JP2793524B2 - 時間測定システムおよびその測定方法 - Google Patents

時間測定システムおよびその測定方法

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    • G01R29/027Indicating that a pulse characteristic is either above or below a predetermined value or within or beyond a predetermined range of values
    • G01R29/0273Indicating that a pulse characteristic is either above or below a predetermined value or within or beyond a predetermined range of values the pulse characteristic being duration, i.e. width (indicating that frequency of pulses is above or below a certain limit)
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R23/00Arrangements for measuring frequencies; Arrangements for analysing frequency spectra
    • G01R23/02Arrangements for measuring frequency, e.g. pulse repetition rate; Arrangements for measuring period of current or voltage
    • G01R23/10Arrangements for measuring frequency, e.g. pulse repetition rate; Arrangements for measuring period of current or voltage by converting frequency into a train of pulses, which are then counted, i.e. converting the signal into a square wave

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measurement Of Unknown Time Intervals (AREA)
  • Measuring Frequencies, Analyzing Spectra (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は時間測定システムお
よびその測定方法に関し、特にシステムクロックを用い
て測定対象の信号の時間間隔を計測する時間測定システ
ムおよびその測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、この種の時間測定システムは、
その1例のブロック図が図に示されるように、AND
回路21と、Dフリップフロップ22および23と、m
ビットカウンタ24と、レジスタ25と、MPU(マイ
クロプロセッサ:以下MPUと云う)26とを備えて構
成されている。また、図は、当該従来例の動作を示す
タイミング図である。図において、START信号と
STOP信号がAND回路21に入力されて両信号の論
理積がとられ、当該論理積出力α(図(b)参照)
は、時間間隔測定対象の信号として、Dフリップフロッ
プ22のD端子に入力される。他方において、システム
クロックφ(図(a)参照)が、Dフリップフロップ
22、23およびmビットカウンタ24の各C端子に入
力されており、Dフリップフロップ22および23は、
当該システムクロック制御によるシフトレジスタとして
形成されている。前記論理積出力αの入力に対応して、
Dフリップフロップ22および23より出力される信号
はmビットカウンタ23のEN端子に入力される。mビ
ットカウンタ23においては、EN端子に入力される当
該信号がシステムクロックφによりカウントされて、そ
のカウント出力はレジスタ25に入力されて各ビットの
カウント値の加算値Σ(図(c)参照)が生成されて
出力され、MPU26に入力される。MPU26におい
ては、この加算値Σの入力を受けて、[(カウント値)
×(システムクロックの周期)=START〜STOP
の時間間隔]という演算処理が行われ、所望の時間測定
が行われる。
【0003】また、他の例としては、特開平2ー287
114号公報において、パルス時間計測用データ平均処
理装置が開示されている。図1に示されるように、本
従来例は、計測対象のパルスINを入力して微分する微
分回路27と、基準データ出力部28と、計測対象のパ
ルスINを入力してラッチタイミング信号を出力するラ
ッチタイミング回路29と、カウンタ30と、ラッチ3
1と、仕事量化部32と、ラッチ1 、ラッチ2 、ラッチ
3 、……………、ラッチN を含む基準データ出力部33
と、平均処理回路34とを備えて構成される。
【0004】図1において、計測対象のパルスINは
微分回路27に入力されて微分され、当該微分回路27
からは、1周期ごとに、信号βおよび信号γが出力され
て、それぞれカウンタ30のRESET端子と、ラッチ
31のcp端子に入力される。カウンタ30のcp端子
にはシステムクロックφも入力されており、計測対象の
パルスINの入力を介して、微分回路27より出力され
る信号βの入力を受けて、計測対象のパルスINの立ち
上がりエッジまでの間において、基本のシステムクロッ
クφのカウント処理が行われる。そして、カウントされ
たデータはラッチ31に入力されてラッチされ、ラッチ
31より出力される信号δは仕事量化部32に入力され
る。仕事量化部32に対しては、基準データ出力部28
より基準データが供給されており、当該仕事量化部32
においては[ε=(基準データ)/δ]の除算処理が行
われて、10ビットのデータεが演算出力され、基準デ
ータ出力部33に入力される。当該基準データ出力部3
3に含まれるラッチ1 、ラッチ2 、ラッチ3 、…………
…、ラッチN に対しては、それぞれラッチタイミング回
路29より順次ラッチ制御用のタイミング信号が入力さ
れており、仕事量化部32より出力される前記信号ε
は、逐次ラッチ1 、ラッチ2 、ラッチ3 、……………、
ラッチN にラッチされて平均処理回路34に出力され
る。平均処理回路34においては信号εのデータがN個
分加算され、所定の一定時間ごとに当該総和Σの値を1
/Nに除算することにより平均化処理が行われて、前記
計測対象のパルスINの周期時間が測定される。
【0005】更に他の例としては、図1に示されるよ
うに、測定対象のパルスINの入力に対応して、信号R
1、R2、R3およびR4と、信号cp1、cp2、cp3お
よびcp4 を出力する計測パルス入力回路35と、基準
クロックをcpとして共通に入力するとともに、それぞ
れ対応する信号R1、R2、R3およびR4を入力するカウ
ンタ36、37、38および39と、それぞれ対応する
信号cp1、cp2、cp3およびcp4を入力するラッチ
40、41、42および43と、基準データ出力部44
と、仕事量化部45と、ラッチ46とを備えて構成され
る。また、図1(a)〜(m)は、本従来例における
動作を示すタイミング図である。
【0006】図1において、測定対象のパルスIN
(図1(a)参照)は計測パルス入力回路35に入力
され、これを受けて、計測パルス入力回路35からは信
号R1、R2、R3およびR4(図1(c)、(e)、
(g)および(i)参照)と、信号cp1、cp2、cp
3およびcp4(図1(b)、(d)、(f)および
(h)参照)が出力され、上述のように、信号R1 、R
2 、R3 およびR4は、それぞれカウンタ36、37、
38および39に入力され、信号cp1、cp2、cp3
およびcp4 は、それぞれラッチ40、41、42およ
び43に入力される。カウンタ36〜39には基準クロ
ックcpも共通に入力されており、これらのカウンタ3
