JP2002289085A - 漏洩電流表示ユニット付回路遮断器 - Google Patents

漏洩電流表示ユニット付回路遮断器

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JP2002289085A
JP2002289085A JP2001087120A JP2001087120A JP2002289085A JP 2002289085 A JP2002289085 A JP 2002289085A JP 2001087120 A JP2001087120 A JP 2001087120A JP 2001087120 A JP2001087120 A JP 2001087120A JP 2002289085 A JP2002289085 A JP 2002289085A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 数種類の製品の組み合せは必要とせず電路の
漏洩電流やデマンド値を計測・表示することができる漏
洩電流表示ユニット付回路遮断器を提供する。また、漏
電事故の原因究明が簡単に推測でき、さらに漏洩電流の
感度を自動調整できる。 【解決手段】 この装置は、回路遮断器1内に設けられ
電路2の漏洩電流を変流する零相変流器3の2次巻線1
1の出力に応じて電路2の漏洩電流を検出するマイコン
26bと、回路遮断器1に一体的に設けられた表示ユニ
ット20にマイコン26bが検出した漏洩電流やそのデ
マンド値を液晶素子27に表示する。また、漏洩電流の
極大値を大きいものから3点記憶し漏電事故の原因を究
明に用いる。また、テスト電流出力回路28から零相変
流器3の3次巻線12にテスト電流を出力し、2次巻線
11からの入力と理論値とからマイコン26bは感度を
自動調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は回路遮断器に関
し、特に電路に流れる漏洩電流値を検出して表示する漏
洩電流表示ユニットを回路遮断器に装着した漏洩電流表
示ユニット付回路遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は、例えば従来の回路遮断器に接
続された電路の漏洩電流値を計測して表示する漏洩電流
計測表示装置の構成図である。図15は零相変流器の出
力と漏洩電流値との関係を説明する図である。図14に
おいて、1は配線用遮断器または漏電遮断器等の回路遮
断器、2は漏電遮断器1が接続された電路、3は電路2
に流れる漏洩電流を変流する零相変流器である。4は零
相変流器3により変流された漏洩電流を漏洩電流計5で
計測できる信号に変換し増幅する漏洩電流トランスデュ
ーサである。
【0003】次に、上記のように構成された従来の漏洩
電流計測表示装置の動作について説明する。零相変流器
3より負荷側(図14において零相変流器3が設けられ
た側)で絶縁劣化が進行して地絡事故が発生し、電路2
に漏洩電流が流れると、この漏洩電流を零相変流器3が
検出する。零相変流器3は、図15に示すように、漏洩
電流値に比例した出力電圧を発生する特性を備えてい
る。この零相変流器3の出力電圧は、漏洩電流トランス
デューサ4に入力される。漏洩電流トランスデューサ4
は零相変流器3の出力を変換・増幅して漏洩電流計5の
入力用の信号に変換する。漏洩電流計5は漏洩電流トラ
ンスデューサ4の出力によって電路2に流れる漏洩電流
値を表示する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の漏
洩電流を計測表示させる漏洩電流計測表示装置では、漏
電遮断器1が接続された電路2の漏洩電流値を表示する
ために、零相変流器3、漏洩電流トランスデューサ4、
漏洩電流計5を設け、それぞれを配電盤へ設置して電気
的に配線する必要がある。このため、上記の各機器を収
納する配電盤の外形が大きくなるとともに、各機器用の
取り付け作業が増えるという問題点があった。
【0005】また、電路2の漏洩電流値は電路2に接続
されている負荷機器の運転状況等で常に変化しており、
その瞬間の瞬時値のみの監視では電路2の漏洩電流がど
のように増減しているか把握するのは困難であった。さ
らにまた、零相変流器3と漏洩電流トランスデューサ4
は、工場出荷時に組み合せ試験により感度を調整する必
要があり、何らかのトラブルで漏洩電流トランスデュー
サ4のみ交換したい場合に、零相変流器3も同時に交換
しなければならなかった。
【0006】この発明は、上述のような問題点を解決す
るためになされたもので、漏洩電流を把握でき設置の容
易な漏洩電流表示ユニット付回路遮断器を得ることを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】(請求項の内容とほぼ同
様なので省略。一任、願います。)
【0008】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の形態1に係る漏洩電流表示ユニット付漏電遮断器の概
略を示す上面図である。図2は、図1の漏洩電流表示ユ
ニット付漏電遮断器のブロック回路図である。図3は図
1の漏洩電流表示ユニットによるデータの入力から表示
までを説明するフローチャート、図4は図3の現在値演
算及びデマンド値演算を詳細に示すフローチャートであ
り、サンプリング周波数1kHz(1ms毎のサンプリ
ング)、商用周波数60Hzの例について説明する。図
5は実施の形態1に係る漏洩電流表示ユニット付漏電遮
断器の表示部の表示画面を示す図であり、(a)は現在
値の表示画面、(b)はデマンド値の表示画面、(c)
