JP2002288695A - 自動取引装置 - Google Patents

自動取引装置

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JP2002288695A
JP2002288695A JP2001091903A JP2001091903A JP2002288695A JP 2002288695 A JP2002288695 A JP 2002288695A JP 2001091903 A JP2001091903 A JP 2001091903A JP 2001091903 A JP2001091903 A JP 2001091903A JP 2002288695 A JP2002288695 A JP 2002288695A
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Ryoichi Hirata
良一 平田
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視覚障害者向けに音声ガイダンスを流すハン
ドセットを、装置とは異なる場所にいる係員との通話手
段としても活用できるようにする。 【解決手段】 ハンドセット1が持ち上げられるとハン
ドセットフックスイッチ2がオン状態になる。ハンドセ
ット接続先切替部4はこの状態を検出すると、音声ガイ
ダンス生成部5からの視覚障害者向け音声ガイダンス出
力がハンドセット1のスピーカに入力されるように接続
先の切替を行う。この状態で呼出しスイッチ3を押して
スイッチオン状態になると、接続先切替部4は、ハンド
セット1のスピーカとマイクを通話路に接続するように
接続先の切替えを行い、また、呼出信号を呼出通知手段
7に送る。該手段7により呼出音が発生し、係員が係員
用通話手段6を使用状態にすると、係員用通話手段6の
マイク、スピーカが通話路に接続され、視覚障害者ある
いは健常者と係員の間で通話が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】利用者操作により住民票等の
証明書類を自動発行する証明書類自動発行装置や現金の
引き出し、預け入れを行う現金自動取引装置等の自動取
引装置に係り、特に係員呼出しのできる自動取引装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】利用者操作により住民票等の証明書類を
自動発行する証明書類自動発行装置や現金の引き出し、
預け入れを行う現金自動取引装置等の自動取引装置にお
いては、利用者が装置の操作で困った場合に、係員(職
員)を呼び出すための手段が設けられている場合が多
い。この呼出しの方法としては、呼出ボタンを設け、呼
出ボタンを押下すると、係員の居る場所のブザー等で通
知し、ブザーを聞いて係員が装置の所に出向いて呼び出
しに対応する方法や、装置の近くに一般に普及している
インターフォンや内線電話を置いておき、通話により問
い合わせを行う方法が取られている。前者の呼出ボタン
押下により、係員の居る場所のブザーで通知する方法に
ついては、呼出しの用件の内容に関わらず、また、いた
ずらによる操作の場合でも係員は毎回装置の場所に出向
く必要があり煩わしいこともあり、後者のインターフォ
ンや内線電話による呼出し、通話による対応の方法のほ
うが利用者、係員の双方にとって利便的である。ただ
し、インターフォンや内線電話については、装置とは別
に購入、設置の必要があり、システム構築性、設置場所
の制約、管理の面から、装置に呼出/通話機能内蔵のニ
ーズがある。
【0003】このため、特開平7−249134号公報
では、装置に呼出ボタンとスピーカとマイクを持たせ、
スピーカとマイクを係員の居る場所に設置のマイクとス
ピーカにそれぞれ接続することにより、装置に呼出/通
話機能を内蔵させることを提案している。また、自動取
引装置では、前記の係員呼出/通話機能とは別に、視覚
障害者の操作を補助する目的で、イヤホン差込み口やハ
ンドセットを用意し、個人情報等が周囲の人には聞こえ
ないようにイヤホンやハンドセットに視覚障害者専用の
操作ガイダンスを流す機能も備える場合が多く、利用者
がイヤホンを持っていない場合にも対応できるように、
ハンドセットを用意する方法が多くとられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】自動取引装置である証
明書類自動発行装置の一般的な構成を図2に示すが、前
