JP2002288630A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2002288630A
JP2002288630A JP2001087716A JP2001087716A JP2002288630A JP 2002288630 A JP2002288630 A JP 2002288630A JP 2001087716 A JP2001087716 A JP 2001087716A JP 2001087716 A JP2001087716 A JP 2001087716A JP 2002288630 A JP2002288630 A JP 2002288630A
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Keiichi Nakano
恵一 中野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】検査すべき構造物を見落とすことなく画像処理
を行いかつ処理効率を上げることができる画像処理装置
を提供する。 【解決手段】検査すべき対象物を撮像して画像データを
取得する画像入力部100と、この画像入力部100に
より取得された画像データに対して所定の画像処理を行
なう1つ以上のプロセッサ106とを具備し、このプロ
セッサ106は、画像入力部100からの画像データの
一部について同一の画像処理を複数回行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】画像処理装置は例えば、各種電子部品な
どの主に外観上のキズや欠陥を検出する外観検査装置等
の視覚センサ部などに応用され、対象物の画像情報から
高速に所定の形状情報を抽出・認識するのに有効であ
る。
【0003】一方、異なったデータに対して繰り返し同
一の演算を行う際に、演算ユニットをパイプライン化し
て処理を高速化する方法は、演算パイプライン(ベクト
ルプロセッサ)方式として知られている。例えば特開平
08−110940号公報では、各処理の途中結果を保
存するメモリを2系統持たせることによりパイプライン
構造を構成し、いわゆるダブルバッファリング処理によ
ってパイプライン動作を維持している。ただし前処理部
に相当する特徴情報抽出をハードウェア処理する一方
で、その後の計測・制御処理をCPUを用いたソフトウ
ェア処理により行うという構成としているため、ハード
ウェア処理部で規定される動作速度にソフトウェア部の
処理が間に合わない場合には、CPUで処理するデータ
を間引くことでパイプライン動作を維持している。
【0004】ところで近年のCPUあるいはDSPの高
速化に伴い、前述のような処理のすべてをソフトウェア
処理することが現実的になっている。これにより必要な
処理内容とその処理時間に応じてメモリバッファサイズ
を適切に設定することで、自由度の高いパイプライン処
理が可能となっている。
【0005】ここで、上記したような外観検査を考える
と、長尺物をラインセンサで撮像し検査する場合、撮像
の時間に比べて検査のための画像処理に要する時間が大
きい場合は、撮像して得られたデータを複数のメモリバ
ッファ上に取り込み、それぞれ複数のプロセッサで並列
処理することにより実時間処理が可能となる。ここで、
1つのメモリバッファ分(処理単位)の撮像時間をα、
その処理時間をβ、メモリバッファおよびプロセッサの
数をm、被写体である長尺物の長さをメモリバッファの
長さで割った数をデータ数n、とする。このときβ≦m
αであれば実時間処理が可能で、長尺物全体を処理する
時間Tは、T=nα+βとなる。
【0006】すなわち全体の処理時間は、撮像に要する
時間より、処理時間βだけ遅延することを示している。
このため、通常はプロセッサの利用効率を上げるため
に、1つの処理単位をできるだけ小さくすることが考え
られる。特に処理時間が不定となる場合、その予想され
る最大値をβとしておく必要があるため、1つの処理単
位が大きいとプロセッサが稼動していない時間が相対的
に大きくなってしまうので処理単位をできるだけ小さく
することが望ましい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで長尺物のう
ち、その中に独立した形状の構造物を持ち、それらを個
