JP2002286942A - 光ファイバの被覆除去工具 - Google Patents
光ファイバの被覆除去工具Info
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- JP2002286942A JP2002286942A JP2001091198A JP2001091198A JP2002286942A JP 2002286942 A JP2002286942 A JP 2002286942A JP 2001091198 A JP2001091198 A JP 2001091198A JP 2001091198 A JP2001091198 A JP 2001091198A JP 2002286942 A JP2002286942 A JP 2002286942A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 裸ファイバに直接触れることなく清掃が行
え、被覆層の除去と裸ファイバの清掃とが連続的に行え
る作業性のよい光ファイバの被覆除去工具を提供する。 【解決手段】 互いに接続される連結端と互いに開閉自
在な開口端とを有する第1把持部11、第2把持部12と、
各把持部11・12の開口端側に配置される一対の刃部41・
42と、刃部41・42よりも開口端側に配置されて光ファイ
バを清掃する一対の払拭材21・22とを具える。
え、被覆層の除去と裸ファイバの清掃とが連続的に行え
る作業性のよい光ファイバの被覆除去工具を提供する。 【解決手段】 互いに接続される連結端と互いに開閉自
在な開口端とを有する第1把持部11、第2把持部12と、
各把持部11・12の開口端側に配置される一対の刃部41・
42と、刃部41・42よりも開口端側に配置されて光ファイ
バを清掃する一対の払拭材21・22とを具える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバの被覆
層を除去する被覆除去工具に関する。特に、被覆層の除
去と同時に、裸ファイバに付着した残留物を清掃する被
覆除去工具に関する。
層を除去する被覆除去工具に関する。特に、被覆層の除
去と同時に、裸ファイバに付着した残留物を清掃する被
覆除去工具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ファイバ(心線)は、裸ファ
イバの外周にウレタン・ポリアミド系樹脂などからなる
複数の被覆層を具え、他の光ファイバとの融着接続、コ
ネクタ接続、光機器の接続部との接続などの際、接続に
必要な端末処理が施される。この端末処理として、上記
被覆層の除去・裸ファイバの清掃・裸ファイバの切断が
ある。
イバの外周にウレタン・ポリアミド系樹脂などからなる
複数の被覆層を具え、他の光ファイバとの融着接続、コ
ネクタ接続、光機器の接続部との接続などの際、接続に
必要な端末処理が施される。この端末処理として、上記
被覆層の除去・裸ファイバの清掃・裸ファイバの切断が
ある。
【0003】光ファイバの被覆層を除去する工具とし
て、一対の刃部を上下に対向するように第1把持部・第
2把持部に具えたホチキス状の工具が知られている。こ
の工具は、第1把持部と第2把持部とを閉じて光ファイ
バを挟持することで、一対の刃部が被覆層を切断し、光
ファイバを引き抜いて工具から離すことで切断された被
覆層のみを除去するものである。一方、被覆層の除去
後、裸ファイバに付着している被覆層の残留物を取り除
くために、アルコールなどの溶剤を含浸させたフェルト
やガーゼなどで裸ファイバを拭き取って清掃している。
て、一対の刃部を上下に対向するように第1把持部・第
2把持部に具えたホチキス状の工具が知られている。こ
の工具は、第1把持部と第2把持部とを閉じて光ファイ
バを挟持することで、一対の刃部が被覆層を切断し、光
ファイバを引き抜いて工具から離すことで切断された被
覆層のみを除去するものである。一方、被覆層の除去
後、裸ファイバに付着している被覆層の残留物を取り除
くために、アルコールなどの溶剤を含浸させたフェルト
やガーゼなどで裸ファイバを拭き取って清掃している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、裸ファイバの
清掃は、作業者がフェルトを手で持って行うため、作業
中、裸ファイバに接触して傷をつけたり、破断させる恐
れがある。また、被覆層の除去と裸ファイバの清掃とが
