JP4552082B2 - 面状照明装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、看板、各種反射型表示装置等の照明手段に用いられる面状照明装置に関するものであり、特に、液晶表示装置の照明手段として用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】
薄型で占有容積が小さく、軽量であること等に特徴を有する液晶表示装置は、携帯電話やパーソナルコンピュータ等をはじめとする多くの電気製品に使用され、その需要は増大している。ところで、液晶表示装置の液晶自体は自ら発光しないため、太陽光や部屋の照明の明るさを十分に取り込むことができない暗所で使用する場合には、液晶表示装置とは別個に液晶を照射する照明手段が必要となる。従って、この液晶を照射する照明手段は小型で消費電力の小さいことが望まれると同時に、観察画面における品質の高い画像を映し出すものであることが望まれる。そして、近年、薄板状のサイドライト方式(導光板方式)の面状照明装置をその手段として使用することが多い。
【0003】
図5に、サイドライト方式を使用する面状照明装置の従来例の一形態を示す。この面状照明装置は、面状の均一発光を実現するために考案されたもの(特開2000−11723公報)であり、その内容は以下に示す通りである。
面状照明装置1'は、反射型液晶素子Lの上面を覆うように配置されるものであり、透光性材料からなる断面矩形状に形成された平板状の透明基板2と、その一側面3に近接配置される光源部4と、光源部4および透明基板2の一端部を覆う光反射部材(リフレクタ)12とから概略構成されている。
【0004】
光源部4は、長手状の導光体7と、この導光体7の両端部8、8に配置される、例えば、発光ダイオードのような点状光源9、9とから構成されている。導光体7の一側面14には、光路変換手段11が形成されている。光路変換手段11は、透明基板2の一側面3に向き合う面13の反対側面14に形成されており、例えば、断面形状ほぼ三角形の溝部15と、溝部15の間に形成される平坦部16とで形成されている。導光体7内部を進行する光の内、溝部15で反射する光は、溝部を形成する傾斜面によって一側面13にほぼ垂直に進行しやすく、平坦部16で反射する光と比較して、一側面13を透過して結果的に透明基板2内へ進行する光量が多くなる。したがって、平坦部16の幅に対する溝部15の幅の比率は、導光体7の端部8から遠ざかるに従って徐々に大きくなるように設定されている。このように、点状光源9からの距離と溝部15の幅とのバランスを考慮して光路変換手段11を形成することにより、点状光源が導光体7の端部8に配置されているにもかかわらず、光は透明基板2の一側面3に向き合う面13において均一に放出されるというものである。
尚、光路変換手段11の構成は、上述した形態に限定されるものではなくこの他、粗面化加工を施して微小な凹凸を形成した光散乱部と粗面化加工を施していない平坦部とからなる構成等であってもよい。
【0005】
透明基板2の上面6には、光反射パターン17が一側面3に沿って形成されている。光反射パターン17は、断面形状が略三角形の多数の溝部18と溝部18に隣接する平坦部19とから構成され、光源部4からの距離に左右されることなく透明基板2の面状の均一発光を実現するために、溝部18の形成される間隔を場所によって異ならしめている。即ち、平坦部19の幅(占有面積)に対する溝部18の幅(占有面積)の比率が、透明基板2の一側面3から遠ざかるに従って徐々に大きくなるように設定されている。
【0006】
また、光反射部材12は、導光体7の透明基板2に対向する面以外の長手方向の周面および透明基板2の導光体7に近接する端部を覆い、導光体7から外部に漏れる光を回収し、導光体7の光利用効率を改善するようにしている。光反射部材12は概略U字状に形成され、導光体7を覆う面側(内面)には、銀等の金属を蒸着したフィルム、白色フィルム等を貼り付けた硬質樹脂品、あるいはアルミ板、ステンレス板等の金属板を曲げ加工したものが貼り付けられている。
【0007】
