JP2002291265A - 振動体および振動波駆動装置 - Google Patents

振動体および振動波駆動装置

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JP2002291265A
JP2002291265A JP2002004197A JP2002004197A JP2002291265A JP 2002291265 A JP2002291265 A JP 2002291265A JP 2002004197 A JP2002004197 A JP 2002004197A JP 2002004197 A JP2002004197 A JP 2002004197A JP 2002291265 A JP2002291265 A JP 2002291265A
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貴之 月本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】短軸化および出力アップを図る振動波駆動装置
用の振動体の提供。 【解決手段】第1の弾性体1と第2の弾性体2との間に
圧電素子3を有し、圧電素子3に駆動信号を印加するこ
とにより進行波を励起する振動波駆動装置に用いられる
振動体において、第1の弾性体1と第2の弾性体2との
間に、振動体の軸方向と直交する方向に延び、外径が圧
電素子3よりも大きい第3の弾性部5を有し、第3の弾
性部5を境として軸方向の振動体の動剛性を異ならせ、
振動体の両側のそれぞれの端部の変位する相対的割合が
異なる複数の振動モードを有するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は振動波駆動装置に関
するものであり、特に棒状振動波駆動装置に用いられる
振動体の構造に関するものである。
【0001】
【従来の技術】棒状振動波駆動装置は、金属等の弾性体
と電気−機械エネルギー変換素子としての圧電素子とか
らなる振動体を基本的構成として有しており、この圧電
素子に位相の異なる交番信号である交流電圧を印加する
ことにより進行波等の駆動振動を形成する。
【0002】そして、弾性体の駆動部に接触体を加圧手
段を介して加圧接触させ、弾性体の駆動部に形成された
駆動振動により接触体を摩擦駆動し、振動体と接触体と
を相対移動させるようにしている。
【0003】このような振動波駆動装置において、振動
体をステータ、接触体をロータとして用いたものとして
振動波モータがある。振動波モータの振動体としては、
リング状または円板状の弾性体の一面にリング状の圧電
素子板を接着した構成のものや、ロータの回転を出力軸
を介して取り出す方式、あるいはロータの回転を直接取
り出す方式などのものが提供されている。
【0004】そして、振動波モータはカメラレンズ駆動
用途等への製品応用がなされており、円環型のものと棒
状型のものが存在する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5(a)はカメラレ
ンズ駆動に用いられている棒状振動波モータの棒状振動
体の構成図であり、図5(b)は棒状振動体の軸部にお
ける振動モード(z軸は軸方向、r軸はラジアル方向)
を示す。
【0006】101は第1の弾性体、102は第2の弾
性体、103は圧電素子である。106は第1の弾性体
101、圧電素子103および第2の弾性体102を貫
通する軸部材である。この軸部材106はロータ108
側の一端が製品への取付け部材107に固定され、他端
がボルト115に固定されている。軸部材106の該他
端にはねじ部が形成されており、ボルト115を締め付
けることで、軸部材106に設けられたフランジ部とボ
ルト115との間の第1の弾性体101、圧電素子10
3、第2の弾性体102を挟持固定する。108は前述
したようにロータであり、116は第1の振動体101
に固定されてロータと接する摩擦部材である。
【0007】この圧電素子103に駆動信号を印加する
と、棒状振動体には図5(b)に示す曲げ振動(図5で
