JP2002286939A - 導光板、導光板を具備する表示部材及びオーディオ装置 - Google Patents

導光板、導光板を具備する表示部材及びオーディオ装置

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JP2002286939A
JP2002286939A JP2001087094A JP2001087094A JP2002286939A JP 2002286939 A JP2002286939 A JP 2002286939A JP 2001087094 A JP2001087094 A JP 2001087094A JP 2001087094 A JP2001087094 A JP 2001087094A JP 2002286939 A JP2002286939 A JP 2002286939A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】オーディオ装置において、均一な明るさで液晶
基板を照射可能な導光板、及びこれを用いた表示部材を
提供する。 【解決手段】 内部を光が長手方向に沿って進行し、進
行する光のうち所定の割合の光の進行角度を変更して長
手方向と直交する他方の面に導く導光板24には、一方
の面に、この一方の面近傍を進行する光の進行角度を変
更して他方の面に導く溝部30が形成され、また一方の
面に、光を拡散して他方の面に進行する光をぼかす第一
のシボ加工処理部31が形成され、さらに他方の面に、
光を拡散して該他方の面を通過する光をぼかす第二のシ
ボ加工処理部32が形成されている。また、溝部30は
長手方向の中央部が該長手方向の両端側よりも深溝に形
成されていると共に、溝部30間のピッチは長手方向の
中央部が該長手方向の両端側よりも狭ピッチに形成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶基板の全体を
均一に明るくすることが可能な導光板、及びこれを用い
た表示部材、オーディオ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオ装置50には、操作情報や演
奏情報等を表示させるために所定の位置に表示部52が
設けられている。この表示部52は、図1に示すよう
に、パネル51の略中央部分に設けられるものである。
この表示部52は、図1に示すように、パネル51の略
中央部分に形成された表示開口部53に、液晶基板等か
らなる表示部材60を位置させることにより、構成され
るものである。
【0003】表示部材60は、図3に示すように、一端
側が開放した長尺状の箱形状を為すホルダー61を具備
していて、このホルダー61に液晶基板62、拡散シー
ト63及び導光板64を取り付けることにより構成され
る。このうち、液晶基板62は、ホルダー61内の他端
側である底面61aに取付固定されている。また、ホル
ダー61の底面には、長尺状の挿通穴65が形成されて
いる。この挿通穴65及び上述の表示開口部53を介し
て、ホルダー61内の液晶基板62に表示される情報
を、操作者が閲覧可能としている。
【0004】液晶基板62の裏面側(底面と反対側の
面)には、光を拡散させるための拡散シート63が設け
られる。この拡散シート63は、後述する導光板64か
ら受ける光を該拡散シート63の全面で拡散させ、それ
によって液晶基板62の全体を背面側から明るく照らす
ようにしている。なお、拡散シート63には、例えば白
色非透明の薄いプラスチックフィルムが用いられる。
【0005】拡散シート63がホルダー61内に配置さ
れた後に、さらに導光板64がこのホルダー61内に取
り付けられる。図7に示す導光板64は、透明なアクリ
ル板等から形成されている。そして、かかる導光板64
が取り付けられて表示部材60が構成され、この表示部
材60が回路基板70に取付固定される。回路基板70
には、表示部材60が取付固定された場合の表示部材6
0の長手方向両端に近接対向して、光源71が設けられ
ている。光源71は、LED(light emitt
ing diode;発光ダイオード)又はランプから
なるものであり、回路基板70上に複数設けられてい
