JP2009098165A - 光ファイバーシート、光ファイバーアレイ、及び光ファイバー映像装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光ファイバーシート1が上下方向に所定枚数積み重ねられ、上下方向において隣接する光ファイバーシート1同士の間には、整列用シート14が介装されている。整列用シート14の両側表面には、光ファイバーの延在方向に沿って設けられた複数の突起16からなる突起列17A,17Bが整列用シート14の幅方向に等間隔をあけて複数列形成されており、一方の表面側の突起列17Aと、前記他方の表面側の突起列17Bは、整列用シート14の幅方向においてそれぞれ同一位置に設けられており、突起16により規制される左右方向の光ファイバー3同士の間隔が整列用シート14の厚みと等しくなるように構成されている。
【選択図】 図5
Description
この画像の精度向上と作業工程の省力化を目的に、これまでも光ファイバーを緻密に配列する収束技術の研究開発が行われている。
まず、特許文献1.2に記載されているような熱融着により光ファイバーをシート化する方法がある。
しかし、光ファイバーを光伝送として使用する大型映像装置は光ファイバーの一方を緻密に配列してもう一方を任意の間隔で配列させる必要があるため熱融着シートは分離が困難であり、さらに画像入力部から画像表示部までの空間が狭いため柔軟性に欠ける熱融着したシートは不適である。
上記構成により、画質の良好な光ファイバー映像装置が実現される。
(実施の形態1)
先ず、本発明に係る光ファイバーシートについて、図1を参照して説明する。
伸縮性を有する繊維2をよこ糸として使用することにより、たて糸(光ファイバー3)が屈曲することなく緻密に配列されている。
これは、よこ入れ工程の低荷重での伸縮性に優れたよこ糸で織物を構成することにより製織時にたて糸が屈曲せずに織構造を形成することが可能となり、たて糸の光ファイバーの屈曲が少ない織物を作成することが可能となるからであり、理論的にはたて糸がモノフィラメントであるためよこ糸は1.57倍(繊維径を円と仮定した場合の直径と1/2円周長の比)以上の伸長性を有すれば完全なよこ糸屈曲構造、つまりたて糸が全く屈曲しない織り構造が可能になるため、具体的なよこ糸の伸長特性としては製織時のたて糸張力付加時によこ糸の伸び(歪み)が57%以上であることを特徴とする。
これは、織物製造工程ではたて糸を一定間隔に順序よく配列させる手段としておさを使用するが、これは金属板を一定間隔に配置するため金属板厚だけのスペースが空隙を生じる要因となるため、伸縮回復特性に優れるよこ糸を使用する方法は、該スペースをできる限り少なくする有効な手段の一つである。また、大型画像装置の組み立て工程では光伝送用光ファイバーシート1に引張張力が頻繁に付与され前述の伸長性の高いよこ糸を使用した場合は張力が付与される度にたて糸間に空隙が生じることになり、この空隙を自己収縮で消滅させる有効な手段が伸縮回復特性に優れるよこ糸を使用する方法である。具体的にはよこ糸の伸縮回復特性としてJIS1013 8.11の試験法に準じて測定した伸縮弾性率が90%以上であることを特徴とする。
好ましい。
空隙率 = (たて糸の光ファイバー間の空隙)/(たて糸光ファーバー直径)
図2は実施の形態2に係る光ファイバー映像装置の全体構成を示す斜視図、図3は光ファイバー映像装置のアパーチャ正面図である。
光ファイバー映像装置10は、画像投写手段としてのプロジェクタ11、複数の光ファイバーアレイA(図3参照)、複数の光ファイバーアレイAの一端側の入射面を保持するアパーチャ12、及び、複数の光ファイバーアレイAの他端側の出射面を構成するスクリーン基板13を備えている。
光ファイバーアレイAは、実施の形態1の光ファイバーシート1を用いて構成されている。即ち、光ファイバーアレイAは、複数枚の光ファイバーシート1が上下方向に積層状に配置されるとともに、該上下方向において隣接する光ファイバーシート1同士の間には、上下左右の光ファイバーを等間隔に整列させるための整列用シート14が介在されて構成されている。この整列用シート14により、光ファイバーアレイAの入射側端部は、図5に示すように、多数の光ファイバーが整山積された状態(換言すれば、光ファイバーが上下左右に等間隔で配列され状態)となっている。そして、光ファイバーアレイAの入射側となる一端部側は、接着テープ15で巻き付けられて光ファイバーの整列状態が保持されている。なお、整列用シート14は、光ファイバーアレイAの入射側となる一端部側にのみ介在されている。これは、整列用シート14により光ファイバーを整列状態にする必要があるのは、光ファイバーアレイAの入射側のみで充分だからである。