はデマンド値をビジブル化して示す画面である。
【0009】図1において、1は絶縁性の筐体1aを有
する漏電遮断器(回路遮断器)、20は漏洩電流表示ユ
ニットであり、絶縁性のモールド樹脂筐体30の上面に
スイッチ入力回路24、漏洩電流値を表示する液晶素子
(表示部)27が設けられている。図2において、2は
漏電遮断器1が接続された電路であり、2aは電路2の
絶縁劣化部分を示し、その絶縁劣化部分から大地へ漏洩
電流が流れる状態(いわゆる地絡状態)を示している。
3は電路2に流れる漏洩電流を変流する零相変流器であ
り、漏電遮断器1の絶縁性の筐体1a内部に収納されて
いる。8は漏電遮断器1の筐体1a内に固定され一端に
固定接点8aが設けられた固定接触子、9は固定接点8
aに対向する可動接点9aが設けられた可動接触子、1
0は漏電遮断器1の可動接点9aを固定接点8aから開
成する周知の開閉機構部である。
【0010】11は零相変流器3の2次巻線、12は零
相変流器3の3次巻線である。13は漏電遮断器1の筐
体1a内に設けられオペアンプ他により構成された漏電
検出回路であり線路13a、13bより駆動電源が供給
されている。14は2次巻線11に電気的に直列に接続
された線路、15は漏電遮断器1の筐体1a側面に設け
られた漏洩電流表示ユニット20用の接続用端子であ
り、端子15aには3次巻線12が直列接続され、端子
15bには線路14が直列接続され、端子15cには線
路2が直列接続されている。
【0011】20は漏洩電流表示ユニット、21は端子
15bを介して零相変流器3の2次巻線11の出力信号
を入力し増幅する増幅回路、22は高調波成分を除去す
るアクティブフィルタ、23は接点出力用のリレー駆動
回路、23a、23b、23cはそれぞれリレーの接点
出力端子である。24はスイッチ入力回路であり、24
aは主に表示切換に使用するセレクトスイッチ、24b
は主に設定変更に使用するセットスイッチである。25
は端子15cを介して電路2の線間電圧を入力し、増幅
回路21、アクティブフィルタ22、テスト電流出力回
路28、マイコン周辺回路26に駆動電源を供給する電
源回路、26はA/D変換回路26a、マイコン26
b、記憶メモリ回路26c等からなるマイコン周辺回路
(漏洩電流検出回路、補正部)、27は液晶素子、28
はテスト電流を発生するテスト電流出力回路、28aは
テスト電流を発生させるスイッチである。
【0012】次に動作を説明する。 (漏電遮断器のトリップ動作)電路2の絶縁劣化部分2
aから漏洩電流が大地に流れると、零相変流器3の2次
巻線11の負担抵抗11bの両端にこの漏洩電流に応じ
た電圧(以下、2次巻線11の電圧とも称す)が発生す
る。零相変流器3の2次巻線11の電圧を入力した漏電
検出回路13は、この電圧が所定の電圧以上のとき、漏
電トリップ動作が必要と判断し、開閉機構部10に引き
外し信号を出力する。例えば、漏電検出回路13のオペ
アンプの入力電圧が所定の電圧を超えると、このオペア
ンプの出力の電圧レベルが反転するように構成してお
く。引き外し信号を入力した開閉機構部10は、その図
示しない電磁引き外し装置が動作し、この動作により開
閉機構部10のトグルリンク機構を有する図示しない機
構部がトリップ動作し、このトリップ動作により漏電遮
断器1の可動接触子9を回動させ、可動接点9aを固定
接点8aから開成させる。
【0013】(漏洩電流検出)上述の漏電遮断器1のト
リップ動作とは別に、漏電遮断器1に内蔵された零相変
流器3の2次巻線11の出力電圧は、端子15bを介し
て漏洩電流表示ユニット20内の増幅回路21に入力さ
れる。増幅回路21はこの入力電圧信号を増幅し、アク
ティブフィルタ22に漏洩電流検出信号を送る。アクテ
ィブフィルタ21は漏洩電流検出信号に含まれる高周波
分成分を除去し、漏洩電流が高調波波形であっても商用
周波数成分である50/60Hzのみの漏洩電流検出信
号とする。
【0014】このアクティブフィルタ21は、漏電遮断
器1の内部の漏電検出回路13内にも存在するアクティ
ブフィルタ(図示せず)と同じローパスフィルタ特性を
有する。このように、同じローパス特性を有すると、漏
電遮断器1本体の漏電トリップ動作特性と漏洩電流表示
ユニット20との漏電表示特性を同レベルにでき、漏洩
電流表示ユニット20の表示を漏電遮断器1の漏電トリ
ップ特性の予測や評価に使えるので好ましい。アクティ
ブフィルタ21により高調波成分を除去した漏洩電流検
出信号はマイコン周辺回路26のA/D変換回路26a
に入力され、サンプリング周期毎にマイコン26bに出
力される。
【0015】図3、図4を用いて、マイコン26bによ
る現在値及びデマンド値の演算について説明する。A/
D変換回路26aよりサンプリングデータが1ms毎に
マイコン26bに入力され(S100)、マイコン26
bは入力されたサンプリングデータを記憶メモリ回路2
6cに記憶させる(S110)。また、マイコン26b
は入力されたサンプリングデータにより現在値及びデマ
ンド値を演算する(S120、S130)。セレクトス
イッチ24aにより、現在値とデマンド値の表示が選択
され(S140)、選択された値が液晶素子27に表示
される(S150、S160)。すなわち、漏洩電流の
現在値からデマンド値への表示切換は、スイッチ入力回
路24のセレクトスイッチ24aを押すことで表示切換
が可能となる。
【0016】ついで、現在値とデマンド値の演算につい
て説明する。マイコン26bは、経過時間tがt1(=
1秒)となると(S118)、すなわち1秒毎に、その
時刻から100ms間のサンプリングデータを入力し
