JP2002291549A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

Info

Publication number
JP2002291549A
JP2002291549A JP2001099889A JP2001099889A JP2002291549A JP 2002291549 A JP2002291549 A JP 2002291549A JP 2001099889 A JP2001099889 A JP 2001099889A JP 2001099889 A JP2001099889 A JP 2001099889A JP 2002291549 A JP2002291549 A JP 2002291549A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerator
space
exhaust
outer box
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001099889A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Yoshikawa
勝 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Aircool Corp
Original Assignee
Denso Aircool Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Aircool Corp filed Critical Denso Aircool Corp
Priority to JP2001099889A priority Critical patent/JP2002291549A/ja
Publication of JP2002291549A publication Critical patent/JP2002291549A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drawers Of Furniture (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 引き出しの収納スペースに設置可能な冷蔵庫
を提供する。 【解決手段】 システムキッチンなどの引き出しの収納
スペース6に設置可能な冷蔵庫10であって、冷却装置
28の排熱フィン22が後壁17の外側のダクトスペー
ス20に設けられており、収納スペース6に入れると側
壁15aおよび15bと収納スペースの壁6aおよび6
bとの間に、ダクトスペース20に対し前方から外気を
供給し前方に排気する給排気スペース51aおよび51
bが形成される冷蔵庫を提供する。本例の冷蔵庫10
は、温風をシステムキッチンの内部に排出しない構成に
なるので、他の引き出しに影響を与えることなくシステ
ムキッチンに設置することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀物や乾物などを
保管するのに適した冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】乾物、根菜類あるいは穀物などは冷暗所
と称される10℃前後で温度の変化の少ない場所に保管
することが推奨されている。そして、従来の家庭では、
床下などにそのような環境の収納場所が用意されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マンシ
ョンやアパートでは床下を使用することができず、乾物
などを収納するのに適した環境の場所を確保することが
難しくなっている。また、ライフスタイルの多様化によ
って、2階を台所にする家庭もあり、冷暗所に適した場
所を確保することが難しい状況になっている。冷蔵庫は
普及しているが、一般的な冷蔵庫では、冷蔵室の温度は
5℃以下に維持され、また、乾燥しやすいので、根菜類
や穀物の貯蔵には適していない。
【0004】そこで、本発明においては、マンションや
アパートなどにおいても、手軽に冷暗所として利用する
ことができる冷蔵庫を提供することを目的としている。
そして、ライフスタイルが多様化している現在におい
て、乾物、穀物あるいは根菜類などを手軽に保存するこ
とができる冷蔵庫を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、システムキッチンなどの台所用家具の引き出しに
