JP2002287649A - バックライト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のバックライトは、光拡散板から出射する
面上の光が発光面中央部と端部を比較すると、端部が円
筒光源の光量が少なくなるため暗くなり、輝度ムラが発
生するという欠点があった。 【手段】上面開口の扇平な反射板上面に光拡散板を有
し、該反射板底部に少なくとも１本以上円筒光源を配し
たバックライトにおいて、該光拡散板の該反射板側の発
光部外側全周に反射層を設けたバックライト。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は各種表示素子、特にワー
ドプロセッサー、パーソナルコンピュータ、またはテレ
ビ等の液晶パネルの光源であるバックライトに関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】従来のバックライトの構造を図３に示
す。図３において、円筒光源３から発せられた直接光と
反射板１を反射した反射光を光拡散板２に入射拡散させ
その上面より均一な面上の光を出射させて液晶表示パネ
ルの光源として使用されていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図３に
示す従来のバックライトにおいて、光拡散板２から出射
する面上の光が発光面４中央部と端部を比較すると、端
部が円筒光源３の光量が少なくなるため暗くなり、輝度
ムラが発生するという欠点があった。

【０００４】本発明はこの問題点を解決するため鋭意研
究した結果なされたもので、図１、図２に示すように、
光拡散板２の反射板１側の発光面４外側全周に反射層５
を設けることにより、前記輝度ムラの発生を解消するこ
とを目的としたものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、光拡散板２の
反射板１側の発光面４外側全周に反射層５を設け、発光
面４外へ出射しようとする光を再度反射板１内へ反射さ
せることにより、従来利用しなかった光を利用し発光面
４端部の光量を上げたバックライトを提供するものであ
る。

【０００６】本発明の反射層５を白色な塗料の印刷によ
って構成することにより、より優れたバックライトを得
ることができる。また、反射層５は銀蒸着または銀色フ
ィルムの貼り付けによって構成することもできる。

【０００７】

【作用】この構成によれば、発光面４外へ出射する円筒
光源３および反射板１からの光を、反射層５により再度
反射板１内へ反射することによって、発光面４端部の光
量を上げ、輝度ムラの少ないバックライトが得られる。

【０００８】

【発明の実施の形態】図１、図２は本発明によるバック
ライトの例である。本実施例では、画面サイズとして１
８インチを採用しており図中において、１は反射板、２
は厚さ１．５ｍｍの光拡散板、３の円筒光源は外径３ｍ
ｍ、内径２．６ｍｍの冷陰極管、４は発光面、５は反射
層である。

【０００９】反射層５として白色な塗料を、光拡散板２
の反射板１側の発光面４外側全周へ印刷したものであ
る。この反射層５を設けることにより、発光面４端部の
輝度をあげることができ、輝度ムラを少なくすることが
できる。

【００１０】さらに、反射層５として銀蒸着または銀フ
ィルムの貼り付けによっても同等の効果が得られる。

【００１１】

【発明の効果】光拡散板２の反射板１側の発光面４外側
全周に反射層５を設けることにより、従来発光面４端部
で３５００ｃｄ／m^２であった輝度が４３００ｃｄ／m^２
になり、発光面４中央輝度からの発光面４端部輝度の低
下率が５０％から３９％と小さくなり、輝度ムラの少な
いバックライトが得られた。

【００１２】

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例１に示すバックライトの正面図
である。

【図２】本発明の実施例１に示すバックライトの断面図
である。

【図３】従来のバックライトの断面図である。

【符号の説明】

１ 反射板 ２ 光拡散板 ３ 円筒光源 ４ 発光面 ５ 反射層

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】上面開口の扇平な反射板上面に光拡散板を
   有し、該反射板底部に少なくとも１本以上円筒光源を配
   したバックライトにおいて、該光拡散板の該反射板側の
   発光部外側全周に反射層を設けたことを特徴とするバッ
   クライト。
2. 【請求項２】請求項１記載の反射層が白色な塗料の印刷
   層であることを特徴とするバックライト。
3. 【請求項３】請求項１記載の反射層が銀蒸着層からなる
   ことを特徴とするバックライト。
4. 【請求項４】請求項１記載の反射層が銀色のフィルムか
   らなることを特徴とするバックライト。