JP2002286947A - 光情報伝達デバイスおよびその製造方法 - Google Patents

光情報伝達デバイスおよびその製造方法

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JP2002286947A
JP2002286947A JP2001091714A JP2001091714A JP2002286947A JP 2002286947 A JP2002286947 A JP 2002286947A JP 2001091714 A JP2001091714 A JP 2001091714A JP 2001091714 A JP2001091714 A JP 2001091714A JP 2002286947 A JP2002286947 A JP 2002286947A
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optical
optical fiber
fiber
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JP2001091714A
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Ikue Kawashima
伊久衞 川島
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 左右方向に隣接するファイバを正確に配置す
ることが可能な、上下方向に隣接するファイバの中心間
間隔をファイバ径の大小によらず規定することが可能
な、画像の歪みが少なく、コントラストが高く、厚みが
薄く、且つなめらかな拡大画像を得ることが可能な、ま
た上下左右に隣接するファイバ間の迷光を遮光すること
が可能な光情報伝達デバイスおよびその製造方法を提供
すること。 【解決手段】 ファイバ端面近傍において、凹状(また
は楔状)の形状3が表面に周期的に形成されたシート状
物質1と光ファイバ2を凹状の形状3の部分で密着また
は接着し、シート状物質の厚み方向に複数のシート状物
質1を積層する。凹状の形状3を深くしてファイバ2を
完全に埋め込んだり、シート状物質や接着材を遮光性に
したり、ファイバの端面に遠ざかるに従って広がるテー
パ状の光導光路を設けることにより、より特性のよい光
情報伝達デバイスを実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報を並列に伝達
する光情報伝達デバイスおよびその製造方法に係り、特
に二次元画像の拡大光学系として用いるのに好適な光情
報伝達デバイスおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】情報を表示する表示装置は、大別する
と、フラットパネルディスプレイと呼ばれるパソコン用
液晶モニターなどの等倍型表示装置と、背面投影型液晶
テレビなどの拡大投影型表示装置の2種類に分かれる。
【0003】等倍型表示装置は、ディスプレイの厚みを
薄くでき、設置に必要なスペースが少なくて済むという
利点を有するが、大きな画面、例えば30インチ以上の
サイズの画面を得ようとする場合、製造工程の複雑さや
歩留まりの悪さなどからコストが大幅に高くなってしま
うという欠点を持っている。
【0004】一方、拡大投影型表示装置は、50インチ
以上の大きな表示サイズを等倍型表示装置に比べ安価で
提供できるという利点を有するが、ディスプレイの厚み
を等倍型と同じように薄くすることは原理上難しく、広
い設置スペースが必須であるという欠点を持っている。
【0005】既存の液晶テレビなどの拡大投影型表示装
置においては、レンズやミラーを使った拡大光学系の技
術が使われているが、上記の光学系が厚くなる問題を解
決する方法として小さな画像に対して光ファイバの一端
を集束して整列して並べ、その光ファイバの他端を離散
的に広げて配置することにより画像を拡大する方法(特
開平05−88617号公報)が提案されている。
【0006】上記特開平05−88617号公報では、
ファイバの一端を密集させ他端を離散的に配置する具体
的な構成方法として、ファイバの一端を角柱状に固めて
密集化させ、ファイバの他端をパネルの縦横両方向に所
定間隔で開口された多数の細孔に挿入するようにしてい
る。しかしこの構成方法ではファイバを一本一本所定の
位置に挿入する必要があるため量産性に乏しく、その結
果、この方法で製造した拡大光学系は非常に高価なもの
になってしまうという問題点がある。
【0007】コストの一例を挙げれば、上記の特許と同
様の方法で拡大光学系を製作した商品として(株)指月
電機製作所から液晶プロジェクタと光ファイバ拡大光学
系を組み合わせた大型ディスプレイが商品化されている
が、SVGA(横800画素、縦600画素)画面サイズ12
0インチの製品で6千万円を超える標準販売価格が設定
されている。
【0008】ファイバを離散的に束ねる別の方法とし
て、格子状に張った糸で形成される網目にファイバを挿
入し、格子状の網目間隔を収縮させることによりファイ
