JP2002291616A - 電磁誘導加熱調理器 - Google Patents

電磁誘導加熱調理器

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JP2002291616A JP2001095449A JP2001095449A JP2002291616A JP 2002291616 A JP2002291616 A JP 2002291616A JP 2001095449 A JP2001095449 A JP 2001095449A JP 2001095449 A JP2001095449 A JP 2001095449A JP 2002291616 A JP2002291616 A JP 2002291616A
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栄治 小暮
Wataru Fujimoto
渉 藤本
Takashi Sunaga
隆司 須永
Koji Hishiyama
弘司 菱山
Masao Shimoda
政雄 霜田
Yasuo Kajiwara
泰夫 梶原
Yoshitoshi Kawamura
佳敬 川村
Choji Nagamine
長次 長峯
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波振動子を使用せずに、超音波振動さ
せ、容器内の食品の吸水を促進でき、容器の洗浄等が容
易に行え、美味く調理を行える電磁誘導加熱装置を得
る。 【解決手段】 容器3に水10が十分にある調理工程
で、電磁誘導コイル5に高周波電流が流れると、電磁誘
導コイル5に流れる電流の方向に基づいて交番磁界が発
生し、この交番磁界の高周波により電磁誘導コイル5に
対向する容器3は容器3の内側方向へ高周波と同一の周
波数で押し出される。一方、交番磁界の高周波は磁束変
調板6により反射され、磁束変調板6と対向する容器3
の面は容器3の外側方向へ高周波と同一の周波数で押し
出される。この高周波の周波数が容器3の固有振動数と
共振すると、容器3の内外側方向への押し出しの繰り返
しにより容器3内の水10に超音波が発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電磁誘導コイル
により磁界を発生させて容器の誘導損により容器を加熱
して食品等を調理する電磁誘導加熱調理器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】電磁誘導加熱装置の使用例としては電磁
調理器や炊飯器等が一般に知られており、図17は例え
ば特開平6−253974号公報に示された従来の誘導
加熱炊飯器の断面図、図18は従来の炊飯器の炊飯工程
図であり、炊飯の各過程における内釜の温度変化を示
す。
【0003】図において、31は炊飯器本体、32は炊
飯器本体31内に設置され、被加熱物を入れる容器であ
る内釜、33は内釜32の底部下方及び側部外周に間隙
を有して配線された電磁誘導コイル、34は内釜32の
温度を検出する内釜用温度センサ、35は内釜32の側
部に電極が接触、又は接着された超音波振動子、36は
電磁誘導コイル33に高周波電流を流す第1インバー
タ、37は超音波振動子35に高周波電力を供給する第
2インバータ、38は炊飯器本体31の側部に設けられ
た操作パネル、39は水、40は米である。
【0004】次に、動作について図18を参照しながら
説明する。洗米した米40と適量の水39が入った内釜
32を炊飯器本体31にセットして、操作パネル38に
設けられた炊飯スイッチ(図示せず)をオンすると、ま
ず、予熱過程に入る。この過程では、60℃を越えない
程度に電磁誘導コイル33に高周波電流を第1インバー
タ36と通じて供給し、内釜32内の米40と水39を
加温する。この際、電磁誘導コイル33への通電量と内
釜用温度センサ34の検出温度とに基づいて大まかに炊
飯量を検知し、さらに、超音波振動子5に超音波振動に
必要な高周波電力を第2インバータ37を介して供給
し、超音波振動により内釜32内の米40の吸水を促進
させる。
【0005】炊飯開始から約15分が経過すると自動的
に炊飯工程に入り、内釜32の温度が100℃になるよ
うに、即ち、内釜32内の水が沸騰するように制御す
る。この制御により内釜32の温度が100℃になる
と、この沸騰状態を約10分間継続する。その後は、電
磁誘導コイル33への通電を停止して蒸らし過程に入
る。この蒸らし過程ではその状態をほぼ15分間継続
し、蒸らし過程終了時に操作パネル38の表示ランプと
終了報知音(図示せず)とを通じて炊飯終了をユーザに
知らせる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の電
磁誘導加熱調理器では、予熱工程時に超音波振動により
内釜32内の米40の吸水を促進させて、炊飯性能を向
上させると共に、炊飯時間を短縮させているが、内釜3
2に超音波振動子35が接触しているため、内釜32を
炊飯器本体31から取り出して洗浄したり、内釜32で
