JP2002290338A - サンプリング速度変換のための装置及び方法 - Google Patents

サンプリング速度変換のための装置及び方法

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JP2002290338A
JP2002290338A JP2002010546A JP2002010546A JP2002290338A JP 2002290338 A JP2002290338 A JP 2002290338A JP 2002010546 A JP2002010546 A JP 2002010546A JP 2002010546 A JP2002010546 A JP 2002010546A JP 2002290338 A JP2002290338 A JP 2002290338A
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    • H03H17/0621Non-recursive filters with input-sampling frequency and output-delivery frequency which differ, e.g. extrapolation; Anti-aliasing
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ディジタル信号ストリングのサンプリング速度
変換装置又は方法(リサンプラ)において、出力ストリ
ングの補間誤差を少なくする。 【解決手段】リサンプラの主要部を評価器、調整ユニッ
ト、タイマ及びインターポレータで構成する。評価器は
入出力ストリングスからセットポイント位相(φse
t,k)、サンプリング速度比(Rk)を算出し、調整
ユニットはΦk、Rkからタイマを介してインターポレ
ータを制御する信号を作る。かくしてインターポレータ
は誤差の小さい補間をして出力信号ストリング(Sou
t)をつくる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本出願は、2001年1月1
8日に出願されたドイツ特許出願第101 0216
6.6号を基礎とする外国出願の優先権を主張するもの
であり、当該出願の内容は、参照を通じてこれに採り入
れられている。
【0002】本発明は、入力サンプリング速度を伴うデ
ィジタル入力信号ストリングを、入力サンプリング速度
とは異なる出力サンプリング速度を伴うディジタル出力
信号ストリングに変換するための装置に関する。この種
の装置は、一般にリサンプラと呼ばれる。また本発明
は、それに対応する方法にも関連を有する。
【0003】
【従来の技術】この種のリサンプラは、例えば、ヨーロ
ッパ特許第0 665 546 A2号から知ることが
できる。リサンプラにおいては、入力サンプリング速度
と出力サンプリング速度の間の関係が最初に決定されな
ければならない。前述の書類においては、これがゲート
時間測定を通じて達成されている。サンプリングされた
値は、インターポーレータ内において、出力サンプリン
グ速度によって特定される出力サンプリング時間を用い
て補間される。このプロセスでは、インターポーレータ
が、検出されたサンプリング速度比によって制御され
る。サンプリング速度比の決定が測定の不正確性の影響
を受けることから、ダウン−サンプリングの場合にはイ
ンターポーレータの出力に、アップ−サンプリングの場
合にはインターポーレータの入力に備えられる、例え
ば、FIFO等のバッファ記憶媒体(バッファ・ストレ
ージ)内においてバッファリングが行われる。この場
合、FIFOメモリの積分的な振る舞いが利用されるこ
とになる。ヨーロッパ特許第0 665 546 A1
号は、バッファ記憶媒体のフィル・レベルの関数として
インターポーレータを制御するサンプリング速度比の調
整を行うことを提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ヨーロッパ特許第0
665 546 A2号において提案されているバッフ
ァ記憶媒体のフィル・レベルの関数としたサンプリング
速度比の調整は、バッファ記憶媒体・メモリのフィル・
レベルが変化したとき、リサンプラを通るディジタル信
号の群伝播時間遅延が変化するという欠点を有する。モ
バイル無線電話等の応用においては、バッファ記憶媒体
のフィル・レベルに比較的大きな変化(例えば、+/−
1)、即ち、1ストレージ単位の変化が、リサンプラを
通る信号の伝播時間遅延における変動をもたらすことか
ら、これは許容可能でない。ヨーロッパ特許第0 66
5 546 A1号において提案されているバッファ記
憶媒体のフィル・レベル・コントローラによれば、クロ
ック・レート比における偏りが、比較的遅れて、その比
の比較的大きな離調がすでに生じた後において検出され
る。これは、不適切なサンプリング時間に起因した、よ
り大きな補間誤差をもたらすことになる。
【0005】従って、本発明の目的は、入力サンプリン
グ速度を伴うディジタル入力信号ストリングを、出力サ
ンプリング速度を伴うディジタル出力信号ストリングに
変換するための装置(リサンプラ)及び方法(リサンプ
リング)を提供することとし、それにおいて当該装置及
び/又は方法は、高い精度で機能する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の原理によれば、
この目的は、装置については特許請求の範囲の請求項1
の特徴を通じて、方法については請求項9の特徴を通じ
て達成される。従属請求項は、これらの装置及び/又は
方法の好適な改良を含んでいる。即ち、本発明の装置
は、請求項1に記載の通り、入力サンプリング速度(f
)を伴うディジタル入力信号ストリング(Sin
を出力サンプリング速度(fout)を伴うディジタル
出力信号ストリング(Sout)に変換するための装置
において:前記入力サンプリング速度(fin)と前記
出力サンプリング速度(fout)の間におけるサンプ
リング速度比(R)及び前記出力信号ストリング(S
ut)のセットポイント位相(φset,k)を評価
する評価ユニット(11);前記評価ユニット(11)
