JP2004166030A - 映像信号選択方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】非同期で入力される複数の映像信号から1つを選択する場合に、垂直同期信号の待ち時間を減少して、効率的に映像信号を取得し映像のフレームレートの低下を抑えることができる映像信号選択方法を提供する。
【解決手段】複数の撮像装置10a〜10bからの映像信号を非同期に入力し、入力した映像信号を伴う垂直同期信号を検出し、検出した垂直同期信号に続く映像信号を選択して処理するという構成を有し、垂直同期信号の検出順に入力映像信号の処理を実行するようにしたことにより、垂直同期信号の待ち時間が短縮され、非同期に入力した複数の映像信号の中から効率的に映像信号を選択することができる上、撮像装置の切断や故障が発生した場合や、撮像装置を新たに接続した場合においても、効率的に映像信号を選択することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】複数の撮像装置10a〜10bからの映像信号を非同期に入力し、入力した映像信号を伴う垂直同期信号を検出し、検出した垂直同期信号に続く映像信号を選択して処理するという構成を有し、垂直同期信号の検出順に入力映像信号の処理を実行するようにしたことにより、垂直同期信号の待ち時間が短縮され、非同期に入力した複数の映像信号の中から効率的に映像信号を選択することができる上、撮像装置の切断や故障が発生した場合や、撮像装置を新たに接続した場合においても、効率的に映像信号を選択することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の入力映像信号の中から1つの入力映像信号を選択する映像信号選択方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複数の撮像装置からの映像信号は、各撮像装置において映像信号の同期を合わせる方法がとられていない場合には、それぞれ垂直同期信号がずれた状態となって入力される。このような状態を映像信号が非同期であると呼ぶ。
従来、複数の非同期入力映像信号の中から1つの入力映像信号を選択する方法としては、図8に示すような映像選択方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−125287号公報(第4〜5頁、図1)。
【0004】
図8に示す映像選択方法は、まず、セレクタ101によって1番目の撮像装置100aを選択し、その撮像装置100aからの映像信号はセレクタ101に入力される。制御部102はセレクタ101から出力された映像信号中に垂直同期信号を検出した時点から画像メモリ103に対して書き込み信号を出力し、映像信号の書き込みが行なわれる。そして、画像メモリ103に1画面分の映像信号を書き込んだとき、もしくは、次の垂直同期信号を検出したときに、制御部102はセレクタ101に対して切換信号を出力し、次の撮像装置100bを選択して映像信号中に垂直同期信号が来るのを待つ。この動作を繰り返すことによって、各撮像装置から出力される映像信号が非同期であっても、映像は全て画面の最初から取得できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の特開2000−125287号公報に示されるシステムでは、撮像装置100a、100b、・・・、100z(以下、撮像装置は100a、100b、100cの3つで代表する)の順に選択され、それぞれ選択後に垂直同期信号を検出すると、選択された順番に画像メモリ103に映像を書き込むため、例えば、図2のタイミングチャートに示すような、撮像装置が10a〜10cの3入力の場合の垂直同期信号および映像信号のように、垂直同期信号が撮像装置10a、10c、10bの順になっている場合に、撮像装置10aから撮像装置10bに映像を切り換えた場合には、本来撮像装置10cの垂直同期信号のほうが早く検出できるのに、撮像装置10bの垂直同期信号を待つことになるため、無駄な待ち時間が発生することになる。その上、垂直同期信号のタイミングによっては映像を効率的に表示できないので、映像のフレームレートが低下するという問題があった。
【0006】
また、撮像装置100の切断や故障が起こった場合でも、その撮像装置100を選択し垂直同期信号を待つ必要があるため、無駄な待ち時間が発生して映像のフレームレートが低下するという問題があった。
また、撮像装置100が途中から新たに接続された場合でも、その映像信号を選択することが可能であったが、そのためには、接続されていない状態においても垂直同期信号の検出を行なわねばならないため、無駄な待ち時間が発生し、映像のフレームレートが低下するという問題があった。
上記の事項は、複数の撮像装置100a〜100cからの映像を瞬時に切り換えてモニタに表示する必要のあるセキュリティシステムにおいては特に問題となる。
【0007】
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、非同期で入力される複数の映像信号から1つを選択する場合に、無駄な垂直同期信号の待ち時間を減少させて、効率的に映像信号を取得し映像のフレームレートの低下を抑えることができる映像信号選択方法及び装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明における映像信号選択方法は、複数の撮像装置からの映像信号を非同期に入力し、入力した前記映像信号を伴う垂直同期信号を検出し、検出された前記垂直同期信号に続く映像信号を選択して処理するという構成を有している。この構成により、垂直同期信号の待ち時間が短縮され、非同期に入力した複数の映像信号の中から効率的に映像信号を選択することができる。また、撮像装置の切断や故障が発生した場合や、撮像装置を新たに接続した場合においても、効率的に映像信号を選択することができる。
【0009】
本発明における映像信号選択方法は、複数の撮像装置からの映像信号を非同期に入力し、入力した前記映像信号を伴う垂直同期信号を検出し、前記垂直同期信号を検出順に格納して映像選択テーブルを設定し、前記映像選択テーブルに格納した順に前記垂直同期信号に続く映像信号を選択して処理するという構成を有している。この構成により、撮像装置が多い場合でも、その撮像装置数に関わらず、垂直同期信号検出部を1つ設けるだけでよく、非同期に入力した映像信号の中から効率的に映像信号を選択することができる。
【0010】
本発明における映像信号選択方法は、前記複数の撮像装置からの映像信号を非同期に入力する工程は、前記複数の撮像装置からの映像信号の入力の検索を順次行うという構成を有している。この構成により、撮像装置が多い場合でも、その数に関わらず、垂直同期信号が検出された順序に従って作成した映像選択テーブルに基づいて映像信号を選択できるため、垂直同期信号を待つ時間が短縮され、非同期入力映像信号の中から効率的に映像信号を選択することができ、フレームレートの低下を抑えることができる。
【0011】
本発明における映像信号選択方法は、前記映像選択テーブルを定期的に設定するという構成を有している。この構成により、撮像装置の切断や故障などで映像信号が出力されなかった場合や、撮像装置が新たに接続された場合において、無駄な待ち時間が削減され、効率的に映像信号が選択されることとなる。
【0012】
本発明における映像信号選択方法は、前記垂直同期信号に続く映像信号を選択して処理する工程は、前記映像信号の処理が終了したのちに、次に選択される映像信号の処理に切り換えるという構成を有している。この構成により、映像処理部に対し1画面分の映像信号が入力される時間よりも、映像処理にかかる時間が長い場合でも正常に映像処理を行うことができる。