は1次の曲げ振動)が励起されてz軸を略中心とする首
振り運動を行い、摩擦部材116がz軸周りの円運動を
行う。
【0008】このような棒状振動波駆動装置を構成する
振動体は径方向(ラジアル方向)においては小型化でき
ているが、軸方向(スラスト方向)、つまり軸長におい
ては十分に小型化した構成とはなっていなかった。しか
し、振動体の軸長を短くしようとする場合以下のような
問題があった。
【0009】単純に振動体を短くすると共振周波数が増
加し、振動変位が小さくなり摩擦駆動効率が悪化した
り、高周波のため駆動回路素子が高価であるといった問
題や、圧電素子内部での損失が増加したりするといった
問題があった。
【0010】そこで、特開平4−91668号公報にお
いて、振動体に小径部を設け共振周波数を下げようとす
るものが提案されたが、共振周波数を下げるため単に振
動体を細くすると、圧電素子や摩擦面の径も小さくな
り、圧電素子の発生力や摩擦トルクも低下してモータの
出力が小さくなってしまう。
【0011】このような課題を解決し、棒状振動波駆動
装置の短軸化を目的とする技術として特開2001−1
45376号公報に示されたものがある。これを図6に
示す。この発明は、第1の弾性体201と第2の弾性体
202との間に圧電素子203を挟持固定する点では従
来のものと同じであるが、摩擦面を有する第1の弾性体
201を内径部と外径部の2領域に分け、両領域間を薄
肉の連結部210でつなぐ点で異なっている。
【0012】この構成によれば、棒状弾性体の軸長を短
くしたとしても、第1の振動体には十分な質量があるた
めに共振周波数を低くすることができる。
【0013】しかし、この技術によると、共振周波数を
下げるため、連結部210を薄くして剛性を低下させる
と圧電素子の発生変位が連結部210の柔らかいバネに
吸収されてしまうため、該駆動力を効率よくロータに伝
えることができなくなる。逆に連結部210を厚くする
と共振周波数を効果的に下げることができないために、
振動体の短軸化を思うように図ることができない。よっ
て更なる改良の余地が残されていた。
【0014】すなわち、特開2001−145376号
公報に示された振動体における上記した課題は、柔らか
いバネ(図11に示す連結部210)の先に設けられた
質量部を摩擦面とするために生ずるものである。
【0015】そこで、本願に係る発明の目的は、共振周
波数を下げるための機能部材と駆動力を取り出す機能部
材を分離し、上記した従来の課題を解決した振動体およ
び振動波駆動装置を提供しようとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願の請求項1に記載の発明は、第1の弾性体と第
2の弾性体との間に電気−機械エネルギー変換素子を有
し、前記電気−機械エネルギー変換素子に駆動信号を印
加することにより進行波を励起する振動波駆動装置に用
いられる振動体において、振動体の両側のそれぞれの端
部の変位する相対的割合が異なる複数の振動モードを有
することを特徴とするものである。
【0017】同様に上記課題を解決するために、本願の
請求項2に記載の発明は、第1の弾性体と第2の弾性体
との間に電気−機械エネルギー変換素子を有し、前記電
気−機械エネルギー変換素子に駆動信号を印加すること
により進行波を励起する振動波駆動装置に用いられる振
動体において、前記第1の弾性体と前記第2の弾性体と
の間に、振動体の軸方向と直交する方向に延び、外径が
該電気−機械エネルギー変換素子よりも大きい第3の弾
性部を有し、振動体の両側のそれぞれの端部の変位する
相対的割合が異なる複数の振動モードを有することを特
徴とするものである。
【0018】同様に上記課題を解決するために、本願の
請求項3に記載の発明は、第1の弾性体と第2の弾性体
との間に電気−機械エネルギー変換素子を有し、前記電
気−機械エネルギー変換素子に駆動信号を印加すること
により進行波を励起する振動波駆動装置に用いられる振
動体において、前記第1の弾性体と前記第2の弾性体と
の間に、前記振動体の軸方向と直交する方向に延び、外
径が該電気−機械エネルギー変換素子よりも大きい第3