バを束ねる方法(特公昭62−2285号公報)や、フ
ァイバの上下方向の間隔を一定の厚みを有するスペーサ
ーで規定する方法(特開平6−300928号公報参
照)などの方法が提案されている。
【0009】図7は、特開平6−300928号公報に
提案されている構成方法を示す図である。同図におい
て、104はファイバ束、104aは入光面、104b
は出光面、105は光ファイバ、106はファイバシー
ト、107はスペーサ、104cおよび104dはファ
イバシートの接着領域である。まず、液晶表示パネル
(図示せず)に表示された原画像は、分布屈折レンズ
(図示せず)により入光面104aに結像される。入射
面104aに結像された像はファイバ束104を通って
出光面104bに拡大されて出光される。
【0010】ファイバ束104は、多数の光ファイバを
互いの間隔が入光側から出光側に向かって水平方向に等
ピッチで広がるように1列に配列してファイバシート1
06を形成し、これらのファイバシート106を黒色に
着色されたスペーサ107と交互に積み重ねたものであ
る。ファイバ束104の両端の接着領域104c(入光
側)と104d(出光側)で接着する。なお、特開平6
−300928号公報には、各ファイバの左右方向の間
隔を規定する方法として左右に隣接するファイバの間に
スペーサとなる繊維を介在させる方法も提案されてい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】特公昭62−2285
号公報の方法はファイバを一度に束ねられるメリットが
あるが、隣接するファイバの中心の間隔は、ファイバの
太さと網目の糸の太さの合計で決まるため、隣接するフ
ァイバの中心間隔を一定にしたい場合、ファイバの太さ
に応じて糸の太さを変えなければならないという問題点
がある。
【0012】また、特開平6−300928号公報にお
いても上下方向に隣接するファイバ間のファイバ5の中
心間の間隔はファイバ5の太さとスペーサ7の厚みの合
計で決まるため、上下に隣接するファイバ5中心の間隔
を一定にしたい場合、ファイバ5の太さに応じてスペー
サ7の厚みを変えなければならないという問題がある。
【0013】さらに、特開平6−300928号公報に
記載の方法では、上下方向に隣接するファイバ間の迷光
を防ぐための遮光はスペーサ7自体に遮光性を有する材
料を用いることにより実現できるが、左右方向に隣接す
るファイバ間の遮光はスペーサ7ではできない。特開平
6−300928号公報に別の構成として記載されてい
る左右に隣接するファイバ5の間に繊維を介在させる方
法を採用した場合は繊維自体に遮光性を持たせるという
追加の構成が必要になる。
【0014】また、特開平6−300928号公報にお
いて左右に隣接するファイバの間に繊維を設けない構成
の場合には、左右に隣接するファイバ5間の間隔を正確
に規定した状態に保ちながらスペーサ7と接着を行う必
要があり、ファイバ5をスペーサ7に正確に整列させる
機構が複雑になってしまう。
【0015】さらに、上述の全ての従来技術は、ファイ
バの一端を集積して固め、他方を離散的に配置する方法
で拡大光学系を作成しているが、この方法においては、
ファイバが離散的に配置されている側での光出射スポッ
トの大きさがファイバ径で決まってしまい、画像が離散
的になり、なめらかな画像が得られないという問題を生
じる。
【0016】また、光の入射側において光の取り込みの
開口率をあげようとすると、特開平05−88617号
公報に例示されているように、入射側の画像面積と同じ
面積になるように光ファイバを密に束ねる必要がある。
つまりファイバの総断面積が拡大前の画像の面積とほぼ
等しくなるため、ファイバを束ねた場合のファイバ束の
厚みを薄くできないという問題が生じる。
【0017】本発明は、上述の従来技術の問題点を解消
し、左右方向に隣接するファイバを正確に配置すること
が可能な構造を備えた光情報伝達デバイス(請求項1,
2)、上下方向に隣接するファイバの中心間間隔をファ
イバ径の大小によらず規定することが可能な構造を備え
た光情報デバイス(請求項3)、画像の歪みが少なく、
コントラストが高く、厚みが薄く、且つなめらかな拡大
画像を得ることが可能な光情報伝達デバイス(請求項
4)、および上下左右に隣接するファイバ間の迷光を遮
光することが可能な構造を備えた光情報伝達デバイス
(請求項5,6)、ならびに該光情報伝達デバイスの製
造方法(請求項7〜10)を提供することを目的として
いる。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、次のような構成を有する。すなわち、
(1)請求項1記載の光情報伝達デバイスは、複数の光
ファイバを二次元的に集積させ、ファイバの一方の端か
ら入力する光情報をファイバの他方の端に伝達する機能
を有する光情報伝達デバイスであって、ファイバ端面近
傍において、凹状または楔状の形状が表面に周期的に形
成されたシート状物質が凹状または楔状の形状を有する
部分で光ファイバと密着または接着された状態で設けら
れるとともに、シート状物質の厚み方向に複数のシート
状物質が積層されることを特徴としている。
