JP2002288046A - 物理量センサのトリミング回路 - Google Patents

物理量センサのトリミング回路

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JP2002288046A
JP2002288046A JP2001090985A JP2001090985A JP2002288046A JP 2002288046 A JP2002288046 A JP 2002288046A JP 2001090985 A JP2001090985 A JP 2001090985A JP 2001090985 A JP2001090985 A JP 2001090985A JP 2002288046 A JP2002288046 A JP 2002288046A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤り判定の信頼性を確保しつつ、誤り判定に
おけるビット効率の向上を図る。 【解決手段】 最重要なデータに対して多数決方式に基
づいた誤り訂正を行う多数決判定部91と、重要なデー
タに対してSEC方式に基づいた誤り判定を行うSEC
判定部92と、残りのデータをそのまま出力する無訂正
部93とを備える。そして、多数決判定部91の出力、
SEC判定部92の出力、および無訂正部93の出力に
対して重み付けを行い、多数決判定部91の出力の方が
SEC判定部92の出力よりも高い重み付けとされるよ
うにすると共に、SEC判定部92の出力の方が無訂正
部93の出力よりも高い重み付けとされるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特性調整用メモリ
の誤り訂正を行う物理量センサのトリミング回路に関す
るもので、圧力センサや加速度センサに用いて好適であ
る。
【0002】
【従来の技術】物理量センサのトリミング回路には、ト
リミングの設定を記憶するためのメモリ、つまり特性調
整用メモリが備えられている。このメモリには、揮発性
メモリとなるラッチと不揮発性メモリとなるPROMと
が備えられており、トリミング時には、一旦、ラッチに
対して仮書き込みを行った後、PROMに対して本書き
込みを行うことで、トリミングの設定に応じたデータが
メモリに記憶されるようになっている。
【0003】従来では、トリミング回路のメモリに記憶
するデータの誤りを訂正するために、多数決方式が採用
されている。この多数決方式の誤り訂正について図7を
参照して説明する。
【0004】図7(a)は、多数決方式の誤り訂正の概
念図、(b)は、入力と出力との対応関係を示した図表
を示している。図7(a)に示すように、誤り訂正は、
任意の3つのメモリに記憶されたデータを多数決判定部
101に入力し、その3つのデータから多数決を採っ
て、その結果を出力するという方法で行われる。このと
き、トリミング設定時に同じデータが記憶される3つの
メモリを選択し、多数決方式による誤り訂正が、基本的
には、すべて同じデータが記憶されているという前提の
下に行われるようになっている。このため、図7(a)
に示すようにA1、A2、A3という3つのデータ入力
に対して、出力Zは図7(b)に示されるような結果と
なる。
【0005】そして、このような誤り訂正が図8で示さ
れるようにトリミング回路に備えられたすべてのメモリ
に対して行われ、各多数決判定部101の出力がD/A
コンバータ102に入力されたのち、D/Aコンバータ
102から入力データに応じたトリミング電圧が出力さ
れ、センサ素子への印加電圧やセンサ素子の出力電圧の
調整が行われて、感度補償、オフセット補償およびオフ
セット温度特性補償が行われるようになっている。
【0006】このような多数決方式の誤り判定による
と、メモリのビット誤り率を10ppmとすれば、誤り
訂正後における誤り率を0.0003ppmとすること
ができ、メモリに記憶されたデータの誤りを非常に小さ
くすることが可能となり、高信頼性を得ることができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方式では、すべてのメモリに対して多数決方式によ
る誤り訂正を行っていることから、数多くの多数決判定
部101が必要とされ、ビット効率(1ビット出力当り
に必要な入力ビット数)が悪くなり、コスト高になると