に接続され、前記出力信号ストリング(Sout)の実
際の位相(φactual,k)と前記出力信号ストリ
ング(Sout)の前記セットポイント位相(φ
set,k)を比較し、評価後のサンプリング速度比
(R)及び前記セットポイント位相(φset,k
からの前記実際の位相(φactual,k)の偏差
(Δφ)の関数として制御信号(RTC,k)を生成
する調整ユニット(12);及び、時間的位置が前記制
御信号(RTC,k)によって決定されるサンプリング
時間(t’、t’、...、t’)における出力
信号ストリング(Sout)を生成するために、前記入
力信号ストリング(Sin)の補間を行うインターポー
レータ(7);を包むことを特徴とする。また、請求項
2に記載の装置は、請求項1記載の装置において、前記
調整ユニット(12)は、前記セットポイント位相(φ
set,k)からの前記実際の位相(φ
actual,k)の偏差(Δφ)を用いて前記サン
プリング速度比(R)を増加もしくは減少させて、制
御信号(RTC,k)を生成するレギュレータ(53)
を含むことを特徴とする。また、請求項3に記載の装置
は、請求項2記載の装置において、前記レギュレータ
(53)は、前記セットポイント位相(φset,k
からの前記実際の位相(φactual,k)の偏差
(Δφ)と比例させて、前記サンプリング速度比(R
)を増加もしくは減少させる比例コントローラである
ことを特徴とする。また、請求項4に記載の装置は、請
求項1記載の装置において、前記評価ユニット(11)
は、評価の基礎とする各測定期間の中点において前記出
力信号ストリング(Sout)の位相(φ)を評価
し、前記測定期間の半分の長さ(N/2)に対応する位
相オフセット(N/2・R)及び前記セットポイント
位相(φset,k)からの前記実際の位相(φ
actual,k)の最大予想偏差(Δφ)より大き
い別の位相オフセット(N/m・R)の加算を行う加
算器(51)が備わることを特徴とする。また、請求項
5に記載の装置は、請求項1記載の装置において、前記
調整ユニット(12)は、第1の調整周期の間において
は、減算器に対してセットポイント位相
(φset,k)を供給し、その後に続く調整周期の間
においては、遅延エレメント(56)内で1測定期間だ
け遅延された実際の位相(φactual ,k)を供給
するスイッチング装置(57)を含むことを特徴とす
る。また、請求項6に記載の装置は、請求項1記載の装
置において、前記調整ユニット(12)と前記インター
ポーレータ(7)の間には、前記制御信号
(RTC ,k)から、前記入力信号ストリング
(Sin)の前記サンプリング時間(t
、...、t10)と相対的に前記出力信号ストリ
ング(Sout)の前記サンプリング時間(t’
t’、...、t’)を識別する時間シフト信号
(Offset)及び前記出力信号ストリング(S
out)のサンプリング時間(t’
t’、...、t’)が前記入力信号ストリング
(Sin)の特定のサンプリング期間(t−t、t
−t、...、t−t10)の間に存在するか否
かを識別するインジケータ信号(E)を生成するタイミ
ング・コントロール・ユニット(13)が備わることを
特徴とする。また、請求項7に記載の装置は、請求項6
記載の装置において、前記タイミング・コントロール・
ユニット(13)は、加算器(37)を含み、その出力
は遅延エレメント(38)の入力に接続されており、そ
の第1の入力は前記遅延エレメント(38)の出力に接
続されており、それにおいて前記遅延エレメント(3
8)の出力は、前記遅延エレメント(38)の出力値が
前記入力信号ストリング(Sin)のスケーリング後の
サンプリング期間より小さいか否かを決定する検出器
(39)に接続されており、それにおいて前記検出器
(39)が前記遅延エレメント(38)の出力値は前記
入力信号ストリング(Sin)のスケーリング後のサン
プリング期間より小さいと決定したとき、スケーリング
後のサンプリング期間により縮小されている前記制御信
号(RTC,k)が前記加算器(37)の第2の入力に
与えられるものとし、前記検出器(39)が前記遅延エ
レメント(38)の出力値は前記入力信号ストリング
(Sin)のスケーリング後のサンプリング期間より大
きいかそれに等しいと決定したとき、スケーリング後の
サンプリング期間が前記加算器(37)の第2の入力に
与えられるものとすることを特徴とする。また、請求項
8に記載の装置は、請求項7記載の装置において、前記
時間シフト信号(Offset)は、前記遅延エレメン
ト(38)から生成され、前記インジケータ信号(E)
は前記検出器(39)の出力から生成されることを特徴
とする。また、本発明の方法は、請求項9に記載の通
り、入力サンプリング速度(f )を伴うディジタル
入力信号ストリング(Sin)を出力サンプリング速度
(fout)を伴うディジタル出力信号ストリング(S
out)に変換するための方法において:前記入力サン
プリング速度(fin)と前記出力サンプリング速度
(fout)の間におけるサンプリング速度比(R
及び前記出力信号ストリング(S ut)のセットポイ
ント位相(φset,k)を評価するステップ(1
1);前記出力信号ストリング(Sout)の実際の位
相(φactual,k)と前記出力信号ストリング
(Sout)の前記セットポイント位相
(φset,k)を比較するステップ(52);評価後
のサンプリング速度比(R)及び前記セットポイント
位相(φset ,k)からの前記実際の位相(φ
actual,k)の偏差(Δφ)の関数として制御
信号(RTC,k)を生成するステップ(53);及
び、時間的位置が前記制御信号(RTC,k)によって
特定される、サンプリング時間(t’
t’、...、t’)における出力信号ストリング
(Sou )を生成するために、前記入力信号ストリン
グ(Sin)の補間を行うインタ−ポ−レ−タ(7);
を含むことを特徴とする。また、請求項10に記載の方
法は、請求項9記載の方法において、前記サンプリング
速度比(R)を、前記セットポイント位相(φ
set,k)からの前記実際の位相(φ
actual,k)の偏差(Δφ)を用いて増加もし
