JP2002287099A - 眼鏡用ネジなしバネ丁番、眼鏡フレームおよび眼鏡 - Google Patents

眼鏡用ネジなしバネ丁番、眼鏡フレームおよび眼鏡

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JP2002287099A
JP2002287099A JP2001090785A JP2001090785A JP2002287099A JP 2002287099 A JP2002287099 A JP 2002287099A JP 2001090785 A JP2001090785 A JP 2001090785A JP 2001090785 A JP2001090785 A JP 2001090785A JP 2002287099 A JP2002287099 A JP 2002287099A
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Takeshi Shono
剛 庄野
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Nikon Eyewear Co Ltd
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Nikon Eyewear Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 先行技術と類似した構成を採りながら、全く
異なる作動原理に基づく眼鏡用ネジなしバネ丁番と、そ
のバネ丁番を備えた眼鏡フレームおよび眼鏡を提供す
る。 【解決手段】 バネ丁番では、回転軸13を基準位置か
らαt回転させてゆくと、回転軸13の基準平面に直交
する方向の幅Wtが幅Woより広がることにより、軸受
21の脚23,25が開脚させられる。脚23,25の
開脚は弾性変形であるため、点Aを通る紙面に垂直な線
分で脚25と接する回転軸13は、閉じようとする脚2
5から弾性反発力Fを受ける。回転軸13は、弾性反発
力Fの接線方向の分力F2によってα方向とは逆のβ方
向の力を受けることになり、元の位置に戻ろうとする。
逆にいえば、回転軸13は基準位置に復帰するように付
勢されるのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眼鏡用ネジなしバ
ネ丁番と、このネジなしバネ丁番を備えた眼鏡フレーム
および眼鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】眼鏡フレームは、レンズを保持するフロ
ントまたはレンズに保持された一枚のフロント(縁なし
タイプ、ツーポイントタイプとも呼ばれる)と、左右各
一本のテンプルと、フロントと両テンプルとを連結する
左右各一個の丁番とを備えている。この場合、丁番は二
つの丁番片と回転軸とを備えており、両丁番片は回転軸
を軸に相対回動可能であ。一方の丁番片にはテンプルが
固着され、他方の丁番片にはフロント(実際にはその部
品、例えばエンドピース)が固着される。そのため、テ
ンプルはフロントに対して相対回動可能であるが、テン
プルがフロントに対してなす角度は最大でも略90°で
あり、眼鏡フレームにはテンプルをそれ以上開かせない
係止機構が設けられている。
【0003】係止機構がないと、装用者が眼鏡フレーム
を顔に掛けた際に、テンプルが必要以上に開いて顔から
ずり落ちるおそれがある。ところが、係止機構によって
フロントとテンプルとの最大角度が完全に規制されてい
ると、装用者が手で一方のテンプルを持って眼鏡を外す
際に、他方のテンプルの後端が頭部を強く押しつけるこ
とがあり、これを不快に感じる装用者も多い。また、装
用者が眼鏡を外す際の扱い方等によっては、他方のテン
プルやそれが固着された丁番、更にはフロントの部品が
破損することもある。
【0004】このような問題を解決するものとして、特
開昭61−176908号公報等に記載されたように、