る。
【0006】ここで、光源71により発せられる光は、
導光板64を介して液晶基板62(拡散シート63)に
導く必要がある。このため、導光板64には、図6に示
すように、下面側である回路基板70側にV字状の溝部
72が複数形成されている。それにより、導光板64内
を進行した光が、図8(a)に示すように、溝部72に
よって上面側である拡散シート63側に反射される。こ
のようにして、液晶基板62を明るく照明している。
【0007】また、上述の照明方式では、V字状の溝部
72により反射される光が目立ち、液晶基板62を外部
から見ると縞状の模様ができてしまうことがある。これ
を防止するため、導光板64の下面側にブラスト処理や
ビーズ処理等のシボ処理を施し、このシボ処理を施すこ
とで導光板の下面側に無数の小さな凹凸を形成する。そ
して、この小さな凹凸によって光を拡散させることで、
縞状の模様ができるのを防止している。
【0008】なお、かかるシボ処理は、V字状の溝部7
2に形成する場合、及び溝部72が形成されていない下
面に形成する場合がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のシボ処理では、
光を小さな凹凸で拡散させるものである。この小さな凹
凸により光が拡散されると、あたかもその凹凸で吸収さ
れる状態となる。そのため、光源から離れると、図8
(b)に示すように、光の吸収量が増大し、光源から最
も離間する導光板64の中央部が最も暗くなってしま
う。
【0010】このような現象を防止するため、現状では
光源71の数を増やしているが、光源71を増やすとそ
の分だけ組み付け工数が増大したり、部品点数が増大し
てコストが余分に掛かるという問題が生じている。それ
故、光源71の数を増やさずに液晶基板62の明るさを
略均一に確保できる構成が望まれている。
【0011】本発明は上記の事情にもとづきなされたも
ので、その目的とするところは、均一な明るさで液晶基
板を照射可能な導光板、及びこれを用いた表示部材、オ
ーディオ装置を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、外部の光源の光を所定の面に導く導光板
において、一の面に形成され、この面近傍を進行する光
の進行角度を変更して他の面に導く溝部と、一の面に形
成され、他の面に進行する光を拡散する第一のシボ加工
処理部と、他の面に形成され、該他の面を通過する光を
拡散させる第二のシボ加工処理部と、を具備し、溝部は
光の進行方向の中央部が該進行方向の両端側よりも深溝
に形成されていると共に、溝部間のピッチは進行方向の
中央部が該進行方向の両端側よりも狭ピッチに形成され
ることとしたものである。
【0013】このようにしたことで、導光板内部を進行
する光が、一の面に形成された溝部によって他方の面側
に反射される。この場合、導光板の光の進行方向の中央
部が該進行方向の両端側よりも深溝に形成されていて、
さらに長手方向の中央部が該長手方向の両端側よりも狭
ピッチに形成されているので、導光板の長手方向中央部
において光の反射量を増大させることができる。それに
よって、導光板における光の進行方向両端側で光が反射
・吸収されても、該光の進行方向の中央部において光の
反射量が少ないことにより生じる該中央部が暗くなる、
といった欠点を解消することができ、中央部においても
光の反射量を十分確保することで導光板の光の進行方向
の全体において均一に光を反射可能となる。それによっ
て、この導光板をオーディオ装置の表示部材に用いる
と、光源を増やすことなく均一な明るさで液晶基板を表
示可能となる。
【0014】また、第一のシボ加工処理部が導光板の一
の面に形成されることで、この第一のシボ加工処理部に
よって、溝部で反射される光が拡散される。それによっ
て、溝部による光の反射で縞状の模様ができるのを防止
可能となる。また、第二のシボ加工処理部が導光板の他
方の面に形成されていることにより、溝部による光の反
射で縞状の模様ができるのを一層防止可能となる。
【0015】また、他の発明の導光板は、外部の光源の
光を所定の面に導く導光板において、一の面に形成さ
れ、この面近傍を進行する光の進行角度を変更して他方