の弾性部を有し、前記第3の弾性体を境として軸方向の
振動体の動剛性が異なることを特徴とするものである。
【0019】同様に上記課題を解決するために、本願の
請求項6に記載の発明は、第1の弾性体と第2の弾性体
との間に電気−機械エネルギー変換素子を有する振動体
と、前記振動体に接触する接触体とを備え、前記電気−
機械エネルギー変換素子に駆動信号を印加することによ
り該振動体に励起された進行波によって該ロータを駆動
する振動波駆動装置において、前記振動体は、両側のそ
れぞれの端部の変位する相対的割合が異なる複数の振動
モードを有することを特徴とするものである。
【0020】同様に上記課題を解決するために、本願の
請求項7に記載の発明は、第1の弾性体と第2の弾性体
との間に電気−機械エネルギー変換素子を有する振動体
と、前記振動体に接触する接触体とを備え、前記電気−
機械エネルギー変換素子に駆動信号を印加することによ
り前記振動体に励起された進行波によって前記接触体を
駆動する振動波駆動装置において、前記第1の弾性体と
前記第2の弾性体との間に、前記振動体の軸方向と直交
する方向に延び、前記電気−機械エネルギー変換素子の
外径よりも外側に前記接触体が摺動する摺動面を設けた
第3の弾性部を有し、前記振動体は、両側のそれぞれの
端部の変位する相対的割合が異なる複数の振動モードを
有することを特徴とするものである。
【0021】同様に上記課題を解決するために、本願の
請求項8に記載の発明は、第1の弾性体と第2の弾性体
との間に電気−機械エネルギー変換素子を有する振動体
と、前記振動体に接触する接触体とを備え、前記電気−
機械エネルギー変換素子に駆動信号を印加することによ
り前記振動体に励起された進行波によって前記接触体を
駆動する振動波駆動装置において、前記第1の弾性体と
前記第2の弾性体との間に、前記振動体の軸方向と直交
する方向に延び、前記電気−機械エネルギー変換素子の
外径よりも外側に前記接触体が摺動する摺動面を設けた
第3の弾性部を有し、前記第3の弾性体を境として軸方
向摺動面側の振動体の動剛性が、非摺動面側の動剛性よ
りも小さいことを特徴とするものである。
【0022】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は本発
明の第1の実施の形態を示したものであり、図1(a)
は振動波モータの断面図、図1(b),(c)はこの振
動体の曲げ振動モード図である。
【0023】1は中空円柱状の第1の弾性体で、真鍮等
の振動減損失の小さい材料で構成されている。2は円柱
状の第2の弾性体であり、第1の弾性体2と同様に振動
減衰損失が小さい材料で構成されている。5は振動体の
軸方向と直交する方向に延びたフランジ状(円盤状)弾
性体であり、第1の弾性体1、第2の弾性体2およびフ
ランジ状弾性体5がねじ部6a,6bを有するシャフト
6により一体的に挟持固定されている。このフランジ状
弾性体5は耐摩耗性の材料で構成されており、外周近傍
の片面でロータ8と接触し、ロータ8を回転駆動させ
る。図1(a)から明らかなように、ロータ8と接触す
るフランジ状弾性体5の摺動面は、隣接する第1の弾性
体1および圧電素子3の外径よりも外側に位置してい
る。シャフト6は先端部が不図示の装置に連結される質
量部7に固定され、振動体を支えるための支持ピンとし
て作用する。シャフト6のうち第2の弾性体2、圧電素
子3およびフランジ状弾性体5の内部に位置していない
部分は十分に細く形成されており、振動体が発生する振
動を吸収して振動が被駆動装置等へ伝搬するのを防止で
きるように構成されている。
【0024】8は前述したようにロータであり、コイル
バネ4によって加圧力を受け、フランジ状弾性体5の外
周部付近に加圧接触する。このロータ8は弾性体1の外
周部に配置可能なため、モータ寸法の短軸化に有利であ
る。9はロータを一体に回転し、被駆動装置に出力を伝
達する出力ギアであり、10は出力ギアを支持するため
の玉軸受けである。
【0025】なお、第1の形態および後述する第2,
3,4の実施の形態においては、便宜上、振動体の軸方
向においてフランジ状弾性体を挟んでロータ、第1の弾