6〜39より出力される信号は、それぞれ対応するラッ
チ40〜43に入力されてラッチされ、これらの各ラッ
チよりそれぞれ出力される信号(図1(j)〜(m
参照)は、仕事量化部45に入力されてその総和がとら
れ、基準データ出力部44より出力される基準データと
当該総和との除算処理が行われて、当該除算値はラッチ
46を介して外部に出力される。この方法により、デジ
タルデータによる平均処理が行われる。即ち、被計測パ
ルスINの周期が4周期分にわたりカウントされ、当該
カウントされたデータの総和Σの1/4をとることによ
り平均化処理が行われて、当該被計測パルスINの周期
時間が測定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の時間測
定装置においては、図、図1および図1に示され
る従来例の場合には、時間測定を行う制御をクロックφ
のみに依存しており、これにより、半導体製造プロセス
における限界周波数の周期(システム動作速度)により
測定制度に限界があり、所望の測定精度が得られないと
いう欠点があり、また、クロックφに対する周波数逓倍
回路またはリングオシレータ等を使用する場合において
も、半導体プロセスにより決められる最小パルス幅を満
たすことが必要であり、どうしても半導体プロセスの限
界周波数の周期までの測定精度しか得られないという欠
点がある。
【0008】また、図1および図1に示される従来
例においては、平均処理を行うことにより測定精度の改
善は得られるものの、そのためには、平均処理するため
のデータの個数nを所定の基準値に保持することが必要
となる。しかしながら、これらの従来例においては、こ
の基準値nの値が変動する場合には、当該変動値に対応
する方策がなく、従って、平均処理手法による精度改善
を維持することが不可能になるという欠点がある。
【0009】更に、図、図1および図1に示され
る従来例の場合に共通して、半導体製造プロセスの限界
周波数の周期(システム動作速度)の1/nまでの測定
精度を得ることまでは可能であるが、フリップフロップ
における入力タイミングにおいてレーシング(入力間競
合)が生じた場合には、或る一定の時間後において出力
レベルが“H”レベルまたは“L”レベルの何れのレベ
ルに安定するかが不明となり、当該フリップフロップの
出力値が不定状態となって、これにより、カウント値に
少なくとも±1以上のズレを生じる状態となり、時間測
定精度が劣化するという欠点がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明の構成は、測
定開始信号および測定終了信号の間の時間をクロック信
号により計数しこの計数値にクロック周期を乗算して計
測するストップウォッチ機能を用いる時間測定方法にお
いて、前記測定終了信号を前記クロック周期より短い単
位遅延時間ごとに順次遅延させた複数の遅延信号をつく
り、前記測定開始信号から前記測定終了信号および前記
複数の遅延信号までの複数のn個の計数期間信号をそれ
ぞれ出力し、前記n個の各計数期間信号を前記クロック
信号を用いてそれぞれ計数し、複数のn個のmビットカ
ウント値および前記mビットの最下位ビットに相当する
複数のn個の1ビットカウント値をそれぞれ出力し、前
記n個の1ビットカウント値を入力しこれら1ビットカ
ウント値の連続した同じ論理値の個数を計数することに
より前記クロック信号の1周期を細分化した数に相当す
る分解能数n1を求め、前記n個のmビットカウント値
を前記遅延時間の少ないものから順次入力し、前記分解
能数の個数n1分を加算してmビットカウント値の総和
を求め、前記mビットカウント値の総和を前記分解能n
1で除算して前記計数値を求めこの計数値から、この計
数値から測定時間を算出することを特徴とする。
【0011】また、第2の発明の構成は、測定開始信号
および測定終了信号の間の時間をクロック信号により計
数しこの計数値にクロック周期を乗算して計測するスト
ップウォッチ機能を有する時間測定システムにおいて、
前記測定終了信号を前記クロック周期より短い単位遅延
時間ごとに順次遅延させた複数の遅延信号をつくり、前
記測定開始信号から前記測定終了信号および前記複数の
遅延信号までの複数のn個の計数期間信号を出力する高
周波パルス発生手段と、前記n個の計数期間信号を前記
クロック信号によりそれぞれ計数して複数のn個のmビ
ットカウント値および前記mビットの最下位ビットに相
当する複数のn個の1ビットカウント値を生成して出力
する高速カウント手段と、前記高速カウント手段より出
力される複数のmビットカウント値を順次入力し、所定
制御信号により加算回数n1(ただしn1<n)が制御さ
れて前記複数のmビットカウント値を前記クロック信号
により前記遅延時間の少ないものから順次加算して前記
複数のmビットカウント値の総和を求めて出力する加算
手段と、前記高速カウント手段からの複数の1ビットカ
ウント値を入力し、これら1ビットカウント値の連続し
た同じ論理値の個数を計数することにより前記クロック
信号の1周期を細分化した数に相当する分解能数n1
求め、前記加算回数を規制する前記制御信号をつくると
ともに、前記加算手段からの前記複数のmビットカウン
ト値の総和前記分解能数n1 で除算することにより、
前記測定開始から測定終了までの前記測定時間を算出し
て出力する、制御手段とを備えることを特徴とする。
【0012】また、第2の発明の構成において、前記高
速カウント手段が、前記n個の計数期間信号を前記クロ
ック信号により計数して、それぞれ前記mビットカウン
ト値を生成して出力する複数のmビットカウンタおよび
それぞれ前記mビットの最下位ビットに相当する1ビッ
トカウント値を生成して出力する複数の1ビットカウン
タとからなり、前記加算手段が、前記高速カウント手段
より出力される複数のmビットカウント値を前記遅延時
間の少ないものから順次入力し、前記制御信号により加
算回数n1個選択されて、複数n1個のmビットカウント
値を出力するセレクタと、このセレクタより出力される
複数のmビットカウント値を順次入力し、前記クロック
信号により当該複数のmビットカウント値を順次出力す
る第1のフリップフロップと、この第1のフリップフロ
ップより出力される複数のmビットカウント値を順次入
力し、所定帰還加算mビットカウント値と加算して、新
たに加算mビットカウント値を出力する加算器と、この
加算器より出力される加算mビットカウント値を入力
し、前記クロック信号により対応する加算mビットカウ
ント値を出力するとともに、当該加算mビットカウント
値を、前記帰還加算mビットカウント値として前記加算
器に送出する第2のフリップフロップと、この第2のフ
リップフロップより出力される加算mビットカウント値
を入力し、前記クロック信号により加算対象のmビット
カウント値の総和として出力する第3のフリップフロッ
プとからなり、前記制御手段が、前記加算手段より出力
されるmビットカウント値の総和と前記高速カウント手
段より出力される複数の1ビットカウント値とを入力し
て、一時的に保持するレジスタと、このレジスタからの
前記複数の1ビットカウント値とを入力して、前記クロ
ック信号の1周期に対応する分解能数n1を求め、前記
制御信号をつくるとともに、前記mビットカウント値の
総和と前記分解能数n1から測定開始から測定終了まで
の時間を算出して出力するマイクロプロセッサとからな
ることができる。
【0013】また、第3の発明の構成は、上述と同様の
時間測定システムにおいて、前記測定終了信号を前記ク
ロック周期より短い単位遅延時間ごとに順次遅延させた
複数の遅延信号をつくり、前記測定開始信号から前記測
定終了信号および前記複数の遅延信号までの複数のn個
の計数期間信号を出力する高周波パルス発生手段と、前
記n個の計数期間信号を前記クロック信号によりそれぞ
れ計数して複数のmビットカウント値、前記mビットの
最下位2ビットに相当する複数の2ビットカウント値お
よび前記mビットの最下位ビットに相当する複数の1ビ
ットカウント値をそれぞれ生成して出力する高速カウン
ト手段と、前記高速カウント手段からの複数のmビット
カウント値および複数の2ビットカウント値を順次入力
して、分解能数n1(ただしn1<n)に相当する数によ
り規制される制御信号により前記複数の2ビットカウン