いう問題がある。
【0008】本発明は上記点に鑑みて、誤り判定の信頼
性を確保しつつ、誤り判定におけるビット効率の向上を
図ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、トリミング調整に関す
るデータを記憶するメモリを備えた複数のメモリブロッ
ク(9a)と、複数のメモリブロックそれぞれのメモリ
に記憶されたデータのうちの複数が入力され、該入力さ
れた複数のデータに対して多数決方式に基づいた誤り訂
正を行う多数決判定部(91)と、複数のメモリブロッ
クそれぞれのメモリに記憶されたデータのうち、多数決
判定部に入力されるデータとは異なる複数のデータが入
力され、該入力された複数のデータに対してSEC方式
に基づいた誤り判定を行うSEC判定部(92)とを有
し、多数決判定部の出力とSEC判定部の出力とに対し
て重み付けを行い、多数決判定部の出力の方がSEC判
定部の出力よりも高い重み付けとされていることを特徴
としている。
【0010】このように、多数決方式による誤り訂正と
SEC方式による誤り訂正とを用い、これら各方式から
の出力、つまり各方式からのデータ毎に重み付けを設け
ている。このため、全て高信頼性の多数決方式による誤
り訂正を行わなくても、データの重要度に応じて物理量
センサの障害を防止でき、誤り判定の信頼性を確保しつ
つ、ビット効率を向上させることができる。
【0011】さらに、請求項2又は3に示すように、複
数のメモリブロックそれぞれのメモリに記憶されたデー
タのうち、多数決判定部に入力されるデータおよびSE
C判定部に入力されるデータとは異なるデータが入力さ
れ、該入力されたデータをそのまま出力する無訂正部
(93)を備え、無訂正部からの出力に対しても重み付
けを行い、無訂正部の出力がSEC判定部の出力よりも
重み付けが低くなるようにしてもよい。
【0012】そして、請求項4に示すように、複数のメ
モリブロックそれぞれのメモリに記憶されたデータのう
ち、重要度が最も高いものについては多数決判定部で誤
り訂正を行い、次に重要度が高いものについてはSEC
判定部で誤り判定を行い、残りについては無訂正部を介
してそのまま出力するようにすればよい。
【0013】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1に、本発明
の一実施形態を適用した物理量センサのトリミング回路
1を示す。また、図2に、図1に示すトリミング回路1
の概略ブロック図を示す。以下、図1、図2に基づて、
トリミング回路1の構成の説明を行う。
【0015】物理量センサのトリミング回路1は、図1
に示すように例えばピエゾ素子をブリッジ状に配置する
ことで構成されたセンサ素子2における感度調整、オフ
セット調整、オフセット温度特性調整をトリミング調整
によって行うものである。このトリミング回路1には、
Vcc端子3、GND(接地)端子4、Vout端子
5、およびTRIM端子6が備えられていると共に、制
御信号分離回路部7、ロジック回路部8、トリミング電
圧制御回路部9およびアナログ回路部10が備えられて
いる。
【0016】Vcc端子3およびGND端子4は、セン
サ駆動用およびトリミング調整用の電圧供給に用いられ
る端子で、Vout端子5は、センサ素子2からの出力
に応じた電圧をセンサ出力として発生させる端子で、T
RIM端子6は、トリミング調整用のTRIM信号を入
力するための端子である。このTRIM端子6から入力
されるTRIM信号が、クロック及びリセット用のCl
ock/Reset信号、クロックに同期したHi(=
VDD)レベル又はLow(=GND)レベルのデータ
を示すDATA信号、後述するようにトリミング電圧制
御回路部9に備えられるEPROM等のメモリに印加す
るための高電圧VPPの入力のすべてを包含する信号と
なる。
【0017】制御信号分離回路部7は、TRIM信号が
入力されると、入力されたTRIM信号をClock信
号とReset信号とDataIN信号とに分離する役
割を果たす。この制御信号分離回路部7を介してロジッ
ク回路部8に各種信号が入力されるようになっている。
この制御信号分離回路部7は、具体的には、図1に示す
ように直列接続された4つの分圧抵抗R1〜R4と、複
数の分圧抵抗R1〜R4の各接続部A〜Cの電位とTR
IM信号の電位とを大小比較する3つのコンパレータ1