性体を備えた側を上側、第2の弾性体を備えた側を下側
として説明を行う。
【0026】本実施の形態において、フランジ状弾性体
5を境にして上側に位置する第1の弾性体1の直径を小
径とし、下側に位置する圧電素子3および第2の圧電素
子2の直径を大径としている。これによりフランジ状弾
性体5を境として、第1の弾性体1が備わった振動体の
上側における振動に対する剛性よりも、第2の弾性体2
が備わった振動体の下側における振動に対する剛性のほ
うが大きくなり、フランジ状弾性体5を境とした両側で
の動剛性が大きく異なるよう構成されている。このよう
にフランジ状弾性体5を中心として軸方向両側の外径を
異なる非対称形状とすると、図1(b),(c)に示す
振動モード図(軸部の径方向変位分布)のように、例え
ば紙面と平行な面において、2種類の1次の曲げ振動モ
ードを得ることができる。具体的には図1(b)に示す
振動モードではフランジ状弾性体5を挟んで振動体の下
側が大きく変形するのに対し、図1(c)に示す振動モ
ードではフランジ状弾性体5を挟んで振動体の上側が大
きく変形する。つまり同じ変位方向の曲げ振動であって
も、振動体の両端の変位する相対的割合が全く異なる2
つの振動モードを励起することができる。
【0027】また、図1(c)に示す振動モードの固有
振動数は図1(b)に示す振動モードの固有振動数に比
べて小さい値であり、図1(b)と図1(c)の振動モ
ードでの固有振動数は大きく異なったものとなる。これ
は図1(b)の振動モードが主に外径の大きい第2の振
動体2に合わせた振動モードであるのに対し、図1
(c)の振動モードが主に外径の小さい第1の振動体に
合わせた振動モードであるためである。
【0028】第2の弾性体2の外径を大きくすること
で、第2の弾性体2は軸方向長を短くしても十分な質量
を確保することができる。つまり、第2の弾性体2の外
径を大きくすることで、軸方向長を短くし、かつ固有振
動数の低い振動体を構成することが可能となる。
【0029】図1(b)からわかるように、フランジ状
弾性体5を中心として軸方向両側の動剛性を大きく異な
らせると、フランジ状弾性体5の近傍の曲げ振動による
変位は小さいものとなる。したがってフランジ状弾性体
の近傍に圧電素子3を配置すれば、圧電素子3の歪みを
小さく抑えることができ、内部損失の小さいエネルギー
効率の高い棒状振動体を提供することができる。
【0030】隣接する部材よりも外径の大きいフランジ
状突弾性体5を備えていない図5や図6に示す棒状振動
体は異なる2つの曲げ振動モードが生じることはない。
また、図7に示すようにフランジ状弾性体65を有した
構造であっても、フランジ状弾性体65を挟んだ第1の
弾性体61から成る上側と、第2の弾性体62および圧
電素子63とから成る下側とが同様の形状、あるいは似
た形状である場合には、振動体の両端の変位する相対的
割合が全く異なる2つの振動モードを励起することはで
きない。
【0031】この図7に示す棒状振動体は、ロータ68
を弾性体1の外周部に配置可能という点においては図1
の棒状振動体と同様の効果を得ることができるが、1つ
の曲げ振動モードしか生じないか、あるいは差のあまり
ない2つの曲げ振動モードが生じるだけであるため、フ
ランジ状弾性体65、圧電素子63の近傍の変位が大き
く変化してしまう曲げ振動モードとなる。その結果、圧
電素子63に過大な歪みが生じてしまい、圧電素子63
内での内部損失を抑えることができず、エネルギー効率
の悪い振動体となってしまう。
【0032】それに対し、本実施の形態である図1の振
動体であれば、ロータ8を第1の弾性体1の外側に配置
して振動型駆動装置を小型化するとともに、内部でのエ
ネルギー損失を小さく抑えた駆動効率の高い振動体を提
供することができる。
【0033】また、突出したフランジ状弾性体5を金属
で構成すれば、ここに歪みが集中しても金属材料の減衰
特性は圧電素子に比べて優れているため、内部損失の増
加は最小限にとどまり効率の良い短い振動体が構成でき
る。
【0034】振動体が大きく構成されていれば振動変位
を大きくすることが可能であるため、振動体内部での振
