JP2002289933A - 圧電型駆動体、インクジェットヘッド及びプリンタ - Google Patents

圧電型駆動体、インクジェットヘッド及びプリンタ

Info

Publication number
JP2002289933A
JP2002289933A JP2001085991A JP2001085991A JP2002289933A JP 2002289933 A JP2002289933 A JP 2002289933A JP 2001085991 A JP2001085991 A JP 2001085991A JP 2001085991 A JP2001085991 A JP 2001085991A JP 2002289933 A JP2002289933 A JP 2002289933A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric
driving body
substrate
layer
laminated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001085991A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Ogata
賢一 尾方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2001085991A priority Critical patent/JP2002289933A/ja
Publication of JP2002289933A publication Critical patent/JP2002289933A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッドの小型化に伴って発生する歩留まり低
下や製造コスト上昇、及び信頼性の低下を抑える。 【解決手段】 圧電体層と内部電極とを交互に複数層積
層配置し、内部電極に電圧を印加することにより圧電体
層が伸縮を行い、積層方向に変位を発生する積層圧電型
駆動体に関する。複数の積層圧電型駆動体が基板1上に
一方向に並んで配置され、積層圧電型駆動体の積層方向
の一端面が基板1上に接続されるとともに、他端面が振
動板ユニット3に接続され、積層圧電型駆動体の一端面
と基板1との接続面積をSb、積層圧電型圧駆動体の他
端面と振動板ユニット3との接続面積をSaとしたとき
に、 Sb > Sa である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層圧電型駆動体
並びにインクジェットヘッドに関し、インクジェットプ
リンタ、ファクシミリ、印刷機等に応用が可能なもので
ある。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、ファクシミリ、複写装置等の
画像形成装置として用いるインクジェット記録装置にお
いて、インク滴を吐出する複数のノズルと、各ノズルが
連通する圧力室と、各圧力室内にインク滴吐出のための
圧力を加える圧力発生手段とを備えたピエゾアクチュエ
ータ方式のインクジェットヘッドを搭載し、ヘッドの圧
電型駆動体素子を印字データに応じて駆動することで所
要のノズルからインク滴を吐出させて用紙に画像を記録
するものがある。そして、このピエゾアクチュエータ方
式のインクジェットヘッドには積層型圧電素子(積層圧
電型駆動体)を用いるものがある。
【0003】この積層型圧電素子は、その電極形成にお
いて、一般に、主として二通りの方式が考えられてい
る。第1の方式は、図30に示すように、圧電体101
と内部電極102及び内部電極103を交互に積層し、
内部電極102は一方の端面に引き出して端面電極(外
部電極)104に接続し、内部電極103は他方の端面
に引き出して端面電極(外部電極)105に接続する。
ここで、内部電極102と内部電極103がオーバーラ
ップしている領域aは、内部電極102と内部電極10
3間に電位を与えることで圧電体101に電界が加えら
れる活性部(活性領域)となるが、両端の内部電極10
2、103のいずれか一方のみ存在している領域bは、
不活性領域となる。そして、この場合、同図に示すよう
に左側に出ている内部電極102に正電位を、右側に出
ている内部電極103に0V(GND)電位を与えるた
めに、圧電素子の両端面に外部電極104、105を設
けることで、各層の内部電極に対して一括して電位を与
えるようにしている。そして、電位が与えられることに
よって、活性部が圧電作用によって変形し、結果として
積層方向に変位が発生し、駆動力となる。
【0004】第2の方式は、図31に示すように、内部
電極102、103は共にに圧電体101の両端にまで
達する構成としている。このため、不活性領域aは形成
されず、全体が活性領域bとなる。この構造では、単
に、圧電素子の端面に外部電極104、105を形成す
るのみでは正負の外部電極104、105を独立して接
続することが出来ないため、外部電極104、105端
に絶縁領域106を形成し、一側面では一方の極性の電
位のみ接続される形態としている。
【0005】以上二つの方式が、積層型圧電素子として
広く用いられている形式であるが、その他には例えば特
開平10−181012にみられるように、積層圧電体
の各層の寸法を変え、基板に近い層ほどその底面積を小
さく構成したものがある。この形態は、圧電体の駆動効
率を向上する効果がある。また、特開2000−252
27にみられるように、駆動体両端に支持体を取り付け
たものがある。この形態は、圧電体の幅が狭くなった場
合に、圧電体形成時に破損する事を防ぐ効果がある。
【0006】これらの圧電型駆動体を、インクジェット
ヘッドとして適用する場合、その構造は一般に図32の
ようになる。即ちセラミック、ガラスエポキシ樹脂等か
らなる絶縁性の基板1上に、積層圧電型駆動体によって
形成される複数の圧電素子を配列して接合し、駆動ユニ
ット2を構成する。これに振動板ユニット3が接続さ
れ、振動板ユニット3は液室ユニット4の壁面の一部を
構成している。また、液室ユニット4の一面にはノズル
形成部材5が配置している。尚、振動板ユニット3、液
室ユニット4、ノズル形成部材5はこれ以外の構成もあ
り得る。
【0007】図32において、側面(紙面では右若しく
は左)からみた図を図33に示す。尚、図示しないが液
室ユニット4は実際には流体抵抗部を介して流路が外部
のインク供給部に接続される。図から明らかな通り、駆
動ユニット2の幅は、液室ユニット4によって決まる振
動板3の寸法により決定され、基板1に固定されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
従来技術においては、以下に示す通りの問題がある。即
ち、高速化、高画質化に伴うヘッドサイズの小型化によ
り、図33における液室ユニット2の寸法は小さくな
り、これに伴い振動ユニット3の幅も狭くなる。このた
め、駆動ユニット2即ち圧電体の幅も狭くなるが、これ
によって基板1への取り付け面積が減少するため、圧電
体の基板への拘束力が弱まり、圧電体を切断加工してア
レイを形成する際に破損しやすく製造歩留まりが低下し
やすいという問題がある。また、駆動中に振動により基
板から脱落する可能性も高くなり、信頼性が低下する。
【0009】また、駆動体の小型化に伴い、内部電極か
ら外部電極へ接続される部分の接触面積が減少していく
という問題が発生する。このため、接触不良が発生しや
すくなる。更に、従来外部電極材料としては導電性接着
