JP2002287325A - マスク、マスクの製造方法、微細構造体の製造方法、及び液晶ディスプレイの製造方法 - Google Patents

マスク、マスクの製造方法、微細構造体の製造方法、及び液晶ディスプレイの製造方法

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JP2002287325A
JP2002287325A JP2001091340A JP2001091340A JP2002287325A JP 2002287325 A JP2002287325 A JP 2002287325A JP 2001091340 A JP2001091340 A JP 2001091340A JP 2001091340 A JP2001091340 A JP 2001091340A JP 2002287325 A JP2002287325 A JP 2002287325A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲面加工を含む複数の内容から成る微細加工
を、1回の露光工程で可能とする。 【解決手段】 第一の加工内容及び第二の加工内容に相
当するマスクデータを個別に作成した後、多層マスクの
各層、あるいは多値マスクの別々の透過率範囲、あるい
は2値マスクの別々の面積範囲にそれぞれを記録する。
加工内容が3次元形状の場合は、各データを露光系の最
小分解能より小さいドットのオン・オフで記録してもよ
い。これにより1枚のマスクで複雑な3次元形状が容易
に加工可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネル、半導
体基板、マイクロ・エレクトロニクス・ミラー・デバイ
ス(MEMS)基板などに形成され微細な立体構造体を
製造するのに適した製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶パネルは、軽量で小型(薄型)およ
び低消費電力という優れた点を生かし、携帯電話機の表
示パネル、ノートパソコンまたはPDA(パーソナルデ
ータ機器)などのディスプレイとして、急速に需要が高
まっている。特に、反射型の表示パネル(液晶パネル)
は、液晶層を透過した光を反射型の電極を用いて再び液
晶層の方向に反射させ、所望の画像を表示するものであ
り、自然光または照明光などの周囲光を光源とすること
ができる点で、携帯電話機の1つの大きな課題である電
池による長時間駆動を可能とする重要なファクタとなっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】反射型の液晶パネル
は、表示のカラー化が進む中で、さらに明るいものが要
求されている。したがって、反射型の表示パネルに用い
られ、反射体としての機能を果たす、反射型の電極など
の反射効率を向上し、光の利用効率を良くすることが重
要である。そのために、反射体(反射面)の形状は、単
純な凹凸状でなく、例えば、曲面、あるいは多階段状の
反射面にすることで、配光性を高めることが検討されて
いる。さらに、半球状などの単純な曲面ではなく、反射
方向を瞳の方向にして光の利用効率を高められるよう
に、最適な反射面の形状が求められている。尚、前記反
射面の形状は、フォトリソグラフィー技術により実現す
ることができる。
【0004】ところで、反射面が構造の内部にある、所
謂内面反射構造の液晶パネルにおいては、前記反射面は
前記液晶層(セル)を駆動する電極を兼ねるか、電極と
隣接した層となっている。また、前記反射面の背面には
駆動回路がさらに積層されている。前記電極と前記駆動
回路は画素ごとに電気的に接続されなければならない。
一般にこの接続は、コンタクトホールと呼ばれる、反射
体を貫通する穴で導通をとることによって行われる。よ
って、内面反射構造の液晶パネルにおいては、前記コン
タクトホールを形成する加工が不可欠となる。そして、
前記コンタクトホールもまた、フォトリソグラフィー技
術により形成される。さて、液晶パネルのコストは、工
程数によるところが大きいのはいうまでもない。よっ
て、液晶パネルの製造において、工程数の削減は常に強
く求められている。そして、前記反射面の形成、及び前
記コンタクトホールの形成の工程は著しく類似してい
る。にもかかわらず、従来の液晶パネルの製造工程にお
いて、それらは別々の工程となっていた。これら2つの
工程が必要とされることは、液晶パネルのコストダウン
に大きな足かせとなっていた。
【0005】そこで、本発明は、前記反射面と前記コン
タクトホールを形成するパターンを併せて1枚のマスク
に記録し、1回のフォトリソグラフィー工程で一度に製
造することを可能にするマスク、前記マスクの製造方
法、前記反射面及び前記コンタクトホール等の微細構造
体の製造方法を提供することを目的としている。即ち、
液晶パネルの工程数を大幅に少なくし、明るい液晶パネ
ルを低コストで製造する方法を提供することを目的とし
ている。言い換えれば、曲面、任意の角度を備えた面、
多段階な構造などの複数の要素から成る微細形状を持つ
微細構造体を量産する際に、工数を増やさずに製造可能
にすることを目的としている。あるいはさらに、液晶パ
ネル以外の一般の微細加工に応用すれば、精度の高い製
品を歩留り良く、短時間で製造できる微細構造体の製造
方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1) 本発明の3値マ
スクは、加工装置にセットされ、被加工体に対する加工
効果が蓄積される加工媒体の透過量を制御可能なマスク
において、第一の透過率を有する第一の層と第二の透過
率を有する第二の層より構成され、前記第一の層及び第
二の層のパターンの組み合わせにより3段階に前記加工
媒体の透過量を制御可能な3値マスクであって、前記第
一の層及び第二の層には、前記加工装置、前記被加工体
および前記加工媒体の少なくとも何れかによって定まる
最小分解能より小さい面積単位のドットのオン・オフの
面積比率で前記加工媒体の透過量を制御するような異な
るパターンが形成されていることを特徴とする。
【0007】(2)本発明の多値マスクは、加工装置に
セットされ、被加工体に対する加工効果が蓄積される加
工媒体の透過量を制御可能なマスクにおいて、第一の透
過率を有する第一の層から、同様に第nの透過率を有す
る第nの層までの複数の層より構成され、前記第一の層
から第nの層のパターンの組み合わせによりn以上の段
階に前記加工媒体の透過量を制御可能なであって、前記
第一から第nまでの各層には、前記加工装置、前記被加
工体および前記加工媒体の少なくとも何れかによって定
まる最小分解能より小さい面積単位のドットのオン・オ
フの面積比率で前記加工媒体の透過量を制御するような
異なるパターンが形成されていることを特徴とする。