の面に導く溝部と、一の面に形成され、他の面に進行す
る光を拡散させる第一のシボ加工処理部と、他の面に形
成され、該他の面を通過する光を拡散させる第二のシボ
加工処理部と、を具備し、第一のシボ加工処理部は、導
光板の光の進行方向の両端側に設けられていると共に、
第二のシボ加工処理部は、導光板の光の進行方向の中央
部に設けられることとしたものである。
【0016】このようにしたことで、第一のシボ加工処
理部は、導光板における光の進行方向の両端側に存する
溝部で反射される光を拡散させてぼかすようになる。ま
た、第二のシボ加工処理部は、導光板における光の進行
方向の中央部に存する溝部で反射される光を反射させて
ぼかすようになる。
【0017】また、他の発明の表示部材は、パネルに形
成された表示開口部のパネル裏面側に配置される表示部
材において、底面に挿通穴が形成されていると共に、底
面と反対側の面が開放して設けられ、内部に空間部を有
するホルダーと、空間部に配置されてホルダーの底面に
取り付けられる液晶基板と、液晶基板の挿通穴とは反対
側の面に当接する拡散シートと、を具備すると共に、上
述された導光板の発明のうちいずれかの導光板を具備し
てこの導光板がホルダー内に内挿されて郭さんシートに
当接することとしたものである。
【0018】このような表示部材を用いれば、液晶基板
を略均一な明るさで表示させることが可能となり、明る
さのムラを生じさせることがなくなる。それにより、従
来の表示部材を使用した場合に生じていた、液晶基板の
中央部付近での明るさの確保のために光源を増やす、と
いったことが不要となり、コストの低減を図ることも可
能となる。
【0019】さらに、他の発明のオーディオ装置は、パ
ネルに表示開口部が形成されていて、この表示開口部を
介して液晶基板で表示される操作情報を表示するオーデ
ィオ装置において、少なくとも2つ以上の光源が取り付
けられている回路基板と、上述した表示部材と、を具備
し、表示部材が回路基板に取り付けられると共に、該表
示部材が回路基板に取り付けられた場合に導光板の長手
方向の両端と光源のうち一対が対向するように設けられ
ることとしたものである。
【0020】このようにしたことで、液晶基板を略均一
な明るさで表示させることが可能となり、明るさのムラ
を生じさせることがなくなる。それにより、従来の表示
部材を使用した場合に生じていた、液晶基板の中央部付
近での明るさの確保のために光源を増やす、といったこ
とが不要となり、コストの低減を図ることも可能とな
る。このため、オーディオ装置の表示部付近が略均一な
明るさとなり、該表示部を見易くなる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図1から図5に基いて説明する。図1は、本発明
のオーディオ装置10のパネル11付近の構成を示す断
面図である。パネル11は、例えば自動車のインパネに
露出する部分であり、カーオーディオ等のオーディオ装
置の前面側に取り付けられるものである。このパネル1
1は、その材質をプラスチック等の樹脂としている。ま
た、パネル11の正面形状は、図1に示すように、略矩
形状に形成された細長となっている。
【0022】このパネル11には、図1の正面図に示す
ように、各種操作ボタン12が特にこの図中の長手方向
両端側に設けられている。これら各種操作ボタン12
は、パネル11に形成されている穴部13を通過して露
出しているものである。すなわち、各種操作ボタン12
は、パネル11の下面側(操作者が操作する表面とは反
対側の面)に位置し、この裏面側から穴部12に差し込
まれる。それよって、これら各種操作ボタンは、パネル
11の表面に露出している。
【0023】パネル11には、このパネル11の長手方
向の略中央部(図1参照)に、表示開口部14が形成さ
れている。この表示開口部14は、パネル11を貫通す
るように形成されていると共に、パネル11の長手方向
と同一方向が表示開口部14の長手方向となっている。
なお、上述のパネル11においては、図1中の上方にM
D等のディスク状の記録再生媒体用のディスク差込口1
5が形成されているため、表示開口部14は、この図に
示すようにパネル11のやや下方に形成されている。