剤が多く使われてきたが、ヘッド寸法の微細化が進め
ば、加工が難しくなってくる問題がある。
【0010】特開平10−181012においては、基
板への圧電体の取り付け面積が減少するため、この問題
がより顕著に発生するようになる。また、特開2000
−25227においては、加工時の破損等の問題には対
処できるが、ヘッドサイズが全体として大型化してしま
う問題がある。
【0011】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あり、ヘッドの小型化に伴って発生する歩留まり低下や
製造コスト上昇、及び信頼性の低下を抑えることを目的
とする。
【0012】また、以上二つの方式が、積層型圧電素子
として広く用いられている形式であるが、その他には特
開2000-117971に見られるとおり、不活性領
域を活性領域の両端ではなく一方の端のみに形成する形
態がある。これを図34に示す。これは、不活性領域に
よる活性領域の変位抑制を減らし、同じ駆動電圧で、よ
り大きな変位を得るものである。活性層側からは外部電
極として取り出すことが出来ないため、内部電極は図3
5に示す通り正負ともに同じ端(不活性側)から引き出
す構造となっている。他に、特開2000-25227
のように、駆動体両端に支持体を取り付けたものがあ
る。この形態は、圧電体の幅が狭くなった場合に、圧電
体形成時に破損する事を防ぐ効果がある。
【0013】図32において、ノズル形成部材5方向か
ら基板1を見た方向、即ち紙面にて上から下を見た図を
図36に示す。但し、図36においては、基板1及び駆
動ユニット2のみ表示している。これらの図で示される
通り、インクジェットプリンタの駆動装置として圧電駆
動素子を使用した場合、基板上に圧電素子がノズルの数
並んだ構成が通常の形状となる。また、このとき駆動体
の形成は、図37に示す通り、駆動体部で分離する前に
基板107に圧電体101を取り付け、外部電極を形成
した後、ダイシングソーによる切断等により、各圧電体
を分離し、駆動ユニットを形成する。この際、外部電極
を圧電体間で独立させるため、図38に示す通り圧電体
を完全に分離切断する。若しくは、図39に示す通り、
基板107の一部も同時に切断する場合も有り得る。
【0014】しかしながら、以上の従来技術において
は、以下に示す通りの問題がある。即ち、図38、図3
9に示す圧電素子の配置においては、印字の高画質化若
しくは高速化のため、ノズル開口の配列ピッチが小さく
なると、これに合わせて駆動体の幅も小さくなる。この
ため、図37に示す圧電体を切断加工して図38若しく
は図39の形状を形成する際に破損しやすく製造歩留ま
りが低下しやすいという問題がある。また、基板に固定
される面積が小さくなるため、駆動中に振動により基板
から脱落する可能性も高くなり、信頼性が低下する。更
に、外部電極から、外部の制御回路への配線の取り回し
も、幅が狭くなるため非常に難しくなるという問題があ
る。特に、外部電極は、正負両方に対応する配線が必要
となるため、駆動体アレイ方向の両側に制御回路への接
続部を形成する必要があり、特にヘッドを小型化した
際、この接続部によって構成が制限される問題が生じ
る。
【0015】特開平10−290322においては、正
負両外部電極を、駆動体の一端に配置しているため、上
記制限は緩くなるが、正負両極に対応する外部電極を圧
電体の一端に同時に形成するため、駆動体の幅が狭くな
った場合、その形成は困難となる問題がある。
【0016】特開2000-25227においては、切
断に関する破損等による歩留まり低下に関しては改善さ
れるが、配線に関する問題に対しては効果が無い。本発
明は以上の点に鑑みてなされたものであり、ノズル開口
の配列ピッチが小さくなることに伴って発生する歩留ま
り低下や信頼性の低下を抑えることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、圧電体層と内部電極とを交互に複
数層積層配置し、該内部電極に電圧を印加することによ
り圧電体層が伸縮を行い、積層方向に変位を発生する積
層圧電型駆動体において、複数の積層圧電型駆動体が基
板上に一方向に並んで配置され、前記積層圧電型駆動体
の積層方向の一端面が基板上に接続されるとともに、他
端面が駆動対象に接続され、前記積層圧電型駆動体の一
端面と前記基板との接続面積をSb、前記積層圧電型圧
駆動体の他端面と前記駆動対象との接続面積をSaとし
たときに、 Sb > Sa であることを特徴とする圧電型駆動体である。また、請
求項2の発明は、圧電体層と内部電極とを交互に複数層
積層配置し、該内部電極に電圧を印加することにより圧
電体層が伸縮を行い、積層方向に変位を発生する積層圧
電型駆動体において、複数の積層圧電型駆動体が基板上
に一方向に並んで配置され、前記積層圧電型駆動体の積
層方向の一端面が基板上に接続されるとともに、他端面
が駆動対象に接続され、前記積層圧電型駆動体の一端面
と前記基板との長手方向の接続幅をLb、前記積層圧電
型駆動体の他端面と前記駆動対象との長手方向の接続幅
をLaとしたときに、 Lb > La であることを特徴とする圧電型駆動体である。また、請
求項3の発明は、請求項2の圧電型駆動体において、複
数層配置された各圧電体層の長手方向の長さは、駆動対
象に接続される側に近づくにつれて階段状に順次狭くな
るように形成されていることを特徴とする圧電型駆動体
である。また、請求項4の発明は、請求項3の圧電型駆
動体において、階段状の段差を形成する部分は、各圧電
体層のの長手方向の一端面のみとなっており、かつ、こ
の段差を形成する一端面は、積層方向において1層毎に
千鳥状に他端面と入れ替わっていることを特徴とする圧
電型駆動体である。また、請求項5の発明は、請求項4
の圧電型駆動体において、前記内部電極は各圧電体層の
上面全体に渡って形成されていることを特徴とする圧電
型駆動体である。また、請求項6の発明は、請求項2の
圧電型駆動体において、積層型圧電体の形状が略台形で
あることを特徴とする圧電型駆動体である。また、請求
項7の発明は、圧電体層と内部電極とを交互に複数層積
層配置し、該内部電極に電圧を印加することにより圧電
体層が伸縮を行い、積層方向に変位を発生する積層圧電
型駆動体において、複数の積層圧電型駆動体が、基板上
に一方向に並んで配置され、各積層圧電型駆動体に共通
の基板固定層と、該基板固定層から櫛形状に前記一方向
に分離する駆動体部分とを備えていることを特徴とする
圧電型駆動体である。また、請求項8の発明は、請求項
7の圧電型駆動体において、圧電体の両端にそれぞれ外
部電極が形成され、前記基板固定層の端部のみに切断部
が形成され、この切断部により外部電極が駆動体間で分
離されていることを特徴とする圧電型駆動体である。ま
た、請求項9の発明は、請求項8の圧電型駆動体におい
て、圧電体の両端の不活性領域端に配置された正負両極
の外部電極の中で、一方の外部電極のみが各圧電体間で
分離され、他方の外部電極は分離せずに各圧電体間で共
通化されていることを特徴とする圧電型駆動体である。
また、請求項10の発明は、請求項8乃至9の何れかに
記載の圧電型駆動体において、各圧電型駆動体に接続さ
れた基板固定層に内包される形で、各圧電体間で分離さ
れている領域が存在することを特徴とする圧電型駆動体
である。また、請求項11の発明は、請求項7乃至10
の何れかに記載の圧電型駆動体において、基板固定層に
接続される圧電体の一部は、電界印加がなく変位の発生
しないダミー領域であることを特徴とする圧電型駆動体
である。また、請求項12の発明は、請求項11に記載
の圧電型駆動体において、ダミー領域となる圧電体は、