くは減少させて、制御信号(RTC,k)を生成するこ
とを特徴とする。また、請求項11に記載の方法は、請
求項9記載の方法において、前記入力信号ストリング
(Sin)の位相(φ)は、評価の基礎とする各測定
期間の中点において評価され、かつそれにおいて、前記
評価後の位相(φ)に対し、前記測定期間の半分の長
さ(N/2)に対応する位相オフセット(N/2・
)及び前記セットポイント位相(φset,k)か
らの前記実際の位相(φactu al,k)の最大予想
偏差(Δφ)より大きい別の位相オフセット(N/m
・R)の加算が行われることを特徴とする。また、請
求項12に記載の方法は、請求項9記載の方法におい
て、前記出力信号ストリング(Sout)のサンプリン
グ時間(t’、t’、...、t’ )を制御する
ためのタイミング制御(13)が行われ、かつそれにお
いて、前記入力信号ストリング(Sin)の前記サンプ
リング時間(t、t、...、t10)と相対的に
前記出力信号ストリング(Sout)の前記サンプリン
グ時間(t’、t’、...、t’)を識別する
時間シフト信号(Offset)及び前記出力信号スト
リング(Sout)の前記サンプリング時間(t’
t’、...、t’)が前記入力信号ストリング
(Sin)の特定のサンプリング期間(t−t、t
−t、...、t−t10)の間に存在するか否
かを識別するインジケータ信号(E)が、前記制御信号
(RTC,k)から生成されることを特徴とする。
【0007】本発明は、インターポーレータの制御及び
/又は出力信号ストリングのサンプリング時間の決定に
おける精度が、その調整を入力サンプリング速度と出力
サンプリング速度の間におけるサンプリング速度比の評
価だけを基礎として行うのではなく、同時に位相角の評
価に基づいて行った場合に格段に改善できるという認識
に基づいている。発明の位相コヒーレント調整の結果、
サンプリング速度比における偏差は、当該偏差が大きく
なり、バッファ記憶媒体(FIFO)のストレージ・レ
ベルにおける上昇もしくは降下をもたらすに充分となる
前に検出される。従って、ストレージ・レベルにおける
変化に関連したリサンプラを通る群伝播時間遅延の大き
な変化が回避され、インターポーレータの補間精度が向
上する。
【0008】以下、本発明によるリサンプラ及びリサン
プリングの実施の形態について、図面を参照して詳細に
説明する。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明が基礎とするリサ
ンプラ1の基本原理を示している。リサンプラ1には、
クロックfinで動作する第1のディジタル信号プロセ
ッサ・ユニット2、及びクロックfoutで動作する第
2のディジタル信号プロセッサ・ユニット3が接続され
ている。第1のディジタル信号プロセッサ・ユニット2
は、例えば、24ビット幅の、ディジタル・サンプル値
を生成し、それらがリサンプラ1に送られる。更に、リ
サンプラ(サンプリング速度コンバータ)には、第1の
ディジタル信号プロセッサ・ユニット2からクロックv
in・finが、第2のディジタル信号プロセッサ・ユ
ニット3からクロックvout・foutがそれぞれ与
えられる。vin及びvoutは、整数の、つまり端数
のない倍数であり、好ましくはそれを1とすることがで
きる。クロックfin及びfoutは、一般に非同期で
あり、かつ互いに対して任意の比を有し、通常それは整
数にならない。リサンプラ1は、クロックfinで動作
する第1のディジタル信号プロセッサ・ユニット2のデ
ィジタル・サンプル値を、クロックfoutで動作する
第2のディジタル信号プロセッサ・ユニット3のディジ
タル・サンプル値に変換するタスクを有する。なお、f
outがfinより小さい場合には、ダウン−サンプリ
ングについて論じていることになる。foutがfin
より大きい場合にはアップ−サンプリングについて論じ
ていることになる。
【0010】図2は、本発明によるリサンプラ1の実施
の形態を示している。ここにはダウン−サンプリングの
場合が示されている。リサンプラ1の第1のブロック4
は、入力クロックfinで動作し、一方、リサンプラ1
の第2のブロック5は、出力クロックfoutで動作す
る。このリサンプラ1に送られるディジタル入力信号ス
トリングSinは、クロックfinを伴ってインターポ
ーレータ7に送られる。出力サンプリング速度fout
に対応するサンプリング時間で出力信号ストリングS
outのサンプル値を生成する補間は、インターポーレ
ータ7において実行される。これを図8に示す。サンプ
リング時間t、t、...、t10におけるサンプ
ル値Aは、入力信号ストリングSinに対応しており、
一方、t’ 、t’、...、t’におけるサンプ
ル値Aは、出力信号ストリングS utに対応してい
る。
【0011】ここに図示したダウン−サンプリングの場
合は、インターポーレータ7の後に、この実施の形態に
おいてはFIFO(先入れ先出し)として実装されるバ
ッファ記憶媒体6が続く。特に、バッファ記憶媒体6
は、遷移段階の間に、インターポーレータ7によって生
成されたサンプル値をバッファするべく機能し、そのサ
ンプル値は、バッファ記憶媒体6の出力から、クロック
outで取り出される。本発明の目的は、バッファ記
憶媒体6のフィル・レベルを正確に一定に維持し、バッ
ファ記憶媒体6のフィル・レベルにおける変動を回避す
ることである。従って、インターポーレータ7が従来技
術における場合のように、バッファ記憶媒体6のフィル
・レベル検出に基づいて調整されることはなく、その理
由として、この種の調整の介在が、バッファ記憶媒体6
のフィル・レベルに少なくとも1回の変化があるときに
限って可能となることが挙げられる。それに代えて、本
発明による調整は、サンプリング速度比R=fin/f
outの評価及びそれに加えて入力サンプリング速度f
inを参照した出力サンプリング速度foutの位相角
φの評価を基礎としている。
【0012】サンプリング速度比Rを決定するために、
入力サンプリング速度finがカウンタ8に供給され、
その出力が、サンプリング・エレメント9で出力サンプ
リング速度foutでサンプリングされる。このように
して生成された信号は、この実施の形態の場合において
