JP2002291817A - 歯科用治療椅子 - Google Patents

歯科用治療椅子

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JP2002291817A
JP2002291817A JP2001095644A JP2001095644A JP2002291817A JP 2002291817 A JP2002291817 A JP 2002291817A JP 2001095644 A JP2001095644 A JP 2001095644A JP 2001095644 A JP2001095644 A JP 2001095644A JP 2002291817 A JP2002291817 A JP 2002291817A
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JP
Japan
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arm
seat
joint arm
joint
base
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Application number
JP2001095644A
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English (en)
Inventor
Kazumichi Ishigami
一道 石神
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Morita Tokyo Manufacturing Corp
Original Assignee
Morita Tokyo Manufacturing Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】歯科用治療椅子のテーブルの位置設定用には多
関節アームを用いたオーバーアーム、フロアマウントの
各タイプがあるが、前者はアームがシートを跨ぎ乗降の
障害となり、またアームとテーブル間が遠く各連結部は
大きな機械強度を要し、さらに上下調整のため第2関節
アームは水平及び垂直方向の回動機構を要し、可動範囲
のスペースも大であった。また後者は支持アームは施術
者側にあるが他は前者と同様でかつ第一関節アームが床
に近いため足元の障害となった。 【解決手段】シートベースの施術者側に多関節アームの
基点を設け、上下方向に追従しかつ多関節アームによる
水平方向のみ回動の簡単な機構で、テーブルを所定の診
療位置及び表示パネルによる説明や乗り降りの位置に安
全に設定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科用治療椅子に
係り、特にシートベース部の上下動に追従し、かつ多関
節アームによる水平方向の回動によって、テーブルを所
定位置に設定できる歯科用治療椅子に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとしている課題】従
来、歯科用治療椅子において、テーブルの位置を設定す
るために多関節アームを用いたものに、アームの形状、
取り付けかたによりオーバーアームタイプ、フロアマウ
ントタイプ等が見られるが、前者はシートベース部に対
し施術者と反対側に支持アームが取り付けられており、
アームがシートを跨ぐように配置されるため、患者の椅
子への乗り降りの際障害となり、また支持アームとテー
ブルとの距離が遠くなるため、アーム連結部の機械強度
が大きいことが必要であり、さらにテーブル位置の上下
を調整するため、第2関節アームの基部と先端は水平方
向の回動及び垂直方向の回動機構が必要であり複雑であ
って、また可動範囲のスペースも大であった。そして後
者は、支持アームは施術者と同じ側にあるが、その他は
前者と同様であり、また第一関節アームが床に近いた
め、足元の障害となることがあった。従ってこれらの課
題を解決する歯科用治療椅子を提供する。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記に鑑み本発明者等
は、鋭意実験研究の結果次の手段によりこの課題を解決
した。 (1)ヘッドレスト部と、バックシート部と、シート部
及びシートベース部とからなり、該シートベースの下部
に取り付けられ、シートベース部の高さの調節に追従し
て上下に移動するアーム支持部材と、該アーム支持部材
に支持され、常に前記シートベース部の下方にあって基
部が水平方向に回動自在に配設されかつ、先端が第2関
節アームの基部に接続されてなる第1関節アームと、そ
の基部が水平方向に回動自在に前記第1関節アームの先