ト値を前記クロック信号により加算回数n1 前記遅延時
間の少ないものから順次加算して前記2ビットカウント
値の総和を求め、予め設定した所定数n2(ただしn2
1)により前記複数のmビットカウント値を前記クロ
ック信号により加算回数n2 前記遅延時間の少ないもの
から順次加算して前記mビットカウント値の総和を求め
て出力する加算手段と、前記高速カウント手段からの複
数の1ビットカウント値を入力し、これら1ビットカウ
ント値の連続した同じ論理値の個数を計数することによ
り前記クロック信号の1周期を細分化した数に相当する
分解能数n1を求め、前記2ビットカウント値の加算回
数を規制する前記制御信号をつくるとともに、前記加算
手段からの前記複数のmビットカウント値前記所定数
2 で除算することにより、前記mビットカウント計数
値の整数部を求め、前記加算手段からの複数の2ビット
カウント値の総和前記分解能数n1 で除算することに
より、前記mビットカウント計数値の小数部を求めこれ
らの和から前記測定開始から測定終了までの前記測定時
間を算出して出力する制御手段とを備えて構成される。
【0014】また、第3の発明において、前記高速カウ
ント手段が、前記複数のn個の計数期間信号を前記クロ
ック信号によりそれぞれ計数し、それぞれ前記mビット
カウント値を生成して出力する複数のmビットカウンタ
と、それぞれ前記2ビットカウント値を生成して出力す
る複数の2ビットカウンタと、それぞれ前記1ビットカ
ウント値を生成して出力する複数の1ビットカウンタと
からなり、前記加算手段が、前記高速カウント手段より
出力される複数のmビットカウント値および複数の2ビ
ットカウント値を入力し、前記制御信号により加算回数
1 だけ前記遅延時間の少ないものから順次選択されて
複数n1個の2ビットカウント値を出力し、かつ前記所
定数n2 だけ前記遅延時間の少ないものから順次選択さ
れて複数n2個のmビットカウント値を出力するセレク
タと、このセレクタからのmビットおよび2ビットの各
カウント値を入力し、前記クロック信号により当該複数
のカウント値を出力する第1のフリップフロップと、こ
の第1のフリップフロップより出力される複数のカウン
ト値を入力し、所定の帰還加算カウント値と加算して、
新たに加算カウント値を生成して出力する加算器と、こ
の加算器より出力される加算カウント値を入力し、前記
クロック信号を介して、対応する加算カウント値を出力
するとともに、当該加算カウント値を、前記帰還加算カ
ウント値として前記加算器に送出する第2のフリップフ
ロップと、この第2のフリップフロップより出力される
加算カウント値を入力し、前記クロック信号により前記
複数のカウント値の各総和として出力する第3のフリッ
プフロップとからなり、前記制御手段が、前記加算手段
より出力される前記複数のmビットカウント値または複
数の2ビットカウント値の総和と前記高速カウント手段
より出力される複数の1ビットカウント値とを入力して
一時的に保持するレジスタと、このレジスタからの複数
の1ビットカウント値の連続した同じ論理値の個数を計
数することにより前記クロック信号の1周期を細分化し
た数に相当する分解能数n1を求め、前記2ビットカウ
ント値の加算回数を規制する前記制御信号をつくるとと
もに前記加算手段からの前記複数のmビットカウント値
前記所定数n2 で除算することにより前記mビットカ
ウント計数値の整数部を求め、前記加算手段からの複数
の2ビットカウント値の総和前記分解能数n1 で除算
することにより、前記mビットカウント計数値の小数部
を求め、これらの和から前記測定開始から測定終了まで
の前記測定時間を算出して出力するマイクロプロセッサ
とからなることができる。
【0015】なお、第2、第3の発明において、前記高
周波パルス発生手段が、前記測定終了信号を前記クロッ
ク周期より短い単位遅延時間ごとに順次遅延させた複数
の遅延信号をつくる複数の遅延バッファの直列接続から
なる遅延バッファユニットと、前記測定開始信号を入力
してクロック信号により保持する第1シフトレジスタお
よび前記複数の遅延バッファの各出力を入力してクロッ
ク信号により保持する複数の第2シフトレジスタからな
るシフトレジスタユニットと、前記第1シフトレジスタ
の出力と前記複数の第2シフトレジスタとの論理積によ
り前記測定開始信号から前記測定終了信号および前記複
数の遅延信号までの複数の計数期間信号を出力する複数
の論理ゲートとを有することができる。
【0016】また第4の発明の構成は、測定開始信号お
よび測定終了信号の間の時間をクロック信号により計数
する際、前記測定終了信号を前記クロック信号の周期よ
り短い単位遅延時間ごとに順次遅延させた複数の遅延信
号をつくり、前記測定開始信号から前記測定終了信号お
よび前記複数の遅延信号までの複数のn個の計数期間信
号をそれぞれ計数しこれら計数値に基づいてクロック周
期を乗算して計測するストップウォッチ機能を用いる時
間測定方法において、前記測定開始信号を受け、所定開
始命令により複数n個のmビットカウントを開始する第
1のステップと、前記n個の測定終了信号の終了命令に
より当該複数n個のmビットカウントをそれぞれ終了す
る第2のステップと、前記第2のステップのカウント終
了後に、当該複数のmビットカウント値の加算を開始す
る第3のステップと、前記第2のステップカウント終
了後に、前記mビットの最下位ビットに相当する複数の
1ビットカウント値のうちの連続した同じ論理値の個数
を計数することにより前記クロック信号の1周期を細分
化した数に相当する分解能数n1 (ただしn 1 <n)を測
定する第4のステップと、前記第4のステップ分解能
数の測定後に、前記複数のmビットカウント値を、その
うちの前記遅延時間の少ないものから順に当該分解能数
1相当する回数だけ加算して加算終了し、そのカウ
ント値の総和を求める第5のステップと、前記第5のス
テップで求めた総和を前記分解能数n1により除算して
平均処理を行う第6のステップと、前記第6のステップ
平均処理して求めた平均値と、前記クロック信号の周
期との乗算により、測定時間を算出する第7のステップ
とを有することを特徴とする。
【0017】また第5の発明の構成は、上述と同様の時
間測定方法において、前記測定開始信号を受けて、所定
開始命令により複数のmビットカウントおよび前記mビ
ットの最下位2ビットに相当する複数の2ビットカウン
トを開始する第1のステップと、前記複数の測定終了信
号の終了命令により当該複数のmビットカウントおよび
複数の2ビットカウントをそれぞれ終了する第2のステ
ップと、前記第2のステップのカウント終了後に、所定
の整数部における当該複数のmビットカウント値の加算
を開始する第3のステップと、予め定められた加算回数
2 (ただしn 2 <n 1 <n)だけ、前記整数部の複数の
mビットカウント値を、そのうちの前記遅延時間の少な
いものから順に加算し、そのmビットカウント値の総和
を求めて加算を終了とする第4のステップと、前記整数
部におけるカウント値の加算処理終了後に、当該整数部
の複数のmビットカウント値の総和を前記加算回数n2
により除算して平均処理を行う第5のステップと、前記
第5のステップで求めた前記整数部の平均値の小数部を
除去して補正した整数部とする第6のステップと、前記
補正た整数部の平均値を保持する第7のステップと、
前記第2のステップにおけるカウントの終了後に、小数
部を求めるため前記複数の2ビットカウント値の加算を
開始する第8のステップと、前記第2のステップのカウ
ントの終了後に、前記mビットの最下位ビットに相当す
複数の1ビットカウント値のうちの連続した同じ論理
値の個数を計数することにより前記クロック信号の1周
期を細分化した数に相当する分解能数n1を測定する第
9のステップと、前記第9のステップの分解能数n1
測定後、前記複数の2ビットカウント値を、そのうちの
前記遅延時間の少ないものから順に前記分解能数n1
相当する回数だけ加算して、前記小数部のカウント値の
総和を求める第1のステップと、前記小数部の加算終
了後に、当該小数部カウント値の総和を前記分解能数n
1で除算して平均処理を行う第1のステップと、前記
第1のステップにおいて平均処理して求められた小数
部の平均値の整数部を除去し補正した小数部とする第1