は、1次のカスケード接続された積分−櫛形フィルタ
(CICフィルタ)10に通される。このCICフィル
タ10の後には、サンプリング速度比Rならびに位相角
φを評価するための評価器11が備わる。評価器11
は、N個のサンプル値の各セットを評価し、長さNの、
この種の測定期間のそれぞれの終了時において、サンプ
リング速度比fin/foutに関する評価値R及び
出力クロックfoutの位相角位置に関する位相φ
関して生成する。これらの評価値は、調整ユニット12
に送られ、そこではこれらの評価値から制御信号R
TC,kが生成される。この制御信号RTC,kは、タ
イミング・コントロール・ユニット13に送られるが、
このユニットは、入力信号ストリングSinのサンプリ
ング時間t、t、...、t10と相対的に出力信
号ストリングSoutのサンプリング時間t’、t’
、...、t’を識別する時間シフト信号Offs
etを生成し、更に、出力信号ストリングSoutのサ
ンプリング時間が入力信号ストリングSinの特定のサ
ンプリング間隔の間に存在するか否かを識別するインジ
ケータ信号Eを生成する。
【0013】図2に示した本発明によるリサンプラ1の
個別のエレメントについて以下に詳しく説明する。
【0014】図3は、サンプリング速度比Rを得るため
のエレメント、CICフィルタ10をはじめ、評価器1
1のブロック図を示している。
【0015】図2に示したダウン−サンプリングの場合
であれば、入力サンプリング速度f inがカウンタ8に
送られるが、このカウンタは、シングル・エッジ・カウ
ンタ又はダブル・エッジ・カウンタとして構成すること
ができる。カウンタ8からのターゲット値は、グレイ・
エンコーダ14に送られ、それにおいてターゲット値の
グレイ・エンコーディングが行われる。グレイ・エンコ
ーディングは、インクリメント又はデクリメントの間に
1つの個々のビットだけが変化するという周知の特性を
有している。従って、続くサンプリング・エレメント9
における出力サンプリング速度foutでのサンプリン
グにおける誤差は、最大で1ビットになる。グレイ・エ
ンコーディングは、その後のグレイ・デコーダ15にお
いて逆変換される。ただし、これらのグレイ・エンコー
ダ14及びグレイ・デコーダ15は、オプションであ
り、省略することもできる。サンプリング速度比は、カ
ウンタ−サンプラ以外の手段によって決定することも可
能である。なお、アップ−サンプリングの場合には、f
in及びfoutの関数が相互に交換される。
【0016】図示の実施の形態においては、グレイ・デ
コーダ15の出力信号が1次のCICフィルタ10に与
えられる。加算器16及び遅延エレメント17を含む第
1段においては、サンプル値が連続的に合計される。サ
ンプリング・コンバータ18においては、この実施の形
態のサンプリング速度が6を因数として下げられ、従っ
て、その後の処理については、加算器16の出力の値の
うち6つに1つだけが選択される。減算器19及び遅延
エレメント28を含む第2段においては、長さN/6の
各ブロックの最初の値が、その最後の値から減算される
が、言い換えればこれは、CICフィルタ10の出力に
おける値が、それぞれN/6のサンプル値のブロック単
位の合計を表すということになる。これらのブロック単
位の合計値は、評価器11に送られる。なおNは、意図
された評価器11の測定間隔の長さを表す。
【0017】評価器11は、複数の遅延エレメント2
0、21、22、23及び24のチェーンを含む。この
遅延チェーン20〜24から選択された初期値、中間値
及び最終値が、サンプリング速度比に関する評価値を計
算するために加算器25、26及び27に与えられ、ま
た位相に関する評価値を計算するために加算器28、2
9及び30に与えられる。乗算器31及び32において
は、それぞれのサンプリング・コンバータ33及び34
において残存値6によるサンプリング速度のリダクショ
ンが行われる前に、適切なスケーリングが実行され、そ
の結果、サンプリング速度比に関する評価値R及び2
πに正規化された位相に関する評価値φ/2πが、N
個の入力値を含む各測定間隔の後に評価器11の出力に
おいて利用できる。
【0018】図3に示した評価器の正確な動作方法につ
いては、同一譲り受け人及び同一発明者によるドイツ特
許出願第100 39 666 A1号に詳細な説明が
ある。このドイツ特許出願第100 39 666 A
1号の内容は、参照を通じて本件出願に完全に採り入れ
られている。
【0019】図4に、タイミング・コントロール・ユニ
ット13のブロック図を示す。調整ユニット12は、サ
ンプリング速度比の評価値R及び位相の評価値φ
ら、図5を参照して詳細な説明を後述するように制御信
号RTC,kを生成する;この制御信号がタイミング・
コントロール・ユニット13に送られる。制御信号R
TC,kは、加算器35において1だけ下げられる。タ
イミング・コントロール・ユニット13のタスクは、入
力信号ストリングSinのサンプリング時間t
、...、t10と相対的に出力信号ストリングS
outのサンプリング時間t’、t’、...、
t’を特徴づける時間シフト信号(Offset)を
インターポーレータ7に提供することである。これに関
して、この実施の形態の入力信号ストリングSinのサ
ンプリング周期が1に正規化される。別の正規化の場合
には、1に代わる適切な正規化の値を減算に使用する。
更に、コントロール・ユニット13は、インジケータ信
号E、即ち、インターポーレータ7に対して、入力信号
ストリングSinの次のサンプリング周期の間に出力信
号ストリングSoutのサンプリング時間が存在するか
否かを示す信号を生成する。
【0020】加算器35の出力は、スイッチング装置
(マルチプレクサMUX)36に接続されている。スイ
ッチング装置36は、スイッチング入力41においてロ
ジック「1」を受け取っているときには、その出力を加
算器35に接続する。それ以外の場合には、その出力を
他方の入力に接続しており、そこには値−1が継続して
供給されている。スイッチング装置36の出力は、加算
器37に接続されている。加算器37の出力は、遅延エ
レメント38に接続されており、このエレメントは、デ