端に配設されかつ、その先端が第3関節アームの基部に
接続されてなる第2関節アームと、その基部が水平方向
に回動自在に前記第2関節アームの先端に配設されか
つ、その先端が、テーブルアームの下部に接続されてな
る第3関節アームと、さらに、テーブルフレームの下端
部が、前記第3関節アームの先端に対し水平方向に回動
自在な機構を備えた、ハンドピースフックと操作パネル
及び表示操作パネルを有するテーブルとを備えてなるこ
とを特徴とする歯科用治療椅子。
【0004】(2)第1関節アームは、施術者側からの
上方から見て、右側基部の支持点を起点としてその先端
が治療椅子の右外側の位置において、ヘッドレスト部方
向と直交する横軸に対し水平方向に各左右に回動し、か
つ所定回動角度を越えない機構を備え、また、テーブル
は前記上方から見て、テーブルアーム下端部の支持点に
対し、ハンドピースフック方向と直交する横軸に対し、
水平方向に各左右に回動し、かつ所定回動角度を越えな
い機構を備え、さらに、第1関節アームと第2関節アー
ム及び第3関節アームを介して、テーブルの位置が、バ
ックシートを倒した時、ヘッドレスト近辺の右前方か
ら、シート部近辺の右側面まで移動し、また、バックシ
ートを起立させた時、シート部前方近辺の右側面に移動
し、さらにバックシート後方近辺にテーブルの水平角度
を左側に回動しながら移動させて、自在に上記の所定の
位置に設定できる機構を備えてなることを特徴とする
(1)項記載の歯科用治療椅子。
【0005】(3)第一関節アームに配設された、第1
アームシャフトの外周に設けられたロック用くぼみ並び
に、該くぼみに摺接する、第1アームの基部底部に突出
して収納されたボールと螺旋状の押圧バネと緩み止めナ
ットからなる定トルク固定機構を備え、テーブルが、施
療時のポジション並びに乗り降りのポジションにある時
は、第1関節アームは、前記くぼみにボールが入り込み
軽くロックされて作動せず、第3及び第2関節の回動の
みにより所要位置に設定され、また、テーブルの位置が
最も後退した説明のポジションの時は、テーブルを移動
させ第2及び第3アームが回動の限界に達すると過大ト
ルクの伝達により第1アームが作動してロックが解除さ
れ、テーブルが所定位置に設定されることを特徴とする
(1)項又は(2)項に記載の歯科用治療椅子。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図面に基づき、本発明の実施
の形態を説明する。前記中、定トルク固定機構とは、定
トルク固定法(伝達トルクが過大になったとき拘束を解
く簡単な方法で、例えば、ばねとボールを軸の外部に設
ける)による機構をいう。図1は本発明の歯科用治療椅
子の外観斜視図、図2は多関節アーム部の伸長拡大図で
ある。図において1は歯科用治療椅子、2はシート部、
3はシートベース部、4は足下垂部、5は足置き台、6
はバックシート、7はヘッドレスト部、8は台座、9は
アーム支持部材、10は第1関節アーム、11は第2関
節アーム、12は第3関節アーム、13は調節用ロック
リング、14はテーブルフレームの下端部、15はテー
ブル、16はインスツルメント用チューブ、17は操作
パネル、18は表示パネル、19はスピットン、20は
テーブルフレームを示す。
【0007】図示したように、椅子の部分はヘッドレス
ト部7と、バックシート部6と、シート部2及びシート
ベース部3とから構成されており、シートベース部3の
下部に取り付けられ、シートベース部3の高さの調節に
追従して上下に移動するアーム支持部材9と、該アーム
支持部材9に支持され、常に前記シートベース部3の下
方にあって基部が水平方向に回動自在に配設されかつ、
先端が第2関節アーム11の基部に接続されてなる第1
関節アーム10と、その基部が水平方向に回動自在に前
記第1関節アーム10の先端に配設されかつ、その先端
が第3関節アーム12の基部に接続されてなる第2関節
アーム11と、その基部が水平方向に回動自在に前記第
2関節アーム11の先端に配設されかつ、その先端が、
テーブルフレームの下部端14に接続されてなる第3関
節アーム12と、さらに、テーブルフレームの下端部1
4が、前記第3関節アーム13の先端に対し水平方向に
回動自在でかつ上下動調節が調整用ロックリング13に
よって手動で予め指定位置に設定可能な機構を備えた、
ハンドピースフック25(図3)と操作パネル17及び
表示パネル18を有するテーブル15を備えてなる。そ
して、図1は各アームを折り曲げた状態を示しており、
図2は前記第1関節アーム10、第2関節アーム11、
第3関節アーム12を伸長した状態を示す。
【0008】図3は本発明の歯科用治療椅子の側面図
で、(イ)図は、テーブルの位置がシート部の側面で、
高さは標準の状態図である。(ロ)図は、テーブルの位
