JP2002285106A - 活性エネルギー線硬化型感圧接着剤 - Google Patents

活性エネルギー線硬化型感圧接着剤

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JP2002285106A
JP2002285106A JP2001090535A JP2001090535A JP2002285106A JP 2002285106 A JP2002285106 A JP 2002285106A JP 2001090535 A JP2001090535 A JP 2001090535A JP 2001090535 A JP2001090535 A JP 2001090535A JP 2002285106 A JP2002285106 A JP 2002285106A
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Tsukasa Matsumoto
司 松本
Kyoichi Iijima
恭一 飯島
Masaaki Nakao
誠明 中尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感圧接着剤を塗布した塗工紙の接着剤面同士
を圧着した接着物を高温多湿下に長期間保存しても接着
強度に経時変化がなく、使用時にその接着物を再剥離す
る時、接着剤が塗布された基材を破壊せず、安定した再
剥離性を有する再剥離性感圧接着剤を提供すること。 【解決手段】 (メタ)アクリロイル基を有するオリゴ
マーと、多官能(メタ)アクリレートおよび/または単
官能(メタ)アクリレートと、Tgが−40℃〜10℃
で、かつ重量平均分子量が20000〜50000であ
るアクリル樹脂およびTgが50℃〜80℃で、かつ重
量平均分子量が50000〜80000であるアクリル
樹脂とからなるアクリル樹脂と、活性エネルギー線官能
性重合開始剤とを含有することを特徴とする活性エネル
ギー線硬化型感圧接着剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、活性エネルギー線
硬化型の感圧接着剤に関し、さらに詳しくは感圧接着剤
面同士を加圧接着した後、再剥離可能である活性エネル
ギー線硬化型の感圧接着剤に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、再剥離可能である接着材料は、
近年、葉書などの郵便物において、低価格で情報量を多
く書き込み、情報の機密性を保持するために通知などの
情報部分を隠蔽するメール発送システムにおいて検討お
よび使用されている。
【0003】これらのメール発送システムに採用されて
いる葉書などの用紙としては、加熱圧着によつて一時的
に粘着性を有するポリオレフィン系などのプラスチック
フィルムが、書き込み部分にラミネートされており、こ
れらの書き込み部分の用紙を内側に折り畳んだリ、プラ
スチックフィルムがラミネートされた他の用紙を貼り合
わせ、加熱圧着によってフィルム面同士を一時的に接着
し、使用時にその貼り合わせ部分を手で剥離して使用す
る再剥離性のメール発送システムが提供されている。
【0004】これらのポリオレフィン系などのプラスチ
ックフィルムを使用した再剥離性のメール発送システム
は、プラスチックフィルムの材料費や、ラミネート加工
費用が高くつき、接着条件がプラスチックフィルムに依
存するため接着条件の適正幅が狭く、貼り合わせ作業が
高温で、高速作業が難しいなどの問題がある。また、紙
の再利用においてもプラスチックフィルムを貼り合わせ
ているため、紙の再生に難点があるという問題がある。
【0005】そのために、これまでに上記のプラスチッ
クフィルム以外の接着材料として、紫外線硬化型樹脂を
ベースとした再剥離可能である接着剤材料として、紫外
線硬化型ニス組成物および再剥離性接着加工紙(特開平
11−349854号公報および特開2000−136
320号公報)が提案されている。
【0006】しかしながら、上記提案では、接着後の接
着物を高温多湿下で長時間放置した場合に、経時変化に
よつて接着剤の接着強度が上昇し、使用時に再剥離した
場合に、接着剤を塗布した基材が破壊するなど剥離が困
難になる場合がある。従来のこれらの紫外線硬化型の組
成物からなる接着剤は、感圧接着性を付与しないものか
ら感圧接着性を付与するものまで、その選択条件が広い
ために均一な安定した接着性が得られにくいという問題
がある。
【0007】このように従来の紫外線硬化型の再剥離接
着剤を塗布された接着物は、接着物を再剥離して使用す
る場合、接着剤が塗布された基材の破壊や接着剤の凝集
破壊の発現があり、安定した再剥離性が得にくい。この
ように熱源を使用せず、圧着のみで均一に高速自動貼り
合わせが可能で、接着物の接着強度に経時変化がなく、
使用時に再剥離が安定して容易にでき、剥離後の書き込
み部分の表面艶を満足する再剥離接着剤は提供されてい
