JP2002288845A - 光ディスク再生装置 - Google Patents

光ディスク再生装置

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JP2002288845A JP2001086467A JP2001086467A JP2002288845A JP 2002288845 A JP2002288845 A JP 2002288845A JP 2001086467 A JP2001086467 A JP 2001086467A JP 2001086467 A JP2001086467 A JP 2001086467A JP 2002288845 A JP2002288845 A JP 2002288845A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つの記録層11、12を有する光ディスク1か
ら信号を再生するべく、光ピックアップ2の出力信号に
基づいてフォーカスエラー信号を生成して、フォーカス
サーボを実行する光ディスク再生装置において、常に安
定したフォーカスジャンプを実現する。 【解決手段】 本発明に係る光ディスク再生装置は、フ
ォーカスサーチ信号生成回路72と、各記録層についての
フォーカスエラー信号のS字波形を検出するS字波形検
出回路71と、フォーカスジャンプのためのキックパルス
とブレーキパルスを生成するキック/ブレーキパルス生
成回路73と、検出された2つのS字波形からキックパル
ス及びブレーキパルスの印加距離を計測する印加距離計
測部81と、計測されたキックパルス及びブレーキパルス
の印加距離からフォーカスジャンプ時のキックパルス及
びブレーキパルスの振幅を算出する振幅算出部82とを具
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DVD(Digital V
ersati1e Disc)プレーヤの如く、光ディスクから光ピッ
クアップによって光学的に信号を再生する光ディスク再
生装置に関し、特に、複数の記録層を有する光ディスク
を対象として、各記録層から信号を再生することが出来
る光ディスク再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、2つの記録層を有する光ディスク
から信号を再生するDVDプレーヤにおいては、信号再
生の対象とする記録層を切り換えるための制御が行なわ
れる。例えば、第1層の記録層の再生状態から第2層の
記録層の再生状態に移行するためには、光ピックアップ
の焦点を第1層から第2層に移動させるための動作、即
ちフォーカスジャンプが実行される。尚、以下の説明で
は、第1層から第2層へフォーカスジャンプが行なわれ
る場合について述べるが、逆に第2層から第1層へフォ
ーカスジャンプする場合も同様である。
【0003】光ピックアップにおいては、光ディスクの
半径方向へ移動可能なスライダに、フォーカス用アクチ
ュエータコイルと、該アクチュエータコイルによって光
ディスクに垂直な方向へ駆動される対物レンズとが取り
付けられており、フォーカスジャンプ時には、フォーカ
ス用アクチュエータコイルにパルスを印加して、目的の
記録層に向けて対物レンズを移動させる。この際、次の
制御が実行される。 1.先ず、フォーカスサーボの制御ループを開く(フォ
ーカスオフ)。 2.次に、フォーカス用アクチュエータコイルにキック
パルスを印加して、対物レンズを第2記録層へ向けて加
速する。 3.続いて、対物レンズの焦点位置が第2記録層に接近
したタイミングで、キックパルスとは逆極性のブレーキ
パルスを印加して、対物レンズを減速する。 4.最後に、対物レンズの焦点位置が第2記録層に合致
した時点で、フォーカスサーボのループを閉じる(フォ
ーカスサーボオン)。
【0004】安定したフォーカスジャンプ動作を実現す