々に処理の対象とする必要がある場合、処理単位は、こ
の構造物を包含できるだけの大きさを必要とする。さら
にそれら構造物の配置が不定である場合、構造物が必ず
いずれかの処理単位に包含されるように、処理単位は一
定量ずつオーバーラップしている必要がある。すなわ
ち、プロセッサ利用率を上げ処理効率を上げるためには
処理単位はできるだけ小さい方がよいが、一方で、処理
単位を大きくしなければオーバーラップ部分が相対的に
大きくなってしまい処理効率が落ちてしまうという問題
があった。
【0008】本発明はこのような課題に着目してなされ
たものであり、その目的とするところは、検査すべき構
造物を見落とすことなく画像処理を行いかつ処理効率を
上げることができる画像処理装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するために手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明に係る画像処理装置は、検査すべき対
象物を撮像して画像データを取得する画像入力部と、こ
の画像入力部により取得された画像データに対して所定
の画像処理を行なう画像処理部とを具備し、上記画像処
理部は、上記画像入力部からの画像データの一部につい
て同一の画像処理を複数回行なう。
【0010】また、第2の発明は、第1の発明に係る画
像処理装置において、上記複数回の処理を行なうべき画
像データ量の最適値を、上記画像処理部の処理能力、コ
スト、上記対象物の大きさに基づいて決定する決定手段
を有する。
【0011】また、第3の発明は、第1または第2の発
明に係る画像処理装置において、上記画像入力部からの
画像データを処理に先立って格納するための主メモリバ
ッファと、この主メモリバッファの前後に配置されて、
上記複数回の処理を行なうべき画像データを格納する一
対の副メモリバッファとからなる画像データ格納部をさ
らに具備し、上記主メモリバッファの長さは、当該主メ
モリバッファ内の画像データを処理するのに要する時間
の最大値と最小値の比と、上記画像処理部の個数と上記
画像データ格納部の容量の比との関数により与えられ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】まず、図1を参照して本実施形態
に係る画像処理装置の基本的概念を説明する。画像入力
部100は、被写体を撮像するカメラ100aと、カメ
ラ100aで撮像した被写体像に対してA/D変換の
他、適切な前処理を施す映像処理部100bとから構成
される。画像入力部100からの画像データは、複数の
メモリバッファ104のうち、切替スイッチ103によ
り選択されたメモリバッファ104に順に保存される。
各メモリバッファ104は第1の副メモリバッファ10
4−1と主メモリバッファ104−2と第2の副メモリ
バッファ104−3とから構成される。複数のメモリバ
ッファ104に保存された画像データは、切替スイッチ
105により選択的に読み出されて1つ以上のプロセッ
サ106により処理される。
【0013】上記切替スイッチ103、105及び1つ
以上のプロセッサ106は制御部102によりその動作
が制御される。また、画像データの複数のメモリバッフ
ァ104への保存動作及び1つ以上のプロセッサ106
による画像データの処理動作については以下に述べる各
実施形態において詳細に説明する。
【0014】第1,第2の副メモリバッファ104−
1,104−3は処理単位のオーバラップ用に用いら
れ、2つの対象とするべき構造物の検査方向に想定され
る最大長以上の長さを持つ。また、主メモリバッファ1
04−2の長さは、第1,第2の副メモリバッファ10
4−1,104−3の長さの2倍を越え、かつ2つの副
メモリバッファ104−1,104−3の大きさと合わ
せて利用可能なメモリの範囲で確保できる。2つの副メ
モリバッファ104−1,104−3は主メモリバッフ
ァ104−2の前後に論理的に配置される。ここで主メ
モリバッファ104−2の長さは、当該主メモリバッフ
ァ104−2内の画像データを処理するのに要すると想
定される時間の最大値と最小値の比と、プロセッサ数と
そのプロセッサに実装されている画像メモリ量の比との
関数により与えられる。
【0015】本実施形態では、第1,第2の副メモリバ
