JP2002285759A - 断熱改装持ち出しサッシ窓 - Google Patents

断熱改装持ち出しサッシ窓

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JP2002285759A
JP2002285759A JP2001089806A JP2001089806A JP2002285759A JP 2002285759 A JP2002285759 A JP 2002285759A JP 2001089806 A JP2001089806 A JP 2001089806A JP 2001089806 A JP2001089806 A JP 2001089806A JP 2002285759 A JP2002285759 A JP 2002285759A
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JP2001089806A
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Yoshinori Ishiguro
義則 石黒
Toshihiro Shimazaki
敏博 嶋崎
Shigeo Kakehi
重雄 筧
Toshiro Nagae
外志郎 永江
Seiichi Yoshimoto
誠一 吉本
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YKK AP Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 残存した金属サッシ枠の下枠で新設の断熱サ
ッシ枠の重量を支持できると共に、その金属サッシ枠の
下枠を経て断熱サッシ枠の下枠の室内側部に室外の冷気
が伝わり難い断熱改装持ち出しサッシ窓とする。 【解決手段】 残存した金属サッシ枠3よりも室外寄り
に断熱サッシ枠20を取付け、この断熱サッシ枠20の
下枠22の室外側部を、前記金属サッシ枠3の下枠5に
支持材17を介して取付けた下地材12に接触させるこ
とで下枠5で断熱サッシ枠20の重量を支持する。これ
によって、室外の冷気が下枠5を経て断熱サッシ枠20
の下枠22の室内側部に伝わり難くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物躯体の開口部
に取付けてある金属サッシ窓を、持ち出しタイプの断熱
サッシ窓に改装した断熱改装持ち出しサッシ窓、詳しく
は下枠部分に関する。
【0002】
【従来の技術】サッシ枠に障子戸を開閉自在に装着した
サッシ窓は、長い年月が経過することで老朽化し、見栄
えが悪くなるとともに、開閉操作がやりづらくなったり
等の不具合が発生する。このために、既存のサッシ窓を
新設のサッシ窓に改装した改装サッシ窓が種々提案され
ている。
【0003】例えば、既存のサッシ枠から障子戸を取り
外してサッシ枠を建物躯体の開口部に残存させる。この
残存した既存のサッシ枠を基準として新設のサッシ枠
を、その新設のサッシ枠が既存のサッシ枠よりも室外側
に突出して取付け、その新設のサッシ枠の下枠を既存の
サッシ枠の下枠で支持することで、新設のサッシ枠の重
量を既存のサッシ枠の下枠で支持し、その新設のサッシ
枠に障子戸を装着した持ち出しタイプの改装サッシ窓が
提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】集合住宅などに取付け
てあるサッシ窓は、スチール・アルミ等の金属サッシ枠
に障子戸を装着した金属サッシ窓が多い。この金属サッ
シ窓は、サッシ枠の室外側部と室内側部とに熱が伝わり
易いから、室外の冷気が金属サッシ枠の室内側部に伝わ
り、その金属サッシ枠の室内側部に結露が生じる。
【0005】このことを解消するために、室内側部材と
室外側部材を断熱材で連結した断熱形材を枠組みした断
熱サッシ枠に障子戸を装着した断熱サッシ窓が提案され
ている。この断熱サッシ窓であれば、断熱サッシ枠の室
内側部と室外側部とに熱が伝わり難いので、室外の冷気