るためには、 ・フォーカスサーボループを開くタイミング ・キックパルスの振幅 ・キック停止のタイミング ・ブレーキパルスの開始のタイミング ・ブレーキパルスの振幅 ・ブレーキ停止のタイミング ・フォーカスサーボループを閉じるタイミング を設定しなければならない。
【0005】尚、説明の簡略化のため、フォーカスジャ
ンプの指令を受けた後に直ちにフォーカスサーボをオフ
するものとし、フォーカスジャンプの各動作の時点は、
フォーカスジャンプの指令を受けた時点を基準として計
測するものとする。
【0006】ところで、フォーカスサーボを導入するた
めのフォーカスサーチにおいては、対物レンズの焦点を
一方向に移動させて、その過程で得られるフォーカスエ
ラー信号に基づき、合焦点が検出されるが、単一の記録
層を有する光ディスクを対象とするフォーカスサーチで
は、図8(a)の如く、谷部と山部からなるS字波形のフ
ォーカスエラー信号が得られるのに対し、2つの記録層
を有する光ディスクを対象とするフォーカスサーチで
は、図8(b)の如く、2つのS字波形を有するフォーカ
スエラー信号が得られることになる。
【0007】図4(a)は、前記フォーカスエラー信号に
現われる2つのS字波形の内、1つ目のS字波形の山部
と、2つ目のS字波形の谷部を描いたものであって、図
中の2つのゼロクロス点(a)及び(d)の内、(a)点が第
1記録層の焦点に対応し、(d)点が第2記録層の焦点に
対応しており、これらの点でディスク再生時のフォーカ
スサーボをオンとする。
【0008】又、フォーカスジャンプのためのキックパ
ルス及びブレーキパルスの印加開始/停止のタイミング
は、このS字波形に基づいて決定することが出来る。即
ち、フォーカスサーボがオンの状態から、フォーカスジ
ャンプの指令を受けた場合、フォーカスサーボをオフす
ると同時に、キックパルスの印加を開始する。これによ
って、対物レンズは加速されて、その焦点が第1記録層
から第2記録層に向かって変位する。これに伴って、フ
ォーカスエラー信号は、図4(a)の如く変化する。
【0009】この場合、図4(b)に示す様に、第1記録
装置についてのS字波形のゼロクロス点(a)にてキック
パルスの印加を開始し、その後、S字波形が正の閾値
(kk)を上から下へ横切る点(b)にて、キックパルスの
印加を停止する。次に、キックパルスにより加速された
対物レンズの動きを、第2記録層への焦点の接近に伴っ
て、充分に減速する必要がある。そこで、第2記録層に
ついてのS字波形が負の閾値(bb)を上から下へ横切る
点(c)にて、ブレーキパルスの印加を開始し、その後、
S字波形のゼロクロス点(d)にて、ブレーキパルスの印
加を停止する。ここで、安定なフォーカスジャンプのた
めには、キックパルスの印加によって対物レンズに与え
られた運動エネルギーを、ブレーキパルスの印加によっ
て充分に消費する必要がある。
【0010】そのためには、キックパルスの振幅をL
k、印加距離(パルス幅)をWk、ブレーキパルスの振幅
をLb、印加距離(パルス幅)をWbとして、下記数2の
関係が成り立つことが必要である。
【0011】
【数2】(Lb・Wb)/(Lk・Wk)=C
【0012】ここで、Cは定数であって、実際の動作で
は0.8〜0.9の値になる。ブレーキパルスによる消費
エネルギーがキックパルスによる供給エネルギーより少
し小さくなるのは、対物レンズが運動することに伴うエ
ネルギー損失のためと考えられる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フォー
カスエラー信号のS字波形は、光ピックアップによって
異なり、例えば図5に模式的に表わす様に、キックパル
スの印加を停止すべき位置が、(b0)点から(b1)点へ
変化し、或いは、ブレーキパルスの印加を開始すべき位
置が、(c0)点から(c1)点へ変化することがある。こ
の様な場合、キックパルスやブレーキパルスの印加距離
Wk、Wbが変動することになり、キックパルス及びブ
レーキパルスの振幅Lk、Lbを一定値に設定すると、
上記数2の定数Cの値が変化することとなって、フォー
カスジャンプが不安定になる問題がある。