動エネルギーの損失が多少大きいとしても、駆動に必要
なトルクを発生させることは比較的容易である。しか
し、振動体を小さく構成する場合は振動変位もそれほど
大きくすることはできないため、振動体内部での振動エ
ネルギーの損失を小さく抑えることは、駆動トルクを十
分に確保するためには重要な事項である。
【0035】圧電素子3に図1(c)に示す振動モード
の固有振動数に略合致した交番信号と、図1(b)に示
す振動モードの固有振動数に略合致した交番信号とを選
択して印加することによって、図1(b)と(c)に示
す振動モードを選択的に発生させることが可能である。
【0036】したがって、フランジ状弾性体の上側に位
置する第1の弾性体1を内部減衰の小さい金属等で構成
しておけば、第1の弾性体1の振動変位が大きい図1
(c)に示す振動モードを発生させた場合に、振動減衰
のより小さな高効率の振動体を得ることができる。
【0037】また、図1(c)に示す振動モードの固有
振動数は第1の弾性体1の動剛性の影響を強く受けるた
め、これを十分に細く形成することで駆動周波数を下げ
ることができ、短軸化を図っても駆動周波数の上昇を招
くことはない。
【0038】さらに、フランジ状弾性体の下側に配置さ
れる圧電素子3で発生可能な駆動力の範囲で、フランジ
状弾性体の外径寸法、つまりはロータとの接触する面の
径を大きくすれば、振動体の軸長を短く構成したとして
も駆動トルクを高めることができる。
【0039】また、本実施の形態では、フランジ状弾性
体5を挟んだ両側の動剛性に差を有する振動体とするた
めに、第1の弾性体1と第2の弾性体2との外径を異な
らせたが、第1の弾性体1と第2の弾性体2との材質を
異ならせたものであってもよい。第2の弾性体2を第1
の弾性体1よりも剛性の高い材質で構成すれば、図1
(b),(c)に示したものと同様の振動モードを得る
ことができる。
【0040】(第2の実施の形態)図2は本発明の第2
の実施の形態を示したものであり、図2(a)は振動体
の断面図、図2(b),(c)はこの振動体の曲げ振動
モード図である。
【0041】図1の振動体と異なる点を中心に説明を行
う。
【0042】11は第1の弾性体であり、振動体の軸方
向と直交する方向に延びたフランジ状(ディスク状)弾
性部15が一体に形成されている。12は第2の弾性体
であり、圧電素子13、第1の弾性体11の中心部を貫
通し、振動体を支持する軸部材を兼用している。第2の
弾性体12の上側の先端部は質量部17に固定され、軸
部に設けられたねじ部12bを第1の弾性体11と螺合
させることで、圧電素子13を挟持固定している。
【0043】図2に示した振動体は、第1の弾性体1の
上側先端部と第2の弾性体12の下側先端部12aの外
径を拡大することで、曲げ振動変位の大きな自由端の質
量を大きくし、振動体の固有振動数を低下させたもので
ある。固有振動数を低下できるため、同一の固有振動数
であれば、より小型化した振動体を提供することが可能
である。
【0044】本実施形態においても、フランジ状弾性部
15の下側に位置する第2の弾性体12の部位の外径
を、フランジ状弾性部15の上側に位置する第1の弾性
体11の部位の外径よりも大きくすることで、両者の動
剛性に差を持たせ、異なる2つの曲げ振動モードを励起
できる構成となっている。
【0045】図示していないがロータは第1の弾性体1
1の外周側に配置される。本実施の形態においては、デ
ィスク状弾性部15の外周近傍には、耐摩耗性の摺動部
材51が接着され、この摺動部材51がロータと摺動す
る。図1に示す振動体は、フランジ状弾性体15がロー
タ8と接するため、フランジ状弾性体15の表面にラッ
プ等による面仕上げ加工を施す必要があるが、本実施の
形態においては、摺動部材51を設けてあるので、ディ
スク状弾性部15の表面に面仕上げ加工を施す必要がな
くなる。
【0046】(第3の実施の形態)図3は本発明の第3
の実施の形態を示す振動体の断面図である。
【0047】本実施の形態においても図1に示した振動
体と異なる点を中心に説明を行う。
【0048】21は第1の弾性体、22は第2の弾性
体、23は圧電素子であり、25は振動体の軸方向と直