がサッシ枠の室内側部に伝わり難く、その室内側部に結
露が生じることがない。
【0006】前述のことから、集合住宅などに取付けて
ある既存の金属サッシ窓を断熱改装持ち出しサッシ窓に
改装することが考えられる。しかしながら、前述した従
来の改装持ち出しサッシ窓のようにして金属サッシ窓を
断熱サッシ窓に改装すると、新設のサッシ枠の重量を既
存の金属サッシ枠の下枠で支持するために、その金属サ
ッシ枠の下枠と新設のサッシ枠の下枠とが金属接触す
る。よって、残存した既存の金属サッシ枠を通して新設
の断熱サッシ枠の下枠の室内側部に室外の冷気が伝わ
り、断熱サッシ枠の下枠の室内側部に結露が生じ、サッ
シ枠の下枠の室内側部に結露が生じないという断熱サッ
シ窓の利点が損なわれてしまう。
【0007】本発明は、前述の課題を解決するためにな
されたものであって、その目的は、新設の断熱サッシ枠
の重量を既存の金属サッシ枠の下枠で支持できると共
に、室外の冷気が既存の金属サッシ枠の下枠を通して断
熱サッシ枠の下枠の室内側部に伝わり難く、新設の断熱
サッシ枠の下枠の室内側部に結露が生じることがない断
熱改装持ち出しサッシ窓を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、建物躯体
の開口部に取付けられた既存の金属サッシ枠と、前記建
物躯体の開口部に、既存の金属サッシ枠よりも室外側に
突出して取付けられ、室内側部と室外側部とに熱が伝わ
り難い新設の断熱サッシ枠を備え、前記断熱サッシ枠の
下枠の室外側部を、前記金属サッシ枠の下枠で支持して
いることを特徴とする断熱改装持ち出しサッシ窓であ
る。
【0009】第2の発明は、第1の発明において断熱サ
ッシ枠の下枠の室内側部を金属サッシ枠の下枠で線接触
によって支持した断熱改装持ち出しサッシ窓である。
【0010】第3の発明は、建物躯体の開口部に取付け
られた既存の金属サッシ枠と、前記建物躯体の開口部
に、既存の金属サッシ枠よりも室外側に突出して取付け
られ、室内側部と室外側部とに熱が伝わり難い新設の断
熱サッシ枠を備え、前記断熱サッシ枠の下枠の室内側部
が、前記金属サッシ枠の下枠に断熱材を介して接触して
断熱サッシ枠の下枠を金属サッシ枠の下枠で支持してい
ることを特徴とする断熱改装持ち出しサッシ窓である。
【0011】第4の発明は、第3の発明において断熱サ
ッシ枠の下枠の室外側部が金属サッシ枠の下枠に断熱材
を介して接している断熱改装持ち出しサッシ窓である。
【0012】
【作 用】第1の発明によれば、新設の断熱サッシ枠の
下枠の室外側部を既存の金属サッシ枠の下枠で支持して
いるので、新設の断熱サッシ枠の重量を既設の金属サッ
シ枠の下枠で支持できると共に、室外の冷気が既存の金
属サッシ枠を通して新設の断熱サッシ枠の室内側部に伝
わることがなく、新設の断熱サッシ枠の室内側部に結露
が生じることがない。
【0013】第2の発明によれば、新設の断熱サッシ枠
の下枠の室内側部が既存の金属サッシ枠の下枠に線接触
しているので、新設の断熱サッシ枠の重量を既設の金属
サッシ枠の下枠で強固に支持できる。しかも、その接触
部分から熱が伝わることが極めて少なく、室外の冷気が
既存の金属サッシ枠の下枠を通って断熱サッシ枠の下枠
の室内側部に伝わり難く、新設の断熱サッシ枠の下枠の
室内側部に結露が生じることがない。
【0014】第3の発明によれば、新設断熱サッシの下
枠の室内側部が既存の金属サッシ枠の下枠に断熱材を介
して接しているので、新設の断熱サッシ枠の重量を金属
サッシ枠の下枠で支持できる。しかも、その接触部分か
ら熱が伝わることがなく、室外の冷気が既存の金属サッ
シ枠の下枠を通って新設の断熱サッシ枠の下枠の室内側
部に伝わらないので、新設の断熱サッシ枠の下枠の室内
側部に結露が生じない。
【0015】第4の発明によれば、新設の断熱サッシ枠
の下枠の室外側部が既存の金属サッシ枠の下枠で断熱材
を介し支持されるので、新設の断熱サッシ枠の重量を既
存の金属サッシ枠の下枠で強固に支持でき、しかも新設
の断熱サッシ枠の下枠の室外側部と既存の金属サッシ枠
の下枠とにわたって熱が伝わらず、室内を効率良く冷暖
