JP6141214B2 - 炊飯器 - Google Patents

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Description

本発明は、超音波発生手段を備えた炊飯器に関するものである。
従来の炊飯器には、調理物が収容された内釜の底部及び側部に加熱コイルを配設し、かつ内釜の側部に超音波振動子を設け、それらの構成部品にインバータ回路から高周波電流を流すように構成しているものがあった。
そのようなものとして、「炊飯鍋と、炊飯鍋の加熱手段と、米の含水時に超音波を炊飯鍋内に発生させる超音波発生手段とを備えた」炊飯器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の炊飯器は、炊飯器本体の電源スイッチがオンされた場合、超音波振動子が動作することで米の含水率が上昇し、炊飯性能を向上するようにしている。
また、「炊飯器本体内に調理物を収納する内鍋を着脱自在に収納した炊飯器において、該内鍋に収納された調理物に振動を与える振動発生装置を設けた」炊飯器が提案されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に記載の炊飯器は、外釜の底部や側部に振動発生装置を設け、加熱中に内鍋内の調理物に超音波振動を与えることにより、加熱による自然熱対流と振動による調理物の攪拌との相乗効果によって加熱の均一化を図るようにしている。
特許第2874506号公報(例えば、図1、図2等) 実開平5−80414号公報(例えば、図1、図3等)
特許文献1に記載の炊飯器は、内釜の側部に超音波振動子が設けられているため、曲面形状の内釜側部に対して平面形状の超音波振動子を設けても、超音波振動を効率的に釜内へ伝播させることができないという問題点があった。また、超音波振動子は内釜の外側面に接着されているため、例えば炊飯器本体から内釜を取り出して洗浄したり、内釜内で洗米したりする際に超音波振動子に水がかかってしまい、超音波振動子が腐食するという懸念があった。
特許文献2に記載の炊飯器は、外釜の底部や側部に振動発生装置が設けられているため、略直方体の炊飯器本体においては振動発生装置の未装時と比較して高さや幅、奥行き寸法の増加が必要という問題点があった。また、底部中央部に振動発生装置が設けられているため、誘導加熱コイルの中央部に振動発生装置用の空間を設ける必要があり、炊飯時に中央部での加熱ができないという問題点もあった。
本発明は、上記のような課題を背景になされたものであり、本体サイズを大型化することなく構成するとともに、内釜を洗浄したり、内釜内で洗米したりする作業を容易にして美味しいご飯を炊飯できる炊飯器を提供することを目的とする。
本発明に係る炊飯器は、調理物が入れられる内釜と、前記内釜を振動させる振動発生手段と、を有し、前記振動発生手段は、前記内釜の底部と側部とを繋ぐ部分に接触する位置に配置されており、前記内釜との接触面が前記内釜の形状に合わせた曲面形状に構成されているものである。
本発明の炊飯器によれば、本体サイズを大型化することなく、内釜を振動させることができ、内釜の着脱が簡単で洗浄や内釜の洗米が容易であるとともに、振動により吸水性の優れた美味しいご飯を炊飯することができる。
本発明の実施の形態に係る炊飯器の外観の一例を概略的に示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態に係る炊飯器の構成を概略的に示す概略断面図である。 本発明の実施の形態に係る炊飯器の振動発生手段と内釜との接触方法を説明する要部断面図である。 本発明の実施の形態に係る炊飯器に搭載される振動発生手段の構成例を概略的に示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る炊飯器の炊飯動作のタイミングを示すタイミングチャートである。
以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態について説明する。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、図1を含め、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することとする。さらに、明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、これらの記載に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態に係る炊飯器100の外観の一例を概略的に示す外観斜視図である。図2は、炊飯器100の構成を概略的に示す概略断面図である。図3は、炊飯器100の振動発生手段50と内釜3との接触方法を説明する要部断面図である。図1〜図3に基づいて、炊飯器100の構成について説明する。なお、図2及び図3では、調理物30である米及び水が、炊飯器100の内釜3に収容されている状態を例に示している。