別個の工程であるため、作業性が悪い。更に、作業者が
アルコールなどの溶剤に直接触れるため、作業環境がよ
くない。加えて、一度使用したフェルトは、廃棄するた
め経済性がよくない。
清掃は、作業者がフェルトを手で持って行うため、作業
中、裸ファイバに接触して傷をつけたり、破断させる恐
れがある。また、被覆層の除去と裸ファイバの清掃とが
別個の工程であるため、作業性が悪い。更に、作業者が
アルコールなどの溶剤に直接触れるため、作業環境がよ
くない。加えて、一度使用したフェルトは、廃棄するた
め経済性がよくない。
【0005】そこで、本発明は、裸ファイバに直接触れ
ることなく清掃することができ、被覆層の除去と裸ファ
イバの清掃とが連続的に行える作業性のよい光ファイバ
の被覆除去工具を提供することを目的とする。
ることなく清掃することができ、被覆層の除去と裸ファ
イバの清掃とが連続的に行える作業性のよい光ファイバ
の被覆除去工具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、互いに接続さ
れる連結端と互いに開閉自在な開口端とを有する第1把
持部・第2把持部と、各把持部の開口端側に配置される
一対の刃部と、刃部よりも開口端側に配置されて光ファ
イバを清掃する一対の払拭材とを具えることを特徴とす
る光ファイバの被覆層除去工具である。即ち、本発明
は、第1把持部と第2把持部とを閉じて光ファイバを挟
持することで刃部が被覆層を切断し、そして光ファイバ
を引き抜く際、開口端側に具える払拭材が裸ファイバを
挟んで払拭することで清掃する構成である。
れる連結端と互いに開閉自在な開口端とを有する第1把
持部・第2把持部と、各把持部の開口端側に配置される
一対の刃部と、刃部よりも開口端側に配置されて光ファ
イバを清掃する一対の払拭材とを具えることを特徴とす
る光ファイバの被覆層除去工具である。即ち、本発明
は、第1把持部と第2把持部とを閉じて光ファイバを挟
持することで刃部が被覆層を切断し、そして光ファイバ
を引き抜く際、開口端側に具える払拭材が裸ファイバを
挟んで払拭することで清掃する構成である。
【0007】上記構成により本発明は、被覆層を除去す
るための動作によって裸ファイバの清掃も行うため、作
業性が極めてよい。また、裸ファイバを払拭する際、作
業者が直接裸ファイバに接触することがほとんどないの
で、裸ファイバに傷をつけたり、裸ファイバを破断する
恐れが極めて少ない。
るための動作によって裸ファイバの清掃も行うため、作
業性が極めてよい。また、裸ファイバを払拭する際、作
業者が直接裸ファイバに接触することがほとんどないの
で、裸ファイバに傷をつけたり、裸ファイバを破断する
恐れが極めて少ない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は、本発明光ファイバの被覆除去工具10の正
面図、図2・3は、被覆除去工具10を使用する際の説明
図で、図2は、被覆除去工具10に具える基材24に溶剤2
を含浸させる工程、図3は、被覆除去工具10で光ファイ
バ1を把持した工程を表す。なお、図中、同一符号は、
同一物を示す。
する。図1は、本発明光ファイバの被覆除去工具10の正
面図、図2・3は、被覆除去工具10を使用する際の説明
図で、図2は、被覆除去工具10に具える基材24に溶剤2
を含浸させる工程、図3は、被覆除去工具10で光ファイ
バ1を把持した工程を表す。なお、図中、同一符号は、
同一物を示す。
【0009】本発明光ファイバの被覆除去工具10は、図
1に示すように互いに接続される連結端と、互いに開閉
し合う開口端とを有する第1把持部11・第2把持部12と
を具えるホチキス状の工具である。この被覆除去工具10
は、開口端側から光ファイバを挿入して第1把持部11と
第2把持部12とを閉じて挟持し、被覆層の除去と裸ファ
イバの清掃とを連続的に行う。本例において被覆除去工
具10は、第1把持部11に開口端側から順に払拭材21・第
1V溝部31・刃部41・第2V溝部51を長さ方向に並列して
具えている。また、同様に、第2把持部12に開口端側か
ら順に払拭材22・第1V溝部32・刃部42・第2V溝部52を
長さ方向に並列して具える。そして、払拭材21・22、第
1V溝部31・32、刃部41・42、第2V溝部51・52は、互い
に上下に対向するよう配置されている。以下、各構成を
詳しく説明する。
1に示すように互いに接続される連結端と、互いに開閉
し合う開口端とを有する第1把持部11・第2把持部12と