ない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、高温多湿下においても接着強度に経時変化がなく、
使用時に接着剤が塗布された基材を破壊せず、安定した
再剥離性が得られる再剥離感圧接着剤を提供することで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、以下の本
発明によって達成される。すなわち、本発明は、(メ
タ)アクリロイル基を有するオリゴマー(A成分)と、
A成分以外の多官能(メタ)アクリレートおよび/また
は単官能(メタ)アクリレート(B成分)と、ガラス転
移温度が−40℃〜10℃で、かつ重量平均分子量が2
0000〜50000であるアクリル樹脂(C−a成
分)およびガラス転移温度が50℃〜80℃で、かつ重
量平均分子量が50000〜80000であるアクリル
樹脂(C−b成分)とからなるアクリル樹脂(C成分)
と、活性エネルギー線官能性重合開始剤(D成分)とを
含有することを特徴とする活性エネルギー線硬化型感圧
接着剤(以下単に「感圧接着剤」という)を提供する。
【0010】本発明者は、前記の課題を解決すべく鋭意
検討した結果、上記の感圧接着剤が、高温多湿下におい
ても経時変化がなく、接着剤が塗布された基材を破壊せ
ず、安定した再剥離性が得られることを見い出した。
【0011】
【発明の実施の形態】次に好ましい実施の形態を挙げて
本発明をさらに詳しく説明する。本発明で使用するA成
分としては、分子の末端または側鎖にアクリロイル基も
しくはメタクリロイル基を有するオリゴマーである。該
オリゴマーとしては、例えば、ポリエステル(メタ)ア
クリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ
(メタ)アクリレート(ビスフェノールA型、ノボラッ
ク型、脂環系など)、ポリブタジエン(メタ)アクリレ
ートなど、およびこれらの混合物が挙げられる。好まし
くはビスフェノールA型エポキシ(メタ)アクリレート
および/またはウレタン(メタ)アクリレートが挙げら
れる。
【0012】本発明で使用するB成分としては、上記の
A成分以外の(メタ)アクリレート([(メタ)アクリ
レート]とはアクリレートおよびメタクリレートの双方
を意味する)であり、単官能(メタ)アクリレートとし
ては、例えば、メチル、エチル、ブチル、シクロヘキシ
ル、ベンジル、カルビトール、2−エチルヘキシル、2
−ヒドロキシプロピル、グリシジル、ラウリル、トリデ
シル、ステアリル、エトキシエチル、メトキシエチル、
アリル、3−メトキシブチル、イソオクチル、フェノキ
シエチル、テトラヒドロフルフリールまたは2−ヒドロ
キシエチルの(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサン
ジオールモノ(メタ)アクリレート、ジシクロペンタジ
エン(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリロイルホスフェートなど、およびそれらの混
合物が挙げられる。
【0013】前記の多官能(メタ)アクリレートとして
は、例えば、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタン
ジオール、ジシクロペンテニル、ポリエチレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオー
ル、ジエチレングリコールまたはビスフェノールAのプ
ロピレンオキシドもしくはエチレンオキシド付加物のジ
(メタ)アクリレート;トリメチロールプロパンまたは
ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート;ジペ
ンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリ
メチロールプロパンプロピレンオキシドまたはエチレン
オキシド付加物のトリ(メタ)アクリレートなど、およ
びそれらの混合物が挙げられる。好ましくは、トリメチ
ロールプロパン、またはトリメチロールプロパンのプロ
ピレンオキシドもしくはエチレンオキシド付加物のトリ
(メタ)アクリレートが挙げられる。なお、トリメチロ
ールプロパンに対するプロピレンオキシドまたはエチレ
ンオキシドの付加モル数は、トリメチロールプロパン1
モル当たり3〜6モル、好ましくは3モルである。
【0014】本発明を主として特徴づけるC成分は、ガ
ラス転移点が−40℃〜10℃で、かつ重量平均分子量
が20000〜50000のアクリル樹脂(C−a成
分)([以下a樹脂という])およびガラス転移点が5
0℃〜80℃で、かつ重量平均分子量が50000〜8
0000のアクリル樹脂(C−b成分)([以下b樹脂
という])である。a樹脂およびb樹脂は、(メタ)ア
クリル酸エステルの重合体、共重合体あるいは他のモノ
マー、例えば、(メタ)アクリル酸、スチレン、ビニル