この炊飯器100は、調理物(例えば、米や水等の食品)30が入れられた内釜3を加熱手段(例えば、加熱コイル6)で加熱することで調理物を炊き上げるものである。図1に示すように、炊飯器100は、本体1と、外蓋21と、で外観が構成されている。図2に示すように、本体1の上部には、上面が開放している容器状の外釜2が設置される。この外釜2の内部には、調理物30を収納する内釜3が着脱自在に収納される。外蓋21は、外釜2の開口を開閉するように回転自在に設けられている。また、外蓋21には、外釜2が外蓋21で閉められた状態にあるときに内釜3の開口を塞ぐように内蓋22が設けられている。
内蓋22には、内釜3に当接して内釜3の内部の温度を検出する蓋用温度センサ23が設けられている。また、外釜2の底部の中央部には、温度センサ用開口部4が形成されている。そして、温度センサ用開口部4には、内釜3に当接して調理物30の温度を検出する内釜用温度センサ5が設けられている。さらに、外釜2の底部の外側には、内釜3を誘導加熱して炊飯を行う加熱コイル6が設けられている。なお、内釜用温度センサ5及び蓋用温度センサ23は、例えばサーミスタで構成するとよい。
本体1の内部には、内釜用温度センサ5と蓋用温度センサ23とからの検出温度に基づいて炊飯状態を認識し、これに基づいて加熱コイル6に高周波電流を供給する第一インバータ7を制御する制御部8が設けられている。第一インバータ7の詳細な回路構成を特に図示しないが、第一インバータ7には、一般的に、例えばパワースイッチング素子、共振コンデンサ等で構成される一石電圧共振インバータや、ハーフブリッジインバータ等が用いられている。
図3に示すように、内釜3の底部と側部とを繋ぐ部分3Aに対応する位置の外釜2には、振動伝播用開口部9が形成されている。この繋ぐ部分3Aとは、例えば、内釜3の底部と側部が直角に交わる箇所の頂点部であり、また、内釜3の底部と側部が曲面部を介して交わる場合には、その曲面部のことである。そして、振動伝播用開口部9には、内釜3に当接するように振動発生装置である振動発生手段50が設けられている。振動発生手段50と内釜3との接触部分には、振動伝播部材54が配置されている。なお、振動発生手段50の具体的な構成については後段の図4で説明する。
振動発生手段50は、調理物30に振動を与えるものである。振動発生手段50は、外釜2に内釜3を収納し、外蓋21が閉められた場合に、その表面(先端部表面50A)が内釜3へ押し当てられて接触した状態となる。一方、振動発生手段50は、内釜3が外釜2から外された場合には、内釜3から離れて外釜2側へ残るようになっている。また、本体1の内部には、振動発生手段50へ高周波電流を供給する第二インバータ11が設けられている、制御部8により制御されるようになっている。
制御部8は、マイクロコンピュータ(マイコン)や制御回路を備えており、操作部15からの信号、及び、内釜用温度センサ5及び蓋用温度センサ23からの検出温度に基づいて所定の制御シーケンスに従って第一インバータ7、第二インバータ11を駆動制御する。なお、制御部8には、一般的に、時間を計測するタイマー/カウンター機能と、アナログ電圧信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、が搭載されている。
外蓋21には、操作部15が設けられている。操作部15は、使用者からの炊飯指示や炊飯条件の設定を受け付けるものである。また、操作部15は、動作状態や使用者に対するメッセージ等を表示する表示部としての機能も有している。つまり、操作部15は、使用者からの設定に基づく信号を制御部8に出力するものであり、制御部8からの出力に基づいてメッセージ等を表示するものである。なお、ここでは、表示部と操作部とをまとめて操作部15としている場合を例に示しているが、表示部と操作部とが別々に設けられていてもよい。