設置可能な冷蔵庫を提供することにより、マンションや
アパートなどであっても冷暗所として手軽に利用できる
スペースを実現し、引き出しと同じ感覚で、乾物、根菜
類および穀物などを保管することができるスペースを台
所内に設けられるようにしている。そして、本発明にお
いては、引き出しの収納スペースに設置したときに、両
側面あるいは上下の面に給排気用のスペースを確保する
ことにより、システムキッチンの他の引き出しに大きな
影響を与えることなく、効率良く冷却装置から放熱でき
るようにしている。すなわち、本発明の冷蔵庫は、引き
出しの収納スペースに設置可能な冷蔵庫であって、断熱
性の後壁、両側壁、上壁および下壁を備えた外箱と、こ
の外箱の内部を冷却可能な冷却装置とを有し、冷却装置
の排熱部が後壁の外面に設けられており、外箱を収納ス
ペースに設置したときに外箱と収納スペースとの間に、
前方から外気を排熱部に供給し前方に排気する給排気ス
ペースが形成されるようにしている。
【0006】この冷蔵庫においては、後壁の側に冷却装
置を設置することにより前方のスペースを幅広く利用す
ることができる。したがって、外箱に、断熱性の前壁を
備えた引き出し式の内箱を収納したときに、奥行きは冷
却装置によって狭くなるとしても、引き出された手前側
は収納スペースのほぼ幅いっぱいを被冷蔵物を収納する
ために利用できる。このため、システムキッチンの他の
引き出しと利用できる幅はそれほど遜色のない冷蔵庫を
提供できる。さらに、外箱の側壁に冷却装置を設置した
場合には、側壁と収納スペースの間に冷却装置の排熱部
が収まるだけのクリアランスが必要になるのに対し、後
壁に冷却装置を配置することにより、外箱の外壁と収納
スペースとの間には給排気用のスペースを設けるだけで
良い。したがって、外箱と引き出しの収納スペースとの
隙間は比較的小さくなり、内箱の前壁に化粧板を取り付
けることにより、その隙間を塞ぎやすくなる。このた
め、システムキッチンとしての外観を阻害することなく
冷蔵庫を設置できる。
【0007】給排気スペースは、外箱の上壁の上側ある
いは下壁の下のスペースに設けても良い。しかしなが
ら、上壁の上側あるいは下壁の下側の一方に給排気スペ
ースを設けると後壁や前方でショートサーキットが発生
したり、後壁に配置した排熱フィンへの流れが設計しに
くい。一方、上壁の上および下壁の下側の両方に吸気お
よび排気スペースを配置すると引き出しの収納スペース
のうち、実際に被冷蔵物を収納するスペースの高さある
いは深さが大幅に小さくなる。したがって、給排気スペ
ースは外箱の両側壁と収納スペースとの間に設けること
が望ましく、吸気スペースと排気スペースとを分離する
ことができるので、後壁に配置した排熱フィンにスムー
ズに外気を導入することができる。
【0008】さらに、外箱の前面は、上壁に対し下壁が
後退あるいは凹むように傾斜したシール面になっている
ことが望ましい。外箱に、前壁の下方が凹んで階段状の
蹴込み部となった内箱を入れる場合に、内箱の前壁の内
側で外箱に当るシール面を、外箱の前面のシール面に沿
って傾斜した面にすることができる。傾斜したシール面
であれば、全体を一様に当て易いので、段差のあるシー
ル面でシールするより密封性を保持しやすい。そして、
内箱の前壁には蹴込み部を設けることが可能なデザイン
となり、システムキッチンの最下段の引き出しスペース
であっても冷蔵庫を設置することができる。
【0009】さらに、最下段に冷蔵庫を設置して内箱の
前壁に蹴込み部を設ける場合は、前壁の蹴込み部の上方
の前面は給排気スペースの前方を覆う化粧板として給排
気スペースを覆うようにすると共に、蹴込み部の両端に
給排気スペースと繋がる開口を設けることが望ましい。
これにより、上方から見ただけでは給排気スペースを化
粧板で隠すことができ、システムキッチンなどの家具と
しての外観を損なうことがなくなる。その一方で、給排
気スペースに繋がる開口が設けられるので、空気抵抗を
小さくでき、給排気スペースの空気を循環させるための
圧力損失を小さくでき、省電力で冷却能力の高い冷蔵庫
を設置できる。
【0010】また、冷却装置は、冷媒回路を用いたもの
でも良いが、ユーザが常に近くに居ることが多いシステ
ムキッチンに冷蔵庫を設置することを考えると、コンパ
クトで騒音も低いペルチェユニットを採用することが望
ましい。
【0011】このように、本発明の冷蔵庫はシステムキ
ッチンの引き出しの収納スペースを利用可能なものであ