を具えるホチキス状の工具である。この被覆除去工具10
は、開口端側から光ファイバを挿入して第1把持部11と
第2把持部12とを閉じて挟持し、被覆層の除去と裸ファ
イバの清掃とを連続的に行う。本例において被覆除去工
具10は、第1把持部11に開口端側から順に払拭材21・第
1V溝部31・刃部41・第2V溝部51を長さ方向に並列して
具えている。また、同様に、第2把持部12に開口端側か
ら順に払拭材22・第1V溝部32・刃部42・第2V溝部52を
長さ方向に並列して具える。そして、払拭材21・22、第
1V溝部31・32、刃部41・42、第2V溝部51・52は、互い
に上下に対向するよう配置されている。以下、各構成を
詳しく説明する。
【0010】第1把持部11と第2把持部12とは、連結端
側に2枚の連結板を突出させた連結端側の断面が]状の
部材で、第1把持部11の連結板11aに第2把持部12の連
結板12aを重ね合わせて、両連結板11a・12aに連結軸13
を挿通して互いに接続している。このとき、被覆除去工
具10は、連結軸13を支点として互いに開閉自在な構成で
ある。なお、本例において第1把持部11に具える連結板
11a間は、第2把持部12に具える連結板12a間よりも小さ
くしており、連結板11aの外側に連結板12aを重ねる。ま
た、本例において、第1把持部11に対して第2把持部12
を所定角度に開かせるようにするため、連結端(連結板
11aの内側)には、板ばね(図示せず)を配置してい
る。この板ばねの一端は、第1把持部11に接させ、他端
は、第2把持部12に接させるよう配置している。なお、
連結板11aの外側には、第1把持部11の幅方向にストッ
パとして突起14を突出させ、連結板12aには、この突起1
4に挿通する円弧状の長孔15を設けている。このとき、
被覆除去工具10は、長孔15の範囲内で開閉する。
側に2枚の連結板を突出させた連結端側の断面が]状の
部材で、第1把持部11の連結板11aに第2把持部12の連
結板12aを重ね合わせて、両連結板11a・12aに連結軸13
を挿通して互いに接続している。このとき、被覆除去工
具10は、連結軸13を支点として互いに開閉自在な構成で
ある。なお、本例において第1把持部11に具える連結板
11a間は、第2把持部12に具える連結板12a間よりも小さ
くしており、連結板11aの外側に連結板12aを重ねる。ま
た、本例において、第1把持部11に対して第2把持部12
を所定角度に開かせるようにするため、連結端(連結板
11aの内側)には、板ばね(図示せず)を配置してい
る。この板ばねの一端は、第1把持部11に接させ、他端
は、第2把持部12に接させるよう配置している。なお、
連結板11aの外側には、第1把持部11の幅方向にストッ
パとして突起14を突出させ、連結板12aには、この突起1
4に挿通する円弧状の長孔15を設けている。このとき、
被覆除去工具10は、長孔15の範囲内で開閉する。
【0011】本例において各把持部11・12には、被覆層
の切断厚みを一定にするために、V溝を有する一対の第
1V溝部31・32を具えている。そして、このV溝から刃部
41・42の切削刃を突出させた構成である。このとき、刃
部41・42の切削刃は、V溝の最深部からの高さによって
切断厚みを調整することが可能である。また、第1V溝
部31・32においてV溝に対する切削刃の高さを一致させ
ることで、被覆層の切断厚みを上下で一致させることが
可能である。なお、刃部41・42の切削刃は、被覆層のみ
を切断できる高さに配置する。
の切断厚みを一定にするために、V溝を有する一対の第
1V溝部31・32を具えている。そして、このV溝から刃部
41・42の切削刃を突出させた構成である。このとき、刃
部41・42の切削刃は、V溝の最深部からの高さによって
切断厚みを調整することが可能である。また、第1V溝
部31・32においてV溝に対する切削刃の高さを一致させ
ることで、被覆層の切断厚みを上下で一致させることが
可能である。なお、刃部41・42の切削刃は、被覆層のみ
を切断できる高さに配置する。
【0012】第1V溝部31は、V溝を有する矩形板31aを
階段状に突出させており、同様に、第1V溝32も、V溝を
有する矩形板31aを階段状に突出させている。これら矩
形板31a・32aは、把持部11・12の長さ方向に前後するよ
うに突出させており、第1把持部11と第2把持部12とを
閉じた際、第1V溝部31の段差に第2V溝部32の段差が嵌
合するよう構成している。第1V溝31・32を組み合わせ