また、外蓋21には蒸気カートリッジ31が設けられている。蒸気カートリッジ31は、内蓋22に形成されている穴(蒸気口)を介して流入してきたおねば成分を含む蒸気を、おねば成分と蒸気に分離し、分離した蒸気を外部に導くものである。また、蒸気カートリッジ31が外蓋21に装着された状態において、内蓋22と蒸気カートリッジ31とは図示省略のパッキンで密閉にシールされるようになっている。また、蒸気カートリッジ31の蒸気導入口には、開閉弁32が設けられている。開閉弁32は、内釜3内の蒸気の圧力によって上下するものである。
図4は、炊飯器100に搭載される振動発生手段50の構成例を概略的に示す概略図である。図4に基づいて、振動発生手段50の具体的な構成例について説明する。振動発生手段50は、内釜3の底部と側部とを繋ぐ部分3Aの形状に合うように、内釜3との接触面(先端部表面50A)を平面状ではなく、曲面形状に構成されている。具体的には、先端部表面50Aは、凹となる曲面状に構成されている。なお、先端部表面50Aの曲率を特に限定するものではなく、内釜3の底部と側部とを繋ぐ部分3Aの曲率に応じて決定すればよい。
振動発生手段50の構成例としては、一般的に知られた圧電素子51を2つの金属ブロック(内釜側金属ブロック52、外釜側金属ブロック53)で挟んだサンドイッチ構造のボルト締めランジュバン型振動子が挙げられる。圧電素子51は、第一圧電素子51aと第二圧電素子51bとが貼り合わされて構成されている。第一圧電素子51aが内釜側金属ブロック52側に、第二圧電素子51bが外釜側金属ブロック53側に、それぞれ位置するように設けられている。
内釜側金属ブロック52が内釜3側に接触する振動発生手段50の先端側に、外釜側金属ブロック53が内釜3から遠い方である振動発生手段50の基端側に、それぞれ位置するように設けられている。その中でも、内釜側金属ブロック52の先端部表面50Aを、内釜3の接触部分の形状に合わせた曲面形状が形成されたものなどがある。なお、外釜側金属ブロック53の第二圧電素子51bとは反対側には、ボルト55が取り付けられている。
また、振動発生手段50と内釜3とは、密度と音速との積から表される音響インピーダンスを近づけた材質で構成されており、振動発生手段50にボルト締めランジュバン型振動子を用いた場合には、内釜側金属ブロック52を音響インピーダンスが近い材質で構成する。例えば、内釜3が鉄の場合の音響インピーダンスは密度7.86×103[kg/m]×音速5950[m/s]=46.4×106[kg/ms]であるため、内釜側金属ブロック52の材質も鉄とすれば同一音響インピーダンスであるが、内釜側金属ブロック52の材質を銅としても密度8.96×103[kg/m]×音速5010[m/s]=44.6×106[kg/ms]であるため比較的近い音響インピーダンス構成とすることができる。
なお、振動発生手段50にボルト締めランジュバン型振動子を用いた場合には、ボルト締めランジュバン型振動子を構成する圧電素子51と内釜側金属ブロック52、外釜側金属ブロック53の各材質についても、それぞれが音響インピーダンスの近い材質で構成されている。
また、上述したように、振動発生手段50と内釜3との接触部分には、振動伝播部材54が配置されている。振動伝播部材54は、振動発生手段50側、つまり先端部表面50Aに固定されている。そのため、振動伝播部材54は、内釜3が外釜2から取り外される際には内釜3との接触も外れて振動発生手段50側に残ったままとなる。振動伝播部材54は、内釜3に接触するため、ある程度弾性を持った材質で構成する。
なお、振動発生手段50を駆動する駆動機構(例えば、ソレノイド、空気圧(または油圧)シリンダや電動シリンダ、スクリュー、カムあるいはラック/ピニオン機構など)を用いて、内釜3の着脱、外蓋21の開閉などに連動させて、振動発生手段50を駆動させるようにしてもよい。このようにすれば、振動伝播部材54の内釜3との接触をより確実なものにでき、内釜3の着脱をより簡単に実行することができる。
次に、炊飯器100の動作について説明する。
図5は、炊飯器100の炊飯動作のタイミングを示すタイミングチャートである。以下、炊飯器100の炊飯動作を、図5を参照して説明する。図5に示すように、炊飯器100の炊飯工程は、予熱工程、昇温工程、沸騰工程、及び蒸らし工程により構成される。
炊飯器100を動作させる前に、使用者は、まず調理物30である洗米した米と適量の水を入れた内釜3を炊飯器100の本体1にセットする。そして、使用者は、外蓋21を閉じ、電源を入れ、操作部15で炊飯メニューを選択し、炊飯スイッチ(図示せず)を押下して、炊飯器100に動作指示を与える。炊飯器100は、炊飯スイッチが使用者によって押下され、動作指示が与えられることで、炊飯を開始する。制御部8に搭載されるマイコン等には複数種類の炊飯モードが記憶され、制御部8は、指定されたモードにて電力や温度等が異なる調理を実行する。