り、システムキッチンを構成するオプションの1つとし
て選択することが可能となる。したがって、ユーザのラ
イフスタイルに合わせて台所に冷暗所となる保冷庫を設
けることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照してさらに説明
する。図1に、本発明の実施の形態に係るシステムキッ
チンの概要を示してある。このシステムキッチン1は、
本体2の上方にガスレンジ3とシンク4とが配置され、
その下に複数の引き出し5が配置されている。そして、
これらの引き出し5のうち、左下の引き出し5aが保冷
用の引き出しとなるように本発明に係る冷蔵庫10が設
置されている。
【0013】図2に、本発明の冷蔵庫10を引き出しの
収納スペース6に設置する様子を、内部の構成を透視し
た状態で示してある。また、図3は、冷蔵庫10が引き
出しのスペース6に設置された状態を上方から見た断面
図で示し、図4は前方から見た断面図で示し、さらに図
5は側方から見た断面図で示してある。本例の冷蔵庫1
0は、引き出しの収納スペース6に収納可能なサイズで
前方14aが開いた外箱14を備えており、この外箱1
4は断熱性の素材を含んだ側壁15aおよび15b、上
壁16aおよび下壁16b、および後壁17を備えてい
る。このため、外箱14には前方14aから引き出し式
の内箱30を出し入れでき、また、外箱14の内面に
は、内箱30を支持するためのスライドレール13が設
けられている。
【0014】冷蔵庫10の外箱14には、内箱30を収
納する断熱性のスペース18の後方、すなわち、断熱性
の後壁17の外側(後側)に冷却用の機器を設置するた
めのダクトスペース20が設けられている。本例では、
側壁15aおよび15b、上下壁16aおよび16bの
外面を覆うケーシングあるいはハウジング21でダクト
スペース20も覆われており、ハウジング21がダクト
を兼ねた構成になっている。このため、ハウジング21
の後方の両側面には給排気用のルーバ状の開口29が設
けられている。ダクトスペース20には、冷却装置28
の排熱フィン22と、この排熱フィン22に外気を導入
して冷却する排熱ファン23と、冷却装置の制御装置お
よび電源装置が収納された制御ボックス24と、さらに
制御ボックス24に外気を導入して冷却する排熱ファン
25が水平方向にほぼ一列に並んで配置されている。し
たがって、ハウジング21の側面の開口29から排熱フ
ァン25で吸気された外気は、まず制御ボックス24を
冷却し、第1の排熱ファン23でブーストアップされて
排熱フィン22に供給される。そして、排熱フィン22
を通った外気がハウジング21の反対側の側面の開口2
9から排出される。
【0015】冷蔵庫10の外箱14を構成するハウジン
グ21は、引き出しの収納スペース6に設置されると、
側壁15aおよび15bと、収納スペース6の側壁6a
および6bとの間に適当な幅、たとえば2〜3cm程度
の隙間51aおよび51bがそれぞれ形成されるように
なっており、これらの隙間が給排気スペースとなる。し
たがって、本例の冷蔵庫10を引き出しの収納スペース
6に設置した状態では、図面上の左側の給排気スペース
51bが吸気用のスペースとなり、右側の給排気スペー
ス51aが排気用のスペースとなっている。
【0016】冷蔵庫10の外箱14の内側の断熱性のス
ペース18には、後壁17のほぼ中央に2個の吸熱フィ
ン27aおよび27bが配置され、これらの吸熱フィン
27aおよび27bにスペース18の内部の空気を循環
させるファン26aおよび26bが後壁17の両側に配
置されている。吸熱フィン27aおよび27bは、ペル
チェ素子28aを挟んで排熱フィン22に繋がってお
り、本例の冷蔵庫10の断熱性のスペース18を冷却す
る冷却装置28を構成している。このペルチェユニット
を用いた冷却装置28は、コンパクトで、冷媒も不要で
あり、コンプレッサなどの駆動装置も不要である。この
ため、メンテナンスフリーであり、さらに、騒音や振動
もほとんど無い。したがって、システム家具やシステム
キッチンの一部として台所などに設置される冷蔵庫の冷
却装置としては好適なものである。
【0017】この断熱性のスペース18に出し入れ可能
な内箱30は、断熱性の素材を含んだ前壁31と、この
前壁31から後方に延びた支持梁32とを備えており、
この支持梁32に2つの収納ボックス33aおよび33
bを取り付けられるようになっている。収納ボックス3
3aおよび33bは、上方が開いたプラスチック製の箱