駆動体の並ぶアレイ方向の幅が、他の変位を発生する圧
電型駆動体よりも広いことを特徴とする圧電型駆動体で
ある。また、請求項13の発明は、請求項9において、
基板固定層に接続される圧電体の一部は、電界印加がな
く変位の発生しないダミー領域であり、このダミー領域
は、共通となる外部電極から駆動体外部の制御回路への
接続部が形成されており、かつ、この接続部は、各駆動
体毎に独立した外部電極の、外部制御回路への接続部
と、圧電体アレイ方向に対し左右いずれか同じ側に存在
していることを特徴とする圧電型駆動体である。また、
請求項14の発明は、インクを吐出するノズルと、ノズ
ルが連通する圧力室と、圧力室にインク滴吐出のための
圧力発生手段を備えるインクジェットヘッドにおいて、
前記圧力発生手段に前記請求項1〜13の何れかに記載
の圧電型駆動体を用いたことを特徴とするインクジェッ
トヘッドである。また、請求項15の発明は、請求項1
4記載のインクジェットヘッドを搭載したことを特徴と
するプリンタである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 第1実施形態(請求項1)に係る積層圧電型駆動体の構
成の一例を図1に示す。圧電材料からなる、積層された
圧電体の各層は、一部長手方向(図1において紙面に対
し左右方向)の寸法の異なる層が存在し、これによりセ
ラミック材料等からなる基板1に取り付けられる最下層
の面積Sbが、駆動対象である振動板ユニット3に接続
される最上層の面積Saよりも大きくなっている。これ
により、振動板サイズが小さくなっても、基板取り付け
面積、即ち面積Sbを大きく取ることが出来、基板1へ
の拘束力が強まり、加工時の破損及び駆動中の脱落等異
常発生を起こりにくくすることが出来る。
【0019】このとき、圧電素子の構成は、例えば厚さ
10〜50μm/1層のチタン酸ジルコン酸鉛(PZ
T)等の圧電材と、厚さ数μm/1層の銀・パラジウム
(AgPd)等の金属材等の導電材料による内部電極と
の積層によって行われる。
【0020】第2実施形態(請求項2)に係る積層圧電
型駆動体の構成の一例を図1に示す。圧電材料からな
る、積層された圧電体の各層は、一部長手方向(図1に
おいて紙面に対し左右方向)の寸法の異なる層が存在
し、これによりセラミック材料等からなる基板1に取り
付けられる最下層の幅Lbが、駆動対象である振動板ユ
ニット3に接続される最上層の幅Laよりも大きくなっ
ている。これにより、振動板サイズが小さくなっても、
基板取り付け寸法、即ち幅Lbを大きく取ることが出
来、基板1への拘束力が強まり、加工時の破損及び駆動
中の脱落等異常発生を起こりにくくすることが出来る。
【0021】このとき、圧電素子の構成は、例えば厚さ
10〜50μm/1層のチタン酸ジルコン酸鉛(PZ
T)等の圧電材と、厚さ数μm/1層の銀・パラジウム
(AgPd)等の金属材等の導電材料による内部電極と
の積層によって行われ、駆動体アレイ方向の幅は1駆動
体当たり70〜100μmが一般的であるが、必ずしも
この限りではない。また、図1においては、上部数層の
幅(Laに相当)が等しく、下部層の幅(Lb)も等し
い構成となっているが、各層の幅は任意であり、駆動対
象及び基板への接続層即ち最上層と最下層の幅がLa>
Lbになっていれば良い。
【0022】第3実施形態(請求項3)に係る積層圧電
型駆動体を図2に示す。図に示されている通り、各圧電
層の幅が上層に向かうにつれ階段状に減少していく構成
となる。この構成の場合、請求項1の積層圧電型駆動体
で述べたLb>Laを満足し、同様の効果が得られる点
に加え、内部電極と外部電極の接続部が、内部電極の端
部ではなく内部電極の上面の一部(図2における接続部
112)となることから、その面積を広げることとな
り、接触不良等の不良の発生率を下げることができる。
また、変形の大きな駆動体端面縦方向に直線的に外部電
極を形成せず、断続的に縦方向、横方向に接続されて形
成されることから、駆動中に外部電極において大きな変
形加重を受ける部分が無く、切断等の発生も減らすこと
が出来る。
【0023】第4実施形態(請求項4)に係る積層圧電
型駆動体を図3に示す。図に示されているとおり、隣接
する層との寸法差は、圧電体の片側端にのみ存在する段
差部によって発生している。また、この段差部は、1層
毎に左右入れ替わっている。この構造は、1層毎の寸法
差が片側の段差のみによって決定されるため、LaとL
bの寸法制御を行いやすい。即ち、図2に示す形状にお
いては、1層上がる度に両側の段差分の寸法が減少して
いくため、内部電極と外部電極との必要な接触面積の確
保等の制約から、段差部分の幅が大きくなった際に、L
bが必要以上にLaに対し大きくなってしまう場合も起
こりうるが、この構成ではこの問題を回避することが出
来る。
【0024】第5実施形態(請求項5)に係る積層圧電
型駆動体を図4に示す。図に示されている通り、内部電
極を各圧電層の上面全域に渡って形成している。このた
め、内部電極の段差部の反対側の端部は、絶縁部を形成
し異なる極性の外部電極との接触を避けている。
【0025】この構造であれば、内部電極を形成する
際、非形成領域(積層圧電型駆動体における不活性領域
に対応)を無くすことが出来るため、形成/非形成領域
界面の寸法誤差による、特性ばらつきの発生を抑えられ
ると同時に、圧電体形成も簡略化出来る。
【0026】第6実施形態(請求項6)に係る積層圧電
型駆動体を図5に示す。図に示されているとおり、積層
圧電型駆動体の端面を傾斜加工する事により、台形形状
をなしている。この構成は、先に述べたLb>Laを満
たすと同時に、その加工が容易であるという特徴を持
つ。即ち、図6に示すアレイ形成前の積層圧電型駆動体
を、図7に示す通り研磨により傾斜部を形成し、しかる
後、図8に示すように、ダイシングソー等により切断加
工を施し、図8に示す圧電体アレイを形成すれば良い。
尚、図には基板を表示していないが、基板への圧電体の
取り付けは、傾斜加工前後どちらでも良い。
【0027】本発明に係る第6実施形態の変形例の圧電
型駆動体の製造方法を図11乃至図13を用いて説明す
る。まず、外部電極形成前の積層圧電型駆動体全体に渡
り、絶縁膜113を堆積する。この時、絶縁膜113の
種類及び堆積方法は任意であるが、加工の容易な手段と
しては例えば絶縁膜として二酸化珪素、体積手段として
CVD(Chemical Vapor Deposition)が挙げられる。
また、堆積する際の膜厚は段差部分の高さ即ち圧電体1
層当たりの高さによって決まるが、実用的な範囲として
は平坦部で30〜80μmとなるようにすればよい。但
し、必ずしもこの限りではない。
【0028】次に、図12に示す通り、堆積した絶縁膜
に対し、ウェットエッチング若しくはドライエッチング
により、エッチバック処理を施し、サイドウォール11
4を形成する。このとき、段差部の平面上には絶縁層が
残らないようにエッチング時間を設定する。図において
は、サイドウォール114は段差部の高さ方向側面全体
に渡って形成されているが、これは内部電極端面を絶縁
する事を目的として形成しているので、内部電極端面よ
り上部は欠けていても良い。最後に、図13に示すよう
に、外部電極104、105を形成する。外部電極10
4、105の形成は、導電性接着剤を用いる他、蒸着、
スパッタ等の手段も適用できる。
【0029】以上のプロセスを用いれば、不活性領域の
存在しない、即ち内部電極が圧電体全体に渡って形成さ
れている積層圧電型駆動体を、容易に形成することが出
来、また微細な駆動体形成にも対応できる。また、第5
