JP2002292850A - ノズル可変印刷プログラム、ノズル可変印刷装置およびノズル可変印刷方法 - Google Patents

ノズル可変印刷プログラム、ノズル可変印刷装置およびノズル可変印刷方法

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JP2002292850A
JP2002292850A JP2001093944A JP2001093944A JP2002292850A JP 2002292850 A JP2002292850 A JP 2002292850A JP 2001093944 A JP2001093944 A JP 2001093944A JP 2001093944 A JP2001093944 A JP 2001093944A JP 2002292850 A JP2002292850 A JP 2002292850A
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nozzle
nozzles
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Tsutomu Otani
勤 大谷
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セットトップボックス、デジタルカメラ、ゲ
ーム機、携帯電話にてプリンタドライバを実行して印刷
を行なう場合、このメモリ負荷の増大に対応できず、印
刷ができないという課題があった。 【解決手段】 プリンタドライバ10cにて実行される
印刷データ生成処理において、印刷に使用可能なメモリ
容量を検出し、このメモリ容量に基づいて印刷に使用可
能なノズル数を演算してこの演算結果により使用ノズル
数を適宜可変にすることによって、セットトップボック
ス10等RAM13に用意されるメモリ容量が小さい機
器においても支障なく印刷を実行することを可能にす
る。また、マイクロウィーブ印刷制御処理に必要なメモ
リ容量を検出し、このメモリ容量に基づいて使用ノズル
数を演算し適宜可変にすれば、セットトップボックス1
0においてもマイクロウィーブ印刷を実施することが可
能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズル可変印刷プ
ログラム、ノズル可変印刷装置およびノズル可変印刷方
法に関し、特に、印刷に使用するノズルを適宜変更する
ノズル可変印刷プログラム、ノズル可変印刷装置および
ノズル可変印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高精細な画像データを高速印刷するため
に、インクジェットプリンタでは複数のノズルを備えた
印字ヘッドを主走査方向に往復移動しながらインク滴を
吐出するとともに、主走査方向と直交する副走査方向に
印刷用紙を印字ヘッドに対して相対的に搬送することに
より印刷が行なわれている。この印字ヘッドにはブラッ
ク(K)、濃シアン(C)、淡シアン(Lc)、濃マゼ
ンタ(M)、淡マゼンタ(Lm)およびイエロー(Y)
の各インクを吐出するN個のノズル列が複数個配置され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したインクジェッ
トプリンタにおいては、高精細な画像データを高速印刷
するためにノズル数が増加し印字ヘッドにおいてノズル
が高密度化している。このようにノズル数が増加する
と、プリンタドライバが保持するラスタデータ容量が増
大し、このプリンタドライバの実行時におけるメモリ負
荷が大きくなるといった課題があった。このとき、メモ
リ資源に制約を持つ非PC機器、例えば、セットトップ
ボックス(STB)、デジタルカメラ、ゲーム機、携帯
電話にてプリンタドライバを実行して印刷を行なう場
合、このメモリ負荷の増大に対応できず、印刷ができな
いという課題があった。
【0004】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、印刷に使用するノズルを適宜変更してメモリ資
源に対応した印刷を行なうことが可能なノズル可変印刷
プログラム、ノズル可変印刷装置およびノズル可変印刷
方法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、印刷に使用するノズルを
適宜変更可能なノズル可変印刷プログラムであって、所
定のパラメータを入力し同パラメータに基づいて上記印
刷に使用するノズル数を演算するノズル数演算機能と、
上記演算されたノズル数に基づいて上記印刷に使用する
ノズル数を変更して同印刷を実行する印刷機能とをコン
ピュータに実行させる構成としてある。
【0006】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、印刷時に使用するノズルを所定のパレメ
ータに基づいて演算し、適宜演算したノズル数に変更可
能な機能を備えるノズル可変印刷プログラムを提供す
る。かかる機能を実現するにあたり、ノズル可変印刷プ
ログラムをノズル数演算機能と、印刷機能とにより構成
する。ここで、ノズル数演算機能は所定のパラメータを
入力する。このパラメータは、印刷に使用するノズル数
を演算するための基準になるものである。従って、ノズ
ル数演算機能はこのパラメータを入力すると、同パラメ
ータに基づいて印刷に使用するノズル数を演算する。こ
のように印刷に使用するノズル数が演算されると、印刷
機能はこの演算されたノズル数に基づいて印刷に使用す
るノズル数を変更する。
【0007】そして、同変更したノズル数によって印刷
を実行する。ここで、ノズル数演算機能が入力するパラ
メータは印刷に使用するノズル数を演算することが可能
なものであれば良く、例えば、印刷にて使用するメモリ
容量がノズル数の多少に対応することを考慮して、印刷
に使用できるメモリ容量をパラメータとして入力しても
良い。
【0008】ノズル数演算機能が入力するパラメータに
適用して好適な一例として、請求項2にかかる発明は、
上記請求項1に記載のノズル可変印刷プログラムにおい
て、上記ノズル数演算機能は、上記印刷に使用可能なメ
モリ容量を検出するメモリ容量検出機能を備え、同メモ
リ容量検出機能にて検出されたメモリ容量を上記パラメ
ータとして入力するとともに、同メモリ容量に基づいて
ノズル数を演算する構成としてある。
【0009】上記のように構成した請求項2にかかる発
明においては、ノズル数演算機能に印刷に使用可能なメ
モリ容量を検出するメモリ容量検出機能を備えさせる。
ここで、ノズル数演算機能はこのメモリ容量検出機能に
て検出されたメモリ容量を上記パラメータとして入力す
る。そして、この入力したメモリ容量に基づいて印刷に
使用するノズル数を演算する。ここで、印刷する際に使
用するメモリ容量はノズル数に対応する。従って、この
ようにノズル数を演算する基準として印刷に使用可能な
メモリ容量を適用し、このメモリ容量にて印刷が出来る
範囲でのノズル数を演算することにより、メモリ容量が
少ない機器においても支障なく印刷を実行することを可
能にする。
【0010】印刷機能にて変更したノズル数に基づいて
印刷を実行する場合、簡易な処理構成とすることが可能
な一例として、請求項3にかかる発明は、上記請求項1
または請求項2のいずれかに記載のノズル可変印刷プロ
グラムにおいて、上記印刷機能は、印刷に使用可能なノ
ズル数に対応する必要十分なノズル使用パターンを予め
備えるとともに、上記変更したノズル数に基づいて適宜