1〜13とを有して構成され、コンパレータ11ではR
eset信号、コンパレータ12ではClock信号、
コンパレータ13ではDataIN信号が取り出される
ようになっている。
【0018】ロジック回路部8は、制御信号分離回路部
7によって分離された各種入力信号に基づき、トリミン
グ電圧制御回路部9の各種制御を行うものである。具体
的には、ロジック回路部8は、トリミング電圧制御回路
部9に対してアドレスバス、モード制御信号を発生させ
ると共に、トリミング電圧制御回路部9とのデータの収
受を行い、トリミング電圧制御回路部9から受け取った
データをDataOUT信号としてアナログ回路部10
へ出力するようになっている。
【0019】トリミング電圧制御回路部9はトリミング
値制御回路部に相当する。このトリミング電圧制御回路
部9では、ロジック回路部8からの各種制御信号に基づ
いてトリミング調整に関するデータを記憶し、記憶され
たデータに基づいてセンサ出力をトリミング調整するた
めのトリミング電圧(トリミング値)を発生させる。図
3に、このトリミング電圧制御回路9の詳細を示し、こ
の図に基づいてトリミング電圧制御回路9についての説
明を行う。
【0020】トリミング電圧制御回路部9は、図3に示
すように複数のメモリブロック9a、誤り訂正部9b、
D/Aコンバータ9cによって構成されている。メモリ
ブロック9aは、アドレスデコーダ、入出力コントロー
ラ、ラッチ(揮発性メモリ)とPROM(不揮発性メモ
リ)とを備えたメモリを備えて構成されている。誤り訂
正部9bは、少なくとも1つの多数決判定部91と、少
なくとも1つのSEC(Single Error Correct)判定
部92と、無訂正部93を備えて構成され、メモリに記
憶されたデータの誤りを訂正する役割を果たしている。
D/Aコンバータ9cは、誤り訂正後の出力をアナログ
信号に変換するもので、このD/Aコンバータ9cの出
力がトリミング電圧としてアナログ回路10に印加され
るようになっている。
【0021】このトリミング電圧制御回路部9では、ま
ず、ロジック回路部8からのアドレスバスに基づいてメ
モリブロック9aのアドレスが選択されると共に、モー
ド制御信号に基づいてラッチとPROMのいずれのメモ
リを制御するかが選択される。そして、データに基づい
てメモリに対する書き込み、又は、読み出しの動作モー
ドが設定される。この後、誤り訂正部9bにおいて、各
メモリブロックのメモリに記憶されたデータの誤り判定
が行われたのち、D/Aコンバータ9cにおいて、誤り
訂正部9bからの入力に応じたトリミング電圧が出力さ
れるようになっている。
【0022】このトリミング電圧設定動作において、本
実施形態では、誤り訂正部9bを上記構成としているこ
とから、以下の効果を得ることができる。この効果につ
いて、誤り訂正部9bの詳細と共に説明する。
【0023】上述したように、本実施形態における誤り
訂正部9bは、少なくとも1つの多数決判定部91と少
なくとも1つのSEC判定部92と、無訂正部93とを
備えた構成としている。そして、このような構成に対し
て、メモリブロック9aに記憶されたデータをバイナリ
値として使用することでデータの重み付けを行い、重み
の高い方から順に多数決、SEC、無訂正の訂正方式を
採用するようにしている。
【0024】多数決判定部91は、上述した多数決方式
による誤り訂正を行うもので、最も重み付けの高いデー
タ、例えば、物理量センサのシステム停止等の障害を引
き起こす可能性がある最重要のデータにおける誤り判定
を行う。この多数決判定部91からD/Aコンバータ9
aへ送られるデータbn、bn-1は、SEC判定部92や
無訂正部93よりも信頼性が高いものとなる。
【0025】SEC判定部92は、SEC方式による誤
り訂正を行うもので、例えば、物理量センサのシステム
の性能低下を引き起こす可能性がある重要なデータにお
ける誤り判定を行う。このSEC方式は、DRAM等の
メモリの誤り訂正として一般的に用いられているもので
ある。
【0026】図4にSEC判定部92の概略を示し、こ
の図に基づきSEC方式について説明する。図4に示す
ように、nビットのデータ列(A1〜An)に対して、2
m>n+mを満たすmビットのパリティビット(An+1
〜An+m)を付加して誤り訂正を行うものである。すな
わち、データ列に対して適切なパリティビットを与えれ
ば、A1=Z1,…,An=Znとなる。このとき、A1