置を患者の足の方向に後退させ、かつ高さを高く設定し
た状態図である。図において、21は昇降用シリンダ、
22は昇降用ガイド、23はフットコントローラ、24
はライトポール、25はハンドピースフック、26はス
ライドシャフト、55はテーブルの後退距離を示す。シ
ートベース部3の昇降は、昇降用シリンダ21を駆動源
とし、昇降用ガイド22に沿って行われる。そして、ア
ーム支持部材9に支持された前記第1関節の基部も同時
に昇降するので、前記テーブル2の上下の位置を適正に
設定することができる。さらに、その位置を予め設定し
ておく場合には、前記に加えて手動で例えばテーブル2
を持ち上げてスライドシャフト26を伸ばし、調節用リ
ング13を回して固定する。
【0009】次に、設定テーブルの位置について説明す
る。図4は、テーブルが12時のポジションにある時、
図5は、テーブルが8時のポジションにある時、図6
は、テーブルが説明のポジションにある時、図7は、テ
ーブルが乗り降りのポジショにある時をそれぞれ示す。
図4において、27は第一関節の回転角度、101は1
2時のポジションを示す。図において、基準とする患者
の口腔の位置はヘッドレスト7にあり、また施術者の位
置はヘッドレスト7の後方にあって、両者の位置関係を
上方から見て、施術者の位置を時計長針の方向とし患者
の口腔の位置を短針の方向と仮定すると、長針と短針と
が重なった直線上の位置、すなわち12時のポジション
にあるという。そして、この時テーブルの位置を、施術
者が右手を伸ばして器具、薬品等の取得や戴置が容易で
あり、かつ患者の口腔の位置に近い位置に設定すること
を12時のポジション101に設定すると称する。さら
に、図示した上記の状態において、前記第一関節基部1
0の横軸に対する右回転角度27は約47°で、かつテ
ーブル15とバックシート6との接触を防止するためこ
れを越えない機構となっている。また、テーブル15と
第3関節12の位置は縦軸は0°であり、第2関節はこ
れに追随する。
【0010】図5は、テーブルが8時のポジショにある
時の図で、図において102は8時のポジション、28
は右回転角度を示す。上記と同様に患者の口腔の位置を
基準として、施術者は左斜め前方すなわち8時のポジシ
ョンに移動して施術する場合のテーブルの位置である。
図において、102は8時のポジションを示す。図示し
た位置は、8時のポジション102に設定されており、
さらに上記の状態において、第1関節の位置は前項と変
わらないが、テーブル15と第3関節12の先端との右
回転角度28は120°であり、第2関節はこれに追随
する。
【0011】図6は、テーブルが説明のポジションにあ
る時の図で、図において、103は説明のポジション、
29は左回転角度を示す。バックシート6を起立させ
て、患者に施術者が、テーブル15上の表示パネル18
に表示された治療状態やデータ等に基づき説明する場合
のポジションであり、テーブルの位置はさらに患者の足
下に近く移動している。上記の状態において、第一関節
10基部の横軸に対する左回転角度29は約47°であ
る。また、テーブル15と第3関節12の先端との右回
転角度は28は120°であり、第2関節はこれに追随
する。
【0012】図7は、テーブルが乗り降りのポジショに
ある時の図である。図において、104は乗り降りポジ
ション、30は右回転角度を示す。バックシート6を起
立させて、患者を容易に乗り降りさせる場合のポジショ
ンであり、テーブル15の位置はバックシート6の後方
に右旋回させる。上記の状態において、第一関節アーム
10基部の横軸に対する右回転角度27は、約47°
で、かつテーブル15とバックシート6との接触を防止
するためこれを越えない機構となっている。また、テー
ブル15と第3関節アーム12の先端との右回転角度は
30は10°であり、第2関節はこれに追随する。以
上、4つのポジションの事例を示したが、上記の範囲内
において自由に設定できる。したがって、各関節アーム
は簡単な構造でよく、また可動床面積は小範囲で、さら
にアームはシートの昇降に追従するため足下がすっきり
しており、患者の乗り降りや施術者の移動も楽である。
【0013】次に、多関節アーム構造について説明す
る。図8は、多関節アームの構造図で、(イ)図は多関
節アームの縦断面図、(ロ)図は(イ)図の第1関節ア
ームロック時のA−A横断面図、(ハ)図は(イ)図の
第1関節アームロック解除時のA−A横断面図、(ニ)
図は(イ)図の第1関節アームロック時のB−B横断面
図、(ホ)図は(イ)図の第1関節アームロック解除時
のB−B横断面図、(へ)図は(イ)図の第2関節アー
ムのC−C断面図、(ト)図は(イ)図の第3関節アー
ムのD−D断面図、を示す。図において31は第1アー