【0019】この構成により、光ファイバ端面近傍がシ
ート状物質の表面に周期的に形成された凹状または楔状
の形状位置に固定され、左右に隣接するファイバ間の距
離を正確に規定することができ、またファイバを伝達す
る光の入射または出射方向を正確に規定することが可能
になる。
【0020】(2)請求項2記載の光情報伝達デバイス
は、複数の光ファイバを二次元的に集積させ、ファイバ
の一方の端から入力する光情報をファイバの他方の端に
伝達する機能を有する光情報伝達デバイスにおいて、フ
ァイバ端面近傍において、凹状または楔状の形状が表面
に形成されたシート状物質が凹状または楔状の形状を有
する部分で光ファイバと密着または接着され、複数の前
記シート状物質が光ファイバの長さ方向およびシート状
物質の厚み方向の両方と直交する方向で密着または接着
されるとともにシート状物質の厚み方向に複数のシート
状物質が積層されることを特徴としている。
【0021】この構成により、光ファイバ端面近傍がシ
ート状物質の表面の凹状または楔状形状位置に固定さ
れ、左右に隣接するファイバ間の距離をシート状物質の
幅で正確に規定することができ、またファイバを伝達す
る光の入射または出射方向を正確に規定することができ
る。
【0022】(3)請求項3記載の光情報伝達デバイス
は、請求項1または2記載の光情報伝達デバイスにおい
て、さらに光ファイバがシート状物質の凹状または楔状
形状部に密着または接着された状態で、光ファイバ上面
位置がシート状物質の表面位置よりも下がった位置にあ
ることを特徴としている。
【0023】この構成により、シート状物質を厚み方向
に積層した時、光ファイバのシート状物質の厚み方向に
隣接する光ファイバの間隔を光ファイバの直径によらず
シート状物質の厚みのみで正確に規定することが可能に
なる。
【0024】(4)請求項4記載の光情報伝達デバイス
は、請求項1〜3のいずれかに記載の光情報伝達デバイ
スにおいて、光ファイバの少なくとも一方の端面に、光
ファイバから遠ざかるに従い断面積が大きくなる形状を
有する光導光路が配置され、該光導光路集合体の光ファ
イバと接していない端面全体が包絡面を形成しているこ
とを特徴としている。
【0025】この構成により、光導光路が形成されてい
る端面から光を取り込む場合、包絡面の開口率が高くな
るため光ファイバに入射する光の取り込み効率が高くな
り、伝達される光量が増大する。特に画像伝達デバイス
として本発明を用いる場合、明るい画像が得られる。ま
た光導光路が形成されている前記包絡面から光を出射す
る場合には光ファイバから出射する光のビーム径が太く
なる。特に画像伝達デバイスとして本発明を用いる場
合、なめらかな画像が得られる。
【0026】(5)請求項5記載の光情報伝達デバイス
は、請求項1〜4のいずれかに記載の光情報伝達デバイ
スにおいて、シート状物質が遮光性を有することを特徴
としている。
【0027】この構成により、光ファイバの全部または
一部がシート状物質の凹状または楔状形状に埋め込まれ
る構造になるため、上下に隣接する光ファイバ間のみで
なく、左右に隣接するファイバ間の迷光を減らすことが
できる。 (6)請求項6記載の光情報伝達デバイスは、請求項1
〜5のいずれかに記載の光情報伝達デバイスにおいて、
シート状物質と光ファイバを接着する接着剤として遮光
性を有する接着剤を用いることを特徴としている。
【0028】この構成により、光ファイバの全部または
一部がシート状物質の凹状または楔状形状に埋め込まれ
る構造になるため、接着剤が遮光性を有することにより
上下に隣接する光ファイバ間のみでなく、左右に隣接す
るファイバ間の迷光を減らすことができる。
【0029】(7)請求項7記載の光情報伝達デバイス
の製造方法は、複数の光ファイバをほぼ等間隔に平面状
に整列させる工程と、整列させた光ファイバの端面近傍
において光ファイバを凹状または楔状の形状が表面に周
期的に形成されたシート状物質と前記凹状または楔状の
形状を有する部分において密着または接着する工程と、
光ファイバと密着または接着させた前記シート状物質を
厚み方向に積層する工程を有することを特徴としてい
る。
【0030】(8)請求項8記載の光情報伝達デバイス
の製造方法は、複数の光ファイバをほぼ等間隔に平面状
に整列させる工程と、整列させた光ファイバの端面近傍
において光ファイバを凹状または楔状の形状が表面に周
期的に形成されたシート状物質と凹状または楔状の形状
を有する部分で密着または接着する工程と、光ファイバ
と密着または接着させたシート状物質を厚み方向に積層
する工程と、光ファイバの端面に光ファイバから遠ざか
るに従い断面積が大きくなる形状を有する光導光路形成
する工程を有することを特徴としている。
【0031】(9)請求項9記載の光情報伝達デバイス
の製造方法は、光ファイバを光ファイバの端面近傍にお
いて凹状または楔状の形状が表面に形成されたシート状
物質と凹状または楔状の形状を有する部分で密着または
接着する工程と、複数の前記シート状物質を光ファイバ
の長さ方向およびシート状物質の厚み方向の両方と直交
する方向で密着または接着する工程と、光ファイバと密