【0008】(3)本発明の多値マスクは、加工装置に
セットされ、被加工体に対する加工効果が蓄積される加
工媒体の透過量を制御可能なマスクにおいて、離散的な
複数の段階をもって、あるいは段階なく連続して前記加
工媒体の透過量を微小な領域ごとに制御可能な多値マス
クであって、前記加工媒体の透過量をある値Aからある
値Bまでの第一の範囲で制御する第一の領域と、ある値
Cからある値Dまでの第二の範囲で制御する第二の領域
とより構成されることを特徴とする。
【0009】(4) 本発明の2値マスクは、加工装置
にセットされ、被加工体に対する加工効果が蓄積される
加工媒体の透過量を2段階に制御可能な2値マスクであ
って、前記加工装置、前記被加工体および前記加工媒体
の少なくとも何れかによって定まる最小分解能より小さ
い面積単位のドットのオン・オフの面積比率で前記加工
媒体の透過量を制御するようなパターンである第一の領
域と、前記加工媒体を一様に透過または遮蔽するような
パターンである第二の領域より構成されることを特徴と
する。
【0010】(5)本発明の2値または3値または多値
マスクは、第1項または第2項または第4項において、
前記ドットのオン・オフはディザパターン法または誤差
拡散法により決定されていることを特徴とする。
【0011】(6)本発明の2値または3値または多値
マスクは、第1項または第2項または第4項において、
前記ドットの面積比率は、該ドットの面積を変化させる
ことで決定されていることを特徴とする。
【0012】(7)本発明の2値または3値または多値
マスクは、第1項または第2項または第3項または第4
項において、前記被加工体は光感応性部材であり、前記
加工媒体は光であり、前記加工装置は露光装置であるこ
とを特徴とする。
【0013】(8)本発明の2値または3値または多値
マスクは、第7項において 請求項7において、前記露
光装置の光源の波長λ、前記露光装置の結像系のレンズ
の開口NAとすると、前記ドットのピッチPは、次の式
を満足することを特徴とする。 P<λ/NA
【0014】(9)本発明の3値マスクの製造方法は、
加工装置にセットされ、被加工体に対する加工効果が蓄
積される加工媒体の透過量を3段階に制御可能な3値マ
スクの製造方法であって、所望の第一の加工を行う前記
加工媒体の透過量を、前記加工装置、前記被加工体およ
び前記加工媒体の少なくとも何れかによって定まる最小
分解能より小さい面積単位のドットのオン・オフの面積
比率に変換し、それらのドットを当該3値マスクの第一
の層に形成する工程と、所望の第二の加工を行う前記加
工媒体の透過量を、前記加工装置、前記被加工体および
前記加工媒体の少なくとも何れかによって定まる最小分
解能より小さい面積単位のドットのオン・オフの面積比
率に変換し、それらのドットを当該3値マスクの第二の
層に形成する工程とを有することを特徴とする。
【0015】(10)本発明の多値マスクの製造方法
は、加工装置にセットされ、被加工体に対する加工効果
が蓄積される加工媒体の透過量をn以上の離散的な段階
をもって多段階に制御可能な多値マスクの製造方法であ
って、所望の第nの微細加工を行う前記加工媒体の透過
量を、前記加工装置、前記被加工体および前記加工媒体
の少なくとも何れかによって定まる最小分解能より小さ
い面積単位のドットのオン・オフの面積比率に変換し、
それらのドットを当該多値マスクの第nの層に形成する
工程を有することを特徴とする。
【0016】(11)本発明の多値マスクの製造方法
は、加工装置にセットされ、被加工体に対する加工効果
が蓄積される加工媒体の透過量を多段階あるいは段階な
く連続して前記加工媒体の透過量を微小な領域ごとに制
御可能な多値マスクの製造方法であって、所望の第一の
微細加工を行う前記加工媒体の透過量を、 前記加工媒
体の透過量をある値Aからある値Bまでの第一の範囲の
値に変換し、当該多値マスクに形成する工程と、所望の
第二の微細加工を行う前記加工媒体の透過量を、 前記
加工媒体の透過量をある値Cからある値Dまでの第二の
範囲の値に変換し、当該多値マスクに形成する工程に形
成する工程とを有することを特徴とする。
【0017】(12)本発明の2値マスクの製造方法
は、加工装置にセットされ、被加工体に対する加工効果
が蓄積される加工媒体の透過量を2段階に制御可能な2
値マスクの製造方法でであって、所望の第一の微細加工
を行う前記加工媒体の透過量を、前記加工装置、前記被
加工体および前記加工媒体の少なくとも何れかによって
定まる最小分解能より小さい面積単位のドットのオン・
オフの面積比率に変換し、それらのドットを当該2値マ
スクの第一の領域に形成する工程と、所望の第二の微細
加工を行う前記加工媒体の透過量を、 前記加工媒体を
一様に透過または遮蔽するようなパターンに変換し、そ
れらのパターンを当該2値マスクの第二の領域に形成す
る工程とを有することを特徴とする。
【0018】(13)本発明の2値、3値あるいは多値
マスクの製造方法は、第9項または第10項または第1
2項において、前記ドットの面積比率はディザパターン
法または誤差拡散法により決定することを特徴とする。
【0019】(14)本発明の2値、3値あるいは多値
マスクの製造方法は、第9項または第10項または第1
2項において、前記ドットの面積比率は該ドットの面積
を変化させることにより決定することを特徴とする。
【0020】(15)本発明の2値、3値あるいは多値
マスクの製造方法は、第9項または第10項または第1
1項または第12項において、請求項9または請求項1
0または請求項11または請求項12において、前記被
加工体は光感応性部材であり、前記加工媒体は光であ
り、前記加工装置は露光装置であることを特徴とする。
【0021】(16)本発明の2値、3値あるいは多値
マスクの製造方法は、第15項において、露光装置の光
源の波長λ、前記露光装置の結像系のレンズの開口NA
とすると、前記ドットのピッチPは、次の式を満足する
ことを特徴とする。 P<λ/NA
【0022】(17) 本発明の微細構造体の製造方法
は、第1項または第2項または第3項または第4項にお
いて、前記マスクを前記加工装置にセットして前記被加
工体を加工する工程を有することを特徴とする。
【0023】(18) 本発明の微細構造体の製造方法
は、第17項において、前記加工された前記光感応性部
材が該微細構造体であることを特徴とする。
【0024】(19)本発明の微細構造体の製造方法
は、第17項において、前記加工された前記光感応性部
材を用いて該微細構造体を形成する工程を有することを
特徴とする。
【0025】(20)本発明の微細構造体の製造方法
は、第18項において、前記加工された前記光感応性部
材に反射性の部材を塗布して反射体を形成することを特
徴とする。
【0026】(21)本発明の微細構造体の製造方法
は、第19項において、前記加工された前記微細構造体