しかしながら、上述するような構成を有する面状照明装置では、画面を観察したときに透明基板2の一側面3に対して直交する向きに明暗の縞模様が発生するという不具合があった。この明暗の縞模様は、導光体7に設けられている光路変換手段11に起因するものである。即ち、光路変換手段11の光散乱部15で反射する光は、その多くが一側面13から出射して透明基板2内へ進行するのに対し、平坦部16で反射する光は、その多くが全反射をするため一側面13から出射せずに、導光体7内を進行するため、散乱部15と平坦部16からなるパターン設定条件によっては、一側面13から出射される光の輝度が不均一になる。このため、透明基板2へ入射する光の輝度が不均一となり、画面には一側面3に直交する明暗の縞模様が発生する。そこで、この明暗縞の対策として、光路変換手段11の光散乱部15と平坦部16のパターンを、目視によっては上述の明暗の縞模様が認識できない程度に微細化することが考えられるが、所望の加工精度を保証することが困難であるという問題があった。
【0008】
そこで、図6に示すように、透明基板2に入射する光の輝度を均一にする手段として、導光体7と透明基板2との間に拡散板20を設けるものが提案されている。拡散板20は、光拡散反射物質を含有した光拡散部を薄板状の支持体上に形成する構成である。この拡散板20の配置により、導光体7の一側面13から出射した光は拡散板20を透過中に拡散され、透明基板2の一側面3から入射する光の輝度を略均一にすることができるというものである(特開2000−231814公報)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図6に示す、拡散板20を設けた面状照明装置1"は、観察画面上での光の輝度を均一にするという手段としては有効であった。しかしながら、導光体7の一側面13から出射し、拡散板20を透過中に拡散された光は、透明基板2の一側面3方向へ入射する光透過率が低く、光源部4からの光の利用率は低下し、画面上で所定の輝度を得るために消費電力が増加するという不具合や、製造工程において組立が容易ではなく、作業効率を低下させるという不具合があった。
また、拡散板を使用せずに、光路変換手段の所望の加工精度を考慮しつつその間隔を可能な限り狭くした場合は、画面上の明暗の縞模様を十分に抑えることができないという不具合があった。
また、詳細は後述するが、上述した明暗の縞模様よりも長いピッチを有する明暗の縞模様が存在することも明らかになり、その抑制策も求められていた。
【0010】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、消費電力を増加させることなく、画面全体にわたり均一な明るさを実現することができる面状照明装置の提供を目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、透光性材料からなり、表面に光反射パターンを形成した透明基板と、長手状の導光体と該導光体の端部に配置される点状光源とから構成され、前記透明基板に近接配置される光源部とを備える面状照明装置において、前記透明基板の側面に沿うように少なくとも二個以上の導光体が連接配置され、該少なくとも二個以上の導光体の側面で、前記透明基板の側面に向かう側の側面とは反対側の側面に、前記点状光源から出射された光を反射させる光路変換手段がそれぞれ設けられ、一つの導光体の光路変換手段により反射された光によって、前記透明基板上に発生する明暗差の斑を、他の導光体の光路変換手段により反射される光によって抑止するように、前記他の導光体の光路変換手段が形成されており、前記点状光源は、前記連接配置された導光体の一端部側に一個、あるいは両端部側にそれぞれ一個配置され、配置された側の全ての導光体の端面に対向していることを特徴とするものである。
【0012】
本発明によると、それぞれの導光体の一側面に形成された光路変換手段により、点状光源から放射された光は透明基板方向に反射される。一つの導光体の光路変換手段により反射された光によって、透明基板上には輝度の明暗斑が生じる。この明暗斑の暗部となる位置に、他の導光体の光路変換手段により反射される光によって、透明基板上に生じる明暗斑の明部となる位置がくるように、それぞれの導光体の光路変換手段を形成することで、透明基板上の明暗斑を抑止し、画面全体の均一発光を実現している。また、連接配置した二以上の導光体のそれぞれの幅をたし合わせた幅を、点状光源の幅と略同一にして、全ての導光体の端面に対向するように配置させることにより、点状光源から出射される光を効率よく導光体内に入射させる。
