こ
の色変換処理とはR,G,Bの階調値からなる画像デー
タORGをカラープリンタ20で使用するC,M,Y,
Kの各色の階調値のデータに変換する処理である。この
色変換処理は、R,G,Bのそれぞれの組み合わせから
なる色をカラープリンタ20で表現するためのC,M,
Y,Kの組み合わせを予め設定して記憶した色変換テー
ブルLUTを利用して実行される。当該色変換テーブル
LUTを利用して色変換を実行する処理自体について
は、公知の種々の技術が適用可能であり、例えば補間演
算による処理が適用されることになる。こうして色変換
された画像データORGに対して、CPU11はハーフ
トーンモジュール10c2にて多値化処理を行う(ステ
ップS130)。
【0048】こうして多値化処理が終了すると、CPU
11は多値化された画像データORGに対してラスタラ
イズを行うことにより、カラープリンタ20にて印刷可
能な印刷データFNLを生成する(ステップS14
0)。そして、CPU11は当該印刷データFNLを出
力し、カラープリンタ20に転送する(ステップS15
0)。以上に示したステップS100〜S150の処理
を画像データORGの全ページ分について実行する(ス
テップS160)。
【0049】上述したステップS140にて多値化され
た画像データORGに対してラスタライズを行なうに際
しては、6組のノズル・アレイ25a〜25fに配設さ
れている複数個のノズルnz分に対応したデータを準備
する必要がある。従って、この準備するデータに応じた
メモリ容量をRAM13に確保する必要がある。しか
し、本実施形態においてはRAM13のメモリ容量が小
さい非PC機器であるセットトップボックス10を使用
して印刷する態様を示すものであり、かかる場合、本来
的に使用を予定するノズルnz=64個のノズル1〜6
4のデータを準備するために見合ったメモリ容量をRA
M13に確保することが困難な場合がある。このメモリ
容量を確保できない場合は、セットトップボックス10
にて印刷データFNLを生成することができず、印刷を
実行することができない。そこで、本実施形態において
は、ノズル・アレイ25a〜25fに配設される64個
のノズル1〜64において印刷に使用するノズルを適宜
削減することにより、RAM13のメモリ容量が小さい
セットトップボックス10においても印刷を実行するこ
とを可能にする。
【0050】かかる場合においては、セットトップボッ
クス10のROM12に図10に示すようにノズル数を
予め設定した参照テーブルを備えさせる。同図におい
て、参照テーブルTBLは、使用可能メモリ容量DT1
と、ノズル数DT2と、ノズル使用パターンDT3とが
対応付けて格納されており、使用可能メモリ容量DT1
に応じて適宜印刷に使用するノズル数DT2およびノズ
ル使用パターンDT3が選択できるようになっている。
本実施形態においては、メモリ容量DT1が4MB以上
の場合は64ノズル数を選択し、2MB以上の場合は3
2ノズル数を選択し、1MB以上の場合は16ノズル数
を選択し、500KB以上の場合は8ノズル数を選択す
るようになっている。そして、選択されたノズル数にて
印刷にいずれのノズルを使用するかをノズル使用パター
ンDT3から取得する。
【0051】(6)ラスタライズ処理について:図11
はこの参照テーブルTBLを使用してノズル数を決定す
るラスタライズ処理の処理内容を示したフローチャート
である。同図において、最初に、RAM13の空きメモ
リ容量を計測する(ステップS200)。そして、この
空きメモリ容量が4MB以上であれば(ステップS20
5)、64ノズル数を選択し(ステップS210)、ノ
ズル使用パターンP1を選択する(ステップS21
1)。空きメモリ容量が2MB以上であれば(ステップ
S225)、32ノズル数を選択し(ステップS22
5)、ステップS211にてノズル使用パターンP2を
選択する。空きメモリ容量が1MB以上であれば(ステ
ップS230)、16ノズル数を選択し(ステップS2
35)、ステップS211にてノズル使用パターンP3
を選択する。
【0052】空きメモリ容量が500KB以上であれば
(ステップS240)、8ノズル数を選択し(ステップ