【0013】
本発明における映像信号選択装置は、映像信号を非同期に出力する複数の撮像装置と、前記撮像装置毎に接続され入力した前記映像信号を伴う垂直同期信号を検出する垂直同期信号検出部と、検出された前記垂直同期信号の検出順序を判定する制御部と、検出された前記垂直同期信号に対する前記映像信号を前記制御部の判定により選択して出力する選択部と、前記選択部からの映像信号を処理する映像処理部とを有するという構成を有している。この構成により、垂直同期信号の待ち時間が短縮され、非同期に入力した複数の映像信号の中から効率的に映像信号を選択することができる上、撮像装置の切断や故障が発生した場合や、撮像装置を新たに接続した場合においても、効率的に映像信号が選択することができる。
【0014】
本発明における映像信号選択装置は、映像信号をそれぞれ非同期に出力する複数の撮像装置と、前記複数の撮像装置からの信号を順次検索し、検索により入力した映像信号を出力する選択部と、出力された前記映像信号を伴う垂直同期信号を検出する垂直同期信号検出部と、前記垂直同期信号の検出順に映像選択テーブルを設定する制御部と、前記映像選択テーブルの設定順に従い前記選択部を選択して、前記選択部により選択された前記映像信号を処理する映像処理部とを有するという構成を有している。この構成により、撮像装置が多い場合でも、その撮像装置数に関わらず、垂直同期信号検出部を1つ設けるだけでよく、非同期に入力した映像信号の中から効率的に映像信号を選択することができる。
【0015】
本発明における映像信号選択装置は、前記選択部が、前記複数の撮像装置からの信号を順次検索し、検索により検出した映像信号を選択する検索順選択部と、前記映像選択テーブルの設定順に従い前記映像信号を選択するテーブル設定順選択部とを有するという構成を有している。この構成により、撮像装置が多い場合でも、その数に関わらず、垂直同期信号検出部を1つ設けるだけでよく、垂直同期信号が検出された順序に従って作成した映像選択テーブルに基づき映像信号を選択できるため、垂直同期信号を待つ時間が短縮され、非同期入力映像信号の中から効率的に映像信号を選択することができ、フレームレートの低下を抑えることができる。
【0016】
本発明における映像信号選択装置は、前記映像選択テーブルが定期的に設定するという構成を有している。この構成により、撮像装置の切断や故障などで映像信号が出力されなかった場合や、撮像装置が新たに接続された場合において、無駄な待ち時間が削減され、効率的に映像信号が選択されることとなる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づき、本発明の第1ないし第5の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態における複数の入力映像信号から1つを選択する映像信号選択方法を実現する映像信号選択装置の構成を説明する。図1に示す映像信号選択装置は、相互に非同期の映像信号を出力する複数台の撮像装置10a〜10z(以下、撮像装置10a、10b、10cの3つで代表する)と、映像信号を伴い入力する垂直同期信号を検出し垂直同期検出信号を出力する撮像装置数と同数の垂直同期信号検出部11a、11b、11cと、垂直同期検出信号の入力順序に従い撮像装置10a、10b、10cを切り換える選択部としてのセレクタ12と、垂直同期検出信号の入力順序に従って映像切換信号をセレクタ12に出力する制御部13と、映像信号を処理する映像処理部14とを含み構成される。
【0018】
次に、図1ないし図4を参照して、本発明の第1の実施の形態における複数の入力映像信号から1つを選択する映像信号選択方法を実現する映像信号選択装置の動作を説明する。
まず、図2のタイミングチャートを参照して、撮像装置10a〜10cの3入力の場合に垂直同期信号および映像信号を入力する場合の例を説明する。まず、撮像装置10a〜10cからの複数の出力信号はそれぞれ垂直同期信号検出部11a〜11cおよびセレクタ12に入力される。垂直同期信号検出部11a〜11cでは入力された映像信号を伴う垂直同期信号の検出を同時に開始し、垂直同期信号を検出すると、垂直同期検出信号を制御部13に出力する。制御部13は垂直同期信号検出部11a〜11cから入力された垂直同期検出信号の順次に従い、映像切換信号をセレクタ12に出力する。垂直同期信号のタイミングが図2に示すタイミングチャートのようなものであった場合、制御部13では撮像装置10aの垂直同期信号が最も早く検出されるため、まず、撮像装置10aからの映像信号が選択され、映像処理部14に撮像装置10aからの映像信号が出力される。そして、垂直同期信号が検出されてから1画面分の時間が経過したのちに、セレクタ12による撮像装置10aの選択が解除され、制御部13はいままで選択していた撮像装置10a以外の撮像装置10b、10cからの垂直同期信号を待ち、撮像装置10b、10cからの垂直同期信号が検出されると、その撮像装置10b、10cからの映像信号を選択する。図2の場合であると、次は撮像装置10Cが選択される。以後、この動作を繰り返すことによって、映像信号を選択していくことができる。
【0019】
次に、図3のタイミングチャートを参照して、撮像装置10a〜10cの3入力の場合に、途中で撮像装置10bが切断されたときの垂直同期信号および映像信号の動作の一例を説明する。このように、途中で撮像装置10bからの映像信号が途絶えた場合は、垂直同期信号検出部11bでは垂直同期信号が検出されず、垂直同期検出信号は制御部13に入力されない。その場合、制御部13は撮像装置10bは切断もしくは故障したものと判断して、以後、撮像装置10bからの映像信号に伴う垂直同期信号が検出されるまで、撮像装置10bからの映像信号は選択しない。図3に示すタイミングチャートの場合、撮像装置10bから垂直同期信号が検出されなくなったときには、次に垂直同期信号が検出される撮像装置10aからの映像信号が選択される。そのため、切断や故障している撮像装置10bからの垂直同期信号をずっと待っているという無駄な待ち時間は発生しない。
【0020】
次に、図4のタイミングチャートを参照して、撮像装置10a〜10cの3入力の場合に、途中から撮像装置10bが新たに接続されたときの垂直同期信号および映像信号の動作例を説明する。本実施の形態では、各フレーム毎に全撮像装置10a〜10cの垂直同期信号を検出することが可能であるため、図4のタイミングチャートのように、途中で撮像装置10bからの映像信号が入力された場合でも、その映像信号を伴う垂直同期信号が検出され、映像信号が選択される。図4の場合、撮像装置10a、10c、10bの順で垂直同期信号が検出されるため、以後はその順序に従い映像信号が選択されることになる。また、接続されていない撮像装置については映像信号の切り換えを行なわず、垂直同期検出信号が検出されたかどうかを制御部13で判定するだけでよく、撮像装置10a〜10cから垂直同期信号が検出された場合にのみ、その撮像装置の映像信号を選択できるため、無駄な待ち時間は発生しない。
【0021】
