JP2002292540A - ワークと治具との位置決め方法およびその方法を実施する治具および治具載置部材 - Google Patents

ワークと治具との位置決め方法およびその方法を実施する治具および治具載置部材

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JP2002292540A
JP2002292540A JP2001095985A JP2001095985A JP2002292540A JP 2002292540 A JP2002292540 A JP 2002292540A JP 2001095985 A JP2001095985 A JP 2001095985A JP 2001095985 A JP2001095985 A JP 2001095985A JP 2002292540 A JP2002292540 A JP 2002292540A
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work
jig
weight
positioning
workpiece
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JP2001095985A
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Hideo Kokubu
分 秀 夫 国
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UD Trucks Corp
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UD Trucks Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダブロックのような比較的に重いワー
クを起こした状態で治具に対して容易に位置決めをさせ
ること。 【解決手段】 ワーク(W)を載置する領域にワークの
重量の大部分を支持する重量負荷機構(13)を設け、
治具(2)のロケータピン(4a,4b)を可動とし、
ワーク(W)の位置決め孔(ha,hb)に挿入する。
ワーク(W)は弾性支持されているので偏位が吸収で
き、確実かつ容易に位置決めできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばシリンダブ
ロックのように比較的に重いワークを治具に取付けるた
めのワークと治具との位置決め方法およびその方法で実
施するための治具および治具載置部材に関する。
【0002】
【従来の技術】マシニングセンタでワークを加工する際
に、そのワークを寝かした状態でワークの上面を加工
し、次ぎにその加工した面と直角な別の面を加工する場
合に、ワークを起こしてワークを支持面上に位置させね
ばならない。その際に、ワークを位置決めするために、
従来は治具より水平方向に突出する2本のロケータピン
(位置決めピン)により上下方向およびロケータピンの
突出方向(水平方向)と直角方向(左右方向)の位置決
めを行い、そしてロケータピンの突出方向を位置決めす
るためにクランプ手段を用い、ワークとロケータピンを
設けて治具の面との間には弾性パッドとを設け、ロケー
タピンをワークの位置決め孔に挿入し、クランプ手段で
ワークをクランプすることにより、ワークは位置決めさ
れていた。
【0003】しかしながら、ワークが軽量の場合は問題
がないが、例えばシリンダブロックのように約300k
gの重いワークの場合、ワークの位置決め孔を2本のロ
ケータピンのある所に位置させるのが難しく、またロケ
ータピンがワークの重量によって変位したり曲がったり
するという不都合があった。また、何回も繰返し使用に
よるロケータピンの摩耗やワークの位置決め孔の摩耗や
変形により、本来取付けるべき位置からワークが偏位し
てしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、比較的に重いワークでもロケータピンにより確
実に位置決めできるワークと治具との位置決め方法およ
びその方法を実施する治具および治具載置部材を提供す
るにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ロケー
タピンを有する治具にワークを取付けるためのワークと
治具との位置決め方法において、治具に対してワークを
位置決めするに際してワークが載置される領域に弾性的
にワークの重量を支持できる重量負荷機構を設置し、治
具に隣接してワークを載置し、治具に設けた可動のロケ
ータピンをワークの位置決め孔に挿入すると共に、ワー
クと治具との間にパッドを介装した状態で治具に設けた
クランプでワークを保持するようになっている。
【0006】又、本発明によれば、ワークと治具とを位
置決めするための治具載置部材において、ワークが載置
される領域に当該ワークの重量を弾性的に負荷支持する
重量負荷機構が設けられ、重量負荷機構によって重量が
支持されたワークに設けた位置決め孔に挿入できる可動
位置決めピンが治具に設けられ、そして重量負荷機構で
支持されたワークを保持するために治具にクランプを設
け、そして治具とワークとの間にパッドが介装されてい
る。
【0007】さらに本発明によれば、ワークと治具とを
位置決めするために、載置部材上に設けられた治具にお
いて、ワークが載置される領域に当該ワークの重量を弾
性的に負荷支持する重量負荷機構が設けられ、重量負荷
機構によって重量が支持されたワークに設けて位置決め
孔に挿入できる可動位置決めピンが治具に設けられ、そ
して重量負荷機構で支持されたワークを保持するために
治具にクランプを設け、そして治具とワークとの間にパ
ッドが介装されている。
【0008】したがってワークはその重量が重量負荷機
構で弾性的に支持されているので、ロケータピンを引込
んだ状態でワークをパッドに押し当てながら、ロケータ
ピンをワークの位置決め孔に挿入する。そのときにロケ
ータピンにワークの重量が作用しても重量負荷機構によ
りワークが若干移動するので、無理なくワークの位置決