米40を洗うことにより、超音波振動子35の先端部の
電極が腐食してしまうという問題点があった。また、内
釜32に超音波振動子35が接着されている炊飯器で
は、その超音波振動子35が突出しているため、洗浄が
し難く不便であるという問題点があった。
【0007】この発明は、かかる課題を解決するために
なされたもので、超音波振動子を使用せずに、内釜等の
容器自身を騒音がでないように超音波振動させ、容器内
での米等の食品の吸水を促進できるとともに、容器の洗
浄や容器での洗米等が容易に行え、しかも、美味しい飯
の炊飯等の美味く調理を行える電磁誘導加熱装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電磁誘導
加熱調理器においては、被加熱物を収納する容器と、こ
の容器の外面に対向して設けられ、発生磁界により容器
を加熱する電磁誘導コイルと、前記容器の外面に対向
し、電磁誘導コイルの内周側または/および外周側に近
接して設けられた非磁性金属材とを備えたのである。
【0009】また、電磁誘導コイルを間隙を空けて複数
配置し、この間隙またはこの間隙近傍に上記非磁性金属
材を配置したものである。
【0010】さらに、非磁性金属材を環状に形成したも
のである。
【0011】また、非磁性金属材を分割し、間隙を空け
て配設したものである。
【0012】また、本体と、この本体に内蔵され、有底
筒状の枠体と、所定の空間を形成し枠体に収容される容
器と、この容器の外面と対向し、枠体の外面に間隙を設
けて複数配設され、発生磁界により容器を加熱する電磁
誘導コイルと、容器の外面に対向し、複数の電磁誘導コ
イルの間隙またはこの間隙近傍に配設された非磁性金属
材とを備えたものである。
【0013】また、非磁性金属材を環状に形成したもの
である。
【0014】また、非磁性金属材を分割し、間隙を空け
て配設したものである。
【0015】また、非磁性金属材を上記枠体内に設けた
ものである。
【0016】また、非磁性金属材を上記枠体外面に設け
たものである。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1である電磁誘導加熱器の縦断面図、図2は
この電磁誘導加熱器の蓋体及び容器を外した状態の平面
図、図3はこの電磁誘導加熱器の炊飯工程に於ける容器
内の温度変化と電磁誘導コイル・胴ヒータ・蓋ヒータの
動作タイミングチャートを示す図、図4はこの電磁誘導
加熱器の電磁誘導加熱した時の作用模式図である。
【0018】図において、1は電磁誘導加熱器である炊
飯器の本体、2は該本体1内に設けた上部に開口部を有
する有底筒状の枠体であり、この枠体2は前記本体1の
上部より垂下した筒状の上枠2aと、この上枠2aの下
端に連結された有底筒状の磁性透過材(例えば耐熱樹
脂)からなる下枠2bにより構成されている。また、枠
体2内に形成された空間部は後述する容器3の収納部2
cとなる。
【0019】3は上部の開口部外周縁に形成した鍔部3
aを有する有底筒状の容器であり、この容器3は鍔部3
aを前記上枠2aの上端部に懸下され、前記枠体2内に
形成された収納部2cに収容される。この時、容器3の
外面と枠体2の内面との間には空隙4が形成される。前
記容器3は外側を磁性金属材(オーステナイト系ステン
レス材)で内側を非磁性金属材(アルミニウム)で構成
し、さらに内面にはフッ素樹脂が塗布されている。
【0020】5は前記下枠2bの底部外面に設けた複数
ターンの底面コイル5aと、該底面コイル5aから所定
の間隙を設けて下枠2bの側部外面に配設された複数タ
ーンの側面コイル5bからなる電磁誘導コイルである。
6は非磁性金属材(例えば銅、アルミニウム、銀、金
等)からなる環状の磁束変調板であり、前記容器3の外
面と下枠2bの内面により形成された空隙4の下枠2b
内面に固着されている。
【0021】7は前記容器3の外底面に当接し、容器2
内の温度を検知し、その検知信号を後述する制御装置に
入力するサーミスタからなる底センサ、8は前記上枠2
aの外周に設けた胴ヒータ、9は炊飯する米であり、水
10と共に前記容器3に収納されている。11は前記本
体1の上部を開閉する蓋体であり、この蓋体11は外蓋
11aと下蓋11bにより内部に空間部を形成し、蒸気
口11cを備えている。また、下蓋11bには蓋ヒータ
11dを設けると共に、蒸気口11c近傍には温度を検
知する蓋センサ11eが設けられている。
【0022】12は前記蓋体11の下蓋11bに着脱自
在に取付けられ、通気口12a及びパッキン12bを有
する内蓋である。13は操作部であり、白米、玄米、お
かゆ等の炊飯メニューを設定するメニューキー、予約炊
飯を設定する予約キー、炊飯をスタートする炊飯キー等
の各種操作キーや炊飯メニュー等を表示する表示器を備
えている。14は制御装置であり、前記操作部13のキ
ー入力信号や、前記底センサ7、蓋センサ11eとの検
知信号に基づき、後述するインバータ15を制御する。
15は前記電磁誘導コイル5に高周波電流を供給するイ
ンバータである。
【0023】次に、動作について図3に基づいて説明す
る。なお、動作説明の便宜上、最初に電磁誘導加熱とヒ