房できる。つまり、新設の断熱サッシ枠の下枠の室外側
部と既存の金属サッシ枠の下枠とにわたって熱が伝わる
と、室内と室外とに熱が伝わり易くなって室内を冷暖房
した時に効率が悪くなる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1と図2は金属サッシ窓、例え
ば金属引き違い窓の縦断面図、横断面図であり、建物躯
体1、例えばコンクリート又はPC板の開口部2に金属
引き違い窓の金属サッシ枠3が取付けてある。この金属
サッシ枠3は上枠4、下枠5、縦枠6を枠組みしたもの
で、その各枠に連結したブラケット7を建物躯体1に埋
設したアンカー8に溶接して金属サッシ枠3を取付けて
いる。前記金属サッシ枠3に、内障子9と外障子10が
引き違いに装着されて金属引き違い窓を形成している。
前記内障子9、外障子10は図1と図2では概略的に図
示してある。
【0017】前記上枠4、下枠5、縦枠6は室内外側方
向に向う枠本体と複数の内向片と障子保持部材を備え、
アルミ押出形材、スチール等の金属である。前記障子保
持部材は障子を閉じ状態でサッシ枠内に保持する部材で
ある。例えば、前記上枠4は室内外側方向に向う枠本体
4aと、この枠本体4aに一体的に設けた室内側内向片
4b、内障子9を保持する部材、つまり内障子上レール
4c、外障子10を保持する部材、つまり外障子上レー
ル4d、室外側内向片4eを備えたアルミ押出形材であ
る。前記下枠5は室内外側方向に向う枠本体5aと、こ
の枠本体5aに一体的に設けた室内側内向片5b、内障
子9を保持する部材、つまり内障子下レール5c、外障
子10を保持する部材、つまり外障子下レール5d、室
外側内向片5eを備えたアルミ押出形材である。前記縦
枠6は室内外側方向に向う枠本体6aと、この枠本体6
aに一体的に設けた室内側内向片6b、障子を保持する
部材、つまり中間内向片6c、室外側内向片6dを備え
たアルミ押出形材である。
【0018】前記金属引き違い窓を断熱持ち出し引き違
い窓に改装する方法を説明する。前記内障子9、外障子
10を取り外し、前記上枠4、下枠5、縦枠6を、室内
側部と室外側部とに熱が伝わり難く加工する。例えば、
各枠の枠本体4a,5a,6aにおける室内外側方向中
間で長手方向に間隔を置いた複数部分に穴11をそれぞ
れ加工する。この穴11は室内外側方向に短かく、長手
方向に長いスリット状の穴である。このスリット状の穴
11はグラインダーやセーバーソー、プラズマ切断機等
で加工する。すなわち、前述の改修作業は室内に人が居
住している状態で実施されることが多く、火炎や火花が
発生しない加工方法で加工することが好ましい。
【0019】これにより、上枠4、下枠5、縦枠6の室
内側部と室外側部の連続する面積が減少し、残存した既
存の金属サッシ枠3の室外側部と室内側部とに亘って熱
が伝わり難くなる。
【0020】前記スリット状の穴11は断熱材11aで
閉塞されている。例えばウレタン系樹脂などの断熱材を
注入充填したり、樹脂、ゴムなどの断熱材の成形品を嵌
め込んでスリット状の穴11を閉塞する。これにより、
各枠の強度低下を補償すると共に、穴11を閉塞して見
栄えを良くするようにしても良い。
【0021】前述のスリット状の穴11を枠本体4a,
5a,6aの室内外側方向中間部に長手方向に連続して
形成(つまり、切断)することで、その室内側部と室外
側部に熱が伝わらないようにしても良い。すなわち、既
存の金属サッシ枠3の室内外側方向中間部に熱が伝わら
ない部分を加工すれば良い。
【0022】図3、図4に示すように、各枠に下地材1
2をそれぞれ取付けて穴11を形成した各枠を補強す
る。この下地材12は金属、例えばアルミ押出形材の室
内側部材13とアルミ押出形材の室外側部材14を断熱
材15で連結した断熱形材である。この下地材12は断
熱形材に限ることはなく、樹脂、木材、合成木などでも
良い。つまり下地材12は室内側部と室外側部に熱が伝
わり難いものであれば良い。前記下地材12は各枠と略
同一長さの長尺であるが、短尺の下地材12を各枠の長