ることにより、光ファイバをより確実に把持することが
可能である。
階段状に突出させており、同様に、第1V溝32も、V溝を
有する矩形板31aを階段状に突出させている。これら矩
形板31a・32aは、把持部11・12の長さ方向に前後するよ
うに突出させており、第1把持部11と第2把持部12とを
閉じた際、第1V溝部31の段差に第2V溝部32の段差が嵌
合するよう構成している。第1V溝31・32を組み合わせ
ることにより、光ファイバをより確実に把持することが
可能である。
【0013】光ファイバの被覆層の切断箇所付近を固定
して被覆層を切断し易くするために、各把持部11・12に
は、第1V溝部31・32よりも連結端側に第1V溝部31・32
と同一のV溝を有する一対の第2V溝51・52を具えてい
る。この第2V溝51・52の基本的構成は、第1V溝31・32
と同様である。なお、本例において第2V溝52は、V溝を
有する矩形板52aを突出させており、第2V溝51には、突
出させた矩形板52aに適合する深溝51aを設けて、第1把
持部11と第2把持部12とを閉じた際、互いを嵌合させる
構成である。そして、刃部41は、第1V溝部31・第2V溝
部51間に具えるとよい。また、同様に刃部42は、第1V
溝部32・第2V溝部52間に具えるとよい。両V溝部の間隔
は、被覆層を確実に切断できるように光ファイバを支持
できる程度の大きさに適宜設定するとよい。
して被覆層を切断し易くするために、各把持部11・12に
は、第1V溝部31・32よりも連結端側に第1V溝部31・32
と同一のV溝を有する一対の第2V溝51・52を具えてい
る。この第2V溝51・52の基本的構成は、第1V溝31・32
と同様である。なお、本例において第2V溝52は、V溝を
有する矩形板52aを突出させており、第2V溝51には、突
出させた矩形板52aに適合する深溝51aを設けて、第1把
持部11と第2把持部12とを閉じた際、互いを嵌合させる
構成である。そして、刃部41は、第1V溝部31・第2V溝
部51間に具えるとよい。また、同様に刃部42は、第1V
溝部32・第2V溝部52間に具えるとよい。両V溝部の間隔
は、被覆層を確実に切断できるように光ファイバを支持
できる程度の大きさに適宜設定するとよい。
【0014】なお、第1V溝部31・32には、支持する光
ファイバの外径が異なるV溝を把持部11・12の幅方向に
複数並列に設けてもよい。本例では、大小2つのV溝を
具えている。このとき、光ファイバの径によらず被覆層
の切断厚みを一定させるために、光ファイバの中心軸が
一致するように各V溝の深さを調整するとよい。また、
本例において第2V溝部51・52には、第1V溝部31・32に
設けた大小2つのV溝と同一の大小2つのV溝を幅方向に
並列させて同位置に具えている。大小2つのV溝を具え
ることで本発明被覆除去工具は、径の異なる光ファイバ
に対応することができ、汎用性が高い。
ファイバの外径が異なるV溝を把持部11・12の幅方向に
複数並列に設けてもよい。本例では、大小2つのV溝を
具えている。このとき、光ファイバの径によらず被覆層
の切断厚みを一定させるために、光ファイバの中心軸が
一致するように各V溝の深さを調整するとよい。また、
本例において第2V溝部51・52には、第1V溝部31・32に
設けた大小2つのV溝と同一の大小2つのV溝を幅方向に
並列させて同位置に具えている。大小2つのV溝を具え
ることで本発明被覆除去工具は、径の異なる光ファイバ
に対応することができ、汎用性が高い。
【0015】払拭材21・22は、台金23に基材24を巻きつ
けるか被せるように固定したものである。台金は、溶剤
2が付着しても化学変化しないもであればよく、本例に
おいてアルミニウム製のものを用いた。また、基材24
は、溶剤が含浸し易いフェルト・綿パフ・スポンジなど
が好ましく、本例では、フェルトを使用した。ここで、
両把持部11・12に上下に対向させて配置された払拭材21
・22は、第1把持部11と第2把持部12とを閉じた際に互
いに当接し、払拭材21・22間を引き抜かれることで裸フ
ァイバを清掃する。このとき、払拭材21・22と光ファイ
バとの接触面積を多くするために、本例では、第1把持
部11と第2把持部12とを閉じた際、当接し合う基材24の
上面がその弾性により押し潰される程度の大きさとして
いる。従って、払拭材21・22は、光ファイバの外周をほ
ぼ完全に覆うことが可能であり、残留物を充分に拭き取
ることができる。なお、溶剤2は、揮発性が高いものが