ィジタル値のそれぞれを、入力信号ストリングSin
1サンプリング周期tTC0(n)だけ、例えば、t
−tだけシフトする。遅延エレメント38の出力は、
加算器37の第2の入力及び検出器39に接続されてい
る。検出器39は、遅延エレメント38の現在の出力値
が1より大きいか、あるいはそれより小さいかについて
の決定を行う。遅延エレメント38の現在の出力値が1
より小さい場合には、検出器39はその出力40におい
てロジック「1」を生成する;それ以外であれば、ロジ
ック「0」を生成する。つまり、遅延エレメント38
(レジスタ)の現在の出力値が1より小さいときには、
値RTC,k−1が加算器37の入力に印加される;そ
れ以外の場合には、値−1が、スイッチング装置36を
介して加算器37の入力に印加される。遅延エレメント
38の出力値は、時間シフト信号Offsetを構成す
るが、検出器39の出力値は、インジケータ信号Eを形
成する。
【0021】図4に示したタイミング・コントロール・
ユニット13の動作方法及びインターポーレータ7のそ
れについて、図8を参照して説明する。図8は、入力信
号ストリングSinに従って、時間t、t、t
、t、t、t、t 、t及びt10におい
てサンプリングされた振幅Aの信号を表している。リサ
ンプラ1においてリサンプリングの後は、この信号が時
間t’、t’、t’、t’、t’、t’
おいてサンプリングされる。入力信号ストリングSin
のサンプリング時間t、t、...、t10と相対
的な出力信号ストリングSoutのサンプリング時間
t’、t’、...、t’の時間位置は、タイミ
ング・コントロール・ユニット13によって、時間シフ
ト信号Offset及びインジケータ信号Eを用いてイ
ンターポーレータ7に示される。
【0022】図8に示した例においては、制御信号R
TC,k=5/3が仮定されている。制御信号R
TC,kは、本質的にサンプリング速度比R=fin
outであるが、本発明によればこれは、図5〜図7
を参照して詳細を後述する位相評価に基づいて調整され
る。更に、ここでは、時間シフト信号Offsetに関
する遅延エレメント(レジスタ)38の開始値が2/3
であることを仮定している。2/3<1であることから
インジケータ信号E=1となる。インターポーレータ7
に関して見ると、これは、出力信号ストリングSout
のサンプル値が、入力信号ストリングSinのサンプリ
ング周期の2/3だけ時間tより後になるサンプリン
グ時間t’において、補間によって生成されなければ
ならないことを意味する。
【0023】スイッチング装置36は加算器37の入力
を加算器35に接続し、その結果、制御信号RTC,k
−1=2/3が遅延エレメント(レジスタ)38のレジ
スタ状態に加算され、遅延エレメント(レジスタ)38
の出力に値Offset=4/3が現れる。これにより
4/3>1が真となることから検出器39の出力が
「0」になり、インジケータ信号E=0の状態であるこ
とから、tとtの間においては、インターポーレー
タ7が補間を行わない。続くクロックでは、検出器39
の出力がロジック状態「0」である結果として、加算器
37の入力に−1が印加され、遅延エレメント(レジス
タ)38の出力における信号OffsetがOffse
t=1/3になる。1/3<1であることから、インジ
ケータ信号はE=1となる。従って、インターポーレー
タ7は入力信号ストリングSinのサンプリング周期の
1/3だけ時間tより後にシフトされた位置、つまり
図8の位置tにおいて補間を実行し、出力信号ストリ
ングSoutの次の値を生成する。
【0024】次のクロック・パルスにおいて、値R
TC,k−1=2/3が再び加算器37に印加され、そ
の結果、遅延エレメント(レジスタ)の出力が3/3=
1になる。検出器39の出力は「0」であり、またイン
ジケータ信号E=0であることから、tとtの間に
おいては補間が行われない。次のクロック・パルスに応
答して、−1が加算器37の入力に印加され、遅延エレ
メント(レジスタ)38の出力が0になる。検出器39
によってインジケータ信号Eが「1」にセットされるこ
とから、次の補間がt’=tにおいて行われる。こ
のシーケンスが、図8に示したように継続される。タイ
ミング・コントロール・ユニット13においては、R
TC,kが、N/Vout出力値を生成するために常に
使用される。
【0025】次に、調整ユニット12の構造及び動作に
ついて、図5〜図7を参照して以下に説明する。
【0026】図5は、調整ユニット12の実施の形態を
示している。各測定期間の後、調整ユニット12には、
サンプリング速度比に関する評価値R及び2πに正規
化された位相に関する評価値φ/2πが供給される。
指数kは、図7に示される測定期間を示す。図7に示さ
れる例においては、各測定期間が出力信号ストリングS
outのクロックfoutに基づく6つのサンプル値を
含む。図3に示した評価ユニット11の実施の形態で
は、評価はそれぞれ、各測定期間の中点において行われ
る。しかしながら、調整のために、評価は次の測定期間
の開始時に必要になる。つまり、図7の中央の行に示さ
れるように、N/2・Rの位相オフセットを評価値φ
/2πに加算しなければならない。
【0027】図5に示した実施の形態においては、追加
の位相オフセットN/m・Rが加算され、それにおい
てmは、1以上の数、例えば、m=12とすることがで
きる。この追加のオフセットの目的は、予測可能なもっ
とも大きい調整の偏差の場合においても、結果として得
られるセットポイント位相φset,kが次の測定期間
の開始の手前とならないことの保証にある。図示した実
施の形態においては、上記の位相シフトが、乗算器(5
0)及び加算器51によって生成されるが、前者は、位
相シフトが適正に選択されるのであればビットシフト演
算(ビット・シフタ)として実装することも可能であ
る。
【0028】次の測定期間の開始時においては、2πに
正規化された位相φset,k/2πと、2πに正規化
された実際の位相φactual,k/2πが比較され
る。減算器52において偏差Δφ/2πが決定され、
レギュレータ53に供給される。レギュレータ53に
は、更に、サンプリング速度比に関する評価値Rも供