記の従来技術で示したインターフォン等の係員呼出/通
話手段と、視覚障害者向けガイダンス放送用ハンドセッ
トの両方の機能を併設する場合が多いが、それぞれ目的
が異なることもあり別々に設けられるため、利用者にと
っては、視覚障害者向けガイダンス放送用のハンドセッ
トと、係員呼出/通話機能の手段として設けられるイン
ターフォン等との識別が紛らわしく、また、特に視覚障
害者にとってはインターフォン等を見つけることが難し
いことなどの問題があった。さらに、併設する場合に
は、それぞれに設置エリアを必要とする等の問題があっ
た。本発明の目的は、視覚障害者向けに音声ガイダンス
を流すハンドセットを、装置とは異なる場所にいる係員
との通話手段としても活用できるようにすることにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、自動取引装置に通話路を介して係員側
通話ユニットを接続し、自動取引装置にはハンドセット
と呼出スイッチと接続先切替手段と音声生成手段を設
け、係員側通話ユニットには係員用通話手段と呼出通知
手段を設ける。接続先切替手段は、ハンドセットのオフ
フック状態を検出したとき音声生成手段からの音声を該
ハンドセットに供給する。また、接続先切替手段は、ハ
ンドセットがオフフック状態にありかつ呼出スイッチが
オン状態になったときハンドセットを通話路に接続する
とともに呼出信号を呼出通知手段に送出し、前記呼出通
知手段により呼出音を発生させる。そして、係員側通話
ユニットにおいて係員によって係員用通話手段が使用状
態に切り替えられたときハンドセット使用者と係員との
通話を可能にする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
3から図5に従い説明する。まず、図3に従い、本発明
を使用する証明書類自動発行装置について説明する。
図3は、証明書類自動発行装置の構成の概要を示す図で
ある。図3中の10は、利用者の操作により住民票等の
証明書類を自動発行する証明書類自動発行装置である。
11は利用者に対して操作案内等を行うための画面表示
部であり、操作案内に従い取引内容を選択するためのタ
ッチパネルを付加したものである。12は取引に応じた
料金の入金、つり銭等の出金機能を有する決済部であ
る。13は住民票等の証明書類を印刷発行する発行部で
ある。14は操作案内等の音声出力用スピーカである。
15は視覚障害者用に設けられる視覚障害者向けテンキ
ーや点字ユニットで構成される補助操作部である。16
は自動取引装置における各種処理を制御する制御部であ
り、本発明とは直接には関係のないものである。
【0007】1は視覚障害者用に設けられる視覚障害者
向け音声ガイダンス出力用のハンドセットである。視覚
障害者が操作を行う場合には、まずハンドセット1を持
ち上げることによりスピーカ14の音声ガイダンス出力
を止め、ハンドセット1に視覚障害者向け音声ガイダン
スを出力し、このガイダンスに従い操作を進めていく。
取引の選択は補助操作部15のテンキーを用いて行い、
テンキー上の点字ユニットにより入力する数字等の確認
を行う。視覚障害者向けの音声ガイダンスは、健常者の
場合に表示部11で確認する個人情報等を含むガイダン
ス内容を全て音声ガイダンスの中に入れることから、周
囲の人に聞こえないようにハンドセットを使って出力す
る。また、図3には示されていないが、証明書類自動発
行装置10にイヤホンの差込口を用意し、利用者がイヤ
ホンを差し込んだ場合には、このイヤホンも前記のハン
ドセットと同じ用途で用いられるようにする。本発明
は、前記ハンドセット1を視覚障害者向け音声ガイダン
ス出力手段として使うだけではなく、離れた場所にいる
係員との通話手段としても使えるようにするものであ
り、証明書類自動発行装置10のこれまでに説明した構
成に対して、係員呼出スイッチ3と、ハンドセット1の
接続先切替回路4と、係員側に設置の通話ユニット19
を追加することにより実現するものである。
【0008】図1は、上記追加部分の概略構成を示す図
である。図1において、符号1〜5を付した構成要素は
自動取引装置側に設けられたものであり、符号6〜7を
付した構成要素は係員側通話ユニット側に設けられたも
のである。1はスピーカ、マイクを備える通常は視覚障
害者が使用するハンドセット、2はハンドセットフック
スイッチ、3は呼出しスイッチ、4はハンドセット接続
先切替部、5は音声ガイダンス生成部である。6はマイ
ク、スピーカを備える係員用通話手段、7は呼出通知手