ータ加熱による炊飯動作を説明し、その後、磁束変調板
6の作用について説明する。まず、洗米した米9と適量
の水10を容器3に収納し、この容器3を枠体2により
形成された空間2c内に収容して操作部13の白米メニ
ューを設定し、炊飯キーを操作して炊飯を開始すると、
制御装置14はインバータ15を制御して電磁誘導コイ
ル5に高周波電流を流すと共に胴ヒータ8に通電して予
熱工程に入る。
【0024】電磁誘導コイル5の交番磁界により外側が
磁性金属材からなる容器3が発熱し、米9と水10を加
熱すると共に、胴ヒータ8の発熱により容器3の側壁部
を加熱する。これにより、容器3内の温度が上昇し、あ
らかじめ設定された温度T1(約60℃)になると、底
センサ7がこの温度T1を検知し、制御装置14へこの
温度信号を入力する。制御装置14は、この入力信号に
基づき、胴ヒータ8の通電を停止すると共に、電磁誘導
コイル5に供給する通電量をインバータ15を介して制
御し、容器3内の温度をT1(約60℃)に維持する。
【0025】炊飯開始から約15分経過すると、制御装
置14はインバータ15を制御して再び電磁誘導コイル
5に高周波電力を流すと共に胴ヒータ8及び蓋ヒータ1
1dに通電して炊飯工程に入る。容器3内の温度が上昇
し、加熱蒸気が内蓋12の通気口12aから蒸気口11
cを通って外部へ排出される。この時、蓋センサ11e
が沸騰温度T2を検知し、この検知信号を制御装置14
に入力する。制御装置14は、この入力信号に基づき、
沸騰温度T2に維持するように電磁誘導コイル5に供給
する通電量をインバータ15を介して制御すると共に、
胴ヒータ8及び蓋ヒータ11dの通電を制御する。
【0026】容器3内の水10は米9に吸収されると共
に蒸気となって蒸気口11cから外部に排出され、やが
て、容器3内の水10が少なくなると容器3内の温度は
急激に上昇(ドライアップ)し、容器3内の温度はT3
に到達する。底センサ7がこの温度T3を検知し、制御
装置14に入力する。制御装置14は、この入力信号に
基づき、電磁誘導コイル5に供給する高周波電流をイン
バータ15を介して停止すると共に、胴ヒータ8及び蓋
ヒータ11dの通電も停止して蒸らし工程に入る。
【0027】蒸らし工程に入り、容器3内の温度があら
かじめ設定された温度T4に降下すると、底センサ7が
この温度を検知し、制御装置14に入力する。制御装置
14は再びインバータ15を制御して電磁誘導コイル5
に高周波電流を供給すると共に、胴ヒータ8、蓋ヒータ
11dを通電制御して2度炊きを実行する。容器3内の
温度は再びT2に到達する。底センサ7がこの温度T2
を検知し、制御装置に14入力する。制御装置14は、
この入力信号に基づき、電磁誘導コイル5への高周波電
力供給を停止すると共に、胴ヒータ8及び蓋ヒータ11
dの通電を停止して蒸らし工程を終了して炊飯を完了す
る。以上が電磁誘導加熱とヒータ加熱による炊飯動作で
ある。
【0028】次に、磁束変調板6の作用について図4に
基づいて説明する。なお、磁束変調板6は電磁誘導コイ
ル5に高周波電流が流れた時に作用する。磁束変調板6
は、容器3に水10が十分にある予熱工程及び炊飯工程
において、電磁誘導コイル5に高周波電流が流れると、
電磁誘導コイル5に流れる電流の方向に基づいて交番磁
界が発生し、この交番磁界の高周波により電磁誘導コイ
ル5に対向する容器3は容器3の内側方向へ高周波と同
一の周波数で押し出される(図4のA)。
【0029】一方、電磁誘導コイル5から発生した交番
磁界の高周波は非磁性金属材である磁束変調板6により
反射される。この結果、磁束変調板6と対向する容器3
の面は容器3の外側方向へ高周波と同一の周波数で押し
出される(図4のB)。そこで、この高周波の周波数が
容器3の固有振動数と共振する、すなわち、容器3の共
振周波数または共振周波数の整数倍と一致または近傍に
なると、図4のAとBの動作の繰り返しにより容器3内
の水10に超音波が発生する。
【0030】ここで、容器3の振動について、磁束変調
板6を設けなかった場合と磁束変調板6を設けた場合の
実験結果を述べる。まず、磁束変調板6を設けず、電磁
誘導コイル5の周波数を容器3の固有振動数に合わせ、
電磁誘導コイル5による磁界を発生させた場合は、容器
3が振動して騒音が発生し、この時の容器3内の振動を
振動センサと超音波音圧計を用いて測定すると0.1m
Vの電圧であった。
【0031】一方、リング状の磁束変調板6を容器3外
面と下枠2bの内面との間に形成された空隙内の下枠2
bの内角でかつ、底面コイル5aと側面コイル5bの間
に配設し、電磁誘導コイル5の周波数を容器3の固有振
動数に合わせ、電磁誘導コイル5による磁界を発生させ
た場合には、騒音を発生することなく容器3内に大きな
振幅が発生し、この時の振動を前記と同様に測定する
と、2.0mVの電圧となり、前記に比べ振動の振幅が
大きくなることが判った。
【0032】さらに、磁束変調板5を設けて炊飯したご
飯と、磁束変調板5を設けずに炊飯したご飯の硬さ及び
粘りについて、20例の実験比較を行った結果、その平