に反射性の部材を塗布して反射体を形成することを特徴
とする。
【0027】(22)本発明の微細構造体の製造方法
は、第19項または第20項において、反射体は、液晶
用の反射板であることを特徴とする。
【0028】(23)本発明の液晶ディスプレイの製造
方法は、偏光板、前記偏光板と協同して光をオン・オフ
する液晶層、前記液晶層を駆動する電極、前記電極に電
圧を印加して前記液晶層を駆動する駆動回路、外部から
の入射光を反射し、該反射光をもって液晶層を内面から
照明する反射層、前記反射層を貫通して前記電極と前記
駆動回路を接続するコンタクトホールを有する反射型液
晶ディスプレイにおいて、請求項1または請求項2また
は請求項3または請求項4の前記マスクを前記加工装置
にセットして前記反射層及びコンタクトホールを形成す
ることを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。図1に、反射型の液晶パネル
が搭載された端末機器として携帯電話機を示してある。
本例の携帯電話機1は、データの表示パネルとして反射
型の液晶パネル10が採用されており、明るい場所で
は、上方からの自然光または明光70を光源として画像
を表示できる。したがって、液晶パネルのバックライト
を省略あるいはバックライトを必要とする時間を減らす
ことができるので薄型で省電力タイプの携帯電話機とな
っている。
【0030】このため、本例の液晶パネル10は、液晶
層(セル)12と反射電極となる層(反射体)20が積
層された構成になっている。本例の反射層(反射体)2
0は、図2に示すように、アルミニウム製で、断面でみ
ると曲面で構成された微細な凹凸が複数配置された反射
面21を備えている。この反射面21に、液晶セル12
を透過した外部からの光71が入ると、この反射面21
で反射し、再び液晶セル12の方向に出射光72を出力
する。その結果、本例の液晶パネル10では、外光によ
り、液晶セル12に表示された所望の画像をユーザ90
は見ることができる。液晶パネルとしては、明るく、色
再現性が良い表示性能が高いものが常に要求されている
が、本例の液晶パネル10においては、反射面21の反
射方向を適切に制御することにより、入射した光71の
利用効率を向上し、バックライトを用いずに低消費電力
でありながら表示性能が高く、明るい液晶パネルを提供
可能にしている。
【0031】上記に述べたような、反射する光72の配
光を高める所望の反射面21を得るために、反射体20
の形状は、種々の条件を満たすように最適化されてい
る。このため、反射体20の面21の側は、単純な半球
状の凹凸でなく、ミクロン単位あるいはサブミクロン単
位で所望の微細形状が形成されている。たとえば、上方
からの光71を前方に効率良く反射するように、下方を
向いた面に対して上方を向いた面の傾斜が緩やかになっ
ており、ユーザの眼90の方向に光を反射する面積を多
く確保している。また、図示していないが、反射面21
の横方向の断面は側方から入射した光が側方に反射され
ず、ユーザの眼90の方向に反射するような双曲面ある
いは放物面になっている。そして、効率良く反射するの
に適した凹凸を備えた反射面21を形成するために、ま
ず、所定の反射特性に優れた基本形状を決定し、その基
本形状に類似する相似の形状を幾つか発生させて、それ
らの相似形状を反射体20の反射面21のランダムな位
置に形成するプロセスが採用される。前記反射面21に
は、以上のような加工が施されるが、これを仮に、第一
の加工内容と呼ぶことにする。尚、前記加工はフォトリ
ソグラフィー工程により行われるため、その内容はマス
ク上に記録される。
【0032】さて、反射型の液晶パネルには、タイプに
より所謂外側反射板構造と内面反射構造の2種類の構造
がある。前記外側反射板構造の液晶パネルとは、透過型
の液晶パネルの外側に反射板を貼り、反射型の液晶パネ
ルとしたものである。この場合、液晶層は光透過性の基
板で挟まれた構造となっている。一方、前記内面反射構
造の液晶パネルとは、液晶層が光透過性の基板と、液晶
層を駆動する電極を表面に形成した反射層とで挟まれた
構造を有しているものである。即ち、液晶層と反射層が
接している構造となっている。このような内面反射構造
の液晶パネルにおいては、前記反射層(反射体)20の
表面に前記液晶層(セル)12を駆動する電極を形成し
なければならない。ここで、前記電極と反射面21の形
態は多数考えられる。例えば図2においては、前記反射
面21は画素ごとに区切られていて、前記液晶層(セ
ル)12を駆動する電極も兼ねている。他の形態とし
て、前記反射面21と前記電極は別体で積層されていて
もよい。例えば、前記反射面21を形成して後、その上
にITO等の透明電極を積層して形成してもよい。ある
いは、先にアルミ等の導電性材料で電極層を形成し、そ
の上に絶縁性の材料で前記反射面21を積層してもよ
い。
【0033】ところで、前記反射層(反射体)20の背
面にはさらに、前記液晶層(セル)12を駆動する駆動
回路25が積層されている。前記駆動回路25は、画面
全体を制御する回路の他、1つ1つの画素に対応したス
イッチング回路が、画素と同じピッチで2次元的に配置
されたものである。そのため、前記電極と前記駆動回路
25は画素ごとに電気的に接続されなければならない。
そこで、この接続に前記反射層(反射体)20を貫通す
る穴であるコンタクトホール24を用いる。
【0034】さてここで、先に挙げた前記電極と反射面
21の形態において共通しているのは、前記電極はそれ
ぞれコンタクトホール24を介して前記駆動回路25と
接続されていなければならない点である。即ち、内面反
射構造の液晶パネルにおいては、前記反射層(反射体)
20に前記コンタクトホール24を形成する加工が不可
欠となる。これを仮に、第二の加工内容と呼んでもよ
い。
【0035】以上のように、前記反射層(反射体)20
の加工工程は、反射方向を適切に制御するための凹凸を
形成する第一の加工内容と、前記コンタクトホール24
を形成する第二の加工内容とから成っている。これらの
2つの加工工程は、それぞれ独立した加工要素とみるこ
とができる。本発明においては、上記2つの加工工程を
1回のフォトリソグラフィー工程に集約する。以下に、
その際用いるマスク及びマスクの製造方法について述べ
る。
【0036】図3に、前記マスクを製造するプロセスを
フローチャートで示してある。先ず、前記第二の加工内
容である前記コンタクトホール24の加工内容を表現す
るマスクデータを生成する。前記コンタクトホール24
を形成するには、前記コンタクトホール24の大きさに
相当する領域内の露光量を全透過(プロセスの論理によ
っては全遮蔽)の2値で制御すればよい。即ち、前記コ
ンタクトホール24の形状と同じ白または黒のパターン
のデータを作成すればよい。これで、前記コンタクトホ