交する方向に延びたフランジ状(ディスク状)弾性体で
ある。第1の弾性体21には第2の弾性体22、圧電素
子23、フランジ状弾性体25を貫通する軸部を有し、
軸部の先端が第2の弾性体22の下側で質量部27に固
定され、振動体全体を支持している。この軸部はねじ部
21bとフランジ部21cとが形成されており、第2の
弾性体22をねじ部21bに螺号させ、第2の弾性体2
2とフランジ部21cとの間にフランジ状弾性体25と
圧電素子23とを挟持固定する。
【0049】図示していないが、ロータは第1の弾性体
21の21aおよび21cの外周側に配置される。
【0050】本実施の形態においても、フランジ状弾性
体25の上側に位置する第1の弾性体21に、フランジ
状弾性体25の下側に位置する第2の弾性体22の外径
よりも細い部分を設け、フランジ状弾性体25を挟んだ
2つの弾性体の動剛性に差を設けている。これにより図
示していないが、図1、図2に示した振動体と同様に2
つの異なる曲げ振動モードを励起することができる。
【0051】また、第1の弾性体21は図2の振動体と
同様に先端部の外径を拡大し、振動体の固有振動数を低
下させている。
【0052】フランジ状弾性体25は、耐摩耗性を有し
かつ内部歪みによる振動減衰損失の小さい材料、例えば
セラミックや焼き入れしたステンレス等が用いられ、ロ
ータの摺動面25aおよび挟持面25b,25cをやや
突出させ、ラップによる面仕上げ加工時間を少なくて済
むようにしている。尚、同時にラップを施せるように摺
動面25aと挟持面25cは同一面内に存在している。
【0053】(第4の実施の形態)図4は第4の実施の
形態を示す振動波モータの断面図である。
【0054】31は第1の弾性体、32は第2の弾性
体、33は圧電素子であり、35は振動体の軸方向と直
交する方向に延びたフランジ状弾性体である。
【0055】36はシャフトで、下部には振動体挟持用
のネジ36aが、上部には質量部37と結合する結合用
のネジ36cが設けられている。ロータ38の外周には
接触用のバネ38aが接着等により結合され、また内周
にはバネケース38bが嵌合している。39は出力用ギ
アで、バネケース38bに対してラジアル方向に相対移
動せぬよう嵌合結合している。34は加圧用のコイルバ
ネである。質量部37とギア39との結合部40は滑り
軸受けを構成している。44は圧電素子33への給電用
のフレキシブル基板である。
【0056】そして、バネケース38bの下端と出力ギ
ア39との間に加圧用のバネ34が配置され、このバネ
34のバネ力により、ロータ38の外周部に固定された
接触バネ38aのバネ端がディスク状弾性体35の上面
に加圧接触している。なお、質量部37はシャフト36
から外部へ漏れる振動を遮断する。
【0057】第1の弾性体31は第2の弾性体32より
も外径が小さく構成されており、本実施の形態において
も、図1、図2に示した振動体と同様に2つの異なる曲
げ振動モードを励起することができる。
【0058】フレキシブル基板44には図示していない
駆動回路から駆動信号が供給されており、この駆動回路
は、2つの異なる曲げ振動モードの一方を励起するため
の駆動振動を選択してフレキシブル基板44に供給す
る。
【0059】なお、本実施の形態は振動体を固定とし、
該振動体に加圧接触する接触体としてのロータを可動と
しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、
接触体を固定、振動体を可動としても良く、振動体と接
触体とを振動体のフランジ状に突出するディスク状弾性
体に形成される駆動振動により相対的に摩擦駆動させれ
ばよい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、軸
方向長が短く、かつ、内部での振動エネルギー損失の小
さい振動体を構成することができ、小型でエネルギー損
失の少ない振動波駆動装置を提供することが可能にな
る。
【0061】また、振動体がロータ等の接触体と接する
部位の接触径が大きいため、低速・高トルクの振動波駆
動装置の出力特長を発揮しやすく、更には、構成部品の