トルエン、アクリルアミド、N−メチロール(メタ)ア
クリルアミド、(メタ)アクリル酸グリシジル、(メ
タ)アクリル酸2−ヒドロキシルエチルなどの各種コモ
ノマーとの共重合体が挙げられる。これらの重合体は、
溶液重合、懸濁重合などの公知の製造方法にて製造した
ものを使用することができる。該重合体は、溶液重合に
おいてはエチルアルコールを主成分とするアルコール混
合物などの比較的無公害溶剤を使用したもの、あるいは
脱溶剤したものが好ましい。
【0015】上記の(メタ)アクリル酸エステル
(「(メタ)アクリル酸」とは、アクリル酸およびメタ
クリル酸の双方を意味する)としては、(メタ)アクリ
ル酸のメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、
n−ブチル、イソブチル、t−ブチル、ヘキシル、2−
ヘプチル、2−エチルヘキシル、2−エチルブチル、ド
デシル、イソブチル、イソデシル、ラウリル、ヘキサデ
シル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピ
ル、2−エトキシエチル、2−ジメチルアミノエチル、
2−t−ブチルアミノエチル、イソボルニルまたはクリ
シジルエステルなどが挙げられる。
【0016】a樹脂およびb樹脂としては、例えば、メ
タクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、
メタクリル酸メチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、
メタクリル酸、アクリル酸t−ブチル、メタクリル酸ス
テアリル、メタクリル酸エチルなどをa樹脂およびb樹
脂の各々のガラス転移温度になるように組み合わせた共
重合体および重合体が挙げられる。なお、上記のaおよ
びb樹脂のアクリル共重合体のガラス転移温度は、次式
の近似式によって求めた数値を示す。 1/Tg=W1/T1+W2/T2+W3/T3+ ・・・・
・ ただし、Tg:共重合体のガラス転移温度(絶対温度) W1、W2、W3 ・・・・:共重合体組成物中における
特定の単量体の重量% T1、T2、T3 ・・・・:その単量体からなる単一重
合体のガラス転移温度 (絶対温度)
【0017】その他のaおよびb樹脂としては、上記の
ガラス転移温度である、例えば、酢酸ビニル−アクリル
酸ブチル共重合体、アクリル酸ブチル−スチレン共重合
体など、他のコモノマーとの共重合体が挙げられる。
【0018】前記のa樹脂は、ガラス転移温度が−40
℃〜10℃、好ましくは−20℃〜−10℃で、かつ重
量平均分子量が20000〜50000である。ガラス
転移温度が上記上限を越える場合は、得られる接着剤面
同士を加圧接着した場合、十分な接着強度が得られない
という問題があり、一方、ガラス転移温度が、上記下限
未満の場合には、接着強度が強過ぎて、使用時に再剥離
が容易にできず、得られる接着剤を塗布した基材を破壊
するという問題がある。また、重量平均分子量が上記上
限を越える場合、あるいは上記下限未満の場合にも前記
と同様の問題が発現する。
【0019】また、前記のb樹脂は、ガラス転移温度が
50℃〜80℃、好ましくは60℃〜70℃で、かつ重
量平均分子量が50000〜80000である。ガラス
転移温度が上記上限を越える場合は、得られる接着剤面
同士を加圧接着した場合、接着しないという問題があ
り、一方、ガラス転移温度が、上記下限未満の場合に
は、得られる接着剤を塗布した接着剤面がブロッキング
するという問題がある。また、重量平均分子量が上記上
限を越える場合、あるいは上記下限未満の場合にも前記
と同様の問題が発現する。なお、重量平均分子量はゲル
パーミエーションクロマトグラフィー(GPC)にてポ
リスチレン分子量標準に換算し測定した数値を示す。
【0020】上記のa樹脂とb樹脂の配合割合は、a樹
脂10重量部に対してb樹脂20〜70重量部、好まし
くは21〜60重量部である。b樹脂の配合割合が上記
上限を越える場合は、得られる接着剤面同士を加圧接着
した場合に接着強度が低下するという問題があり、一
方、配合割合が上記下限未満の場合は、得られる接着剤
を塗布した接着剤面がブロッキングするという問題があ
る。a樹脂のみで得られる接着剤面同士を加圧接着した
場合、初期接着強度は得られるが、接着物を高温多湿下
に放置した場合、経時変化によって再剥離性が低下する
という問題があり、b樹脂を配合することによって高温
多湿下においても安定した再剥離性が得られ、また、接
着剤を塗布した印刷面の保護と光沢が付与される。
【0021】前記D成分としては、活性エネルギー線照
射によつて、容易に開裂して2個のラジカルができる光
開裂型および/または水素引き抜き型、あるいはこれら
を混合して使用することができる。これらの化合物とし
ては、例えば、アセトフェノン、2,2−ジエトキシア
セトフェノン、p−ジメチルアミノアセトフェノン、ベ