S245)、ステップS211にてノズル使用パターン
P4を選択する。一方、空きメモリ容量が500KB未
満の場合は印刷を中止する(ステップS250)。この
ように、印刷に使用するノズル数とノズル使用パターン
が決まると、これに基づいて画像データORGのラスタ
ライズを実行し印刷データFNLを生成する(ステップ
S215)。このように、本実施形態においては、使用
可能なメモリ容量に応じて適宜ノズル数を削減すること
によって、RAM13の容量が小さいセットトップボッ
クス10においても印刷を実施可能としている。
【0053】(7)ラスタライズ処理の変形例につい
て:むろん、印刷処理にて使用可能なメモリ容量に基づ
いて印刷に使用するノズル数を変更する手法は、予め設
定した参照テーブルTBLを参照して行なう手法に限ら
れるものではない。図12は、ノズル数を適宜削減する
処理を実行するラスタライズ処理の他の処理内容を示し
たフローチャートである。かかる場合は、カラープリン
タ20に配設されているノズル数の初期状態を示す基準
ノズル数と、この基準ノズル数を使用可能メモリ容量に
応じて順次削減するための削減係数とを定めておいて、
この基準ノズル数と削減係数とに基づいて適宜ノズル数
を削減する。
【0054】同図において、最初に、RAM13の空き
メモリ容量M1を計測する(ステップS300)。次
に、基準ノズル数を使用して印刷する場合に必要なメモ
リ容量M2を計測する(ステップS305)。ここで、
この空きメモリ容量M1とメモリ容量M2とを比較し
(ステップS310)、空きメモリ容量M1の方が大き
い場合には、この基準ノズル数を印刷に使用する使用ノ
ズル数とするとともに(ステップS315)、当該使用
ノズル数のノズル使用パターンを決定する(ステップS
320)。そして、使用ノズル数およびノズル使用パタ
ーンに基づいてラスタライズを実行し印刷データFNL
を生成する(ステップS325)。一方、ステップS3
10にてメモリ容量M2が空きメモリ容量M1以上であ
る場合は、基準ノズル数に削減係数を掛けることによ
り、基準ノズル数を削減し(ステップS330)、ステ
ップS305に戻る。
【0055】一方、ステップS140に示したラスタラ
イズ処理において、主走査の往復動双方向で画像を印刷
する場合には主走査の方向に応じて印刷データFNLを
逆転させる処理を実行する。また、各ラスタを2本のノ
ズルを用いて形成する、いわゆるオーバーラップ記録を
行なう場合には、一方のノズルに奇数番目の画素のデー
タ、他方のノズルに偶数番目の画素のデータが供給され
るようにデータの並べ替えを行なう。奇数番目の画素の
みを形成するノズルに対しては、偶数番目の画素にマス
クデータが挿入する処理を実行する。
【0056】これらの処理はマイクロウィーブ印刷制御
処理と呼ばれ、高画質、高速印刷を実現可能な印刷処理
の一態様である。かかるマイクロウィーブ印刷制御処理
を実施して印刷する場合は、処理データを展開するため
にRAM13のメモリ容量を大量に使用する。そして、
このメモリ容量はノズル・アレイ25a〜25fに配設
されるノズル数nzに対応しており、このノズル数nz
が増加すると、これにあわせて飛躍的に増加する。本実
施形態にて採用しているセットトップボックス10に配
設されるRAM13は8メガバイトのメモリ容量を持つ
ものが多い。
【0057】このようなセットトップボックス10にて
マイクロウィーブ印刷制御処理に大量のメモリ容量を取
られてしまうと、印刷が実行できなくなるだけでなく、
セットトップボックス10にて実行される他の処理に影
響が及ぼすこともあり得る。そこで、本実施形態におい
ては、マイクロウィーブ印刷制御処理を行なうに際し
て、このマイクロウィーブ印刷制御処理に必要となるメ
モリ容量に基づいて適宜ノズル数nzを削減し(本実施
形態においては、ノズル1〜64から実際に印刷に使用
するノズル数を削減する。)、マイクロウィーブ印刷制
御処理を実行可能にする。
【0058】(8)ラスタライズ処理の他の変形例につ
いて:図13は、マイクロウィーブ印刷制御処理を実行
する場合のステップS140におけるラスタライズ処理
の処理内容を示したフローチャートである。同図におい