段である。自動取引装置のハンドセット接続先切替部4
と係員側通話ユニットの係員用通話手段の間には通話路
が設けられており、ハンドセット接続先切替部4と呼出
通知手段7はケーブル等により接続されている。
【0009】ハンドセット1が持ち上げられ、オフフッ
ク状態になると、ハンドセットフックスイッチ2がオン
状態になる。ハンドセット接続先切替部4はこの状態を
検出すると、音声ガイダンス生成部5からの視覚障害者
向け音声ガイダンス出力がハンドセット1のスピーカに
入力されるように接続先の切替を行う。この状態で視覚
障害者あるいは健常者が呼出しスイッチ3を押してスイ
ッチオン状態になると、ハンドセット接続先切替部4
は、ハンドセット1のスピーカとマイクを通話路に接続
するように接続先の切替えを行い、また、呼出信号を呼
出通知手段7に送る。呼出通知手段7により呼出音が発
生し、係員が係員用通話手段6を使用状態にすると、係
員用通話手段6のマイク、スピーカが通話路に接続さ
れ、視覚障害者あるいは健常者と係員の間で通話が可能
になる。
【0010】この追加部分をさらに詳細に図4に従い説
明を行う。図4は本発明の実施例でのハード構成図であ
る。図4中の1は、スピーカとマイクを内蔵したハンド
セットであり、一般の電話機に使われているものと同じ
でカールコードにより証明書類自動発行装置10(以
下、「装置」と略記する)に接続され、視覚障害者が装
置を利用する場合に、音声ガイダンス生成部(2)22
で生成する視覚障害者向けの音声ガイダンスをこのハン
ドセットに流すことにより、視覚障害者の操作を補助す
るものである。2は、前記ハンドセット1の持ち上げを
検出するためのフックスイッチである。20は、イヤホ
ン差込口であり、視覚障害者がイヤホンを持っている場
合にこの差込口20にイヤホンを取り付け、前記ハンド
セット1と同様に音声ガイダンス生成部(2)22で生
成する視覚障害者向けの音声ガイダンスを聞くことがで
きるように用意するものである。イヤホン差込口20に
は、イヤホンの差込検出スイッチが内蔵されている。1
4はスピーカであり、音声ガイダンス生成部(1)21
で生成する健常者の操作用の音声ガイダンスを流すため
に用いる。23は前記フックスイッチ2とイヤホン差込
口20内蔵の差込検出スイッチの状態を検出する回路で
あり、リレー回路24により、ハンドセット1が持ち上
げられるか、またはイヤホンが差し込まれると、健常者
向けの音声ガイダンス生成部(1)21を視覚障害者向
けの音声ガイダンス生成部(2)22に切替え、またガ
イダンス出力先をイヤホンまたはハンドセット側に切り
替える。また、ハンドセット1が置かれた状態でかつイ
ヤホンが抜き取られた場合には、視覚障害者向けの音声
ガイダンス生成部(2)22を健常者向けの音声ガイダ
ンス生成部(1)21に切替え、またガイダンス出力先
がスピーカ側に切り替えられる。以上説明した構成につ
いては従来からの健常者/視覚障害者用音声ガイダンス
機能に関する構成である。
【0011】以下に、本発明に関する構成部分について
説明する。4は、本発明での主要構成であるハンドセッ
ト1接続先切替部であり、係員呼出用呼出スイッチ3お
よびハンドセット1のフックスイッチ2のそれぞれの状
態を25のスイッチ検出部で検出し、これにより26の
リレーを制御して、ハンドセット1内蔵のスピーカ、マ
イクの接続先の切替を行う部分であり、係員呼出用呼出
スイッチ3がオン状態であり、かつハンドセット1がオ
フフックでフックスイッチ2がオン状態であるとき、ハ
ンドセット1内蔵のスピーカ、マイクの接続先を係員側
ユニット側に切替える。呼出スイッチ3は押しボタンタ
イプのスイッチを使用し、利用者が押しているときにオ
ン、放すとオフする。
【0012】19は、係員が装置利用者からの呼出しに
応対するために係員の居る場所に設置する係員側ユニッ
トであり、以下この係員側ユニットの構成について説明
する。27は装置利用者と通話を行うためのハンドセッ
トである。28は、ハンドセット27のフックスイッ
チ、29は、ハンドセット27のフックスイッチの状態
を検出する検出回路である。31は、装置からの呼出信
号を契機に呼出音を生成する部分であり、メロディIC
を用いてピンポン音を生成する。32は、前記31で生
成の呼出音を鳴動するためのスピーカ、33は、呼出中
であることを視覚的に表すためのLEDである。LED
33は、装置からの呼出信号を契機に点灯、ハンドセッ
ト27の持ち上げを契機で消灯させる。30は、装置側
のハンドセット1のスピーカ、マイクとの接続先を切り