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態によれば、複数の撮像装置10a〜10cからそれぞれ非同期に映像信号を入力し、映像信号ごとに垂直同期信号を検出し、その垂直同期信号の順序に従って映像信号を切り換えるようにしたことにより、垂直同期信号を待つ時間を短縮することができ、非同期な映像信号の中からより効率的に映像信号を取得し映像のフレームレートの低下を抑えることができる。また、各フレームごとに、全撮像装置10a〜10cからの垂直同期信号を検出することが可能であるため、途中である撮像装置10a〜10cで切断や故障が発生し、その撮像装置10a〜10cからの垂直同期信号が検出できない場合でも、切断した撮像装置10a〜10cからの映像信号を選択しないことにより、無駄な待ち時間の削減により、フレームレートの低下を抑えることができる。さらに、途中から新たに撮像装置10a〜10cが接続された場合でも、その撮像装置10a〜10cからの垂直同期信号を検出することが可能であり、垂直同期信号を検出したときには、その撮像装置10a〜10cからの映像信号を選択できるため、無駄な待ち時間の削減により、フレームレートの低下を抑えることができる。
【0022】
(第2の実施の形態)
次に、図5を参照して、本発明の第2の実施の形態における複数の入力映像信号から1つを選択する映像信号選択方法を実現する映像信号選択装置の構成を説明する。図5に示す映像信号選択装置は、相互に非同期の映像信号を出力する複数台の撮像装置50a〜50cと、後段に出力する映像信号を切り換える選択部としてのセレクタ51と、映像信号に伴い入力した垂直同期信号を検出し垂直同期検出信号を出力する垂直同期信号検出部52と、映像信号の選択順序を格納する映像選択テーブル53と、垂直同期検出信号の順序に従って映像切換信号をセレクタ51に出力する制御部54と、映像信号を処理する映像処理部55とを含み構成される。
【0023】
次に、図2および図5を参照して、本発明の第2の実施の形態における複数の入力映像信号から1つを選択する映像信号選択方法を実現する映像信号選択装置の動作を説明する。なお、〔表1〕は図2に示す垂直同期信号の発生順序に従って作成された映像選択テーブルを示す。
まず、撮像装置50aからの映像信号はセレクタ51に入力される。セレクタ51は入力を順次切り替えて入力映像信号の有無を検索し、検出された映像信号は垂直同期信号検出部52および映像処理部55に出力される。垂直同期信号検出部52では映像信号に伴い入力した垂直同期信号を検出し、垂直同期検出信号を制御部54に出力する。これを全撮像装置50a〜50cについて順次行ない、制御部54は垂直同期信号検出部52から入力された全撮像装置50a〜50c分の垂直同期検出信号を早いものから順に並び替えて、映像選択テーブル53を作成する。垂直同期信号のタイミングが図2のタイミングチャートで示すようなものであった場合は、撮像装置50a、撮像装置50c、撮像装置50bの順に垂直同期信号が検出され、その順序に従い下記〔表1〕の映像選択テーブル53が作成される。
【0024】
【表1】
【0025】
そして、制御部54は作成した映像選択テーブル53〔表1〕の選択順に従って、まず映像信号を撮像装置50aに切り換える映像切換信号をセレクタ51に出力し、複数の入力映像信号の中から撮像装置50aの映像信号が選択され、その映像信号は映像処理部55に出力される。映像処理部55では、選択された映像信号の垂直同期信号を検出するとその映像信号を読み込む。そして、垂直同期信号を検出してから1画面分の時間が経過したのち、制御部54は映像選択テーブル53の次の選択順に基づき、撮像装置50cからの映像信号に切り換える映像切換信号をセレクタ51に出力する。以後、この動作を繰り返すことによって、映像信号を選択していくことができる。
【0026】
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態によれば、複数の非同期映像信号の中から各映像信号ごとに順次垂直同期信号を検出し、その垂直同期信号の順に映像選択テーブル53を設定し、映像選択テーブル53にリストした順序に従って映像信号を切り換えるようにしたことにより、撮像装置50a〜50cが多い場合でも、その撮像装置50a〜50cの数に関わらず、垂直同期信号検出部52を1つ設けるだけでよく、また、垂直同期信号が検出された順序に従って作成したテーブルに基づいて映像信号を選択するため、垂直同期信号を待つ時間が短縮され、非同期映像信号の中から効率的に映像信号を選択することができ、フレームレートの低下を抑えることができる。
【0027】
(第3の実施の形態)
次に、図6を参照して、本発明の第3の実施の形態における複数の入力映像信号から1つを選択する映像信号選択方法を実現する映像信号選択装置の構成を説明する。図6に示す映像信号選択装置は、図5に示すセレクタ51の代わりに、映像選択テーブル75の内容に関係なく撮像装置70a〜70cを順次切り換える同期検出用セレクタ71と、映像選択テーブル75の内容に応じて映像信号を切り換える映像切換用セレクタ72とを備えて構成される。他の構成要素については、図5に示すものと同様のため、説明を省略する。
【0028】
次に、図6を参照して、本発明の第3の実施の形態における複数の入力映像信号から1つを選択する映像信号選択方法を実現する映像信号選択装置の動作を説明する。図6において、制御部74は映像選択テーブル75の内容とは無関係に同期検出用セレクタ71を順次切り換えて垂直同期検出信号の入力を検索し、検索の結果入力した垂直同期検出部73からの垂直同期検出信号を早いものから並べ替えて映像選択テーブル75を作成する。そして、制御部74は作成した映像選択テーブル75の選択順に従い、映像切換信号を映像切換用セレクタ72に出力し、複数の入力映像信号の中から1つの入力映像信号を選択して、その入力映像信号を映像処理部76に出力する。
【0029】
以上説明したように、本発明の第3の実施の形態によれば、図5に示す第2の実施の形態におけるセレクタ51の代わりに、同期検出用セレクタ71と映像切換用セレクタ72の2つのセレクタを設けることにより、撮像装置70a〜70cが新たに接続された場合でも、映像選択テーブル75を直ちに並べ替えることができ、それによって無駄な待ち時間が削減され、効率よく映像信号を選択することができる。
【0030】
(第4の実施の形態)
次に、図5および図6を参照して、本発明の第4の実施の形態における複数の入力映像信号から1つを選択する映像信号選択方法を実現する映像信号選択装置の構成を説明する。本実施の形態では、第2の実施の形態および第3の実施の形態における映像選択テーブル53、75を定期的に設定するという構成を有する。しかし、新たな構成要素の追加はない。
次に、図2ないし図6を参照して、本発明の第4の実施の形態における複数の入力映像信号から1つを選択する映像信号選択方法を実現する映像信号選択装置の動作を説明する。なお、上記〔表1〕は図2に示すような垂直同期信号の発生順に作成した映像選択テーブル53を示し、下記〔表2〕は図3に示すように撮像装置10bが切断された場合の映像選択テーブル75を示す。
【0031】
まず、図5および図6に示す映像選択テーブル53、75を制御部54、74により定期的に設定するものとする。
そこで、撮像装置10a〜10cの入力順序が図2のタイミングチャートに示したような場合には、定期的に映像選択テーブル53を設定すると、撮像装置10a、10c、10bの順に垂直同期信号が検出されるため、〔表1〕に示す映像選択テーブル53が設定され、第2の実施の形態および第3の実施の形態の場合と同様に、効率的に映像信号が選択される。
【0032】
また、図3のタイミングチャートに示すように、途中で撮像装置10bが切断された場合には、まず、撮像装置10bが切断されるまでは、撮像装置10a、10c、10bの順に垂直同期信号が検出されるため、〔表1〕に示す映像選択テーブル53が設定される。そして、撮像装置10bが切断された場合には、定期的に映像選択テーブル53が設定されるため、撮像装置10bからの映像信号を伴う垂直同期信号が検出されなくなる。そのため、下記の〔表2〕に示すような映像選択テーブル75が作成される。そして、切断された撮像装置10bからの映像信号を伴う垂直同期信号を待つ必要がなくなり、効率的に映像信号が選択されることとなる。