所定のノズル使用パターンを選択して印刷を実行する構
成としてある。上記のように構成した請求項3にかかる
発明においては、印刷機能に印刷に使用可能なノズル数
に対応する必要十分なノズル使用パターンを予め備えさ
せておく。そして、印刷機能は印刷に使用するノズル数
をノズル数演算機能にて演算されたノズル数に変更する
に際して、複数のノズル使用パターンから適宜所定のノ
ズル使用パターンを選択して印刷を実行する。
【0011】予め備えるノズル使用パターンの一例とし
て、請求項4にかかる発明は、上記請求項3に記載のノ
ズル可変印刷プログラムにおいて、上記ノズル使用パタ
ーンは、上記ノズル数演算機能にて演算されたノズル数
の所定範囲毎に段階的に対応して予め備えられる構成と
してある。上記のように構成した請求項4にかかる発明
においては、ノズル使用パターンをノズル数演算機能に
て演算されたノズル数の所定範囲毎に段階的に対応して
予め備える。ノズル数がn個の場合、ノズル使用パター
ンは最低限nパターン必要となる。ここで、このノズル
使用パターンをノズル数のm範囲毎に段階的に用意すれ
ば、n/mパターンを用意すれば良いことになり、ノズ
ル使用パターンを格納するメモリ容量を低減させること
ができる。
【0012】印刷機能にて実行される印刷態様の一例と
して、請求項5にかかる発明は、上記請求項1〜請求項
4のいずれかに記載のノズル可変印刷プログラムにおい
て、上記印刷機能は、上記変更したノズル数に基づいて
マイクロウィーブ印刷を実行する構成としてある。上記
のように構成した請求項5にかかる発明においては、印
刷機能にて変更したノズル数に基づいたマイクロウィー
ブ印刷を実行する。
【0013】簡易な処理構成でマイクロウィーブ印刷を
行なうことが可能な構成の一例として、請求項6にかか
る発明は、上記請求項5に記載のノズル可変印刷プログ
ラムにおいて、上記印刷機能は、印刷に使用可能な複数
のノズル数に対応してマイクロウィーブ印刷に使用する
ノズル使用パターンを予め有するとともにマイクロウィ
ーブ印刷を実行するに際し、上記変更したノズル数に基
づいて適宜所定のノズル使用パターンを選択してマイク
ロウィーブ印刷を実行する構成としてある。
【0014】上記のように構成した請求項6にかかる発
明においては、印刷機能に印刷に使用可能な複数のノズ
ル数に対応してマイクロウィーブ印刷に使用するノズル
使用パターンを予め備えさせる。そして、印刷機能はマ
イクロウィーブ印刷を実行するに際し、変更したノズル
数に基づいて適宜所定のノズル使用パターンを選択して
マイクロウィーブ印刷を実行する。
【0015】適宜ノズル数を変更した場合であっても最
適な印刷画像を取得することが可能な一例として、請求
項7にかかる発明は、上記請求項1〜請求項6のいずれ
かに記載のノズル可変印刷プログラムにおいて、上記印
刷機能は、上記変更したノズル数により印刷可能な印刷
データを生成する構成としてある。上記のように構成し
た請求項7にかかる発明においては、印刷機能にて変更
したノズル数により印刷可能な印刷データを生成する。
【0016】選択されたノズル数に基づいて複数個ある
ノズルからこのノズル数に対応するノズルを一義的に選
択して印刷に使用していくと、特定の一部のノズルが多
用されて経時変化してしまう。そこで、請求項8にかか
る発明は、上記請求項1〜請求項7のいずれかに記載の
ノズル可変印刷プログラムにおいて、上記印刷機能は、
上記印刷に使用するノズル位置を変更可能な構成として
ある。上記のように構成した請求項8にかかる発明にお
いては、印刷機能にて印刷に使用するノズル位置を変更
可能とする。
【0017】上述してきたノズル可変印刷プログラム
は、プログラム自体が発明の対象となる。そして、通常
は、このプログラムは所定の記録媒体に記録した状態で
取引の対象となり流通する。そこで、請求項9にかかる
発明は、上記請求項1〜請求項8のいずれかに記載のノ
ズル可変印刷プログラムにおいて、同ノズル可変印刷プ
ログラムは、所定の記録媒体に記録される構成としてあ
る。
【0018】むろん、その記録媒体は、磁気記録媒体で
あってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後
開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考え
ることができる。また、一次複製品、二次複製品などの
複製段階については全く問う余地無く同等である。ま
た、一部がソフトウェアであって、一部がハードウェア
で実現されている場合においても発明の思想において全
く異なるものではなく、一部を記録媒体上に記憶してお
いて必要に応じて適宜読み込まれるような形態のものと
してあってもよい。
【0019】また、このようなノズル可変印刷プログラ
ムは、単独で取引の対象となるとともに、このノズル可
変印刷プログラムの実現する各機能を実行可能な手段に
て構成した実体のある装置としても取引の対象とするこ
とができることはいうまでもない。このため請求項10
にかかる発明は、上述してきたノズル可変印刷プログラ
ムをインストールすることにより実体化することによっ
て、同様の効果を奏するノズル可変印刷装置を提供す
る。
【0020】さらに、このように印刷に使用するノズル
を適宜変更する手法は必ずしも実体のあるノズル可変印
刷装置に限られる必要はなく、その方法としても機能す
ることは容易に理解できる。このため、請求項11にか
かる発明は、上述したノズル可変印刷装置を実現する方
法を提供するものである。すなわち、必ずしも実体のあ
るノズル可変印刷装置に限らず、ノズル可変印刷方法と
しても有効であることに相違はない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、入力する
パラメータに基づいて印刷に使用するノズル数を演算
し、この演算したノズル数に対応して印刷に使用するノ
ズル数を適宜変更することが可能なノズル可変印刷プロ
グラムを提供することができる。また、請求項2にかか
る発明によれば、ノズル数演算機能にてノズル数を演算
する際に採用して好適なパラメータの一例を提示するこ
とが可能になる。さらに、請求項3にかかる発明によれ
ば、ノズル使用パターンから適宜所望のものを選択すれ
ば良いので、印刷に使用するノズル数が演算されるごと
にいずれのノズルを使用するかを決める必要がなくな
り、印刷における処理構成を簡素化することが可能にな
る。さらに、請求項4にかかる発明によれば、ノズル使
用パターンを効率的に格納しておくことができる。さら
に、請求項5にかかる発明によれば、適宜ノズル数を変
更した場合であってもマイクロウィーブ印刷を行なうこ
とができ、高画質,高速印刷を実現することが可能にな
る。
【0022】さらに、請求項6にかかる発明によれば、
適宜ノズル数を変更したとしても、簡易な処理構成でマ
イクロウィーブ印刷を実現することが可能になる。さら
に、請求項7にかかる発明によれば、適宜ノズル数を変
更しても最適な印刷画像を得ることができる。さらに、
請求項8にかかる発明によれば、適宜ノズル数が演算さ
れても使用するノズル位置を適宜変更することによって
特定のノズルが経時変化してしまうことを防止すること
が可能になる。さらに、請求項9にかかる発明によれ
ば、請求項1〜請求項8に記載したプログラムを記録し
た媒体を提供することができる。
【0023】さらに、請求項10にかかる発明によれ
ば、入力するパラメータに基づいて印刷に使用するノズ
ル数を演算し、この演算したノズル数に対応して印刷に