なかで比較的高価な圧電素子が小さく済むためコストを
抑えることもできる。
【0062】さらに、突出した弾性体の外周部にロータ
を配置できるため、振動波駆動装置としての全長も短く
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示し、(a)は振
動波モータの断面図、(b)(c)は振動体の振動モー
ドを示す図
【図2】本発明の第2の実施の形態を示し、(a)は振
動波モータの断面図、(b)(c)は振動体の振動モー
ドを示す図
【図3】本発明の第3の実施の形態の振動体の断面図
【図4】本発明の第4の実施の形態の振動波モータの断
面図
【図5】(a)は従来の振動波モータの断面図、(b)
は振動体の振動モードを示す図
【図6】従来の振動波モータの断面図
【図7】フランジ状弾性体を挟んで略上下対称な形状で
ある振動体を示す図
【符号の説明】
1,11,21,31 第1の弾性体 2,12,22,32 第2の弾性体 3,13,23,33 圧電素子(電気−機械エネルギ
ー変換素子) 4,34 コイルバネ 5,15,25,35 フランジ状弾性体(フランジ状
弾性部) 6,36 シャフト 7,17,27,37 質量部 8,38 ロータ 9,39 ギア 10,40 軸受け 44 フレキシブル基板

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の弾性体と第2の弾性体との間に電
    気−機械エネルギー変換素子を有し、前記電気−機械エ
    ネルギー変換素子に駆動信号を印加することにより進行
    波を励起する振動波駆動装置に用いられる振動体におい
    て、 振動体の両側のそれぞれの端部の変位する相対的割合が
    異なる複数の振動モードを有することを特徴とする振動
    体。
  2. 【請求項2】 第1の弾性体と第2の弾性体との間に電
    気−機械エネルギー変換素子を有し、前記電気−機械エ
    ネルギー変換素子に駆動信号を印加することにより進行
    波を励起する振動波駆動装置に用いられる振動体におい
    て、 前記第1の弾性体と前記第2の弾性体との間に、振動体
    の軸方向と直交する方向に延び、外径が前記電気−機械
    エネルギー変換素子よりも大きい第3の弾性部を有し、 振動体の両側のそれぞれの端部の変位する相対的割合が
    異なる複数の振動モードを有することを特徴とする振動
    体。
  3. 【請求項3】 第1の弾性体と第2の弾性体との間に電
    気−機械エネルギー変換素子を有し、前記電気−機械エ
    ネルギー変換素子に駆動信号を印加することにより進行
    波を励起する振動波駆動装置に用いられる振動体におい
    て、 前記第1の弾性体と前記第2の弾性体との間に、振動体
    の軸方向と直交する方向に延び、外径が前記電気−機械
    エネルギー変換素子よりも大きい第3の弾性部を有し、
    前記第3の弾性部を境として軸方向の振動体の動剛性が
    異なることを特徴とする振動体。
  4. 【請求項4】 前記第1の弾性体は、前記第2の弾性体
    よりも外径の小さな部位を有することを特徴とする請求
    項2又は3に記載の振動体。
  5. 【請求項5】 前記第2の弾性体2は、前記第1の弾性
    体1よりも剛性の高い材質で構成されていることを特徴
    とする請求項2又は3に記載の振動体。
  6. 【請求項6】 第1の弾性体と第2の弾性体との間に電
    気−機械エネルギー変換素子を有する振動体と、前記振
    動体に接触する接触体とを備え、前記電気−機械エネル
    ギー変換素子に駆動信号を印加することにより前記振動
    体に励起された進行波によって前記接触体を駆動する振
    動波駆動装置において、 前記振動体は、両側のそれぞれの端部の変位する相対的
    割合が異なる複数の振動モードを有することを特徴とす
    る振動波駆動装置。
  7. 【請求項7】 第1の弾性体と第2の弾性体との間に電
    気−機械エネルギー変換素子を有する振動体と、前記振