ール24の加工内容、即ち第二の加工内容を表現するデ
ータが生成される。
【0037】次に、前記反射面21の加工内容、即ち第
一の加工内容を表現するマスクデータを生成する。図3
のステップ91で、所望の反射特性を備えた基本形状を
決定し、その相似形状をランダムに配置した反射体の表
面(反射面)の形状を数値計算などによって決定する。
次に、ステップ92で、図4(b)に示すように、微細
形状28を加工するために必要な露光量を適当な単位面
積Aごとに決定する。尚ここで、露光量を求める単位面
積Aは微細形状28をできるだけ連続した曲面に近い形
状で合成するのであれば、小さいことが望ましい。一
方、多段階のデジタル的な面の集合でも所望の性能が確
保できるのであれば、露光量を求める単位面積Aは大き
な方が計算量は少なくて済む。
【0038】図8に、マスクを用いた加工装置として一
般的な露光装置100を示してある。この露光装置10
0は、光源101と、この光源101から照射される波
長λを備えた光99を平行光束にするコンデンサーレン
ズ102と、マスク60を保持する保持台103と、マ
スク60を透過した光99をステージ106の上の被加
工体82に結像する投影レンズ104を備えている。し
たがって、ステージ106に、フォトレジストが塗布さ
れた基板81が設置されていれば、フォトレジストが被
加工体82としてマスク60を透過した光99によって
露光され、微細加工される。
【0039】このような露光装置100においては、投
影レンズ104の瞳面105の開口をNA、光99の波
長をλとすると、解像度(最小分解能)Dはλ/NAで
表される。したがって、ステップ92で露光量を求める
面積単位Aが最小分解能Dより小さく、その単位で露光
量を調整できるマスク60を用いると、フォトレジスト
82にはその面積単位Aでは結像することができない。
したがって、フォトレジスト82に照射される光99の
透過量を連続的に変化させることが可能であり、図4
(a)に示したような曲面に近い微細形状をフォトレジ
スト82に露光することが可能となる。一方、露光量を
求める面積単位Aを最小分解能Dよりも大きくすると、
フォトレジスト82に照射される光99の透過量を面積
単位Aでデジタル的に制御することができる。したがっ
て、図4(b)に示したような多段階の微細形状をフォ
トレジスト82に露光することができる。
【0040】図3に戻って、所望の面積単位Aで露光量
が求められると、ステップ93で、露光装置100にセ
ットするマスク(本例においては2値マスク)60にお
いて、面積単位A毎に露光量に相当するオン・オフの面
積比率を決定する。そして、本例のマスク60において
は、図4(c)に示すように、そのオン・オフの面積比
率を露光装置100の最小分解能Dより小さいサイズお
よびピッチPのドット61により表現する。
【0041】ドット61のオン・オフにより露光量を多
値制御する方法は2つの方法がある。1つは図4(c)
に示すように、サイズの同じドット61の密度を変える
方法であり、ディザパターン法、あるいは誤差拡散法な
どの方法が知られている。これらの方法は、画像処理に
おいてはグレー表示する技術として公知なものであり、
詳しい説明は省略する。他の1つは、図4(d)に示す
ように、ドットの密度は変えずに、ドット61のサイズ
を変えるものであり、ドット階調などの名称で呼ばれる
ものである。
【0042】上述したように、投影レンズ104を備え
た結像系を有する露光装置100の最小分解能Dはλ/
NAとなる。したがって、最小分解能Dより小さなピッ
チPで形成されたドット61は、そのままの形状では被
加工体82に投影されない。このため、ドット61のピ
ッチPが、下記の式(1)を満たすように設定されてい
れば、マスク60のドット61は被加工体82であるフ
ォトレジストにはそのままの形では投影されず、濃淡の
みがドット61の密度あるいは大きさ、すなわち、オン
・オフの面積比率で制御される。
【0043】P<λ/NA ・・・(1) この現象は、図9に模式的に示すように、2値マスク6
0による回折光の内、0次光99aのみが結像レンズ1
05で集光され、高次の光99bは集光されず、高次の
光99bはノイズ成分として除外されることで説明する
ことができる。すなわち、0次光以外がレンズに飲み込
まれないようにすることを考えると、1次光99bの回
折角θdは、媒体の屈折率をnとすると式(2)で表さ
れる。
【0044】P・sinθd=λ/n ・・・(2) さらに、結像レンズの像側の開口角の半分の角度をθc
とすると、レンズに回折光が入らない条件は、下記の式
(3)で表される。ただし、0<θd<π/2,0<θ
c<π/2の範囲とする。
【0045】θd>θc ・・・(3) したがって、式(3)に式(2)の条件を入れると、以
下のように、式(1)が得られる。
【0046】 P<λ/n・sinθc (=λ/NA) ・・・(1) このように、2値マスク60のドット61のピッチP
を、露光装置100の最小分解能D以下にすることによ
り、ドット61の形状自身はフォトレジスト82には投
影されず、0次光99aで主に決定される強度の分布だ
けがフォトレジスト82に反映される。すなわち、ドッ
ト91の形状を規定するエッジ成分は1次光以上の高次
の成分として周波数空間に変調されるが、レンズ系の解
像度(開口)によって高次の成分をカットすることが可
能であり、ドット61の形状を除去して濃淡だけを抽出
してフォトレジスト82に照射することができる。
【0047】図10に、フォトレジスト面での強度分布
の乱れをドット間隔Pに対して示してある。本図から分
かるように、ドット間隔Pがλ/NAより小さい領域で
は強度分布の乱れはほとんどなく、濃淡の変化だけが現
れていることが分かる。これに対し、ドット間隔Pがλ
/NAより大きくなると、ドットの形状自体がノイズと
して投影されることになり、フォトレジスト面における
強度分布の乱れとして表れている。
【0048】このように、透過量が0%と100%に対
応するとは限らないが、オンとなる透過量と、オフとな
る透過量の2値に制御可能な2値マスク60であって
も、ドット61のピッチPを露光装置100の最小分解
能D以下にすることにより、ドット61がそのままフォ
トレジスト82に投影されるのではなく、ドット61の
面積比率で制御された強度分布で露光用の光90がフォ
トレジスト82に照射される。したがって、フォトレジ
スト82はドット61の形状ではなく、ドット61によ
るオン・オフの面積比率で制御された透過量(露光量)
の光を加工媒体として加工され、露光量を求めた面積単
位Aが最小分解能D以下であれば、ほぼ曲面あるいは連
続して厚みが代わる面を備えた微細形状が加工される。
また、露光量を求めた単位面積Aが最小分解能D以上で
あれば、多段階の形状が1枚のマスク60により製造す