【0024】この表示開口部14の裏面側である開口縁
部14aには、該表示開口部14の内部にゴミ等が進入
するのを防止するために表示開口部14の裏面側からフ
ロントグラス16が貼付される。また、フロントグラス
16が開口縁部14aに貼付された後に、フロントグラ
ス16にクッション17が貼付される。クッション17
は、フロントグラス16又はパネル11と、後述するホ
ルダー21との間に生じる隙間からゴミ等の侵入を防止
し、液晶基板22にゴミ等が付着するのを防止してい
る。
【0025】図1及び図2に示すように、表示開口部1
4には、ホルダー21、液晶基板22、拡散シート23
及び照明手段の一部としての導光板24からなる表示部
材20が配置される。このうち、ホルダー21には、図
3に示すように、底面21aに矩形状に形成された長尺
の挿通穴25が形成されている。また、ホルダー21
は、内部に空間部26が形成された長尺状の箱体であ
り、底面21aと反対側の面が開放して設けられてい
る。そして、この開放部分から液晶基板22が空間部2
6内部に嵌め込まれ、取り付けられる。
【0026】また、液晶基板22が取り付けられた後
に、空間部26の内部側に拡散シート23が内挿され、
この拡散シート23が液晶基板22と当接する状態とな
る。拡散シート23は、例えば白色非透明の薄いプラス
チックフィルムが用いられており、この拡散シート23
によって液晶基板22の背面側から該液晶基板22を明
るく照らすようにしている。
【0027】拡散シート23が取り付けられた後に、導
光板24が取り付けられる。導光板24は、アクリル等
の透明樹脂から形成され、細長形状を為している。この
導光板24には、図4に示すように、下面側(液晶基板
22が設けられている側とは反対側)にV字状の溝部3
0が形成されている。溝部30は、導光板24の下面側
で変則的なピッチ及び深さを有するように形成されてい
る。具体的には、導光板24の長手方向両端部において
は、溝部30のピッチは幅広に形成されているが、導光
板24の長手方向中央部においては、溝部30のピッチ
は幅狭に形成されている。
【0028】かかる幅広及び幅狭のピッチの形成は、導
光板24の長手方向両端部から長手方向の中央部に向か
うにつれてピッチが連続的に変化するように形成しても
良く、また所定の区間毎に特定の幅のピッチを有するよ
うに形成し、導光板24の長手方向両端部から長手方向
の中央部に向かうにつれて段階的にピッチが変化するよ
うにしても良い。
【0029】また、溝部30の深さは、導光板24の長
手方向両端部においては浅溝に形成されているが、導光
板24の長手方向中央部においては深溝に形成されてい
る。この溝部30の深さも、上述の溝部30のピッチと
同様に、連続的に変化するように形成しても良く、また
所定の区間毎に特定の深さの溝部30を有するように形
成し、導光板24の長手方向両端部から長手方向の中央
部に向かうにつれて段階的に溝部30の深さが変化する
ようにしても良い。
【0030】導光板24の長手方向両端部の一方の面で
ある下面側には、該両端部から所定の範囲だけ第一のシ
ボ加工処理部31が形成されている。この第一のシボ加
工処理部31は、図5(a)に示すように、ブラスト処
理やビーズ処理等で導光板裏面の表面部が粗く形成され
ている。なお、このブラスト処理、ビーズ処理に際して
は、導光板24に吹き付けるブラストやビーズの径や速
度等を種々変更することにより、導光板24の下面の表
面部は所望の表面粗さに加工することが可能となる。こ
の場合、例えばガラスビーズを用いて処理すると、導光
板24の表面が光沢を持ちかつ滑らかに形成することが
できる。
【0031】また、導光板24の長手方向中央部であっ
て、導光板24の他方の面である上面側にも、図5
(b)に示すように第二のシボ加工処理部32が形成さ
れている。第二のシボ加工処理部32も、上述の第一の
シボ加工処理部31と同様に、ブラスト処理やビーズ処
理等で導光板24の上面側の表面部が所望の表面粗さに
形成されている。
【0032】ここで、導光板24の長手方向中央部の溝
部30が長手方向両端部の溝部30よりも深く形成され
ているため、それに対応した光の拡散を良好にするため
に、第一のシボ加工処理部31よりも第二のシボ加工処