実施形態(請求項5)に記した効果のある圧電型駆動体
を実現する事が出来る。
【0030】圧電型駆動体の製造方法は、第6実施形態
(請求項6)の圧電型駆動体に対し、外部電極をスパッ
タ装置等の薄膜形成装置により形成する、若しくは上述
した製造方法において、外部電極形成(図13に相当)
工程をスパッタにより行うものである。
【0031】第6実施形態(請求項6)の圧電型駆動体
の場合、圧電体端面が傾斜形状となっており、電極形成
面も、駆動対象方向からみた場合、傾斜している。この
ため、図9に示す通り、スパッタ源から飛来する粒子
を、より効率的に堆積することが出来る。これに対し従
来は図10の通り、飛来方向と堆積面が平行となるた
め、そのままでは堆積効率が低く、効率を上げるために
は被堆積対象を傾斜させて保持する等の対策が必要であ
る。しかし、この場合両端面に対し、2度スパッタ処理
を行う必要が生じ、スループットが低下する。本発明の
場合、両端面に同時に効率よく堆積することが出来るた
め、スループットを上げることが出来る。
【0032】また、製造方法に適用する場合、図14に
示す通り、絶縁膜が傾斜形状となるため、同様にスルー
プットを上げる効果がある。また、スパッタとエッチン
グを連続して同一チャンバーにて行える装置を用いれ
ば、図11乃至図13の処理若しくは図12乃至図13
の処理を、一つの装置で連続して行うことが出来、更に
スループットを上げることが出来る。
【0033】(実施例1)本発明に係る積層圧電型駆動
体の第1実施例について説明する。まず14層積層配置
された圧電型駆動体を形成するが、この時圧電体の材料
としてはPZTを用い、各圧電体層の上面全域にはAg
Pdによる内部電極を形成している。圧電体層の厚さは
35μm、内部電極の厚さは3μmとしている。圧電体
の長さ方向即ちアレイ列方向の長さは33mmであり、
短手方向の幅は各層によって異なり、最下層は3000
μm、これより1層上がる毎に50μmずつ減少し、最
上層は2350μmとなっている。この時、各層の配置
は図3に示したとおり、片側50μmの段差を持つよう
に積み上げてある。
【0034】この状態で、BaTiO3による基板に取
り付け、全面に二酸化珪素膜を100μm体積し、図1
1に示す形状を得る。その後、全体をウェットエッチン
グによりエッチバック処理を施し、図12に示す通りサ
イドウォールを形成する。このとき、サイドウォールの
高さは50μm、幅は35μmとする。これを、スパッ
タ装置によりAuを1μm堆積し、外部電極を形成す
る。しかる後、ダイシングソーを用い、圧電体をアレイ
列方向に、切断溝幅70μm、切断ピッチ169μmで
切断し、圧電体アレイを192個形成する。以上より、
150dpi/192ノズルのインクジェットヘッドに
対応した駆動素子を形成することが出来る。
【0035】(実施例2)本発明に係る積層圧電型駆動
体の第2実施例について説明する。まず14層積層配置
された圧電型駆動体を形成するが、この時圧電体の材料
としてはPZTを用い、各圧電体層の上面にはAgPd
による内部電極を形成する。圧電体層の厚さは35μ
m、内部電極の厚さは3μmとしている。圧電体の長さ
方向即ちアレイ列方向の長さは33mmであり、短手方
向の幅は2.6mmである。また、内部電極の幅は2.
3μmで、各層毎に千鳥状に圧電体の端部左右いずれか
には300μm電極が形成されていない形状となる。
【0036】この圧電体を研磨装置により、圧電体層の
最上層の幅が2,0mm、最下層は2.6mmのままと
なるように、左右両端を斜め研磨処理を施し、台形形状
に加工する。この状態で、2.6mm幅の圧電体層を、
BaTiO3基板に取り付け、銀ペーストにより外部電
極を形成する。しかる後、ダイシングソーを用い、圧電
体をアレイ列方向に、切断溝幅70μm、切断ピッチ1
69μmで切断し、圧電体アレイを192個形成する。
以上より、150dpi/192ノズルのインクジェッ
トヘッドに対応した駆動素子を形成することが出来る。
【0037】図32において、ノズル形成部材5方向か
ら基板1を見た方向、即ち紙面にて上から下を見た図を
図36に示す。但し、図36においては、基板1及び駆
動ユニット2のみ表示している。これらの図で示される
通り、インクジェットプリンタの駆動装置として圧電駆
動素子を使用した場合、基板上に圧電素子がノズルの数
並んだ構成が通常の形状となる。また、このとき駆動体
の形成は、図37に示す通り、駆動体部で分離する前に
基板107に圧電体101を取り付け、外部電極10
4、105を形成した後、ダイシングソーによる切断等
により、各圧電体を分離し、駆動ユニットを形成する。
この際、外部電極を圧電体間で独立させるため、図38
に示す通り圧電体を完全に分離切断する。若しくは、図
39に示す通り、基板107の一部も同時に切断する場
合も有り得る。
【0038】しかしながら、図36乃至図39の例で
は、以下に示す通りの問題がある。即ち、図38、図3
9に示す圧電素子の配置においては、印字の高画質化若
しくは高速化のため、ノズル開口の配列ピッチが小さく
なると、これに合わせて駆動体の幅も小さくなる。この
ため、図37に示す圧電体を切断加工して図8若しくは
図39の形状を形成する際に破損しやすく製造歩留まり
が低下しやすいという問題がある。また、基板に固定さ
れる面積が小さくなるため、駆動中に振動により基板か
ら脱落する可能性も高くなり、信頼性が低下する。更
に、外部電極から、外部の制御回路への配線の取り回し
も、幅が狭くなるため非常に難しくなるという問題があ
る。特に、外部電極は、正負両方に対応する配線が必要
となるため、駆動体アレイ方向の両側に制御回路への接
続部を形成する必要があり、特にヘッドを小型化した
際、この接続部によって構成が制限される問題が生じ
る。
【0039】以下の実施形態では、さらに、ノズル開口
の配列ピッチが小さくなることに伴って発生する歩留ま
り低下や信頼性の低下を抑えることを目的とする。
【0040】第7実施形態(請求項7)に係る積層圧電
型駆動体は、その基本構成は図30乃至図31と同様、
圧電体層101と内部電極102、103を交互に形成
し、また圧電体両側に外部電極104及び105を配置
する。図30の形状においては圧電体は図中aで示され
る不活性領域とbで示される活性領域が存在し、図31
の形状においては不活性領域は存在せず、活性領域bの
みの形状となる。この圧電体の基板への取り付けに際
し、従来技術である図38乃至図39に対し、図15に
示す通り、圧電体101を完全には分離せず、図に示す
層Aにおいて各圧電体は接続された状態で、基板107
へ取り付ける。このときの上面からみた図を図16に示
す。
【0041】このとき、圧電素子の構成は、例えば厚さ
10〜50μm/1層のチタン酸ジルコン酸鉛(PZ
T)等の圧電材と、厚さ数μm/1層の銀・パラジウム
(AgPd)等の金属材による内部電極の積層により行
われ、駆動体アレイ方向の幅は1駆動体当たり70〜1
00μm程度が一般的であるが、必ずしもこの限りでは
ない。層Aの高さは圧電体構成、及び形成に用いる加工
装置によって変化するが、50〜100μm程度が最も
適用しやすい範囲となるが、これ以外の値の場合も有り
得る。図15の構成を取れば、駆動体全体が一体となっ
て基板107へ取り付けられるため、基板107への拘
束力が強くなり、圧電体切断加工時の破損、及び動作中
の脱落等の問題が発生しにくくなる。これから、ユニッ
ト形成時の歩留まりは向上し、また駆動中の信頼性も向
上する。
【0042】第8実施形態(請求項8)に係る積層圧電
型駆動体は、第7実施形態(請求項7)に係る積層圧電