n+mの中の1ビットが誤っていても、出力Zは変化し
ないようになっており、1ビットの誤りが訂正できるよ
うになっている。
【0027】このSEC方式での誤り訂正に関しては、
さまざまな設計法があるが、ここでは、その一例とし
て、n=15、m=5の最小重み符号、偶数重み符号、
巡回性符号といった分類に属する回路形式を使ってい
る。この場合、メモリビットの誤り率を10ppmとす
れば、誤り訂正後の誤り率が0.019ppmとなる。
従って、このSEC判定部92からD/Aコンバータ9
bへ送られるデータbn−2〜b2は、多数決判定部9
1よりも信頼性が低いが、無訂正部93よりも信頼性が
高いものとなる。
【0028】また、無訂正部93は、メモリブロック9
a内のメモリに記憶されたデータをそのままD/Aコン
バータ9cに入力するものであり、例えば、物理量セン
サのシステムへの影響をほとんど引き起こさないような
比較的重要でないデータが無訂正とされる。この無訂正
部93からD/Aコンバータ9aへ送られるデータb
1、b0は、多数決判定部91やSEC判定部92より
も信頼性の低いものとなる。
【0029】そして、このように構成された誤り訂正部
9cからD/Cコンバータ9cへの各入力をbn
n-1,…,b2,b1,b0とすると、これらがバイナリ
値として用いられ、データ毎に異なった重み付けが行わ
れる。すなわち、D/Aコンバータ9cが出力するトリ
ミング電圧Vが次式となる。
【0030】
【数1】V=k1×(b0×20+b1×21+…+bn-1×
n-1)+k2 ただし、k1、k2は定数である。
【0031】このように、データ毎に重み付けを行え
ば、D/Aコンバータ9cからの出力の影響がデータ毎
に異なるようにできる。従って、データの重要度に応じ
て重み付けを行うことで、全て高信頼性の多数決方式に
よる誤り訂正を行わなくても、データの重要度に応じて
物理量センサの障害を防止することができる。これによ
り、誤り判定の信頼性を確保しつつ、ビット効率を向上
させることができる。
【0032】一方、トリミング電圧制御回路部9には、
メモリに書き込みを行う際に、TRIM端子6を介して
高電圧VPPが印加されるようになっている。この高電
圧VPPを印加する際には大電流が流れる上、非印加時
にはトリミング電圧制御回路部9に電源電圧を印加する
必要があることから、TRIM端子6とトリミング電圧
制御回路部9との間にダイオード14を設けると共に、
電圧源(図1においては電圧VDDを供給する電源供給
ライン)からの電圧VDDがダイオード15を介してト
リミング電圧制御回路部9に印加されるようになってい
る。これにより、メモリへの書き込み時には高電圧VP
Pがトリミング電圧制御回路部9に印加され、書き込み
時以外の時には定電圧源から電圧VDDがトリミング電
圧制御回路部9に印加されるようになっている。
【0033】アナログ回路部10は、物理量センサの外
部に接続される3つの端子、すなわちVcc端子3とG
ND(接地)端子4とVout端子5に接続されてい
る。このアナログ回路部10は、トリミング電圧制御回
路部9からのトリミング電圧に基づいて、センサ素子2
に印加する電圧を調整したり、センサ素子2からの出力
を調整するものである。これらの調整により、最終的な
感度調整、オフセット調整、オフセット温度特性調整が
行われるようになっている。また、このアナログ回路部
10には、ロジック回路部8から、DataOUT信号
を受けて、Vout端子5からトリミング電圧制御回路
部9のメモリに記憶されたデータの内容に応じた出力を
発生させるようになっている。
【0034】なお、TRIM端子6とGNDラインとの
間に備えられたツェナーダイオード16は静電気保護の
ためのものであり、TRIM端子6とGNDラインとの
間に備えられた抵抗17とMOSFET18のうち、抵
抗17は入力保護のためであり、MOSFET18はプ
ルダウン抵抗に相当するものである。また、ツェナーダ
イオード19は、TRIM端子6等からのノイズ等によ
る過電圧をクランプするためのものであり、抵抗20
は、クランプ時の電流制御のためのものである。
【0035】続いて、このようなトリミング回路1を備
えた物理量センサにおけるトリミング調整時のタイムチ
ャートの一例を図5、図6に示し、この図に基づいて実
際のトリミング調整についての説明を行う。