均値は下記の表1の通りとなった。この表1に示す数値
はご飯をレオロメータにより測定した結果で、容器3内
に超音波を発生させて炊飯したご飯の硬さは、超音波を
与えていないご飯と比べ数値が小さく、即ち、柔らかく
なっており、粘りについては逆に超音波を与えたご飯の
方がその数値が大きくなり、粘りのあるご飯ができたと
いう結果が得られた。
【0033】
【表1】単位(g)
【0034】以上のように、この実施の形態1において
は、容器3と電磁誘導コイル5との間でかつ底面コイル
5aと側面コイル5bとの間に配置したりリング状の磁
束変調板6で電磁誘導コイル5に発生する交番磁界を反
射することにより、容器3に高周波振動を発生させ、容
器3内に超音波を発生することで、米9への吸水を促進
させることができ、従来技術の様な超音波振動子が不要
となり、この為、容器3の着脱が簡単で容器3の洗浄や
容器3での洗米が容易にでき、しかも美しいご飯を得る
ことができると共に米9への吸水が促進されることで炊
飯時間も短縮できる。
【0035】実施の形態2.図5はこの発明の実施の形
態2である電磁誘導加熱器の縦断面図である。図におい
て、上記実施形態と同一または相当部分には同一符号を
付け、説明を省略する。磁束変調板6は底面コイル5a
と側面コイル5bの間に配設すると共に、底面コイル5
a上へ延設する。
【0036】電磁誘導加熱とヒータ加熱による炊飯動作
は、上記実施の形態1と同様であるため説明を省略し、
次に、磁束変調板6の作用について説明する。なお、磁
束変調板6は電磁誘導コイル5に高周波電流が流れた時
に作用する。磁束変調板6は、容器3に水10が十分に
ある予熱工程及び炊飯工程において、電磁誘導コイル5
に高周波電流が流れると、電磁誘導コイル5に流れる電
流の方向に基づいて交番磁界が発生し、この交番磁界の
高周波により電磁誘導コイル5に対向する容器3は容器
3の内側方向へ高周波と同一の周波数で押し出される。
【0037】一方、電磁誘導コイル5から発生した交番
磁界の高周波は非磁性金属材である磁束変調板6により
反射される。この結果、磁束変調板6と対向する容器3
の面は容器3の外側方向へ高周波と同一の周波数で押し
出される。そこで、この高周波の周波数が容器3の固有
振動数と共振すると、容器3の内側方向への押し出しと
容器3の外側方向への押し出しの繰り返しにより容器3
内の水10に超音波が発生する。
【0038】ここで、磁束変調板6は上記実施の形態1
に比べて底面コイル5a上へ延設されているため、底面
コイル5aの交番磁界も反射させるため、上記実施の形
態1よりも容器3の振動を促進し、より米9の吸水が促
進される。
【0039】実施の形態3.図6はこの発明の実施の形
態3である電磁誘導加熱器の縦断面図である。図におい
て、上記実施形態と同一または相当部分には同一符号を
付け、説明を省略する。磁束変調板6は底面コイル5a
と側面コイル5bの間に配設すると共に、側面コイル5
b上へ延設する。
【0040】電磁誘導加熱とヒータ加熱による炊飯動作
は、上記実施の形態1と同様であるため説明を省略し、
次に、磁束変調板6の作用について説明する。なお、磁
束変調板6は電磁誘導コイル5に高周波電流が流れた時
に作用する。磁束変調板6は、容器3に水10が十分に
ある予熱工程及び炊飯工程において、電磁誘導コイル5
に高周波電流が流れると、電磁誘導コイル5に流れる電
流の方向に基づいて交番磁界が発生し、この交番磁界の
高周波により電磁誘導コイル5に対向する容器3は容器
3の内側方向へ高周波と同一の周波数で押し出される。
【0041】一方、電磁誘導コイル5から発生した交番
磁界の高周波は非磁性金属材である磁束変調板6により
反射される。この結果、磁束変調板6と対向する容器3
の面は容器3の外側方向へ高周波と同一の周波数で押し
出される。そこで、この高周波の周波数が容器3の固有
振動数と共振すると、容器3の内側方向への押し出しと
容器3の外側方向への押し出しの繰り返しにより容器3
内の水10に超音波が発生する。
【0042】ここで、磁束変調板6は上記実施の形態1
に比べて側面コイル5b上へ延設されているため、側面
コイル5bの交番磁界も反射させるため、上記実施の形
態1よりも容器3の振動を促進し、より米9の吸水が促
進される。
【0043】実施の形態4.図7はこの発明の実施の形
態4である電磁誘導加熱器の縦断面図である。図におい
て、上記実施形態と同一または相当部分には同一符号を
付け、説明を省略する。磁束変調板6は側面コイル5b
の上方に配設する。
【0044】電磁誘導加熱とヒータ加熱による炊飯動作
は、上記実施の形態1と同様であるため説明を省略し、
次に、磁束変調板6の作用について説明する。なお、磁
束変調板6は電磁誘導コイル5に高周波電流が流れた時
に作用する。磁束変調板6は、容器3に水10が十分に
ある予熱工程及び炊飯工程において、電磁誘導コイル5
に高周波電流が流れると、電磁誘導コイル5に流れる電
流の方向に基づいて交番磁界が発生し、この交番磁界の
高周波により電磁誘導コイル5に対向する容器3は容器
3の内側方向へ高周波と同一の周波数で押し出される。