制御部8は、炊飯を開始すると、第一インバータ7を制御して加熱コイル6へ高周波電流を供給し、予熱工程に入る。予熱工程とは、内釜3内の水が沸騰する前の段階で、内釜3を所定温度で所定時間加熱し、これによって米の吸水を促進し、甘味成分である糖や旨味成分であるアミノ酸などの呈味成分を生成する工程である。この予熱工程では、制御部8は、内釜3の温度が約60℃程度になるように、内釜用温度センサ5及び蓋用温度センサ23からの検出温度に基づいて、加熱コイル6に高周波電流を供給する第一インバータ7を制御する。
そして、所定の予熱時間に達すると、制御部8は、次の昇温工程に移行する。昇温工程とは、予熱工程終了後から内釜3内の水が沸騰するまでの工程である。昇温工程では米の吸水が急速に進み、米の糊化が始まる。昇温工程においては、制御部8は、内釜3の温度を100℃に達するように加熱コイル6への通電を制御する。このとき、制御部8は、内釜用温度センサ5及び蓋用温度センサ23の検出温度を通じて内釜3の温度を監視し、その温度が100℃に達したときは、沸騰工程に移行する。
沸騰工程においては、制御部8は、第一インバータ7を制御して、その内釜3の温度を100℃に保持する。沸騰工程とは、沸騰を維持し、内釜3内部の米に吸水されずに残っている水(残存水)を内釜3内に均一に行きわたるようにする工程である。そして、制御部8は、内釜3内の水がなくなったことを、内釜用温度センサ5を通して検知すると、第一インバータ7の制御を停止して蒸らし工程に移行する。
蒸らし工程においては、制御部8は、内釜3の温度を高温に保持するために断続的に加熱コイル6に通電する。蒸らし工程とは、沸騰工程の最終段階であるドライアップ工程(余剰な水分を飛ばすための工程)において内釜3の内部がドライアップ状態となった後に、実行される工程であり、米の糊化を進めて米の芯残りを減少させる工程である。制御部8は、蒸らし工程において所定時間が経過すると炊飯を終了する。
一方、制御部8は、炊飯工程中に第二インバータ11への通電も制御している。炊飯中、内釜3に接触している振動発生手段50は、第二インバータ11によって高周波電流が供給され、第一インバータ7による内釜3の加熱とは独立して振動を内釜3に発生させる。制御部8は、主に炊飯初期の米の吸水が行われている予熱工程中に、振動発生手段50により内釜3に振動を発生させるようにしている。
予熱工程中に、米と水に振動を伝播させることにより、米表面が超音波振動により剥がされる効果が得られ、剥がれた部分からの吸水を促進することができる。また、超音波振動により米表面が剥がされることで、米の約70%を構成する成分であるデンプンが水へ溶出し、その後の炊飯工程において米表面へデンプンが再付着することにより、超音波振動を伝播しない場合と比べて炊飯後に食べた際に甘みとして感じ易くなるという効果も得られる。
以上のように、炊飯器100は、炊飯初期に内釜3に振動を直接作用するように伝播させるようにしている。こうすることによって、内釜3へ伝わる振動を大きくでき、米の吸水性能を上昇することができ、そのため甘み成分を感じ易い飯を作ることができる。また、炊飯器100は、振動発生手段50を内釜3へ固定させずに、内釜3を外釜2から取り外した際に外釜2へ残るようにしたことにより、内釜3の着脱が簡単で、内釜3の洗浄や内釜3での洗米を容易にすることができる。
また、炊飯器100によれば、振動発生手段50を内釜3の底部と側部とを繋ぐ部分3Aに対応する外釜2側に設けたことにより、特に略直方体の本体1においては、側部や底部に設けた際の本体1の幅や高さと比較して、小型化することができる。さらに、炊飯器100によれば、外釜2の底部については内釜用温度センサ5のみの開口空間を設けるだけでよいため、加熱コイル6の中央部も小径から円形状に巻くことができ、加熱コイル6の設置偏りがなくなり、加熱ムラを抑制することができる。
また、炊飯器100によれば、振動発生手段50を加熱コイル6よりも外側へ配置しているので、加熱コイル6の中央部から振動発生手段50を臨ませる場合と比較して、特に高周波で振動発生手段50を駆動させる場合には、加熱コイル6から発生する磁界の影響を受けずに振動発生手段50を駆動させることができる。そのため、炊飯器100によれば、加熱コイル6及び振動発生手段50の両者を高周波で動かした際に発生する可能性のある、周波数差が人間の可聴域に入ることで耳障りとなる干渉音を抑制することができる。