【0036】図5に示すように、TRIM信号は、電圧
VDDを4段階の電圧レベルに構成したものと、高電圧
VPPとによって構成される。具体的には、GNDレベ
ルによりロジックReset、VDD×1/3レベルに
よりロジックReset解除およびClockのLo
w、VDD×2/3レベルによりロジックReset解
除およびClockのHiおよびデータのLow、VD
DレベルによりロジックReset解除およびCloc
kのHiおよびデータのHiの動作が行われ、高電圧V
PPによってトリミング電圧制御回路部9におけるメモ
リへの書き込み動作が行われるようになっている。
【0037】このため、TRIM信号がGNDレベルか
らVDD×1/3レベルに上げられると、Reset信
号が解除(Low)となり、その後は、VDD×1/3
レベルよりも高いレベルに上げられるとClock信号
がHiになる。そして、このClock信号と同期し
て、VDD×2/3の時にはDataIN信号がLo
w、VDDレベルの時にはDataIN信号がHiとな
る。
【0038】このようにしてTRIM信号からData
IN信号が取り出されると、図中に示したように、Da
taIN信号に基づいて、例えば最初に動作モードがセ
ットされた後、各アドレス毎、つまり各メモリブロック
9a毎に順に、そのメモリブロック9a内のメモリに対
して、その動作モードを行うか否かが決定される。そし
て、メモリに対して書き込みを行う時には、図6に示さ
れるように、TRIM信号として電源電圧VDDよりも
高い高電圧VPPが用いられ、トリミング電圧制御回路
部9に備えられたメモリに高電圧VPPが印加されるよ
うになっている。
【0039】このようなトリミング調整中において、ロ
ジック回路部8とトリミング電圧制御回路部9とのデー
タの収受が行われると、ロジック回路部8からData
OUT信号として出力され、アナログ回路部10を介し
てVout端子5から出力される。
【0040】以上説明したように、本実施形態に示す物
理量センサのトリミング回路においては、誤り訂正部9
bを多数決判定部91とSEC判定部92と無訂正部9
3とによって構成し、データ毎に重み付けを設けるよう
にしている。このため、全て高信頼性の多数決方式によ
る誤り訂正を行わなくても、データの重要度に応じて物
理量センサの障害を防止でき、誤り判定の信頼性を確保
しつつ、ビット効率を向上させることができる。
【0041】(他の実施形態)上記実施形態では、誤り
訂正部9bを多数決判定部91とSEC判定部92と無
訂正部93とによって構成しているが、多数決判定部9
1とSEC判定部92とによって構成しても構わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における物理量センサの
トリミング回路1の全体構成を示す図である。
【図2】図1に示すトリミング回路1の概略ブロック図
を示す図である。
【図3】図1に示すトリミング回路1のトリミング電圧
制御回路部9の詳細を示した図である。
【図4】SEC方式の概略を示した図である。
【図5】図1、図2に示すトリミング回路1におけるト
リミング調整時の各信号のタイムチャートを示した図で
ある。
【図6】図1、図2に示すトリミング回路1におけるト
リミング調整時の各信号のタイムチャートを示した図で
ある。
【図7】(a)は、従来の誤り訂正に用いられる多数決
方式の概略を示した図であり、(b)は、入力と出力と
の対応関係を示した図表である。
【図8】従来の物理量センサにおける誤り訂正部のブロ
ック構成を示した図である。
【符号の説明】
1…トリミング回路、2…センサ素子、7…信号分離回
路部、8…ロジック回路部、9…トリミング電圧制御回
路部、9a…メモリブロック、9b…誤り訂正部、9c
…D/Aコンバータ、10…アナログ回路部、91…多
数決判定部、92…SEC判定部、93…無訂正部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03M 13/37 G01D 3/02 N Fターム(参考) 2F055 AA40 BB20 CC60 DD20 EE11 FF02 FF13 FF18 GG32 GG33 GG34 2F075 AA02 AA08 BB04 BB05 5B018 GA02 HA06 HA15 NA05 QA14 5J065 AC03 AE02 AH06 AH11 AH15 AH16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物理量センサの特性をトリミング調整す