種々のバネ丁番が開発されている。バネ丁番では、構成
要素として圧縮コイルバネや板バネが備えられており、
これらバネはテンプルの内側に取り付けられたボックス
に収納されている。バネ丁番を備えた眼鏡フレームで
は、テンプルをフロントに対して装用角度(略90°)
を超えて120°程度まで開かせることが可能であり、
装用角度を超えると上述したバネがテンプルを閉じさせ
る方向に作用する。逆にいえば、テンプルは通常時にお
いて装用角度になるように付勢され、これにより眼鏡は
安定的に装用者の顔に掛けられる。一方、眼鏡を外す際
には、バネの作用により装用角度を超えてテンプルが開
くため、装用者が不快感を覚えることが少なくなると共
に、バネ丁番やフロント等が破損することも少なくな
る。
【0005】ところで、この種のバネ丁番には、ボック
スやバネを構成部品として備えているため、重量が大き
くなる他、構造が複雑になったり、製造コストが高くな
る等の欠点があった。そこで、これらの欠点を解消する
べく、特開平11−337883公報(以下、先行技術
と記す)では、ボックスやバネを持たない新たな構造の
バネ丁番が提案されている。先行技術のバネ丁番は、2
本の脚(先行技術の図2における、符号1b)とそれら
脚の一端を連結する連結部(同、符号1a)とからなる
略U字形の湾曲軸受部材(同、符号1)と、前記2本の
脚に側面を挟まれた円柱状の回転軸(同、縦軸部材3)
とからなり、前記2本の脚は間隔が狭まろうとする特性
を有している。
【0006】先行技術のバネ丁番において、テンプルの
先端は縦軸部材3に連結されており、テンプルをフロン
トに対して装用角度(略90°)以上に開くと、テンプ
ルの先端部外側が当接片(先行技術の図2における、符
号2)に当接する。当接片2は脚1bに対して略90°
をなしており、当接片2と脚1bを含めた湾曲軸受部材
1とは単一のバネ線材から形成されている。そのため、
先行技術の記載(〔0016〕の第1行〜第7行を参
照)によると、テンプルがフロントに対して装用角度以
上に開かれた場合、テンプルの先端部外側が当接片2に
当接し、2本の脚は間隔が狭まる方向に弾性変形する。
これにより、テンプルは、当接片2を介して弾性反発力
を受け、閉じる方向に付勢される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の先行
技術と全く異なる作動原理に基づく眼鏡用ネジなしバネ
丁番と、そのバネ丁番を備えた眼鏡フレームおよび眼鏡
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、2
本の脚を有する軸受と、前記2本の脚にその側面を挟ま
れた円柱部を有する回転軸とからなり、前記2本の脚が
間隔が狭まろうとする特性を有する眼鏡用ネジなしバネ
丁番において、前記回転軸の前記円柱部は平坦面を有
し、前記特性により当該平坦面が前記軸受の2本の脚の
一方に当接した時に当該軸受の2本の脚の間隔が狭まる
ものを提案する。
【0009】また、請求項2の発明では、請求項1の眼
鏡用ネジなしバネ丁番において、前記軸受が前記2本の
脚とこれら脚の各一端を連結する連結部とからなる略U
字形をなすものを提案する。
【0010】また、請求項3の発明では、請求項1また
は2の眼鏡用ネジなしバネ丁番において、前記回転軸に
は、当該回転軸と前記軸受との上下方向の相対移動を規
制するべく、前記円柱部の上下端部にフランジが形成さ
れたものを提案する。
【0011】また、請求項4の発明では、請求項1〜3
の眼鏡用ネジなしバネ丁番において、前記軸受の少なく
とも一方の脚には、当該軸受の所定位置に前記回転軸の
横ずれを防ぐべく、係止凹部が形成されたものを提案す
る。
【0012】また、請求項5の発明では、請求項1〜4
の眼鏡用ネジなしバネ丁番において、前記回転軸には、
前記平坦面と略直交する第2平坦面が形成されたものを
提案する。
【0013】また、請求項6の発明では、フロントと、