手方向に間隔を置いて複数取付けても良い。前記上枠
4、縦枠6における下地材12は、その室内側部材13
が枠本体4a,6aのスリット状の穴11よりも室内寄
りの室内側部、例えば室内側内向片4b,6bにビス1
6で取付けられる。前記上枠4、縦枠6における下地材
12の室外側部材14が枠本体4a,6aのスリット状
の穴11よりも室外寄りの室外側部、例えば室内側内向
片4e,6dに当接して取付けられる。これによって、
上枠4、縦枠6を補強すると共に、その室内側部と室外
側部に下地材12を通して熱が伝わらないようにする。
【0023】前記下枠5における下地材12は、その室
内側部材13が下枠5の穴11よりも室内寄りの室内側
部、例えば室内側内向片5bにビス16で取付けられ
る。この下地材12の室外側部材14は支持材17にビ
ス18で取付けられる。前記支持材17は下枠5の穴1
1よりも室外寄りの室外側部、例えば室外側内向片5e
にビス19で取付けられる。これによって、下枠5を補
強すると共に、その室内側部と室外側部に下地材12を
通して熱が伝わらないようにする。
【0024】前記支持材17は下枠5の室外側部に引掛
けて下向きの力で外れないようにしてある。例えば、下
向鉤片17aを下枠5の室外側内向片5eの上部に引掛
けてある。これによって、下地材12の室外側部材14
に作用する大きな下向き荷重(新設の断熱サッシ枠の重
量)を支持する。
【0025】次に、下地材12に新設の断熱サッシ窓、
例えば断熱引き違いサッシ窓の断熱サッシ枠20を取付
ける。前記新設の断熱サッシ枠20は、その室外側部と
室内側部とに熱が伝わり難い断熱サッシである。具体的
には、上枠21、下枠22、左右の縦枠23を枠組みし
たものである。
【0026】前記上枠21、下枠22、左右の縦枠2
1,22,23は、アルミ押出形材等の金属の室外側部
材24とアルミ押出形材等の金属の室内側部材25を断
熱材26で連結した断熱形材である。その室外側部材2
4は、室内外側方向に向う本体部24aと、この本体部
24aに一体的に設けた障子保持部24b、例えば内障
子上下レール、外障子上下レール、内向片を有し、その
室外側部材24が障子、ガラス等を取付ける室外側の窓
部である。前記各室内側部材25は、室外側で縦板状の
連結部27と、その連結部27の面内方向内側部と一体
的に連続した室内外側方向に向う板状のカバー部28を
備え、そのカバー部28は取付用の凹部28aを有す
る。
【0027】前記各室外側部材24(窓部)は金属サッ
シ枠3よりも室外側に位置し、持ち出しタイプの断熱サ
ッシ窓を形成する。前記下枠22の室外側部材24にお
ける室内側部下面は、前記支持材17に載置している。
例えば、支持材17の上向突片17bに載置している。
よって、下枠22の室外側部材24に作用する下向き荷
重(断熱サッシ枠20の重量)を支持材17を介して下
枠5の室外側部で支持できる。前記支持片17を設けず
に下枠22の室外側部材24を下枠5で直接支持しても
良い。
【0028】前記上枠21、縦枠23における室内側部
材25の連結部27は、残存した既存の上枠4、縦枠6
の室外側部(室外側内向片4e,6d)よりも室外寄り
に位置し、その連結部27は金属サッシ枠3の上枠4、
縦枠6における穴11よりも室外寄り(室外側部)と金
属接触しないようにしてある。よって、残存している既
存の金属サッシ枠3の上枠4、縦枠6の室外側部から、
新設の断熱サッシ枠20の上枠21、縦枠23における
室内側部材25に熱が伝わらない。
【0029】前記下枠22における室内側部材25の連
結部27は下の下地材12の室外側部材14よりも室内
寄りで、その下面は、下の下地材12の室外側部材14
に線接触で載置して支持している。例えば、室外側部材
14の上向片14a載置している。よって、金属サッシ
枠3の下枠5の室外側部から下地材12の室外側部材1
4を経て下枠22の室内側部材25に熱が伝わり難い。
また、室内側部材25に作用する下向き荷重を下地材1
2の室外側部材14、支持材17を介して下枠5の室外
側部で支持できる。前記支持材17、下地材12を設け