である。内箱30を外箱14の内側の断熱スペース18
に入れると、収納ボックス33aおよび33bの左右お
よび下に冷気が循環するスペース35が形成される。そ
して、両側に配置された循環ファン26aおよび26b
により、本例の冷蔵庫10では、収納ボックス33aお
よび33bの回りに対称的に冷気が循環するようになっ
ている。したがって、2つの収納ボックス33aおよび
33bを略均等に冷却することができる。
【0018】本例の冷蔵庫10はキッチン1の最下段の
引き出しのスペース6に収納されており、引き出しとな
る内箱30の前壁31には、他のシステムキッチン1の
最下段の引き出しと同様に蹴込み部35が設けられてい
る。すなわち、前壁31は、取っ手が取り付けられ、前
面が化粧板39となった上前壁36と、この上前壁36
から後方に一段凹んだ蹴込み部35とを備えた階段状に
なっている。このため、引き出し式の内箱30を外箱1
4に収納した状態では、システムキッチン1の一部とし
て調和がとれ、一見しては冷蔵庫10が配置されている
とは思えない構成となる。
【0019】さらに、図6に本例の冷蔵庫10を前方か
ら見た様子を拡大して示してあるように、前上壁36の
化粧板39は左右の方向に、外箱14の両側壁15aお
よび15bを超えて張出しており、外箱14と引き出し
の収納スペース6との間に形成された給排気スペース5
1aおよび51bを覆い隠すようになっている。したが
って、上方から見たのでは給排気スペース51aおよび
51bは化粧板39によって隠されており、ほぼ見えな
い。その一方で、蹴込み部35を構成する下前壁は、上
前壁36より幅が狭くなっており、給排気スペース51
aおよび51bの前方が開口58となっている。したが
って、給排気スペース51aおよび51bを介して、前
方から後方のダクトスペース20へ吸気し、さらに、前
方へ排気することができる。また、化粧板39は、給排
気スペース51aおよび51bを覆うように延びている
が、化粧板39の後方には十分な隙間がある。したがっ
て、化粧板39の後方も給排気スペース51aおよび5
1bと繋がり、下方に向けて開いた空間となっており、
十分な開口率を確保することができる。開口率が不足す
る場合は、さらに、化粧板39の後方に通気スペース5
9を設けて給排気スペース51aおよび51bに繋がっ
た開口面積を大きくすることができる。
【0020】本例の冷蔵庫10の内箱30の前壁31は
蹴込み部35が設けられているので、前壁31の内側を
蹴込み部35に対応する位置まで後退させると内箱30
の容量が減って収納ボックス33aおよび33bが小さ
くなってしまう。一方、前壁31の内側を前壁31の前
面と同様の段差のある形状にすると、上下のいずれかの
縁に多少の公差があったり、内箱を収納するときにがた
つくだけで、外箱14の前面の上下と接触したときに上
下の一方に隙間が生じ易い。したがって、内部の断熱ス
ペース18の冷気が逃げて冷却効率が低下したり、外気
が断熱スペース18に入って結露する原因となる。
【0021】このため、図7に拡大して示してあるよう
に、本例の冷蔵庫10では、外箱14の前面19を上壁
16aに対し下壁16bが後退するように傾斜した面に
している。そして、内箱30の前壁31の内側の面38
は、下側が後方に突き出すように傾斜した面として外箱
14の前面19に当るようにしている。このように内箱
30の前方の内面38を傾斜した面とすることにより、
蹴込み部35があっても内箱30の容量を最大にするこ
とができ、さらに、外箱14の前面19とは段差のない
平坦な面あるいは縁で接触することになるので、寸法公
差やがたつきなどが生じても隙間は生じにくく、冷気が
漏れたり、結露が発生するトラブルを未然に防止でき
る。したがって、使いやすく冷却効率の良い冷蔵庫10
を提供できる。本例の冷蔵庫10においては、さらに、
内箱30の前壁の内面38の縁にそってパッキン37を
取り付けて内箱30を外箱14の断熱スペース18に収
納したときの密封性を向上している。
【0022】さらに、前壁の内面18を斜めにすること
により、前壁31に収納された断熱壁34も斜めに設置
することが可能であり、蹴込み部の段差のある形状から
単純な形状にすることができる。
【0023】このように、本例の冷蔵庫10は、引き出
しの収納スペース6に設置可能な冷蔵庫であって、冷却
装置28の排熱フィン22が後壁17の外側のダクトス
ペース20に設けられており、収納スペース6に入れる
と側壁15aおよび15bと収納スペースの壁6aおよ