先ず、実施の形態1に係る光ファイバーシート1を所定枚数(本実施の形態では5枚)準備する。また、整列用シート14となり得る両面接着フィルム材20(図14参照)を所定枚数(本実施の形態では4枚)準備する。なお、この両面接着フィルム材20の両側表面には予め型抜きにより突起列17A,17Bが形成されており、両面接着フィルム材20の両側表面を覆う剥離フィルム21を剥がすことにより、整列用シート14が得られるようになっている。
光ファイバーアレイAの一端側がアパーチャ12により固定するとともに、光ファイバーアレイAの一端側を除く残余の部分を分離して、入射面における配列順序を維持したままで互いの間隔を均等に拡大して光ファイバーアレイAの他端側を出射面としてファイバースクリーンの基板13に固定する。なお、アパーチャ12には、複数の光ファイバーアレイAが縦横に配置され、ねじ等により締め付けられて固定される。こうして、本実施の形態に係る光ファイバー映像装置1が作製される。
(実施例1)
本実施例では、たて糸として、透過性の高い繊維としてポリメチルメタクリレート(PMMA)を主原料とするプラスチック光ファイバー(以後POFと称す)を使用した。
80cNの伸びが平均83.0%であり、0.1cN付加した時の糸長に対し5cN付加したときの糸長比で測定した伸縮弾性率は平均99.1%であった。
本実施例では実施例1と同様に、光ファイバーとしては三菱レイヨン(株)製の直径0.75mmのPOF(エスカCK−30)をたて糸に使用した。
2:繊維(よこ糸) 3:光ファイバー(たて糸)
10:光ファイバー映像装置 11:プロジェクタ(画像投写手段)
12:アパーチャ 13:スクリーン基板
14:整列用シート 16:突起
17A,17B:突起列
Claims (7)
- たて糸とよこ糸とが織り込まれた織物で構成される光伝送用光ファイバーシートであって、
光ファイバーをたて糸として使用し、伸縮性を有する繊維をよこ糸として使用したことを特徴とする光伝送用光ファイバーシート。 - 請求項1記載の光伝送用光ファイバーシートが上下方向に所定枚数積み重ねられ、光ファイバーが上下方向及び左右方向に所定数配列されることを特徴とする光ファイバーアレイ。
- 前記上下方向に配列された光ファイバー同士の間隔が等しく、且つ、前記左右方向に配列された光ファイバー同士の間隔が等しく、さらに、上下左右の光ファイバーがマトリクス状に整列されることを特徴とする請求項2記載の光ファイバーアレイ。
- 前記上下方向において隣接する光ファイバーシート同士の間には、上下左右の光ファイバーがマトリクス状になるように光ファイバーを整列させる整列用シートが介装されていることを特徴とする請求項3記載の光ファイバーアレイ。
- 前記整列用シートの両側表面には、光ファイバーの延在方向に沿って設けられた複数の突起からなる突起列が整列用シートの幅方向に等間隔をあけて複数列形成されており、
前記一方の表面側の突起列と、前記他方の表面側の突起列は、前記幅方向においてそれぞれ同一位置に設けられていることを特徴とする請求項4記載の光ファイバーアレイ。 - 上下左右の光ファイバー同士の間隔が等しいことを特徴とする請求項3乃至5の何れかに記載の光ファイバーアレイ。
- 請求項3乃至6の何れかに記載の光ファイバーアレイの一端側を画像投写手段の画面に対向して配置して入射面として構成し、前記光ファイバーアレイの一端側を除く残余の部分を分離して、入射面における配列順序を維持したままで互いの間隔を均等に拡大して光ファイバーアレイの他端側を出射面としてファイバースクリーンの基板に固定して構成されることを特徴とする光ファイバー映像装置。
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2007
- 2007-10-12 JP JP2007266503A patent/JP2009098165A/ja active Pending
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