ッファ104−1,104−3のオーバーラップすべき
メモリバッファ量の最適値を入力するためのオーバーラ
ップ量入力部101を備えていることを特徴とし、この
オーバーラップ量入力部101から最適なオーバーラッ
プ量を入力することにより、所定の構造物を処理の対象
として見落とすことなく、かつプロセッサ利用率を最大
化することができる。
【0016】(第1実施形態)図2は本発明の第1実施
形態に係る画像処理装置の構成を示す図である。第1実
施形態では、プロセッサ1個でダブルバッファリングを
行う(プロセッサと画像入力部とを並列動作させる)実
施形態に関している。
【0017】画像入力部1は、被写体を撮像するカメラ
1aと、カメラ1aで撮像した被写体像に対してA/D
変換の他、適切な前処理を施す映像処理部1bとから構
成される。
【0018】第1実施形態のメモリバッファは第1のメ
モリバッファ5と第2のメモリバッファ6の2つのメモ
リバッファ領域から構成され、制御部3からの制御信号
により切替スイッチ4、7を切り替えることによりいず
れか一方のメモリバッファが選択される。第1のメモリ
バッファ5は3つの部分に分かれており、第1の副メモ
リバッファ5−1、主メモリバッファ5−2、第2の副
メモリバッファ5−3の順に並んでいる。また、第2の
メモリバッファ6も第1のメモリバッファ5と同様に3
つの部分(第1の副メモリバッファ6−1、主メモリバ
ッファ6−2、第2の副メモリバッファ6−3)に分か
れており、各サイズも第1のメモリバッファ5と同じも
のとする。
【0019】制御部3はメモリバッファ量設定手段とし
ての機能を備え、所定の方法によって入力されたメモリ
バッファ量の最適値に基いて、各メモリバッファ5,6
の大きさを設定する。所定の入力方法として本実施形態
ではオーバーラップ量入力部2を用いる場合を例示して
いるがこれに限定されない。例えばユーザに最適値その
ものをシステムに入力することを促し、その入力された
値を直接設定することが含まれる。またユーザはその最
適値を予めファイルなどの形式に書き込んで保存してお
き、そのファイルを指定することで、直接入力に代える
ことも可能である。
【0020】さらに最適値そのものではなくとも、所定
の演算により最適値を導出するために必要なデータを
(直接入力あるいはファイルなどで間接的に入力するに
関わらず)入力し、所定の演算を施して得られる最適値
を設定する方法も含まれる。
【0021】またメモリバッファ量の最適値のうち、副
メモリバッファ5−1(6−1)、5−3(6−3)の
大きさは、オーバーラップする処理単位のいずれかの中
で、構造物が完全な形状として含まれるように、対象と
すべき構造物の検査方向に想定される最大長以上の長さ
を持つものとする。
【0022】また主メモリバッファ5−2,6−2の大
きさは、重複して処理する部分の長さよりも十分に大き
くすることにより処理効率を向上させるため、利用可能
なメモリの範囲で少なくとも副メモリバッファ5−1
(6−1)、5−3(6−3)の2倍以上を確保するも
のとする。
【0023】以下に図2と図3を参照して上記した構成
の作用を説明する。画像入力部1で得られた画像データ
を第1のメモリバッファ5に保存する。画像入力部1か
ら送られる画像データは、主メモリバッファ5−2の先
頭から、第2の副メモリバッファ5−1,5−3の終わ
りまで保存される。そして第2の副メモリバッファ5−
1,5−3まで画像データが保存されると、直ちに画像
データの保存先を第2のメモリバッファ6に切り替え
る。そして第2のメモリバッファ6においても主メモリ
バッファ6−2の先頭から第2の副メモリバッファ6−
1,6−3までがデータで一杯になると、再び第1のメ
モリバッファ5に保存先を切り替え、以下、この動作を
繰り返すことにより、画像データを連続的にメモリバッ
ファ5,6に保存する。
【0024】ところで、メモリバッファ5,6に保存さ
れた画像データを処理するプロセッサ8は、最初に第1
のメモリバッファ5に画像データが保存されはじめる
と、速やかに処理を開始し、必要であれば図示しない第
3のメモリバッファに処理結果を保存するなどして、処
理を進める。そして第1のメモリバッファ5のデータを
処理し終えると、次に、第1のメモリバッファ5の第2
の副メモリバッファ5−3内のデータを、第2のメモリ