左右一対のテンプルと、左右一対の請求項1〜5のいず
れか一項に記載のネジなしバネ丁番とを備え、当該フロ
ントと当該テンプルとのいずれか一方が当該丁番の軸受
に連結され、いずれか他方が丁番の回転軸に連結された
眼鏡フレームを提案する。
【0014】また、請求項7の発明では、請求項6の眼
鏡フレームにおいて、前記脚と前記フロントとが略直交
し、眼鏡フレーム装用時において前記平坦面に前記脚が
当接するものを提案する。
【0015】また、請求項8の発明では、請求項6また
は7記載の眼鏡フレームにレンズを装着してなる眼鏡を
提案する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の二つの実施形態を
図面に基づき詳細に説明する。図1は第1実施形態に係
る眼鏡を示す斜視図であり、図2は図1中の拡大A矢視
図である。これらの図に示すように、眼鏡1は、主とし
て、一対のレンズ3の他、これらレンズ3を保持する左
右のリム5を有するフロント9と、フロント9の両端に
ロウ付けされたエンドピース11と、回転軸13がロウ
付けされたテンプル15等から構成された眼鏡フレーム
17とからなっている。
【0017】エンドピース11は、弾性を有するステン
レス鋼板材を打ち抜いてプレス成形したものであり、図
3(拡大平面図),図4(図3中のB矢視図),図5
(図3中のC矢視図)に示したように、後方部分に略U
字形の軸受21が一体に連結(形成)されている。軸受
21は、内側の第1脚23と外側の第2脚25とを連結
部27で連結した略U字形であり、第1脚23の前部に
は回転軸13の外径に対応する係止凹部29が形成さ
れ、この係止凹部29に回転軸13の一部が嵌り込むこ
とにより軸受21に対する前後動(横ずれ)が規制され
ている。
【0018】また、テンプル15は、小径のステンレス
鋼線材をプレス成形したものであり、図6(拡大平面
図),図7(図6中のD矢視図),図8(図6中のE矢
視図)に示したように、先端部が下方に180°屈曲さ
れて後方に開放された略U字形の回転軸固着部31が形
成され、この回転軸固着部31の上部33と下部35と
の間に回転軸13が嵌入・ロウ付けされている。尚、本
実施形態の場合、回転軸固着部31の先端にはストッパ
部37が一体に連結(形成)されている。
【0019】一方、回転軸13は、ステンレス鋼材をプ
レス成形したものであり、図9(拡大平面図),図10
(図9中のF矢視図),図11(図10中のG−G断面
図)に示したように、円柱部41の上下端には円盤状の
フランジ42,43が形成されている。両フランジ4
2,43には回転軸固着部31の上部33と下部35と
が嵌入する位置決め溝45がそれぞれ刻設されている。
円柱部41は、図11に示したように、90°の角度で
交わる第1平坦面47と第2平坦面49とを有してお
り、眼鏡1が装用された状態では、第1平坦面47が軸
受21の第1,第2脚23,25の長手方向に略平行
し、第2平坦面49が第1,第2脚23,25の長手方
向に略直交している。尚、自由状態での第1脚23と第
2脚25との間隔は十分に小さく設定されており、その
ため、両平坦面47,49のいずれかが第2脚25に当
接した状態においても、両脚23,25はU字形の軸受
21の弾性反発力によってその間隔が更に狭まろうと
し、円柱部41を所定の押圧力をもって挟み付けること
になる。
【0020】次に、本実施形態におけるバネ丁番の原理
を図12〜図17を参照して説明する。図12は回転軸
13の平面図であり、円柱部41(半径r)の一部に線
分A−Bを含む第1平坦面47を有する。同図におい
て、回転軸13は回転方向で基準位置にあり、基準位置
と回転軸13の中心Oを通る平面(以下、基準平面と記
す)に直交する方向の幅Woは最小となり、基準平面と
第1平坦面47とは平行となる。この回転軸13を図1
2中のα方向に回転させると、基準平面に直交する方向
の幅は幅Woより大きくなってゆく。例えば、図13に