(S122)、この100msのサンプリングデータに
より漏洩電流の実効値を演算し(S124)、この演算
値を現在値として出力する(S126)。この現在値
を、記憶メモリ回路26cに記憶させるとともに、液晶
素子27に表示させる。例えば、電路2に50Hzの商
用周波数の電流が通電しているときには、5波長分の平
均値により、現在値が算出され、1秒毎に液晶素子27
の表示が更新されることとなる。このように、5波長分
の平均値を現在値としているので、ノイズ等の重畳によ
る極短時間の急変動を緩和できる。また、1秒毎に表示
データが切り換わるので、観察者(ユーザ)が現在値の
変化を実感でき、かつ100ms分のデータ入力時間
(S122)と現在値の演算時間(S120)の合計は
1秒に比較し充分短く、マイコン26bの演算負荷が少
ない。
【0017】マイコン26bは、経過時間tがt2(=
10分)となると(S128)、すなわち10分毎に、
その時刻から過去10分間の現在値(600個の現在
値)を記憶メモリ回路26cから入力し(S132)、
この10分間の現在値の平均値(10分間の漏洩電流の
デマンド値)を演算し(S134)、この演算値をデマ
ンド値として出力する(S136)。このデマンド値
を、記憶メモリ回路26cに記憶させるとともに、液晶
素子27に表示させる。このように、漏洩電流の10分
間のデマンド値を表示するので、負荷投入時の突入電流
による短時間の変化等を緩和でき、現在の漏洩電流の概
要を把握しやすい。
【0018】(漏洩電流表示)S150、S160(図
3)により液晶素子27に表示される表示画面について
説明する。セレクトスイッチ24aにより現在値の表示
が選択されると、図5(a)に示すように、液晶素子2
7には、「現在値」の表記27aと、現在値27bこの
例では12mAが表示され、一方、デマンド値の表示が
選択されると図5(b)に示すように、「デマンド値」
の表記27cとデマンド値27dこの例では25mAが
表示される。
【0019】図5(b)のデマンド表示に換えて図5
(c)のデマンド表示としても良い。或いは、セレクト
スイッチ24aの操作により、図5(b)から図5
(c)に切り換わるように構成しても良い。図5(c)
は縦軸がデマンド値、横軸が時刻であり、この例では、
60分前から現在までのデマンド値を表示し、27e1
により現在(0分前)のデマンド値を示している。ま
た、図5(c)中、破線は、漏電プレアラームの設定値
Ip、一点鎖線は漏電遮断器1が漏電トリップする感度
電流の設定値Ieを示しており、これらの設定値は、セ
ットスイッチ24bによりユーザが設定する。
【0020】また、任意に設定されたプレアラームの設
定値Ipと、常時算出される瞬時値を比較し、瞬時値が
プレアラームの設定値Ipを越えた場合、マイコン26
bは液晶素子27に警報表示させ、リレー駆動回路23
に接点警報出力命令を出し、それを受けてリレー駆動回
路23はリレーを駆動し、接点出力端子23a、23
b、23cのc接点を駆動するように構成してもよい。
【0021】以上のように、漏洩電流を把握でき設置の
容易な漏洩電流表示ユニット20付の漏電遮断器1を得
ることができる。また、デマンド表示により60分前か
らの経過を表示でき、漏洩電流の発生状況を容易に把握
できる。また、漏電プレアラームの設定値や感度電流の
設定値との相対比較を示しているので漏洩電流の発生状
況を容易に把握できる。
【0022】実施の形態2.実施の形態2では、漏洩電
流表示ユニット付漏電遮断器に係る漏洩電流検出の初期
設定について説明する。図6は実施の形態2に係る漏洩
電流表示ユニット付漏電遮断器の漏洩電流検出の初期設
定を説明するフローチャートである。漏電遮断器1の電
源側(図2の固定接点8a側)を電路2に接続し、漏電
遮断器1の可動接触子9を投入することで、漏洩電流表
示ユニット20の電源回路25はテスト電流出力回路2
8等に駆動電源を供給する。このとき、漏電遮断器1の
負荷側(図2の零相変流器3側)には漏洩電流の発生を
抑制するため負荷は接続しないことが好ましい。
【0023】この状態で、スイッチ28aを押下する
と、テスト電流出力回路28は、表示ユニット接続用端
子15aを介してテスト電流を零相変流器3の3次巻線
12に出力する(S200)とともに、マイコン26b
のポートに接続された信号線28bにH(ハイ)信号か
ら切り換えてL(ロー)信号を出力する(S202)。
S202により、マイコン26bは信号の反転を検出
し、テスト電流に基づく模擬漏洩電流の理論値例えば1
00mAを記憶メモリ回路26cから入力する(S21
0)。記憶メモリ回路26cには、テスト電流の大きさ
と3次巻線12の巻数から求めた模擬漏洩電流の理論値
(mA)を予め記憶させておく。なお、S210に換え
て、零相変流器3の3次巻線12の巻回数をスイッチ入
力回路24から入力し、テスト電流出力回路28のテス
ト電流値のみ記憶メモリ回路26cに記憶させておき、
巻回数の入力値とテスト電流値とから漏洩模擬電流の理
論値を得る構成としてもよく、この場合には異なる零相
変流器3に漏洩電流表示ユニット20を適用できるので
好ましい。S200により、電路2には、テスト電流を
3次巻線12の巻数倍された模擬漏洩電流が流れる。こ
の模擬漏洩電流は上述の実施の形態1と同様に、二次巻
線11、負担抵抗11b、端子15b、増幅回路21、
アクティブフィルタ22を介してマイコン26bに入力
される(S220)。
【0024】S210、S220で入力された模擬漏洩
電流の理論値と検出値の差分Δを検出し(S230)、
この差分Δに基づいて計測値の誤差補正係数を求める
(S232)。誤差補正係数は、例えば、理論値の瞬時