ることができる。
【0049】さて前記の多段階の形状の加工において、
最小分解能Dは、露光装置100の解像度(λ/NA)
だけでは決定しない場合もある。例えば、フォトレジス
ト82の分解能によって、露光系の解像度が変化する場
合もある。そのような場合は、適当な分解能のフォトレ
ジストを選ぶことによっても、最小分解能をコントロー
ルすることができる。いずれの場合も、マスク60に形
成されたパターンがそのまま被加工体であるフォトレジ
スト82に露光および形成されるのではない点で、従来
の2値マスクあるいはグレーレベルマスクを用いた加工
方法あるいは製造方法と大きく異なっている。
【0050】そして、結果的に2値マスク60により、
多値な形状、曲面などの形状をフォトレジスト82に露
光することができ、それを現像することによりフォトレ
ジスト82に多種多様な微細形状を極めて容易に形成す
ることができる。すなわち、ステップ91および図4
(a)でデザインした曲面状の微細形状28が2値マス
ク60により得られる。本例では、たとえば、2値マス
ク60の最小ドットの大きさが0.2μm角となるよう
に製作されたもの、最小分解能が1μmの露光装置にセ
ットし被加工体(フォトレジスト材)82を露光する
と、露光された被加工体には、0.2μm単位の像は再
現しないが、1μm単位の露光エネルギー密度は、予め
計算した最適露光量(図4(b)参照)にしたがって制
御することが可能である。したがって、少なくとも1μ
m程度で厚み(深さ)が異なる多値な形状や、それ以下
のレンジで厚みや深さが連続的に変化する曲面や斜面を
備えた微細構造を形成することができる。 また、本例
の2値マスク60では、クロムメッキなどによって反射
性となった表面62に透明なドット61を形成して透過
量を制御しても良いし、反射性のドット61を形成して
透過量を制御しても良い。いずれに場合も、光源101
から出力される露光用の光99の大部分をマスク60で
は反射または透過することにより制御できるので、マス
ク60の内部で光99が熱に変換されることは少なく、
熱膨張などの少ない安定した精度の高いマスクでフォト
レジスト82にグレースケールの形状を露光することが
できる。このようにして、加工形状に対応した遮光領域
のパターンが算出され、第一の加工内容のマスクデータ
が生成される。
【0051】再び図3に戻って、さらに本発明において
は、前記第一の加工内容と前記第二の加工内容のデータ
が合成される。合成の方法はプロセスにより異なるが、
一例として2つのデータの論理和をとる方法がある。場
合によっては、他の演算により合成する場合もありう
る。これにより、合成されたデータは、1枚のマスクに
記録される。
【0052】合成された前記データにより実現される形
状は、断面で示すと図4(a)に示すように、曲面を備
えた微細形状28に、画素ごとの所定の位置において前
記反射層(反射体)20を貫通する穴である前記コンタ
クトホール24が形成されたような形状となる。
【0053】上記の工程では、液晶パネルの製造工程に
おいて、前記第一の加工内容及び前記第二の加工内容を
合成して1枚のマスクに記録した。本発明によれば、こ
のように複数の加工内容を、独立な情報としてマスクに
記録することができる。本発明は、複数の加工内容につ
いて、それぞれを表現する独立した別々のデータを生成
し、それらを合成した加工パターンを記録したマスク、
前記マスクの製造方法、前記マスクを用いた微細構造体
の製造方法より成る。これにより、工程数を大幅に削減
し、微細加工におけるコストを大幅に低減させることが
できる。
【0054】複数の加工内容を、1枚のマスクに記録す
る方法は複数考えられる。以下にそれぞれについて詳し
く説明する。
【0055】まず、使用されるマスクが3値マスクであ
る場合を考える。これは、透過率と加工方法に対する感
受性が異なる2つの遮光層を有するもので、ハーフトー
ンマスク等の名称で呼ばれている。例えば、第1回目の
露光後、ドライエッチングすると、透過率がほぼ0%の
第1層と透過率がほぼ50%の第2層が一度に除去され
る。次に、第2回目の露光後、ウエットエッチングする
と、透過率がほぼ0%の第1層のみが除去される。これ
により、3段階の形状を加工できるのが、ハーフトーン
マスクである。この様子を図5を用いて説明する。
【0056】反射面21おいては、多段階の凹凸曲面形
状に加工する第一の加工内容と、前記コンタクトホール
24の有無によって2段階に加工する第二の加工内容が
求められている。そこで、前記第一の加工内容を前記ハ
ーフトーンマスクの第1層65に、前記第二の加工内容
を前記ハーフトーンマスクの第2層66に記録すること
ができる。前記第1層65においては、前記反射面21
の凹凸加工形状が微小ドットのオン・オフで記録されて
いる。また前記第2層66においては、前記コンタクト
ホール24の加工形状が透過・遮蔽の2値で記録されて
いる。これにより、2つの加工内容を1つのマスクにま
とめることができる。また、前記第一の加工内容の最大
深さは、あらかじめ決まっている前記第2層66の透過
率で決定され確定するので、前記反射層の厚さは確保さ
れる。よって、前記反射層20の凹凸の度合いのばらつ
きにより、誤って前記コンタクトホール24以外の場所
に貫通穴が形成される等の心配がない。このようにして
本マスクを用いれば、1回の露光で前記反射面21と前
記コンタクトホール24を形成することができる。一般
に、前記ハーフトーンマスクの層数に対応した数の独立
な加工内容を、1枚のマスクに集約することができる。
【0057】尚、ここでは多値のマスクの例として3値
マスクを用いて説明したが、さらに多値のN値のマスク
を用いて、同様の考え方で第一の加工内容、第二の加工
内容、第Nの加工内容を1枚のマスクにまとめて記録す
ることも可能である。透過率の組み合わせによって、N
値のマスクにN以上の数の加工内容を記録することも可
能である。
【0058】また、本例では液晶パネルを例にとったた
め前記第二の加工内容は前記コンタクトホール24であ
り、その形状を表す領域にわたって一様に透過あるいは
遮蔽するものとして説明したが、一般には前記第二の加
工内容においても前記第一の加工内容と同様に、凹凸加
工形状が微小ドットのオン・オフで記録されていてもよ
い。これにより、前記第一の加工内容及び前記第二の加
工内容をいずれも凹凸曲面加工とし、それぞれの設計上
の独立性を保ちながら1枚のマスクに加工情報をまとめ
ることができる。
【0059】一方、使用されるマスクがグレーマスクで
あっても、本発明の方法を適用することが可能である。
これを図6を用いて説明する。前記グレーマスクは、微
小な領域ごとに、連続的、あるいは離散的に多値の透過
率を持たせることが可能なマスクである。そこで、前記
透過率のうち、第一の透過率領域を用いて前記第一の加