【0033】
【表2】
【0034】
また、図4のタイミングチャートに示すように、途中から撮像装置10bが新たに接続された場合には、最初は撮像装置10bからの映像信号がないため、〔表2〕に示す映像選択テーブル75が作成されている。このときは撮像装置10bからの映像信号は選択されない。そして、撮像装置10bが接続されたときは、定期的に映像選択テーブルが設定されるタイミングで、再び撮像装置10bからの垂直同期信号が検出されて、〔表1〕に示す映像選択テーブル53が作成され、途中から接続された撮像装置10bからの映像信号も選択されることになる。
【0035】
以上説明したように、本発明の第4の実施の形態によれば、映像選択テーブル53を定期的に設定する映像選択方法により、撮像装置10a、10b、10cの切断や故障などで映像信号が出力されなくなった場合には、その撮像装置、例えば、撮像装置10b、からの映像信号を選択しないようにすることが可能であり、そのため切断された撮像装置10bからの垂直同期信号を待つ必要がなくなるので、効率的に映像信号を選択することができ、フレームレートの低下を抑えることができる。また、新たに撮像装置、例えば、撮像装置10bが接続された場合においても、映像選択テーブルが定期的に設定されるタイミングで、接続された撮像装置10bからの垂直同期信号を検出して、その映像信号を選択することが可能であり、無駄な待ち時間を削減して効率よく映像信号を選択することができる。
【0036】
(第5の実施の形態)
次に、図7を参照して、本発明の第5の実施の形態における複数の入力映像信号から1つを選択する映像信号選択方法を実現する映像信号選択装置の構成を説明する。図7に示す映像信号選択装置は、図1に示す映像処理部14に代わり、制御部93に対して映像処理完了信号を出力する映像処理部94を設けた点が異なる。他の構成要素については、図1に示すものと同様のため、説明を省略する。
【0037】
次に、図7を参照して、本発明の第5の実施の形態における複数の入力映像信号から1つを選択する映像信号選択方法を実現する映像信号選択装置の動作を説明する。
まず、第1の実施の形態と同様にして、映像処理部94には複数の映像信号から選択された1つの映像信号が入力される。映像処理部94では、入力された映像信号について映像処理を行ない、最後まで処理を行なった後、制御部93に映像処理完了信号を出力する。そして、制御部93は映像処理完了信号を受けてから、他の撮像装置10a、10b、10cからの垂直同期信号の検出を開始し、検出されると映像切換信号を出力して、垂直同期信号が検出された撮像装置10a、10b、10cからの映像信号を選択する。
【0038】
以上説明したように、本発明の第5の実施の形態によれば、映像処理部94において映像処理が終了したのちに、映像信号を切り換えることにより、映像処理部94に1画面分の映像信号が入力される時間よりも、映像信号処理にかかる時間が長い場合でも、前の映像信号が上書きされることなく、正常に映像信号処理を行なうことが可能である。
【0039】
また、上記第5の実施の形態では、第1の実施の形態における制御部に対し映像処理完了信号を出力して、他の撮像装置10a、10b、10cの検索を開始する場合について説明したが、第2の実施の形態および第3の実施の形態においては、制御部が映像処理完了信号を受けたときに、映像選択テーブル53、75の格納順に従って他の映像信号を選択することにより、第1の実施の形態の場合と同様に実施可能である。
なお、第1ないし第5の実施の形態では、撮像装置の数が3台の場合について説明したが、撮像装置の台数が何台であっても同様に実施可能である。
【0040】
【発明の効果】
本発明における映像信号選択方法及び装置は、上記のように構成され、特に、複数の非同期入力映像信号から各映像信号に伴う垂直同期信号を検出し、その検出順に従い入力映像信号を選択して処理することにより、垂直同期信号の検出順に映像信号を入力可能のため、入力映像信号の待ち時間を短縮でき、非同期な複数の入力映像信号の中からより効率的に映像信号を取得し、映像信号のフレームレートの低下を抑えることができる。
【0041】
また、本発明によれば、複数の非同期入力映像信号から各映像信号に伴う垂直同期信号を検出し、その垂直同期信号を検出順に格納して映像選択テーブルを設定し、映像選択テーブルの設定順に映像信号を選択して処理することにより、撮像装置の数に関係なく1つの垂直同期信号検出部により入力した垂直同期信号を検出して、垂直同期信号の検出順に作成したテーブルに基づき映像信号を選択できるため、入力映像信号の待ち時間を短縮でき、非同期な複数の入力映像信号の中からより効率的に映像信号を取得し、映像信号のフレームレートの低下を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における映像信号選択方法を実現する映像信号選択装置の構成を示すブロック図、
【図2】本発明の第1、第2及び第4の実施の形態における映像信号選択方法の動作を示すタイミングチャート、
【図3】本発明の第1、第2及び第4の実施の形態における映像信号選択方法の撮像装置の切断時の動作を示すタイミングチャート、
【図4】本発明の第1、第2及び第4の実施の形態における映像信号選択方法の撮像装置の加入時の動作を示すタイミングチャート、
【図5】本発明の第2の実施の形態における映像信号選択方法を実現する映像信号選択装置の構成を示すブロック図、
【図6】本発明の第3の実施の形態における映像信号選択方法を実現する映像信号選択装置の構成を示すブロック図、
【図7】本発明の第5の実施の形態における映像信号選択方法を実現する映像信号選択装置の構成を示すブロック図、
【図8】従来の複数入力映像信号の選択方法を実現する映像信号選択装置の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
10a、10b、10c、50a、50b、50c 撮像装置
70a、70b、70c、90a、90b、90c 撮像装置
11a、11b、11c、52、53 垂直同期信号検出部
91a、91b、91c、73 垂直同期信号検出部
12、51、71、72、92、101 セレクタ
13、54、74、93、102 制御部
14、55、76、94 映像処理部
53、75 映像選択テーブル
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の入力映像信号の中から1つの入力映像信号を選択する映像信号選択方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複数の撮像装置からの映像信号は、各撮像装置において映像信号の同期を合わせる方法がとられていない場合には、それぞれ垂直同期信号がずれた状態となって入力される。このような状態を映像信号が非同期であると呼ぶ。
従来、複数の非同期入力映像信号の中から1つの入力映像信号を選択する方法としては、図8に示すような映像選択方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−125287号公報(第4〜5頁、図1)。
【0004】