理部32の方が、表面粗さが粗く形成されている。
【0033】なお、上述の説明では第一のシボ加工処理
部31を導光板24の下面側の長手方向両端部に形成
し、第二のシボ加工処理部32を導光板24の上面側の
長手方向中央部に形成する場合について説明したが、第
一のシボ加工処理部31を導光板24の下面側の全面に
形成し、第二のシボ加工処理部32を導光板24の上面
側の全面に形成しても良い。
【0034】この場合、長手方向両端部においては、第
一及び第二のシボ加工処理部31,32の表面粗さを細
かくすると共に、長手方向中央部においては、第一及び
第二のシボ加工処理部32の表面粗さを該両端部よりも
粗く形成する。このようにすることで、溝部30の深さ
に対応した良好な光の拡散を行うことが可能となる。
【0035】以上のような導光板24がホルダー21に
取り付けられて表示部材20が形成される。そして、こ
の表示部材20は、図4に示すように、回路基板40に
取付固定される。この回路基板40は、適宜の位置に複
数のスイッチ部材(図示省略)を配置していると共に、
LEDからなる光源41をも複数有している。そのう
ち、一対の光源41は、表示部材20が取付固定された
場合の該表示部材20の長手方向両端に近接対向して設
けられている。それによって、光源41は、導光板24
の長手方向に沿って進行するように設けられている。
【0036】なお、スイッチ部材は、上述の各種操作ボ
タン12と当接して、押し込まれるように構成されてい
る。
【0037】以上のような構成を有する導光板24、表
示部材20及びオーディオ装置10によれば、光源41
から出射され、導光板24内部を進行する光が、溝部3
0によって下面側から上面側に反射される。この溝部3
0は、導光板24の長手方向の中央部が該長手方向の両
端側よりも深溝に形成されているので、導光板24の長
手方向の中央部において光の反射量を増大させることが
できる。それにより、導光板24の長手方向の両端側
で、導光板24に入射された光が反射・吸収され、導光
板24の長手方向の中央部に到達する光の量が減少して
も、深溝の溝部30によって反射される光の量を増大さ
せることが可能となる。
【0038】すなわち、光源41から離れている導光板
24の略中央部において、導光板24内を進行する光の
反射量を増大させることが可能となり、従来の導光板6
4において暗かった導光板64の中央部を明るくするこ
とが可能となる。
【0039】また、導光板24の長手方向の中央部に存
する溝部30の深溝化と共に、導光板24の長手方向の
中央部における溝部30間のピッチを、導光板24の長
手方向両端側における溝部30間のピッチよりも狭く形
成している。このため、導光板24の長手方向中央部に
おいては、単位長さ当たりに存する溝部30の本数が多
くなり、反射される光量も増大する。それによって、導
光板24の長手方向の両端側で、導光板24に入射され
た光が反射・吸収され、導光板24の長手方向の中央部
に到達する光の量が減少しても、狭ピッチの溝部30に
よって反射される光の量を増大させることが可能とな
る。
【0040】このように、導光板24の長手方向中央部
における溝部30の深溝化、狭ピッチ化により、導光板
24の長手方向の中央部において光の反射量が少ないこ
とによる該中央部が暗くなる、といった欠点を解消する
ことが可能となり、該中央部においても光の反射量を十
分確保することで、導光板24の長手方向の全体におい
て均一に光を反射可能となる。それによって、この導光
板24をオーディオ装置10の表示部材24に用いる
と、光源41の数を増やすことなく均一な明るさで液晶
基板22を表示可能となる。
【0041】また、第一のシボ加工処理部31が導光板
24の下面に形成されることで、この第一のシボ加工処
理部31によって、溝部30で反射される光が拡散され
る。それによって、溝部30による光の反射で縞状の模
様ができるのを防止可能となる。また、第二のシボ加工
処理部32が導光板24の上面に形成されていることに
より、溝部30による光の反射で縞状の模様ができるの
を一層防止可能となる。
【0042】さらに、第一のシボ加工処理部31は、導
光板24の下面において該導光板24の両端側に形成さ