て、最初に、RAM13の空きメモリ容量M1を計測す
る(ステップS400)。次に、基準ノズル数を使用し
てマイクロウィーブ印刷制御処理を実行する場合に必要
なメモリ容量M3を計測する(ステップS405)。こ
こで、この空きメモリ容量M1とメモリ容量M3とを比
較し(ステップS410)、空きメモリ容量M1の方が
大きい場合には、この基準ノズル数をマクロウィーブ印
刷制御処理にて使用する使用ノズル数Nとするとともに
(ステップS415)、当該使用ノズル数Nに対応する
マイクロウィーブノズル使用パターンを決定する(ステ
ップS420)。そして、使用ノズル数Nおよびマイク
ロウィーブノズル使用パターンに基づいてラスタライズ
を実行し印刷データFNLを生成する(ステップS42
5)。一方、ステップS410にてメモリ容量M3が空
きメモリ容量M1以上である場合は、基準ノズル数に削
減係数を掛けることにより、基準ノズル数を削減し(ス
テップS430)、ステップS305に戻る。
【0059】(9)マイクロウィーブ印刷について:こ
のように、マイクロウィーブ印刷制御処理にて使用ノズ
ル数Nが決められると、この使用ノズル数Nはカラープ
リンタ20に通知される。そして、カラープリンタ20
において当該使用ノズル数Nに基づいてマイクロウィー
ブ印刷が実行される。ここで、図14に使用ノズル数N
=64の場合を一例にしてマイクロウィーブ印刷の実現
例を説明する。同図においては、各ノズル・アレイ25
a〜25fにそれぞれ設けられたた64個のノズルのう
ち、副走査方向下流側(図14の上方)に位置する#1
ノズルから#3ノズルの3個は使用されず、#4ノズル
から#64ノズルの61個のみが使用される。すなわ
ち、使用ノズル数N=61である。なお、使用ノズル数
Nとノズル・ピッチkとは、互いに素な関係にあること
が必要であるが、使用ノズル数N=61、ノズルピッチ
k=4であるので、この条件を満たしている。
【0060】図14は、#1から#3の不便用ノズルを
白菱形で示し、#4から#64の使用ノズルおよびこの
使用ノズルにより形成されるドットを白丸または黒丸で
示している。また、印刷開始後の第n番目の主走査から
第(n+5)番目の主走査の6回の主走査におけるドッ
トの形成(すなわちラスタの形成)を示している。これ
らの主走査のうち、第n番目、第(n+2)番目および
第(n+4)番目の主走査は往路の走査であり、第(n
+1)番、第(n+3)番目および第(n+5)番目の
主走査は復路の走査である。往路による主走査で形成さ
れるドットを白丸で、復路による主走査で形成されるド
ットを黒丸で、それぞれ示している。なお、図14で
は、各ラスタを8個のドットとして表しているが、実際
の印刷では、各ラスタによりドットの個数が異なり、こ
れより多くのドットまたはこれより少ないドットでラス
タが形成されることがある。また、ドットを形成すべき
位置でのみドットが形成され、そうでない位置にはドッ
トは形成されない。第n番目の往路の主走査では、#4
ノズルから#64ノズルにより、白丸のドツトによるラ
スタが形成される(図14は、このうち#61ノズルか
ら#64ノズルによるラスタの形成のみを示してい
る)。第n番目の主走査後、印刷用紙Pはドット間の間
隔dと同じ1/720[インチ]=約35.3[μm]
の副走査距離だけ副走査方向下流側に搬送される(図1
4は、印刷用紙Pではなく、印字ヘッド25の移動とし
て表している)。
【0061】搬送後、第(n+1)番目の復路の主走査
において、#4ノズルから#64ノズルにより、黒丸の
ドットによるラスタが形成される(図14は、このうち
#61ノズルから#64ノズルによるラスタの形成のみ
を示している)。このように、2本の隣接したラスタ
は、同じノズルの往路および復路の主走査により形成さ
れる。続いて、印刷用紙Pは、(2N−1)・d=(2
×61−1)×1/720[インチ]=約4.27[m
m]の副走査距離だけ副走査方向下流側に搬送される。
この副走査距離は、2N−1=121[ドット]分に相
当するので、第(n+1)番目の走査における#61ノ
ズルの1ドット分副走査方向上流側(図14の下方)に
#31ノズルが位置することとなる。