また、炊飯器100によれば、先端部表面50Aを平面状ではなく、内釜3の底部と側部とを繋ぐ部分3Aに合うよう曲面形状で構成しているため、内釜3との接触部分の隙間発生を抑制して、接触面積を増やすことができ、振動発生手段50により発生させた振動を内釜3へ効率よく伝播させることができる。
また、炊飯器100によれば、振動発生手段50としてボルト締めランジュバン型振動子を用いた際には、超音波振動子などと比較して高音圧を発生させることができるだけでなく、内釜3と接触するのが金属であることから形状を自由に構成することができ、先端部表面50Aの曲面形状を容易に形成することができる。さらに、炊飯器100によれば、振動発生手段50としてボルト締めランジュバン型振動子を用いた際には、先端部表面50Aを小型化することができるため、外釜2に設ける振動伝播用開口部9のサイズも小型でき、内釜3を取り外す際や外釜2を清掃する際に振動発生手段50が邪魔になるのを抑制することができる。
また、炊飯器100によれば、振動発生手段50としてボルト締めランジュバン型振動子を用いた際には、内釜3と接触する側の内釜側金属ブロック52を音響インピーダンスが近い材質で構成しているため、振動発生手段50により発生した超音波が、内釜3との接触面で反射するのを抑制し、効率的に内釜3へ伝播させることができる。
また、炊飯器100によれば、振動発生手段50と内釜3との接触部分に振動伝播部材54を配置したことにより、接触面へ空気層が入ることを抑制して振動伝播をより効率よくすることができる。また、炊飯器100によれば、振動伝播部材54を弾性体で構成することにより、振動発生時の内釜3と振動伝播部材54との追従性がよくなり、加振中に内釜3と振動伝播部材54との間に少しでも空気層が入ることを抑制することができる。
なお、本実施の形態では、振動発生手段50としてボルト締めランジュバン型を用いた構成を例として説明したが、振動発生手段50として超音波振動子などを用いた構成でもよい。また、本実施の形態では、内釜3の加熱方法として加熱コイル6を用いた誘導加熱方式として説明したが、ヒータ(例えば、電熱線、シーズヒーター等)などの加熱手段を用いた加熱方式でもよい。
1 本体、2 外釜、3 内釜、3A 内釜の底部と側部とを繋ぐ部分、4 温度センサ用開口部、5 内釜用温度センサ、6 加熱コイル、7 第一インバータ、8 制御部、9 振動伝播用開口部、11 第二インバータ、15 操作部、21 外蓋、22 内蓋、23 蓋用温度センサ、30 調理物、31 蒸気カートリッジ、32 開閉弁、50 振動発生手段、50A 先端部表面、51 圧電素子、51a 第一圧電素子、51b 第二圧電素子、52 内釜側金属ブロック、53 外釜側金属ブロック、54 振動伝播部材、55 ボルト、100 炊飯器。

Claims (6)

  1. 調理物が入れられる内釜と、
    前記内釜を振動させる振動発生手段と、を有し、
    前記振動発生手段は、
    前記内釜の底部と側部とを繋ぐ部分に接触する位置に配置されており、前記内釜との接触面が前記内釜の形状に合わせた曲面形状に構成されている
    ことを特徴とした炊飯器。
  2. 前記内釜を誘導加熱する加熱コイルと、
    前記加熱コイルに高周波電流を供給する第一インバータと、
    前記振動発生手段に高周波電流を供給する第二インバータと、を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の炊飯器。
  3. 前記加熱コイルを前記内釜の底部側に設け、
    前記振動発生手段は、
    前記加熱コイルよりも外側へ設置されている
    ことを特徴とした請求項に記載の炊飯器。
  4. 前記振動発生手段は、
    圧電素子と、
    前記圧電素子を挟む金属ブロックと、で構成されている
    ことを特徴とした請求項又はに記載の炊飯器。
  5. 前記振動発生手段は、
    前記内釜と接触する先端部表面に弾性の振動伝播部材が設置されている
    ことを特徴とした請求項1〜のいずれか一項に記載の炊飯器。
  6. 前記振動発生手段、前記内釜は、
    全ての材質または接触する部品の材質が、音速と密度との積から表される音響インピーダンスが近い材質で構成されている
    ことを特徴とした請求項に記載の炊飯器。
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