使用するノズル数を適宜変更することが可能なノズル可
変印刷装置を提供することが可能になる。さらに、請求
項11にかかる発明によれば、入力するパラメータに基
づいて印刷に使用するノズル数を演算し、この演算した
ノズル数に対応して印刷に使用するノズル数を適宜変更
することが可能なノズル可変印刷方法を提供することが
可能になる。
【0024】
【発明の実施の形態】ここでは、下記の順序に従って本
発明の実施形態について説明する。 (1)発明の概要について: (2)セットトップボックスの構成について: (3)ソフトウェアの構成について: (4)プリンタの構成について: (5)印刷データ生成処理について: (6)ラスタライズ処理について: (7)ラスタライズ処理の変形例について: (8)マイクロウィーブ印刷について: (9)まとめ: 以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
【0025】(1)発明の概要について:図1は本発明
の技術概念を示した概念図である。同図において、ノズ
ル可変印刷プログラムCは、ノズル数演算機能C1と、
印刷機能C2とを有する構成となっている。かかる構成
において、印刷機能C2はノズルからインク吐出して印
刷を実行するに際して、ノズル数演算機能C1にて演算
された演算ノズル数C3に変更する。ここで、ノズル数
演算機能C1は、上記演算ノズル数C3を演算するに際
して、入力したパラメータC4に基づいて当該演算ノズ
ル数C3を演算する。このパラメータC4は、印刷に使
用するノズル数を一義的に演算できるものであれば良
く、例えば、印刷に使用可能なメモリ容量C41があ
る。かかる場合、ノズル数演算機能C1にメモリ容量検
出機能C11を備えさせれば良い。このとき、このメモ
リ容量検出機能C11にて印刷に使用可能なメモリ容量
C41を検出し、ノズル数演算機能C1ではこのメモリ
容量C41に基づいて演算を実行して演算ノズル数C3
を算出する。そして、印刷機能C2は印刷に使用するノ
ズル数をこの演算ノズル数C3に変更して印刷を実行す
る。
【0026】(2)印刷システムの構成について:図2
は、本発明にかかるノズル可変印刷プログラムが実行さ
れる印刷制御装置およびこの可変されたノズル数にて印
刷を実施する印刷装置の構成を示すブロック図である。
同図においては、印刷を制御する印刷制御装置としての
セットトップボックス10に印刷装置としてのカラープ
リンタ20とが接続されている。そして、このセットト
ップボックス10は所定のプログラムがロードされて実
行されることにより印刷制御装置として機能する。この
セットトップボックス10は、内部に所定のプログラム
に従って各種演算処理を実行するCPU11と、ROM
12と、RAM13とを中心に、バス14により相互に
接続された次の各部を備える。
【0027】入力インターフェイス15は、操作パネル
15aなどからの信号の入力を受け付け、出力インタフ
ェース16は、カラープリンタ20への印刷データの出
力を行なう。また、CRTコントローラ17は、カラー
表示可能なCRT17aへの信号出力を制御する。ここ
で、ROM12には、RAM13にロードされて実行さ
れる各種プログラムやデバイスドライバの形式で提供さ
れる各種プログラムなどが記憶されている。このほか、
バス14には、シリアル入出力インタフェース18が接
続されている。このシリアル入出力インタフェース18
は、モデム18aに接続されており、モデム18aを介
して、公衆電話回線PNTに接続されている。セットト
ップボックス10は、このシリアル入出力インタフェー
ス18およびモデム18aを介して、外部のネットワー
クに接続されており、電話会社やCATV会社のセンタ
ーに設置されたビデオサーバーSVに接続することによ
り、種々の映像情報や、画像情報をダウンロードしCR
T17aに表示することも可能になっている。
【0028】そして、本実施形態においては、セットト
ップボックス10に接続されるカラープリンタ20にイ
ンクジェットプリンタを採用する。このカラープリンタ
20の詳細な構成は後述するが、インクを吐出するため
のノズルを複数備えたヘッドを印刷用紙の一方向に往復
動する主走査を行うとともに、主走査と直交する方向に
ヘッドと印刷用紙とを相対的に移動する副走査を行うこ
とによって画像を印刷する。このように、本実施形態に
おいては、印刷制御装置としてセットトップボックス1
0を適用している。
【0029】このセットトップブックス10は本来的に
はビデオオンデマンドや映像版ホームショッピング、ネ
ットワークゲームといった次世代型の双方向マルチメデ
ィア通信サービスを利用する際に利用されるものであ
る。従って、通常、印刷制御装置として利用されるコン
ピュータ装置のようにハードディスク装置が配設されて
いない。また、RAM13を構成するメモリ容量も少な
いし、メモリを増設する仕組みを備えていない。一方で
コンピュータ装置と互換性を有する後述するプリンタド
ライバを使用して印刷を行なうため、本実施形態におい
てはこのプリンタドライバに後述するセットトップボッ
クス10の構成に対応可能な仕組みを組み組み込んでい
る。
【0030】(3)コンピュータのソフトウェアの構成
について:図3はセットトップボックス10のROM1
2に格納されるソフトウェアの構成を示すブロック図で
ある。同図において、セットトップボックス10では、
所定のオペレーティングシステムの下で、アプリケーシ
ョンプログラム10aが動作している。オペレーティン
グシステムには、ビデオドライバ10bやプリンタドラ
イバ10cが組み込まれており、アプリケーションプロ
グラム10aからはこれらのドライバを介して、カラー
プリンタ20に転送するための印刷データFNLが出力
される。
【0031】アプリケーションプログラム10aは、操
作パネル15aなどからの指示に従って、印刷媒体に印
刷するための画像を生成するとともに、ビデオドライバ
10bを介して画像をCRT17aに画像を表示してい
る。このアプリケーションプログラム10aで生成され
る画像データORGは、レッド(R),グリーン
(G),ブルー(B)の3色の色成分を0〜255の2
56階調で表現したデータにて形成されている。そし
て、このアプリケーションプログラム10aが、印刷命
令を発すると、セットトップボックス10のプリンタド
ライバ10cが、画像データORGをアプリケーション
プログラム10aから受け取る。ここで、アプリケーシ
ョンプログラム10aで生成した画像データORGが複
数ページを構成する場合は、オペレーティングシステム
上の制限に従って、アプリケーションプログラム10a
は、画像データORGを所定のページ数に分割しつつ、
順次プリンタドライバ10cに転送する。
【0032】次に、プリンタドライバ10cの内部構成
について説明する。プリンタドライバ10cには、色変
換モジュール10c1と、ハーフトーンモジュール10
c2と、データ出力部10c3とが備えられている。こ
こで、色変換モジュール10c1は、予め用意された色
変換テーブルLUTに従って、画像データORGの色成
分をレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の2
56階調からカラープリンタ20が表現可能な色成分
(ここではシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ
(Y)、ブラック(K)の各色)の256階調に色変換
する。本実施形態のカラープリンタ20は、上述したと
