JP2002286698A - 鋼管内面検査装置 - Google Patents

鋼管内面検査装置

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JP2002286698A
JP2002286698A JP2001084603A JP2001084603A JP2002286698A JP 2002286698 A JP2002286698 A JP 2002286698A JP 2001084603 A JP2001084603 A JP 2001084603A JP 2001084603 A JP2001084603 A JP 2001084603A JP 2002286698 A JP2002286698 A JP 2002286698A
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JP
Japan
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steel pipe
inspection apparatus
surface inspection
frame
fixed roller
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JP2001084603A
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Keiichiro Miyamoto
圭一郎 宮本
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JFE Steel Corp
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Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋼管の内径が変化しても常にセンサと鋼管内
表面の距離を一定に保つことができ、検出精度が変化し
ない鋼管内面検査装置を提供する。 【解決手段】 鋼管内面検査装置10のフレーム11に
中心角120°ごとに鋼管100の内面に当接する固定
ローラ12及び放射方向に付勢された可動ローラ13を
設け、固定ローラ12が当接する鋼管内面位置近傍の鋼
管内面に対向して探傷センサ15の探傷子16を配設
し、鋼管100を周方向に回転させる回転装置を備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼管内面の疵など
の欠陥を検出する鋼管内面検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】製造された鋼管を出荷する前に、オフラ
インで鋼管内面の疵その他の欠陥を検出する検査を行
う。この場合に従来、図6、7に示すような鋼管内面検
査装置50が多く用いられている。この鋼管内面検査装
置50は検査すべき鋼管100内に挿入される円筒形ボ
ビン51に円周に亘って渦流センサ52などのセンサを
取付け、このボビン51には半径方向外側に付勢された
多数のスプリング53を設け、このスプリング53によ
ってボビン51が鋼管100の内面101と同心になる
ようになっている。図7では渦流センサ52として小型
の4個のセンサが離れて配置されている例を示したが、
全周に亘ってリング状に配設された円形コイルも一般的
に用いられている。この鋼管内面検査装置50はボビン
51に取付けた鋼管長手に沿う支持棒54によって鋼管
100内に挿入される。渦流センサ52の検出出力を取
り出して、鋼管内面の欠陥の検出を行う。支持棒54は
挿入時に鋼管と中心が一致するように後方ガイド55を
備えている。このような従来の鋼管内面検査装置50で
は次の問題点がある。 (1) 検出コイルの外形と鋼管内径とから決まる充填
率が探傷性能に大きく影響する。このため、鋼管内径が
異なる鋼管に対して、同一検出コイルを適用することは
できない。探傷性能を保つためには、鋼管内径毎に大き
さの異なる検出コイルを保有する必要がありコストアッ
プになる。 (2)図6、7に示すようなセンタリング方式では、鋼
管内径中心とコイル中心が一致するように保たれるが、
鋼管内面とコイル外面の距離(リフトオフ)は変化する
ため、検出値が変化する。
【0003】この鋼管内面検査装置50は、鋼管100
内に進入するボビン51を備え、このボビン51の周囲
に検出コイル52を装着し、ボビン51にはその周囲に
バネ力によって鋼管内面に密着するスプリング53を備
え、常に鋼管100の中心にセンタリングされるように
なっている。鋼管径がほぼ一定の場合、この装置は有用
であるが、内径の異なる鋼管に対しては検出精度を保つ
ことができない。例えば内径が1.4mm変化すると検
出力が10dB以上変化し探傷器として機能せず、例え
ば、検査対象鋼管が内径28mmφ〜30mmφの鋼管
に同一の鋼管内面検査装置50を共用することはできな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような実
情に対応して開発されたもので、その課題は鋼管内面検
査装置において、鋼管の内径が変化しても常にセンサと
鋼管内表面の距離(リフトオフ)を一定に保つことがで
き、検出精度が変化しない装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、鋼管内面の探
傷検査装置において、鋼管内に挿脱する検査装置のフレ
ームに中心角120°ごとに配設され鋼管内面に当接す
る3個の案内ローラを設け、これらの3個の案内ローラ
のうち1個はフレームに固定した固定ローラとし、他の
2個は放射方向に付勢された可動ローラとし、前記固定
ローラが当接する鋼管内面位置近傍の鋼管内面に対向し
て探傷センサの探傷子を配設し、かつ、被検査鋼管を周
方向に回転させる回転装置を備えたことを特徴とする鋼
管内面検査装置である。
【0006】可動ローラを放射方向(半径方向外向き方
向)に付勢する手段としてはスプリングによる付勢手段
又はテーパ嵌合部や拡径レバーなどを油圧等により牽引
する付勢手段等を用いればよい。本発明の鋼管内面検査
装置は、探傷コイル等の探傷子が鋼管内面から一定の距
離にあるように、固定ローラが当接する内面の近傍に配