【0062】搬送後、第(n+2)番目の往路の主走査
が行われる。この主走査では、#4ノズルから#64ノ
ズルにより、白丸のドットによるラスタが形成される
(図14は、このうち#31ノズルから#37ノズルお
よび#61ノズルから#64ノズルによるラスタの形成
のみを示している)。この主走査により、たとえば、#
31ノズルは#61ノズルにより形成されたラスタに隣
接した位置に、#32ノズルは#62ノズルにより形成
されたラスタに隣接した位置に、#33ノズルは#63
ノズルにより形成されたラスタに隣接した位置に、#3
4ノズルは#64ノズルにより形成されたラスタに隣接
した位置に、それぞれ白丸のドットによるラスタを形成
する。
【0063】続いて、印刷用紙Pは、ドット間の間隔d
と同じ1/720[インチ]=約35.3[μm]の副
走査距離だけ副走査方向下流側に搬送される。搬送後、
第(n+3)番目の復路の主走査により、#4ノズルか
ら#64ノズルにより黒丸のドットが形成される。これ
により、往路および復路によりそれぞれ形成される隣接
した2本のラスタは、同じノズルにより形成される。再
び、印刷用紙Pは、(2N−1)・d=(2×61−
1)×1/720[インチ]=約4.27[mm]の副
走査距離だけ副走査方向下流側に搬送され、第(n+
4)番目の往路の主走査および第(n+5)番目の復路
の主走査により、隣接する2本のラスタが、同じノズル
により形成される。
【0064】このように、副走査距離dおよび(2N−
1)・dの搬送を交互に繰り返しながら同じノズルによ
り形成される2本のラスタを1単位として、画像が記録
されて行く。したがって、記録された画像全体は、これ
ら隣接する2本のラスタを1単位として形成されるの
で、画像全体では、従来のマイクロウイーブ方式におい
て双方向印刷を行った場合に副走査方向への搬送の単位
ごとに生じる縞模様が防止される。
【0065】さらに、同じノズルにより形成される2本
のラスタでは、形成するノズルが同じであるので、副走
査方向における飛行曲がりも同じとなる。すなわち、副
走査方向における飛行曲がりがあったとしても、これら
の2本のラスタでは、同じ方向への曲がりとなってい
る。したがって、ドット径aが、ドット径の理論値(す
なわち副走査方向の記録解像度におけるドット間の間隔
dのルート2倍)程度あれば、両ラスタ間に白筋が生じ
ることはない0ここで、本実施の形態では、前述したよ
うにドット径a=約60[μm]であり、染料インクの
ようにドット間の間隔dの約2倍の約70[μm]はな
いものの、ドット径の理論値A(A=約49.8[μ
m])以上はある。したがって、同じノズルで形成され
る2本のラスタ間では、白筋が発生することはない。
【0066】同じノズルで形成される2本のラスタは、
同じ記録データを用いて印刷するように構成することも
できるし、各ラスタに対応する異なる記録データを用い
て印刷するように構成することもできる。同じ記録デー
タを用いて印刷する場合には、副走査方向の記録解像度
720[DPI]の印刷であっても、記録データ量を実
質的には360[DPI]相当の量、すなわち720
[DPI]の印刷における記録データ量の1/2とする
ことができる。これにより、記録データ量を減少させる
ことができる。また、記録データ作成に要する時間が減
少するので、高速印刷も可能となる。
【0067】以上より、マイクロウィーブ印刷は使用ノ
ズル数Nが決まれば、適宜この使用ノズル数Nに基づい
て実行されることになる。従って、使用ノズル数Nが3
2ノズル数の場合は、印刷に使用されないノズル数(#
1〜#3ノズル)を考慮し、実際には使用ノズル数N=
29に基づいてマイクロウィーブ印刷が実行される。同
様に、使用ノズル数Nが16ノズル数の場合は、実際に
は使用ノズル数N=13に基づいてマイクロウィーブ印
刷が実行され、使用ノズル数Nが8ノズル数の場合は、
使用ノズル数N=5に基づいてマイクロウィーブ印刷が
実行されることになる。
【0068】上述してきた実施形態においては、選択さ
れた、あるいは、決定されたノズル数に対応するノズル
使用パターンにて印刷が実行される旨説明してきた。む
ろん、ノズル数が選択等されれば、いずれのノズルを使