【0013】
また、上記課題を解決するために、請求項2の発明は、請求項1に記載の発明において、前記少なくとも二個以上の導光体に設けられている前記光路変換手段は、複数の溝部と該溝部に隣接する平坦部とから構成されていることを特徴とするものである。
【0014】
光路変換手段を、複数の溝部とこの溝部に隣接する平坦部とから構成することにより、点状光源から出射された光は、効率よく透明基板方向に反射されるとともに、点状光源からの距離に左右されることなく略均一に反射される。
【0015】
また、上記課題を解決するために、請求項3の発明は、請求項1に記載の発明において、前記少なくとも二個以上の導光体に設けられている前記光路変換手段は、連続して形成された断面形状三角形の溝から構成されていることを特徴とするものである。光路変換手段を、連続して形成される断面形状三角形の溝によって構成することにより、点状光源から出射された光は、効率よく透明基板方向に反射されるとともに、点状光源からの距離に左右されることなく略均一に反射される。
【0016】
また、上記課題を解決するために、請求項4の発明は、請求項2または3に記載の発明において、前記他の導光体の光路変換手段は、前記他の導光体の光路変換手段は、前記一つの導光体の光路変換手段によって発生する前記透明基板上の明暗斑の暗部に対応する位置にのみ形成されていること、前記暗部に対応する位置で溝部が深く形成されていること、前記暗部に対応する位置で溝部間が狭く形成されていることのいずれか一つ又はそれらの組み合わせから構成されていることを特徴とするものである。他の導光体の側面に形成した光路変換手段の溝部を、一つの導光体の光路変換手段によって透明基板上に生じる明暗斑の前記暗部に対応する位置にのみ形成する、または前記暗部に対応する位置で深くあるいは密に形成することにより、前記暗部に対して透明基板方向への反射光量を多くすることができ、一つの導光体の光路変換手段により生じる透明基板上の前記暗部の輝度を向上させ明暗斑を抑止する。
【0018】
また、上記課題を解決するために、請求項5の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の発明において、前記一つの導光体により生じる明暗差の斑を抑止するための、他の導光体の短手方向の幅は、前記一つの導光体の幅以下であることを特徴とするものである。明暗斑を抑止するために配置される他の導光体の幅を、明暗斑を生じる一つの導光体による反射光との光量のバランスを考慮して任意に設定し、透明基板上の明暗斑を抑止する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る面状照明装置の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。尚、本面状照明装置は、従来例として説明した面状照明装置の光源部を改良したものであり、全体的な構造は従来の面状照明装置と略同一であるので、同様の部材については同一の符号を付し、その詳細な説明は適宜省略する。
【0020】
図1、図2に、本発明に係る面状照明装置1に用いられる光源部4の一形態を示す。図1は、面状照明装置1の分解斜視図であり、図2は、光源部4の上面図である。
図1に示すように、光源部4は、長手状の導光体7a、7bと、導光体の両端部の端面8a、8b、端面8a'、8b'に対向して配置される点状光源9、9'とから構成されている。導光体7a、7bは、透明基板2の一側面3に沿って連接配置され、一側面3に向かう側の側面13a、13bとは反対側の側面、即ち、導光体7a、7bの一側面14a、14bには、点状光源9、9'から出射した光を反射させる光路変換手段11a、11bがそれぞれ設けられている。そして、光路変換手段11a、11bは、断面形状略三角形の溝部15a、15b(光反射部ともいう)と溝部に隣接して配設される平坦部16a、16bとから構成されている。