着または接着した前記シート状物質を該シート状物質の
厚み方向に積層する工程を有することを特徴としてい
る。
【0032】(10)請求項10記載の光情報伝達デバ
イスの製造方法は、光ファイバを光ファイバの端面近傍
において凹状または楔状の形状が表面に形成されたシー
ト状物質と凹状または楔状の形状を有する部分で密着ま
たは接着する工程と、複数のシート状物質を光ファイバ
の長さ方向およびシート状物質の厚み方向の両方と直交
する方向で密着または接着する工程と、光ファイバと密
着または接着させたシート状物質を該シート状物質の厚
み方向に積層させる工程と、光ファイバの端面に光ファ
イバから遠ざかるに従い断面積が大きくなる形状を有す
る光導光路を形成する工程を有することを特徴としてい
る。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用
いて詳細に説明する。 (第1の実施例)図1は、本発明に係る光情報伝達デバ
イスの第1の実施例(請求項1)を説明するための図で
ある。
【0034】本実施例における光情報伝達デバイスは、
複数の光ファイバを二次元的に集積させ、ファイバの一
方の端から入力する光情報をファイバの他方の端に伝達
する機能を有するものである。本光情報伝達デバイス
は、図1に示すように、一方のファイバ端面近傍におい
て、凹状または楔状の形状3が表面に周期的に形成され
たシート状物質1と光ファイバ2を、前記凹状または楔
状の形状を有する部分で密着または接着し、かつ前記シ
ート状物質の厚み方向に複数のシート状物質1を積層す
るようにしたものである。
【0035】図1の構成を採用することにより、光ファ
イバ端面近傍がシート状物質1の表面に周期的に形成さ
れた凹状または楔状の形状3の位置に固定され、左右に
隣接するファイバ2の間の距離を正確に規定することが
できるとともに、ファイバを伝達する光の入射または出
射方向を正確に規定することができる。
【0036】(第2の実施例)図2は、本発明に係る光
情報伝達デバイスの第2の実施例(請求項2)を説明す
るための図である。
【0037】本実施例における光情報伝達デバイスは、
第1の実施例の構成に類似しているが、本実施例の光情
報デバイスは、各シート状物質1’が1つの凹状または
楔状の形状を有し、このシート状物質1’をす凹状また
は楔状の形状を有する部分において光ファイバと密着ま
たは接着させ、該シート状物質1’を光ファイバの長さ
方向およびシート状物質の厚み方向の両方と直交する方
向に複数個密着または接着するようにするとともに、該
シート状物質1’の厚み方向に複数のシート状物質を積
層するようにしたことを特徴としている。
【0038】図2の構成を採用することにより、光ファ
イバ端面近傍がシート状物質の表面の凹状または楔状形
状位置に固定されることにより、左右に隣接するファイ
バ間の距離をシート状物質の幅で正確に規定することが
できるとともに、ファイバを伝達する光の入射または出
射方向を正確に規定することができる。
【0039】ここで、第1の実施例と第2の実施例の違
いについて述べる。第1の実施例においてはシート状物
質の表面に一定の間隔で凹状または楔状の形状が複数設
けられているため、シート状物質と密着または接着する
前段階において光ファイバをほぼ凹状または楔状の形状
の上部に位置するように配置することが可能な場合にお
いては光ファイバを凹状または楔状の形状に合わせるこ
とにより左右に隣接する光ファイバの間隔を凹状または
楔状の形状の幅により正確に規定することができる。
【0040】光ファイバをほぼ凹状または楔状の形状の
上部に位置するように配置することが光ファイバを並べ
る装置の構成上難しい場合には、第2の実施例のように
個別に光ファイバと凹状または楔状の形状を有するシー
ト状物質を密着または接着をしておき、その後、シート
状物質同志を密着または接着することにより、左右に隣
接するファイバ間の距離をシート状物質の幅で正確に規
定することができるようになる。
【0041】(第3の実施例)図3および図4は、本発
明に係る光情報伝達デバイスの第3の実施例(請求項
3)を示す図である。第3の実施例は、第1または第2
の実施例において、光ファイバがシート状物質の凹状ま
たは楔状形状部に密着または接着された状態で、光ファ
イバ上面位置が前記シート状物質の表面位置よりも下が
った位置にあることことを特徴としている。
【0042】本実施例は、図3に示すように、光ファイ
バ2の上面位置Aが前記シート状物質1’’の表面位置
Bよりも下がった位置にあることことにより、シート状
物質1’’を厚み方向に積層した時、図4に示すよう
に、シート状物質1’’の厚み方向に隣接する光ファイ
バ2の間隔を光ファイバの直径によらずシート状物質
1’’の厚みのみで正確に規定することができるように
なる。
【0043】凹状または楔状の形状がシート表面に形成
されたシート状物質を用いるメリットとしては、上述し
た左右または上下のファイバのファイバ間隔やファイバ
を伝達する光の入射または出射方向を正確に規定するこ
とができることの他に、ファイバの一部または全部が凹