工内容を記録し、第二の透過率領域を用いて前記第二の
加工内容を記録してもよい。より具体的に、反射型液晶
パネルの例においては、前記第一の加工内容を前記グレ
ーマスクの透過率のうち0から50%の領域を用いて記
録し、さらに前記第二の加工内容を前記グレーマスクの
透過率のうち0と100%の2値を用いて同一のマスク
に記録する。これにより、やはり2つの加工内容を1つ
のマスクにまとめることができる。あるいは、前記第一
の加工内容を前記グレーマスクの透過率のうち0と50
%の2値を用いて微小ドットのオン・オフで記録し、さ
らに前記第二の加工内容を前記グレーマスクの透過率の
うち0と100%の2値を用いて同一のマスクに記録し
てもよい。この場合、単に前記グレーマスクを用いて加
工するより、マスクデータを小さくすることができる。
もちろん、加工形状によってはさらに多くの透過率範囲
を、それぞれ微小ドットのオン・オフで記録してもよ
い。よって本マスクを用いれば、1回の露光で前記反射
面21と前記コンタクトホール24を形成することがで
きる。
【0060】また、使用されるマスクが一般の2値マス
クであっても、前に述べた通り、ドットのオン・オフに
より透過率を制御することが可能である。これを図7を
用いて説明する。グレーマスクの場合と同様に、前記第
一の加工内容を透過率のうち0から50%の領域を用い
て、さらに前記第二の加工内容を透過率のうち0と10
0%の2値を用いて同一のマスクに記録すれば、やはり
2つの加工内容を1つのマスクにまとめることができ
る。より具体的には、反射型液晶パネルの例において
は、前記第一の加工内容である前記反射面21の凹凸加
工をマスクの全面に、前記第二の加工内容である前記コ
ンタクトホール24の加工をマスクの前記コンタクトホ
ール24が形成されるべき部分に記録されることにな
る。これにより、やはり2つの加工内容を1つのマスク
にまとめることができる。よって本マスクを用いれば、
やはり1回の露光で前記反射面21と前記コンタクトホ
ール24を形成することができる。
【0061】図11および図12に、本例の製造方法に
より反射体を製造する過程の概要を示してある。図11
(a)に示すように、本例の2値マスク60を介して、
上方から光を照射し、アルミニウム基板86の上に塗布
されたフォトレジスト82を露光する。前記2値マスク
の第一の加工内容を記録した領域、あるいは3値マスク
における第1層では、基板86の上のフォトレジスト8
2には、2値マスク60に形成されたドット61のオン
・オフの面積比率、すなわち、開口率で制御されたグレ
ーレベルの形状が露光される。また、前記グレーマスク
においても、第一の加工内容を記録した透過率領域では
同様である。一方、第二の加工内容を記録した領域につ
いては、前記のいずれのマスクでも共通して最大限の露
光がなされる。そして、図11(b)に示すように、現
像すると露光された形状が現れる。ネガ型のレジストで
あれば、光が当たらなかった部分が現像液に溶けるの
で、現像すると、その光が当たらなかった部分が洗い流
され、断面が曲面の凹凸を備えた反射形状82aに加工
されたフォトレジスト層82が得られる。
【0062】さらに、アルミニウム基板86をフォトレ
ジスト層82を介して適当なエッチャントによりドライ
エッチングする。これにより、フォトレジスト層82の
形状がアルミニウム基板86に転写され、図11(c)
に示すように、アルミニウム基板86の表面が所望の凹
凸に形成され、反射面21となった反射体20を得るこ
とができる。
【0063】また、反射性の基板でない場合は、図12
に示すように、適当な素材の基板81にフォトレジスト
層82を塗布し、図11と同様に露光して現像し、さら
に、エッチングすると図12(b)に示すように、表面
が所望の凹凸形状に加工された基板81を得ることがで
きる。したがって、この表面をアルミニウムなどの反射
性の膜83をコーディングすることにより、図12
(c)に示すように、所望の形状の反射面21を備えた
反射体20を得ることができる。
【0064】さらに、マスク60により所望の形状に現
像されたフォトレジスト層にアルミニウムなどの反射性
の金属を塗布あるいはコーディングした後に、フォトレ
ジスト層を除去することによっても所望の形状の反射膜
を得ることができる。このように、本例の製造方法にお
いては、フォトレジスト層を多値あるいはグレースケー
ルの形状に加工することにより、種々の方法により複雑
な微細形状を備えた反射体20を製造することができる
とともに、第一の加工内容、第二の加工内容等を別個に
設計し、1枚のマスクにまとめることができる。よっ
て、マスク60によって微細形状を加工する工程では、
1枚のマスク60で複雑な微細形状を露光することが可
能であり、多数枚のマスクを用いなくて良いので、加工
工程は短くて良く、また、製品精度が高く歩留まりも高
い。また、反射性の2値を用いる場合、マスクの熱吸収
が少なく、熱膨張による誤差も小さく、アライメントマ
ークが従来の2値マスクと同じになるので、従来と同じ
方法でマスク60を露光装置100にセットすることが
可能である。このため、本例の製造方法により、微細で
複雑な立体構造を備えた反射層(反射体)20を、設計
どおりに簡単に低コストで歩留まり良く製造できる。し
たがって、反射効率の高い反射層20およびそれを備え
た液晶パネル10をさらに低コストで量産することが可
能となる。
【0065】なお、以上では、本発明の製造方法を、反
射体を製造するプロセスを例に説明しているが、本発明
の製造方法により製造可能な微細構造体は反射体に限定
されるものではない。光スイッチング素子などの光学素
子あるいは光学デバイス、その他のスイッチングデバイ
スなど、高精度の微細構造が要求される多くの構造体を
本発明の製造方法により製造することが可能である。
【0066】さらに、上記では、マスクにより加工され
た被加工体自体を製品としたり、その被加工体でエッチ
ングを制御する例を示してあるが、マスクにより加工さ
れた被加工体を用いた他の製造方法に微細構造体を製造
する場合にも適用できる。たとえば、マイクロレプリカ
(転写型)技術と称される製造方法にも適用可能であ
り、この場合は、被加工体あるいは、その被加工体を原
型として製造された転写型を用いて微細構造を備えた製
品を成形することができる。
【0067】また、本発明は、光を加工媒体とした露光
装置を用いた製造方法に限らず、加工媒体の量を2次元
的に変化させる全ての製造方法に適用することができ
る。
【0068】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明では、被
加工体に供給される加工媒体の透過量に基づいた加工効
果が蓄積されるマスクに、加工装置、被加工体および加
工媒体の少なくとも何れかによって決まる最小分解能よ
りも小さなパターン、特に、最小分解能よりも小さなピ