替えるリレー回路であり、係員側ユニットのハンドセッ
ト27が置かれた状態では、装置側ハンドセット1のス
ピーカに呼出音生成部31の出力を接続し、ハンドセッ
ト27が持ち上げられた状態では、装置ハンドセット1
のスピーカとハンドセット27のマイクを、ハンドセッ
ト1のマイクとハンドセット27のスピーカをそれぞれ
接続する。
【0013】顧客が係員に連絡する場合の顧客の操作、
装置10と係員側ユニット19の動作、係員の操作につ
いて説明する。顧客がハンドセット1を持ち上げると、
ハンドセットフックスイッチ2がオンになり、このオン
状態をスイッチ検出回路23が検出してリレー24を制
御して、健常者向けの音声ガイダンス生成部(1)21
を視覚障害者向けの音声ガイダンス生成部(2)22に
切替え、またガイダンス出力先をイヤホンまたはハンド
セット側に切り替える。この状態で顧客が呼出スイッチ
3をオンすると、ハンドセットフックスイッチ2がオン
でかつ呼出スイッチ3がオンの状態をスイッチ検出回路
25が検出することにより、スイッチ検出回路25は、
リレー26を制御して、ハンドセット1のスピーカとマ
イクを係員側ユニット19へのケーブル35に切替え接
続する。また、呼出スイッチ3がオン状態にある間、呼
出音生成回路31に呼出信号を送る。呼出音生成回路3
1は呼出信号を受けて、呼出信号がある間だけ呼出音を
生成し、生成された呼出音はスピーカ32から出力さ
れ、また、ケーブル35を介してハンドセット1のスピ
ーカから出力される。呼出信号がなくなると呼出音の生
成を停止し、呼出音が停止する。また、LED33は呼
出音生成回路31を介して受けた呼出信号を契機に点灯
し、呼出信号がなくなつても点灯し続ける。係員が呼出
音を聞き、また、LED33の点灯を見て、ハンドセッ
ト27を持ち上げると、ハンドセットフックスイッチ2
8がオンになり、スイッチ検出回路29は、このオン状
態を検出する。オン状態を検出したスイッチ検出回路2
9は、リレー30を制御して、ハンドセット27のマイ
クとスピーカをケーブル35に切替え接続する。また、
スイッチ検出回路29は、呼出音生成回路31を制御し
て、LED33を消灯する。このようにして、ハンドセ
ット1とハンドセット27が接続状態になり、顧客と係
員の間で通話が可能になる。健常者は、ハンドセット1
を持ち上げ、次いで呼出スイッチ3を押すことにより、
係員を呼び出すことができる。また、視覚障害者は、視
覚障害者向けの音声ガイダンスを聴いている状態で呼出
スイッチ3を押すことにより、係員を呼び出すことがで
きる。
【0014】34は電源部であり、係員側ユニット19
および、装置側の接続先切替回路4を動作させるための
電源を供給する。装置側の接続先切替回路4の電源を係
員側ユニット内の電源部34から供給することにより、
自動取引装置の電源が投入されていない状態でも係員呼
出/通話操作を行うことができる。また、装置側の接続
先切替回路4内のリレー26は、電源が供給されない状
態ではハンドセット1が音声ガイダンス側に接続される
ような接続としておくことにより、電源部34の電源を
オフした場合でも、呼出/通話機能が使えなくなるだけ
で、装置の利用には影響しないように配慮する。35は
装置側の接続先切替回路4と、係員側ユニット19を接
続するためのケーブルであり、利用者と係員のそれぞれ
の音声と、利用者からの呼出信号と、電源34からの電
源を伝達する。36はハンドセット1のマイクの音声を
外部に出力できるように設けたマイク入力端子であり、
本発明とは関係のないものである。
【0015】次に図5に従い、図4のハード構成各部の
状態遷移について説明する。図5は、利用者と係員の操
作に対応して装置側ハンドセット1、係員側ハンドセッ
ト27、呼出音出力用スピーカ32、呼出ランプ33の
それぞれの状態の遷移を示す図であり、利用者の操作と
しては、ハンドセット1の持ち上げ(オフフック)、持
ち下ろし(オンフック)、呼出スイッチ3のオン、オフ
があり、係員の操作としては、ハンドセット27の持ち
上げ(オフフック)、持ち下ろし(オンフック)があ
る。
【0016】次に、通常想定される係員呼出/通話の操
作手順を図5中のからの太線矢印の遷移に従い説明
する。状態53は装置側ハンドセット1がオンフック、
呼出スイッチオフ、係員側ハンドセット27がオンフッ
クの場合の遷移状態であり、ハンドセット1、27とも
に切断状態、呼出音無し、呼出ランプ消灯の状態であ
る。ハンドセット1を使用せずに装置を健常者が利用し
ているときの状態である。