型駆動体において、図17に示す通り、駆動体の両側に
存在する外部電極104(図示しないが反対側の端面に
も同様に外部電極が形成されている)が、接続線110
を経由して、図示しない外部の駆動回路に接続される
が、この時各駆動体間で外部電極104を分離させるた
め、図17、図18に示す通り、層Aに相当する部分の
端部には切断部Bが形成されている。この構成を取れ
ば、例えば外部電極を銀ペースト等の導電剤により、図
37に示す分離前の状態で一度の工程で形成し、しかる
後各駆動体を切断分離する際に、同時に外部電極も分離
する事が出来るようになる。尚、このとき切断する範囲
を広げれば、接続線110も同時に分離することが可能
となるが、必ずしも同時に行わなくとも良い。
【0043】第9実施形態(請求項9)に係る積層圧電
型駆動体は、図19に示す通り、圧電体の一方の端のみ
切断部Bを形成するが、他方は切断部を形成しない構造
を取る。この場合、分離した側は各圧電体間で電極が分
離されるが、非切断部は全ての圧電体において電極が短
絡される。そのため、この非分離側の外部電極をGND
電極とすれば、図20に示す通り、GND電極側の接続
線111は1本で済むこととなり、配線の自由度が増
し、駆動体が高集積化されても設計上の対応を行いやす
い。また、圧電体のアレイ方向のピッチに関わらず接続
線111の幅をGND側は広く出来るため、高集積化に
伴う接続線の細線化に伴う加工時の破断、及びマイグレ
ーションによる動作中の断線/抵抗変化等の特性劣下が
起こりにくくなる。これから、製造歩留まり及び信頼性
が向上する。
【0044】第10実施形態(請求項10)に係る積層
圧電型駆動体は、図21に示す通り、層Aに内包される
形で、各圧電体間を分離する分離領域Cが存在する構成
とする。分離領域Cが存在しない場合、一つの駆動体の
伸縮動作によって発生する振動が、層Aの構成や駆動条
件によっては、これに隣接する駆動体に伝わりやすくな
り、相互干渉を引き起こす場合が懸念される。このた
め、分離領域Cを形成することにより、この発生を抑え
ることが出来る。この分離領域Cは、圧電体の最も伸縮
が激しい付近、即ちその中央付近(図21における紙面
に対し駆動体上下方向の中央付近)設けることが効果的
である。特に、図30に示す不活性領域と活性領域が混
在する駆動体においては、活性領域(図30における
b)に対応する部分を層Cにより分離し、不活性領域
(図30におけるa)に対応する部分を層Aにより接続
するという構成を取れば、最も効果的である。但し、こ
の配置は厳密に対応していなくとも良い。
【0045】第11実施形態(請求項11)に係る積層
圧電型駆動体は、図22に示す通り、圧電体アレイの一
部は駆動能力がなく、実際のインク吐出には寄与しない
ダミーDを配置する。尚、図22においては、ダミーD
に対し接続線110が接続されていない状態を示してい
るが、接続線自体は存在している場合も有り得る。但し
この場合、制御用の電圧は実際には印加されず、ダミー
の配線となる。但し、例えば図23に示す通り、図20
における接続線111を、ダミーDから接続する場合は
あり得る。
【0046】ダミー層を形成することにより、基板への
取り付け部の面積が増すため、圧電体全体の基板への拘
束力が強くなり、相互干渉の原因となる振動の発生及び
伝搬が起こりにくくなる。また、圧電体の脱落等の不良
もより発生しにくくなる。これから、より安定した特性
で駆動するようになる。
【0047】第12実施形態(請求項12)に係る積層
圧電型駆動体は、第11実施形態(請求項11)に係る
静電型駆動体において、図24に示す通り、ダミーDの
アレイ方向の幅が、他の変位を発生する圧電型駆動体と
は異なっている事を特徴とする。この場合、特にダミー
Dの幅を広くすれば、基板への圧電体の取り付け部の面
積が更に増すため、より基板への拘束力がまして安定し
た動作を行えるようになる。また、図23に示したとお
り、ダミーDに接続線を形成する場合、ダミーDの幅を
広めることにより、共通接続線111を幅広く取ること
が出来、図20に示した共通接続線化と同様、細線化に
伴う問題、即ち加工時の破断、及びマイグレーションに
よる動作中の断線/抵抗変化等の特性劣下が起こりにく
くなる。この構成の場合、図20に示す構成に対し、共
通接続線111を圧電体の切断と同時に形成する事が可
能となるため、形成プロセスをより簡略化する事が出来
る。
【0048】第13実施形態(請求項13)に係る積層
圧電型駆動体は、図25に示す通り、ダミーDからGN
D側の共通電極105を接続線111に接続するが、こ
の際、この接続線111は、各圧電体毎に独立した、信
号印加側の電極104に接続された接続線110と、駆
動体アレイ方向で同じ側(図25においてはアレイ方向
に対し下側)に配置している構成とする。このため、ダ
ミーDにおいて、GND電極を、反対側(図25におい
てアレイ方向の上側から下側)へ接続する必要が生じる
が、この時図30に示す不活性領域を含む圧電型駆動体
の場合、図26に示す通り、外部電極105をダミー位
置に限り圧電体101の上面を回って両端を接続する方
法が考えられる。図31に示す、不活性領域を含まない
圧電型駆動体の場合は、ダミーDに限り絶縁層106を
形成せず、内部電極によって両端を接続すればよい。こ
の構成を取れば、アレイ方向に対し反対側(図25にお
ける上側)には接続線及びここから外部の制御回路へ接
続される領域を形成する必要がなく、外部への接続部を
集中配置出来る。これにより、レイアウトの自由度を上
げることができ、例えば図27に示す通り、アレイ列が
複数列存在する場合、アレイ列間のピッチを狭めること
が出来る。これから、駆動ヘッドの小型化を実現する事
が出来る。
【0049】圧電型駆動体の製造方法は、図28に示す
通り、圧電体101の分離切断はダイシングソー120
によって行うが、このとき、図29に示す通り、ダイシ
ングソー120の位置設定を、切断のための走査中に変
更することによって行う。即ち、領域Aの上部にダイシ
ングソー120が位置している場合は基板に対し浅め
(高め)、切断部B上部に位置している時は深め(低
め)に刃の位置をおくことにより、領域Aと切断部B
を、1回の走査で同時に形成することが出来る。これに
より、製造プロセスを簡略化する事が出来る。
【0050】第14実施形態(請求項14)に係るイン
クジェットヘッドは、インク滴を吐出するノズルと、ノ
ズルが連通する圧力室と、圧力室にインク滴吐出のため
の圧力発生手段を備えるインクジェットヘッドにおい
て、前記圧力発生手段に請求項1乃至請求項5いずれか
に記載の積層圧電型駆動体を用いる。これにより、製造
コストが低く、また信頼性の高いインクジェットヘッド
を得ることが出来る。
【0051】また、第14実施形態(請求項14)に係
るインクジェットヘッドは、インク滴を吐出するノズル
と、ノズルが連通する圧力室と、圧力室にインク滴吐出
のための圧力発生手段を備えるインクジェットヘッドに
おいて、前記圧力発生手段に請求項1乃至請求項7のい
ずれかに記載の積層圧電型駆動体を用いる。これによ
り、製造時の歩留まりが良く、また信頼性の高いインク
ジェットヘッドを得ることが出来る。
【0052】第15実施形態(請求項15)に係るプリ
ンタは、第14実施形態(請求項14)に係るインクジ
ェットヘッドを搭載する。これにより、製造コストの低
く、動作の安定したプリンタを実現できる。この場合の
プリンタは、印字機能を有する機器一般に当てはまり、
コピー機やファクシミリ等の特定用途機器にも適用され
る。
【0053】また、請求項15に係るプリンタは、請求
項9に係るインクジェットヘッドを搭載する。これによ