れていると共に、第二のシボ加工処理部32は、導光板
24の上面において該導光板24の中央部に形成されて
いる。このため、第一のシボ加工処理部31では、長手
方向の両端側の溝部30で反射された光を拡散させてぼ
かすようになり、溝部30による縞状の反射が起こるの
を防止することができる。また、第二のシボ加工処理部
32では、長手方向の中央部の溝部30で反射された光
を拡散させてぼかすようになり、溝部30による縞状の
反射が起こるのを防止することができる。
【0043】また、上述の導光板24を表示部材20に
適用することで、液晶基板22を略均一な明るさで照ら
しながら表示することが可能となり、明るさのムラを生
じさせることがなくなる。それにより、従来の表示部材
60を使用した場合に生じていた、液晶基板62の中央
部付近での明るさの確保のために光源41を増やす、と
いったことが不要となる。このため、光源41の個数は
現状のままで良く、光源41を増やして明るさを確保す
る場合と比較して、コストを低減することが可能とな
る。
【0044】さらに、かかる導光板24を用いた表示部
材20を回路基板40に取り付けて用いることにより、
表示開口部14から露出する表示部材20が明るく表示
され、操作情報が見易くなる。
【0045】以上、本発明の各実施の形態について説明
したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となってい
る。以下それについて述べる。上述の実施の形態では、
溝部30の形状を略V字状に形成するとして説明してい
るが、溝部30の形状は略V字状には限られず、例えば
半円状や台形状等、種々変更可能となっている。また、
採光板としての導光板以外にランプのキャップ等、光を
拡散する必要がある部材に本発明を適用することができ
る。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
導光板の長手方向の中央部が該長手方向の両端側よりも
深溝に形成されていて、さらに長手方向の中央部が該長
手方向の両端側よりも狭ピッチに形成されているので、
導光板の長手方向中央部において光の反射量を増大させ
ることができる。それによって、導光板の長手方向両端
側で光が反射・吸収されても、長手方向の中央部におい
て光の反射量が少ないことによる該中央部が暗くなる、
といった欠点を解消することができ、中央部においても
光の反射量を十分確保することで導光板の長手方向の全
体において均一に光を反射可能となる。このため、導光
板をオーディオ装置の表示部材に用いると、光源を増や
すことなく均一な明るさで液晶基板を表示可能となる。
【0047】また、第一のシボ加工処理部が導光板の一
方の面に形成されることで、この第一のシボ加工処理部
によって、溝部で反射される光が拡散される。それによ
って、溝部による光の反射で縞状の模様ができるのを防
止可能となる。また、第二のシボ加工処理部が導光板の
他方の面に形成されていることにより、溝部による光の
反射で縞状の模様ができるのを一層防止可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係わるオーディオ装置
におけるパネルの正面図を示すものであり、また従来の
オーディオ装置における正面図を示すものでもある。
【図2】図1のオーディオ装置のパネル付近の構成を示
す側断面図である。
【図3】図1のオーディオ装置における表示部材の構成
を示す分解斜視図を示すものであり、また従来のオーデ
ィオ装置における表示部材の構成を示す分解斜視図であ
る。
【図4】図1のオーディオ装置における導光板及びこの
導光板が回路基板に取り付けられた様子を示す側断面図
である。
【図5】図4の導光板において、(a)は第一のシボ加
工処理部の様子を示す導光板の下面側の光の進行方向と
なる長手方向両端部の側断面図であり、(b)は第二の
シボ加工処理部の様子を示す導光板の上面側の光の進行
方向となる長手方向中央部の側断面図である。
【図6】従来の導光板及びこの導光板が回路基板に取り
付けられている様子を示す側断面図である。
【図7】従来の導光板の様子を示す側断面図である。
【図8】従来の導光板において導光板内部を光が進行す