    るトリミング回路において、 前記トリミング調整に関するデータを記憶するメモリを
    備えた複数のメモリブロック(9a)と、 前記複数のメモリブロックそれぞれのメモリに記憶され
    たデータのうちの複数が入力され、該入力された複数の
    データに対して多数決方式に基づいた誤り訂正を行う多
    数決判定部(91)と、 前記複数のメモリブロックそれぞれのメモリに記憶され
    たデータのうち、前記多数決判定部に入力されるデータ
    とは異なる複数のデータが入力され、該入力された複数
    のデータに対してSEC方式に基づいた誤り判定を行う
    SEC判定部(92)とを有し、 前記多数決判定部の出力と前記SEC判定部の出力とに
    対して重み付けを行い、前記多数決判定部の出力の方が
    前記SEC判定部の出力よりも高い重み付けとされてい
    ることを特徴とする物理量センサのトリミング回路。
  2. 【請求項2】 前記複数のメモリブロックそれぞれのメ
    モリに記憶されたデータのうち、前記多数決判定部に入
    力されるデータおよび前記SEC判定部に入力されるデ
    ータとは異なるデータが入力され、該入力されたデータ
    をそのまま出力する無訂正部(93)を有し、 前記無訂正部からの出力に対しても重み付けが行われて
    おり、該無訂正部の出力が前記SEC判定部の出力より
    も重み付けが低くされていることを特徴とする請求項1
    に記載の物理量センサのトリミング回路。
  3. 【請求項3】 センサ素子(2)への供給電圧の調整、
    若しくは前記センサ素子の出力電圧の調整の少なくとも
    一方を行うアナログ回路部(10)と、 前記アナログ回路部によって行われる前記センサ素子へ
    の供給電圧の調整、若しくは前記センサ素子の出力電圧
    の調整の調整量の設定を行うトリミング値を発生し、該
    トリミング値に関するデータをメモリに記憶するように
    構成されたトリミング値制御回路部(9)と、 前記トリミング値制御回路部に対して、前記トリミング
    値に関するデータの収受を行うロジック回路部(8)と
    を備えてなる物理量センサのトリミング回路であって、 前記トリミング値制御回路部は、 前記トリミング値に関するデータを記憶するメモリを備
    えた複数のメモリブロック(9a)と、 前記複数のメモリブロックそれぞれのメモリに記憶され
    たデータのうちの複数が入力され、該入力された複数の
    データに対して多数決方式に基づいた誤り訂正を行う多
    数決判定部(91)と、 前記複数のメモリブロックそれぞれのメモリに記憶され
    たデータのうち、前記多数決判定部に入力されるデータ
    とは異なる複数のデータが入力され、該入力された複数
    のデータに対してSEC方式に基づいた誤り判定を行う
    SEC判定部(92)と、 前記複数のメモリブロックそれぞれのメモリに記憶され
    たデータのうち、前記多数決判定部に入力されるデータ
    および前記SEC判定部に入力されるデータとは異なる
    データが入力され、該入力されたデータをそのまま出力
    する無訂正部(93)とを有し、 前記多数決判定部の出力、前記SEC判定部の出力、お
    よび前記無訂正部の出力に対して重み付けを行い、前記
    多数決判定部の出力の方が前記SEC判定部の出力より
    も高い重み付けとされ、かつ前記SEC判定部の出力の
    方が前記無訂正判定部の出力よりも高い重み付けとされ
    ていることを特徴とする物理量センサのトリミング回
    路。
  4. 【請求項4】 前記複数のメモリブロックそれぞれのメ
    モリに記憶されたデータは、重要度が最も高いものは前
    記多数決判定部で誤り訂正が行われ、次に重要度が高い
    ものは前記SEC判定部で誤り判定が行われ、残りが前
    記無訂正部を介してそのまま出力されるようになってい
    ることを特徴とする請求項2又は3に記載の物理量セン
    サのトリミング回路。
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