【0014】そこで本発明の目的は、常に安定したフォ
ーカスジャンプを実現することが出来る光ディスク再生
装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る光ディスク再
生装置は、フォーカスサーチにて、光ピックアップのフ
ォーカスを光ディスクの2つの記録層に跨って一方向に
変位させるためのフォーカスサーチ信号を生成するフォ
ーカスサーチ信号生成手段と、前記フォーカスサーチ信
号によって光ピックアップのフォーカスを一方向に変位
させる過程で、各記録層についてのフォーカスエラー信
号のS字波形を検出するS字波形検出手段と、フォーカ
スジャンプのためのキックパルスとブレーキパルスを生
成するキック/ブレーキパルス生成手段と、フォーカス
サーチの実行によって前記S字波形検出手段により検出
された2つのS字波形から、フォーカスジャンプ時に印
加されることとなるキックパルス及びブレーキパルスの
パルス幅(Wk、Wb)を計測するパルス幅計測手段と、
フォーカスジャンプのための標準のキックパルスと標準
のブレーキパルスのパルス幅(Wk0、Wb0)及び振幅
(Lk0、Lb0)に基づいて、前記パルス幅計測手段に
よって計測されたキックパルス及びブレーキパルスのパ
ルス幅(Wk、Wb)から、フォーカスジャンプ時に印加
すべきキックパルス及びブレーキパルスの振幅(Lk、
Lb)を算出し、前記キック/ブレーキパルス生成手段
に供給する振幅算出手段とを具えている。
【0016】上記本発明の光ディスク再生装置において
は、ある1つの光ピックアップを用いて、予め、フォー
カスジャンプのための標準のキックパルスと標準のブレ
ーキパルスが適切なパルス幅(Wk0、Wb0)及び振幅
(Lk0、Lb0)に規定されており、これらの値を前記
数2に代入して得られる定数Cをその標準値とする。そ
して、実際のフォーカスジャンプ時のキックパルス及び
ブレーキパルスのパルス幅(Wk、Wb)が光ピックアッ
プによって変動したとしても、前記数2の定数Cが標準
値を維持する様に、キックパルスとブレーキパルスのパ
ルス幅(Wk、Wb)及び振幅(Lk、Lb)を決定する。
【0017】例えば、下記数3によって、キックパルス
及びブレーキパルスの振幅(Lk、Lb)を算出する。
【数3】Lk=Lk0・Wk0/Wk Lb=Lb0・Wb0/Wb
【0018】これによって、各パルスの振幅×パルス幅
の値が光ピックアップによらず一定となり、キックパル
スによる供給エネルギーとブレーキパルスによる消費エ
ネルギーがそれぞれ同じ大きさに維持されて、前記数2
の定数Cが同じ値に維持される。
【0019】
【発明の効果】本発明に係る光ディスク再生装置によれ
ば、光ピックアップによらず常に安定したフォーカスジ
ャンプを実現することが出来る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明をDVDプレーヤに
実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
本発明に係るDVDプレーヤは、図1に示す如く、第1
記録層(11)及び第2記録層(12)を有する光ディスク(1)
を対象として、光ピックアップ(2)によって信号を再生
するものである。光ディスク(1)は、スピンドルモータ
(10)によって回転駆動される。
【0021】光ピックアップ(2)は、光ディスク(1)か
らの反射光を検知するフォトセンサー(21)と、対物レン
ズ(図示省略)を駆動するためのフォーカスアクチュエー
タ(22)とを具えており、フォトセンサー(21)の出力信号
は、フォーカスエラー検出回路(3)に供給されて、フォ
ーカスエラー信号が検出される。該フォーカスエラー信
号は、フォーカスサーボ回路(4)へ供給されて、光ピッ
クアップ(2)の対物レンズの焦点を第1記録層(11)又は
第2記録層(12)に合致させるためのフォーカスアクチュ
エータドライブ信号が作成される。該フォーカスアクチ