め孔にロケータピンを挿入でき、したがってワークの位
置決め作業を容易に行うことができる。
【0009】重量負荷機構はワークの重量を実質的に支
持すればよく、必ずしも全重量を支持しなく大部分の重
量を支持すれば良い。したがって本明細書において、ワ
ークの重量を支持するとは大部分の重量を支持するとの
意味である。
【0010】本発明の実施に際して、ワークはロケータ
ピンを挿入できる位置に載置しなければならないので、
重量負荷機構はワークの重量の大部分が負荷される位置
に設ければよく。その弾性支持手段としては、ばね力、
ガス圧力、又は油圧が好ましい。
【発明の実施の形態】
【0011】以下図面を参照して本発明の実施の形態に
ついて説明する。図1において、治具載置部材であるパ
レット1上には全体を符号2で示す治具が載置されてい
る。治具2のベースBはパレット1上に載置され、固定
手段3、4で位置決めされて固定されている。
【0012】そして治具2の上部と下部とにロケータピ
ン4a,4bが図面で左方に水平方向に突出するように
設けられ、それらのロケータピン4a,4bはそれぞれ
ロット5a,5bを介して作動機構6a,6bに連結さ
れている。この作動機構6a,6bは図示の例では公知
の油圧シリンダによりロケータピン4a,4bを作動す
るものであるが、空気圧により作動するものでもよい。
【0013】さらに治具2にはその上部、中部、下部に
クランプ7a,7b,7cが向けられている。しかしな
がら、この数は図示の3つに限定されるものではなく、
後述のようにワークWの水平方向(図面で左右方向)の
位置を定めるもので、ワークWの所定部材をクランプす
るそれ自体公知のものである。
【0014】図示の例ではワークWとしてシリンダブロ
ックが示されている。そしてワークWはパレット1の端
部に設けて支持部材10によってこのワークWの下端部
のフランジR1が係止され、またワークWの上端部が治
具2に設けた把持部材11によってその上部フランジF
2が係止されている。またワークWにはロケータピン4
a,4bが挿入されて位置決めされるために位置決め孔
ha,hbが設けられている。
【0015】そしてパレット1にはワークWの重量の大
部分、すなわち実質的に重量を弾性的に受ける重量負荷
機構13が設けられている。この重量負荷機構13は公
知の態様でばね力、気体圧、又は液体圧によりワークW
を弾性的に支持するようになっている。図中Pはパッド
である。
【0016】上記の実施例において重量負荷機構13は
パレット1に設けられているが、本発明の実施に際して
治具1のベースを延長して、その延長されたベース上に
重量負荷機構13を設けることができる。したがってワ
ークが載置される領域とは延長されたベース又はパレッ
トのワークの設置領域を意味している。
【0017】作業に際して、重いワークWを起こして治
具2に隣接する位置にもってくる。すると、ワークWは
ワークが載置される領域である図示の例ではパレット上
に置かれ、重量負荷機構13によりワークの重量の大部
分が支持される。
【0018】ロケータピン4a,4bは引込まれた状態
であり、ワークWをパットPに押し当てられている。そ
してロケータピン4a,4bを位置決め孔ha,hbに
挿入し、クランプ7a,7b,7cでワークWをクラン
プする。その際に、ワークWは重量負荷機構13により
弾性支持されているので、ロケータピン4a,4bが突
出して位置決め孔ha,hbに挿入されるときに容易に
偏位でき、正しく位置決めされる。
【0019】
【発明の効果】以上の通り本発明によれば比較的に重い
ワークの重量を実質的に弾性的に支持する重量負荷機構
を設けたので、ワークの位置決めを容易に行うことがで
きる。またロケータピンに無理な力が生じないので位置
決め孔やロケータピンの摩耗がなくロケータピンの変形
を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図。
【符号の説明】
1…パレット 2…治具 4a,4b…ロケータピン 5a,5b…ロット 6a,6b…作動機構 ha,hb…位置決め孔 P…パッド W…ワーク 13…重量負荷機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロケータピンを有する治具にワークを取
    付けるためのワークと治具との位置決め方法において、
    治具に対してワークを位置決めするに際してワークが載
    置される領域に弾性的にワークの重量を支持できる重量
    負荷機構を設置し、治具に隣接してワークを載置し、治
    具に設けた可動のロケータピンをワークの位置決め孔に
    挿入すると共に、ワークと治具との間にパッドを介装し
    た状態で治具に設けたクランプでワークを保持すること
    を特徴とするワークと治具との位置決め方法。
  2. 【請求項2】 ワークと治具とを位置決めするための治
    具載置部材において、ワークが載置される領域に当該ワ
    ークの重量を弾性的に負荷支持する重量負荷機構が設け
    られ、重量負荷機構によって重量が支持されたワークに
    設けた位置決め孔に挿入できる可動位置決めピンが治具
    に設けられ、そして重量負荷機構で支持されたワークを
    保持するために治具にクランプを設け、そして治具とワ
    ークとの間にパッドが介装されていることを特徴とする
    治具載置部材。
  3. 【請求項3】 ワークと治具とを位置決めするために、
    載置部材上に設けられた治具において、ワークが載置さ
    れる領域に当該ワークの重量を弾性的に負荷支持する重
    量負荷機構が設けられ、重量負荷機構によって重量が支
    持されたワークに設けて位置決め孔に挿入できる可動位
    置決めピンが治具に設けられ、そして重量負荷機構で支
    持されたワークを保持するために治具にクランプを設
    け、そして治具とワークとの間にパッドが介装されてい
    ることを特徴とする治具。
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