図8に示す映像選択方法は、まず、セレクタ101によって1番目の撮像装置100aを選択し、その撮像装置100aからの映像信号はセレクタ101に入力される。制御部102はセレクタ101から出力された映像信号中に垂直同期信号を検出した時点から画像メモリ103に対して書き込み信号を出力し、映像信号の書き込みが行なわれる。そして、画像メモリ103に1画面分の映像信号を書き込んだとき、もしくは、次の垂直同期信号を検出したときに、制御部102はセレクタ101に対して切換信号を出力し、次の撮像装置100bを選択して映像信号中に垂直同期信号が来るのを待つ。この動作を繰り返すことによって、各撮像装置から出力される映像信号が非同期であっても、映像は全て画面の最初から取得できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の特開2000−125287号公報に示されるシステムでは、撮像装置100a、100b、・・・、100z(以下、撮像装置は100a、100b、100cの3つで代表する)の順に選択され、それぞれ選択後に垂直同期信号を検出すると、選択された順番に画像メモリ103に映像を書き込むため、例えば、図2のタイミングチャートに示すような、撮像装置が10a〜10cの3入力の場合の垂直同期信号および映像信号のように、垂直同期信号が撮像装置10a、10c、10bの順になっている場合に、撮像装置10aから撮像装置10bに映像を切り換えた場合には、本来撮像装置10cの垂直同期信号のほうが早く検出できるのに、撮像装置10bの垂直同期信号を待つことになるため、無駄な待ち時間が発生することになる。その上、垂直同期信号のタイミングによっては映像を効率的に表示できないので、映像のフレームレートが低下するという問題があった。
【0006】
また、撮像装置100の切断や故障が起こった場合でも、その撮像装置100を選択し垂直同期信号を待つ必要があるため、無駄な待ち時間が発生して映像のフレームレートが低下するという問題があった。
また、撮像装置100が途中から新たに接続された場合でも、その映像信号を選択することが可能であったが、そのためには、接続されていない状態においても垂直同期信号の検出を行なわねばならないため、無駄な待ち時間が発生し、映像のフレームレートが低下するという問題があった。
上記の事項は、複数の撮像装置100a〜100cからの映像を瞬時に切り換えてモニタに表示する必要のあるセキュリティシステムにおいては特に問題となる。
【0007】
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、非同期で入力される複数の映像信号から1つを選択する場合に、無駄な垂直同期信号の待ち時間を減少させて、効率的に映像信号を取得し映像のフレームレートの低下を抑えることができる映像信号選択方法及び装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明における映像信号選択方法は、複数の撮像装置からの映像信号を非同期に入力し、入力した前記映像信号を伴う垂直同期信号を検出し、検出された前記垂直同期信号に続く映像信号を選択して処理するという構成を有している。この構成により、垂直同期信号の待ち時間が短縮され、非同期に入力した複数の映像信号の中から効率的に映像信号を選択することができる。また、撮像装置の切断や故障が発生した場合や、撮像装置を新たに接続した場合においても、効率的に映像信号を選択することができる。
【0009】
本発明における映像信号選択方法は、複数の撮像装置からの映像信号を非同期に入力し、入力した前記映像信号を伴う垂直同期信号を検出し、前記垂直同期信号を検出順に格納して映像選択テーブルを設定し、前記映像選択テーブルに格納した順に前記垂直同期信号に続く映像信号を選択して処理するという構成を有している。この構成により、撮像装置が多い場合でも、その撮像装置数に関わらず、垂直同期信号検出部を1つ設けるだけでよく、非同期に入力した映像信号の中から効率的に映像信号を選択することができる。
【0010】
本発明における映像信号選択方法は、前記複数の撮像装置からの映像信号を非同期に入力する工程は、前記複数の撮像装置からの映像信号の入力の検索を順次行うという構成を有している。この構成により、撮像装置が多い場合でも、その数に関わらず、垂直同期信号が検出された順序に従って作成した映像選択テーブルに基づいて映像信号を選択できるため、垂直同期信号を待つ時間が短縮され、非同期入力映像信号の中から効率的に映像信号を選択することができ、フレームレートの低下を抑えることができる。
【0011】
本発明における映像信号選択方法は、前記映像選択テーブルを定期的に設定するという構成を有している。この構成により、撮像装置の切断や故障などで映像信号が出力されなかった場合や、撮像装置が新たに接続された場合において、無駄な待ち時間が削減され、効率的に映像信号が選択されることとなる。
【0012】
本発明における映像信号選択方法は、前記垂直同期信号に続く映像信号を選択して処理する工程は、前記映像信号の処理が終了したのちに、次に選択される映像信号の処理に切り換えるという構成を有している。この構成により、映像処理部に対し1画面分の映像信号が入力される時間よりも、映像処理にかかる時間が長い場合でも正常に映像処理を行うことができる。
【0013】
本発明における映像信号選択装置は、映像信号を非同期に出力する複数の撮像装置と、前記撮像装置毎に接続され入力した前記映像信号を伴う垂直同期信号を検出する垂直同期信号検出部と、検出された前記垂直同期信号の検出順序を判定する制御部と、検出された前記垂直同期信号に対する前記映像信号を前記制御部の判定により選択して出力する選択部と、前記選択部からの映像信号を処理する映像処理部とを有するという構成を有している。この構成により、垂直同期信号の待ち時間が短縮され、非同期に入力した複数の映像信号の中から効率的に映像信号を選択することができる上、撮像装置の切断や故障が発生した場合や、撮像装置を新たに接続した場合においても、効率的に映像信号が選択することができる。
【0014】
本発明における映像信号選択装置は、映像信号をそれぞれ非同期に出力する複数の撮像装置と、前記複数の撮像装置からの信号を順次検索し、検索により入力した映像信号を出力する選択部と、出力された前記映像信号を伴う垂直同期信号を検出する垂直同期信号検出部と、前記垂直同期信号の検出順に映像選択テーブルを設定する制御部と、前記映像選択テーブルの設定順に従い前記選択部を選択して、前記選択部により選択された前記映像信号を処理する映像処理部とを有するという構成を有している。この構成により、撮像装置が多い場合でも、その撮像装置数に関わらず、垂直同期信号検出部を1つ設けるだけでよく、非同期に入力した映像信号の中から効率的に映像信号を選択することができる。
【0015】
本発明における映像信号選択装置は、前記選択部が、前記複数の撮像装置からの信号を順次検索し、検索により検出した映像信号を選択する検索順選択部と、前記映像選択テーブルの設定順に従い前記映像信号を選択するテーブル設定順選択部とを有するという構成を有している。この構成により、撮像装置が多い場合でも、その数に関わらず、垂直同期信号検出部を1つ設けるだけでよく、垂直同期信号が検出された順序に従って作成した映像選択テーブルに基づき映像信号を選択できるため、垂直同期信号を待つ時間が短縮され、非同期入力映像信号の中から効率的に映像信号を選択することができ、フレームレートの低下を抑えることができる。
【0016】