おりインクジェットプリンタであるため各画素ごとには
ドットのオン・オフの2値しか採り得ない。従って、ハ
ーフトーンモジュール10c2は、カラープリンタ20
で形成するドットの分布によって補正された画像データ
ORGの階調値を表現できるように誤差拡散法を用いて
各画素ごとのドットのオン・オフを設定する。
【0033】ここで、誤差拡散法とは、各画素ごとのド
ットのオン・オフに応じて生じた濃度誤差を周辺の未処
理の画素に拡散することによって、全体として濃度誤差
が極小のハーフトーン処理を実現する方法である。従っ
て、ハーフトーンモジュール10c2は、各画素で生じ
た誤差を誤差バッファEBに記憶しつつ、誤差拡散法に
よるハーフトーン処理を実行する。次に、データ出力部
10c3は、ヘッドの主走査方向に合わせて各ラスタの
印刷データをヘッドに出力する順序に並べ替える。そし
て、プリンタドライバ10cは、以上の処理を施された
画像データORGを印刷データFNLとして同データ出
力部10c3からカラープリンタ20に出力する。
【0034】カラープリンタ20では、入力部20aが
セットトップボックス10から出力された印刷データF
NLを受け取り、バッファ20bに一時的に蓄える。バ
ッファ20bのデータは主走査部20cに出力される。
主走査部20cは、ヘッドの主走査を行いつつ、印刷デ
ータに基づいてインクを吐出する。また、主走査部20
cによりラスタが形成されると、副走査部20dがプリ
ンタドライバ10cから指定された副走査量で印刷用紙
を搬送する。入力部20aは、主走査部20cおよび副
走査部20dが印刷を実行している間に残りの部分のデ
ータを逐次入力する。
【0035】(4)プリンタの構成について:次に、図
4によりカラープリンタ20の概略構成を説明する。図
示するように、このカラープリンタ20は、紙送りモー
タ21によって印刷用紙Pを搬送する機構と、キャリッ
ジモータ22によってキャリッジ23をプラテン24の
軸方向に往復動させる機構と、キャリッジ23に搭載さ
れた印字ヘッド25を駆動してインクの吐出およびドッ
ト形成を行う機構と、これらの紙送りモータ21,キャ
リッジモータ22,印字ヘッド25および操作パネル2
6との信号のやり取りを制御する制御回路27とから構
成されている。
【0036】キャリッジ23をプラテン24の軸方向に
往復動させる機構は、プラテン24の軸と並行に架設さ
れキャリッジ23を摺動可能に保持する摺動軸28と、
キャリッジモータ22との間に無端の駆動ベルト29を
張設するプーリ30と、キャリッジ23の原点位置を検
出する位置検出センサ31等から構成されている。な
お、このキャリッジ23には、黒インク(K)用のイン
クカートリッジ32とシアン(C)、ライトシアン(L
c)、マゼンタ(M)、ライトマゼンタ(Lc)、イエ
ロ(Y)の5色のインクを収納したカラーインク用のイ
ンクカートリッジ33が搭載されている。キャリッジ2
3の下部の印字ヘッド25には計4個のインク吐出用ヘ
ッド35〜39が形成されている。キャリッジ23にこ
れらのインクカートリッジ32および33を上方から装
着すると、各インクカートリッジ32および33から吐
出用ヘッド34〜39へのインクの供給が可能となる。
【0037】図5は、印字ヘッド25のヘッド面に形成
されたノズルの配列を示す説明図である。同図におい
て、印字ヘッド25は、6色のインク用として6組のノ
ズル・アレイ25a〜25fを備えている。6組のノズ
ル・アレイ25a〜25fは、ブラック(K)、濃シア
ン(C)、淡シアン(Lc)、濃マゼンタ(M)、淡マ
ゼンタ(Lm)およびイエロー(Y)のインク滴をそれ
ぞれ吐出可能になっている。ここで、この6組のノズル
・アレイ25a〜25fは、副走査方向に沿って一定の
ノズル間隔Dで千鳥状に配列された複数個のノズル1〜
nzをそれぞれ備えている。
【0038】このノズル間隔Dは、副走査方向の印字解
像度Rにおけるドット間の正の整数k倍(本実施形態で
は特に偶数)に設定されている。この正の整数(偶数)
kを「ノズル・ピッチ」という。本実施形態では、副走
査方向の印字解像度Rは720[DPI]であり、ノズル
・ピッチk=4に設定されている。従って、副走査方向
におけるドット間の間隔(ラスタ間の間隔である。)d
=約35.3[μm]であり、ノズル間隔D=k*d=約
141.1[μm]である。なお、各ノズル・アレイ25
a〜25fに含まれる複数個のノズル1〜nzは、千鳥
状に配列されている必要はなく、一直線上に配列されて
いても良いが、千鳥状に配列することにより、製造上、
ノズル・ピッチkを小さく設定することが可能になる。
【0039】ここで、インクの吐出およびドット形成を
行う機構について説明する。図6は印字ヘッド25の内
部の概略構成を示す説明図である。本実施形態において
は図示の都合上、イエロ(Y)、ライトシアン(L
c)、ライトマゼンタ(Lm)の印字ヘッド25c,2
5e,25fについては図示を省略した。本実施形態に
おいては各色の印字ヘッド25a〜25fに64個のノ
ズルを配設する。すなわち、nz=64とする。そし
て、このノズル1〜64までインクを導くインク通路2
51に接する位置に各ノズル毎にピエゾ素子PEが配置
されている。このピエゾ素子PEは、周知のように、電
圧の印加により結晶構造が歪み、極めて高速に電気−機
械エネルギの変換を行う素子である。ピエゾ素子PEの
両端に設けられた電極間に所定時間幅の電圧を印加する
と、ピエゾ素子PEが電圧の印加時間だけ伸張し、イン
ク通路251の一側壁を変形させる。
【0040】この結果、インク通路251の体積はピエ
ゾ素子PEの伸張に応じて収縮し、この収縮分に相当す
るインクが、粒子Ipとなって、各ノズル1〜64の先
端から高速に吐出される。このインク粒子Ipがプラテ
ン24に装着された印刷用紙Pに染み込むことにより印
刷が行われる。図7は、1つのノズル・アレイによって
形成される複数のドットの配列を示している。同図にお
いて、1つのノズル・アレイは、その配列が千鳥状か直
線状かに関わらず、形成されるドットが副走査方向に沿
って略一直線上に並ぶように駆動される。
【0041】次にカラープリンタ20の制御回路27の
内部構成を説明する。図8は制御回路27の内部構成を
示す構成図である。同図において、この制御回路27の
内部には、CPU27aと、PROM27bと、RAM
27cとの他、セットトップボックス10とのデータの
やりとりを行うインタフェース27dと、紙送りモータ
21、キャリッジモータ22および操作パネル26など
との信号をやりとりする周辺入出力部27dと、計時を
行うタイマ27eと、ヘッド34〜39にドットのオン
・オフの信号を出力する駆動用バッファ27fなどが設
けられており、これらの素子および回路はバス27gで
相互に接続されている。また、制御回路27には、所定
周波数で各ノズルのピエゾ素子を駆動するための駆動波
形を出力する発信器27h、および発信器27hからの
出力をヘッド34〜39に分配する分配器27iも設け
られている。
【0042】かかる構成において、制御回路27はセッ
トトップボックス10で生成された印刷データを受け取
り、これを一時的にRAM27cに蓄え、所定のタイミ
ングで駆動用バッファ27fに出力する。駆動用バッフ
ァ27fからは、各ノズル1〜64にドットのオン・オ
フを示すデータが分配器27iに出力される。この結
果、ドットを形成すべきノズルに対してはピエゾ素子P
Eを駆動するための駆動波形が出力され、ドットが形成
される。