び6bとの間のそれぞれに、ダクトスペース20に対し
前方から外気を供給し、前方に排気する給排気スペース
51aおよび51bが形成される。したがって、本例の
冷蔵庫10は、収納部となる内箱30の前方のスペース
を幅広く利用することができ、引き出された手前のスペ
ースのほぼ幅いっぱいを乾物や米などの被冷蔵物を収納
するために利用できる。このため、システムキッチン1
の他の引き出しに対し利用効率でそれほど遜色のない冷
蔵庫を提供できる。
【0024】さらに、後壁17の後方のダクトスペース
20に冷却装置28を配置し、引き出しの収納スペース
6の両端に沿って薄い給排気スペース51aおよび51
bを設けている。したがって、後面あるいは全体がクロ
ーズされた引き出しの収納スペース6であっても冷蔵庫
10を設置することが可能であり、十分な冷却能力を発
揮できる。そして、上述したように、引き出したときに
利用できる幅の広い冷蔵庫10を設置することができ
る。さらに、本例の冷蔵庫10においては、側面の給排
気スペース51aおよび51bから温風などが上方に流
れて、システムキッチン1の他の引き出しの収納物に影
響を与えないように、ハウジング21の上面の両縁から
外側に張り出し21aを延ばしている。また、ダクトス
ペース20はクローズされた空間であるので、ここから
も排気が上方に漏れ出すことはない。したがって、シス
テムキッチンなどの家具の引き出しの収納スペース6が
上下方向および後方、さらには両側方ともがクローズし
たものであっても、あるいは上下方向あるいは後方のい
ずれかがオープンなものであっても本例の冷蔵庫10を
設置して保冷庫などとして利用することが可能である。
さらに、本例の冷蔵庫10では、冷却装置28の排熱フ
ィン22からの温風が家具内に排気されないので、家具
の他の引き出しにほとんど影響を与えないで冷蔵庫10
を利用することができる。
【0025】この給排気スペースは、外箱14を引き出
しの収納スペースに収納したときに、その上壁16aの
上あるいは下壁16bの下のスペースに設けても良い。
しかしながら、上壁16aの上あるいは下壁16bの下
側のいずれか一方に吸気および排気のスペースを設ける
と後壁や外箱14の前方14aでショートサーキットが
発生したり、後壁のダクトスペース20に配置した排熱
フィン22への流れが設計しにくい。一方、上壁16a
の上および下壁16bの下側に吸気および排気スペース
をそれぞれ配置すると引き出しの収納スペース6のう
ち、利用できる高さが大幅に減ってしまい被冷蔵物のた
めのスペースが確保しにくくなる。これに対し、本例の
ように、給排気スペース51aおよび51bを外箱14
の両側壁15aおよび15bと収納スペースの側壁6a
および6bとの間に設けると、吸気スペース51bと排
気スペース51aとを分離することができ、その間を結
ぶようにダクトスペース20の配置もアレンジできる。
したがって、極めて効率良く冷却装置と通気スペースを
配置でき、さらに、制御パネル24の排熱も考慮した設
計が可能となる。
【0026】また、本例の冷蔵庫10を引き出しのスペ
ース6に収納したときに、外箱14の側壁15aおよび
15bと収納スペースの側壁6aおよび6bとの間には
薄い給排気用のスペース51aおよび51bが形成され
るだけである。したがって、外箱14と引き出しの収納
スペース6との隙間は小さく、内箱30の前壁31に取
り付けた化粧板39により容易に塞ぐことができる。し
たがって、システムキッチン1、あるいは他の家具の場
合であっても、それらの外観を全く阻害することなく冷
蔵庫10を設置できる。したがって、本例の冷蔵庫10
はシステムキッチン1、あるいは他の台所用家具の引き
出しのスペースに違和感なく取り付けることができ、従
来の冷暗所として利用することができる。このため、床
下スペースなどのないマンションやアパートなどであっ
ても冷暗所として手軽に利用できる収納スペースを設け
ることができる。
【0027】そして、本例の冷蔵庫10は、前面の化粧
パネル39を交換することにより、どのようなタイプの
システムキッチン1あるいは他の台所家具に対しても違
和感なく取り付けることが可能であり、ユーザがシステ
ムキッチン1あるいは他の台所家具を構成するオプショ
ンの1つとして本例の冷蔵庫を選択し、所望の位置にそ
れをセットすることができる。したがって、ユーザの好
みの使いやすい場所に保冷庫を設置することが可能であ
り、ユーザのライフスタイルに合わせて台所に冷暗所と
なるスペースを設けることができる。さらに、収納スペ