好ましく、扱い易いアルコールが最適である。
けるか被せるように固定したものである。台金は、溶剤
2が付着しても化学変化しないもであればよく、本例に
おいてアルミニウム製のものを用いた。また、基材24
は、溶剤が含浸し易いフェルト・綿パフ・スポンジなど
が好ましく、本例では、フェルトを使用した。ここで、
両把持部11・12に上下に対向させて配置された払拭材21
・22は、第1把持部11と第2把持部12とを閉じた際に互
いに当接し、払拭材21・22間を引き抜かれることで裸フ
ァイバを清掃する。このとき、払拭材21・22と光ファイ
バとの接触面積を多くするために、本例では、第1把持
部11と第2把持部12とを閉じた際、当接し合う基材24の
上面がその弾性により押し潰される程度の大きさとして
いる。従って、払拭材21・22は、光ファイバの外周をほ
ぼ完全に覆うことが可能であり、残留物を充分に拭き取
ることができる。なお、溶剤2は、揮発性が高いものが
好ましく、扱い易いアルコールが最適である。
【0016】次に、本発明被覆除去工具10の使用方法を
説明する。 (1) 図2に示すように第1把持部11と第2把持部12と
を近接させて、被覆除去工具10を閉じた状態で、払拭材
21・22の基材24に溶剤2を含浸させる。このとき、被覆
除去工具10を閉じることで基材24を溶剤2に含浸させ易
い。なお、本例において溶剤2は、アルコールとした。
説明する。 (1) 図2に示すように第1把持部11と第2把持部12と
を近接させて、被覆除去工具10を閉じた状態で、払拭材
21・22の基材24に溶剤2を含浸させる。このとき、被覆
除去工具10を閉じることで基材24を溶剤2に含浸させ易
い。なお、本例において溶剤2は、アルコールとした。
【0017】(2) 連結軸13を支点として第1把持部11
と第2把持部12とを離反させて被覆除去工具10を開いた
状態で、開口端から光ファイバを挿入する。このとき、
光ファイバの外径に合わせて大小いずれかのV溝を選択
する。
と第2把持部12とを離反させて被覆除去工具10を開いた
状態で、開口端から光ファイバを挿入する。このとき、
光ファイバの外径に合わせて大小いずれかのV溝を選択
する。
【0018】(3) 図3に示すように第1把持部11と第
2把持部12とを閉じ、第1把持部11の第1V溝部31・第
2V溝部51のV溝と第2把持部の第1V溝部32・第2V溝部
52のV溝とを嵌合させて光ファイバ1を挟持する。この
とき、刃部41・42の切断刃が光ファイバの被覆層のみに
食い込み、刃部41・42付近において被覆層が切断され
る。なお、V溝によって光ファイバは、被覆層を一定厚
み切断することができる。
2把持部12とを閉じ、第1把持部11の第1V溝部31・第
2V溝部51のV溝と第2把持部の第1V溝部32・第2V溝部
52のV溝とを嵌合させて光ファイバ1を挟持する。この
とき、刃部41・42の切断刃が光ファイバの被覆層のみに
食い込み、刃部41・42付近において被覆層が切断され
る。なお、V溝によって光ファイバは、被覆層を一定厚
み切断することができる。
【0019】(4) 両把持部11・12で光ファイバ1を挟
持した状態で、光ファイバ1を被覆除去工具10から離れ
るまで長さ方向(矢印左側)に引き抜く。このとき、刃
部41・42で切断された切断箇所から先端側の被覆層は、
両把持部11・12に把持されることで、被覆層のみが除去
される。そして、長さ方向に引き抜かれる際、被覆層の
除去に連続して裸ファイバは、開口端側の払拭材21・22
を通過することでその表面が払拭され、被覆層の残留物
が除去される。
持した状態で、光ファイバ1を被覆除去工具10から離れ
るまで長さ方向(矢印左側)に引き抜く。このとき、刃
部41・42で切断された切断箇所から先端側の被覆層は、
両把持部11・12に把持されることで、被覆層のみが除去
される。そして、長さ方向に引き抜かれる際、被覆層の
除去に連続して裸ファイバは、開口端側の払拭材21・22
を通過することでその表面が払拭され、被覆層の残留物
が除去される。
【0020】
【発明の効果】以上、説明したように本発明光ファイバ
の被覆除去工具によれば、被覆層の除去するための一動
作で裸ファイバの清掃を行うことができ作業性がよいと
いう優れた効果を奏し得る。また、清掃作業中に光ファ
イバの裸ファイバを直接触ることがほとんどないため、
裸ファイバを損傷したり破断することが少ない。更に、
作業者が直接溶剤に触れることがほとんどないので、作