用するかは特に限定されるものではない。従って、複数
のノズル使用パターンを対応付けておいて、ノズル使用
パターンの選択状況を管理しつつ、この選択状況に応じ
て適宜ノズル使用パターンを変更するようにしても良
い。このように適宜変更すれば、特定ノズルの使用に偏
ることを防止することが可能になる。
【0069】(10)利用者の選択操作による形態につ
いて:上述してきた実施形態においては、印刷にて使用
可能なメモリ容量に基づいて印刷に使用するノズル数を
選択あるいは決定する手法を採用した。このように、印
刷に使用するノズル数を選択あるいは決定する基準とな
るパラメータはこのような印刷に使用可能なメモリ容量
に限定されるものではなく、利用者に適宜ノズル数を選
択させ、この選択を印刷に使用するノズル数の選択ある
いは決定する基準になるパラメータとする手法を採用し
ても良い。例えば、図15に示すようなメモリ不足で印
刷されないことを利用者に示す画面表示100を行うと
ともに、利用者に対して印刷の続行をするかしないかを
「する」ボタン101および「しない」ボタン102に
て選択させる。ここで、利用者が「する」ボタン101
を選択した場合は、画面表示100から図16に示す印
刷態様選択画面200の表示に移行する。
【0070】同画面表示においては、利用者に64ノズ
ル数による印刷を実行させる「超高速印刷」ボタン20
1と、32ノズル数による印刷を実行させる「高速印
刷」ボタン202と、16ノズル数による印刷を実行さ
せる「低速印刷」ボタン203と、8ノズル数による印
刷を実行させる「超低速印刷」ボタン204とを表示す
る。ここで、本実施形態においては、メモリ容量不足の
ため、超高速印刷、高速印刷の印刷ができないことと
し、選択不能な表示としている。一方、空きメモリ容量
から低速印刷、超低速印刷の印刷は可能であるとして、
選択可能な表示として、利用者に適宜選択させる。
【0071】図17はこのように利用者に画質の選択操
作に基づいて、印刷に使用するノズル数を選択する場合
における上記ステップS140のラスタライズ処理の処
理内容を示したフローチャートである。同図において、
最初に、画面表示100からの選択操作内容を取得する
(ステップS500)。そして、この画面表示100に
て「する」ボタン101が選択されたか否かを判別する
(ステップS505)。ここで、「する」ボタン101
が選択されたと判別した場合は、印刷態様選択画面20
0における利用者の選択操作を取得し、この選択操作が
「超高速印刷」ボタン201であれば(ステップS51
0)、64ノズル数を選択し(ステップS515)、ノ
ズル使用パターンP1を選択する(ステップS52
0)。
【0072】また、「高速印刷」ボタン202であれば
(ステップS530)、、32ノズル数を選択し(ステ
ップS535)、ステップS520にてノズル使用パタ
ーンP2を選択する。また、「低速印刷」ボタン203
であれば(ステップS540)、16ノズル数を選択し
(ステップS545)、ステップS520にてノズル使
用パターンP3を選択する。そして、「超低速印刷」ボ
タン204であれば(ステップS550)、8ノズル数
を選択し(ステップS555)、ステップS520にて
ノズル使用パターンP4を選択する。このように、印刷
に使用するノズル数とノズル使用パターンが決まると、
これに基づいて画像データORGのラスタライズを実行
し印刷データFNLを生成する(ステップS525)。
一方、ステップS505にて「しない」ボタン102が
選択されたと判別されると印刷を中止する(ステップS
560)。
【0073】本実施形態においては、印刷制御装置とし
てセットトップボックス10に本発明にかかるノズル可
変印刷プログラムを実行させる態様を採用したが、むろ
ん、本発明を適用して好適な装置はセットトップボック
ス10に特に限定されず、備えるRAMのメモリ容量が
小さいものであれば適宜採用可能である。例えば、ゲー
ム装置を採用しても良いし、携帯電話等の携帯端末を採
用しても良い。
【0074】(11)まとめ:このように、プリンタド
ライバ10cにて実行される印刷データ生成処理におい