のステップと、前記補正された小数部の平均値を保持
する第1のステップと、前記第7のステップにおいて
保持されている補正された整数部の平均値と、前記第1
のステップにおいて保持されている補正された小数部
の平均値とを加算して、カウント値の平均値を求める第
のステップと、前記第1のステップのカウント値
の平均値と、前記クロック信号の周期との乗算により、
測定時間を算出する第16のステップとを有することを
特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明の基本実施形態を示すブロ
ック図である。図1に示されるように、本基本実施形態
は、高速カウンタ部1と、加算部2と、制御部3とを備
えて構成されている。また、図2は当該基本実施形態に
対応する第1の実施形態の構成を示すブロック図であ
り、STARAT信号から各STOP信号までの複数n
個のイネーブル信号EN1〜nを出力する高周波パルス
発生回路4、これらn個のイネーブル信号EN1〜nを
クロックによりそれぞれ計数するn個のmビットカウン
タ5−1、5−2、…………、5−n、およびn個の1
ビットカウンタ7−1、7−2、…………、7−nを含
高速カウンタ部1と、n個のmビットカウンタ5−1
〜nのうち所定数(分解能)のカウント値を順次選択す
m個のセレクタ(1)8−1、セレクタ(2)8−2、……
……、セレクタ(m)8−mを含むセレクタ8、このセレ
クタ8の出力を順次入力するDフリップフロップ9、1
1および12、およびDフリップフロップ9出力を順次
加算してその総和を求める加算器10を含む加算部2
と、加算部2の出力とn個の1ビットカウンタ7の出力
とを入力するレジスタ13およびn個の1ビットカウン
タ7の出力から所定数(分解能)を求めまた加算部2の
制御をするMPU14を含む制御部3とを備えて構成さ
れる。加算部2は、高周波パルス発生回路4から出力さ
れる複数のmビットカウント値を入力し、所定制御信号
により加算回数が制御され、複数のmビットカウント値
を前記クロック信号により順次加算して前記複数のmビ
ットカウント値の総和を求めて出力する。まず、セレク
タ8が、複数のmビットカウント値を入力し、制御部3
より送られてくる制御信号により加算回数を規制し、複
数のmビットカウント値を選択して出力し、第1のフリ
ップフロップ9が、セレクタ8より出力される複数のm
ビットカウント値を入力しクロック信号により該複数の
mビットカウント値を出力し、加算器10が、第1のフ
リップフロップ9から複数のmビットカウント値を入力
し、所定の帰還加算mビットカウント値と加算して、新
たに加算mビットカウント値を出力し、第2のフリップ
フロップ11が、加算器10からの加算mビットカウン
ト値を入力し、クロック信号により対応する加算mビッ
トカウント値を出力するとともに、加算mビットカウン
ト値を帰還加算mビットカウント値として加算器10に
出力し、第3のフリップフロップ12が、第2のフリッ
プフロップ12からの加算mビットカウント値を入力
し、クロック信号により加算対象のmビットカウント値
の総和として出力する。 制御部3は、加算部2より出力
される複数のmビットカウント値の総和と、n個の1ビ
ットカウンタ7の複数の1ビットカウント値との入力を
レジスタ13で受けて、MPU14により、クロック信
号の1周期に相応する分解能n1 を求めて加算回数を規
制する制御信号とするとともに、複数のmビットカウン
ト値の総和と前記分解能n1 とにより、測定開始から測
定終了までの測定時間を算出して出力する。
【0019】また、図4は、図2の高周波パルス発生回
路4の内部構成例、および対応するn個のmビットカウ
ンタ5−1、5−2、…………、5−nを含むブロック
図であり、この図4においては、当該高周波パルス発生
回路4に対応して高速カウンタ部1に含まれる1ビット
カウンタ7−1、7−2、…………、7−nの記載は省
略されている。図4に示されるように、高周波パルス発
生回路4は、順次積み重ねられた遅延素子となるn個の
バッファ16−1、16−2、…………、16−nを含
む遅延バッファ15と、それぞれ2段に縦続接続される
2(n+1)個のフリップフロップ18により形成され
るシフトレジスタ17と、n個のAND回路20を含む
論理回路19とを備えて構成される。
【0020】図2に示される第1の実施形態において
は、半導体製品のプロセス限界速度よりも速い(時間が
短い)パルス処理を行うために、図4に示される高周波
パルス発生回路4が用いられている。しかしながら、こ
の高周波パルス発生回路4においては、シフトレジスタ
17に含まれるフリップフリップ18に対する入力タイ
ミングにおいて、レーシング(入力間競合)になった場
合に、当該フリップフロップ18からの出力は不定状態
となり、或る一定時間後においては、出力レベルは
“H”レベルまたは“L”レベルの何れのレベルに安定
するかが不明となるために、mビットカウンタ5−1、
5−2、…………、5−nにおけるカウント値には、少
なくとも±1カウントのずれを生じるという問題があ
る。この問題を解決するために、当該各mビットカウン
タにおけるカウント値のずれを補正した後に、それらの
カウント値の総和を求めて平均処理が行われる。この手
段としては、図に示されるように、高周波パルス発生
回路4に含まれる遅延バッファ15におけるバッファ1
6−1、16−2、…………、16−nの段数が異なる
ことに対応して順次遅延されたn個のSTOP信号をつ
くり、計数開始のSTARTS信号から各STOP信号
までをそれぞれイネーブル信号EN1〜nとして供給
し、これらイネーブル信号EN1〜n期間をクロックに
よりそれぞれ計数するn個のmビットカウンタ5−1、
5−2、…………、5−nを設けてパイプライン化し、
例えばn 1 (n 1 <n)個分のカウント値の総和を求め
る加算部2と、当該カウント値の総和よりカウント値の
平均値を求めるMPU14および当該MPU14に対す
るリード・ライトのタイミング制御用のレジスタ13を
含む制御部3とが、構成要素の一環として設けられてい
る。
【0021】図2において、高周波パルス発生回路4に
おいては、クロックφの1周期が 1 分割され、n個の
mビットカウンタ5−1、5−2、…………、5−nに
対するイネーブル制御が行われる。これにより、mビッ
トカウンタ5−1、5−2、…………、5−nより出力
されるn個のmビットカウント値は加算部2に含まれる
セレクタ8に入力される。セレクタ8においては、制御
部3より送られてくる加算回数を規制する制御信号によ
り、例えばn1 個のmビットカウント値が選択されたも
のとすると、これらの選択されたn1 個のmビットカウ
ント値が、Dフリップフロップ9、加算器10、Dフリ
ップフロップ11および12を介して加算され、当該n
1 個のmビットカウント値の総和Σが求められる。この
カウント値の総和Σはレジスタ13に一旦保持されて、
MPU14に入力される。MPU14においてはn1
のmビットカウント値に対する平均処理が行われて、時
間測定値の測定精度が、±1カウントより±1/n1
改善される。即ち、これにより、レーシング状態におけ
るカウント値のずれが補正される。
【0022】上記のように、加算部2に含まれるセレク
タ8においては、制御部3において生成される制御信号
により加算対象のmビットカウント値の個数が選択され
ているが、その理由は次記のとうりである。即ち、一般
に、高周波パルス発生回路4において用いられている遅
延バッファ15においては、電源電圧変動および温度条
件等により遅延時間にバラツキが生じ、これに起因して
クロックφの1周期の分解能n1 の値には随時変動が生
じる状態となり、これに対応して、随時変動する分解能
の値を求めることが必要となる。この分解能の値を求め
る手段としては、高速カウンタ部1には、mビットカウ
ンタの最下位1ビットを使用するn個の1ビットカウン
タ7−1、7−2、…………、7−nが設けられてお
り、MPU14に対するリード・ライトのタイミング制
御用のレジスタ13を介して、MPU14においては、
n個の1ビットカウンタ7−1、7−2、…………、7
−nのそれぞれのカウント値の“L”レベルまたは
“H”レベルの連続するレベル値の個数により、クロッ
クφの1周期の分解能の値が求められる。すなわち、遅