業環境がよい。このような本発明被覆除去工具は、裸フ
ァイバを払拭した基材を繰り返し使用することで、経済
性がよい。加えて、払拭材は、既製の被覆除去工具や、
多心の光ファイバに用いられる加熱式の被覆除去工具に
も取り付けることが可能である。
の被覆除去工具によれば、被覆層の除去するための一動
作で裸ファイバの清掃を行うことができ作業性がよいと
いう優れた効果を奏し得る。また、清掃作業中に光ファ
イバの裸ファイバを直接触ることがほとんどないため、
裸ファイバを損傷したり破断することが少ない。更に、
作業者が直接溶剤に触れることがほとんどないので、作
業環境がよい。このような本発明被覆除去工具は、裸フ
ァイバを払拭した基材を繰り返し使用することで、経済
性がよい。加えて、払拭材は、既製の被覆除去工具や、
多心の光ファイバに用いられる加熱式の被覆除去工具に
も取り付けることが可能である。
【図1】本発明光ファイバの被覆除去工具の正面図であ
る。
る。
【図2】本発明光ファイバの被覆除去工具の基材を溶剤
に含浸させる工程を表す説明図である。
に含浸させる工程を表す説明図である。
【図3】本発明光ファイバの被覆除去工具で光ファイバ
を把持した工程を表す説明図である。
を把持した工程を表す説明図である。
1 光ファイバ 2 溶剤 10 被覆除去工具 11 第1把持部 11a・12a 連結板
12 第2把持部 13 連結軸 14 突起 15 長孔 21・22 払拭材 23 台金 24 基材 31・32 第1V溝部 31a・32a 矩形板 41・42 刃部 51・52 第2V溝部 51a 深溝 52a 矩形板
12 第2把持部 13 連結軸 14 突起 15 長孔 21・22 払拭材 23 台金 24 基材 31・32 第1V溝部 31a・32a 矩形板 41・42 刃部 51・52 第2V溝部 51a 深溝 52a 矩形板
Claims (1)
- 【請求項1】 互いに接続される連結端と互いに開閉自
在な開口端とを有する第1把持部・第2把持部と、 前記各把持部の開口端側に配置される一対の刃部と、 前記刃部よりも開口端側に配置されて裸ファイバを清掃
する一対の払拭材とを具えることを特徴とする光ファイ
バの被覆除去工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001091198A JP2002286942A (ja) | 2001-03-27 | 2001-03-27 | 光ファイバの被覆除去工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001091198A JP2002286942A (ja) | 2001-03-27 | 2001-03-27 | 光ファイバの被覆除去工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002286942A true JP2002286942A (ja) | 2002-10-03 |
Family
ID=18945865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001091198A Pending JP2002286942A (ja) | 2001-03-27 | 2001-03-27 | 光ファイバの被覆除去工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002286942A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104459887A (zh) * | 2013-09-13 | 2015-03-25 | 深圳日海通讯技术股份有限公司 | 一种光纤清洁工具及清洁方法 |
-
2001
- 2001-03-27 JP JP2001091198A patent/JP2002286942A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104459887A (zh) * | 2013-09-13 | 2015-03-25 | 深圳日海通讯技术股份有限公司 | 一种光纤清洁工具及清洁方法 |
CN104459887B (zh) * | 2013-09-13 | 2019-06-04 | 深圳日海通讯技术股份有限公司 | 一种光纤清洁工具及清洁方法 |
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