り、製造コストの低く、動作の安定したプリンタを実現
出来る。この場合のプリンタは、印字機能を有する機器
一般に当てはまり、コピー機やファクシミリ等の特定用
途機器にも適用される。
【0054】(実施例3)本発明に係る積層圧電型駆動
体の第3実施例について説明する。まず、図37に示す
圧電体101を基板107の上にエポキシ樹脂により固
定する。このとき、圧電体層はPZT、内部電極はAg
Pdにて構成した。また、圧電体層の厚さは35μm、
内部電極の厚さは3μmとしている。内部電極は、図3
0に示す通り各層毎に千鳥型にその位置を変えている
が、圧電層の上下で電極がオーバーラップする部分の長
さbは2000μm、端部の片側のみとなる部分aはそ
れぞれ300μmとしている。圧電体は全体で14層か
らなっており、図37における左右方向(後にアレイ列
を形成する方向)の幅即ち圧電体アレイ方向の幅は3
3.0mm、奥行き方向の幅は2.6mmとなってい
る。また、基板はBaTiO 3 を用いている。尚、基板
上には外部制御回路接続用の配線をあらかじめ用意して
いる。
【0055】これに、外部電極として、銀ペーストを圧
電体の外部電極形成部(図37における奥行き方向両
端)に塗布する。その後、ダイシングによって圧電体を
切断し、駆動体アレイを形成する。このとき、切断によ
り形成する溝の幅は70μm、溝を形成するピッチは1
69μmとし、150dpiのプリンタヘッドに対応さ
せている。溝を形成する事により、全体として192個
の圧電型駆動体が並ぶアレイを形成するが、アレイの両
端にはそれぞれ252μm、300μmのダミーを設け
ている。
【0056】また、ダイシングの際、ダイシングソーの
設定高さを、圧電体切断開始位置即ち圧電体端部より、
50〜400μm、及び2200〜2550μmの範囲
のみ、基板位置よりも40μm高く設定するが、他は基
板位置よりも10μm低く設定し、走査切断した。以上
の工程を経ることで、図21に示す形状の圧電型駆動体
を形成することが出来る。
【0057】(実施例4)本発明に係る積層圧電型駆動
体の第4実施例について説明する。まず、図37に示す
圧電体を基板の上にエポキシ樹脂により固定する。この
とき、圧電体層はPZT、内部電極はAgPdにて構成
した。また、圧電体層の厚さは35μm、内部電極の厚
さは3μmとしている。内部電極は、図30に示す通り
各層毎に千鳥型にその位置を変えているが、圧電層の上
下で電極がオーバーラップする部分の長さは2000μ
m、端部の片側のみとなる部分はそれぞれ300μmと
している。圧電体は全体で14層からなっており、図3
7における左右方向(後にアレイ列を形成する方向)の
幅即ち圧電体アレイ方向の幅は33.0mm、奥行き方
向の幅は2.6mmとなっている。また、基板はBaT
iO3を用いている。尚、基板上には外部制御回路接続
用の配線をあらかじめ用意している。
【0058】これに、外部電極として、銀ペーストを圧
電体の外部電極形成部(図37における奥行き方向両
端)に塗布する。これに加え、圧電体アレイ方向の端部
200μmの領域に限り、圧電体上部(図37における
上部)にも銀ペーストを塗布する。この領域は、後にダ
ミーとなる部位であり、GND電極をアレイ方向反対側
に引き込む役割を持つ(図26に相当)。その後、ダイ
シングによって圧電体を切断し、駆動体アレイを形成す
る。このとき、切断により形成する溝の幅は70μm、
溝を形成するピッチは169μmとし、150dpiの
プリンタヘッドに対応させている。溝を形成する事によ
り、全体として192個の圧電型駆動体が並ぶアレイを
形成するが、アレイの両端にはそれぞれ252μm、3
00μmのダミーを設けている。
【0059】また、ダイシングの際、ダイシングソーの
設定高さを、圧電体切断開始位置即ち圧電体端部より、
0〜50μmの範囲のみ、基板位置よりも10μm低く
設定するが、他は基板位置よりも40μm高く設定し、
走査切断した。以上の工程を経ることで、図25に示す
形状の圧電型駆動体を形成することが出来る。なお、本
発明は上記実施例に限定されるものではない。即ち、本
発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施するこ
とができる。
【0060】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1,2の
積層圧電型駆動体によれば、液室サイズに関わらず十分
な基板取り付け面積を確保できるため、歩留まりが高
く、信頼性も高い圧電型駆動体を得ることが出来る。ま
た、請求項3の積層圧電型駆動体によれば、電極に係る
接触不良等の問題を回避できるため、信頼性の高い圧電
型駆動体を得ることが出来る。また、請求項4の積層圧
電型駆動体によれば、請求項3記載の積層圧電型駆動体
の効果に加え、圧電体各層の寸法設計が容易になること
から、より柔軟に所望の形状を形成することが出来る。
また、請求項5の積層圧電型駆動体によれば、内部電極
の形成が容易になり、かつ寸法ばらつきも発生しにくく
なることから、製造が容易で、特性ばらつきの少ない圧
電型駆動体を得ることが出来る。また、請求項6の積層
圧電型駆動体によれば、加工が容易であることから、請
求項2記載の圧電型駆動体の効果を、より低コストにて
得ることが出来る。また、請求項7の積層圧電型駆動体
によれば、圧電体の切断加工時の破損、及び駆動中の脱
落等の問題を抑えることが出来るので、歩留まりが良
く、また信頼性の高い圧電型駆動体を得ることが出来
る。また、請求項8の積層圧電型駆動体によれば、請求
項1記載の圧電型駆動体の効果に加え、端面電極の分離
加工が容易に行えることから、製造コストをより低減す
る事が出来る。また、請求項9の積層圧電型駆動体によ
れば、請求項2記載の圧電型駆動体の効果に加え、GN
D側電極の引き出しが容易に行えるようになることか
ら、設計の自由度が高く、また信頼性の高い圧電型駆動
体を得ることが出来る。また、請求項10の積層圧電型
駆動体によれば、請求項2乃至3記載の圧電型駆動体の
効果に加え、隣接する圧電体間での相互干渉が起こりに
くい構造となるため、より動作の安定した圧電型駆動体
を得ることが出来る。また、請求項11の積層圧電型駆
動体によれば、請求項1乃至請求項4記載の圧電型駆動
体の効果に加え、基板への圧電体の拘束力が高まること
から、より信頼性の高い圧電型駆動体を得ることが出来
る。また、請求項12の積層圧電型駆動体によれば、基
板取り付け部の面積が増すことから、請求項11の圧電
型駆動体の効果を、より顕著に得ることが出来る。ま
た、請求項13の積層圧電型駆動体によれば、圧電体と
外部制御回路の接続がレイアウト的に単純化出来るた
め、より設計の自由度が高く、また微細化が可能な圧電
型駆動体を得ることが出来る。また、請求項14のイン
クジェットヘッドによれば、駆動部分が簡単かつ高歩留
まりな製造方法で形成出来、また信頼性も高いため、低
コストで得ることが可能になる。また、請求項15のプ
リンタによれば、低コストのインクジェットヘッドを搭
載するため、製造コストの低いプリンタを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1及び第2実施形態の積層圧電
型駆動体の構成の一例を示す図である。
【図2】本発明に係る第3実施形態の積層圧電型駆動体
の構成の一例を示す図である。
【図3】本発明に係る第4実施形態(請求項4)の積層
圧電型駆動体の構成の一例を示す図である。
【図4】本発明に係る第5実施形態(請求項5)の積層
圧電型駆動体の構成の一例を示す図である。