【0021】
導光体7aの光路変換手段11aは、隣接する溝部15aの間隔が、それぞれの点状光源9、9'から遠ざかるにしたがって徐々に狭くなり、導光体7aの略中央部に形成される溝部の間隔が最も狭くなるように設定されている。これは、点状光源9、9'から遠ざかるに従って低下する輝度を、導光体7aの単位長さ当たりに形成する溝部15aの数を増やし、溝部15aで反射する光の量、即ち、透明基板2方向へ反射させる光の量を多くすることによって補い、点状光源9、9'からの距離に左右されずに、導光体7aの全体に渡り透明基板2方向へ反射する光量を略均一化させるためである。
これに対し、導光体7bの光路変換手段11bは、導光体7aの光路変換手段11aの光反射により透明基板2上に生じる明暗斑を抑止して、より均一な発光を実現するように設けられている。
【0022】
ここで、点状光源から導光体内に入射した光が光路変換手段により反射され、その反射光によって透明基板上に発生する別形態の明暗斑について図3に基づき説明する。
図3に示す面状照明装置は、透明基板2の側面に、長手状の導光体27と導光体27の一端部に配置された点状光源9とから構成される光源部4が設けられた構成を有する。尚、導光体27の一側面14には、点状光源9からの距離に左右されずに、導光体27から透明基板2方向へ略均一に光を反射させるために、溝部と平坦部とから構成される光路変換手段が形成されている(図示省略)。
【0023】
点状光源9から放出された光は、放射状に進行し、導光体27の一側面13および14で反射する(一側面14で反射し透明基板2方向へ進行する光を矢印によって示している)。点状光源9に比較的近い位置において一側面14で反射する光は、単位面積当たりの光の量が多く(矢印の本数が多く)、これらの光によって第一の明部31が発生する。点状光源9から遠ざかるにしたがって、一側面14で直接反射する点状光源9からの光の量は少なくなっていくが、一側面13で反射した光が再度、一側面14で反射する領域が生じる。一側面14で反射した光にこの再度反射した光が加算され(矢印の数が密となり)第二の明部33が発生する。そして、この二つの明部31と33に挟まれた領域が暗部32となり、透明基板2上には明暗斑が発生する。
【0024】
上述したメカニズムにより、図2に示すような導光体7aの両端部に点状光源9、9'を配置した構成を有する面状照明装置1では、透明基板2上の領域A、Bに暗部が生じる(正確には、他にも明暗斑が生じるが、ここでは顕著に生じる二本の暗部に関して記載する)。
従って、導光体7bの光路変換手段11bは、導光体7aの光路変換手段11aの光反射により透明基板2上に生じるこの領域A、Bの暗部を抑止するように設けられる。即ち、導光体7bの光路変換手段11bを構成する溝部15bが、導光体7bの一側面14b上で、暗部領域A、Bに対応する領域に設けられる。これにより、透明基板2の暗部領域A、B方向に反射する光の量を増加させることができ、領域A、Bの暗部を抑止することができる。つまり、導光体7aによって生じる暗部に導光体7bによって生じる明部を重ねることで、透明基板2上に生じる領域A、Bの暗部を抑止している。
【0025】
この形態においては、導光体7aによって生じる暗部を抑止するために、導光体7bの一側面14bに形成する溝部15bを、暗部領域A、Bに対応する領域のみに形成しているが、この形態に限定されるものではなく、例えば、点状光源9、9'から導光体7b内に入射した光を効率よく透明基板2方向に反射させ、かつ領域A、Bの暗部を抑止するために、導光体7bの一側面14bの全体に光路変換手段11bを設け、暗部領域A、Bに対応する領域の溝部15bを他の溝部の深さよりも深く形成するようにしたものであってもよい。また、導光体7bの一側面14bの全体に光路変換手段11bを設け、暗部領域A、Bに対応する領域の溝部15b間隔を狭く形成するようにしたものであってもよい。また、導光体7bの一側面14bの全体に光路変換手段11bを設け、暗部領域A、Bに対応する領域の溝部15bを他の溝部の深さよりも深く形成すると共に、溝部15b間隔を狭く形成するようにしたものであってもよい。
【0026】