バッファ6の第1の副メモリバッファ6−1にコピーす
る。
【0025】そしてプロセッサ8は、第2のメモリバッ
ファ6の先頭(=第1の副メモリバッファ6−1の先
頭)から処理をはじめ、第2のメモリバッファ6内のす
べてのデータを処理する。その後、第2のメモリバッフ
ァ6の第2の副メモリバッファ6−3内のデータを、第
1のメモリバッファ5の第1の副メモリバッファ5−1
にコピーし、第1のメモリバッファ5の先頭から処理を
始めてすべてのデータを処理する。
【0026】ここで、メモリバッファ5,6の切替は上
記したように、入力されたデータ量を監視する制御部3
によって適切なタイミングで実施するような形態でも可
能であるし、プロセッサ8自身がデータ駆動(data
−driven)型の動作をするように構成してもよ
い。以下、この動作を繰り返すことにより、副メモリバ
ッファのサイズだけオーバーラップしながら、メモリバ
ッファのサイズをまとめて順に処理していくことにな
る。
【0027】なお、副メモリバッファのサイズは、対象
とするべき構造物の検査方向に想定される最大長以上の
長さを持っているので、構造物を捉えた画像データは、
少なくとも1度は構造物としての形状を保持した状態で
処理の対象となる。
【0028】以上により、所定の大きさを持つ構造物を
見落とすことなく、かつパイプライン動作を滞らせるこ
ともなく、連続的な処理を実現できる。
【0029】なお、説明した実施形態では、データを明
示的(explicitly)にコピーしているが、プロセッサ8
や画像入力部1から平等にアクセス可能なメモリ(メモ
リアクセスの優先順位が同程度であり、通常の場合、メ
モリアクセスに要する時間にほとんど差が出ないように
構成されたメモリ)を共有するハードウェア構成の場合
は、リングバッファのように利用することで、単純に読
み出しアドレスの制御を正しく実行するだけで、データ
のコピーを用いた場合と同様の処理が可能となる。
【0030】(第2実施形態)第2実施形態は第1実施
形態においてプロセッサを2個にした実施形態である。
第1実施形態と同様に、メモリアクセスが平等な場合あ
るいは明示的にコピーしてもその転送コストが比較的小
さい場合であって、プロセッサを複数(ここでは説明を
簡単にするためにプロセッサは2個)にした場合は次の
ように実施する。
【0031】まず図4に示すようにメモリバッファとし
て3つのメモリバッファ領域(第1のメモリバッファ
5,第2のメモリバッファ6,第3のメモリバッファ
9)を設定し、これらを第1実施形態と同様に、第1の
メモリバッファ5については第1の副メモリバッファ5
−1,主メモリバッファ5−2,第2の副メモリバッフ
ァ5−3、第2のメモリバッファ6については第1の副
メモリバッファ6−1,主メモリバッファ6−2,第2
の副メモリバッファ6−3、第3のメモリバッファ9に
ついては第1の副メモリバッファ9−1,主メモリバッ
ファ9−2,第2の副メモリバッファ9−3の順にそれ
ぞれ3つの部分に分割する。
【0032】なお各メモリバッファ5,6,9の大きさ
は、メモリバッファ量設定手段としての制御部3によっ
て予め設定されている。制御部3により切替スイッチ4
−1を切り替えながら、図5に示すように第1のメモリ
バッファ5、第2のメモリバッファ6、第3のメモリバ
ッファ9、再び第1のメモリバッファ5の順に、それぞ
れの主メモリバッファの先頭から第2の副メモリバッフ
ァの終わりまで画像入力部1から入力された画像データ
を保存することで、滞り無く画像を撮影し、そのデータ
を保存する。
【0033】そして第1のプロセッサ8−1は、画像入
力部1による画像データの保存に追随して第1のメモリ
バッファ5のデータ処理を進める。ここで第1のメモリ
バッファ5の第2の副メモリバッファ5−3にデータが
揃ったならば、直ちに第2のメモリバッファ6の第1の
副メモリバッファ6−1にコピーされる。なお、このコ
ピーは、第1のプロセッサ8−1が実施するようにして
もよいが、データ処理の終了を待たなくてもよいよう
に、専用の装置を用意した方が有効である。
【0034】第2のプロセッサ8−2は、画像入力部1
が第2のメモリバッファ6に画像データを保存し始めた
ところから追随して処理を始める。その後、第1のメモ
リバッファ5の処理を終えた第1のプロセッサ8−1