ュエータドライブ信号は、第1選択スイッチ(5)の一方
の入力端子aに供給され、更にアクチュエータドライブ
アンプ(6)を経て、光ピックアップ(2)のフォーカスア
クチュエータ(22)へ供給される。
【0022】又、フォーカスエラー検出回路(3)から得
られるフォーカスエラー信号は、デジタルシグナルプロ
セッサー(7)へ供給され、フォーカスサーチ時には、該
デジタルシグナルプロセッサー(7)に形成されているS
字波形検出回路(71)によって、S字波形が検出される。
更に、デジタルシグナルプロセッサー(7)には、フォー
カスサーチ信号生成回路(72)及びキック/ブレーキパル
ス生成回路(73)が形成されており、フォーカスサーチ信
号生成回路(72)によって生成されたフォーカスサーチ信
号と、キック/ブレーキパルス生成回路(73)によって生
成されたキックパルス及びブレーキパルスとが、第2選
択スイッチ(74)の2つの入力端子a、bに供給される。
第2選択スイッチ(74)によって選択された信号は、第1
選択スイッチ(5)の他方の入力端子bへ供給される。
【0023】デジタルシグナルプロセッサー(7)には、
マイクロコンピュータ(8)が接続されており、該マイク
ロコンピュータ(8)によって、印加距離計測部(81)と振
幅算出部(82)が形成されている。印加距離計測部(81)
は、フォーカスサーチの実行によってS字波形検出回路
(71)から得られる2つのS字波形から、キックパルスと
ブレーキパルスの印加距離(Wk、Wb)を計測するもの
である。又、振幅算出部(82)は、予め規定されているフ
ォーカスジャンプのための標準のキックパルスと標準の
ブレーキパルスの印加距離(Wk0、Wb0)及び振幅
(Lk0、Lb0)に基づいて、前記計測されたキックパ
ルス及びブレーキパルスの印加距離(Wk、Wb)から、
キックパルス及びブレーキパルスの振幅(Lk、Lb)を
算出するものである。算出されたキックパルス及びブレ
ーキパルスの振幅(Lk、Lb)は、デジタルシグナルプ
ロセッサー(7)のキック/ブレーキパルス生成回路(73)
へ供給される。
【0024】上記DVDプレーヤにおいては、光ディス
ク(1)がローディングされると、先ず、第1選択スイッ
チ(5)がb側に切り替えられると共に、第2選択スイッ
チ(74)がa側に切り替えられ、この状態で、フォーカス
サーチ信号生成回路(72)から出力されるフォーカスサー
チ信号によって、フォーカスサーチが実行される。ここ
で、フォーカスサーチ信号は、図7(b)に示す様に、一
定の速度で電圧が変化する信号であって、これによっ
て、前記S字波形検出回路(71)からは、図7(a)に示す
如き2つのS字波形が得られる。そして、マイクロコン
ピュータ(8)によって、キックパルス及びブレーキパル
スの印加距離(Wk、Wb)が計測されると共に、キック
パルス及びブレーキパルスの振幅(Lk、Lb)が算出さ
れる。
【0025】その後、信号再生モードにおいては、第1
選択スイッチ(5)がa側に切り替えられ、フォーカスサ
ーボがオンされる。これによって、光ピックアップ(2)
の焦点が合焦状態に維持されつつ、光ディスク(1)の第
1記録層(11)或いは第2記録層(12)から信号が再生され
る。
【0026】又、信号再生の途中で、光ディスク(1)の
第1記録層(11)から第2記録層(12)へ、或いは第2記録
層(12)から第1記録層(11)へ信号再生面を切り換えると
きには、第1選択スイッチ(5)がb側に切り替えられる
と共に、第2選択スイッチ(74)がb側へ切り換えられ、
この状態でキック/ブレーキパルス生成回路(73)から出
力されるキックパルス及びブレーキパルスによって、フ
ォーカスジャンプが実行される。
【0027】図2は、マイクロコンピュータ(8)の印加
距離計測部(81)及び振幅算出部(82)が実行する手続きを
表わしており、先ずステップS1にて、光ディスクのロ
ーディングが完了したかどうかを判断し、イエスと判断
されたときは、ステップS2にて光ピックアップのレー