ース6との間に形成された給排気スペース51aおよび
51bから外気を給排気して冷却装置28を稼動できる
ので、台所家具に限らず、他の様々な家具に設置して冷
蔵庫として利用することができる。このため、オフィ
ス、居間あるいはホテルの部屋などにも手軽に、周囲の
雰囲気を壊すことなく冷蔵庫を設置することができる。
【0028】さらに、本例の冷蔵庫10は、外箱14の
前面19が上壁16aに対し下壁16bが凹むあるいは
後退するように傾斜したシール面になっている。したが
って、前壁31の下方が凹んで階段状の蹴込み35とな
った内箱30を入れる場合に、その内箱30の前壁の内
側38を傾斜した面とすることで、内箱30の内容量を
最大にしながら密封性を保持できる。このような傾斜し
た前面19を備えた外箱14に蹴込み35のない内箱3
0を取り付けることももちろん可能である。このため、
本例の冷蔵庫10は、システムキッチン1の上段の引き
出しの収納スペースに限らず、最下段の引き出しの収納
スペース6であっても設置することが可能であり、大き
な収納容量を確保し、効率良く冷蔵することができる。
【0029】特に、前面に蹴込み35のある内箱30で
あれば、前上壁36で給排気スペース51aおよび51
bを覆うと共に、蹴込み35の部分の幅を狭くして給排
気スペース51aおよび51bに繋がる大きな開口58
を確保することができる。したがって、給排気量を確保
するための圧力損失を小さくすることが可能であり、フ
ァン23あるいは25の動力を節減し、省電力で冷却能
力の大きな冷蔵庫10を設置することが可能となる。さ
らに、排気が最下段から吹出されるので、ユーザに直に
当る可能性が小さくなり、システムキッチン1のうち、
最下段の引き出しスペース6は本例の冷蔵庫10を設置
するのに最適な場所であるということができる。中間の
引き出しスペースに冷蔵庫10を設置する場合には、前
面の化粧板39の両端に多孔状あるいはルーバ状の開口
を設けて給排気スペース51aおよび51bに対し外気
が給排気されるようにしておくことが望ましい。
【0030】本例の内箱30には2つの収納ボックス3
3aおよび33bを装着できるようにしており、また、
冷却フィン27aおよび27bと、循環ファン26aお
よび26bを設けてこれらの収納ボックス33aおよび
33bの回りを略均等に冷気が巡回して収納ボックス3
3aおよび33bの内部が均等に効率良く冷却されるよ
うにしている。そして、収納ボックス33aおよび33
bの温度は冷暗所として利用するのに適した5℃から1
5℃程度の範囲のユーザが所望する温度付近に維持でき
るようになっており、穀物あるいは根菜類などの被収納
物を収納するのに適した環境を作っている。
【0031】なお、内箱30の配置は本例に限定される
ことはなく、1つあるいは3つ以上の収納ボックスを配
置することも可能である。また、外箱14の断熱スペー
ス18を冷気が循環する経路も上記に限定されることは
なく、収納ボックスの数あるいは配置に合わせて変える
ことが可能である。さらに、収納ボックスの上部に開閉
可能な蓋を設けて収納ボックス内に冷気を直に入れない
ようにすることも可能である。収納ボックス内に冷気が
入らなければ、穀物や根菜類などの被冷蔵物が直に冷気
に触れないので乾燥しすぎることはなく、鮮度を長期間
にわたり保持しやすい。
【0032】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明において
は、家具の引き出しの収納スペースに設置可能な冷蔵庫
を提供しており、システムキッチンなどに組み込んで利
用することができる。したがって、システムキッチンの
引き出しを冷暗所として利用することが可能となり、床
下スペースなどの従来の冷暗所として用いられていた収
納スペースを確保し難いアパートやマンションなどにお
いても手軽に冷暗所となる収納スペースを設けることが
できる。さらに、本発明の冷蔵庫は他の引き出しの収納
スペースにも自由に設置できる構成となっており、ユー
ザの好む場所に、家具の外観を損なうことなく冷蔵庫を
設置できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷蔵庫を設置可能なシステムキッチン
の概要を示す図である。
【図2】本発明に係る冷蔵庫の構成を展開して示す図で
あり、内部の配置を透過した状態で示してある。
【図3】冷蔵庫の概略構成を示す平断面図である。
【図4】冷蔵庫の概略構成を示す縦断面図である。