本発明における映像信号選択装置は、前記映像選択テーブルが定期的に設定するという構成を有している。この構成により、撮像装置の切断や故障などで映像信号が出力されなかった場合や、撮像装置が新たに接続された場合において、無駄な待ち時間が削減され、効率的に映像信号が選択されることとなる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づき、本発明の第1ないし第5の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態における複数の入力映像信号から1つを選択する映像信号選択方法を実現する映像信号選択装置の構成を説明する。図1に示す映像信号選択装置は、相互に非同期の映像信号を出力する複数台の撮像装置10a〜10z(以下、撮像装置10a、10b、10cの3つで代表する)と、映像信号を伴い入力する垂直同期信号を検出し垂直同期検出信号を出力する撮像装置数と同数の垂直同期信号検出部11a、11b、11cと、垂直同期検出信号の入力順序に従い撮像装置10a、10b、10cを切り換える選択部としてのセレクタ12と、垂直同期検出信号の入力順序に従って映像切換信号をセレクタ12に出力する制御部13と、映像信号を処理する映像処理部14とを含み構成される。
【0018】
次に、図1ないし図4を参照して、本発明の第1の実施の形態における複数の入力映像信号から1つを選択する映像信号選択方法を実現する映像信号選択装置の動作を説明する。
まず、図2のタイミングチャートを参照して、撮像装置10a〜10cの3入力の場合に垂直同期信号および映像信号を入力する場合の例を説明する。まず、撮像装置10a〜10cからの複数の出力信号はそれぞれ垂直同期信号検出部11a〜11cおよびセレクタ12に入力される。垂直同期信号検出部11a〜11cでは入力された映像信号を伴う垂直同期信号の検出を同時に開始し、垂直同期信号を検出すると、垂直同期検出信号を制御部13に出力する。制御部13は垂直同期信号検出部11a〜11cから入力された垂直同期検出信号の順次に従い、映像切換信号をセレクタ12に出力する。垂直同期信号のタイミングが図2に示すタイミングチャートのようなものであった場合、制御部13では撮像装置10aの垂直同期信号が最も早く検出されるため、まず、撮像装置10aからの映像信号が選択され、映像処理部14に撮像装置10aからの映像信号が出力される。そして、垂直同期信号が検出されてから1画面分の時間が経過したのちに、セレクタ12による撮像装置10aの選択が解除され、制御部13はいままで選択していた撮像装置10a以外の撮像装置10b、10cからの垂直同期信号を待ち、撮像装置10b、10cからの垂直同期信号が検出されると、その撮像装置10b、10cからの映像信号を選択する。図2の場合であると、次は撮像装置10Cが選択される。以後、この動作を繰り返すことによって、映像信号を選択していくことができる。
【0019】
次に、図3のタイミングチャートを参照して、撮像装置10a〜10cの3入力の場合に、途中で撮像装置10bが切断されたときの垂直同期信号および映像信号の動作の一例を説明する。このように、途中で撮像装置10bからの映像信号が途絶えた場合は、垂直同期信号検出部11bでは垂直同期信号が検出されず、垂直同期検出信号は制御部13に入力されない。その場合、制御部13は撮像装置10bは切断もしくは故障したものと判断して、以後、撮像装置10bからの映像信号に伴う垂直同期信号が検出されるまで、撮像装置10bからの映像信号は選択しない。図3に示すタイミングチャートの場合、撮像装置10bから垂直同期信号が検出されなくなったときには、次に垂直同期信号が検出される撮像装置10aからの映像信号が選択される。そのため、切断や故障している撮像装置10bからの垂直同期信号をずっと待っているという無駄な待ち時間は発生しない。
【0020】
次に、図4のタイミングチャートを参照して、撮像装置10a〜10cの3入力の場合に、途中から撮像装置10bが新たに接続されたときの垂直同期信号および映像信号の動作例を説明する。本実施の形態では、各フレーム毎に全撮像装置10a〜10cの垂直同期信号を検出することが可能であるため、図4のタイミングチャートのように、途中で撮像装置10bからの映像信号が入力された場合でも、その映像信号を伴う垂直同期信号が検出され、映像信号が選択される。図4の場合、撮像装置10a、10c、10bの順で垂直同期信号が検出されるため、以後はその順序に従い映像信号が選択されることになる。また、接続されていない撮像装置については映像信号の切り換えを行なわず、垂直同期検出信号が検出されたかどうかを制御部13で判定するだけでよく、撮像装置10a〜10cから垂直同期信号が検出された場合にのみ、その撮像装置の映像信号を選択できるため、無駄な待ち時間は発生しない。
【0021】
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態によれば、複数の撮像装置10a〜10cからそれぞれ非同期に映像信号を入力し、映像信号ごとに垂直同期信号を検出し、その垂直同期信号の順序に従って映像信号を切り換えるようにしたことにより、垂直同期信号を待つ時間を短縮することができ、非同期な映像信号の中からより効率的に映像信号を取得し映像のフレームレートの低下を抑えることができる。また、各フレームごとに、全撮像装置10a〜10cからの垂直同期信号を検出することが可能であるため、途中である撮像装置10a〜10cで切断や故障が発生し、その撮像装置10a〜10cからの垂直同期信号が検出できない場合でも、切断した撮像装置10a〜10cからの映像信号を選択しないことにより、無駄な待ち時間の削減により、フレームレートの低下を抑えることができる。さらに、途中から新たに撮像装置10a〜10cが接続された場合でも、その撮像装置10a〜10cからの垂直同期信号を検出することが可能であり、垂直同期信号を検出したときには、その撮像装置10a〜10cからの映像信号を選択できるため、無駄な待ち時間の削減により、フレームレートの低下を抑えることができる。
【0022】
(第2の実施の形態)
次に、図5を参照して、本発明の第2の実施の形態における複数の入力映像信号から1つを選択する映像信号選択方法を実現する映像信号選択装置の構成を説明する。図5に示す映像信号選択装置は、相互に非同期の映像信号を出力する複数台の撮像装置50a〜50cと、後段に出力する映像信号を切り換える選択部としてのセレクタ51と、映像信号に伴い入力した垂直同期信号を検出し垂直同期検出信号を出力する垂直同期信号検出部52と、映像信号の選択順序を格納する映像選択テーブル53と、垂直同期検出信号の順序に従って映像切換信号をセレクタ51に出力する制御部54と、映像信号を処理する映像処理部55とを含み構成される。
【0023】
次に、図2および図5を参照して、本発明の第2の実施の形態における複数の入力映像信号から1つを選択する映像信号選択方法を実現する映像信号選択装置の動作を説明する。なお、〔表1〕は図2に示す垂直同期信号の発生順序に従って作成された映像選択テーブルを示す。
まず、撮像装置50aからの映像信号はセレクタ51に入力される。セレクタ51は入力を順次切り替えて入力映像信号の有無を検索し、検出された映像信号は垂直同期信号検出部52および映像処理部55に出力される。垂直同期信号検出部52では映像信号に伴い入力した垂直同期信号を検出し、垂直同期検出信号を制御部54に出力する。これを全撮像装置50a〜50cについて順次行ない、制御部54は垂直同期信号検出部52から入力された全撮像装置50a〜50c分の垂直同期検出信号を早いものから順に並び替えて、映像選択テーブル53を作成する。垂直同期信号のタイミングが図2のタイミングチャートで示すようなものであった場合は、撮像装置50a、撮像装置50c、撮像装置50bの順に垂直同期信号が検出され、その順序に従い下記〔表1〕の映像選択テーブル53が作成される。