値(実効値)が100mAで検出値の瞬時値(実効値)
が98mAのとき、誤差補正係数=100/98とす
る。以降、実施の形態1のようにして検出された漏洩電
流値にこの誤差補正係数を乗じて計測値を得ることがで
きる。
【0025】このように構成したので、漏電遮断器1外
部の別電源により基準電流を発生させて漏電遮断器1の
電路2に印加して、補正する必要がなくなる。また、3
次巻線12を有する零相変流器3にテスト電流出力回路
25を組み合わせたので全体として小型にでき、かつス
イッチ28aの押下のみで設定ができるメリットがあ
る。さらに、工場出荷時のみでなく客先にて漏洩電流表
示ユニット20を後付けする場合、この自動感度調整機
能を使用すれば、特別な感度調整不要で製品誤差を修正
することができる。
【0026】なお、テスト電流出力回路28は1種類の
テスト電流を出力する例について説明したが、一般的に
零相変流器3の特性は通電電流が大きくなるにつれ飽和
して線形性が悪くなる傾向があるので、複数個のテスト
電流を出力し、複数個の模擬漏洩電流を電路2に出力さ
せ、複数個の理論値と検出値により誤差補正係数を求め
るようにするとよい。この場合には、信号線28bを複
数本用意し、信号線28b毎にいずれのテスト電流が出
力されたかをマイコン26bに認識させる必要がある。
【0027】また、テスト電流出力回路28から出力す
るテスト電流の周波数を商用周波数とは異なるものと
し、商用周波数を通過させるアクティブフィルタ21と
は異なるバンド特性を有しこのテスト電流に基づく模擬
漏洩電流を通過させるアクティブフィルタをアクティブ
フィルタ21と並列に接続し、マイコン26bにより、
商用周波数成分とテスト電流に基づく模擬漏洩電流の成
分を区分し、図6に示すフローに沿って初期調整するも
のであってもよい。この場合には、商用周波数成分と模
擬漏洩電流成分が区分されるので、電路2に通電した状
態で、漏洩電流表示ユニット20を取り付け、その初期
調整をすることが可能となる。
【0028】実施の形態3.実施の形態3では漏洩電流
値及び事故電流の記憶について説明する。図7はこの発
明の実施の形態3に係る漏洩電流値の記憶を説明する説
明図、図8はその動作を説明するフローチャートであ
る。図9は図7において時刻t14から時刻t16にな
ったときの記憶メモリ回路の記憶データを説明する図で
ある。図10はこの発明の実施の形態3に係る事故電流
の記憶を説明する説明図である。図7において、縦軸は
漏洩電流値(現在値)でありIeは漏電遮断器1がトリ
ップする感度電流、Ig、Ifは後述する実施の形態4
において説明する解析のための基準電流、横軸は時刻で
あり、時刻t10に極大値310、時刻t12に極大値
312、時刻t14に極大値314、時刻t16に極大
値t16、時刻t20に感度電流Ie、時刻t22に漏
電遮断器1がトリプしたことを示しており、t10〜t
22までは例えば60秒である。
【0029】(漏洩電流値の記憶)実施の形態1で説明
したように現在値を演算し、その極大値It及びその時
刻tを求める(S300)。ついで、極大値Itと過去
3番目に大きかった極大値It3とを比較し(S31
0)、極大値Itが極大値It3よりも大きいときは過
去2番目に大きかった極大値It2とを比較し(S32
0)、極大値Itが極大値It2よりも大きいときは過
去最大の極大値It1とを比較する(S330)。そし
て、S320により、極大値Itが極大値It2以下の
ときは、極大値It3を極大値Itに置き換え(S32
2)、S330により、極大値Itが極大値It1以下
のときは、極大値It3、It2を極大値It2、It
に置き換え(S332)、一方、極大値Itが極大値I
t1より大きいときは、極大値It3、It2、It1
を極大値It2、It1、Itに置き換える(S33
4)。なお、S322、S332、S324において、
極大値Itを置き換えるときには、同時にその時刻tも
置き換える。
【0030】図7の場合において、時刻t14から時刻
t16に移行するときについて具体的に説明する。図7
〜図9を参照し、時刻t14の時点では、極大値It1
=314、It2=310、It3=312及びその時
刻t14、t10、t12を記憶メモリ回路26cに記
憶している。時刻t16の時点で極大値It=316が
検出されると、この極大値It=316と、現在記憶し
ている極大値It3、It2、It1とを順じ比較し
(S310、S320、S330)、この場合It=3
16はIt1よりも大きいので、極大値It1=31
6、It2=314、It3=310及びその時刻t1
6、t14、t10を記憶メモリ回路26cに記憶させ
(S334)、極大値312及びその時刻t12を記憶
メモリ回路26cから消去する。
【0031】(事故電流の記憶)マイコン26cは、上
述した極大値Itの記憶とは別に、事故電流値を記憶す
るために、図10に示すように瞬時の電流値を記憶して
いる。マイコン26bは漏洩電流の検出値(瞬時値)i
tを検出すると(S350)、最新の検出値itを記憶
させ、かつ最古の検出値it−100を消去し、記憶メ
モリ回路26cは常時100個のデータを記憶している
(S352)。すなわち、常時最新の検出値itから遡
ってit−99迄の100個の検出値を記憶メモリ回路
26cは記憶している。例えば、itの検出間隔はサン
プリング周期に等しく1ms、データ記憶個数100個
とすると、記憶メモリ回路26cは0.1秒分の漏洩電
流を記憶している。
【0032】マイコン26bは、次のような状況により
事故の発生を検出し、検出値itの最新値を事故電流と