給される。レギュレータ53は、レギュレータ53の出
力において生成される制御信号RTC,kが、本質的
に、先行する測定期間内において評価されたサンプリン
グ速度比Rと対応するように作用する。しかしそれで
も、調整される測定期間の終了時において、実際の位相
φactual,kとセットポイント位相φ set,k
が一致する結果に到達するように、制御信号RTC,k
が制御変数Δφ/2πに基づいてわずかに修正され
る。理想的には、レギュレータの定常状態において、R
と制御信号RTC,kが一致する。
【0029】タイミング・コントロール・ユニット13
によって使用される実際のサンプリング速度比を表す制
御信号RTC,kが、乗算器54において測定持続時間
Nによる乗算がされるように、出力信号ストリングS
outの2πに正規化された実際の位相φ
actual,kは形成される。これにおいても、実際
の乗算を回避するために、ビットシフト演算(ビット・
シフタ)によって乗算器54を置き換えることができ
る。このようにしてk番目の測定期間の間に位相シフト
が決定されて加算器55に供給されるが、その出力は、
1測定期間の長さによるシフトを毎回もたらす遅延エレ
メント56(レジスタ)に接続されている。後述する初
期化の間を除いて、スイッチング・エレメント57は、
常に出力を遅延エレメント56に接続するように切り替
えられている。その結果、遅延エレメント56の出力が
加算器55の入力の1つに返される。遅延エレメント
(レジスタ)56の出力が、k番目の測定期間の開始時
における実際の位相φactual,kを表すことか
ら、k+1番目の測定期間φactual,k+1/2
πの開始時における実際の位相φactual,k+1
は、k番目の測定期間の開始時における位相φ
actual,kに、k番目の測定期間の間に生成され
た位相シフトを加算することによって計算される。従っ
て、実際の位相は、その時点において現在となっている
それぞれの測定期間内に生じた位相シフトを考慮するこ
とによって、継続的に更新される。
【0030】調整の開始時においては、実際の位相が未
知である。従って、初期化の間における調整の開始時に
は、加算器51の出力がスイッチング・エレメント(マ
ルチプレクサMUX)57を介して減算器52の+入力
に接続され、その結果、減算器52の入力信号の同一性
に起因して制御変数Δφ/2πの初期値が0になる。
【0031】図6は、レギュレータ53の実施の形態を
示している。この実施の形態においては、レギュレータ
53が比例コントローラ形式、即ち、評価されたサンプ
リング速度比Rにおいて生じた変化が制御変数Δφ
/2πに比例する形式となり、それにおいて比例定数
は、この実施の形態においては3/4Nである。この比
例定数及び制御変数Δφ/2πは、乗算器58に印加
されるが、比例定数が適切に選択される場合には、それ
をビットシフト演算(ビット・シフタ)として実装する
ことが可能である。実際の調整は減算器59によって達
成され、そこには、乗算器58の出力及びサンプリング
速度比の評価後の値Rが与えられる。
【0032】次に図7を用いて、図5に示した調整ユニ
ット12の動作方法をより詳細に説明する。図7の最初
の行には、例えば、foutクロック・パルスの立ち上
がりエッジによって表される出力信号ストリングS
outのサンプリング時間が、矢印を用いて表されてい
る。2行目には、各測定期間の中点において、評価ユニ
ット11が位相に関して決定する評価値の2πに正規化
された値Δφ/2πが示されている。それぞれの続く
測定期間の開始時において出力クロックfoutに関す
る位相を獲得するために、各位相を、この例の場合であ
れば3.5・Rだけシフトしなければならない。これ
により、次の測定期間の開始時におけるセットポイント
の位相φset,kがもたらされる。
【0033】最初の測定期間においては、この測定期間
の間に初めて評価値R及びφが決定されることか
ら、まだ調整を行うことができない。2番目の測定期間
においては、スイッチング装置(マルチプレクサ)57
によって開始位相評価φsta rt/2πが設定され、
それが調整ユニット12の実際の位相の初期化に使用さ
れる。この2番目の測定期間の終了時においては、初め
て、制御変数Δφ/2π、即ち、2番目の測定期間の
終了時におけるセットポイント位相からの実際の位相の
偏差を表す変数を決定することができる。図7に示した
例においては、2番目の測定期間の間のクロックf
outが長すぎた。このクロックfoutは、3番目の
測定期間の間に短縮され、その結果、3番目の測定期間
の終了時において、理想的には実際の位相が正確にセッ
トポイント位相に一致する。
【0034】本発明によるレギュレーション・ユニット
は、継続的にサンプリング速度比を修正し、特に入力サ
ンプリング速度fin又は出力サンプリング速度f
outに変化があったときにその修正を行う。レギュレ
ータの定常状態においては、バッファ記憶媒体(FIF
O)6のフィル・レベルにおける変化が回避されること
から、リサンプラ1を通じた群伝播時間遅延における比
較的大きな変化を生じることがない。
【0035】本発明は、説明した実施の形態に限定され
ない。特に、評価器11は図3に示したそれと異なるよ
うに構成することも可能である。図4及び図5に示した
調整ユニット12及びコントロール・ユニット13とは
別の手段も考えられる。アップ−サンプリング動作にお
けるリサンプラ1に対して本発明の適用を見出すことが
可能であり、それにおいては、図2に示したfin及び
outの関数を交換し、バッファ記憶媒体(FIF
O)6をインターポレータ7の手前に配置する必要があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 リサンプラの概要図である。
【図2】 本発明によるリサンプラのブロック図であ
る。
【図3】 サンプリング速度比及び位相角を決定するた
め本発明のリサンプラの詳細な部分を示すブロック図で
ある。
【図4】 本発明によるリサンプラのタイミング・コン
トロール・ユニットのブロック図である。
【図5】 本発明によるリサンプラの調整ユニットのブ
ロック図である。