【0043】なお、本実施形態では、上述の通りピエゾ
素子PEを用いてインクを吐出するヘッドを備えたカラ
ープリンタ20を用いているが、他の方法によりインク
を吐出するプリンタを用いるものとしてもよい。例え
ば、インク通路に配置したヒータに通電し、インク通路
内に発生する泡(バブル)によりインクを吐出するタイ
プのプリンタに適用するものとしてもよい。インクを吐
出してドットを形成する他、いわゆる熱転写型のプリン
タ、昇華型のプリンタ、ドットインパクト型のプリンタ
など種々のタイプのプリンタに適用することも可能であ
る。
【0044】(5)印刷データ生成処理について:上述
してきたセットトップボックス10およびカラープリン
タ20を利用して印刷を実行するにあたり、セットトッ
プボックス10のCPU11は、カラープリンタ20を
駆動して印刷を実行するためのプログラムであるプリン
タドライバ10cを実行する。プリンタドライバ10c
は、アプリケーション10aからの印刷指示によって起
動される。プリンタドライバ10cを実行する際のCP
U11の処理の一部である印刷データ生成処理の処理内
容を図9のフローチャートに示す。同図において、当該
印刷データ生成処理が開始されると、CPU11は、画
像データORGを入力する(ステップS100)。この
画像データORGは、アプリケションプログラム10a
から受け渡されるデータであり、上述したとおり、画像
を構成する各画素ごとにR,G,Bそれぞれの色につい
て、0〜255の256段階の階調値を有するデータに
なっている。
【0045】ここで、CPU11は、入力された画像デ
ータORGの解像度をカラープリンタ20にて印刷を実
行するための解像度に変換する(ステップS110)。
画像データORGの解像度が印刷解像度よりも低い場合
には、線形補間により隣接する原画像データの間に新た
なデータを生成することで解像度変換を行うことにな
る。一方、画像データORGの解像度が印刷解像度より
も高い場合には、一定の割合でデータを間引くことによ
り解像度変換を行うことになる。なお、解像度変換処理
は本実施形態において本質的なものではなく、かかる処
理を行わずに印刷を実行するものとしても構わない。
【0046】次に、CPU11は、色変換モジュール1
0c1にて色変換処理を行う(ステップS120)。こ
の色変換処理とはR,G,Bの階調値からなる画像デー
タORGをカラープリンタ20で使用するC,M,Y,
Kの各色の階調値のデータに変換する処理である。この
色変換処理は、R,G,Bのそれぞれの組み合わせから
なる色をカラープリンタ20で表現するためのC,M,
Y,Kの組み合わせを予め設定して記憶した色変換テー
ブルLUTを利用して実行される。当該色変換テーブル
LUTを利用して色変換を実行する処理自体について
は、公知の種々の技術が適用可能であり、例えば補間演
算による処理が適用されることになる。こうして色変換
された画像データORGに対して、CPU11はハーフ
トーンモジュール10c2にて多値化処理を行う(ステ
ップS130)。
【0047】こうして多値化処理が終了すると、CPU
11はデータ出力部10c3にて多値化された画像デー
タORGに対してラスタライズを行うことにより、カラ
ープリンタ20にて印刷可能な印刷データFNLを生成
する(ステップS140)。そして、CPU11は当該
印刷データFNLを出力し、カラープリンタ20に転送
する(ステップS150)。以上に示したステップS1
00〜S150の処理を画像データORGの全ページ分
について実行する(ステップS160)。
【0048】上述したステップS140にてデータ出力
部10c3が多値化された画像データORGに対してラ
スタライズを行なうに際しては、6組のノズル・アレイ
25a〜25fに配設されている複数個のノズルnz分
に対応したデータを準備する必要がある。従って、この
準備するデータに応じたメモリ容量をRAM13に確保
する必要がある。しかし、本実施形態においてはRAM
13のメモリ容量が小さい非PC機器であるセットトッ
プボックス10を使用して印刷する態様を示すものであ
り、かかる場合、本来的に使用を予定する64個のノズ
ル1〜64のデータを準備するために見合ったメモリ容
量をRAM13に確保することが困難な場合がある。
【0049】このメモリ容量を確保できない場合は、セ
ットトップボックス10にて印刷データFNLを生成す
ることができず、印刷を実行することができない。そこ
で、本実施形態においては、ノズル・アレイ25a〜2
5fに配設される64個のノズル1〜64において印刷
に使用するノズルを適宜削減することにより、RAM1
3のメモリ容量が小さいセットトップボックス10にお
いても印刷を実行することを可能にする。
【0050】(6)ラスタライズ処理について:かかる
場合、このノズルを削減する処理をステップS140の
ラスタライズ処理にて実行する。図10は、このラスタ
ライズ処理の処理内容を示したフローチャートである。
この実施形態においては、カラープリンタ20に配設さ
れているノズル数の初期状態を示す基準ノズル数から順
次印刷に使用するノズル数を削減する態様を示してい
る。同図において、最初に、RAM13の空きメモリ容
量M1を計測する(ステップS200)。そして、この
空きメモリ容量M1にて使用可能なノズル数を演算する
(ステップS205)。
【0051】ここで、このステップS205における演
算処理の処理内容を図11のフローチャートに示す。同
図においては、ステップS200にて計測されたRAM
13の空きメモリ容量M1を取得する(ステップS25
0)。次に、本実施形態においてノズル・アレイ25a
〜25fにはノズル数1〜64が配設されるため、各ノ
ズル数1〜64で必要となるメモリ容量を演算する。こ
のとき、それぞれのノズル数1〜64を演算対象ノズル
数αとする。従って、最初に、演算対象ノズル数αをを
初期値=64に設定する(ステップS255)。そし
て、この設定した演算対象ノズル数=αを使用して印刷
を行なう場合に必要となる必要メモリ容量Xαを演算す
る(ステップS260)。
【0052】必要メモリ容量Xαが演算されると、空き
メモリ容量M1と、この必要メモリ容量Xαとを比較す
るとともに、空きメモリ容量M1が必要メモリ容量Xα
より小さいか否かを判別する(ステップS265)。空
きメモリ容量M1が必要メモリ容量Xαより小さい場合
は、αノズル数では印刷ができないと判断し、演算対象
ノズル数αをデクリメントするとともに(ステップS2
70)、ステップS260にてこのデクリメントした演
算対象ノズル数αを使用して印刷する場合に必要となる
必要メモリ容量Xαを演算する。このように、空きメモ
リ容量M1が必要メモリ容量Xαより小さい場合は、順
次演算対象ノズル数αを小さくしていく。そして、ステ
ップS265にて空きメモリ容量M1が必要メモリ容量
Xα以上になると、かかる場合における演算対象ノズル
数αを演算ノズル数αと決定する(ステップS27
5)。
【0053】このように演算ノズル数αが決定される
と、図10に戻り、この演算にて求められた演算ノズル
数αを印刷に使用する使用ノズル数として決定するとと
もに(ステップS210)、当該使用ノズル数に基づく
ノズル・アレイ25a〜25fの使用態様であるノズル
使用パターンを決定する(ステップS215)。そし
て、使用ノズル数およびノズル使用パターンに基づいて
ラスタライズを実行し印刷データFNLを生成する(ス
テップS220)。
【0054】ここで、ステップS215にてノズル使用