【0045】一方、電磁誘導コイル5から発生した交番
磁界の高周波は非磁性金属材である磁束変調板6により
反射される。この結果、磁束変調板6と対向する容器3
の側面は容器3の外側方向へ高周波と同一の周波数で押
し出される。そこで、この高周波の周波数が容器3の固
有振動数と共振すると、容器3の内側方向への押し出し
と容器3の外側方向への押し出しの繰り返しにより容器
3内の水10に超音波が発生する。
【0046】ここで、底面コイル5aと側面コイル5b
により加熱された水10が対流すると共に、側面コイル
5b上部の容器3の側面を中心に超音波を発生させるこ
とにより、米9の吸水はさらに促進される。
【0047】実施の形態5.図8はこの発明の実施の形
態5である電磁誘導加熱器の要部拡大断面図である。図
において、上記実施形態と同一または相当部分には同一
符号を付け、説明を省略する。磁束変調板6は下枠2b
の内面と同一面になるように埋設し、それ以外の構造は
図示していないが、実施の形態1と同様である。
【0048】電磁誘導加熱とヒータ加熱による炊飯動作
は、上記実施の形態1と同様であるため説明を省略し、
次に、磁束変調板6の作用について説明する。なお、磁
束変調板6は電磁誘導コイル5に高周波電流が流れた時
に作用する。磁束変調板6は、容器3に水10が十分に
ある予熱工程及び炊飯工程において、電磁誘導コイル5
に高周波電流が流れると、電磁誘導コイル5に流れる電
流の方向に基づいて交番磁界が発生し、この交番磁界の
高周波により電磁誘導コイル5に対向する容器3は容器
3の内側方向へ高周波と同一の周波数で押し出される。
【0049】一方、電磁誘導コイル5から発生した交番
磁界の高周波は非磁性金属材である磁束変調板6により
反射される。この結果、磁束変調板6と対向する容器3
の面は容器3の外側方向へ高周波と同一の周波数で押し
出される。そこで、この高周波の周波数が容器3の固有
振動数と共振すると、容器3の内側方向への押し出しと
容器3の外側方向への押し出しの繰り返しにより容器3
内の水10に超音波が発生する。ここで、磁束変調板6
は下枠2bの内面と同一面であるため、下枠2内面を清
掃する場合に磁束変調板6による出っ張り部分が無く、
清掃性がよくなる。
【0050】実施の形態6.図9はこの発明の実施の形
態6である電磁誘導加熱器の要部拡大断面図である。図
において、上記実施形態と同一または相当部分には同一
符号を付け、説明を省略する。磁束変調板6は下枠2b
内に埋設し、それ以外の構造は図示していないが、実施
の形態1と同様である。磁束変調板6の作用について
は、上記実施の形態5と同様であり、説明を省略する。
磁束変調板6が下枠2b内に埋設しているため、下枠2
内面を清掃する場合に磁束変調板6による出っ張り部分
が無く、清掃性がよくなる。
【0051】実施の形態7.図10はこの発明の実施の
形態7である電磁誘導加熱器の要部拡大断面図である。
図において、上記実施形態と同一または相当部分には同
一符号を付け、説明を省略する。磁束変調板6は下枠2
bの外面に設け、それ以外の構造は図示していないが、
実施の形態1と同様である。磁束変調板6の作用につい
ては、上記実施の形態5と同様であり、説明を省略す
る。磁束変調板6が下枠2bの外面に設けているため、
下枠2内面を清掃する場合に磁束変調板6による出っ張
り部分が無く、清掃性がよくなる。
【0052】実施の形態8.図11はこの発明の実施の
形態8である電磁誘導加熱器の蓋体及び容器を外した状
態の平面図である。図において、上記実施の形態と同一
または相当部分には同一符号を付け、説明を省略する。
磁束変調板6はリング状の磁束変調板6を2分割して所
定の間隙を設けて配設し、それ以外の構成は図示してい
ないが、実施の形態1と同様である。
【0053】電磁誘導加熱とヒータ加熱による炊飯動作
は、上記実施の形態1と同様であるため説明を省略し、
次に、磁束変調板6の作用について説明する。なお、磁
束変調板6は電磁誘導コイル5に高周波電流が流れた時
に作用する。磁束変調板6は、容器3に水10が十分に
ある予熱工程及び炊飯工程において、電磁誘導コイル5
に高周波電流が流れると、電磁誘導コイル5に流れる電
流の方向に基づいて交番磁界が発生し、この交番磁界の
高周波により電磁誘導コイル5に対向する容器3は容器
3の内側方向へ高周波と同一の周波数で押し出される。
【0054】一方、電磁誘導コイル5から発生した交番
磁界の高周波は非磁性金属材である磁束変調板6により
反射される。この結果、磁束変調板6と対向する容器3
の面は容器3の外側方向へ高周波と同一の周波数で押し
出される。そこで、この高周波の周波数が容器3の固有
振動数と共振すると、容器3の内側方向への押し出しと
容器3の外側方向への押し出しの繰り返しにより容器3
内の水10に超音波が発生する。よって、上記実施の形
態1と同様の作用効果を奏する。なお、この2分割した
磁束変調板6を上記実施の形態2、3、4、5、6、7
に用いてもよく、同様の作用効果を奏する。
【0055】実施の形態9.図12はこの発明の実施の
形態9である電磁誘導加熱器の磁束変調板の平面図であ