ずに連結部27を下枠5に線接触で載置して支持しても
良い。
【0030】前記上枠21、縦枠23における各カバー
部28(凹部28aの底部)が各下地材12の室内側部
材13に木材などの断熱材のスペーサ29を介してビス
30でそれぞれ取付けられる。前記下枠22におけるカ
バー部28(凹部28aの底部)が下の下地材12の室
内側部材13にビス30で直接取付けられる。よって、
下地材12の室外側部材14から室外の冷気がカバー部
28(室内側部材25)に伝わらない。
【0031】前記各室内側部材25のカバー部28の室
内側部に内部カバー31を取付け、金属サッシ枠3の室
内側部及び下地材12が室内から見えないようにする。
前記内部カバー31は断熱性を有し表面(室内に露出す
る面)に熱が伝わり難くすることが好ましい。例えば、
アルミ押出形材のカバーの表面に樹脂カバーを嵌め込ん
で取付ける。アルミ押出形材のカバーの裏面にウレタン
等の断熱樹脂を吹きつけ、又は裏面に成形した断熱材を
設ける。木材、合成木で内部カバーを作製する。
【0032】図5に示すように、下の下地材12を金属
サッシ枠3の下枠5における障子保持部材に取付け、穴
11を障子保持部材よりも室内寄りに形成しても良い。
例えば、内障子下レール5cに係止すると共に、外障子
下レール5dに室外側からビス40で取付ける。この場
合には室内側部材25のカバー部28を下枠3の室内側
内向片5bにビス30で取付ける。
【0033】また、図3、図5において下枠22の室外
側部材24又は室外側部24と室内側部材25を、下の
下地材12の室外側部に断熱材を介して載置すること
で、熱が伝わらないようにしても良い。例えば、図6に
示すように、下の下地材12の室外側部材14の室外側
横向片14bに断熱材41を設け、この断熱材41に室
外側部材24の室内側部下面と室内側部材25(連結部
27)の下面を載置する。
【0034】また、図6に示すように下の下地材12の
室外側部材14の上部に室外側に向う突片14cを一体
的に設け、この突片14cを下枠22の室内側部材25
(連結部27)の室内側面に接して支持するようにして
も良い。
【0035】以上の各実施の形態では、下枠22の室内
側部材25(連結部27)を、下地材12、支持材17
を経て下枠5で線接触又は断熱材41を介して支持した
が、下地材12を経て同様に支持しても良いし、下枠5
で直接的に支持しても良い。つまり、断熱サッシ20の
下枠22の室内側部を金属サッシ枠3の下枠5で、、線
接触又は断熱材を介して支持すれば良い。
【0036】また、断熱サッシ枠20の下枠22の室外
側部材24を支持材17を介して下枠5で支持、又は断
熱材41と下地材12と支持材17を介して下枠5で支
持したが、下枠5で直接的に支持又は断熱材41を介し
て下枠5で支持しても良い。
【0037】また、金属サッシ枠3の下枠5に穴11を
加工して、その室内側部と室外側部とに熱が伝わり難く
したが、この穴11を加工しなくとも前述のようにして
断熱サッシ枠20の下枠22を下枠5で支持するように
しても充分な効果が期待できることは勿論である。ま
た、新設の断熱サッシ枠20の上枠21、下枠22、縦
枠23の室内側部材25は連結部27のみでも良い。
【0038】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、新設の断
熱サッシ枠の下枠の室外側部を既存の金属サッシ枠の下
枠で支持しているので、新設の断熱サッシ枠の重量を既
設の金属サッシ枠の下枠で支持できると共に、室外の冷
気が既存の金属サッシ枠を通して新設の断熱サッシ枠の
室内側部に伝わることがなく、新設の断熱サッシ枠の室
内側部に結露が生じない。
【0039】請求項2に係る発明によれば、新設の断熱
サッシ枠の下枠の室内側部が既存の金属サッシ枠の下枠
に線接触しているので、新設の断熱サッシ枠の重量を既
設の金属サッシ枠の下枠で強固に支持できる。しかも、
その接触部分から熱が伝わることが極めて少なく、室外
の冷気が既存の金属サッシ枠の下枠を通って断熱サッシ
枠の下枠の室内側部に伝わり難く、新設の断熱サッシ枠