【図6】 図5に示した調整ユニットのレギュレータの
詳細な表現である。
【図7】 図5に示した調整ユニットの動作方法を説明
する説明図である。
【図8】 図4に示したタイミング・コントロール・ユ
ニットの動作方法を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 リサンプラ 2 第1のディジタル信号プロセッサ・ユニット 3 第2のディジタル信号プロセッサ・ユニット 4 リサンプラの第1のブロック 5 リサンプラの第2のブロック 6 バッファ記憶媒体 7 インターポーレータ 8 シングル又はダブル・エッジ・カウンタ 10 1次のCICフィルタ 11 評価器 12 調整ユニット 13 タイマ(タイミング・コントロール・ユニット) 14 グレイ・エンコーダ 15 グレイ・デコーダ 16 加算器 17 遅延エレメント 18 サンプリング・コンバータ 19 減算器 20 遅延エレメント 21 遅延エレメント 22 遅延エレメント 23 遅延エレメント 24 遅延エレメント 25 加算器 26 加算器 27 加算器 28 加算器 29 加算器 30 加算器 31 乗算器 32 乗算器 33 サンプリング・コンバータ 34 サンプリング・コンバータ 35 加算器 36 スイッチング装置 37 加算器 38 遅延エレメント 39 検出器 40 検出器の出力 41 スイッチング入力 50 乗算器 53 調整ユニット 54 乗算器 55 加算器 56 遅延エレメント 57 スイッチング・エレメント 58 乗算器 Sout 出力信号ストリング Sin 入力信号ストリング fin 入力サンプリングレート fout 出力サンプリングレート R サンプリング速度比又はサンプリング速度比の評
価値 φ 位相又は位相に関する評価値 φset,k セットポイント位相 φactual,k 実際の位相 RTC、k サンプリング速度比又はサンプリング速度
比の評価値 E インジケータ信号 Offset 時間シフト信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マルクス フライドホーフ ドイツ,タウフキルヒェン D−82024, ラートハウスシュトラーセ 22 (72)発明者 クルト シュミット ドイツ,グラフィング D−85567,ディ ートリッヒ−ボンホエッフェル−シュトラ ーセ 2 Fターム(参考) 5K041 AA04 CC07 EE02 HH41 HH43 JJ24

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力サンプリング速度(fin)を伴う
    ディジタル入力信号ストリング(Sin)を出力サンプ
    リング速度(fout)を伴うディジタル出力信号スト
    リング(Sout)に変換するための装置において:前
    記入力サンプリング速度(fin)と前記出力サンプリ
    ング速度(fout)の間におけるサンプリング速度比
    (R)及び前記出力信号ストリング(S ut)のセ
    ットポイント位相(φset,k)を評価する評価ユニ
    ット(11);前記評価ユニット(11)に接続され、
    前記出力信号ストリング(Sout)の実際の位相(φ
    actual,k)と前記出力信号ストリング(S
    out)の前記セットポイント位相(φset,k)を
    比較し、評価後のサンプリング速度比(R)及び前記
    セットポイント位相(φset,k)からの前記実際の
    位相(φactual,k)の偏差(Δφ)の関数と
    して制御信号(RTC,k)を生成する調整ユニット
    (12);及び、 時間的位置が前記制御信号(RTC,k)によって決定
    されるサンプリング時間(t’、t’、...、
    t’)における出力信号ストリング(Sout)を生
    成するために、前記入力信号ストリング(Sin)の補
    間を行うインターポーレータ(7);を含むことを特徴
    とする装置。
  2. 【請求項2】 前記調整ユニット(12)は、前記セッ
    トポイント位相(φ set,k)からの前記実際の位相
    (φactual,k)の偏差(Δφ)を用いて前記
    サンプリング速度比(R)を増加もしくは減少させ
    て、制御信号(RTC,k)を生成するレギュレータ
    (53)を含むことを特徴とする請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記レギュレータ(53)は、前記セッ
    トポイント位相(φ set,k)からの前記実際の位相
    (φactual,k)の偏差(Δφ)と比例させ
    て、前記サンプリング速度比(R)を増加もしくは減
    少させる比例コントローラであることを特徴とする請求
    項2記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記評価ユニット(11)は、評価の基
    礎とする各測定期間の中点において前記出力信号ストリ
    ング(Sout)の位相(φ)を評価し、前記測定期
    間の半分の長さ(N/2)に対応する位相オフセット
    (N/2・R)及び前記セットポイント位相(φ
    set,k)からの前記実際の位相(φac
    tual,k)の最大予想偏差(Δφ)より大きい別
    の位相オフセット(N/m・R:mは1以上の数)の
    加算を行う加算器(51)が備わることを特徴とする請
    求項1記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記調整ユニット(12)は、第1の調
    整周期の間においては、減算器に対してセットポイント
    位相(φset,k)を供給し、その後に続く調整周期
    の間においては、遅延エレメント(56)内で1測定期
    間だけ遅延された実際の位相(φactual,k)を
    供給するスイッチング装置(57)を含むことを特徴と
    する請求項1記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記調整ユニット(12)と前記インタ