る。図において、上記実施の形態と同一または相当部分
には同一符号を付け、説明を省略する。磁束変調板6は
リング状の磁束変調板6を4分割して所定の間隙を設け
て配設し、それ以外の構成は図示していないが、実施の
形態1と同様である。
【0056】磁束変調板6の作用および効果について
は、上記実施の形態8と同様であり、説明を省略する。
なお、この4分割した磁束変調板6を上記実施の形態
2、3、4、5、6、7に用いてもよく、同様の作用効
果を奏する。
【0057】実施の形態10.図13はこの発明の実施
の形態10である電磁誘導加熱器の磁束変調板の平面図
である。図において、上記実施の形態と同一または相当
部分には同一符号を付け、説明を省略する。磁束変調板
6はリング状の磁束変調板6を8分割して所定の間隙を
設けて配設し、それ以外の構成は図示していないが、実
施の形態1と同様である。
【0058】磁束変調板6の作用および効果について
は、上記実施の形態8と同様であり、説明を省略する。
なお、この8分割した磁束変調板6を上記実施の形態
2、3、4、5、6、7に用いてもよく、同様の作用効
果を奏する。
【0059】実施の形態11.図14はこの発明の実施
の形態11である電磁誘導加熱器の磁束変調板の平面図
である。図において、上記実施の形態と同一または相当
部分には同一符号を付け、説明を省略する。磁束変調板
6はリング状の磁束変調板6を16分割して1つおきに
間引きして8つ配設したものであり、、それ以外の構成
は図示していないが、実施の形態1と同様である。
【0060】磁束変調板6の作用および効果について
は、上記実施の形態8と同様であり、説明を省略する。
なお、この8つの磁束変調板6を上記実施の形態2、
3、4、5、6、7に用いてもよく、同様の作用効果を
奏する。
【0061】実施の形態12.図15はこの発明の実施
の形態12である電磁誘導加熱器の磁束変調板の平面図
である。図において、上記実施の形態と同一または相当
部分には同一符号を付け、説明を省略する。磁束変調板
6はリング状の磁束変調板6を16分割し、そのうちの
4ヶを等分に配設したものであり、それ以外の構成は図
示していないが、実施の形態1と同様である。また、磁
束変調板6の個々の形状は扇状でなく、正方形、三角
形、円形等でもよい。
【0062】磁束変調板6の作用および効果について
は、上記実施の形態8と同様であり、説明を省略する。
なお、この磁束変調板6を上記実施の形態2、3、4、
5、6、7に用いてもよく、同様の作用効果を奏する。
【0063】実施の形態13.図16はこの発明の実施
の形態13である電磁誘導加熱調理の縦断面図である。
図において、上記実施の形態と同一または相当部分には
同一符号を付ける。16は電磁誘導加熱調理器の本体、
16aはこの本体16の上枠、17は透磁性を有する耐
熱ガラス等からなるトッププレート、3は有底筒状の容
器であり、容器3の外側を磁性金属材(オステイト系ス
テンレス材)で、内側を非磁性金属材(アルミニウム
材)で構成し、さらに内面にはフッ素樹脂が塗布されて
いる。
【0064】5は前記上枠16aの底部外面の略中央部
に設けた複数ターンの内コイル5a、該内コイル5aと
所定の間隙を設けて外周に設けた複数ターンの外コイル
5bからなる電磁誘導コイルである。6は非磁性金属材
(例えば銅、アルミニウム、銀、金等)からなる環状の
磁束変調板であり、前記上枠16aとトッププレート1
7の間でかつ、前記内コイル5aと外コイル5bの間に
設けた間隙部分に配設されている。7は前記容器3の外
底面に当接し、この容器3内の温度を検知し、その検知
信号を後述する制御装置14に入力するサーミスタから
なる底センサである。
【0065】9は前記容器3内で加熱調理する調理物
(例えばジャガ芋等)であり、水10と共に前記容器3
に収納されている。13は操作部であり、加熱温度の温
度設定キーや、調理時間を設定する時間設定キー、調理
のスタートキー、及び調理時間や加熱温度等を表示する
表示器を備えている。14は制御装置であり、前記操作
部13のキー入力信号や、前記底センサ7の検知信号に
もとづき、後述するインバータ15を制御する。15は
前記電磁誘導コイル5に高周波電流を供給するインバー
タである。
【0066】次に、動作について説明する。まず、調理
物9と水10及び調味料等を容器3に収納し、この容器
3をトッププレート17上に載置する。次に、操作部1
3の温度設定キーにより温度を例えば200℃に設定
し、時間設定キーにより調理時間を20分に設定し、調
理のスタートキーを操作すると、制御装置14はインバ
ータ15を制御して電磁誘導コイル5に高周波電流を流
す。
【0067】電磁誘導コイル5は高周波電流が流れると
交番磁界により磁性金属材からなる容器3が発熱し、調
理物9、水10を加熱し、容器3内に対流が発生し容器
3内温度は上昇、やがて、設定した温度(200℃)に
なると底センサ7の検知信号が制御装置14に入力され
る。制御装置14はインバータ15を制御して高周波電
流を低下させたり、上昇させて設定温度(200℃)に
維持する。やがて、調理時間が設定時間(20分)を経