延された各STOP信号によりクロック1周期中に含ま
れる同一計数値となるカウンタ7―1〜nの個数が分解
能n 1 に相当する。例えば、MPU14により求められ
た分解能の値がn1 である場合には、加算部2における
mビットカウント値の加算回数をn1 回に規制する制御
信号が生成されて、セレクタ8に送られる。この制御信
号により、上述のように、セレクタ8においてはn1
のmビットカウント値が選択されて加算される。
【0023】上記のように、MPU14により、随時変
動する分解能の値に対応して加算部2における加算回数
を適切に求めることにより、当該加算回数に応じてMP
U14による平均化処理が有効に行われるとともに、そ
の波及効果として時間の測定時間におけるバラツキも解
消される。その理由は、当該時間測定システムが、時間
を測定する度ごとに随時変動する分解能の値を求めるよ
うに回路構成されており、この分解能の値を求める際の
測定時間が、クロックφの1周期または2周期に相応す
る数十μsecオーダーであり、電源電圧および温度等
における変動要素を、このような短時間内においては無
視することが可能となって、高周波パルス発生回路4の
出力レベルの反転状態が、同一チップ内、同一ファンク
ションブロックにおいては規則的に発生する状態が維持
されており、これにより正確な分解能nの値を求めるこ
とができることによる。
【0024】次に、この第1の実施形態における時間測
定方法について説明する。図5は、第1の実施形態にお
ける測定手順を示すフローチャートである。図5におい
て、まずステップ51において、システムリセット作動
により時間測定システムにおけるデータの初期化が行わ
れる。次いで、ステップ52においては、高周波パルス
発生回路4にSTART信号が入力され、ステップ53
において、高速カウンタ部1に含まれるmビットカウン
タ5−1〜5−nおよび1ビットカウンタ7−1〜7−
nにおいてカウント動作が開始され、ステップ54にお
いて高周波パルス発生回路4にSTOP信号が入力され
て、ステップ55においては、mビットカウンタ5−1
〜5−nおよび1ビットカウンタ7−1〜7−nにおけ
るカウント動作が終了する。次いで、ステップ56にお
いては、加算部2において、セレクタ8により選択され
るmビットカウント値の加算が開始されて、ステップ5
8に移行するとともに、ステップ57においては、ステ
ップ56に並行して、レジスタ13内に保持されている
カウント値加算データがMPU14により処理され、分
解能の値が測定されてステップ58に移行する。ステッ
プ58においては、加算部2において、mビットカウン
ト値の加算が行われ、制御部3からの制御信号を介し
て、n1 個のmビットカウント値の総和Σが求められ
る。ステップ59においては加算終了となって、レジス
タ13にカウント値の総和Σが格納され、ステップ60
においては、MPU14において、レジスタ13に保持
されているカウント値の総和Σを取込んで平均処理が行
われ、ステップ61において、ステップ60において求
められた平均値(分解能)とシステムクロックの周期よ
り、MPU14による計算処理を介して所望の時間測定
値が求められる。
【0025】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図3は本実施形態の構成を示すブロック図であ
る。図3に示されるように、本実施形態は、高周波パル
ス発生回路4、n′個のmビットカウンタ5−1、5−
2、…………、5−n′(n′は正整数:n′<n)、
n個の2ビットカウンタ6−1、6−2、…………、6
−nおよびn個の1ビットカウンタ7−1、7−2、…
………、7−nを含む高速カウンタ部1と、m個のセレ
クタ(1) 8−1、セレクタ(2) 8−2、…………、セレ
クタ(m)8−mを含むセレクタ8、Dフリップフロップ
9、11および12、および加算器10を含む加算部2
と、レジスタ13およびMPU14を含む制御部3とを
備えて構成される。
【0026】本実施形態の第1の実施形態との相違点
は、高速カウンタ部1に含まれるmビットカウンタの個
数がnよりも少ない値のn′個であり、また新たにn個
の2ビットカウンタ6−1、6−2、…………、6−n
が付加されていることである。これは、時間測定システ
ムの回路規模を縮小するためであり、その手段として、
平均カウント値の整数部を求めるmビットカウンタの段
数をn段からn′段に減らし、小数点以下を求めるため
に、新たにn段の2ビットカウンタが設けられている。
以下においては、第1の実施形態の説明との重複を回避
するために、本実施形態の第1の実施形態と異なる点に
主眼をおいて説明する。
【0027】前述の第1の実施形態の場合と同様に、高
周波パルス発生回路4においては、レーシング(入力間
競合)になった場合に、シフトレジスタからの出力は不
定状態となり、出力レベルが“H”レベルまたは“L”
レベルの何れのレベルに安定するかが不明となるため
に、mビットカウンタ5−1、5−2、…………、5−
n′におけるカウント値には、少なくとも±1カウント
のずれを生じる惧れがあり、これに対処するために、当
該各mビットカウンタにおけるカウント値のずれを補正
した後に、それらのカウント値の総数を求めて平均処理
が行われる。この手段としては、図3に示されるよう
に、高周波パルス発生回路4の出力に対応して、n′個
のmビットカウンタ5−1、5−2、…………、5−
n′と、n個の2ビットカウンタ6−1、6−2、……
……、6−nを設けてパイプライン化し、これらのmビ
ットカウント値または2ビットカウント値の総和を求め
る加算部2と、これらのカウント値の総和よりカウント
値の平均値を求めるMPU14および当該MPU14に
対するリード・ライトのタイミング制御用のレジスタ1
3を含む制御部3とが、構成要素の一環として設けられ
ている。
【0028】図3において、高周波パルス発生回路4に
おいては、クロックφの入力を受けて、当該クロックφ
の1周期がn′分割され、n′個のmビットカウンタ5
−1、5−2、…………、5−n′に対するイネーブル
制御が行われるとともに、同じくクロックφの1周期が
n分割され、それぞれn個の2ビットカウンタ6−1、
6−2、…………、6−n、およびn個の1ビットカウ
ンタ7−1、7−2、…………、7−nに対するイネー
ブル制御が行われる。これにより、mビットカウンタ5
−1、5−2、…………、5−n′より出力されるn′
個のmビットカウント値、および2ビットカウンタ6−
1、6−2、…………、6−nより出力されるn個の2
ビットカウンタ値は、加算部2内のセレクタ(1) 8ー
1、セレクタ(2) 8−2、…………、セレクタ(m) 8−
mを含むセレクタ8に入力される。セレクタ8において
は、制御部3より入力される制御信号により、これらの
n′個のmビットカウント値とn個の2ビットカウント
値の何れか一方のカウント値が、前記制御信号により規
制される所定の加算回数枠内において選択される。セレ
クタ8において選択されて出力されるカウント値は、前
述の第1の実施形態の場合と同様に、Dフリップフロッ
プ9、加算器10、Dフリップフロップ11および12
を介して加算処理され、当該選択されたカウント値の総
和が求められて出力され、制御部3に入力されて制御部
3のレジスタ13に保持される。このレジスタに保持さ
れている選択されたカウント値の総和のデータは、MP
U14のリード・ライトのタイミングでMPUにリード
・ライトされる。
【0029】MPU14においては、セレクタ8におい
てmビットカウント値が選択され、mビットカウント値
に対する分解能の値としてn2 2 =n′)が求めら
れるので、当該mビットカウント値の総和の値を、この
分解能n2 の値によって除算することにより、当該mビ
ットカウント値の平均値が求められる。また、セレクタ
8において2ビットカウント値が選択され、2ビットカ
ウント値に対する分解能の値としてn1 (n1 <n)が
求められる場合には、当該当該2ビットカウント値の総
和の値を、このn1 の値によって除算することにより、
当該2ビットカウント値の平均値が求められる。この場
合において、パイプライン化したmビットカウンタ5−
1、5−2、…………5−n' および2ビットカウンタ
6−1、6−2、…………6−nにおいては、共にクロ