状または楔状の位置に埋め込まれる構成になるため、シ
ート状物質として遮光性のある材料を用いることによ
り、シートの厚み方向に隣接するファイバ間の迷光だけ
でなく、左右に隣接するファイバ間の迷光も少なくする
ことができる点がある(請求項5)。
【0044】また、光ファイバとシート状物質を接着す
る接着剤として遮光性を有する接着剤を用いた場合、光
ファイバを特開平6−300928号公報に開示されて
いるような平面的なシート状物質と接着する場合に比べ
接着層が光ファイバ周辺を取り囲む構造になるため、左
右に隣接するファイバ間の迷光を少なくすることができ
る(請求項6)。
【0045】以上の説明では光ファイバの間隔を正確に
規定する構造について記述したが、本発明者らは図5に
示すような細い光ファイバの先端にテーパー形状を有す
る光導光路を設ける構成を先に考案した。図5の構成に
おいては、画像入射面にテーパー状光導光路を設けるこ
とにより光ファイバが細くてもテーパー状光導光路の先
端から光ファイバに画像を取り込むことが可能となる。
従って拡大前の画像の大きさによらず細い径の光ファイ
バを用いることができるため拡大光学デバイスの厚みを
薄くすることができる(請求項4)。
【0046】また、画像出射面にテーパー状光導光路を
設けることにより出射面での画素サイズが大きくなり、
なめらかな画像が得られる。本構成と図4の構成を組み
合わせることにより、隣接する光ファイバ間隔を正確に
規定できるため画像の歪みが少なく、迷光が少ないため
コントラストが高く、細い光ファイバを用いることがで
きるため厚みが薄く、且つなめらかな拡大画像が得られ
る拡大光学デバイスを提供できる。
【0047】本発明で用いる光ファイバは石英ファイバ
を含むガラスファイバ、プラスチックファイバなどがあ
げられるがファイバ材質は限定されない。また、本発明
で用いるシート状物質はプラスチックシート、金属薄板
などがあげられるがシート材質は限定されない。
【0048】また、シート状物質と光ファイバを固定す
る接着剤としては熱硬化性のエポキシ系接着剤、黒色顔
料を含有した熱硬化性のエポキシ系接着剤などがあげら
れるが接着剤の材質は限定されない。
【0049】また、本発明で光導光路材料として使用さ
れる光硬化樹脂はアクリル系、メタクリル系等あげられ
るが、光導光路材質はこれらに限定されない。また、光
導光路材料のクラッド層は上記の光硬化樹脂材料や熱硬
化樹脂材料だけでなく空気であっても構わないことはい
うまでもない。空気の方が上記樹脂材料よりも屈折率が
低いため光導光路端面から出射する画像の発散角度を広
くすることができ視野角の広い画像が得られるというメ
リットもある。
【0050】(第4の実施例)次に、光情報伝達デバイ
スの製造方法に係る本発明の第4の実施例について説明
する(請求項5,請求項7)。本実施例においては、ま
ず、透明なエポキシ系の熱硬化型接着剤を塗布したプラ
スチックファイバ(コア/クラッド=240/250μ
m)を100本ファイバの中心線の間隔がほぼ1mmに
なるようファイバガイドを用いて50mmの長さに張っ
た。
【0051】次に、シートの長手方向と直交する方向で
深さ0.15mmの凹状溝形状が1mm周期で100箇
所表面に加工された厚さ0.9mm幅5mm長さ110
mmの遮光性を有する塩化ビニール製シートをシートの
長手方向がファイバの長さ方向と直交するように配置
し、シートの表面に形成された凹状溝形状の位置にファ
イバ列の一方の端面位置をおおよそ合わせた後、ファイ
バをシートに乗せ、熱をかけて接着した。
【0052】次に、シートと接着していない側ファイバ
の一端をファイバの中心線の間隔がほぼ0.5mmにな
るようにファイバガイドを用いて張った。次に、シート
の長手方向と直交する方向で、深さ0.15mmの凹状
溝形状が0.5mm周期で100箇所表面に加工された
厚さ0.4mm,幅5mm,長さ60mmの遮光性を有
する塩化ビニール製シートをシートの長手方向がファイ
バの長さ方向と直交するように配置し、シートの表面に
形成された凹状溝形状の位置にファイバ列の端面位置を
おおよそ合わせた後、ファイバをシートに乗せ、熱をか
けて接着した。
【0053】以上の工程を一工程とし、この工程を10
0回繰り返すことにより一端は1mmピッチで、他端は
0.5mmピッチで離散的に配置された100行×10
0列の集積された光ファイバを作成した。その工程の
後、両方のファイバ端面をエポキシ樹脂で固め、ファイ
バ端面を光学研磨した。
【0054】次に、1mmピッチで集積されたファイバ
面をスリーボンド社製のアクリレート系の光硬化性樹脂
混合液に浸け、0.5mmピッチで集積されたファイバ
面より超高圧水銀ランプの光を導入したところ、光重合
反応によって硬化反応が進み、反応初期3mmにおいて
先端に行くほど断面積が広くなるテーパー状の光導光路
が自己形成された(請求項4,請求項8)。光源として
HOYA-SCHOTT社製紫外線照射装置EX-250を用いた。
【0055】形成されたテーパー状光導波路の光ファイ
バと接している面と反対側の面の断面直径は1mmにな
り、隣接する光導波路同志が接している状態に形成され