パターンを決定するに際しては、予めセットトップボッ
クス10のROM12に格納されている図12に示す参
照テーブルを参照する。同図において、参照テーブルT
BLは、使用ノズル数DT1と、ノズル使用パターンD
T2とが対応付けて格納されており、使用ノズル数DT
1に応じて適宜印刷に使用するノズル使用パターンDT
3が選択できるようになっている。本実施形態において
は、各ノズル・アレイ25a〜25fに配設されたノズ
ル数=64個であることから、使用ノズル数DT1はノ
ズル数1〜ノズル数64まで備えている。従って、この
ノズル数1〜ノズル数64に対応してノズル使用パター
ンP1〜P64が備えられている。上述したステップS
210にて使用ノズル数=64と決定されれば、ステッ
プS215にてノズル使用パターンP64を選択して決
定するし、使用ノズル数=32と決定されれば、ステッ
プS215にてノズル使用パターンP32を選択し決定
する。
【0055】上述した実施形態においては、ステップS
205での演算結果に基づいて使用ノズル数を決定する
とともに、この使用ノズル数に対応するノズル使用パタ
ーンを決定する手法を採用している。かかる場合、演算
ノズル数として取り得ると考えられる範囲は、総ノズル
数に対応してノズル数1〜64である。従って、参照テ
ーブルTBLを用意する場合、64通りのノズル使用パ
ターンP1〜P64を用意する必要が生じる。
【0056】そこで、演算ノズル数から使用ノズル数を
決定するに際しては、図13に示すように所定範囲の演
算ノズル数を1つの使用ノズル数と対応付けるようにし
ても良い。同図においては、演算ノズル数=1〜3の場
合に使用ノズル数=1として、このときのノズル使用パ
ターンP1とする。また、演算ノズル数=4〜7の場合
には、使用ノズル数=4として、ノズル使用パターンP
4とする。このように演算ノズル数の所定範囲において
段階的に使用ノズル数を決定するようにすれば、予めR
OM12に格納しておくノズル使用パターンを適宜削減
することが可能になる。本実施形態においては、所定範
囲の幅を4ノズルにて構成する態様を採用しているば、
むろん、この所定範囲の幅は特に限定されるものでない
ことは言うまでもない。
【0057】一方、ステップS140に示したラスタラ
イズ処理において、主走査の往復動双方向で画像を印刷
する場合には主走査の方向に応じて印刷データFNLを
逆転させる処理を実行する。また、各ラスタを2本のノ
ズルを用いて形成する、いわゆるオーバーラップ記録を
行なう場合には、一方のノズルに奇数番目の画素のデー
タ、他方のノズルに偶数番目の画素のデータが供給され
るようにデータの並べ替えを行なう。奇数番目の画素の
みを形成するノズルに対しては、偶数番目の画素にマス
クデータが挿入する処理を実行する。
【0058】これらの処理はマイクロウィーブ印刷制御
処理と呼ばれ、高画質、高速印刷を実現可能な印刷処理
の一態様である。かかるマイクロウィーブ印刷制御処理
を実施して印刷する場合は、処理データを展開するため
にRAM13のメモリ容量を大量に使用する。そして、
このメモリ容量は印字ヘッド25a〜25fに配設され
るノズル数nzに対応しており、このノズル数nzが増
加すると、これにあわせて飛躍的に増加する。ここで、
セットトップボックス10に配設されるRAM13は現
状8メガバイトの容量を持つものが多く、このメモリ容
量は印刷を実行するには十分とは言えない。
【0059】このようなセットトップボックス10にて
マイクロウィーブ印刷制御処理に大量のメモリ容量を取
られてしまうと、印刷が実行できなくなるだけでなく、
セットトップボックス10にて実行される他の処理に影
響が及ぼすこともあり得る。そこで、本実施形態におい
ては、マイクロウィーブ印刷制御処理を行なうに際し
て、このマイクロウィーブ印刷制御処理に必要となるメ
モリ容量に基づいて適宜ノズル数nzを削減し(本実施
形態においては、ノズル1〜64から実際に印刷に使用
するノズル数を削減する。)、マイクロウィーブ印刷制
御処理を実行可能にする。
【0060】(7)ラスタライズ処理の変形例につい
て:図14は、マイクロウィーブ印刷制御処理を実行す
る場合のステップS140におけるラスタライズ処理の
処理内容を示したフローチャートである。同図におい
て、最初に、RAM13の空きメモリ容量M1を計測す
る(ステップS300)。そして、この空きメモリ容量
M1にてマイクロウィーブ印刷制御処理で使用可能なノ
ズル数Nを演算するとともに(ステップS305)、こ
の演算ノズル数Nをマクロウィーブ印刷制御処理にて使
用する使用ノズル数Nと決定する(ステップS31
0)。ここで、後述する通り、ノズル・アレイ25a〜
25fには形成されているものの仕様上実際の印刷には
使用されないノズルがある。従って、使用ノズル数Nは
この印刷に使用されないノズル数を考慮して決定される
ことになる。そして、このステップS305における演
算では、図11に示した演算処理と同様の処理が実行さ
れることになる。ここで、後述するようにマイクロウィ
ーブ印刷においては、この使用ノズル数Nとノズル・ピ
ッチkとは、互いに素な関係にあることが必要である。
【0061】そこで、本実施形態においては、ステップ
S310にて使用ノズル数Nがこの決定した後に、使用
ノズル数Nをノズル・ピッチkに基づいて補正するため
の補正処理を実行する(ステップS315)。図15
は、この使用ノズル数補正処理の処理内容を示したフロ
ーチャートである。同図において、最初に、副走査方向
の印字解像度Rに基づいて設定してあるノズル・ピッチ
kを取得する(ステップS400)。そして、ステップ
S310にて決定された使用ノズル数Nを取得する(ス
テップS405)。この使用ノズル数Nとノズル・ピッ
チkとを比較し、相互に素な関係となっているか否かを
判別する(ステップS410)。ステップS310にて
決定された使用ノズル数Nとノズル・ピッチkとが素な
関係であれば、この使用ノズル数Nをそのまま使用する
(ステップS415)。
【0062】一方、ステップS410にて使用ノズル数
Nとノズル・ピッチkとが素な関係でないと判別された
場合は、この使用ノズル数Nをデクリメントし(ステッ
プS420)、さらに、ステップS410にてこのデク
リメントした使用ノズル数Nとノズル・ピッチkとが素
な関係になっているか否かを判別する。この使用ノズル
数Nのデクリメントをノズル・ピッチkと素な関係にな
るまで繰り返す。再度、図14に戻る。ステップS31
5の使用ノズル数補正処理を通過して決定された使用ノ
ズル数Nはノズル・ピッチkと素な関係となっているた
め、この使用ノズル数Nに基づいてマイクロウィーブ印
刷が実行可能になっている。そこで、次に、当該決定さ
れた使用ノズル数Nに対応するマイクロウィーブノズル
使用パターンを決定する(ステップS320)。そし
て、使用ノズル数Nおよびマイクロウィーブノズル使用
パターンに基づいてラスタライズを実行し印刷データF
NLを生成する(ステップS325)。
【0063】(8)マイクロウィーブ印刷について:こ
のように、マイクロウィーブ印刷制御処理にて使用ノズ
ル数Nが決められると、この使用ノズル数Nはカラープ
リンタ20に通知される。そして、カラープリンタ20
において当該使用ノズル数Nに基づいてマイクロウィー
ブ印刷が実行される。ここで、図16に使用ノズル数N
=61の場合を一例にしてマイクロウィーブ印刷の実現
例を説明する。かかる場合、使用ノズル数Nを決定する
に際しては、各ノズル・アレイ25a〜25fにそれぞ