ンゾフェノン、2−クロロベンゾフェノン、p,p’−
ビスジエチルアミノベンゾフェノン、ベンゾインエチル
エーテル、ベンゾインn−プロピルエーテル、ベンゾイ
ンイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテ
ル、ベンゾインn−ブチルエーテル、ベンゾインジメチ
ルケタール、チオキサントン、p−イソプロピル−α−
ヒドロキシイソブチルフェノン、2,2−ジメトキシ−
2−フェニルアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロシ
クロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1[4−
(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン
−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニ
ルプロパン−1−オン、2,4,6,−トリメチルベン
ゾフェノン、4−メチルベンゾフェノン、2,2−ジメ
トキシ−1、2−ジフェニルエタノンなどが挙げられ
る。なお、前記の活性エネルギー線とは紫外線や電子線
などを指し、各々の活性エネルギー線の照射条件によっ
て上記の活性エネルギー線官能性開始剤を適宜選択して
使用する。好ましくは紫外線照射の場合には、ヒドロキ
シシクロヘキシルフェニルケトンが挙げられる。なお、
活性エネルギー線として電子線を用いた場合には、上記
の開始剤は使用しなくてもよい。
【0022】本発明の感圧接着剤には、他に本発明を妨
げない範囲で、必要に応じてワックス、可塑剤、レベリ
ング剤、溶剤、老化防止剤、重合禁止剤、光増感剤、消
泡剤などの添加剤を添加することができる。本発明の感
圧接着剤は、上記成分を均一に混練して得られ、通常無
溶剤あるいはエチルアルコール溶液として提供される。
本発明の感圧接着剤は、リバースロールコーター、バー
コーター、グラビアロールコーターなどの公知の塗布方
法によって、120μm程度の上質紙などの紙基材の印
刷面に5〜6g/m2の厚み(紫外線照射硬化後の厚
み)に塗布し、紫外線などの活性エネルギー線を照射
し、接着塗工紙が得られる。該接着塗工紙の接着剤面同
士をローラー圧着して貼り合わせ再剥離接着物が得られ
る。
【0023】
【実施例】次に実施例および比較例を挙げて本発明をさ
らに詳しく説明する。尚、文中「部」あるいは「%」と
あるのは重量基準である。 (実施例1〜2、比較例1〜2)下記の成分をよく混合
撹拌し、本発明および比較例の感圧接着剤を調製した。 実施例1 ・エポキシアクリレート(ビスフェノールA型) 9.0部 ・トリメチロールプロパントリアクリレート 37.0部 ・トリメチロールプロパンプロピレンオキシド付加トリアクリレート18.0部 ・アクリル樹脂a(メタクリル酸2−エチルヘキシル/メタクリル酸n−ブチル /アクリル酸ブチル/メタクリル酸2−ヒドロキシルエチルの共重合体、ガラ ス転移温度−20℃、重量平均分子量50000) 0.8部 ・アクリル樹脂b(メタクリル酸メチル/アクリル酸n−ブチル/メタクリル酸 エチルの共重合体、ガラス転移温度65℃、重量平均分子量70000) 4.2部 ・活性エネルギー線官能性開始剤(ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン) 7.0部 ・エチルアルコール(日本アルコール販売(株)製、ソルミックスA−11) 7.0部
【0024】 実施例2 ・ウレタンアクリレート 15.0部 ・トリメチロールプロパントリアクリレート 20.0部 ・トリメチロールプロパンエチレンオキシド付加トリアクリレート 57.0部 ・アクリル樹脂a(メタクリル酸2−エチルヘキシル/メタクリル酸n−ブチル /アクリル酸ブチル/メタクリル酸2−ヒドロキシルエチルの共重合体、ガラ ス転移温度−20℃、重量平均分子量50000) 2.0部 ・アクリル樹脂b(メタクリル酸メチル/アクリル酸n−ブチル/メタクリル酸 エチルの共重合体、ガラス転移温度65℃、重量平均分子量70000) 4.2部 ・活性エネルギー線官能性開始剤(ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン) 12.0部
【0025】 比較例1 ・エポキシアクリレート(ビスフェノールA型) 9.0部 ・トリメチロールプロパントリアクリレート 37.0部 ・トリメチロールプロパンプロピレンオキシド付加トリアクリレート18.0部 ・アクリル樹脂a(メタクリル酸2−エチルヘキシル/メタクリル酸n−ブチル /アクリル酸ブチル/メタクリル酸2−ヒドロキシルエチルの共重合体、ガラ ス転移温度−20℃、重量平均分子量50000) 5.0部 ・活性エネルギー線官能性開始剤(ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン) 7.0部 ・エチルアルコール(日本アルコール販売(株)製、ソルミックスA−11) 7.0部