ザをONとする。続いて、ステップS3にてフォーカス
サーチを開始し、ステップS4では、S字波形を検出し
て、該S字波形からキックパルスとブレーキパルスの印
加距離を計測する。図7の例では、1つ目のS字波形が
ゼロクロスした時点aから閾値kkをクロスする時点b
までの経過時間Tkと、2つ目のS字波形が閾値bbを
クロスした時点cからゼロクロスする時点dまでの経過
時間Tbを計測し、これらの経過時間にサーチ速度を乗
算することによって、図4(b)に示すキックパルスの印
加距離Wkとブレーキパルスの印加距離Wbを算出す
る。
【0028】その後、図2のステップS5にてフォーカ
スサーチを終了し、続いて、ステップS6にて、フォー
カスジャンプ時のキックパルスとブレーキパルスの振幅
を算出する。図6(b)に示す例では、予め規定されてい
る標準のキックパルスと標準のブレーキパルスの印加距
離(Wk0、Wb0)及び振幅(Lk0、Lb0)と、前記
計測されたキックパルス及びブレーキパルスの印加距離
(Wk、Wb)から、下記数4を用いて、キックパルス及
びブレーキパルスの振幅(Lk、Lb)を算出する。
【0029】
【数4】Lk=Lk0・Wk0/Wk Lb=Lb0・Wb0/Wb
【0030】但し、光ピックアップ(2)のフォーカスア
クチュエータ(22)の感度や印加電圧によって、図7(b)
に示すフォーカスサーチ信号の傾斜が変化すると、得ら
れるS字波形は、時間軸上にて伸縮するため、キックパ
ルスによるキック期間Tkとブレーキパルスによるブレ
ーキ期間Tbを下記数5により正規化する。ここで、
b、c、dはそれぞれ、図7(b)に示す時間である。
【0031】
【数5】Tk′=b/d Tb′=(d−c)/d
【0032】この様にして正規化されたキック期間T
k′とブレーキ期間Tb′を用いてキックパルスの印加
距離Wkとブレーキパルスの印加距離Wbを算出すれ
ば、フォーカスサーチ信号の傾斜に依存しないキックパ
ルスの振幅Lkとブレーキパルスの振幅Lbが得られ
る。
【0033】図3は、マイクロコンピュータ(8)が実行
するフォーカスジャンプの手続きを表わしている。先ず
ステップS11にて、フォーカスサーボをOFFとした
後、ステップS12にてキックパルスの印加を開始す
る。そして、ステップS13では、S字波形が図4(a)
に示す閾値kkを下回ったかどうかを判断し、イエスと
判断されたとき、ステップS14にて、キックパルスの
印加を終了する。
【0034】その後、ステップS15では、S字波形が
図4(a)に示す閾値bbを下回ったかどうかを判断し、
イエスと判断されたとき、ステップS16にて、ブレー
キパルスの印加を開始する。そして、ステップS17で
は、S字波形がゼロを越えたかどうかを判断し、イエス
と判断されたとき、ステップS18にて、ブレーキパル
スの印加を終了し、続いてステップS19にてフォーカ
スサーボをONとする。
【0035】これによって、光ピックアップ(2)の焦点
位置が光ディスク(1)の第1記録層(11)から第2記録層
(12)へ変位することになる。この場合、図6(a)の如く
光ピックアップによってフォーカスエラー信号のS字波
形が変化したとしても、図6(b)の如く、キックパルス
とブレーキパルスの印加距離Wk、Wbに反比例して、
キックパルスとブレーキパルスの振幅Lk、Lbが設定
されるので、キックパルスによる供給エネルギー(Wk
×Lk)とブレーキパルスによる消費エネルギー(Wb×
Lb)はそれぞれ同じ大きさに維持される。従って、光
ピックアップによらず常に安定したフォーカスジャンプ
を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るDVDプレーヤの構成を示すブロ
ック図である。
【図2】フォーカスサーチの手続きを表わすフローチャ
ートである。
【図3】フォーカスジャンプの手続きを表わすフローチ
ャートである。
【図4】S字カーブとキックパルス及びブレーキパルス
の波形図である。
【図5】S字カーブの変化を説明する波形図である。