れ設けられたた64個のノズルのうち、副走査方向下流
側(図16の上方)に位置する#1ノズルから#3ノズ
ルの3個は使用されず、#4ノズルから#64ノズルの
61個のみが使用されることが考慮されている。なお、
ノズル数Nとノズル・ピッチkとは、互いに素な関係に
あることが必要であるが、N=61、k=4であるの
で、この条件を満たしている。
【0064】同図においては、#1から#3の不便用ノ
ズルを白菱形で示し、#4から#64の使用ノズルおよ
びこの使用ノズルにより形成されるドットを白丸または
黒丸で示している。また、印刷開始後の第n番目の主走
査から第(n+5)番目の主走査の6回の主走査におけ
るドットの形成(すなわちラスタの形成)を示してい
る。これらの主走査のうち、第n番目、第(n+2)番
目および第(n+4)番目の主走査は往路の走査であ
り、第(n+1)番、第(n+3)番目および第(n+
5)番目の主走査は復路の走査である。往路による主走
査で形成されるドットを白丸で、復路による主走査で形
成されるドットを黒丸でそれぞれ示している。
【0065】なお、図16では、各ラスタを8個のドッ
トとして表しているが、実際の印刷では、各ラスタによ
りドットの個数が異なり、これより多くのドットまたは
これより少ないドットでラスタが形成されることがあ
る。また、ドットを形成すべき位置でのみドットが形成
され、そうでない位置にはドットは形成されない。第n
番目の往路の主走査では、#4ノズルから#64ノズル
により、白丸のドツトによるラスタが形成される(図1
6は、このうち#61ノズルから#64ノズルによるラ
スタの形成のみを示している)。第n番目の主走査後、
印刷用紙Pはドット間の間隔dと同じ1/720[イン
チ]=約35.3[μm]の副走査距離だけ副走査方向
下流側に搬送される(図16は、印刷用紙Pではなく、
印字ヘッド25の移動として表している)。
【0066】搬送後、第(n+1)番目の復路の主走査
において、#4ノズルから#64ノズルにより、黒丸の
ドットによるラスタが形成される(図16は、このうち
#61ノズルから#64ノズルによるラスタの形成のみ
を示している)。このように、2本の隣接したラスタ
は、同じノズルの往路および復路の主走査により形成さ
れる。続いて、印刷用紙Pは、(2N−1)・d=(2
×61−1)×1/720[インチ]=約4.27[m
m]の副走査距離だけ副走査方向下流側に搬送される。
この副走査距離は、2N−1=121[ドット]分に相
当するので、第(n+1)番目の走査における#61ノ
ズルの1ドット分副走査方向上流側(図16の下方)に
#31ノズルが位置することとなる。
【0067】搬送後、第(n+2)番目の往路の主走査
が行われる。この主走査では、#4ノズルから#64ノ
ズルにより、白丸のドットによるラスタが形成される
(図16は、このうち#31ノズルから#37ノズルお
よび#61ノズルから#64ノズルによるラスタの形成
のみを示している)。この主走査により、たとえば、#
31ノズルは#61ノズルにより形成されたラスタに隣
接した位置に、#32ノズルは#62ノズルにより形成
されたラスタに隣接した位置に、#33ノズルは#63
ノズルにより形成されたラスタに隣接した位置に、#3
4ノズルは#64ノズルにより形成されたラスタに隣接
した位置に、それぞれ白丸のドットによるラスタを形成
する。
【0068】続いて、印刷用紙Pは、ドット間の間隔d
と同じ1/720[インチ]=約35.3[μm]の副
走査距離だけ副走査方向下流側に搬送される。搬送後、
第(n+3)番目の復路の主走査により、#4ノズルか
ら#64ノズルにより黒丸のドットが形成される。これ
により、往路および復路によりそれぞれ形成される隣接
した2本のラスタは、同じノズルにより形成される。再
び、印刷用紙Pは、(2N−1)・d=(2×61−
1)×1/720[インチ]=約4.27[mm]の副
走査距離だけ副走査方向下流側に搬送され、第(n+
4)番目の往路の主走査および第(n+5)番目の復路
の主走査により、隣接する2本のラスタが、同じノズル
により形成される。
【0069】このように、副走査距離dおよび(2N−
1)・dの搬送を交互に繰り返しながら同じノズルによ
り形成される2本のラスタを1単位として、画像が記録
されて行く。したがって、記録された画像全体は、これ
ら隣接する2本のラスタを1単位として形成されるの
で、画像全体では、従来のマイクロウイーブ方式におい
て双方向印刷を行った場合に副走査方向への搬送の単位
ごとに生じる縞模様が防止される。
【0070】さらに、同じノズルにより形成される2本
のラスタでは、形成するノズルが同じであるので、副走
査方向における飛行曲がりも同じとなる。すなわち、副
走査方向における飛行曲がりがあったとしても、これら
の2本のラスタでは、同じ方向への曲がりとなってい
る。したがって、ドット径aが、ドット径の理論値(す
なわち副走査方向の記録解像度におけるドット間の間隔
dのルート2倍)程度あれば、両ラスタ間に白筋が生じ
ることはない0ここで、本実施の形態では、前述したよ
うにドット径a=約60[μm]であり、染料インクの
ようにドット間の間隔dの約2倍の約70[μm]はな
いものの、ドット径の理論値A(A=約49.8[μ
m])以上はある。したがって、同じノズルで形成され
る2本のラスタ間では、白筋が発生することはない。
【0071】同じノズルで形成される2本のラスタは、
同じ記録データを用いて印刷するように構成することも
できるし、各ラスタに対応する異なる記録データを用い
て印刷するように構成することもできる。同じ記録デー
タを用いて印刷する場合には、副走査方向の記録解像度
720[DPI]の印刷であっても、記録データ量を実
質的には360[DPI]相当の量、すなわち720
[DPI]の印刷における記録データ量の1/2とする
ことができる。これにより、記録データ量を減少させる
ことができる。また、記録データ作成に要する時間が減
少するので、高速印刷も可能となる。
【0072】以上より、マイクロウィーブ印刷は、ラス
タライズ処理において使用ノズル数Nが決まれば、適宜
この使用ノズル数Nに基づいて実行されることになる。
従って、使用ノズル数N=29の場合は、この使用ノズ
ル数N=29に基づいてマイクロウィーブ印刷が実行さ
れる。同様に、使用ノズル数N=13の場合は、使用ノ
ズル数N=13に基づいてマイクロウィーブ印刷が実行
され、使用ノズル数N=5の場合は、この使用ノズル数
N=5に基づいてマイクロウィーブ印刷が実行されるこ
とになる。このように、決定される使用ノズル数=2
9,13,5とノズル・ピッチk=4とは、互いに素な
関係になっている。
【0073】上述してきた実施形態においては演算によ
って求められた使用ノズル数に対応するノズル使用パタ
ーンにて印刷が実行される旨説明してきた。むろん、ノ
ズル数が選択等されれば、いずれのノズルを使用するか
は特に限定されるものではない。従って、複数のノズル
使用パターンを対応付けておいて、ノズル使用パターン
の選択状況を管理しつつ、この選択状況に応じて適宜ノ
ズル使用パターンを変更するようにしても良い。このよ
うに適宜変更すれば、特定ノズルの使用に偏ることを防
止することが可能になる。
【0074】本実施形態においては、印刷に使用する使
用ノズル数を演算にて求めるにあたり、RAM13の空
きメモリ容量をパラメータとし、同パラメータに基づい
て演算する構成を採用したが、むろん、所定のパラメー
タに基づいて印刷に使用するノズル数を演算にて求める
手法は特に限定されるものではなく、パラメータとして