【0024】
【表1】
【0025】
そして、制御部54は作成した映像選択テーブル53〔表1〕の選択順に従って、まず映像信号を撮像装置50aに切り換える映像切換信号をセレクタ51に出力し、複数の入力映像信号の中から撮像装置50aの映像信号が選択され、その映像信号は映像処理部55に出力される。映像処理部55では、選択された映像信号の垂直同期信号を検出するとその映像信号を読み込む。そして、垂直同期信号を検出してから1画面分の時間が経過したのち、制御部54は映像選択テーブル53の次の選択順に基づき、撮像装置50cからの映像信号に切り換える映像切換信号をセレクタ51に出力する。以後、この動作を繰り返すことによって、映像信号を選択していくことができる。
【0026】
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態によれば、複数の非同期映像信号の中から各映像信号ごとに順次垂直同期信号を検出し、その垂直同期信号の順に映像選択テーブル53を設定し、映像選択テーブル53にリストした順序に従って映像信号を切り換えるようにしたことにより、撮像装置50a〜50cが多い場合でも、その撮像装置50a〜50cの数に関わらず、垂直同期信号検出部52を1つ設けるだけでよく、また、垂直同期信号が検出された順序に従って作成したテーブルに基づいて映像信号を選択するため、垂直同期信号を待つ時間が短縮され、非同期映像信号の中から効率的に映像信号を選択することができ、フレームレートの低下を抑えることができる。
【0027】
(第3の実施の形態)
次に、図6を参照して、本発明の第3の実施の形態における複数の入力映像信号から1つを選択する映像信号選択方法を実現する映像信号選択装置の構成を説明する。図6に示す映像信号選択装置は、図5に示すセレクタ51の代わりに、映像選択テーブル75の内容に関係なく撮像装置70a〜70cを順次切り換える同期検出用セレクタ71と、映像選択テーブル75の内容に応じて映像信号を切り換える映像切換用セレクタ72とを備えて構成される。他の構成要素については、図5に示すものと同様のため、説明を省略する。
【0028】
次に、図6を参照して、本発明の第3の実施の形態における複数の入力映像信号から1つを選択する映像信号選択方法を実現する映像信号選択装置の動作を説明する。図6において、制御部74は映像選択テーブル75の内容とは無関係に同期検出用セレクタ71を順次切り換えて垂直同期検出信号の入力を検索し、検索の結果入力した垂直同期検出部73からの垂直同期検出信号を早いものから並べ替えて映像選択テーブル75を作成する。そして、制御部74は作成した映像選択テーブル75の選択順に従い、映像切換信号を映像切換用セレクタ72に出力し、複数の入力映像信号の中から1つの入力映像信号を選択して、その入力映像信号を映像処理部76に出力する。
【0029】
以上説明したように、本発明の第3の実施の形態によれば、図5に示す第2の実施の形態におけるセレクタ51の代わりに、同期検出用セレクタ71と映像切換用セレクタ72の2つのセレクタを設けることにより、撮像装置70a〜70cが新たに接続された場合でも、映像選択テーブル75を直ちに並べ替えることができ、それによって無駄な待ち時間が削減され、効率よく映像信号を選択することができる。
【0030】
(第4の実施の形態)
次に、図5および図6を参照して、本発明の第4の実施の形態における複数の入力映像信号から1つを選択する映像信号選択方法を実現する映像信号選択装置の構成を説明する。本実施の形態では、第2の実施の形態および第3の実施の形態における映像選択テーブル53、75を定期的に設定するという構成を有する。しかし、新たな構成要素の追加はない。
次に、図2ないし図6を参照して、本発明の第4の実施の形態における複数の入力映像信号から1つを選択する映像信号選択方法を実現する映像信号選択装置の動作を説明する。なお、上記〔表1〕は図2に示すような垂直同期信号の発生順に作成した映像選択テーブル53を示し、下記〔表2〕は図3に示すように撮像装置10bが切断された場合の映像選択テーブル75を示す。
【0031】
まず、図5および図6に示す映像選択テーブル53、75を制御部54、74により定期的に設定するものとする。
そこで、撮像装置10a〜10cの入力順序が図2のタイミングチャートに示したような場合には、定期的に映像選択テーブル53を設定すると、撮像装置10a、10c、10bの順に垂直同期信号が検出されるため、〔表1〕に示す映像選択テーブル53が設定され、第2の実施の形態および第3の実施の形態の場合と同様に、効率的に映像信号が選択される。
【0032】
また、図3のタイミングチャートに示すように、途中で撮像装置10bが切断された場合には、まず、撮像装置10bが切断されるまでは、撮像装置10a、10c、10bの順に垂直同期信号が検出されるため、〔表1〕に示す映像選択テーブル53が設定される。そして、撮像装置10bが切断された場合には、定期的に映像選択テーブル53が設定されるため、撮像装置10bからの映像信号を伴う垂直同期信号が検出されなくなる。そのため、下記の〔表2〕に示すような映像選択テーブル75が作成される。そして、切断された撮像装置10bからの映像信号を伴う垂直同期信号を待つ必要がなくなり、効率的に映像信号が選択されることとなる。
【0033】
【表2】
【0034】
また、図4のタイミングチャートに示すように、途中から撮像装置10bが新たに接続された場合には、最初は撮像装置10bからの映像信号がないため、〔表2〕に示す映像選択テーブル75が作成されている。このときは撮像装置10bからの映像信号は選択されない。そして、撮像装置10bが接続されたときは、定期的に映像選択テーブルが設定されるタイミングで、再び撮像装置10bからの垂直同期信号が検出されて、〔表1〕に示す映像選択テーブル53が作成され、途中から接続された撮像装置10bからの映像信号も選択されることになる。
【0035】
以上説明したように、本発明の第4の実施の形態によれば、映像選択テーブル53を定期的に設定する映像選択方法により、撮像装置10a、10b、10cの切断や故障などで映像信号が出力されなくなった場合には、その撮像装置、例えば、撮像装置10b、からの映像信号を選択しないようにすることが可能であり、そのため切断された撮像装置10bからの垂直同期信号を待つ必要がなくなるので、効率的に映像信号を選択することができ、フレームレートの低下を抑えることができる。また、新たに撮像装置、例えば、撮像装置10bが接続された場合においても、映像選択テーブルが定期的に設定されるタイミングで、接続された撮像装置10bからの垂直同期信号を検出して、その映像信号を選択することが可能であり、無駄な待ち時間を削減して効率よく映像信号を選択することができる。
【0036】
(第5の実施の形態)
次に、図7を参照して、本発明の第5の実施の形態における複数の入力映像信号から1つを選択する映像信号選択方法を実現する映像信号選択装置の構成を説明する。図7に示す映像信号選択装置は、図1に示す映像処理部14に代わり、制御部93に対して映像処理完了信号を出力する映像処理部94を設けた点が異なる。他の構成要素については、図1に示すものと同様のため、説明を省略する。
【0037】
次に、図7を参照して、本発明の第5の実施の形態における複数の入力映像信号から1つを選択する映像信号選択方法を実現する映像信号選択装置の動作を説明する。