ッチのドットのオン・オフを形成し、多値あるいはグレ
ーレベルの構造を2値の透過率により製造できるように
している。さらに複数の加工内容を、それぞれを多値マ
スクの各層、あるいは多値マスクの各透過率領域、また
あるいは2値マスクの各2次元的領域に分配して記録
し、1枚のマスクにまとめるようにしている。したがっ
て、本発明の製造方法によって、1枚あるいは少量のマ
スクを用いて、斜面、曲面または多段階状など微細形状
を備えた構造体を製造することが可能となる。このた
め、多値形状を少ない回数で被加工体を形成できるの
で、加工媒体を照射する工数を大幅に削減することが可
能であり、工数を減らして歩留まりを向上することがで
きる。それと共に、複数の加工要素から成る微細構造体
の設計においては前記の複数の加工内容を独立して扱う
ことができるので、設計を容易に進めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る反射層(反射体)を用いた反射型
の液晶パネルを備えた携帯電話機の概要を示す図であ
る。
【図2】図1に示した本発明に係る反射体の概要を示す
斜視図である。
【図3】本発明に係る反射体の製造プロセスを示すフロ
ーチャートである。
【図4】図3に示した製造プロセスで用いるマスクの製
作を説明する図であり、図4(a)に被加工体に施す多
値微細形状のデザインの例を示し、図4(b)に、微細
形状の各部分の最適な露光量が決定された様子を示し、
図4(c)に、ディザパターン法により2値化したパタ
ーニングの例を示してある。また、図4(d)に、ドッ
ト階調法により2値化したパターニングの例を示してあ
る。
【図5】図3に示した製造プロセスで用いるマスクの製
作を説明する図であり、ハーフトーンマスクを用いた場
合の例を示してある。
【図6】図3に示した製造プロセスで用いるマスクの製
作を説明する図であり、グレーマスクを用いた場合の例
を示してある。
【図7】図3に示した製造プロセスで用いるマスクの製
作を説明する図であり、2値マスクを用いた場合のマス
クパターンと露光量の関係を示してある。
【図8】図3に示した製造プロセスで用いる露光装置の
概要を示す図である。
【図9】図3に示した製造プロセスで用いるマスクと、
露光装置の最小分解能の関係を説明する図である。
【図10】図10に示したマスクのドットPと、露光強
度の関係を示すグラフである。
【図11】図3に示した製造プロセスにおいて、マスク
を介して露光し微細構造体に加工する例を示す図であ
る。
【図12】図3に示した製造プロセスにおいて、マスク
を介して露光し微細構造体に加工する、異なる例を示す
図である。
【符号の説明】
1 携帯電話機 10 液晶パネル 12 液晶セル 20 反射体(反射層) 21 反射面 24 コンタクトホール 25 駆動回路 26 微細形状 60 2値マスク 61 開口(オン) 62 遮蔽部(オフ) 65 第1層 66 第2層 67 ガラス基板 68 第一の透過率領域 69 第二の透過率領域 70 光源 71 入射光(照明光) 72 出射光(反射光) 81 基板 82 レジスト層 90 ユーザ 99 露光用の光 100 露光装置(加工装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/1335 520 G02F 1/1335 520 H01L 21/027 H01L 21/30 502P

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工装置にセットされ、被加工体に対す
    る加工効果が蓄積される加工媒体の透過量を制御可能な
    マスクにおいて、第一の透過率を有する第一の層と第二
    の透過率を有する第二の層より構成され、前記第一の層
    及び第二の層のパターンの組み合わせにより3段階に前
    記加工媒体の透過量を制御可能な3値マスクであって、
    前記第一の層及び第二の層には、前記加工装置、前記被
    加工体および前記加工媒体の少なくとも何れかによって
    定まる最小分解能より小さい面積単位のドットのオン・
    オフの面積比率で前記加工媒体の透過量を制御するよう
    な異なるパターンが形成されていることを特徴とする3
    値マスク。
  2. 【請求項2】 加工装置にセットされ、被加工体に対す
    る加工効果が蓄積される加工媒体の透過量を制御可能な
    マスクにおいて、第一の透過率を有する第一の層から、
    同様に第nの透過率を有する第nの層までの複数の層よ
    り構成され、前記第一の層から第nの層のパターンの組
    み合わせによりn以上の段階に前記加工媒体の透過量を
    制御可能な多値マスクであって、前記第一から第nまで
    の各層には、前記加工装置、前記被加工体および前記加
    工媒体の少なくとも何れかによって定まる最小分解能よ
    り小さい面積単位のドットのオン・オフの面積比率で前
    記加工媒体の透過量を制御するような異なるパターンが
    形成されていることを特徴とする多値マスク。
  3. 【請求項3】 加工装置にセットされ、被加工体に対す
    る加工効果が蓄積される加工媒体の透過量を制御可能な
    マスクにおいて、離散的な複数の段階をもって、あるい
    は段階なく連続して前記加工媒体の透過量を微小な領域
    ごとに制御可能な多値マスクであって、前記加工媒体の
    透過量をある値Aからある値Bまでの第一の範囲で制御
    する第一の領域と、ある値Cからある値Dまでの第二の
    範囲で制御する第二の領域とより構成される多値マス
    ク。
  4. 【請求項4】 加工装置にセットされ、被加工体に対す
    る加工効果が蓄積される加工媒体の透過量を2段階に制
    御可能な2値マスクであって、 前記加工装置、前記被加工体および前記加工媒体の少な
    くとも何れかによって定まる最小分解能より小さい面積
    単位のドットのオン・オフの面積比率で前記加工媒体の
    透過量を制御するようなパターンである第一の領域と、 前記加工媒体を一様に透過または遮蔽するようなパター
    ンである第二の領域より構成される2値マスク。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2または請求項4
    において、前記ドットのオン・オフはディザパターン法
    または誤差拡散法により決定されている2値または3値
    または多値マスク。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項2または請求項4
    において、前記ドットの面積比率は、該ドットの面積を
    変化させることで決定されている2値または3値または