て、印刷に使用可能なメモリ容量を検出し、このメモリ
容量に基づいて印刷に使用するノズル数を適宜可変にす
ることによって、セットトップボックス10等RAM1
3に用意されるメモリ容量が小さい機器においても支障
なく印刷を実行することを可能にする。また、マイクロ
ウィーブ印刷制御処理に必要なメモリ容量を検出し、こ
のメモリ容量に基づいてノズル数を適宜可変にすれば、
セットトップボックス10においてもマイクロウィーブ
印刷を実施することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の技術概念を示した概念図である。
【図2】本発明にかかるノズル可変印刷プログラムが実
行される印刷制御装置およびこの可変されたノズル数に
て印刷を実施する印刷装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】セットトップボックス10のROM12に格納
されるソフトウェアの構成を示すブロック図である。
【図4】カラープリンタ20の概略構成を示した構成図
である。
【図5】印字ヘッド25のヘッド面に形成されたノズル
の配列図である。
【図6】印字ヘッド25の内部の概略構成を示す説明図
である。
【図7】1つのノズル・アレイによって形成される複数
のドットの配列を示した図である。
【図8】制御回路27の内部構成を示す構成図である。
【図9】印刷データ生成処理の処理内容を示したフロー
チャートである。
【図10】ノズル数を予め設定した参照テーブルの構成
図である。
【図11】ラスタライズ処理の処理内容を示したフロー
チャートである。
【図12】ラスタライズ処理の他の処理内容を示したフ
ローチャートである。
【図13】ラスタライズ処理の他の処理内容を示したフ
ローチャートである。
【図14】マイクロウィーブ印刷の実現例を説明した図
である。
【図15】メモリ不足による印刷中断を示す画面図であ
る。
【図16】印刷態様選択画面の画面図である。
【図17】ラスタライズ処理の他の処理内容を示したフ
ローチャートである。
【符号の説明】
C…ノズル可変印刷プログラム C1…ノズル数選択機能 C11…メモリ容量検出機能 C12…選択操作検出機能 C2…印刷機能 C3…印刷に使用するノズル数 C31〜C3n…予め定められているノズル数 C4…パラメータ C41…メモリ容量 C42…選択操作
フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA01 EA21 EB06 EB29 EC07 EC12 EC26 EC28 EC74 FA04 FA10 2C062 KA03

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷に使用するノズルを適宜変更可能な
    ノズル可変印刷プログラムであって、 所定のパラメータを入力し、同パラメータに基づいて予
    め定められる複数のノズル数から上記印刷に使用するノ
    ズル数を選択するノズル数選択機能と、 上記選択されたノズル数に基づいて上記印刷に使用する
    ノズル数を変更して同印刷を実行する印刷機能とをコン
    ピュータに実行させるノズル可変印刷プログラム。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載のノズル可変印刷プ
    ログラムにおいて、 上記ノズル数選択機能は、上記印刷に使用可能なメモリ
    容量を検出するメモリ容量検出機能を備え、同メモリ容
    量検出機能にて検出されたメモリ容量を上記パラメータ
    として入力するとともに、同メモリ容量に基づいてノズ
    ル数を選択することを特徴とするノズル可変印刷プログ
    ラム。
  3. 【請求項3】 上記請求項1に記載のノズル可変印刷プ
    ログラムにおいて、 上記ノズル数選択機能は、上記印刷に使用するノズル数
    の選択操作を検出する選択操作検出機能を備え、同選択
    操作検出機能にて検出された選択操作を上記パラメータ
    として入力するとともに、同選択操作に基づいてノズル
    数を選択することを特徴とするノズル可変印刷プログラ