置する。従って、探傷測定の精度が一定である。一方、
探傷子を従来のように円周全体に配設しないので、鋼管
内面検査装置を停止させておき、被検査鋼管を周方向に
回転(自転)させる回転装置を設け、鋼管周方向の測定
を可能にする。回転装置としては鋼管を受けてこれを同
一位置で自転させる複数のターニングロールと、ターニ
ングロールを回転させる駆動装置と、ターニングロール
の回転角を計測する計測装置とを備えるとよい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1は本発明の鋼管内面検査装置1
0の縦断面図、図2はそのA−A矢視断面図である。鋼
管内面検査装置10はフレーム11の先端にセンサ16
を備え、鋼管100内に挿入して鋼管100の内面の欠
陥を検査するものである。フレーム11には、1個の固
定ローラ12と2個の可動ローラ12とからなり、中心
角120度ごとに配設された3個のガイドローラを備え
ている。ただし、可動ローラ12の数は2個に固定され
るわけではなく、3個以上でもよい。固定ローラ12
は、フレーム11に固定されており、可動ローラ13
は、図示省略したスプリングを介して、放射方向(半径
方向外側)に付勢されている。従って、固定ローラ12
は常に鋼管100の内面101と接触し、フレーム11
は、この部分で常にフレームと鋼管内面との距離が一定
になっている。固定ローラ12及び可動ローラ13は、
鋼管内面検査装置10の長手方向に離れた位置に配置さ
れており、鋼管内面検査装置10が鋼管の長手方向に安
定的に保持されるようになっている。磁気センサ15
は、探傷子16として、平型の渦流センサを用いた。磁
気センサ15の探傷子16は、固定ローラ12の近傍の
フレーム11に部材14を介して固定されており、鋼管
内面と一定の距離に保持されている。この状態で鋼管1
00を自転させながら磁気センサ15で探傷すると、鋼
管100の全円周に亘って検査をすることができる。
【0008】鋼管の内径寸法の変化に対しては可動ロー
ラ13が追従するため、磁気センサ15の探傷子16と
鋼管内面との間のギャップが一定に保たれ、磁気センサ
15は安定した検出性能を保つことができる。以上のよ
うに本発明の鋼管内面検査装置10は鋼管100の内径
がある程度変化しても対応することができる。従って従
来のように、保持機構含む鋼管内面検査装置(プロー
ブ)を多数保有する必要がなく、コストダウンにもつな
がる。
【0009】図3は本発明の別の実施例の縦断面図、図
4はその平面図、図5は図3のB−B矢視断面図であ
る。図3〜5に示す実施例では、固定ローラ12を固定
し、可動ローラ13を鋼管内面に当接するように付勢す
る装置として、テーパ部材21、23、25を用い、こ
のテーパ部材21、23、25に接触してこれを拡径方
向に移動させる錐体22、24、及び補助フレーム27
を備えている。錐体22、24を軸26で牽引して、錐
体22、24のテーパ部を上記テーパ部材21、23、
25のテーパ部に係合させると、探傷子16が、鋼管1
00の内面に対して一定距離を保った位置に固定され
る。参照記号14〜18は図1〜2と同様の部材を示す
ものである。
【0010】
【実施例】溶接鋼管の内径28.8mmφ(A)、2
8.6mmφ(B)、29.0mmφ(C)、30.0
mmφ(D)の4本の鋼管を準備し、それぞれに人工欠
陥として0.3mmd×0.3mmw×10mmLの疵
をを加工し、これらを本発明の鋼管内面検査装置を用い
て探傷した。この鋼管内面検査装置は自己比較式の磁気
センサである。結果を図8に示した。内径が違っても同
一形状、寸法の4種類の人工欠陥をほぼ同等に検出して
いる。これは、鋼管の寸法が異なっても、鋼管内面と鋼
管内面検査装置の探傷子とが一定距離に保持されている
からである。なお、既存のセンタリング方式による鋼管
内面検査装置ではでは、鋼管の内径が1.4mmφ(リ
フトオフ0.7mm)変化すれば、検出力が10dB以
上変化し、探傷器としては全く機能しない。
【0011】
【発明の効果】本発明の装置によれば、同一の装置で鋼
管径の異なる鋼管内面の探傷が可能となった。また、鋼
管長手方向の径変化があっても、この変化に拘わらず、
欠陥検出精度が向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の縦断面図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】別の実施例の縦断面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図3のB−B矢視図である。
【図6】従来技術の説明図である。
【図7】従来技術の説明図である。
【図8】実施例の結果を示すグラフである。
【符号の説明】
10 鋼管内面検査装置 11 フレーム 12 固定ローラ 13 可動ローラ 14 取付け部 15 探傷センサ 16 探傷子 17 プロテクタ 18 信号線 21、23、25 テーパ部材 22、24 錐体 26 軸 27 補助フレーム 50 鋼管内面検査装置 51 円筒形ボビン 52 渦流センサ 53 スプリング 54 支持棒 55 後方ガイド 60 回転装置 61 ターニングロール 62 ロール支持部 63 受け台 100 鋼管 101 内面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼管内面の探傷検査装置において、鋼管
    内に挿脱する検査装置のフレームに中心角120°ごと
    に配設され鋼管内面に当接する3個の案内ローラを設
    け、該3個の案内ローラのうち1個はフレームに固定し
    た固定ローラとし、他の2個は放射方向に付勢された可
    動ローラとし、前記固定ローラが当接する鋼管内面位置
    近傍の鋼管内面に対向して探傷センサの探傷子を配設
    し、かつ、被検査鋼管を周方向に回転させる回転装置を
    備えたことを特徴とする鋼管内面検査装置。
JP2001084603A 2001-03-23 2001-03-23 鋼管内面検査装置 Pending JP2002286698A (ja)

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