    多値マスク。
  7. 【請求項7】 請求項1または請求項2または請求項3
    または請求項4において、前記被加工体は光感応性部材
    であり、前記加工媒体は光であり、前記加工装置は露光
    装置である2値または3値または多値マスク。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記露光装置の光源
    の波長λ、前記露光装置の結像系のレンズの開口NAと
    すると、前記ドットのピッチPは、次の式を満足する2
    値または3値または多値マスク。 P<λ/NA
  9. 【請求項9】 加工装置にセットされ、被加工体に対す
    る加工効果が蓄積される加工媒体の透過量を3段階に制
    御可能な3値マスクの製造方法であって、 所望の第一の加工を行う前記加工媒体の透過量を、前記
    加工装置、前記被加工体および前記加工媒体の少なくと
    も何れかによって定まる最小分解能より小さい面積単位
    のドットのオン・オフの面積比率に変換し、それらのド
    ットを当該3値マスクの第一の層に形成する工程と、 所望の第二の加工を行う前記加工媒体の透過量を、前記
    加工装置、前記被加工体および前記加工媒体の少なくと
    も何れかによって定まる最小分解能より小さい面積単位
    のドットのオン・オフの面積比率に変換し、それらのド
    ットを当該3値マスクの第二の層に形成する工程とを有
    する3値マスクの製造方法。
  10. 【請求項10】 加工装置にセットされ、被加工体に対
    する加工効果が蓄積される加工媒体の透過量をn以上の
    離散的な段階をもって多段階に制御可能な多値マスクの
    製造方法であって、 所望の第nの微細加工を行う前記加工媒体の透過量を、
    前記加工装置、前記被加工体および前記加工媒体の少な
    くとも何れかによって定まる最小分解能より小さい面積
    単位のドットのオン・オフの面積比率に変換し、それら
    のドットを当該多値マスクの第nの層に形成する工程を
    有する多値マスクの製造方法。
  11. 【請求項11】 加工装置にセットされ、被加工体に対
    する加工効果が蓄積される加工媒体の透過量を多段階あ
    るいは段階なく連続して前記加工媒体の透過量を微小な
    領域ごとに制御可能な多値マスクの製造方法であって、 所望の第一の微細加工を行う前記加工媒体の透過量を、
    前記加工媒体の透過量をある値Aからある値Bまでの
    第一の範囲の値に変換し、当該多値マスクに形成する工
    程と、 所望の第二の微細加工を行う前記加工媒体の透過量を、
    前記加工媒体の透過量をある値Cからある値Dまでの
    第二の範囲の値に変換し、当該多値マスクに形成する工
    程に形成する工程とを有する多値マスクの製造方法。
  12. 【請求項12】 加工装置にセットされ、被加工体に対
    する加工効果が蓄積される加工媒体の透過量を2段階に
    制御可能な2値マスクの製造方法でであって、 所望の第一の微細加工を行う前記加工媒体の透過量を、
    前記加工装置、前記被加工体および前記加工媒体の少な
    くとも何れかによって定まる最小分解能より小さい面積
    単位のドットのオン・オフの面積比率に変換し、それら
    のドットを当該2値マスクの第一の領域に形成する工程
    と、 所望の第二の微細加工を行う前記加工媒体の透過量を、
    前記加工媒体を一様に透過または遮蔽するようなパタ
    ーンに変換し、それらのパターンを当該2値マスクの第
    二の領域に形成する工程とを有する2値マスクの製造方
    法。
  13. 【請求項13】 請求項9または請求項10または請求
    項12において、前記ドットの面積比率はディザパター
    ン法または誤差拡散法により決定する2値、3値あるい
    は多値マスクの製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項9または請求項10または請求
    項12において、ドットの面積比率は該ドットの面積を
    変化させることにより決定する2値、3値あるいは多値
    マスクの製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項9または請求項10または請求
    項11または請求項12において、前記被加工体は光感
    応性部材であり、前記加工媒体は光であり、前記加工装
    置は露光装置である2値、3値あるいは多値マスクの製
    造方法。
  16. 【請求項16】 請求項15において、露光装置の光源
    の波長λ、前記露光装置の結像系のレンズの開口NAと
    すると、前記ドットのピッチPは、次の式を満足する2
    値、3値あるいは多値マスクの製造方法。 P<λ/NA
  17. 【請求項17】 請求項1または請求項2または請求
    項3または請求項4の前記マスクを前記加工装置にセッ
    トして前記被加工体を加工する工程を有する微細構造体
    の製造方法。
  18. 【請求項18】 請求項17において、前記加工された
    前記光感応性部材が該微細構造体である微細構造体の製
    造方法。
  19. 【請求項19】 請求項17において、前記加工された
    前記光感応性部材を用いて該微細構造体を形成する工程
    を有する微細構造体の製造方法。
  20. 【請求項20】 請求項18において、前記加工された
    前記光感応性部材に反射性の部材を塗布して反射体を形
    成する微細構造体の製造方法。
  21. 【請求項21】 請求項19において、前記加工された
    前記微細構造体に反射性の部材を塗布して反射体を形成
    する微細構造体の製造方法。
  22. 【請求項22】 請求項20または21において、前記
    反射体は、液晶用の反射板である微細構造体の製造方
    法。
  23. 【請求項23】 偏光板、前記偏光板と協同して光をオ
    ン・オフする液晶層、前記液晶層を駆動する電極、前記
    電極に電圧を印加して前記液晶層を駆動する駆動回路、
    外部からの入射光を反射し、該反射光をもって液晶層を
    内面から照明する反射層、前記反射層を貫通して前記電
    極と前記駆動回路を接続するコンタクトホールを有する
    反射型液晶ディスプレイにおいて、請求項1または請求
    項2または請求項3または請求項4の前記マスクを前記
    加工装置にセットして前記反射層及びコンタクトホール
    を形成することを特徴とする液晶ディスプレイの製造方
    法。
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