た。テーパー状光導光路を形成後、アセトンで未硬化部
の樹脂を取り除き、クラッド層を上記光硬化性樹脂より
屈折率の低いフッ素化エポキシを熱硬化させ形成した。
その後光導光路が形成された包絡面を光学研磨した。
【0056】次に、0.5mmピッチで集積されたファ
イバ面をスリーボンド社製のアクリレート系の光硬化性
樹脂混合液に浸け、テーパー状光導光路が形成された面
より超高圧水銀ランプの光を導入したところ、光重合反
応によって硬化反応が進み、反応初期1mmにおいて先
端に行くほど断面積が広くなるテーパー状の光導光路が
自己形成された。形成されたテーパー状光導波路の光フ
ァイバと接している面と反対側の面の断面直径は0.4
mmになった。
【0057】テーパー状光導光路を形成後、アセトンで
未硬化部の樹脂を取り除き、クラッド層を上記光硬化性
樹脂より屈折率の低いフッ素化エポキシを熱硬化させ形
成した。その後光導光路が形成された包絡面を光学研磨
した。本実施例で作成したサンプルをサンプル1とす
る。
【0058】(第5の実施例)次に、光情報伝達デバイ
スの製造方法に係る本発明の第5の実施例について説明
する(請求項9)。上記第4の実施例ではファイバの一
端を1mm周期の溝形状を有するにシートの溝位置に固
定した後、ファイバの他端を0.5mm周期の溝形状を
有するシートの溝位置に固定したが、第5の実施例で
は、ファイバの一端を1mm周期の溝形状を有するにシ
ートの溝位置に固定した後、深さ0.15mmの凹状溝
形状が加工された厚さ0.4mm,長さ5mm,幅0.5
mmの遮光性を有する塩化ビニール製シートの溝位置に
100本それぞれのファイバの他端を熱接着した(請求
項5)。その後シートの幅方向同志が密着するようにシ
ートを集積させ、シート同志を接着した。その工程の
後、両方のファイバ端面をエポキシ樹脂で固め、ファイ
バ端面を光学研磨した。その後の工程は第4の実施例と
同じとした。第5の実施例で作成したサンプルをサンプ
ル2とする。
【0059】(第6の実施例)第6の実施例では、第4
の実施例で光ファイバを1mmピッチで固定するために
用いた0.15mmの凹状溝形状が1mm周期で100
箇所表面に加工された厚さ0.9mm,幅5mm,長さ
110mmの遮光性を有する塩化ビニール製シートの代
わりに、0.3mmの凹状溝形状が1mm周期で100
箇所表面に加工された厚さ1mm,幅5mm,長さ11
0mmの遮光性を有する塩化ビニール製シートを用いた
(請求項5)。光ファイバを上記シートの溝位置に固定
したときファイバの上面位置はシートの表面位置よりも
下がった状態になった(請求項3)。
【0060】また、第4の実施例で光ファイバを0.5
mmピッチで固定するために用いた0.15mmの凹状
溝形状が0.5mm周期で100箇所表面に加工された
厚さ0.4mm,幅5mm,長さ60mmの遮光性を有
する塩化ビニール製シートの代わりに0.3mmの凹状
溝形状が0.5mm周期で100箇所表面に加工された
厚さ0.5mm,幅5mm,長さ60mmの遮光性を有
する塩化ビニール製シートを用いた(請求項5)。光フ
ァイバを上記シートの溝位置に固定したときファイバの
上面位置はシートの表面位置よりも下がった状態になっ
た(請求項3)。その他の工程および用いた材料は第4
の実施例と同じとした。第6の実施例で作成したサンプ
ルをサンプル3とする。
【0061】(第7の実施例):請求項6 第7の実施例は、第4の実施例で使用した透明なエポキ
シ系の熱硬化型接着剤の代わりに、黒色顔料を含有した
遮光性のあるエポキシ系の熱硬化型接着剤を用いた(請
求項6)。その他の工程および用いた材料は第4の実施
例と同じにした。第7の実施例で作成したサンプルをサ
ンプル4とする。
【0062】(比較例1)第4の実施例で光ファイバを
1mmピッチで固定するために用いた0.15mmの凹
状溝形状が1mm周期で100箇所表面に加工された厚
さ0.9mm,幅5mm,長さ110mmの遮光性を有
する塩化ビニール製シートの代わりに、平坦な表面を持
つ厚さ0.75mm,幅5mm,長さ110mmの遮光
性を有する塩化ビニール製シートを用いた。
【0063】また、第4の実施例で光ファイバを0.5
mmピッチで固定するために用いた0.15mmの凹状
溝形状が0.5mm周期で100箇所表面に加工された
厚さ0.4mm,幅5mm,長さ60mmの遮光性を有
する塩化ビニール製シートの代わりに、平坦な表面を持
つ厚さ0.25mm,幅5mm,長さ60mmの遮光性
を有する塩化ビニール製シートを用いた。その他の工程
および用いた材料は第4の実施例と同じとした。
【0064】(比較例2)比較例1で使用した透明なエ
ポキシ系の熱硬化型接着剤の代わりに、黒色顔料を含有
した遮光性のあるエポキシ系の熱硬化型接着剤を用い
た。その他の工程および用いた材料は比較例1と同じに
した。
【0065】[作成サンプルの評価結果]以上4つのサ
ンプルと比較例1および比較例2について画像歪みおよ
びコントラストの二項目について評価を行った。
【0066】画像歪みの評価 作成したサンプルおよび比較例について、1mmピッチ
で光導光路が形成されている面(評価図では1mmピッ