ックφの1周期内のカウント値のバラツキは+1以内で
ある。従って、2ビットカウンタ6−1、6−2、……
……6−nにおけるカウント値は、高周波パルス発生回
路4に用いられている遅延バッファ(図4参照)の段数
が、最小の2ビットカウンタのカウント値または+1の
カウント値となり、小数点以下の要素を含んでいる計数
は、2ビットカウンタ6−1、6−2、………6−nの
最下位ビットのカウント値となる。
【0030】次に、小数点以下の値を求めるカウンタを
2ビットにしたのは、複数のカウンタの値を加算して総
和を求め、加算した回数で除算して求める平均値の精度
を下げないために、桁上がりの情報が必要となるためで
ある。従って、2ビットカウンタ6−1、6−2、……
……6−nのカウント値の平均値は、小数点以下のみの
値だけではなく、整数部の値まで含んでいる必要がない
整数部の値をMPU14により削除し、小数部の平均値
を求め、整数部の平均値を加算してクロックφの周期に
乗算することにより、測定時間が算出される。
【0031】また、図6および図7は、第2の実施形態
における測定手順を示すフローチャートである。図6に
おいて、まずステップ71において、システムリセット
作動により時間測定システムにおけるデータの初期化が
行われる。次いで、ステップ72においては、高周波パ
ルス発生回路4にSTART信号が入力され、ステップ
73において、高速カウンタ部1のmビットカウンタ5
−1〜5−n′、2ビットカウンタ6−1〜6−nおよ
び1ビットカウンタ7−1〜7−nにおいてカウント動
作が開始され、ステップ74において高周波パルス発生
回路4にSTOP信号が入力されて、ステップ75にお
いては、mビットカウンタ5−1〜5−n′、2ビット
カウンタ6−1〜6−nおよび1ビットカウンタ7−1
〜7−nにおけるカウント動作が終了する。次いで、ス
テップ76においては、加算部2において、セレクタ8
により選択されたmビットカウント値の加算が開始され
て、ステップ78に移行するとともに、ステップ77に
おいては、ステップ76に並行して、レジスタ13内に
保持されているカウント値加算データがMPU14によ
り処理され、分解能の値が測定されてステップ83(図
7参照)に移行する。ステップ78においては、加算部
2において、mビットカウント値の加算が行われ、制御
部3からの制御信号を介して、n2 個のmビットカウン
ト値の総和としてΣ1 が求められる。ステップ79にお
いては、レジスタ13に格納されるステップ78の結果
を用いてMPU14により平均処理が行われ、整数部に
対応する平均値H1 が求められる。ステップ80におい
ては、ステップ79において求められた平均値H1 の小
数値を削除し、当該平均値H1 に対する補正を行い平均
値H1 の整数部h1 を求め、ステップ81(図7参照)
に移行する。
【0032】次いで、図7において、ステップ80およ
びステップ77に続いて、ステップ81においては、前
記平均値H1 の整数部h1 をMPU14において保持
し、ステップ82においては、セレクタ8により2ビッ
トカウンタ値が選択されて、対応する小数部の加算が開
始される。ステップ83においては、上記の2ビットカ
ウント値の加算が行われ、制御部3からの制御信号を介
して、n1 個の2ビットカウント値の総和としてΣ2
求められる。ステップ84においては2ビットカウンタ
値の加算終了となり、レジスタ13にカウント値の総和
Σ2 が格納され、ステップ85においては、MPU14
において、レジスタ13に保持されている2ビットカウ
ント値の総和Σ2 を取込んで平均処理が行われ、小数部
の平均値H2 が求められる。ステップ86においては、
ステップ85において求められた平均値H2 の整数値を
削除し、当該平均値H2 に対する補正を行い平均値H2
の小数部h2 を求め、次いでステップ87において、平
均値H2 の小数部h2 をMPU14において保持し、ス
テップ88において、MPU14にそれぞれ保持されて
いる前記平均値H1 の整数部h1 および平均値H2 の小
数部h2 に対する加算処理が当該MPU14により行わ
れて、カウント値の平均値H(分解能)が求められる。
そして、ステップ89においては、ステップ88におい
て求められた平均値H(分解能)とクロックの周期よ
り、MPU14による計算処理を介して所望の時間測定
値が求められる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、クロッ
クを複数ビットカウンタの最小パルス幅を満足する範囲
とし、カウンタのイネーブル信号ラインに、それぞれ所
要の分解能を持たせるための遅延素子および対応するレ
ジスタを設け、後段のイネーブル付きカウンタのイネー
ブルを制御する高周波パルス発生回路と、時間測定用カ
ウンタをパイプライン化するとともにカウント値の総和
を求める加算部と、随時変動する分解能 1 を求めて平
均化処理を行う制御部とを備え、クロック周期の1/
1 時間ごとに時間測定を行うことにより、システムの動
作速度において一義的に定められる周期よりも細かい精
度で時間測定を行うことが可能となり、測定精度を向上
させることができるという効果がある。
【0034】また、従来の時間測定システムにおいて
は、システムの動作速度において精度維持が図られてお
り、これによりECL回路を用いた高速動作回路の構成
によっているためコスト高になるのに対比して、本発明
においては、安価なCMOS回路からなる回路構成によ
り時間測定システムを実現することが可能となり、コス
トを大幅に削減することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本実施形態の構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明の第1の実施形態の構成を示すブロック
図である。
【図3】本発明の第2の実施形態の構成を示すブロック
図である。
【図4】高周波パルス発生回路の構成を示すブロック図
である。
【図5】第1の実施形態における測定方法のフローチャ
ートを示す図である。
【図6】第2の実施形態における測定方法のフローチャ
ートを示す図である。
【図7】第2の実施形態における測定方法のフローチャ
ートを示す図である。
【図8】従来例1の構成を示すブロック図である。
【図9】前記従来例1における動作タイミング図であ
る。
【図10】従来例2の構成を示すブロック図である。
【図11】従来例3の構成を示すブロック図である。
【図12】前記従来例3における動作タイミング図であ
る。
【符号の説明】
1 高速カウンタ部 2 加算部 3 制御部 4 高周波パルス発生回路 5−1〜5−n、24 mビットカウンタ 6−1〜6−n 2ビットカウンタ 7−1〜7−n 1ビットカウンタ 8 セレクタ 8−1〜8−m セレクタ(1) 〜セレクタ(m) 9、11、12、22、23 Dフリップフロップ 10 加算器 13、25 レジスタ 14、26 MPU 15 遅延バッファ 16−1〜16−n バッファ 17 シフトレジスタ 18 フリップフロップ 19 論理回路 20、21 AND回路 27 微分回路 28、33、44 基準データ出力部 29 ラッチタイミング回路 30、31、36〜39 カウンタ 32、45 仕事量化部 34 平均処理回路 35 計測パルス入力回路 40〜43、46 ラッチ 51〜61、71〜89 ステップ

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定開始信号および測定終了信号の間の
    時間をクロック信号により計数しこの計数値にクロック
    周期を乗算して計測するストップウォッチ機能を用いる
    時間測定方法において、 前記測定終了信号を前記クロック周期より短い単位遅延
    時間ごとに順次遅延させた複数の遅延信号をつくり、前
    記測定開始信号から前記測定終了信号および前記複数の
    遅延信号までの複数のn個の計数期間信号をそれぞれ出
    力し、 前記n個の各計数期間信号を前記クロック信号を用いて
    それぞれ計数し、複数のn個のmビットカウント値およ
    び前記mビットの最下位ビットに相当する複数のn個の