【図5】本発明に係る第6実施形態の積層圧電型駆動体
の構成の一例を示す図である。
【図6】本発明に係る第6実施形態の積層圧電型駆動体
の製造方法を示す図である。
【図7】本発明に係る第6実施形態の積層圧電型駆動体
の製造方法を示す図である。
【図8】本発明に係る第6実施形態の積層圧電型駆動体
の製造方法を示す図である。
【図9】本発明に係る第6実施形態の積層圧電型駆動体
の電極形成面にスパッタ源から飛来する粒子を堆積する
様子を示す図である。
【図10】従来の積層圧電型駆動体の電極形成面にスパ
ッタ源から飛来する粒子を堆積する様子を示す図であ
る。
【図11】本発明に係る第6実施形態の変形例の圧電型
駆動体の製造方法を示す図である。
【図12】本発明に係る第6実施形態の変形例の圧電型
駆動体の製造方法を示す図である。
【図13】本発明に係る第6実施形態の変形例の圧電型
駆動体の製造方法を示す図である。
【図14】本発明に係る第6実施形態の積層圧電型駆動
体の電極形成面にスパッタ源から飛来する粒子を堆積す
る様子を示す図である。
【図15】本発明に係る第7実施形態の積層圧電型駆動
体の正面図である。
【図16】本発明に係る第7実施形態の積層圧電型駆動
体の平面図である。
【図17】本発明に係る第8実施形態の積層圧電型駆動
体の斜視図である。
【図18】本発明に係る第8実施形態の積層圧電型駆動
体の平面図である。
【図19】本発明に係る第9実施形態の積層圧電型駆動
体の平面図である。
【図20】本発明に係る第9実施形態の積層圧電型駆動
体のGND側接続線を示す図である。
【図21】本発明に係る第10実施形態の積層圧電型駆
動体の平面図である。
【図22】本発明に係る第11実施形態の積層圧電型駆
動体の平面図である。
【図23】本発明に係る第11実施形態の変形例の積層
圧電型駆動体の平面図である。
【図24】本発明に係る第12実施形態の積層圧電型駆
動体を示す図である。
【図25】本発明に係る第13実施形態の積層圧電型駆
動体を示す図である。
【図26】本発明に係る第13実施形態の積層圧電型駆
動体の外部電極を示す図である。
【図27】本発明に係る第13実施形態の積層圧電型駆
動体のアレイ列が複数列存在する場合を示す図である。
【図28】本発明に係る圧電型駆動体の製造方法を示す
図である。
【図29】本発明に係る圧電型駆動体の製造方法におけ
るダイシングソーの位置設定を示す図である。
【図30】第1の従来の積層型圧電素子の電極構造を示
す図である。
【図31】第2の従来の積層型圧電素子の電極構造を示
す図である。
【図32】従来の圧電型駆動体を、インクジェットヘッ
ドとして適用した場合を示す正面図である。
【図33】従来の圧電型駆動体を、インクジェットヘッ
ドとして適用した場合を示す側面図である。
【図34】不活性領域を活性領域の両端ではなく一方の
端のみに形成した例を示す断面図である。
【図35】同斜視図である。
【図36】図32,33のインクジェットヘッド平面図
である。
【図37】基板に圧電体を取り付けた状態を示す図であ
る。
【図38】図37の圧電体を分離切断した状態を示す図
である。
【図39】図37の圧電体と基板の一部とを同時に切断
した状態を示す図である。
【符号の説明】
1 基板 2 駆動ユニット 3 振動板ユニット 4 液室ユニット 5 ノズル形成部材 6 ノズル 101 圧電体層 102 内部電極(正) 103 内部電極(負) 104 外部電極(正) 105 外部電極(負) 106 絶縁層 107 基板 110 接続線 111 接続線(GND接続) 112 内部電極−外部電極接続部 113 絶縁材 114 サイドウォール 120 ダイシングソー 201 スパッタ粒子 202 圧電体端面 a 不活性領域幅 b 活性領域幅 c 空間幅

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電体層と内部電極とを交互に複数層積
    層配置し、該内部電極に電圧を印加することにより圧電
    体層が伸縮を行い、積層方向に変位を発生する積層圧電
    型駆動体において、 複数の積層圧電型駆動体が基板上に一方向に並んで配置
    され、前記積層圧電型駆動体の積層方向の一端面が基板
    上に接続されるとともに、他端面が駆動対象に接続さ
    れ、 前記積層圧電型駆動体の一端面と前記基板との接続面積
    をSb、前記積層圧電型圧駆動体の他端面と前記駆動対
    象との接続面積をSaとしたときに、 Sb > Sa であることを特徴とする圧電型駆動体。
  2. 【請求項2】 圧電体層と内部電極とを交互に複数層積
    層配置し、該内部電極に電圧を印加することにより圧電
    体層が伸縮を行い、積層方向に変位を発生する積層圧電
    型駆動体において、 複数の積層圧電型駆動体が基板上に一方向に並んで配置
    され、前記積層圧電型駆動体の積層方向の一端面が基板
    上に接続されるとともに、他端面が駆動対象に接続さ
    れ、 前記積層圧電型駆動体の一端面と前記基板との長手方向
    の接続幅をLb、前記積層圧電型駆動体の他端面と前記
    駆動対象との長手方向の接続幅をLaとしたときに、 Lb > La であることを特徴とする圧電型駆動体。
  3. 【請求項3】 請求項2の圧電型駆動体において、複数
    層配置された各圧電体層の長手方向の長さは、駆動対象
    に接続される側に近づくにつれて階段状に順次狭くなる
    ように形成されていることを特徴とする圧電型駆動体。
  4. 【請求項4】 請求項3の圧電型駆動体において、階段
    状の段差を形成する部分は、各圧電体層のの長手方向の
    一端面のみとなっており、かつ、この段差を形成する一
    端面は、積層方向において1層毎に千鳥状に他端面と入
    れ替わっていることを特徴とする圧電型駆動体。
  5. 【請求項5】 請求項4の圧電型駆動体において、前記
    内部電極は各圧電体層の上面全体に渡って形成されてい
    ることを特徴とする圧電型駆動体。
  6. 【請求項6】 請求項2の圧電型駆動体において、積層
    型圧電体の形状が略台形であることを特徴とする圧電型
    駆動体。
  7. 【請求項7】 圧電体層と内部電極とを交互に複数層積
    層配置し、該内部電極に電圧を印加することにより圧電
    体層が伸縮を行い、積層方向に変位を発生する積層圧電
    型駆動体において、 複数の積層圧電型駆動体が、基板上に一方向に並んで配
    置され、各積層圧電型駆動体に共通の基板固定層と、該
    基板固定層から櫛形状に前記一方向に分離する駆動体部
    分とを備えていることを特徴とする圧電型駆動体。
  8. 【請求項8】 請求項7の圧電型駆動体において、圧電
    体の両端にそれぞれ外部電極が形成され、前記基板固定
    層の端部のみに切断部が形成され、この切断部により外
    部電極が駆動体間で分離されていることを特徴とする圧
    電型駆動体。
  9. 【請求項9】 請求項8の圧電型駆動体において、圧電
    体の両端の不活性領域端に配置された正負両極の外部電
    極の中で、一方の外部電極のみが各圧電体間で分離さ
    れ、他方の外部電極は分離せずに各圧電体間で共通化さ
    れていることを特徴とする圧電型駆動体。
  10. 【請求項10】 請求項8乃至9の何れかに記載の圧電
    型駆動体において、各圧電型駆動体に接続された基板固
    定層に内包される形で、各圧電体間で分離されている領
    域が存在することを特徴とする圧電型駆動体。
  11. 【請求項11】 請求項7乃至10の何れかに記載の圧