示したように、回転軸13をαt回転させると、基準平
面に直交する方向の幅Wtは幅Woより有意に大きくな
る。
【0021】図14は、基準位置にある回転軸13を略
U字形の軸受21の二つの脚23,25で挟んでなる、
本実施形態に係るバネ丁番を示した平面図である。この
バネ丁番では、回転軸13を基準位置からαt回転させ
てゆくと、上述したように回転軸13の基準平面に直交
する方向の幅Wtが幅Woより広がることにより、図1
5に示したように、軸受21の脚23,25が開脚させ
られる。脚23,25の開脚は弾性変形であるため、点
Aを通る紙面に垂直な線分で脚25と接する回転軸13
は、閉じようとする脚25から弾性反発力(付勢力)F
を受ける。
【0022】弾性反発力Fは、図16に示したように、
回転軸13の半径方向の分力F1と、回転軸13の接線
方向の分力F2とに分けられる。回転軸13は、接線方
向の分力F2によってα方向とは逆のβ方向の力を受け
ることになり、元の位置に戻ろうとする。逆にいえば、
回転軸13は基準位置に復帰するように付勢されるので
ある。
【0023】回転軸13が図12(図14)に示す基準
位置にある状態において、回転軸13にテンプル15の
先端部を連結し、脚23,25に略直交するように軸受
21にフロント9を連結したとき(テンプル15とフロ
ント9とを逆にしても可)、テンプル15はフロント9
に略直交する基準状態にあり、テンプル15を開こうと
すると、テンプル15を基準状態に戻そうとする弾性反
発力が働く。換言すれば、テンプル15は基準状態とな
るように付勢されているといえる。
【0024】図15の状態から、回転軸13をα方向に
更に回転させてゆくと、図17に示したように、基準平
面に直交する方向の幅Wmが最大となって回転軸13の
直径(2r)と等しくなる。このとき、基準平面と「中
心Oと点Aを通る紙面に垂直な平面」とは直交する。こ
の状態の直前まで、テンプル15は基準状態となる回転
方向に付勢されている。
【0025】基準平面に直交する方向の幅Wmが最大と
なった時点からは、テンプル15は回転方向に付勢され
なくなり(回転軸13自体は、脚23,25の開脚(弾
性変形)に基づく弾性反発力で締め付けられている)、
抵抗無く更にα方向に回転させることができ、回転させ
ても部品、部材が破損することはない。尚、上述した原
理は、回転軸13を基準位置からα方向に回転させたと
きだけではなく、反対方向(β方向)に回転させた場合
にも同様になりたつ。
【0026】以下、第1実施形態の作用を述べる。本実
施形態では、折畳状態の眼鏡1を装用する場合、装用者
がテンプル15を所定の角度開くと、図18に示したよ
うに、軸受21の第1,第2脚23,25の間隔が狭ま
る方向の弾性によって、テンプル15に開かせる方向の
付勢力が作用し、回転軸13の第1平坦面47が軸受2
1の第2脚25に当接する。そのため、フロント9とテ
ンプル15とが所定の装用角度(略90°)に係止さ
れ、テンプル15が開いた状態となる。そのため、装用
者は快適に眼鏡1を装用できる。
【0027】また、装用していた眼鏡1をケースへの収
納等のために折り畳む場合、装用者がテンプル15を所
定の角度閉じると、図19に示したように、軸受21の
上述した弾性によって、今度はテンプル15に閉じさせ
る方向の付勢力が作用し、回転軸13の第2平坦面49
がエンドピース11の第2脚25に当接する。そのた
め、フロント9とテンプル15とが所定の折畳角度に係
止され、装用者は容易に眼鏡1の収納等を行えることに
なる。
【0028】一方、装用していた眼鏡1を外す場合、装
用者が一方のテンプル15を手で持ってこれを行うと、
他方のテンプル15が装用者の頭部側面に強い力で押し
付けられ、テンプル15が所定の装用角度(略90°)
以上に開かされることになる。ところが、本実施形態で
はこの際、図20に示したように、回転軸13の第1平
坦面47が軸受21の第2脚25を押し開いて傾くこと
により、テンプル15は更に開くことができる。ただ