    1ビットカウント値をそれぞれ出力し、 前記n個の1ビットカウント値を入力しこれら1ビット
    カウント値の連続した同じ論理値の個数を計数すること
    により前記クロック信号の1周期を細分化した数に相当
    する分解能数n1を求め、 前記n個のmビットカウント値を前記遅延時間の少ない
    ものから順次入力し、前記分解能数の個数n1分を加算
    してmビットカウント値の総和を求め、前記mビットカ
    ウント値の総和を前記分解能n1で除算して前記計数値
    を求めこの計数値から測定時間を算出することを特徴と
    する時間測定方法
  2. 【請求項2】 測定開始信号および測定終了信号の間の
    時間をクロック信号により計数しこの計数値にクロック
    周期を乗算して計測するストップウォッチ機能を有する
    時間測定システムにおいて、 前記測定終了信号を前記クロック周期より短い単位遅延
    時間ごとに順次遅延させた複数の遅延信号をつくり、前
    記測定開始信号から前記測定終了信号および前記複数の
    遅延信号までの複数のn個の計数期間信号を出力する高
    周波パルス発生手段と、 前記n個の計数期間信号を前記クロック信号によりそれ
    ぞれ計数して複数のn個のmビットカウント値および
    記mビットの最下位ビットに相当する複数のn個の1ビ
    ットカウント値を生成して出力する高速カウント手段
    と、 前記高速カウント手段より出力される複数のmビットカ
    ウント値を順次入力し、所定制御信号により加算回数n
    1(ただしn1<n)が制御されて前記複数のmビットカ
    ウント値を前記クロック信号により前記遅延時間の少な
    いものから順次加算して前記複数のmビットカウント値
    の総和を求めて出力する加算手段と、 前記高速カウント手段からの複数の1ビットカウント値
    を入力し、これら1ビットカウント値の連続した同じ論
    理値の個数を計数することにより前記クロック信号の1
    周期を細分化した数に相当する分解能数n1を求め、前
    記加算回数を規制する前記制御信号をつくるとともに、
    前記加算手段からの前記複数のmビットカウント値の総
    前記分解能数n1 で除算することにより、前記測定
    開始から測定終了までの前記測定時間を算出して出力す
    る制御手段とを備えることを特徴とする時間測定システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記高速カウント手段が、前記n個の計
    数期間信号を前記クロック信号により計数して、それぞ
    れ前記mビットカウント値を生成して出力する複数のm
    ビットカウンタおよびそれぞれ前記mビットの最下位ビ
    ットに相当する1ビットカウント値を生成して出力する
    複数の1ビットカウンタとからなり、前記加算手段が、
    前記高速カウント手段より出力される複数のmビットカ
    ウント値を前記遅延時間の少ないものから順次入力し、
    前記制御信号により加算回数n1個選択されて、複数n1
    個のmビットカウント値を出力するセレクタと、このセ
    レクタより出力される複数のmビットカウント値を順次
    入力し、前記クロック信号により当該複数のmビットカ
    ウント値を順次出力する第1のフリップフロップと、こ
    の第1のフリップフロップより出力される複数のmビッ
    トカウント値を順次入力し、所定帰還加算mビットカウ
    ント値と加算して、新たに加算mビットカウント値を出
    力する加算器と、この加算器より出力される加算mビッ
    トカウント値を入力し、前記クロック信号により対応す
    る加算mビットカウント値を出力するとともに、当該加
    算mビットカウント値を、前記帰還加算mビットカウン
    ト値として前記加算器に送出する第2のフリップフロッ
    プと、この第2のフリップフロップより出力される加算
    mビットカウント値を入力し、前記クロック信号により
    加算対象のmビットカウント値の総和として出力する第
    3のフリップフロップとからなり、 前記制御手段が、前記加算手段より出力されるmビット
    カウント値の総和と前記高速カウント手段より出力され
    る複数の1ビットカウント値とを入力して、一時的に保
    持するレジスタと、このレジスタからの前記複数の1ビ
    ットカウント値とを入力して、前記クロック信号の1周
    期に対応する分解能数n1を求め、前記制御信号をつく
    るとともに、前記mビットカウント値の総和と前記分解
    能数n1から測定開始から測定終了までの時間を算出し
    て出力するマイクロプロセッサとからなる請求項2記載
    の時間測定システム。
  4. 【請求項4】 測定開始信号および測定終了信号の間の
    時間をクロック信号により計数しこの計数値にクロック
    周期を乗算して計測するストップウォッチ機能を有する
    時間測定システムにおいて、 前記測定終了信号を前記クロック周期より短い単位遅延
    時間ごとに順次遅延させた複数の遅延信号をつくり、前
    記測定開始信号から前記測定終了信号および前記複数の
    遅延信号までの複数のn個の計数期間信号を出力する高
    周波パルス発生手段と、 前記n個の計数期間信号を前記クロック信号によりそれ
    ぞれ計数して複数のmビットカウント値、前記mビット
    の最下位2ビットに相当する複数の2ビットカウント値
    および前記mビットの最下位ビットに相当する複数の1
    ビットカウント値をそれぞれ生成して出力する高速カウ
    ント手段と、 前記高速カウント手段からの複数のmビットカウント値
    および複数の2ビットカウント値を順次入力して、分解
    能数n1(ただしn1<n)に相当する数により規制され
    る制御信号により前記複数の2ビットカウント値を前記
    クロック信号により加算回数n1 前記遅延時間の少ない
    ものから順次加算して前記2ビットカウント値の総和を
    求め、予め設定した所定数n2(ただしn2<n1)によ
    り前記複数のmビットカウント値を前記クロック信号に
    より加算回数n2 前記遅延時間の少ないものから順次加
    算して前記mビットカウント値の総和を求めて出力する
    加算手段と、 前記高速カウント手段からの複数の1ビットカウント値
    を入力し、これら1ビットカウント値の連続した同じ論
    理値の個数を計数することにより前記クロック信号の1
    周期を細分化した数に相当する分解能数n1を求め、前
    記2ビットカウント値の加算回数を規制する前記制御信
    号をつくるとともに、前記加算手段からの前記複数のm
    ビットカウント値前記所定数n2 で除算することによ
    り、前記mビットカウント計数値の整数部を求め、前記
    加算手段からの複数の2ビットカウント値の総和前記
    分解能数n1 で除算することにより、前記mビットカウ
    ント計数値の小数部を求めこれらの和から前記測定開始
    から測定終了までの前記測定時間を算出して出力する制
    御手段とを備えて構成されることを特徴とする時間測定
    システム。
  5. 【請求項5】 前記高速カウント手段が、前記複数のn
    個の計数期間信号を前記クロック信号によりそれぞれ計
    数し、それぞれ前記mビットカウント値を生成して出力
    する複数のmビットカウンタと、それぞれ前記2ビット
    カウント値を生成して出力する複数の2ビットカウンタ
    と、それぞれ前記1ビットカウント値を生成して出力す
    る複数の1ビットカウンタとからなり、 前記加算手段が、前記高速カウント手段より出力される
    複数のmビットカウント値および複数の2ビットカウン
    ト値を入力し、前記制御信号により加算回数n1 だけ前
    記遅延時間の少ないものから順次選択されて複数n1
    の2ビットカウント値を出力し、かつ前記所定数n2
    け前記遅延時間の少ないものから順次選択されて複数n
    2個のmビットカウント値を出力するセレクタと、この
    セレクタからのmビットおよび2ビットの各カウント値