チ面と記載)および0.5mmピッチで光導光路が形成
されている面(評価表では0.5mmピッチ面と記載)
の中心付近の100箇所において導光路の左右および上
下に隣接する導光路の間隔のバラツキを測定し、導光路
の平均中心間隔に対する3σの値を求めた。
【0067】コントラスト 透明フィルム上に作成したITEテストチャートをカラ
ービュアーで投射した画像の上に作成したサンプルの
0.5mmピッチ面を乗せ、1mmピッチ面に表示され
る拡大画像についてコントラストの評価を行った。3m
mの白黒のストライプパターンを拡大した画像について
白パターンからの照度と黒パターンからの照度の比を求
め、コントラスト比とした。
【0068】図6は、以上の結果を示す評価図である。
サンプル1および3および4およびサンプル2の1mm
ピッチ面ではシートに設けられた凹状溝によって、サン
プル2の0.5mmピッチ面ではシートの幅により光フ
ァイバの中心間隔が正確に規定されているため、比較例
1および比較例2に比べ光導光路の中心間隔のバラツキ
を少なくできた。この結果画像歪みの少ない拡大光学系
が実現できた。
【0069】サンプル1〜3と比較例1を比較すると、
サンプル1〜3で高いコントラストが得られた。これは
サンプル1〜3では光ファイバの一部および全部が溝形
状に埋め込まれているため、左右に隣接する光ファイバ
間の迷光が少なくなったためと思われる。サンプル3の
コントラストがサンプル1のコントラストと比較して高
いのは、サンプル3では光ファイバが完全に溝形状に埋
め込まれているため左右に隣接する光ファイバ間の迷光
がサンプル1に比べ少なくなったためと思われる。
【0070】サンプル4では接着剤として黒色顔料を含
有した遮光性のあるエポキシ系の熱硬化型接着剤を用い
ることによりサンプル1に比較してコントラストの向上
が見られた。接着剤として黒色顔料を含有した遮光性の
あるエポキシ系の熱硬化型接着剤を用いた場合において
もサンプル4と比較例2の比較から判るように本発明の
溝形状を有するシート状物質を用いたが高いコントラス
トが得られることが判った。
【0071】
【発明の効果】本願請求項1および2記載の発明によれ
ば、左右方向に隣接するファイバを正確に配置すること
が可能な構造を備えた光情報伝達デバイスが実現でき
る。また、請求項3記載の発明によれば、上下方向に隣
接するファイバの中心間間隔をファイバ径の大小によら
ず規定することが可能な構造を備えた光情報デバイスを
実現できる。
【0072】さらに、請求項4記載の発明によれば、画
像の歪みが少なく、コントラストが高く、厚みが薄く、
且つなめらかな拡大画像を得ることが可能な光情報伝達
デバイスを実現できる。
【0073】また、請求項5および6記載の発明によれ
ば、上下左右に隣接するファイバ間の迷光を遮光するこ
とが可能な構造を備えた光情報伝達デバイスを実現でき
る。さらに、請求項7〜10記載の発明によれば、上記
の如き特徴を備えた光情報伝達デバイスを製造すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光情報伝達デバイスの第1の実施
例を説明するための図である。
【図2】本発明に係る光情報伝達デバイスの第2の実施
例を説明するための図である。
【図3】本発明に係る光情報伝達デバイスの第3の実施
例を示す図である(その1)。
【図4】本発明に係る光情報伝達デバイスの第3の実施
例を示す図である(その2)。
【図5】細い光ファイバの先端にテーパー形状を有する
光導光路を設ける構成を説明するための図である。
【図6】本発明の実施例の効果を説明するための評価図
である。
【図7】従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
1,1’,1’’:シート状物質、 2:光ファイバ、 3,3’,3’’:凹状または楔状の形状、 10:画像入力面、 11:テーパ状光導光路、 12:シート状物質、 13:光ファイバ、 14:シート状物質、 15:画像出力面、 16:テーパ状光導光路、 104:ファイバ束、 104a:入光面、 104b:出光面、 105:光ファイバ、 106:ファイバシート、 107:スペーサ、 104c,104d:ファイバシートの接着領域、 A:シート状物質の表面位置、 B:光ファイバの上面位置。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光ファイバを二次元的に集積さ
    せ、ファイバの一方の端から入力する光情報をファイバ
    の他方の端に伝達する機能を有する光情報伝達デバイス
    であって、少なくとも一方のファイバ端面近傍におい
    て、凹状または楔状の形状が表面に周期的に形成された
    シート状物質が前記凹状または楔状の形状を有する部分
    において光ファイバと密着または接着された状態で設け
    られるとともに、前記シート状物質の厚み方向に複数の
    シート状物質が積層されていることを特徴とする光情報
    伝達デバイス。
  2. 【請求項2】 複数の光ファイバを二次元的に集積さ