図2において、導光体7aの幅(短手方向の幅ともいう)をW1、導光体7bの幅(短手方向の幅ともいう)をW2、そして点状光源9、9'の幅をW0で示す。導光体の幅W1とW2を足し合わせた幅は、点状光源の幅W0と略等しくなるように形成されており、点状光源9は導光体7a、7bの端面8a、8bと、また、点状光源9'は導光体7a、7bの端面8a'、8b'と略対向するように配置されている。これにより、点状光源9、9'から放射された光は効率よく導光体7a、7b内に入射する。また、導光体の幅W1とW2を足し合わせた幅を点状光源9、9'の幅と略同一となるように形成しているので、点状光源9、9'は従来品と同種のものを使用することができ、点状光源の使用個数を増加させる必要がなく、コストアップを抑えることができる。また、光源部4の大きさが大きくなることもない。尚、図では構造の理解を容易とするために導光体7aと7bを離隔して記載しているが、実際には両者間の隙間は微小である。
【0027】
また、導光体7bは、導光体7aの反射によって生じる明暗斑を抑止するために設けられる補助的なものであり、その設置によって透明基板2方向へ反射される導光体7aからの光量を低下させるものであってはならない。従って、点状光源9、9'から導光体7a内に入射した光を透明基板2方向へ効率よく反射させ、透明基板2の高い輝度を実現させるためには、導光体7aおよび光路変換手段11a等を所定の大きさに形成する必要があり、導光体7bの幅W2は、導光体7aの幅W1以下(W2≦W1)に形成されている。
【0028】
また、この実施の形態においては、透明基板2に連接配置した導光体のうち、導光体7bを透明基板2に隣接させ、導光体7aを導光体7bに隣接させる配置としているが、導光体7aと7bとを逆に配置させた形態であってもよく、この場合にも同様の作用効果を得ることができる。また、複数の導光体の配置方向は、透明基板2の平面方向に限定されるものではなく、透明基板2の厚み方向に連接配置する構成であってもよい。
【0029】
また、連接配置する導光体の数は、二個に限定されるものではなく、三個以上連接配置させる場合であってもよい。この場合には、二個以上の導光体を明暗斑を抑止するための導光体として使用することができ、明暗差をさらに小さくし、より均一な輝度を実現することができる。
【0030】
図4は、導光体7a、7bに形成される光路変換手段の別の一形態を示すものである。連接配置された導光体7a、7bの一側面には、二つの傾斜面51a、52aから構成される断面形状三角形の溝が連続して形成された光路変換手段50a、傾斜面51b、52bから構成される断面形状三角形の溝が連続して形成された光路変換手段50bがそれぞれ設けられている。また、いずれの実施例とも点状光源を導光体の両端に配置させているが、いずれか一方の端部のみに点状光源を配置した構成であっても、同様の効果が得られるものである。また、複数の導光体は必ずしも分離させた状態である必要はなく、導光体の両端をはじめ溝が形成されていない部分で隣接する導光体同士が結合され、複数の導光体が一体化された構成であってもよい。
【0031】
尚、図1、図4に示す光路変換手段は、導光体7a、7bに同一構成の光路変換手段(溝部と平坦部からなる構成、又は、二つの傾斜面からなる連続した溝部構成)を形成するものであったが、この形態に限定されるものではなく、異なる構成の光路変換手段をそれぞれの導光体に形成するものであってもよい。また、光路変換手段を構成する溝部の替わりに、白色の塗料を塗布して光散乱部を形成するものであってもよい。これらの形態においても、溝部の幅、深さ、あるいは塗布する塗料の面積等を適宜考慮することで、明暗斑の少ない均一かつ高輝度な面状発光を実現することができる。
【0032】
また、図1は、フロントライト型の面状照明装置を示すものであるが、このタイプの面状照明装置に限定されるものではなく、バックライト型の面状照明装置に適用した場合にも同様の作用効果を得ることができる。
【0033】
【発明の効果】