    を入力し、前記クロック信号により当該複数のカウント
    値を出力する第1のフリップフロップと、この第1のフ
    リップフロップより出力される複数のカウント値を入力
    し、所定の帰還加算カウント値と加算して、新たに加算
    カウント値を生成して出力する加算器と、この加算器よ
    り出力される加算カウント値を入力し、前記クロック信
    号を介して、対応する加算カウント値を出力するととも
    に、当該加算カウント値を、前記帰還加算カウント値と
    して前記加算器に送出する第2のフリップフロップと、
    この第2のフリップフロップより出力される加算カウン
    ト値を入力し、前記クロック信号により前記複数のカウ
    ント値の各総和として出力する第3のフリップフロップ
    とからなり、 前記制御手段が、前記加算手段より出力される前記複数
    のmビットカウント値または複数の2ビットカウント値
    の総和と前記高速カウント手段より出力される複数の1
    ビットカウント値とを入力して一時的に保持するレジス
    タと、このレジスタからの複数の1ビットカウント値の
    連続した同じ論理値の個数を計数することにより前記ク
    ロック信号の1周期を細分化した数に相当する分解能数
    1を求め、前記2ビットカウント値の加算回数を規制
    する前記制御信号をつくるとともに前記加算手段からの
    前記複数のmビットカウント値前記所定数n2 で除算
    することにより前記mビットカウント計数値の整数部を
    求め、前記加算手段からの複数の2ビットカウント値の
    総和前記分解能数n1 で除算することにより、前記m
    ビットカウント計数値の小数部を求め、これらの和から
    前記測定開始から測定終了までの前記測定時間を算出し
    て出力するマイクロプロセッサとからなる請求項4記載
    の時間測定システム。
  6. 【請求項6】 前記高周波パルス発生手段が、前記測定
    終了信号を前記クロック周期より短い単位遅延時間ごと
    に順次遅延させた複数の遅延信号をつくる複数の遅延バ
    ッファの直列接続からなる遅延バッファユニットと、前
    記測定開始信号を入力してクロック信号により保持する
    第1シフトレジスタおよび前記複数の遅延バッファの各
    出力を入力してクロック信号により保持する複数の第2
    シフトレジスタからなるシフトレジスタユニットと、前
    記第1シフトレジスタの出力と前記複数の第2シフトレ
    ジスタとの論理積により前記測定開始信号から前記測定
    終了信号および前記複数の遅延信号までの複数の計数期
    間信号を出力する複数の論理ゲートとを有する請求項2
    乃至5記載の時間測定システム。
  7. 【請求項7】 測定開始信号および測定終了信号の間の
    時間をクロック信号により計数する際、前記測定終了信
    号を前記クロック信号の周期より短い単位遅延時間ごと
    に順次遅延させた複数の遅延信号をつくり、前記測定開
    始信号から前記測定終了信号および前記複数の遅延信号
    までの複数のn個の計数期間信号をそれぞれ計数しこれ
    計数値に基づいてクロック周期を乗算して計測するス
    トップウォッチ機能を用いる時間測定方法において、 前記測定開始信号を受け、所定開始命令により複数n個
    のmビットカウントを開始する第1のステップと、 前記n個の測定終了信号の終了命令により当該複数n個
    のmビットカウントをそれぞれ終了する第2のステップ
    と、 前記第2のステップのカウント終了後に、当該複数のm
    ビットカウント値の加算を開始する第3のステップと、 前記第2のステップカウント終了後に、前記mビット
    の最下位ビットに相当する複数の1ビットカウント値
    うちの連続した同じ論理値の個数を計数することにより
    前記クロック信号の1周期を細分化した数に相当する分
    解能数n1 (ただしn 1 <n)を測定する第4のステップ
    と、 前記第4のステップ分解能数の測定後に、前記複数の
    mビットカウント値を、そのうちの前記遅延時間の少な
    いものから順に当該分解能数n1相当する回数だけ加
    算して加算終了し、そのカウント値の総和を求める第5
    のステップと、 前記第5のステップで求めた総和を前記分解能数n1
    より除算して平均処理を行う第6のステップと、 前記第6のステップ平均処理して求めた平均値と、
    クロック信号の周期との乗算により、測定時間を算出
    する第7のステップとを有することを特徴とする時間測
    定方法。
  8. 【請求項8】 測定開始信号および測定終了信号の間の
    時間をクロック信号を計数する際、前記測定終了信号を
    前記クロック信号の周期より短い単位遅延時間ごとに順
    次遅延させた複数の遅延信号をつくり、前記測定開始信
    号から前記測定終了信号および前記複数の遅延信号まで
    の複数n個の計数期間信号をそれぞれ計数しこれら計数
    に基づいてクロック周期を乗算して計測するストップ
    ウォッチ機能を用いる時間測定方法において、 前記測定開始信号を受けて、所定開始命令により複数の
    mビットカウントおよび前記mビットの最下位2ビット
    に相当する複数の2ビットカウントを開始する第1のス
    テップと、 前記複数の測定終了信号の終了命令により当該複数のm
    ビットカウントおよび複数の2ビットカウントをそれぞ
    終了する第2のステップと、 前記第2のステップのカウント終了後に、所定の整数部
    における当該複数のmビットカウント値の加算を開始す
    る第3のステップと、 予め定められた加算回数n2 (ただしn 2 <n 1 <n)だ
    、前記整数部の複数のmビットカウント値を、そのう
    ちの前記遅延時間の少ないものから順に加算し、そのm
    ビットカウント値の総和を求めて加算を終了とする第4
    のステップと、 前記整数部におけるカウント値の加算処理終了後に、当
    該整数部の複数のmビットカウント値の総和を前記加算
    回数n2により除算して平均処理を行う第5のステップ
    と、 前記第5のステップで求めた前記整数部の平均値の小数
    部を除去して補正した整数部とする第6のステップと、前記 補正た整数部の平均値を保持する第7のステップ
    と、 前記第2のステップにおけるカウントの終了後に、小数
    部を求めるため前記複数の2ビットカウント値の加算を
    開始する第8のステップと、 前記第2のステップのカウントの終了後に、前記mビッ
    トの最下位ビットに相当する複数の1ビットカウント値
    のうちの連続した同じ論理値の個数を計数することによ
    り前記クロック信号の1周期を細分化した数に相当する
    分解能数n1を測定する第9のステップと、 前記第9のステップの分解能数n1の測定後、前記複数
    の2ビットカウント値を、そのうちの前記遅延時間の少
    ないものから順に前記分解能数n1相当する回数だけ
    加算して、前記小数部のカウント値の総和を求める第1
    のステップと、前記小数部の加算終了後に、当該小数
    部カウント値の総和を前記分解能数n1で除算して平均
    処理を行う第1のステップと、 前記第1のステップにおいて平均処理して求められた
    小数部の平均値の整数部を除去し補正した小数部とする
    第1のステップと、前記 補正された小数部の平均値を保持する第1のステ
    ップと、前記 第7のステップにおいて保持されている補正された
    整数部の平均値と、前記第1のステップにおいて保持
    されている補正された小数部の平均値とを加算して、カ
    ウント値の平均値を求める第1のステップと、 前記第1のステップのカウント値の平均値と、前記
    ロック信号の周期との乗算により、測定時間を算出する
    第1のステップとを有することを特徴とする時間測定
    方法。
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