【図6】S字カーブの変化に対応したキックパルス及び
ブレーキパルスの変化を説明する波形図である。
【図7】フォーカスサーチ信号とS字波形を示す波形図
である。
【図8】単一の記録層を有する光ディスクと2つの記録
層を有する光ディスクのS字波形を示す波形図である。
【符号の説明】
(1) 光ディスク (11) 第1記録層 (12) 第2記録層 (2) 光ピックアップ (21) フォトセンサー (22) フォーカスアクチュエータ (3) フォーカスエラー検出回路 (4) フォーカスサーボ回路 (7) デジタルシグナルプロセッサー (71) S字波形検出回路 (72) フォーカスサーチ信号生成回路 (73) キック/ブレーキパルス生成回路 (8) マイクロコンピュータ (81) 印加距離計測部 (82) 振幅算出部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つの記録層を有する光ディ
    スクから信号を再生するべく、光ピックアップの出力信
    号に基づいてフォーカスエラー信号を生成し、該フォー
    カスエラー信号に基づいて、光ピックアップのフォーカ
    スサーボを実行すると共に、2つの記録層の間で光ピッ
    クアップのフォーカスをジャンプさせる光ディスク再生
    装置において、 光ピックアップの合焦点を探索するためのフォーカスサ
    ーチにて、光ピックアップのフォーカスを光ディスクの
    2つの記録層に跨って一方向に変位させるためのフォー
    カスサーチ信号を生成するフォーカスサーチ信号生成手
    段と、 前記フォーカスサーチ信号によって光ピックアップのフ
    ォーカスを一方向に変位させる過程で、各記録層につい
    てのフォーカスエラー信号のS字波形を検出するS字波
    形検出手段と、 フォーカスジャンプのためのキックパルスとブレーキパ
    ルスを生成するキック/ブレーキパルス生成手段と、 フォーカスサーチの実行によって前記S字波形検出手段
    により検出された2つのS字波形から、フォーカスジャ
    ンプ時に印加されることとなるキックパルス及びブレー
    キパルスのパルス幅(Wk、Wb)を計測するパルス幅計
    測手段と、 フォーカスジャンプのための標準のキックパルスと標準
    のブレーキパルスのパルス幅(Wk0、Wb0)及び振幅
    (Lk0、Lb0)に基づいて、前記パルス幅計測手段に
    よって計測されたキックパルス及びブレーキパルスのパ
    ルス幅(Wk、Wb)から、フォーカスジャンプ時に印加
    すべきキックパルス及びブレーキパルスの振幅(Lk、
    Lb)を算出し、前記キック/ブレーキパルス生成手段
    に供給する振幅算出手段とを具えていることを特徴とす
    る光ディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 振幅算出手段は、キックパルスによって
    供給されるエネルギーとブレーキパルスによって消費さ
    れるエネルギーが同じ値に維持される様、キックパルス
    及びブレーキパルスの振幅(Lk、Lb)を算出する請求
    項1に記載の光ディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 振幅算出手段は、下記数1によって、キ
    ックパルス及びブレーキパルスの振幅(Lk、Lb)を算
    出する請求項1に記載の光ディスク再生装置。 【数1】Lk=Lk0・Wk0/Wk Lb=Lb0・Wb0/Wb
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010015616A (ja) * 2008-07-01 2010-01-21 Sony Corp 駆動装置および方法、プログラム、並びに記録媒体

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