は、画像入力部1が第3のメモリバッファ9に画像デー
タを保存し始めたところから追随して処理を始める。こ
のように2つのプロセッサ8−1,8−2は、それぞれ
1つ置きにメモリバッファを担当して処理を進める。
【0035】メモリバッファの切替は上記したように、
入力されたデータ量を監視する制御部3によって適切な
タイミングで実施するような形態でも可能であるし、各
プロセッサがデータ駆動型の動作をするように構成して
もよい。以上により、画像入力に要する時間に比べて、
処理に大きな時間がかかる場合でも、滞り無くパイプラ
イン処理を実現できる。さらに処理時間を高速化する必
要がある場合には、プロセッサの数を増やし、それに合
わせてメモリバッファを用意して、飛び飛びに処理する
ことで、複雑な処理も画像入力に要する時間の流れとタ
イミングを合わせて処理を進めることが可能となる。
【0036】(第3実施形態)第3実施形態は、プロセ
ッサとメモリバッファの組み合わせによって、アクセス
速度が不平等である場合の実施形態に関する。この場合
は、特定のメモリバッファ上のデータは特定のプロセッ
サで処理する方が速度的に有利である。そこで第3実施
形態では図6に示すように、第1のプロセッサ8−1に
対応したメモリバッファ領域として第1のメモリバッフ
ァ5と第2のメモリバッファ6の2つのメモリバッファ
を設定する。また第2のプロセッサ8−2に対応したメ
モリバッファ領域として第3のメモリバッファ9と第4
のメモリバッファ10の2つのメモリバッファを設定す
る。
【0037】そして画像入力部1は、カメラ1aで撮像
し、映像処理部1bにおいてA/D変換の他、適切な前
処理を施して得られた画像データを、まず図7に示すよ
うに第1のメモリバッファ5と第3のメモリバッファ9
の両方に同じデータを保存する。そしてそれらがデータ
で一杯になると次に第2のメモリバッファ6と第4のメ
モリバッファ10の両方に同じデータを保存する。これ
を繰り返すことで滞り無く画像を撮影し、そのデータを
保存する。
【0038】なお各メモリバッファ5,6,9,10は
第1の副メモリバッファ、主メモリバッファ、第2の副
メモリバッファの順に3つに分かれている。すなわち第
1のメモリバッファ5については第1の副メモリバッフ
ァ5−1,主メモリバッファ5−2,第2の副メモリバ
ッファ5−3、第2のメモリバッファ6については第1
の副メモリバッファ6−1,主メモリバッファ6−2,
第2の副メモリバッファ6−3、第3のメモリバッファ
9については第1の副メモリバッファ9−1,主メモリ
バッファ9−2,第2の副メモリバッファ9−3、第4
のメモリバッファ10については第1の副メモリバッフ
ァ10−1,主メモリバッファ10−2,第2の副メモ
リバッファ10−3の順にそれぞれ3つの部分に分割す
る。
【0039】第1のプロセッサ8−1は、対応する第1
のメモリバッファ5の先頭からその前半部分のデータ処
理を担当する。そして第2のプロセッサ8−2は第2の
メモリバッファ6上にある、残りの後半部分のデータ処
理を担当する。ただし、この前半部分と後半部分は副メ
モリバッファのサイズだけオーバーラップしていること
に注意する。
【0040】続いて、第1のメモリバッファ5の第2の
副メモリバッファ5−3を第2のメモリバッファ6の第
1の副メモリバッファ6−1にコピーした上で、第1の
プロセッサ8−1は、対応する第2のメモリバッファ6
の先頭からその前半部分のデータ処理を担当する。そし
て第2のプロセッサ8−2は第4のメモリバッファ10
上にある、残りの後半部分のデータ処理を担当する。こ
れを繰り返すことで、画像入力に要する時間に比べて、
処理に大きな時間がかかる場合であり、かつ特定のメモ
リバッファとプロセッサの組み合わせでは処理時間が大
きくなる可能性がある場合であっても、滞り無くパイプ
ライン処理を実現できる。
【0041】ただしこの場合、使用可能なメモリを4つ
のメモリバッファ5,6,9,10に分割し、かつ一部
については単にタイミングを合わせるために(処理に関
係しない)データを保存するという意味で、無駄があ
る。またここでは、第1と第3のメモリバッファ5,
9、および第2と第4のメモリバッファ6,10を同様
に操作する方が、第1と第2のメモリバッファ5,6間
のデータコピーのオーバーヘッドを考慮しても有利な場