ムシャフト、32、38は回転ストッパー、33はロッ
ク用くぼみ、34はボールプランジャー、35はゆるみ
止めナット、36は回転用ガイド溝、37は第2アーム
シャフト、37’は第3アームシャフト、40、41は
抜け止めストッパー、42、44は転がり軸受け、43
は滑り軸受け、45は止めネジ、46は回転用ガイド
溝、56は高さの位置を示す。
【0014】図8の多関節アームの縦断面図(イ)図に
おいて、支持部材9は、シートベース部3下面に固着さ
れており、第1アーム10の基部と第1アームシャフト
31及び転がり軸受け44を介して接続されている。そ
して、回転時には、A−A断面図(ロ)図ロック時、
(ハ)図ロック解除時に示すように、第一関節アーム1
0に配設された、第1アームシャフト31の外周に設け
られたロック用くぼみ33並びに、前記外周及びロック
用くぼみ33に摺接する第1アーム10の基部底部に突
出して収納された、ボール34と螺旋状の押圧バネ3
4’と緩み止めナット35からなる定トルク固定機構5
7を備えている。施療時のポジション(12時のポジシ
ョン101、8時のポジション102)並びに乗り降り
のポジション104にある時は、第1関節アーム10
は、前記くぼみ33にボール34が入り込み押圧バネに
より軽くロックされて作動せず(図8の(ロ)図)、第
3アーム12及び第2アーム11の回動のみにより所要
位置に設定される。また、テーブル15の位置が最も後
退した説明のポジション103の時は、テーブル15を
移動させ第2アーム11及び第3アーム12が回動の限
界に達し、伝達トルクが過大になった時、第1アーム1
0が作動してロックが解除され(図8の(ハ)図)、テ
ーブルが所定位置に設定される。
【0015】従って、テーブル15を前記施療ポジショ
ン101、102及び乗り降りのポジション104に設
定するときは弱い力で簡単に設定でき、かつ第1関節ア
ーム10は軽くロックされているため安定性があり、ま
た説明ポジション103の時は、第一関節アーム10の
ロックが外れるため、テーブル15をさらに後退した位
置に容易に設定することができる。また、B−B断面図
(ニ)図及び(ホ)図に示すように回転ストッパー32
は回転用ガイド溝36に沿って移動し、その両端におい
て停止するため、所定角度を超えない。
【0016】また、第2アーム11は、その基部は第1
アーム先端に、第2アームシャフト37及び転がり軸受
け42を介して接続され、その先端部は第3アームシャ
フト37’及び転がり軸受け42を介して接続されてい
る。そして、回転時にはC−C断面図(へ)図に示すよ
うに、回転ストッパー38は回転用ガイド溝42に沿っ
て移動し、その両端において停止するため、所定角度を
超えない。
【0017】第3アーム12は、その先端部はテーブル
フレームの下端部14に、テーブル用のスライドシャフ
ト26及び滑り軸受け43を介して接続されている。そ
して、回転時にはD−D断面図(ト)図に示すように、
回転ストッパー40は回転用ガイド溝46に沿って移動
し、その両端において停止するため、所定角度を超えな
い。
【0018】さらに、前記図3の(ロ)図のように、上
記スライドシャフト26と、調節用リング13(図8)
によりテーブルの位置の高低を予め手動で設定する機構
を説明する。図9は、スライドシャフトの構造図で、
(イ)は正面図、(ロ)は背面図、(ハ)は(イ)図の
A−A断面図、(ニ)は(イ)図のB−B断面図であ
る。図において47は回転固定設定用のL字型切り込
み、48は背面のL字型切り込み、49は止め孔、50
は回転ストッパー部を示す。図10は、調節用ロックリ
ングの構造図で、(イ)は平面図、(ロ)は正面図、
(ハ)は右側面図である。図において、51はリングカ
バー、52はロックピン、53はスプリング、54はキ
ャップを示す。
【0019】前記図3の(イ)図はテーブル15の上下
の位置は標準とし、調節用ロックリング13とテーブル
フレーム14とは近接しており、スライドシャフト26
は外からは見えない、この時抜け止めストッパ40は最
下位にある(図8の(イ)図)そして、ロックリング1
3のロックピン52は、スライドシャフト26のL字型
切り込み47(図9)の上方の円筒の外周上にある。次
に、テーブルの位置を上げる(図8の56まで)には、
ロックリング13はは第3アーム12先端とテーブルフ
レーム14の間にあるため、まずテーブルフレーム14
を点線の高さの位置56まで上げると、それと連動して
スライドシャフト26も上昇する、この時ロックリング
13のロックピン52の位置は相対的に下方に下がり、
前記L字型切り込み47の上方に入り込み、続いて切り
込みの下方に達するので、この時点でロックリング13
を左に回転し,L字の切り込み左端にロックピン52が
入り込むようにする(図10の(ロ)図の状態)、ま