    せ、ファイバの一方の端から入力する光情報をファイバ
    の他方の端に伝達する機能を有する光情報伝達デバイス
    において、少なくとも一方のファイバ端面近傍におい
    て、凹状または楔状の形状が表面に形成されたシート状
    物質が前記凹状または楔状の形状を有する部分において
    光ファイバと密着または接着され、複数の前記シート状
    物質が光ファイバの長さ方向およびシート状物質の厚み
    方向の両方と直交する方向で密着または接着されるとと
    もに、前記シート状物質の厚み方向に複数のシート状物
    質が積層されていることを特徴とする光情報伝達デバイ
    ス。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の光情報伝達デバ
    イスにおいて、前記光ファイバが前記シート状物質の凹
    状または楔状形状部に密着または接着された状態で、光
    ファイバ上面位置が前記シート状物質の表面位置よりも
    下がった位置にあることを特徴とする光情報伝達デバイ
    ス。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の光情報
    伝達デバイスにおいて、前記光ファイバの少なくとも一
    方の端面に、光ファイバから遠ざかるに従い断面積が大
    きくなる形状を有する光導光路が配置され、該光導光路
    集合体の光ファイバと接していない端面全体が包絡面を
    形成していることを特徴とする光情報伝達デバイス。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の光情報
    伝達デバイスにおいて、前記シート状物質が遮光性を有
    することを特徴とする光情報伝達デバイス。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の光情報
    伝達デバイスにおいて、前記シート状物質と光ファイバ
    を接着する接着剤として遮光性を有する接着剤を用いる
    ことを特徴とする光情報伝達デバイス。
  7. 【請求項7】 複数の光ファイバをほぼ等間隔に平面状
    に整列させる工程と、整列させた光ファイバの端面近傍
    において光ファイバを凹状または楔状の形状が表面に周
    期的に形成されたシート状物質と前記凹状または楔状の
    形状を有する部分において密着または接着する工程と、
    光ファイバと密着または接着させた前記シート状物質を
    厚み方向に積層する工程を有することを特徴とする光情
    報伝達デバイスの製造方法。
  8. 【請求項8】 複数の光ファイバをほぼ等間隔に平面状
    に整列させる工程と、整列させた光ファイバの端面近傍
    において光ファイバを凹状または楔状の形状が表面に周
    期的に形成されたシート状物質と前記凹状または楔状の
    形状を有する部分において密着または接着する工程と、
    光ファイバと密着または接着させた前記シート状物質を
    厚み方向に積層する工程と、光ファイバの端面に光ファ
    イバから遠ざかるに従い断面積が大きくなる形状を有す
    る光導光路形成する工程を有することを特徴とする光情
    報伝達デバイスの製造方法。
  9. 【請求項9】 光ファイバを光ファイバの端面近傍にお
    いて凹状または楔状の形状が表面に形成されたシート状
    物質と前記凹状または楔状の形状を有する部分において
    密着または接着する工程と、複数の前記シート状物質を
    光ファイバの長さ方向およびシート状物質の厚み方向の
    両方と直交する方向で密着または接着する工程と、光フ
    ァイバと密着または接着した前記シート状物質を該シー
    ト状物質の厚み方向に積層する工程を有することを特徴
    とする光情報伝達デバイスの製造方法。
  10. 【請求項10】 光ファイバを光ファイバの端面近傍に
    おいて凹状または楔状の形状が表面に形成されたシート
    状物質と前記凹状または楔状の形状を有する部分におい
    て密着または接着する工程と、複数の前記シート状物質
    を光ファイバの長さ方向およびシート状物質の厚み方向
    の両方と直交する方向で密着または接着する工程と、光
    ファイバと密着または接着させた前記シート状物質を該
    シート状物質の厚み方向に積層させる工程と、前記光フ
    ァイバの端面に光ファイバから遠ざかるに従い断面積が
    大きくなる形状を有する光導光路を形成する工程を有す
    ることを特徴とする光情報伝達デバイスの製造方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009098165A (ja) * 2007-10-12 2009-05-07 Fukui Prefecture 光ファイバーシート、光ファイバーアレイ、及び光ファイバー映像装置

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