合を想定して説明したが、第1と第3のメモリバッファ
5,9、および第2と第4のメモリバッファ6,10へ
のデータ転送をそれぞれ独立に制御できる場合には、第
1と第2のメモリバッファ5,6間でデータをコピーす
るのではなく、必要なデータをそれぞれに分配するよう
にしてもよい。
【0042】(第4実施形態)第4実施形態では画像入
力部が、オーバーラップを考慮して画像データを複数の
プロセッサに分配する。図8、9に示すように、画像入
力部1は、カメラ1aで撮像し、画像処理部1bにおい
てA/D変換の他、適切な前処理を施して得られた画像
データをリングバッファ11に保存する。そして副メモ
リバッファのサイズに相当するオーバーラップを確保し
ながら、切替スイッチ12により選択される各プロセッ
サ8−1,8−2の支配下のメモリに順にデータをコピ
ーする。このようにすると、画像入力部1でデータの流
れを制御できるようになるので、例えば、一時的に処理
不要な領域が撮像されるなどしてプロセッサによる処理
にとってはノイズになるような場合であっても、それら
をプロセッサに渡さないようにすることが可能となり、
安定した処理を高速に無駄なく実現することが可能とな
る。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、検査すべき構造物を見
落とすことなく画像処理を行いかつ処理効率を上げるこ
とができる画像処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的概念を説明するための図であ
る。
【図2】本発明の第1実施形態に係る画像処理装置の構
成を示す図である。
【図3】第1実施形態の作用を説明するための図であ
る。
【図4】本発明の第2実施形態に係る画像処理装置の構
成を示す図である。
【図5】第2実施形態の作用を説明するための図であ
る。
【図6】本発明の第3実施形態に係る画像処理装置の構
成を示す図である。
【図7】第3実施形態の作用を説明するための図であ
る。
【図8】本発明の第4実施形態に係る画像処理装置の構
成を示す図である。
【図9】第4実施形態の作用を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
100 画像入力部 100a カメラ 100b 映像処理部 101 オーバーラップ量入力部 102 制御部 103 切替スイッチ 104 複数のメモリバッファ 104−1,104−3 副メモリバッファ 104−2 主メモリバッファ 105 切替スイッチ 106 1つ以上のプロセッサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査すべき対象物を撮像して画像データ
    を取得する画像入力部と、 この画像入力部により取得された画像データに対して所
    定の画像処理を行なう画像処理部とを具備し、 上記画像処理部は、上記画像入力部からの画像データの
    一部について同一の画像処理を複数回行なうことを特徴
    とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 上記複数回の処理を行なうべき画像デー
    タ量の最適値を、上記画像処理部の処理能力、コスト、
    上記対象物の大きさに基づいて決定する決定手段を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 上記画像入力部からの画像データを処理
    に先立って格納するための主メモリバッファと、この主
    メモリバッファの前後に配置されて、上記複数回の処理
    を行なうべき画像データを格納する一対の副メモリバッ
    ファとからなる画像データ格納部をさらに具備し、上記
    主メモリバッファの長さは、当該主メモリバッファ内の
    画像データを処理するのに要する時間の最大値と最小値
    の比と、上記画像処理部の個数と上記画像データ格納部
    の容量の比との関数により与えられることを特徴とする
    請求項2または3に記載の画像処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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