    ム。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載のノズル可変印刷プログラムにおいて、 上記予め定められる複数のノズル数は、所定の基準ノズ
    ル数から順次ノズル数を半減させて定められていること
    を特徴とするノズル可変印刷プログラム。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜請求項4のいずれかに記
    載のノズル可変印刷プログラムにおいて、 上記予め定められる複数のノズル数は、参照テーブルに
    格納されるとともに、上記ノズル数選択機能は、この参
    照テーブルにアクセスして上記ノズル数を選択すること
    を特徴とするノズル可変印刷プログラム。
  6. 【請求項6】 上記請求項1〜請求項5のいずれかに記
    載のノズル可変印刷プログラムにおいて、 上記印刷機能は、上記予め定められる複数のノズル数に
    対応するノズル使用パターンを予め備えるとともに、上
    記変更したノズル数に基づいて適宜所定のノズル使用パ
    ターンを選択して印刷を実行することを特徴とするノズ
    ル可変印刷プログラム。
  7. 【請求項7】 上記請求項1〜請求項6のいずれかに記
    載のノズル可変印刷プログラムにおいて、 上記印刷機能は、上記変更したノズル数に基づいてマイ
    クロウィーブ印刷を実行することを特徴とするノズル可
    変印刷プログラム。
  8. 【請求項8】 上記請求項7に記載のノズル可変印刷プ
    ログラムにおいて、 上記印刷機能は、上記予め定められる複数のノズル数に
    対応してマイクロウィーブ印刷に使用するノズル使用パ
    ターンを予め有するとともに、マイクロウィーブ印刷を
    実行するに際し、上記変更したノズル数に基づいて適宜
    所定のノズル使用パターンを選択してマイクロウィーブ
    印刷を実行することを特徴とするノズル可変印刷プログ
    ラム。
  9. 【請求項9】 上記請求項1〜請求項8のいずれかに記
    載のノズル可変印刷プログラムにおいて、 上記印刷機能は、上記変更したノズル数により印刷可能
    な印刷データを生成することを特徴とするノズル可変印
    刷プログラム。
  10. 【請求項10】 上記請求項1〜請求項9のいずれかに
    記載のノズル可変印刷プログラムにおいて、 上記印刷機能は、上記印刷に使用するノズル位置を変更
    可能であることを特徴とするノズル可変印刷プログラ
    ム。
  11. 【請求項11】 上記請求項1〜請求項10のいずれか
    に記載のノズル可変印刷プログラムにおいて、 同ノズル可変印刷プログラムは、所定の記録媒体に記録
    されることを特徴とするノズル可変印刷プログラム。
  12. 【請求項12】 印刷に使用するノズルを適宜変更可能
    なノズル可変印刷装置であって、 所定のパラメータに基づいて予め定められる複数のノズ
    ル数から上記印刷に使用するノズル数を選択するノズル
    数選択手段と、 上記選択されたノズル数に基づいて上記印刷に使用する
    ノズル数を変更して同印刷を実行する印刷手段とを具備
    することを特徴とするノズル可変印刷装置。
  13. 【請求項13】 印刷に使用するノズルを適宜変更可能
    なノズル可変印刷方法であって、 所定のパラメータに基づいて予め定められる複数のノズ
    ル数から上記印刷に使用するノズル数を選択するノズル
    数選択工程と、 上記選択されたノズル数に基づいて上記印刷に使用する
    ノズル数を変更して同印刷を実行する印刷工程とを具備
    することを特徴とするノズル可変印刷方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10137706B2 (en) 2016-09-26 2018-11-27 Seiko Epson Corporation Recording apparatus

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