る様子を示す図であり、(a)は導光板内部における光
の進行を側方から見た様子を示すものであり、(b)は
導光板内部における光の進行を上方から見た様子を示す
ものである。
【符号の説明】
10…オーディオ装置 11…パネル 14…表示開口部 20…表示部材 21…ホルダー 22…液晶基板 23…拡散シート 24…導光板 25…挿通穴 26…空間部 30…溝部 31…第一のシボ加工処理部 32…第二のシボ加工処理部 40…回路基板 41…光源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // F21Y 101:02 F21Y 101:02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部の光源の光を所定の面に導く導光板
    において、 一の面に形成され、この面近傍を進行する光の進行角度
    を変更して他の面に導く溝部と、 上記一の面に形成され、上記他の面に進行する光を拡散
    する第一のシボ加工処理部と、 上記他の面に形成され、該他の面を通過する光を拡散す
    る第二のシボ加工処理部と、 を具備し、上記溝部は光の進行方向の中央部が該進行方
    向の両端側よりも深溝に形成されていると共に、上記溝
    部間のピッチは上記進行方向の中央部が該進行方向の両
    端側よりも狭ピッチに形成されていることを特徴とする
    導光板。
  2. 【請求項2】 外部の光源の光を所定の面に導く導光板
    において、 一の面に形成され、この面近傍を進行する光の進行角度
    を変更して他方の面に導く溝部と、 上記一の面に形成され、上記他の面に進行する光を拡散
    する第一のシボ加工処理部と、 上記他の面に形成され、該他の面を通過する光を拡散す
    る第二のシボ加工処理部と、 を具備し、上記第一のシボ加工処理部は、上記導光板の
    光の進行方向の両端側に設けられていると共に、上記第
    二のシボ加工処理部は、上記導光板の光の進行方向の中
    央部に設けられていることを特徴とする導光板。
  3. 【請求項3】 前記第一のシボ加工処理部又は前記第二
    のシボ加工処理部は、前記導光板の光の進行方向の両端
    側よりも中央部の表面処理が粗く設けられていることを
    特徴とする請求項1又は2記載の導光板。
  4. 【請求項4】 パネルに形成された表示開口部のパネル
    裏面側に配置される表示部材において、 底面に挿通穴が形成されていると共に、底面と反対側の
    面が開放して設けられ、内部に空間部を有するホルダー
    と、 上記空間部に配置されて上記ホルダーの底面に取り付け
    られる液晶基板と、 上記液晶基板の上記挿通穴とは反対側の面に当接する拡
    散シートと、 を具備すると共に、請求項1から3のいずれか1項に記
    載された導光板を具備してこの導光板が上記ホルダー内
    に内挿されて上記拡散シートに当接することを特徴とす
    る表示部材。
  5. 【請求項5】 パネルに表示開口部が形成されていて、
    この表示開口部を介して液晶基板で表示される操作情報
    を表示するオーディオ装置において、 少なくとも2つ以上の光源が取り付けられている回路基
    板と、 請求項4に記載された表示部材と、 を具備し、前記表示部材が上記回路基板に取り付けられ
    ると共に、該表示部材が上記回路基板に取り付けられた
    場合に前記導光板の光の進行方向の両端と上記光源のう
    ち一対が対向するように設けられることを特徴とするオ
    ーディオ装置。
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JP2009081094A (ja) * 2007-09-27 2009-04-16 Stanley Electric Co Ltd 面光源用導光板
KR20110109660A (ko) * 2010-03-31 2011-10-06 엘지전자 주식회사 조리기기

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