認識することができる。漏電や短絡による事故電流が発
生し、漏電遮断器がトリップ動作すると、その動作後は
漏洩電流がゼロとなり、S350による検出がなされな
い状況となって事故を認識する。或いは、トリップ情報
を漏電遮断器1から漏洩電流表示ユニット20に出力す
るようにして、このトリップ情報を入力する状況により
事故を認識し、それ以後の検出値itは非検出とするよ
うに構成してもよい。
【0033】検出値itの検出間隔、即ち、瞬時値の書
き込み間隔は、短絡時や漏電発生時の特性を後になって
解析できる間隔であればよく、1ms前後であることが
好ましい。また、この解析のためには瞬時値の記録時間
は長い方がよいが、記憶メモリ回路26cの容量やマイ
コン26bの演算効率から、漏電遮断器1のトリップ動
作時間以上であることが好ましい。ここで、トリップ動
作時間とは、漏電遮断器1が所定値以上の漏電電流を検
出し、開閉機構部11に引き外し信号を出力して(図7
のt20の時刻)から、開閉機構部10が機械的に動作
し可動接点9aが固定接点8aから開成する(図7のt
22の時刻)までの時間である。実施の形態3では、検
出間隔を1ms、記録データ個数を100個、記録時間
を0.1秒としているので、漏電遮断器1のトリップ動
作時間は数十msよりも記録時間が長く、データの解析
に使用できる。
【0034】以上のように、極大値Itを大きい順にそ
の時刻とともに過去3点記憶するので、極大値Itが何
時発生したのか把握することが可能となるとともに、記
憶容量が少なくて済む。この極大値Itとその発生時刻
を、液晶素子27により表示させることにより、漏洩電
流のトレンドを知ることができる。この極大値Itやそ
の発生時刻の表示は、セレクトスイッチ24aを押すこ
とで順次切り換えて表示するようにすればよい。
【0035】また、サンプリング周期に近い間隔でかつ
漏電遮断器1のトリップ動作よりも長い期間、漏洩電流
値(瞬時値)を記録するので、実際に漏電遮断器1がト
リップした場合、その時の事故漏洩電流を記録され、事
故発生後に、突発的な地絡事故による漏電トリップなの
か否かを判断することが可能となる。
【0036】実施の形態4.実施の形態4では、実施の
形態3で記憶した事故電流及び極大値により、漏電遮断
器1のトリップ動作原因を解析し漏洩電流表示ユニット
に表示する例を説明する。図11はこの発明の漏洩電流
表示ユニット付漏電遮断器のトリップ原因を解析する説
明図、図12は解析結果を漏洩電流表示ユニットに表示
する画面を説明する図、図13は漏洩電流表示ユニット
に記憶データを表示する画面を説明する図である。
【0037】実施の形態3で説明したように、漏電遮断
器1のトリップ動作を検出すると、マイコン26bは、
記憶メモリ回路26cに記憶された、100個の検出値
(瞬時値)itに感度電流Ie(図7、図11参照)以
上のデータがあるか否かをチェックし(S400)、デ
ータがないときは漏電トリップではないと判断し、図1
2(a)に示すように液晶素子27に「過電流」27h
と表示する(S402)。
【0038】S400において、感度電流Ie以上のデ
ータがあるとき、100個の検出値itに基準電流値I
f以上のデータがあるか否かをチェックし(S41
0)、データがあるときは、極大値It3が基準電流値
Ig以下であるか否かをチェックし(S420)、極大
値It3が基準電流値Ig以下のとき、地絡による漏電
と判断し、図12(b)に示すように液晶素子27に
「漏電 地絡」27iと表示する(S422)。一方、
S410でデータがないときは、極大値It3が基準電
圧値Igよりも大きいか否かをチェックし(S43
0)、極大値It3が基準電圧値Igよりも大きいと
き、経年劣化による漏電と判断し、「漏電 劣化」と表
示する(S432)。なお、S420、S430におい
てNoのとき、地絡か経年劣化のいずれが原因か不明と
判断し、図12(c)に示すように液晶素子27に「漏
電」27jと表示する(S424、S434)。なお、
図7に示す例では、S424により「漏電」27jと表
示される。
【0039】ここで、基準電流値Igは、例えば感度電
流Ieの1.5倍の値であり、漏電遮断器1の開閉機構
部10の動作時間を考慮すると、地絡による漏電トリッ
プが発生したとき瞬間的に瞬時値(事故電流)は感度電
流Ieの数倍になることに基づいて決めた値である。ま
た、基準電流値Ifは、例えば感度電流Ieの0.5倍
の値であり、経年劣化による漏電のとき、少なくとも極
大値It3は感度電流の0.5倍よりも大きくなること
に基づいて決めた値である。
【0040】図12に示す液晶素子27の表示を、セレ
クトスイッチ24aを押すことにより、図13に示す画
面に切り換える構成としてもよい。図13は、図7の場
合の表示例を示しており、感度電流Ieと丸印で示す極
大値It1、It2、It3及びその時刻t16、t1
4、t10と三角印で示す事故電流it及びその時刻t
22を表示している。
【0041】以上のように、事故電流itと極大値It
1、It2、It3により過電流トリップ及び漏電トリ
ップを示すことができ、さらに、漏電トリップのときそ
の原因が地絡であるか、経年劣化であるかを表示でき、
電路2の遮断後にその原因究明に役立てることができ
る。また、事故電流itと、極大値It1、It2、I
t3とをその発生時刻とともに感度電流Ieに相対位置
を表示するので、電路2の遮断後にその原因究明に役立
てることができる。なお、実施の形態4で示した以外の
解析によりトリップの原因を解析するものであってもよ
い。
【0042】
【発明の効果】この発明に係る漏洩電流表示ユニット付
回路遮断器は、固定接点に対向して設けられた可動接点