し、テンプル15は、その最大開き角度がストッパ部3
7とエンドピース11との当接により規制される。そし
て、第1平坦面47(すなわち、回転軸13およびテン
プル15)は、上述した第1,第2脚23,25の間隔
が狭まる方向の弾性によって、元の方向に傾き返され
る。そのため、眼鏡1が外された後には所定の装用角度
に復帰する。
【0029】本実施形態では、このような構成を採った
ことにより、眼鏡フレーム17の構成部品点数を極めて
少なくすることができた他、眼鏡1の装用時や折畳時に
おける使い勝手も向上した。また、丁番機構にスクリュ
ーやバネ等が用いられていないため、汗や塵埃の進入に
より作動性が低下する虞(おそれ)は小さい。そして、
テンプル15は、前方に所定の力で引き抜くことによ
り、係止凹部29から回転軸13が離脱して、フロント
9から分離できる。そのため、軸受21や円柱部41が
汚れたとき清掃が容易に行える他、破損時には容易かつ
短時間でのテンプル15の交換が実現される。また、ス
ポーツをする場合等に公知のバネフック式テンプル等に
交換することも可能である。尚、テンプル15を細いス
テンレス鋼線材から形成すれば、眼鏡フレーム17の重
量も極めて小さくすることができ、眼鏡1の装用感も向
上する。
【0030】図21は第2実施形態に係る眼鏡を示す斜
視図である。この図に示すように、本実施形態の眼鏡1
も、第1実施形態のものと略同様の構成を採っている
が、回転軸固着部31の下部35が後方に延設され、そ
の後端が連結ピース51を介してテンプル15にロウ付
けされている。これにより、テンプル15の剛性が向上
すると共に、意匠的な高級感も実現された。
【0031】以上で具体的実施形態の説明を終えるが、
本発明の態様はこれらの実施形態に限られるものではな
い。例えば、上記実施形態では、レンズ3を除いた全て
の部品、部材の素材としてステンレス鋼を用いたが、β
チタンやチタン合金、コバルト合金、アルミニウム合
金、ベリリウム銅、銅合金、亜鉛合金、クロム合金、バ
ネ鋼、金合金、銀合金、超弾性合金(NT合金)等、種
々のものが使用可能である。また、回転軸をエンジニア
リングプラスチックス等の合成樹脂で製造し、テンプル
あるいはエンドピースに対して嵌込みや加締め等により
固定するようにしてもよいし、テンプルと回転軸とを金
属や合成樹脂の一体成型品としてもよい。また、上記実
施形態では、装用時と折畳時との両方でテンプルを弾性
的に係止するようにしたが、装用時のみ係止するように
してもよい。また、上記実施形態とは逆に、フロント側
に回転軸を固定する一方、テンプル側に軸受部材を連結
するようにしてもよい。また、前述した先行技術と同様
に、フロントと軸受の脚との位置関係を略平行となるよ
うにしてもよいし、軸受の脚を上下2本で構成してその
間に回転軸を保持させるようにしてもよい。更に、本発
明の主旨を逸脱しない範囲であれば、各部材の形状や連
結方法等についても適宜変更可能である。平坦面も、上
記実施形態では平坦面が第1と第2の2つある側を説明
したが、いずれか1つでも本発明の範囲内である。但
し、円柱部には、円曲面が必ず残っていなければならな
い。(図19の例)
【0032】
【発明の効果】本発明の実施形態によれば、先行技術と
類似した構成を採りながら、全く異なる作動原理に基づ
く眼鏡用ネジなしバネ丁番と、そのバネ丁番を備えた眼
鏡フレームおよび眼鏡が実現できる。また、従来のバネ
丁番は、眼鏡の装用状態から更に開脚する際にのみ作用
するが、本発明の実施形態によれば、装用状態へと開脚
する際にもバネ丁番の作用により容易に眼鏡が装用状態
になる。更に平坦面の位置によっては、眼鏡を折り畳ん
でケースに収納するとき、テンプルがフロント裏面側に
近ずくと、更に近ずけさせようと付勢力が働き、自然に
眼鏡が折り畳まれる効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る眼鏡を示す斜視図
である。