【0026】 比較例2 ・エポキシ(メタ)アクリレート(ビスフェノールA型) 9.0部 ・トリメチロールプロパントリアクリレート 55.0部 ・アクリル樹脂b(メタクリル酸メチル/アクリル酸n−ブチル/メタクリル酸 エチルの共重合体、ガラス転移温度65℃、重量平均分子量70000) 9.2部 ・活性エネルギー線官能性開始剤(ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン) 7.0部 ・エチルアルコール(日本アルコール販売(株)製、ソルミックスA−11) 7.0部
【0027】上記で得られた各々の感圧接着剤を120
μmの上質紙(基材)にバーコーターNO.6にて6g
/m2の厚みに塗工し、塗工後、メタルハライドランプ
を使用して、積算光量100mJ/cm2になるように
調整し照射した。照射後、接着面同士を重ね合わせロー
ラー圧着(ローラギャップ100μm)して接着加工し
た。各接着物について再剥離強度について下記の測定方
法により評価した。
【0028】(再剥離強度)前記の接着物を室温(2
3.5℃、湿度64%)および高温多湿(50℃、湿度
80%)の雰囲気下において、貼り合わせ直後および1
日、3日、7日放置後、各接着物を25mm幅に断裁し
たものを試験片として、引っ張り試験機にて300mm
/minでT字剥離して剥離強度を測定した。評価結果
を表1に示す。
【0029】
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、感圧接着剤を塗布した
塗工紙の接着剤面同士を圧着した接着物を高温多湿下に
長期間保存しても接着強度に経時変化がなく、使用時に
その接着物を再剥離する時、接着剤が塗布された基材を
破壊せず、安定した再剥離性を有する再剥離性感圧接着
剤が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D21H 27/00 D21H 27/00 A (72)発明者 中尾 誠明 神奈川県横浜市緑区青砥町450番地 ザ・ インクテック株式会社内 Fターム(参考) 4J040 DF032 FA131 FA141 FA151 FA211 FA222 FA262 FA272 FA292 JB08 JB09 KA13 LA01 LA02 MB03 NA10 4L055 AG71 AG85 AG87 AG93 AH37 AH50 AJ03 BE08 BE20 EA20 FA20 FA30 GA42 GA50

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (メタ)アクリロイル基を有するオリゴ
    マー(A成分)と、A成分以外の多官能(メタ)アクリ
    レートおよび/または単官能(メタ)アクリレート(B
    成分)と、ガラス転移温度が−40℃〜10℃で、かつ
    重量平均分子量が20000〜50000であるアクリ
    ル樹脂(C−a成分)およびガラス転移温度が50℃〜
    80℃で、かつ重量平均分子量が50000〜8000
    0であるアクリル樹脂(C−b成分)とからなるアクリ
    ル樹脂(C成分)と、活性エネルギー線官能性重合開始
    剤(D成分)とを含有することを特徴とする活性エネル
    ギー線硬化型感圧接着剤。
  2. 【請求項2】 A成分100重量部に対して、B成分5
    00〜600重量部、C成分40〜50重量部を含む請
    求項1に記載の感圧接着剤。
  3. 【請求項3】 A成分が、ビスフェノールA型エポキシ
    (メタ)アクリレートおよび/またはウレタン(メタ)
    アクリレートである請求項1または2に記載の感圧接着
    剤。
  4. 【請求項4】 多官能(メタ)アクリレートが、トリメ
    チロールプロパン、またはトリメチロールプロパンのプ
    ロピレンオキシドもしくはエチレンオキシド付加物のト
    リ(メタ)アクリレートである請求項1または2に記載
    の感圧接着剤。
  5. 【請求項5】 トリメチロールプロパンに対するプロピ
    レンオキシドまたはエチレンオキシドの付加モル数が、
    トリメチロールプロパン1モル当たり3〜6モルである
    請求項4に記載の感圧接着剤。
  6. 【請求項6】 ガラス転移温度が−40℃〜10℃のア
    クリル樹脂と、ガラス転移温度が50℃〜80℃のアク
    リル樹脂の重量配合割合が1:2〜7である請求項1ま
    たは2に記載の感圧接着剤。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の感
    圧接着剤を紙基材に塗工し、活性エネルギー線により硬
    化して作製したことを特徴とする接着塗工紙。
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