【0017】この状態53において装置側ハンドセット
1を持ち上げると状態51に遷移する(矢印)。状態
51ではハンドセット1のスピーカには装置側の視覚障
害者向け音声ガイダンスが流れる。ハンドセットを使用
する視覚障害者はこの状態で装置を利用する。
【0018】状態51において呼出スイッチ3をオンす
ると状態55に遷移する(矢印)。この状態では、係
員側通話ユニットの呼出音が単発鳴動、呼出ランプ33
が点灯し係員に呼出があることを知らせる。またハンド
セット1のスピーカにも前記の呼出音が出力される。
【0019】呼出スイッチ3は、押しボタンタイプのス
イッチであり、利用者が呼出スイッチ3を放すと呼出ス
イッチはオフとなり状態56に遷移する(矢印)。こ
の状態では、呼出ランプ33は点灯したままだが、呼出
音は無くなる。
【0020】呼出に応じて係員がハンドセット27を持
ち上げると状態58に遷移する。(矢印) この状態は、ハンドセット1のスピーカ、マイクがそれ
ぞれハンドセット27のマイク、スピーカ側に接続さ
れ、装置利用者と係員とで通話を行うことができる。ま
た、呼出ランプ33はこの時点で消灯される。
【0021】用件が終了し、装置側ハンドセット1、係
員側ハンドセット27がそれぞれ置かれることにより、
状態54を経由して(矢印)、始めの状態53に戻り
(矢印)、装置利用者は装置の操作に戻る。また、視
覚障害者の場合には再度ハンドセット1を持ち上げ、状
態51に遷移し、視覚障害者向け音声ガイダンスに従い
装置の操作を行う。
【0022】以上、通常想定される操作手順に従い状態
の遷移を説明したが、利用者と係員の操作手順によって
は、その他にも状態52、57、59、60があり、ま
た、遷移も複数の経路がある。これらの状態、遷移、経
路についての詳細な説明は省略する。しかしながらいず
れの状態、遷移経路も一般のインターフォンや、電話と
同様であり、利用者、係員ともに特別な操作や、注意を
必要とせずに呼出/通話を行うことができるものであ
る。
【0023】以上のように、本実施例では、本来視覚障
害者の操作補助用に用意する視覚障害者向けガイダンス
放送用のハンドセットを使って、装置の電源投入/切
断、装置の障害発生に関係なく、装置利用者が係員と通
話することが可能となる。視覚障害者が装置を利用して
いる場合には、視覚障害者向けガイダンスを聴いている
ときに、切替えて、即係員と通話することが可能とな
る。また、本実施例では、係員の呼出音を装置のハンド
セットで聞くことができるため、利用者にとっては、呼
出しの操作が正常に行えていることの確認が行える利点
があり、また、呼出音を単発鳴動としても、利用者は呼
出音が単発であることがわかるために係員の応答が遅れ
た場合には再度係員呼出スイッチを押し、単発の呼出音
を繰り返すという操作を期待してもよく、呼出音を連続
鳴動ではなく単発鳴動とすることができる。本実施例で
は、装置ハンドセットの接続先を係員側に設置の通話装
置から装置の音声ガイダンス生成部に切り替える契機を
装置ハンドセット1が置かれたことを検出した時点とし
たが、係員呼出用スイッチ3を呼出オン/呼出オフのそ
れぞれの位置でロックするロックスイッチとし、装置ハ
ンドセット接続先切替回路4の切替条件を係員呼出用ス
イッチの信号単独とすることにより、係員呼出用スイッ
チが呼出オフ側に操作された時とすることも可能であ
る。また、装置ハンドセット接続先切替回路の接続先を
装置の音声ガイダンス生成部に戻す契機の信号を係員側
通話装置のハンドセットのフックスイッチとすることに
より、係員側の通話装置のハンドセットが一旦通話のた
めに持上げられた状態から利用者との応対終了で係員が
ハンドセットを置いた時点とすることも可能である。ま
た、本実施例では、装置側ハンドセット1が持ち上げら
れている状態で係員呼出スイッチ3がオンした場合のみ
係員側通話ユニット19の呼出音、呼出ランプがそれぞ
れ鳴動、点灯するようにしたが、ハンドセット1が持ち
上げ状態に関係なく係員呼出スイッチ3をオンした場合
には係員側通話ユニット19の呼出音、呼出ランプを鳴
動、点灯するようにしてもよい。さらに、装置の本体制
御部側で、前記接続先切替回路の状態を監視することに
より、係員との通話終了後にハンドセットの接続先を装
置の音声ガイダンス側に戻した際に、音声ガイダンスの
内容を始めから、もしくは、きりのよいところから流す
ように同期をとることも可能である。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、視覚障害者向けに音声