【図5】冷蔵庫の概略構成を示す横断面図である。
【図6】冷蔵庫を前方から見た様子を拡大して示す図で
ある。
【図7】冷蔵庫の前方の部分を拡大して示す図である。
【符号の説明】
1 システムキッチン、2 システムキッチンの本
体 3 ガスレンジ、4 シンク、5 引き出し 10 冷蔵庫 13 スライドレール 14 外箱、14a 前方の開口 15a、15b 外箱の断熱性の側壁 16a、16b 外箱の断熱性の上下壁 17 外箱の断熱性の後壁 18 外箱の断熱性のスペース 19 外箱の前面(前縁) 20 ダクトスペース 21 ハウジング 22 排熱フィン 23、25 給排気ファン 24 制御ボックス 26a、26b 循環ファン 27a、27b 吸熱フィン 28 冷却装置 29 開口 30 内箱 31 前壁 32 支持梁 33a、33b 収納ボックス 34 断熱壁 35 蹴込み部 36 上前壁 37 シール(パッキン) 38 前壁の内面(内縁) 39 化粧パネル 51a、51b 給排気スペース 58 開口 59 通気スペース

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引き出しの収納スペースに設置可能な冷
    蔵庫であって、断熱性の後壁、両方の側壁、上壁および
    下壁を備えた外箱と、この外箱の内部を冷却可能な冷却
    装置とを有し、前記冷却装置の排熱部が前記後壁の外面
    に設けられており、前記外箱を前記収納スペースに設置
    すると、前記外箱と前記収納スペースとの間に、前方か
    ら外気を前記排熱部に供給し前方に排気する給排気スペ
    ースが形成される冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記側壁と前記収納
    スペースとの間に前記給排気スペースが形成される冷蔵
    庫。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記外箱の前面は、
    前記上壁に対し下壁が後退するように傾斜したシール面
    になっている冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記外箱に、断熱性
    の前壁を備えた引き出し式の内箱が収納されている冷蔵
    庫。
  5. 【請求項5】 請求項3において、前記外箱に、断熱性
    の前壁を備えた引き出し式の内箱が収納されており、こ
    の前壁は下方が凹んだ階段状の蹴込み部を備えている冷
    蔵庫。
  6. 【請求項6】 請求項2において、前記外箱に、断熱性
    の前壁を備えた引き出し式の内箱が収納されており、こ
    の前壁は下方が凹んだ階段状の蹴込み部を備え、さら
    に、前記内箱の前壁の前記蹴込み部の上方の前面は前記
    給排気スペースの前方を覆う化粧板となり、前記蹴込み
    部の両端に前記給排気スペースと繋がる開口が設けられ
    ている冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 請求項1において、前記冷却装置はペル
    チェユニットを備えている冷蔵庫。
  8. 【請求項8】 引き出しの収納スペースを有し、該収納
    スペースに請求項1ないし7のいずれかに記載の冷蔵庫
    が収納されているシステム家具。
JP2001099889A 2001-03-30 2001-03-30 冷蔵庫 Withdrawn JP2002291549A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001099889A JP2002291549A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001099889A JP2002291549A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 冷蔵庫

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002291549A true JP2002291549A (ja) 2002-10-08

Family

ID=18953382