の下枠の室内側部に結露が生じることがない。
【0040】請求項3に係る発明によれば、新設の断熱
サッシの下枠の室内側部が既存の金属サッシ枠の下枠に
断熱材を介して接しているので、新設の断熱サッシ枠の
重量を金属サッシ枠の下枠で支持できる。しかも、その
接触部分から熱が伝わることがなく、室外の冷気が既存
の金属サッシ枠の下枠を通って新設の断熱サッシ枠の下
枠の室内側部に伝わらないので、新設の断熱サッシ枠の
下枠の室内側部に結露が生じない。
【0041】請求項4に係る発明によれば、新設の断熱
サッシ枠の下枠の室外側部が既存の金属サッシ枠の下枠
で断熱材を介し支持されるので、新設の断熱サッシ枠の
重量を既存の金属サッシ枠の下枠で強固に支持でき、し
かも新設の断熱サッシ枠の下枠の室外側部と既存の金属
サッシ枠の下枠とにわたって熱が伝わらず、室内を効率
良く冷暖房できる。つまり、新設の断熱サッシ枠の下枠
の室外側部と既存の金属サッシ枠の下枠とにわたって熱
が伝わると、室内と室外とに熱が伝わり易くなって室内
を冷暖房した時に効率が悪くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】金属引き違いサッシ窓の縦断面図である。
【図2】金属引き違いサッシ窓の横断面図である。
【図3】改装した断熱持ち出し引き違いサッシ窓の縦断
面図である。
【図4】改装した断熱持ち出し引き違いサッシ窓の横断
面図である。
【図5】下枠部分の第2の実施の形態の縦断面図であ
る。
【図6】下枠部分の第3の実施の形態の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1…建物躯体 2…開口部 3…金属サッシ枠 4…上枠 5…下枠 6…縦枠 11…穴 11a…断熱材 12…下地材 13…室内側部材 14…室外側部材 15…断熱材 17…支持材 20…断熱サッシ枠 21…上枠 22…下枠 23…縦枠 24…室外側部材 25…室内側部材 26…断熱材 27…連結部 28…カバー部 41…断熱材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永江 外志郎 名古屋市千種区茶屋坂通り2丁目68−1 (72)発明者 吉本 誠一 大阪市阿倍野区旭町2−1−2 Fターム(参考) 2E011 JA02 KA02 KB02 KB03 KC01 KC09 KD14 KG04 KH01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物躯体の開口部に取付けられた既存の
    金属サッシ枠と、 前記建物躯体の開口部に、既存の金属サッシ枠よりも室
    外側に突出して取付けられ、室内側部と室外側部とに熱
    が伝わり難い新設の断熱サッシ枠を備え、 前記断熱サッシ枠の下枠の室外側部を、前記金属サッシ
    枠の下枠で支持していることを特徴とする断熱改装持ち
    出しサッシ窓。
  2. 【請求項2】 断熱サッシ枠の下枠の室内側部を金属サ
    ッシ枠の下枠で線接触によって支持した請求項1記載の
    断熱改装持ち出しサッシ窓。
  3. 【請求項3】 建物躯体の開口部に取付けられた既存の
    金属サッシ枠と、 前記建物躯体の開口部に、既存の金属サッシ枠よりも室
    外側に突出して取付けられ、室内側部と室外側部とに熱
    が伝わり難い新設の断熱サッシ枠を備え、 前記断熱サッシ枠の下枠の室内側部が、前記金属サッシ
    枠の下枠に断熱材を介して接触して断熱サッシ枠の下枠
    を金属サッシ枠の下枠で支持していることを特徴とする
    断熱改装持ち出しサッシ窓。
  4. 【請求項4】 断熱サッシ枠の下枠の室外側部が金属サ
    ッシ枠の下枠に断熱材を介して接している請求項3記載
    の断熱改装持ち出しサッシ窓。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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