を有する可動接触子を開閉させ、電路に電流を通電及び
遮断する回路遮断器に漏洩電流を表示する表示ユニット
が設けられたものであって、上記回路遮断器内に設けら
れ上記電路の漏洩電流を変流する零相変流器と、この零
相変流器の2次巻線の出力に応じて上記電路の漏洩電流
を検出する漏洩電流検出部と、この検出部が検出した漏
洩電流値を表示する表示部を有し、上記回路遮断器に一
体的に設けられた表示ユニットとを備えたので、小型化
できかつ漏洩電流を把握でき設置が容易である。
【0043】また、零相変流器は3次巻線を有し、上記
3次巻線にテスト電流を通電し電路に模擬漏洩電流を発
生させるテスト電流出力回路と、上記模擬漏洩電流に応
じた上記零相変流器の2次巻線からの出力を上記模擬漏
洩電流の理論値と比較しその差分に基づいて、漏洩電流
検出部による出力を補正させる補正部とを備えたので、
自動で初期調整が可能となり、かつ漏洩電流表示ユニッ
トの交換時に零相変流器を交換する必要がない。
【0044】また、テスト電流はその大きさが異なる複
数の電流であるので、調整の精度が高い。
【0045】また、テスト電流は、その周波数が電路の
通電電流の周波数と異なるとともに、漏洩電流検出部は
周波数に基づいて電路の通電電流と上記テスト電流に基
づいた模擬漏洩電流成分を分離するように構成されたの
で、回路遮断器の通電中にも初期設定ができる。
【0046】また、漏洩電流値は、漏洩電流の現在値と
所定の期間における上記現在値を平均したデマンド値と
であるので、漏洩のトレンドを把握しやすい。
【0047】また、漏洩電流の現在値及びデマンド値の
少なくともいずれか一方の極大値を、大きいものから順
に所定の個数その時刻とともに記憶する記憶部を備えた
ので、記憶容量を少なくでき、かつ漏電の原因究明に役
立つ。
【0048】また、記憶部は、回路遮断器のトリップ時
の電流値をその時刻とともに保持するので、さらに漏電
の原因究明に役立つ。
【0049】また、表示ユニットは、漏洩電流の瞬時
値、現在値、デマンド値の少なくともいずれか1つによ
り、回路遮断器の漏電トリップの原因を示すように構成
されたので、迅速に復旧作業をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の形態1に係る漏洩電流表示ユニッ
ト付漏電遮断器の概略を上面図である。
【図2】 図1の漏洩電流表示ユニット付漏電遮断器の
ブロック回路図である。
【図3】 図1の漏洩電流表示ユニットによるデータの
入力から表示までを説明するフローチャートである。
【図4】 図4は図3の現在値演算及びデマンド値演算
を詳細に示すフローチャートである。
【図5】 実施の形態1に係る漏洩電流表示ユニット付
漏電遮断器の表示部の表示画面を示す図である。
【図6】 実施の形態2に係る漏洩電流表示ユニット付
漏電遮断器の漏洩電流検出の初期設定を説明するフロー
チャートである。
【図7】 この発明の実施の形態3に係る漏洩電流値の
記憶を説明する説明図である。
【図8】 図7の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図9】 図7において時刻t14から時刻t16にな
ったときの記憶メモリ回路の記憶データを説明する図で
ある。
【図10】 この発明の実施の形態3に係る事故電流の
記憶を説明する説明図である。
【図11】 この発明の漏洩電流表示ユニット付漏電遮
断器のトリップ原因を解析する説明図である。
【図12】 解析結果を漏洩電流表示ユニットに表示す
る画面を説明する図である。
【図13】 漏洩電流表示ユニットに記憶データを表示
する画面を説明する図である。
【図14】 従来の回路遮断器に接続された電路の漏洩
電流値を計測して表示する漏洩電流計測表示装置の構成
図である。
【図15】 零相変流器の出力と漏洩電流値との関係を
説明する図である。
【符号の説明】
1 漏電遮断器(回路遮断器)、 2 電路、 2
a 電路の地絡事故箇所、 3 零相変流器、 8
固定接触子、 8a 固定接点、 9可動接触
子、 9a 可動接点、 10 開閉機構部、
11 零相変流器の2次巻線、 11a 負担抵抗、
12 零相変流器の3次巻線、13 漏電検出回
路、 15 表示ユニット接続用端子 20 漏洩
電流表示ユニット、 21 増幅回路、 22 ア
クティブフィルタ、 23 リレー駆動回路、 2
4 スイッチ入力回路、 24a セレクトスイッ
チ、 24b セットスイッチ、 25 電源回
路、 26 マイコン周辺回路、 26a A/D
変換回路、 26b マイコン、 26c記憶メモ
リ回路、 27 液晶素子、 28 テスト電流
出力回路、28a スイッチ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年1月10日(2002.1.1
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の漏
洩電流を計測表示させる漏洩電流計測表示装置では、漏
電遮断器1が接続された電路2の漏洩電流値を表示する
ために、零相変流器3、漏洩電流トランスデューサ4、
漏洩電流計5を設け、それぞれを配電盤へ設置して電気
的に配線する必要がある。このため、上記の各機器を収
納する配電盤の外形が大きくなるとともに、各機器の
り付け作業が増えるという問題点があった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る漏洩電流
表示ユニット付回路遮断器は、固定接点に対向して設け
られた可動接点を有する可動接触子を開閉させ、電路に