【図2】図1中の拡大A矢視図である。
【図3】エンドピースの拡大平面図である。
【図4】図3中のB矢視図である。
【図5】図3中のC矢視図である。
【図6】テンプルの拡大平面図である。
【図7】図6中のD矢視図である。
【図8】図6中のE矢視図である。
【図9】回転軸の拡大平面図である。
【図10】図9中のF矢視図である。
【図11】図10中のG−G断面図である。
【図12】本発明におけるバネ丁番の原理に係る説明図
である。
【図13】本発明におけるバネ丁番の原理に係る説明図
である。
【図14】本発明におけるバネ丁番の原理に係る説明図
である。
【図15】本発明におけるバネ丁番の原理に係る説明図
である。
【図16】本発明におけるバネ丁番の原理に係る説明図
である。
【図17】本発明におけるバネ丁番の原理に係る説明図
である。
【図18】第1実施形態の作用を示す説明図である。
【図19】第1実施形態の作用を示す説明図である。
【図20】第1実施形態の作用を示す説明図である。
【図21】第2実施形態に係る眼鏡を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1‥‥眼鏡 3‥‥レンズ 5‥‥リム 9‥‥フロント 11‥‥エンドピース 13‥‥回転軸 15‥‥テンプル 17‥‥眼鏡フレーム 21‥‥軸受 23‥‥第1脚 25‥‥第2脚 27‥‥連結部 29‥‥係止凹部 31‥‥回転軸固着部 33‥‥回転軸固着部の上部 35‥‥回転軸固着部の下部 37‥‥ストッパ部 41‥‥円柱部 42,43‥‥フランジ 45‥‥位置決め溝 47‥‥第1平坦面 49‥‥第2平坦面 51‥‥連結ピース

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2本の脚を有する軸受と、前記2本の脚に
    その側面を挟まれた円柱部を有する回転軸とからなり、
    前記2本の脚が間隔が狭まろうとする特性を有する眼鏡
    用ネジなしバネ丁番において、 前記回転軸の前記円柱部は平坦面を有し、前記特性によ
    り当該平坦面が前記軸受の2本の脚の一方に当接した時
    に当該軸受の2本の脚の間隔が狭まることを特徴とする
    眼鏡用ネジなしバネ丁番。
  2. 【請求項2】前記軸受が前記2本の脚とこれら脚の各一
    端を連結する連結部とからなる略U字形をなすことを特
    徴とする、請求項1記載の眼鏡用ネジなしバネ丁番。
  3. 【請求項3】前記回転軸には、当該回転軸と前記軸受と
    の上下方向の相対移動を規制するべく、前記円柱部の上
    下端部にフランジが形成されたことを特徴とする、請求
    項1または2記載の眼鏡用ネジなしバネ丁番。
  4. 【請求項4】前記軸受の少なくとも一方の脚には、当該
    軸受の所定位置に前記回転軸の横ずれを防ぐべく、係止
    凹部が形成されたことを特徴とする、請求項1〜3のい
    ずれか一項に記載の眼鏡用ネジなしバネ丁番。
  5. 【請求項5】前記回転軸には、前記平坦面と略直交する
    第2平坦面が形成されたことを特徴とする、請求項1〜
    4のいずれか一項に記載の眼鏡用ネジなしバネ丁番。
  6. 【請求項6】フロントと、左右一対のテンプルと、左右
    一対の請求項1〜5のいずれか一項に記載のネジなしバ
    ネ丁番とを備え、 当該フロントと当該テンプルとのいずれか一方が当該丁
    番の軸受に連結され、いずれか他方が当該丁番の回転軸
    に連結されたことを特徴とする眼鏡フレーム。
  7. 【請求項7】前記脚と前記フロントとが略直交し、眼鏡
    フレーム装用時において前記平坦面に前記脚が当接する
    ことを特徴とする、請求項6記載の眼鏡フレーム。
  8. 【請求項8】請求項6または7記載の眼鏡フレームにレ
    ンズを装着してなることを特徴とする眼鏡。
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