過すると、制御装置14はインバータ15を制御して調
理を終了する。
【0068】次に、磁束変調板6の作用について説明す
る。なお、磁束変調板6は電磁誘導コイル5に高周波電
流が流れた時に作用する。磁束変調板6は、容器3に水
10が十分にある調理工程において、電磁誘導コイル5
に高周波電流が流れると、電磁誘導コイル5に流れる電
流の方向に基づいて交番磁界が発生し、この交番磁界の
高周波により電磁誘導コイル5に対向する容器3は容器
3の内側方向へ高周波と同一の周波数で押し出される。
【0069】一方、電磁誘導コイル5から発生した交番
磁界の高周波は非磁性金属材である磁束変調板6により
反射される。この結果、磁束変調板6と対向する容器3
の面は容器3の外側方向へ高周波と同一の周波数で押し
出される。そこで、この高周波の周波数が容器3の固有
振動数と共振する、すなわち、容器3の共振周波数また
は共振周波数の整数倍と一致または近傍になると、容器
3の内側方向への押し出しと容器3の外側方向への押し
出しの繰り返しにより容器3内の水10に超音波が発生
する。
【0070】よって、容器3に高周波振動を発生させ、
容器3内に超音波が発生することにより、調理物9の吸
水が促進することができ、調理時間の短縮が図られる。
また、特別に超音波振動子も必要しないのでトッププレ
ート17の清掃は容易にできる。
【0071】なお、この実施の形態13では、磁束変調
板6を上枠16aの上面に配設したものを示したが、上
記実施の形態2、3、4、5、6、7のように磁束変調
板6の配設位置を変更してもよく、同様の作用効果を奏
する。また、この実施の形態13では、磁束変調板6に
環状形状のものを示したが、実施の形態8、9、10、
11、12のような別形状であってもよく、同様の作用
効果を奏する。
【0072】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0073】被加熱物を収納する容器と、この容器の外
面に対向して設けられ、発生磁界により前記容器を加熱
する電磁誘導コイルと、容器の外面に対向し、電磁誘導
コイルの内周側または/および外周側に近接して設けら
れた非磁性金属材とを備えたので、非磁性金属材で電磁
誘導コイルに発生する交番磁界を反射することにより、
容器に高周波振動を発生させ、容器内に超音波を発生す
ることで容器内の調理物の吸水を促進することができ、
さらに、特別に超音波振動子を設ける必要がなく、美味
しいご飯等の調理物を得ることができると共に、調理時
間も短縮できる。
【0074】また、電磁誘導コイルを間隙を空けて複数
配置し、この間隙またはこの間隙近傍に非磁性金属材を
配置したので、複数の電磁誘導コイルの交番磁界を反射
し、容器の振動箇所が多くなることになり、容器内によ
り多くの超音波を発生させることができ、調理物の吸水
をさらに促進させ、調理時間をさらに短縮できる。
【0075】さらに、非磁性金属材を環状に形成したの
で、非磁性金属材の容器対向面全体にわたり超音波の発
生を促進させることができる。
【0076】また、非磁性金属材を分割し、間隙を空け
て配設したので、容器の振動箇所が多くなり容器内に超
音波を発生し易くなる。
【0077】また、本体と、この本体に内蔵され、有底
筒状の枠体と、所定の空間を形成し前記枠体に収容され
る容器と、この容器の外面と対向し、前記枠体の外面に
間隙を設けて複数配設され、発生磁界により前記容器を
加熱する電磁誘導コイルと、前記容器の外面に対向し、
前記複数の電磁誘導コイルの間隙またはこの間隙近傍に
配設された非磁性金属材とを備えたので、容器内に超音
波が発生し、調理物への吸水が促進されると共に容器の
清掃も容易となり、さらに、超音波により調理時間を短
縮できる。
【0078】また、上記非磁性金属材を環状に形成した
ので、容器の非磁性金属材対向面側より超音波が発生
し、電磁誘導コイルによる加熱で起きる対流とにより容
器内を加熱し、調理物は均一に加熱され美味しい調理が
得られる。
【0079】また、非磁性金属材を分割し、間隙を空け
て配設したので、容器の振動箇所が多くなり容器内に超
音波を発生し易くなり、より調理物の吸水が促進され、
加熱も均一となる。
【0080】また、非磁性金属材を枠体内に設けたの
で、枠体の清掃性がよくなる。
【0081】また、非磁性金属材を枠体外面に設けたの
で、枠体の清掃性がよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である電磁誘導加熱
器の縦断図面である。
【図2】 この発明の実施の形態1である電磁誘導加熱
器の平面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1である電磁誘導加熱
器のタイミングチャートを示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1である電磁誘導加熱
器の電磁誘導加熱時の作業模式図である。
【図5】 この発明の実施の形態2である電磁誘導加熱