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001099889A Withdrawn JP2002291549A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002291549A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005160672A (ja) * 2003-12-02 2005-06-23 Eidai Co Ltd 台所用家具
KR20190088906A (ko) * 2018-01-19 2019-07-29 엘지전자 주식회사 가습 공기청정기
US11306931B2 (en) 2018-01-19 2022-04-19 Lg Electronics Inc. Air purifier
US11592198B2 (en) 2018-01-19 2023-02-28 Lg Electronics Inc. Air purifier
US11598537B2 (en) 2018-01-19 2023-03-07 Lg Electronics Inc. Air purifier

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005160672A (ja) * 2003-12-02 2005-06-23 Eidai Co Ltd 台所用家具
JP4587661B2 (ja) * 2003-12-02 2010-11-24 永大産業株式会社 台所用家具
KR20190088906A (ko) * 2018-01-19 2019-07-29 엘지전자 주식회사 가습 공기청정기
KR102172492B1 (ko) * 2018-01-19 2020-11-02 엘지전자 주식회사 가습 공기청정기
US11306931B2 (en) 2018-01-19 2022-04-19 Lg Electronics Inc. Air purifier
US11592198B2 (en) 2018-01-19 2023-02-28 Lg Electronics Inc. Air purifier
US11598537B2 (en) 2018-01-19 2023-03-07 Lg Electronics Inc. Air purifier
US11761649B2 (en) 2018-01-19 2023-09-19 Lg Electronics Inc. Air purifier
US11885525B2 (en) 2018-01-19 2024-01-30 Lg Electronics Inc. Air purifier

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110375493B (zh) 冷冻室在冷却室前侧回风的冰箱
KR100457274B1 (ko) 냉장고
AU2017403917B2 (en) Refrigerator
JP2013011397A (ja) 貯蔵庫内蔵家具
CN111609606A (zh) 一种具有双送风风机的冰箱及其送风控制方法
JP2003161565A (ja) 台所収納体用の保冷庫
WO2007010267A2 (en) Improvements in or relating to cold storage
JP2002291549A (ja) 冷蔵庫
CN209893740U (zh) 冰箱
JP2008057901A (ja) 冷蔵庫
JP2002195721A (ja) 冷蔵庫
JP2005299936A (ja) 冷蔵庫
JP2002168550A (ja) 保冷庫
JP2008111640A (ja) 冷蔵庫
JP4552800B2 (ja) 冷蔵庫
US12044456B2 (en) Refrigerator having air blower located downstream of transverse side of evaporator
CN209893743U (zh) 压机舱的后壁具有连续板面的冰箱
JP2007089921A (ja) システムキッチン
JP6788888B2 (ja) 冷蔵庫
CN101688721A (zh) 制冷装置
JP4654168B2 (ja) 冷蔵庫
CN101893361B (zh) 冰箱
JP2006250465A (ja) 冷蔵庫
WO2022057613A1 (zh) 在门体上形成储物空间的冰箱
JP2001349668A (ja) 冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080603