た、ロックリングの13の下面は第3アーム12の上方
に接しているためその上下位置は変わらず、スライドシ
ャフト26のみ上昇の位置を保ち、従ってテーブル2の
位置を上昇させ設定させることができる。この状態が前
記図3の(ロ)図に示されており、スライドシャフト2
6は上昇した部分が露出している。前記の状態から下降
させ、元に戻す時は上記と逆に操作すればよい。なお、
前記ロックリング13の外周にはリングカバー51が設
けられており、キャップ54を押圧しているロックピン
52とスプリング53が外部に抜けないようにしてい
る。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば次のような優れた効果が
発揮される。 1、本発明の請求項1の発明によれば、シートベース部
の高さの調節に追従して上下に移動するアーム支持部材
に支持され、常にシートベース部の下方にあり基部が水
平方向に回動自在に配設されかつ、先端が第2関節アー
ムの基部に接続された第1関節アームと、基部が水平方
向に回動自在に第1関節アームの先端に配設されかつ、
先端が第3関節アームの基部に接続された第2関節アー
ムと、基部が水平方向に回動自在に第2関節アームの先
端に配設されかつ、その先端がテーブルフレームの下部
に接続された第3関節アームと、さらに、テーブルアー
ムの下端部が、第3関節アームの先端に対し水平方向に
回動自在な機構と、表示パネルを有するテーブルを備え
てなるため、各関節アームは簡単な構造でよく、また可
動床面積は小範囲で、さらにアームはシートの昇降に追
従するため足下がすっきりしており、患者の乗り降りや
施術者の移動も楽である。
【0021】2、請求項2の発明によれば、第1関節ア
ームは、施術者側からの上方から見て右外側の位置で、
ヘッドレスト部方向と直交する横軸に対し水平方向に各
左右に回動し、かつ所定回動角度を越えない機構を備
え、またテーブルは、前記上方から見てハンドピースフ
ック方向と直交する横軸に対し水平方向に各左右に回動
し、かつ所定回動角度を越えない機構を備え、さらに第
1、第2、及び第3関節アームを介して、テーブルの位
置が、バックシートを倒した時、ヘッドレスト近辺の右
前方からシート部近辺の右側面まで移動し、またバック
シートを起立させた時、シート部前方近辺の右側面に移
動し、さらにバックシート後方近辺にテーブルの水平角
度を左側に回動しながら移動させて、自在に上記の所定
の位置に設定できる。そして回動は所定角度を超えない
機構を備えてなるため、テーブルの位置設定が12時の
ポジション〜8時の施療ポジション並びに患者に表示パ
ネルにより説明する説明ポジション、患者の乗り降りが
容易な乗り降りのポジション等に、自在でかつ安全に操
作設定できる。
【0022】3、請求項3の発明によれば、第一関節ア
ームに配設された、第1アームシャフトの外周に設けら
れたロック用くぼみ並びに、該くぼみに摺接する、第1
アームの基部底部に突出して収納されたボールと螺旋状
の押圧バネと緩み止めナットからなる定トルク固定機構
を備え、テーブルが、施療時のポジション並びに乗り降
りのポジションにある時は、第1関節アームは、前記く
ぼみにボールが入り込み軽くロックされて作動せず、第
3及び第2関節の回動のみにより所要位置に設定され、
また、テーブルの位置が最も後退した説明のポジション
の時は、テーブルを移動させ第2及び第3アームが回動
の限界に達すると過大トルクの伝達により第1アームが
作動してロックが解除され、テーブルが所定位置に設定
されるため、テーブルを施療ポジション及び乗り降りの
ポジションに設定するときは弱い力で簡単に設定できか
つ、第1関節アームは軽くロックされているため安定性
がある。また説明ポジションの時は第一関節アームのロ
ックが外れるため、テーブルをさらに後退した位置に容
易に設定することができる。
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の歯科用治療椅子の外観斜視図。
【図2】多関節アーム部の伸長拡大図。
【図3】本発明の歯科用治療椅子の側面図。
【図4】テーブルが12時のポジションにある時の図。
【図5】テーブルが8時のポジションにある時の図。
【図6】テーブルが説明のポジションにある時の図。
【図7】バックシートを起立させ患者を乗り降りさせる
時のポジション図。
【図8】多関節アームの構造図。
【図9】スライドシャフトの構造図。
【図10】調節用ロックリングの構造図。
【符号の説明】
1:歯科用治療椅子 2:シート
部 3:シートベース部 4:足下垂
部 5:足置き台 6:バック
シート 7:ヘッドレスト部 8:台座 9:アーム支持部材 10:第1
関節アーム 11:第2関節アーム 12:第3