適宜採用可能である。
【0075】また、本実施形態においては、印刷制御装
置としてセットトップボックス10に本発明にかかるノ
ズル可変印刷プログラムを実行させる態様を採用した
が、むろん、本発明を適用して好適な装置はセットトッ
プボックス10に特に限定されるものではない。例え
ば、備えるRAMのメモリ容量が小さいものであれば適
宜採用可能である。例えば、ゲーム装置を採用しても良
いし、携帯電話等の携帯端末を採用しても良い。
【0076】(9)まとめ:このように、プリンタドラ
イバ10cにて実行される印刷データ生成処理におい
て、印刷に使用可能なメモリ容量を検出し、このメモリ
容量に基づいて印刷に使用可能なノズル数を演算してこ
の演算結果により使用ノズル数を適宜可変にすることに
よって、セットトップボックス10等RAM13に用意
されるメモリ容量が小さい機器においても支障なく印刷
を実行することを可能にする。また、マイクロウィーブ
印刷制御処理に必要なメモリ容量を検出し、このメモリ
容量に基づいて使用ノズル数を演算し適宜可変にすれ
ば、セットトップボックス10においてもマイクロウィ
ーブ印刷を実施することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の技術概念を示した概念図である。
【図2】本発明にかかるノズル可変印刷プログラムが実
行される印刷制御装置およびこの可変されたノズル数に
て印刷を実施する印刷装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】セットトップボックス10のROM12に格納
されるソフトウェアの構成を示すブロック図である。
【図4】カラープリンタ20の概略構成を示した構成図
である。
【図5】印字ヘッド25のヘッド面に形成されたノズル
の配列図である。
【図6】印字ヘッド25の内部の概略構成を示す説明図
である。
【図7】1つのノズル・アレイによって形成される複数
のドットの配列を示した図である。
【図8】制御回路27の内部構成を示す構成図である。
【図9】印刷データ生成処理の処理内容を示したフロー
チャートである。
【図10】ラスタライズ処理の処理内容を示したフロー
チャートである。
【図11】演算処理の処理内容を示したフローチャート
である。
【図12】参照テーブルの構成を示した構成図である。
【図13】演算ノズル数と使用ノズル数との対応を示し
た図である。
【図14】ラスタライズ処理の他の処理内容を示したフ
ローチャートである。
【図15】使用ノズル数補正処理の処理内容を示したフ
ローチャートである。
【図16】マイクロウィーブ印刷の実現例を説明した図
である。
【符号の説明】
C…ノズル可変印刷プログラム C1…ノズル数演算機能 C11…メモリ容量検出機能 C12…選択操作検出機能 C2…印刷機能 C3…演算ノズル数 C4…パラメータ C41…メモリ容量 C42…選択操作

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷に使用するノズルを適宜変更可能な
    ノズル可変印刷プログラムであって、 所定のパラメータを入力し、同パラメータに基づいて上
    記印刷に使用するノズル数を演算するノズル数演算機能
    と、 上記演算されたノズル数に基づいて上記印刷に使用する
    ノズル数を変更して同印刷を実行する印刷機能とをコン
    ピュータに実行させるノズル可変印刷プログラム。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載のノズル可変印刷プ
    ログラムにおいて、 上記ノズル数演算機能は、上記印刷に使用可能なメモリ
    容量を検出するメモリ容量検出機能を備え、同メモリ容
    量検出機能にて検出されたメモリ容量を上記パラメータ
    として入力するとともに、同メモリ容量に基づいてノズ
    ル数を演算することを特徴とするノズル可変印刷プログ
    ラム。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2のいずれか
    に記載のノズル可変印刷プログラムにおいて、 上記印刷機能は、印刷に使用可能なノズル数に対応する
    必要十分なノズル使用パターンを予め備えるとともに、
    上記変更したノズル数に基づいて適宜所定のノズル使用
    パターンを選択して印刷を実行することを特徴とするノ
    ズル可変印刷プログラム。
  4. 【請求項4】 上記請求項3に記載のノズル可変印刷プ
    ログラムにおいて、 上記ノズル使用パターンは、上記ノズル数演算機能にて
    演算されたノズル数の所定範囲毎に段階的に対応して予
    め備えられることを特徴とするノズル可変印刷プログラ
    ム。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜請求項4のいずれかに記
    載のノズル可変印刷プログラムにおいて、 上記印刷機能は、上記変更したノズル数に基づいてマイ
    クロウィーブ印刷を実行することを特徴とするノズル可
    変印刷プログラム。
  6. 【請求項6】 上記請求項5に記載のノズル可変印刷プ
    ログラムにおいて、 上記印刷機能は、印刷に使用可能な複数のノズル数に対
    応してマイクロウィーブ印刷に使用するノズル使用パタ
    ーンを予め有するとともに、マイクロウィーブ印刷を実
    行するに際し、上記変更したノズル数に基づいて適宜所
    定のノズル使用パターンを選択してマイクロウィーブ印
    刷を実行することを特徴とするノズル可変印刷プログラ
    ム。
  7. 【請求項7】 上記請求項1〜請求項6のいずれかに記
    載のノズル可変印刷プログラムにおいて、 上記印刷機能は、上記変更したノズル数により印刷可能
    な印刷データを生成することを特徴とするノズル可変印
    刷プログラム。
  8. 【請求項8】 上記請求項1〜請求項7のいずれかに記
    載のノズル可変印刷プログラムにおいて、 上記印刷機能は、上記印刷に使用するノズル位置を変更
    可能であることを特徴とするノズル可変印刷プログラ
    ム。
  9. 【請求項9】 上記請求項1〜請求項8のいずれかに記
    載のノズル可変印刷プログラムにおいて、 同ノズル可変印刷プログラムは、所定の記録媒体に記録
    されることを特徴とするノズル可変印刷プログラム。
  10. 【請求項10】 印刷に使用するノズルを適宜変更可能
    なノズル可変印刷装置であって、 所定のパラメータに基づいて上記印刷に使用するノズル
    数を演算するノズル数演算手段と、 上記演算されたノズル数に基づいて上記印刷に使用する
    ノズル数を変更して同印刷を実行する印刷手段とを具備
    することを特徴とするノズル可変印刷装置。
  11. 【請求項11】 印刷に使用するノズルを適宜変更可能
    なノズル可変印刷方法であって、 所定のパラメータに基づいて上記印刷に使用するノズル
    数を演算するノズル数演算工程と、 上記演算されたノズル数に基づいて上記印刷に使用する
    ノズル数を変更して同印刷を実行する印刷工程とを具備
    することを特徴とするノズル可変印刷方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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