電流を通電及び遮断する回路遮断器に漏洩電流を表示す
る表示ユニットが設けられたものであって、上記回路遮
断器内に設けられ上記電路の漏洩電流を変流する零相変
流器と、この零相変流器の2次巻線の出力に応じて上記
電路の漏洩電流を検出する漏洩電流検出部と、この検出
部が検出した漏洩電流値を表示する表示部を有し、上記
回路遮断器に一体的に設けられた表示ユニットとを備え
たものである。また、零相変流器は3次巻線を有し、上
記3次巻線にテスト電流を通電し電路に模擬漏洩電流を
発生させるテスト電流出力回路と、上記模擬漏洩電流に
応じた上記零相変流器の2次巻線からの出力を上記模擬
漏洩電流の理論値と比較しその差分に基づいて、漏洩電
流検出部による出力を補正させる補正部とを備えたもの
である。また、テスト電流はその大きさが異なる複数の
電流である。また、テスト電流は、その周波数が電路の
通電電流の周波数と異なるとともに、漏洩電流検出部は
周波数に基づいて電路の通電電流と上記テスト電流に基
づいた模擬漏洩電流成分を分離するように構成されたも
のである。また、漏洩電流値は、漏洩電流の現在値と所
定の期間における上記現在値を平均したデマンド値とで
ある。また、漏洩電流の現在値及びデマンド値の少なく
ともいずれか一方の極大値を、大きいものから順に所定
の個数その時刻とともに記憶する記憶部を備えたもので
ある。また、記憶部は、回路遮断器のトリップ時の電流
値をその時刻とともに保持する。また、表示ユニット
は、漏洩電流の瞬時値、現在値、デマンド値の少なくと
もいずれか1つにより、回路遮断器の漏電トリップの原
因を示すように構成されたものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】(漏洩電流検出)上述の漏電遮断器1のト
リップ動作とは別に、漏電遮断器1に内蔵された零相変
流器3の2次巻線11の出力電圧は、端子15bを介し
て漏洩電流表示ユニット20内の増幅回路21に入力さ
れる。増幅回路21はこの入力電圧信号を増幅し、アク
ティブフィルタ22に漏洩電流検出信号を送る。アクテ
ィブフィルタ22は漏洩電流検出信号に含まれる高周波
分成分を除去し、漏洩電流が高調波波形であっても商用
周波数成分である50/60Hzのみの漏洩電流検出信
号とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】このアクティブフィルタ22は、漏電遮断
器1の内部の漏電検出回路13内にも存在するアクティ
ブフィルタ(図示せず)と同じローパスフィルタ特性を
有する。このように、同じローパス特性を有すると、漏
電遮断器1本体の漏電トリップ動作特性と漏洩電流表示
ユニット20との漏電表示特性を同レベルにでき、漏洩
電流表示ユニット20の表示を漏電遮断器1の漏電トリ
ップ特性の予測や評価に使えるので好ましい。アクティ
ブフィルタ22により高調波成分を除去した漏洩電流検
出信号はマイコン周辺回路26のA/D変換回路26a
に入力され、サンプリング周期毎にマイコン26bに出
力される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】図5(b)のデマンド表示に換えて図5
(c)のデマンド表示としても良い。或いは、セレクト
スイッチ24aの操作により、図5(b)から図5
(c)に切り換わるように構成しても良い。図5(c)
は縦軸がデマンド値、横軸が時刻であり、この例では、
60分前から現在までのデマンド値27eをグラフ化し
表示し、27e1により現在(0分前)のデマンド値
を示している。また、図5(c)中、破線は、漏電プレ
アラームの設定値Ip、一点鎖線は漏電遮断器1が漏電
トリップする感度電流の設定値Ieを示しており、これ
らの設定値は、セットスイッチ24bによりユーザが設
定する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】また、テスト電流出力回路28から出力す
るテスト電流の周波数を商用周波数とは異なるものと
し、商用周波数を通過させるアクティブフィルタ22
は異なるバンド特性を有しこのテスト電流に基づく模擬
漏洩電流を通過させるアクティブフィルタをアクティブ
フィルタ22と並列に接続し、マイコン26bにより、
商用周波数成分とテスト電流に基づく模擬漏洩電流の成
分を区分し、図6に示すフローに沿って初期調整するも
のであってもよい。この場合には、商用周波数成分と模
擬漏洩電流成分が区分されるので、電路2に通電した状
態で、漏洩電流表示ユニット20を取り付け、その初期
調整をすることが可能となる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】実施の形態3.実施の形態3では漏洩電流
値及び事故電流の記憶について説明する。図7はこの発
明の実施の形態3に係る漏洩電流値の記憶を説明する説
明図、図8はその動作を説明するフローチャートであ
る。図9は図7において時刻t14から時刻t16にな
ったときの記憶メモリ回路の記憶データを説明する図で
ある。図10はこの発明の実施の形態3に係る事故電流
の記憶を説明する説明図である。図7において、縦軸は
漏洩電流値(現在値)でありIeは漏電遮断器1がトリ
ップする感度電流、Ig、Ifは後述する実施の形態4
において説明する解析のための基準電流、横軸は時刻で
あり、時刻t10に極大値310、時刻t12に極大値
312、時刻t14に極大値314、時刻t16に極大
値t16、時刻t20に感度電流Ieとなり、時刻t2
2に漏電遮断器1がトリプしたことを示しており、t1