まず、第1の実施の形態と同様にして、映像処理部94には複数の映像信号から選択された1つの映像信号が入力される。映像処理部94では、入力された映像信号について映像処理を行ない、最後まで処理を行なった後、制御部93に映像処理完了信号を出力する。そして、制御部93は映像処理完了信号を受けてから、他の撮像装置10a、10b、10cからの垂直同期信号の検出を開始し、検出されると映像切換信号を出力して、垂直同期信号が検出された撮像装置10a、10b、10cからの映像信号を選択する。
【0038】
以上説明したように、本発明の第5の実施の形態によれば、映像処理部94において映像処理が終了したのちに、映像信号を切り換えることにより、映像処理部94に1画面分の映像信号が入力される時間よりも、映像信号処理にかかる時間が長い場合でも、前の映像信号が上書きされることなく、正常に映像信号処理を行なうことが可能である。
【0039】
また、上記第5の実施の形態では、第1の実施の形態における制御部に対し映像処理完了信号を出力して、他の撮像装置10a、10b、10cの検索を開始する場合について説明したが、第2の実施の形態および第3の実施の形態においては、制御部が映像処理完了信号を受けたときに、映像選択テーブル53、75の格納順に従って他の映像信号を選択することにより、第1の実施の形態の場合と同様に実施可能である。
なお、第1ないし第5の実施の形態では、撮像装置の数が3台の場合について説明したが、撮像装置の台数が何台であっても同様に実施可能である。
【0040】
【発明の効果】
本発明における映像信号選択方法及び装置は、上記のように構成され、特に、複数の非同期入力映像信号から各映像信号に伴う垂直同期信号を検出し、その検出順に従い入力映像信号を選択して処理することにより、垂直同期信号の検出順に映像信号を入力可能のため、入力映像信号の待ち時間を短縮でき、非同期な複数の入力映像信号の中からより効率的に映像信号を取得し、映像信号のフレームレートの低下を抑えることができる。
【0041】
また、本発明によれば、複数の非同期入力映像信号から各映像信号に伴う垂直同期信号を検出し、その垂直同期信号を検出順に格納して映像選択テーブルを設定し、映像選択テーブルの設定順に映像信号を選択して処理することにより、撮像装置の数に関係なく1つの垂直同期信号検出部により入力した垂直同期信号を検出して、垂直同期信号の検出順に作成したテーブルに基づき映像信号を選択できるため、入力映像信号の待ち時間を短縮でき、非同期な複数の入力映像信号の中からより効率的に映像信号を取得し、映像信号のフレームレートの低下を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における映像信号選択方法を実現する映像信号選択装置の構成を示すブロック図、
【図2】本発明の第1、第2及び第4の実施の形態における映像信号選択方法の動作を示すタイミングチャート、
【図3】本発明の第1、第2及び第4の実施の形態における映像信号選択方法の撮像装置の切断時の動作を示すタイミングチャート、
【図4】本発明の第1、第2及び第4の実施の形態における映像信号選択方法の撮像装置の加入時の動作を示すタイミングチャート、
【図5】本発明の第2の実施の形態における映像信号選択方法を実現する映像信号選択装置の構成を示すブロック図、
【図6】本発明の第3の実施の形態における映像信号選択方法を実現する映像信号選択装置の構成を示すブロック図、
【図7】本発明の第5の実施の形態における映像信号選択方法を実現する映像信号選択装置の構成を示すブロック図、
【図8】従来の複数入力映像信号の選択方法を実現する映像信号選択装置の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
10a、10b、10c、50a、50b、50c 撮像装置
70a、70b、70c、90a、90b、90c 撮像装置
11a、11b、11c、52、53 垂直同期信号検出部
91a、91b、91c、73 垂直同期信号検出部
12、51、71、72、92、101 セレクタ
13、54、74、93、102 制御部
14、55、76、94 映像処理部
53、75 映像選択テーブル
Claims (9)
- 複数の撮像装置からの映像信号を非同期に入力し、入力した前記映像信号を伴う垂直同期信号を検出し、検出された前記垂直同期信号に続く映像信号を選択することを特徴とする映像信号選択方法。
- 複数の撮像装置からの映像信号を非同期に入力し、入力した前記映像信号を伴う垂直同期信号を検出し、前記垂直同期信号を検出順に格納して映像選択テーブルを設定し、前記映像選択テーブルに格納した順に前記垂直同期信号に続く映像信号を選択することを特徴とする映像信号選択方法。
- 前記複数の撮像装置からの映像信号を非同期に入力する工程は、前記複数の撮像装置からの映像信号の入力の検索を順次行う工程を有することを特徴とする請求項2記載の映像信号選択方法。
- 前記映像選択テーブルを定期的に設定する工程を有することを特徴とする請求項2または3記載の映像信号選択方法。
- 前記垂直同期信号に続く映像信号を選択して処理する工程は、前記映像信号の処理が終了したのちに、次に選択される映像信号の処理に切り換えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の映像信号選択方法。
- 映像信号を非同期に出力する複数の撮像装置毎に接続され入力した前記映像信号を伴う垂直同期信号を検出する垂直同期信号検出部と、検出された前記垂直同期信号の検出順序を判定する制御部と、検出された前記垂直同期信号に対する前記映像信号を前記制御部の判定により選択して出力する選択部と、前記選択部からの映像信号を処理する映像処理部とを有することを特徴とする映像信号選択装置。
- 映像信号をそれぞれ非同期に出力する複数の撮像装置からの信号を順次検索し、検索により入力した映像信号を出力する選択部と、出力された前記映像信号を伴う垂直同期信号を検出する垂直同期信号検出部と、前記垂直同期信号の検出順に映像選択テーブルを設定する制御部と、前記映像選択テーブルの設定順に従い前記選択部を選択して、前記選択部により選択された前記映像信号を処理する映像処理部とを有することを特徴とする映像信号選択装置。
- 前記選択部は、前記複数の撮像装置からの信号を順次検索し、検索により検出した映像信号を選択する検索順選択部と、前記映像選択テーブルの設定順に従い前記映像信号を選択するテーブル設定順選択部とを有することを特徴とする請求項7記載の映像信号選択装置。
- 前記映像選択テーブルは定期的に設定することを特徴とする請求項7または8記載の映像信号選択装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002330296A JP2004166030A (ja) | 2002-11-14 | 2002-11-14 | 映像信号選択方法及び装置 |
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CN113689812A (zh) * | 2020-05-19 | 2021-11-23 | 瑞鼎科技股份有限公司 | 面板自刷新后的时序重新同步方法 |
CN113689812B (zh) * | 2020-05-19 | 2024-06-04 | 瑞鼎科技股份有限公司 | 面板自刷新后的时序重新同步方法 |
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- 2002-11-14 JP JP2002330296A patent/JP2004166030A/ja active Pending
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