本発明に係る面状照明装置によれば、連接配置した二個以上の導光体にそれぞれ光路変換手段を形成し、それらの光路変換手段は、一つの導光体に形成した光路変換手段の光反射によって透明基板上に生じる輝度の明暗差の斑を、他の導光体に形成した光路変換手段の光反射によって生じる輝度の明暗差により抑止するような位置関係に設けられているので、点状光源から導光体内に入射された光を効率よく透明基板方向に反射させることができるとともに、画面全体において均一かつ高輝度の発光を実現することができる。
【0034】
また、一つの導光体に形成した光路変換手段の光反射によって透明基板上に生じる輝度の明暗差の斑を、他の導光体に形成した光路変換手段を構成する溝部が設けられる位置、溝部の深さ、溝部の密度の相違によって生じさせる明暗差により抑止しているので、透明基板上に生じる輝度の斑の明暗差に応じて、抑止する明暗差の光量を適宜変化させることができ、明暗斑のない均一な画面発光を容易に実現することができる。
【0035】
また、連接配置した二以上の導光体の一端部側には一個の点状光源を配置させ、この点状光源が全ての導光体の端面に対向する構成を有するので、点状光源の使用個数の増加を伴なわず、消費電力を増加させることなく均一な画面発光を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る面状照明装置の一形態を示す分解斜視図である。
【図2】図1の面状照明装置を構成する光源部および透明基板の一部を示す図である。
【図3】点状光源から放出される光を模式的に示した図である。
【図4】導光体に形成される光路変換手段の一形態を示す図である。
【図5】従来の面状照明装置の一形態を示す分解斜視図である。
【図6】従来の面状照明装置の別の一形態を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 面状照明装置
2 透明基板
4 光源部
7a、7b 導光体
8a、8a'、8b、8b' 端面
9、9' 点状光源
11a、11b 光路変換手段
13a、13b、14a、14b 一側面
15a、15b 溝部
16a、16b 平坦部
Claims (5)
- 透光性材料からなり、表面に光反射パターンを形成した透明基板と、長手状の導光体と該導光体の端部に配置される点状光源とから構成され、前記透明基板に近接配置される光源部とを備える面状照明装置において、前記透明基板の側面に沿うように少なくとも二個以上の導光体が連接配置され、該少なくとも二個以上の導光体の側面で、前記透明基板の側面に向かう側の側面とは反対側の側面に、前記点状光源から出射された光を反射させる光路変換手段がそれぞれ設けられ、一つの導光体の光路変換手段により反射された光によって前記透明基板上に発生する明暗差の斑を、他の導光体の光路変換手段により反射される光によって抑止するように前記他の導光体の光路変換手段が形成されており、前記点状光源は、前記連接配置された導光体の一端部側に一個、あるいは両端部側にそれぞれ一個配置され、配置された側の全ての導光体の端面に対向していることを特徴とする面状照明装置。
- 前記少なくとも二個以上の導光体に設けられている前記光路変換手段は、複数の溝部と該溝部に隣接する平坦部とから構成されていることを特徴とする請求項1に記載の面状照明装置。
- 前記少なくとも二個以上の導光体に設けられている前記光路変換手段は、連続して形成された断面形状三角形の溝から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の面状照明装置。
- 前記他の導光体の光路変換手段は、前記一つの導光体の光路変換手段によって発生する前記透明基板上の明暗斑の暗部に対応する位置にのみ形成されていること、前記暗部に対応する位置で溝部が深く形成されていること、前記暗部に対応する位置で溝部間が狭く形成されていることのいずれか一つ又はそれらの組み合わせから構成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の面状照明装置。
- 前記一つの導光体により生じる明暗差の斑を抑止するための他の導光体の短手方向の幅は、前記一つの導光体の幅以下であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の面状照明装置。
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