    ーポーレータ(7)の間には、前記制御信号(R
    TC,k)から、前記入力信号ストリング(Sin)の
    前記サンプリング時間(t、t、...、t10
    と相対的に前記出力信号ストリング(Sout)の前記
    サンプリング時間(t’、t’、...、t’
    を識別する時間シフト信号(Offset)及び前記出
    力信号ストリング(Sout)のサンプリング時間
    (t’、t’、...、t’)が前記入力信号ス
    トリング(Sin)の特定のサンプリング期間(t
    、t−t、...、t−t10)の間に存在
    するか否かを識別するインジケータ信号(E)を生成す
    るタイミング・コントロール・ユニット(13)が備わ
    ることを特徴とする請求項1記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記タイミング・コントロール・ユニッ
    ト(13)は、加算器(37)を含み、その出力は遅延
    エレメント(38)の入力に接続されており、その第1
    の入力は前記遅延エレメント(38)の出力に接続され
    ており、それにおいて前記遅延エレメント(38)の出
    力は、前記遅延エレメント(38)の出力値が前記入力
    信号ストリング(Sin)のスケーリング後のサンプリ
    ング期間より小さいか否かを決定する検出器(39)に
    接続されており、それにおいて前記検出器(39)が前
    記遅延エレメント(38)の出力値は前記入力信号スト
    リング(Sin)のスケーリング後のサンプリング期間
    より小さいと決定したとき、スケーリング後のサンプリ
    ング期間により縮小されている前記制御信号(R
    TC,k)が前記加算器(37)の第2の入力に与えら
    れるものとし、前記検出器(39)が前記遅延エレメン
    ト(38)の出力値は前記入力信号ストリング
    (Sin)のスケーリング後のサンプリング期間より大
    きいかそれに等しいと決定したとき、スケーリング後の
    サンプリング期間が前記加算器(37)の第2の入力に
    与えられるものとすることを特徴とする請求項6記載の
    装置。
  8. 【請求項8】 前記時間シフト信号(Offset)
    は、前記遅延エレメント(38)から生成され、前記イ
    ンジケータ信号(E)は前記検出器(39)の出力から
    生成されることを特徴とする請求項7記載の装置。
  9. 【請求項9】 入力サンプリング速度(fin)を伴う
    ディジタル入力信号ストリング(Sin)を出力サンプ
    リング速度(fout)を伴うディジタル出力信号スト
    リング(Sout)に変換するための方法において:前
    記入力サンプリング速度(fin)と前記出力サンプリ
    ング速度(fout)の間におけるサンプリング速度比
    (R)及び前記出力信号ストリング(S ut)のセ
    ットポイント位相(φset,k)を評価するステップ
    (11);前記出力信号ストリング(Sout)の実際
    の位相(φactual,k)と前記出力信号ストリン
    グ(Sout)の前記セットポイント位相(φ
    set,k)を比較するステップ(52);評価後のサ
    ンプリング速度比(R)及び前記セットポイント位相
    (φset ,k)からの前記実際の位相(φ
    actual,k)の偏差(Δφ)の関数として制御
    信号(RTC,k)を生成するステップ(53);及
    び、時間的位置が前記制御信号(RTC,k)によって
    特定される、サンプリング時間(t’
    t’、...、t’)における出力信号ストリング
    (Sou )を生成するために、前記入力信号ストリン
    グ(Sin)の補間を行うインタ−ポ−レ−タ(7);
    を含むことを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 前記サンプリング速度比(R)を、
    前記セットポイント位相(φset,k)からの前記実
    際の位相(φactual,k)の偏差(Δφ)を用
    いて増加もしくは減少させて、制御信号(RTC,k
    を生成することを特徴とする請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記入力信号ストリング(Sin)の
    位相(φ)は、評価の基礎とする各測定期間の中点に
    おいて評価され、かつそれにおいて、前記評価後の位相
    (φ)に対し、前記測定期間の半分の長さ(N/2)
    に対応する位相オフセット(N/2・R)及び前記セ
    ットポイント位相(φset,k)からの前記実際の位
    相(φactual,k)の最大予想偏差(Δφ)よ
    り大きい別の位相オフセット(N/m・R:mは1以
    上の数)の加算が行われることを特徴とする請求項9記
    載の方法。
  12. 【請求項12】 前記出力信号ストリング(Sout
    のサンプリング時間(t’、t’、...、
    t’)を制御するためのタイミング制御(13)が行
    われ、かつそれにおいて、前記入力信号ストリング(S
    in)の前記サンプリング時間(t、t、...、
    10)と相対的に前記出力信号ストリング
    (Sout)の前記サンプリング時間(t’
    t’、...、t’)を識別する時間シフト信号
    (Offset)及び前記出力信号ストリング(S
    out)の前記サンプリング時間(t’
    t’、...、t’)が前記入力信号ストリング
    (Sin)の特定のサンプリング期間(t−t、t
    −t、...、t−t10)の間に存在するか否
    かを識別するインジケータ信号(E)が、前記制御信号
    (RTC,k)から生成されることを特徴とする請求項
    9記載の方法。
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