    電型駆動体において、基板固定層に接続される圧電体の
    一部は、電界印加がなく変位の発生しないダミー領域で
    あることを特徴とする圧電型駆動体。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の圧電型駆動体にお
    いて、ダミー領域となる圧電体は、駆動体の並ぶアレイ
    方向の幅が、他の変位を発生する圧電型駆動体よりも広
    いことを特徴とする圧電型駆動体。
  13. 【請求項13】 請求項9において、基板固定層に接続
    される圧電体の一部は、電界印加がなく変位の発生しな
    いダミー領域であり、このダミー領域は、共通となる外
    部電極から駆動体外部の制御回路への接続部が形成され
    ており、かつ、この接続部は、各駆動体毎に独立した外
    部電極の、外部制御回路への接続部と、圧電体アレイ方
    向に対し左右いずれか同じ側に存在していることを特徴
    とする圧電型駆動体。
  14. 【請求項14】 インクを吐出するノズルと、ノズルが
    連通する圧力室と、圧力室にインク滴吐出のための圧力
    発生手段を備えるインクジェットヘッドにおいて、前記
    圧力発生手段に前記請求項1〜13の何れかに記載の圧
    電型駆動体を用いたことを特徴とするインクジェットヘ
    ッド。
  15. 【請求項15】 請求項14記載のインクジェットヘッ
    ドを搭載したことを特徴とするプリンタ。
JP2001085991A 2001-03-23 2001-03-23 圧電型駆動体、インクジェットヘッド及びプリンタ Withdrawn JP2002289933A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001085991A JP2002289933A (ja) 2001-03-23 2001-03-23 圧電型駆動体、インクジェットヘッド及びプリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001085991A JP2002289933A (ja) 2001-03-23 2001-03-23 圧電型駆動体、インクジェットヘッド及びプリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002289933A true JP2002289933A (ja) 2002-10-04

Family

ID=18941427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001085991A Withdrawn JP2002289933A (ja) 2001-03-23 2001-03-23 圧電型駆動体、インクジェットヘッド及びプリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002289933A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016039138A1 (ja) * 2014-09-12 2016-03-17 株式会社村田製作所 伸縮フィルム積層体、電子機器
JP2020043345A (ja) * 2018-09-13 2020-03-19 マグネコンプ コーポレーションMagnecompcorporation サスペンションストローク増加のための多層pzt電極構成

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016039138A1 (ja) * 2014-09-12 2016-03-17 株式会社村田製作所 伸縮フィルム積層体、電子機器
JP2020043345A (ja) * 2018-09-13 2020-03-19 マグネコンプ コーポレーションMagnecompcorporation サスペンションストローク増加のための多層pzt電極構成
CN110895949A (zh) * 2018-09-13 2020-03-20 马格内康普公司 用于增加悬架冲程的多层pzt电极构型
JP7438699B2 (ja) 2018-09-13 2024-02-27 マグネコンプ コーポレーション サスペンションストローク増加のための多層pzt電極構成

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3801057B2 (ja) 圧電トランスデューサおよびそれを用いた液滴噴射装置
JP5115330B2 (ja) 液体噴射ヘッドおよびそれを備えた液体噴射装置
US9744764B2 (en) Electronic device, and manufacturing method of electronic device
JP5737535B2 (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP4329734B2 (ja) インクジェットヘッド
JP5428656B2 (ja) 液滴吐出装置
US20110205314A1 (en) Droplet ejecting head capable of suppressing worsening of deformation efficiency of actuator
JP2012106342A (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
US8894189B2 (en) Liquid droplet jetting apparatus and piezoelectric actuator
JP2008172126A (ja) アクチュエータ装置及びそれを用いた液体噴射ヘッド
JP2004096068A (ja) 圧電素子、圧電アクチュエータ、及び、液体噴射ヘッド
JP2002355965A (ja) 圧電アクチュエータおよび液滴噴射装置並びにそれらの製造方法
JP3185434B2 (ja) インクジェット式印字ヘッド
JP2002289933A (ja) 圧電型駆動体、インクジェットヘッド及びプリンタ
JP2007137015A (ja) 液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置、液滴吐出ヘッドの製造方法、及び液滴吐出装置の製造方法
JP3156411B2 (ja) インクジェット式印字ヘッド及びその製造方法
JP2011212869A (ja) 圧電アクチュエータ、液滴噴射ヘッドおよび液滴噴射装置
JP2004106217A (ja) インクジェットヘッドおよびそれを備えたインクジェット式記録装置
JP3298755B2 (ja) インクジェットヘッドの製造方法
WO2010010665A1 (ja) 圧電アクチュエータ、液体吐出ヘッド及び圧電アクチュエータの製造方法
JP7032604B1 (ja) ヘッドチップ、液体噴射ヘッド及び液体噴射記録装置
JP5382324B2 (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2014177099A (ja) 圧電アクチュエータ、圧電アクチュエータの製造方法、液滴吐出ヘッドおよび画像形成装置
JP6704323B2 (ja) 液体吐出ヘッド、および記録装置
JPH11170505A (ja) インクジェット式記録ヘッド

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080603