0〜t22までは例えば60秒である。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】図7の場合において、時刻t14から時刻
t16に移行するときについて具体的に説明する。図7
〜図9を参照し、時刻t14の時点では、極大値It1
=314、It2=310、It3=312及びその時
刻t14、t10、t12を記憶メモリ回路26cに記
憶している。時刻t16の時点で極大値It=316が
検出されると、この極大値It=316と、現在記憶し
ている極大値It3、It2、It1とを順次比較し
(S310、S320、S330)、この場合It=3
16はIt1よりも大きいので、極大値It1=31
6、It2=314、It3=310及びその時刻t1
6、t14、t10を記憶メモリ回路26cに記憶させ
(S334)、極大値312及びその時刻t12を記憶
メモリ回路26cから消去する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】検出値itの検出間隔、即ち、瞬時値の書
き込み間隔は、短絡時や漏電発生時の特性を後になって
解析できる間隔であればよく、1ms前後であることが
好ましい。また、この解析のためには瞬時値の記録時間
は長い方がよいが、記憶メモリ回路26cの容量やマイ
コン26bの演算効率から、漏電遮断器1のトリップ動
作時間以上であることが好ましい。ここで、トリップ動
作時間とは、漏電遮断器1が所定値以上の漏電電流を検
出し、開閉機構部11に引き外し信号を出力して(図7
のt20の時刻)から、開閉機構部10が機械的に動作
し可動接点9aが固定接点8aから開成する(図7のt
22の時刻)までの時間である。実施の形態3では、検
出間隔を1ms、記録データ個数を100個、記録時間
を0.1秒としているので、漏電遮断器1の通常のトリ
ップ動作時間である数十msよりも記録時間が長く、デ
ータの解析に使用できる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】ここで、基準電流値Igは、例えば感度電
流Ieの1.5倍の値であり、漏電遮断器1の開閉機構
部10の動作時間を考慮して、地絡による漏電トリップ
が発生したとき瞬間的に瞬時値(事故電流)は感度電流
Ieの数倍になることに基づいて決めた値である。ま
た、基準電流値Ifは、例えば感度電流Ieの0.5倍
の値であり、経年劣化による漏電のとき、少なくとも極
大値It3は感度電流の0.5倍よりも大きくなること
に基づいて決めた値である。
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定接点に対向して設けられた可動接点
    を有する可動接触子を開閉させ、電路に電流を通電及び
    遮断する回路遮断器に漏洩電流を表示する表示ユニット
    が設けられたものであって、 上記回路遮断器内に設けられ上記電路の漏洩電流を変流
    する零相変流器と、 この零相変流器の2次巻線の出力に応じて上記電路の漏
    洩電流を検出する漏洩電流検出部と、 この検出部が検出した漏洩電流値を表示する表示部を有
    し、上記回路遮断器に一体的に設けられた表示ユニット
    とを備えたことを特徴とする漏洩電流表示ユニット付回
    路遮断器。
  2. 【請求項2】 零相変流器は3次巻線を有し、 上記3次巻線にテスト電流を通電し電路に模擬漏洩電流
    を発生させるテスト電流出力回路と、 上記模擬漏洩電流に応じた上記零相変流器の2次巻線か
    らの出力を上記模擬漏洩電流の理論値と比較しその差分
    に基づいて、漏洩電流検出部による出力を補正させる補
    正部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の漏洩電
    流表示ユニット付回路遮断器。
  3. 【請求項3】 テスト電流はその大きさが異なる複数の
    電流であることを特徴とする請求項2記載の漏洩電流表
    示ユニット付回路遮断器。
  4. 【請求項4】 テスト電流は、その周波数が電路の通電
    電流の周波数と異なるとともに、漏洩電流検出部は周波
    数に基づいて電路の通電電流と上記テスト電流に基づい
    た模擬漏洩電流成分を分離するように構成されたことを
    特徴とする請求項2又は3記載の漏洩電流表示ユニット
    付回路遮断器。
  5. 【請求項5】 漏洩電流値は、漏洩電流の現在値と所定
    の期間における上記現在値を平均したデマンド値とであ
    ることを特徴とする請求項1記載の漏洩電流表示ユニッ
    ト付回路遮断器。
  6. 【請求項6】 漏洩電流の現在値及びデマンド値の少な
    くともいずれか一方の極大値を、大きいものから順に所
    定の個数その時刻とともに記憶する記憶部を備えたこと
    を特徴とする請求項5記載の漏洩電流表示ユニット付回
    路遮断器。
  7. 【請求項7】 記憶部は、回路遮断器のトリップ時の電
    流値をその時刻とともに保持することを特徴とする請求
    項1〜6のいずれか一項記載の漏洩電流表示ユニット付
    回路遮断器。
  8. 【請求項8】 表示ユニットは、漏洩電流の瞬時値、現
    在値、デマンド値の少なくともいずれか1つにより、回
    路遮断器の漏電トリップの原因を示すように構成された
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項記載の漏
    洩電流表示ユニット付回路遮断器。
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