器の縦断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態3である電磁誘導加熱
器の縦断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態4である電磁誘導加熱
器の縦断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態5である電磁誘導加熱
器の要部拡大断面図である。
【図9】 この発明の実施の形態6である電磁誘導加熱
器の要部拡大断面図である。
【図10】 この発明の実施の形態7である電磁誘導加
熱器の要部拡大断面図である。
【図11】 この発明の実施の形態8である電磁誘導加
熱器の平面図である。
【図12】 この発明の実施の形態9である電磁誘導加
熱器の磁束変調板の平面図である。
【図13】 この発明の実施の形態10である電磁誘導
加熱器の磁束変調板の平面図である。
【図14】 この発明の実施の形態11である電磁誘導
加熱器の磁束変調板の平面図である。
【図15】 この発明の実施の形態12である電磁誘導
加熱器の磁束変調板の平面図である。
【図16】 この発明の実施の形態13である電磁誘導
加熱調理の縦断面図である。
【図17】 従来の電磁誘導加熱装置の断面図である。
【図18】 従来の炊飯器の炊飯工程図である。
【符号の説明】
1 本体、 2 枠体、 2a 上枠、 2b 下枠、
3 容器、 5 電磁誘導コイル、 5a 底面コイ
ル、 5b 側面コイル、 6 磁束変調板、9 米、
10 水、 14 制御装置、 15 インバータ、
16 本体。
フロントページの続き (72)発明者 藤本 渉 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (72)発明者 須永 隆司 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (72)発明者 菱山 弘司 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (72)発明者 霜田 政雄 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (72)発明者 梶原 泰夫 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (72)発明者 川村 佳敬 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (72)発明者 長峯 長次 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3K051 AA08 AB05 CD43 CD44 4B055 AA03 AA09 BA56 BA68 CA10 DA02 DB14 FA16 FB01 FC20 FD10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱物を収納する容器と、 この容器の外面に対向して設けられ、発生磁界により前
    記容器を加熱する電磁誘導コイルと、前記容器の外面に
    対向し、前記電磁誘導コイルの内周側または/および外
    周側に近接して設けられた非磁性金属材とを備えたこと
    を特徴とする電磁誘導加熱調理器。
  2. 【請求項2】 上記電磁誘導コイルを間隙を空けて複数
    配置し、この間隙またはこの間隙近傍に上記非磁性金属
    材を配置したことを特徴とする請求項1記載の電磁誘導
    加熱調理器。
  3. 【請求項3】 上記非磁性金属材を環状に形成したこと
    を特徴とする請求項1または2記載の電磁誘導加熱調理
    器。
  4. 【請求項4】 上記非磁性金属材を分割し、間隙を空け
    て配設したことを特徴とする請求項3記載の電磁誘導加
    熱調理器。
  5. 【請求項5】 本体と、この本体に内蔵され、有底筒状
    の枠体と、所定の空間を形成し前記枠体に収容される容
    器と、この容器の外面と対向し、前記枠体の外面に間隙
    を設けて複数配設され、発生磁界により前記容器を加熱
    する電磁誘導コイルと、前記容器の外面に対向し、前記
    複数の電磁誘導コイルの間隙またはこの間隙近傍に配設
    された非磁性金属材とを備えたことを特徴とする電磁誘
    導加熱調理器。
  6. 【請求項6】 上記非磁性金属材を環状に形成したこと
    を特徴とする請求項5記載の電磁誘導加熱調理器。
  7. 【請求項7】 上記非磁性金属材を分割し、間隙を空け
    て配設したことを特徴とする請求項3記載の電磁誘導加
    熱調理器。
  8. 【請求項8】 前記非磁性金属材を上記枠体内に設けた
    ことを特徴とする請求項5または6記載の電磁誘導加熱
    調理器。
  9. 【請求項9】 前記非磁性金属材を上記枠体外面に設け
    たことを特徴とする請求項5または6記載の電磁誘導加
    熱調理器。
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