    動体に接触する接触体とを備え、前記電気−機械エネル
    ギー変換素子に駆動信号を印加することにより前記振動
    体に励起された進行波によって前記接触体を駆動する振
    動波駆動装置において、 前記第1の弾性体と前記第2の弾性体との間に、前記振
    動体の軸方向と直交する方向に延び、前記電気−機械エ
    ネルギー変換素子の外径よりも外側に前記接触体が摺動
    する摺動面を設けた第3の弾性部を有し、 前記振動体は、両側のそれぞれの端部の変位する相対的
    割合が異なる複数の振動モードを有することを特徴とす
    る振動波駆動装置。
  8. 【請求項8】 第1の弾性体と第2の弾性体との間に電
    気−機械エネルギー変換素子を有する振動体と、前記振
    動体に接触する接触体とを備え、前記電気−機械エネル
    ギー変換素子に駆動信号を印加することにより前記振動
    体に励起された進行波によって前記接触体を駆動する振
    動波駆動装置において、 前記第1の弾性体と前記第2の弾性体との間に、前記振
    動体の軸方向と直交する方向に延び、前記電気−機械エ
    ネルギー変換素子の外径よりも外側に前記接触体が摺動
    する摺動面を設けた第3の弾性部を有し、 前記第3の弾性部を境として軸方向摺動面側の振動体の
    動剛性が、非摺動面側の動剛性よりも小さいことを特徴
    とする振動波駆動装置。
  9. 【請求項9】 前記第3の弾性部を境として軸方向摺動
    面側に前記第1の弾性体が配置され、非摺動面側に前記
    第2の弾性体が配置され、前記第1の弾性体は、前記第
    2の弾性体よりも外径の小さな部位を有することを特徴
    とする請求項7又は8に記載の振動体。
  10. 【請求項10】 前記第3の弾性部を境として軸方向摺
    動面側に前記第1の弾性体が配置され、非摺動面側に前
    記第2の弾性体が配置され、前記第2の弾性体2は、前
    記第1の弾性体1よりも剛性の高い材質で構成されてい
    ることを特徴とする請求項7又は8に記載の振動体。
  11. 【請求項11】 前記電気−機械エネルギー変換素子は
    前記第3の弾性部と前記第2の弾性体の間に配置されて
    いることを特徴とする請求項9又は10に記載の振動波
    駆動装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の弾性体は、外径が前記電気
    −機械エネルギー変換素子の外径より小さい部位を有す
    ることを特徴とする請求項9から11のいずれかに記載
    の棒状振動波駆動装置。
  13. 【請求項13】 前記振動体の軸方向における少なくと
    も一方の端部の外径が拡大されていることを特徴とする
    請求項7から12のいずれかに記載の振動波駆動装置。
  14. 【請求項14】 前記第3の弾性部が対摩耗性を有する
    材料で構成されたことを特徴とする請求項7から13の
    いずれかに記載の振動波駆動装置。
  15. 【請求項15】 前記第3の弾性部の摺動面に、対磨耗
    性を有する部材を設けたことを特徴とする請求項7から
    13のいずれかに記載の振動波駆動装置。
  16. 【請求項16】 前記第3の弾性部の摺動面に面仕上げ
    加工が施してあることを特徴とする請求項7から14に
    記載の振動波駆動装置。
  17. 【請求項17】 前記複数の異なる振動モードのうち前
    記電気−機械エネルギー変換素子の歪みが小さい振動モ
    ードとなる駆動信号を、前記電気−機械エネルギー変換
    素子に印加することを特徴とする請求項7に記載の振動
    波駆動装置。
  18. 【請求項18】 前記複数の異なる振動モードのうち、
    いずれか1つの振動モードを励起するための駆動信号を
    選択して、前記電気−機械エネルギー変換素子に供給す
    る駆動回路を有することを特徴とする請求項7に記載の
    振動波駆動装置。
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