ガイダンスを流すハンドセットを、装置とは異なる場所
にいる係員との問い合わせ等を行うための通話手段とし
ても活用できるようになり、これにより、前記ハンドセ
ットとインターフォン等の呼出/通話手段を併設した場
合に比べて利用者(特に視覚障害者)の操作性の向上、
および設置エリアの削減を図ることができる。さらに、
視覚障害者向けに設置のハンドセットの付加価値を高め
ることができるため、この設置率の増加につながり、利
用者の利便性向上を期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動取引装置における本発明による追加部分の
概略構成を示す図である。
【図2】従来の自動取引装置(証明書類自動発行装置)
の構成を示す図である。
【図3】本発明の実施例である自動取引装置(証明書類
自動発行装置)の構成を示す図である。
【図4】図1に示す追加部分のさらに詳細な構成を示す
図である。
【図5】実施例の自動取引装置における状態遷移を示す
図である。
【符号の説明】
1 ハンドセット 2 ハンドセット用フックスイッチ 3 呼出スイッチ 4 ハンドセット接続先切替回路 5 音声ガイダンス生成部 6 係員用通話手段 7 呼出通知手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 係員側通話ユニットを通話路により接続
    した自動取引装置であって、 該自動取引装置は、ハンドセットと呼出スイッチと接続
    先切替手段と音声生成手段を備え、前記係員側通話ユニ
    ットは係員用通話手段と呼出通知手段を備え、 前記接続先切替手段は、前記ハンドセットのオフフック
    状態を検出したとき前記音声生成手段からの音声を該ハ
    ンドセットに供給し、該ハンドセットがオフフック状態
    にありかつ呼出スイッチがオン状態になったときハンド
    セットを通話路に接続するとともに呼出信号を呼出通知
    手段に送出し、前記呼出通知手段により呼出音を発生さ
    せ、前記係員側通話ユニットにおいて前記係員用通話手
    段が使用状態に切り替えられたとき係員との通話を可能
    にすることを特徴とする自動取引装置。
  2. 【請求項2】 係員側通話ユニットを通話路により接続
    した自動取引装置であって、 該係員側通話ユニットは、マイク、スピーカを備えた係
    員用の通話手段と、利用者から呼出行為が行われたこと
    を係員に知らせるためのブザーやランプ等の呼出通知手
    段を備え、 前記自動取引装置は、音声を生成する音声生成手段と、
    マイクとスピーカを内蔵した利用者が使用するハンドセ
    ットと、ハンドセットの持上げ状態を検出するフックス
    イッチと、係員呼出用スイッチと、前記ハンドセットの
    マイクとスピーカの接続先を前記音声生成手段と前記係
    員側通話ユニットの係員用通話手段のスピーカとマイク
    に切り替える接続先切替手段を備え、 該接続先切替手段は、前記フックスイッチオン状態に応
    じて前記音声生成手段からの音声を前記ハンドセットの
    スピーカに供給し、前記フックスイッチオン状態で前記
    係員呼出スイッチがオン状態になったとき前記呼出通知
    手段に呼出音を発生させ係員を呼び出すとともに前記ハ
    ンドセットのマイクとスピーカの接続先を前記係員用通
    話手段に切り替え、前記ハンドセットを前記音声生成手
    段からの音声聞き取りと係員との通話に使用可能とする
    ことを特徴とする自動取引装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の自動取引
    装置において、 接続先切替手段の電源を前記係員側通話ユニットの電源
    部から供給することを特徴とする自動取引装置。
JP2001091903A 2001-03-28 2001-03-28 自動取引装置 Pending JP2002288695A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105122317A (zh) * 2013-05-29 2015-12-02 冲电气工业株式会社 介质处理装置和信息输出方法
CN106804017A (zh) * 2017-03-21 2017-06-06 戴鲁汉 一种话筒和功放工作状态可视的音响系统

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