関節アーム 13:調節用ロックリング 14:テー
ブルフレームの下端部 15:テーブル 16:インスツルメント用チューブ 17:操作
パネル 18:表示パネル 19:スピ
ットン 20:テーブルフレーム 21:昇降
用シリンダ 22:昇降用ガイド 23:フッ
トコントローラ 24:ライトポール 25:ハン
ドピースフック 26:スライドシャフト 27:第一
関節の回転角度 28:右回転角度 29:左回
転角度 30:右回転角度 31:第1
アームシャフト 32、38:回転ストッパー 33:ロッ
ク用くぼみ 34:ボール 34’:押
圧バネ 35:ゆるみ止めナット 36:回転
用ガイド溝 37:第2アームシャフト 37’:第
3アームシャフト 40、41:抜け止めストッパー 42、4
4:転がり軸受け 43:滑り軸受け 45:止め
ネジ 46:回転用ガイド溝 47:回転固定設定用L字型切り込み 48:背面
のL字型切り込み 49:止め孔 50:回転
ストッパー部 51:リングカバー 52:ロッ
クピン 53:スプリング 54:キャ
ップ 55:テーブルの後退距離 56:高さ
の位置 57:定トルク固定機構 101:12時のポジション 102:8
時のポジション 103:説明のポジション 104:乗
り降りのポジション

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドレスト部と、バックシート部と、シ
    ート部及びシートベース部とからなり、該シートベース
    の下部に取り付けられ、シートベース部の高さの調節に
    追従して上下に移動するアーム支持部材と、該アーム支
    持部材に支持され、常に前記シートベース部の下方にあ
    って基部が水平方向に回動自在に配設されかつ、先端が
    第2関節アームの基部に接続されてなる第1関節アーム
    と、その基部が水平方向に回動自在に前記第1関節アー
    ムの先端に配設されかつ、その先端が第3関節アームの
    基部に接続されてなる第2関節アームと、その基部が水
    平方向に回動自在に前記第2関節アームの先端に配設さ
    れかつ、その先端が、テーブルフレームの下部に接続さ
    れてなる第3関節アームと、さらに、テーブルアームの
    下端部が、前記第3関節アームの先端に対し水平方向に
    回動自在な機構を備えた、ハンドピースフックと操作パ
    ネル及び表示操作パネルを有するテーブルとを備えてな
    ることを特徴とする歯科用治療椅子。
  2. 【請求項2】第1関節アームは、施術者側からの上方か
    ら見て、右側基部の支持点を起点としてその先端が治療
    椅子の右外側の位置において、ヘッドレスト部方向と直
    交する横軸に対し水平方向に各左右に回動し、かつ所定
    回動角度を越えない機構を備え、また、テーブルは、前
    記上方から見て、テーブルアーム下端部の支持点に対
    し、ハンドピースフック方向と直交する横軸に対し、水
    平方向に各左右に回動し、かつ所定回動角度を越えない
    機構を備え、さらに、第1関節アームと第2関節アーム
    及び第3関節アームを介して、テーブルの位置が、バッ
    クシートを倒した時、ヘッドレスト近辺の右前方から、
    シート部近辺の右側面まで移動し、また、バックシート
    を起立させた時、シート部前方近辺の右側面に移動し、
    さらにバックシート後方近辺にテーブルの水平角度を左
    側に回動しながら移動させて、自在に上記の所定の位置
    に設定できる機構を備えてなることを特徴とする請求項
    1記載の歯科用治療椅子。
  3. 【請求項3】第一関節アームに配設された、第1アーム
    シャフトの外周に設けられたロック用くぼみ並びに、該
    くぼみに摺接する、第1アームの基部底部に突出して収
    納されたボールと螺旋状の押圧バネと緩み止めナットか
    らなる定トルク固定機構を備え、テーブルが、施療時の
    ポジション並びに乗り降りのポジションにある時は、第
    1関節アームは、前記くぼみにボールが入り込み軽くロ
    ックされて作動せず、第3及び第2関節の回動のみによ
    り所要位置に設定され、また、テーブルの位置が最も後
    退した説明のポジションの時は、テーブルを移動させ第
    2及び第3アームが回動の限界に達すると、過大トルク
    の伝達により第1アームが作動してロックが解除され、
    テーブルが所定位置に設定されることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の歯科用治療椅子。
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