JP2002284231A - 容器用封帯 - Google Patents

容器用封帯

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JP2002284231A JP2001090794A JP2001090794A JP2002284231A JP 2002284231 A JP2002284231 A JP 2002284231A JP 2001090794 A JP2001090794 A JP 2001090794A JP 2001090794 A JP2001090794 A JP 2001090794A JP 2002284231 A JP2002284231 A JP 2002284231A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋が開いて内容物が飛び出したり、露出して
しまわないようにする帯状の封に係わるものであり、特
にその帯状の封が、平板状の封帯用シートから筒状封帯
とされ、手作業による取り扱いが容易となるようにした
新規な構造からなる容器用封帯を提供する。 【解決手段】 封帯用シートの両端の主糊代巾C部分を
積層状に重ねて溶着または接着して溶着部または接着部
に形成すると共に、それら溶着部または接着部の内側で
あって、筒状封帯としたときの両端開口部からは奥まっ
た適宜箇所となる位置に、当該溶着部または接着部の内
側縁から前記遊び巾αに一つ以上の補助溶着部または補
助接着部を形成してなる容器用封帯である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】この発明は、各種容器、例えば蓋付きト
レイや蓋付き化粧箱等の中に品物等の内容物を納めて販
売する際に、蓋が開いて内容物が飛び出したり、露出し
てしまわないようにするために必要となる帯状の封に係
わるものであり、特にその帯状の封が、平板状の封帯用
シートを、その両端縁の糊代で溶着または接着してしま
い、予め対象とする容器の断面外周輪郭形状全体を内包
状にできる最小閉鎖断面形の筒状封帯に形成されてい
て、内容物を納めて蓋をした容器に、その都度、手作業
で当該筒状封帯を掛けるようにした取り扱いとなってし
まっている封について、その手作業による取り扱いが容
易となるようにした新規な構造からなる容器用封帯を提
供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】食品売り場の陳列棚に並べられる煮付け
やサラダ、弁当等といった各種総菜類、あるいは菓子店
のショーウインドウの中に置かれている薄皮饅頭やさく
ら餅等各種菓子類は、できるだけ省力化をして販売効率
を高めるようにするために、予め定量毎に計量または個
数を揃えた総菜類や菓子等として、所定サイズの蓋付き
透明トレイに入れた上、蓋が開かないようにする目的
と、商品名や製造元、品質表示その他必要事項を記載す
る目的とから、蓋付き透明トレイ全体を適宜巾で所要の
印刷の施された透明なプラスチックシートまたは包装紙
等で鉢巻き状にくるんだ状態のもの、即ち封帯を施した
ものとして取り扱うようになっていて、遠い昔のよう
に、店員がその場で一々消費者の求めに応じてその都度
計量したり、個数を揃え、箱詰めした上、その後で包装
して手渡すといった手間等は極力省いてしまうようにす
るというのが、既に一般的な商品販売方法の一つとして
定着してしまっている。
【0003】この従前からの商品販売方法における封帯
の仕方は、通常次のような手段によって実施されてきて
いる。その一つは、対象とする蓋付き容器の巾よりも小
さい巾寸法で、当該蓋付き容器全体を鉢巻き状にくるん
で両端部が一部重なり合うだけの長さの包装シートを用
意し、それらの必要箇所に所要の文字や図形等の印刷の
施されたものとしておき、所定量の内容物を適宜手段で
納めた後、蓋をして手で押さえながら、用意された平板
状の包装シートをもう片方の手で摘み、その中央辺りが
蓋側の中央部分に相当し、両端が容器本体の底面側で重
なり合うような状態にしてくるみ、全体を弛ませないよ
うに注意しながら両端重ね合せ部分をセロハンテープや
封印用シール等で封をしてしまうことにより、内容物を
納めた蓋付き容器の蓋が安全に閉じられたままとなり、
しかも化粧と必要事項との表示を兼ねた包装も済ませ、
後は陳列を待つだけの状態となるようにする方法であ
る。
【0004】上記方法による封帯の仕方の場合、内容物
の入った蓋付き容器への包装シートの位置合わせが蓋を
押さえながらの作業となってしまうことからそれなりの
熟練度を要することとなって、作業効率が極めて悪くな
ってしまう上、慣れない間は、両端の重ね目がズレて体
裁を悪くしたり、弛んでしまって陳列の際に抜けてしま
ったり、消費者が取り上げたとき等にうっかりして容器
側が抜け落ちて内容物を撒き散らしてしまう虞がある等
といった不都合があることから、最近ではこの手段によ
る封帯の仕方によるものは、かなり少なくなってしまっ
ている。
【0005】上記封帯の仕方に替わって登場してきた二
つ目の封帯の仕方は、前記一つ目と同様にしたサイズで
必要事項の印刷されたプラスチックシートの両端に予め
糊代を用意したものとなし、糊代から全長の1/4辺り
で夫々内側に折り曲げて重なり合う糊代部分で予め双方
を接着するか熱溶着してしまい、拡げると筒状となる筒
状封帯になるようにしたものを多数用意した上、所定量
の内容物を適宜手段で納めた後、蓋をして手で押さえな
がら、用意された筒状封帯をもう片方の手で摘んで筒状
に拡げ、その中空部分に蓋付き容器を突っ込んでいくよ
うにする方法によるものである。
【0006】しかし、この方法による場合には、封帯後
の筒状封帯の抜け出しをなくすようにしなければならな
いことら、予め用意される筒状封帯の中空となる部分の
周長、即ち両端の糊代部分を除いた部分の長さが、容器
の断面外周輪郭形状全体を内包状にする最小閉鎖断面形
の断面全周長に略等しくなるか、幾分小さめのものに形
成しておき、鉢巻き状に被冠させたときに、当該筒状封
帯が蓋付き容器に密着状になるようにしてあるため、今
度は、この筒状封帯を蓋付き容器に被冠させる上で熟練
を要することになり、慣れない間ではやはり作業効率を
落とすことになったり、下手をすると筒状封帯の糊代を
はがしたり、破ってしまうといった不都合を生じてしま
うものとなっていた。
【0007】そこで、この不都合を解消する狙いから、
筒状封帯用のプラスチックシートに熱収縮シート(例え
ば、商品名シュリンク等)を採用した上、予め両端の糊
代部分を除いた部分の長さを、容器の断面外周輪郭形状
全体を内包状にする最小閉鎖断面形の断面全周長よりも
大きくしたもの(但し、採用する熱収縮シートの収縮範
囲内のもの)にしておいて蓋付き容器への被冠し易くし
ておき、正しく被冠した後でそれら容器全体が所定時間
を掛けて熱トンネル内を通過するようにし、熱収縮シー
ト製の筒状封帯を縮めて蓋付き容器外周に密着状にして
しまう手段も採用されるようになってきているが、この
手段によるものでは、それなりの設備投資を必要とする
上に、包装資材も幾分高めのものになる外、作業ライン
上で別途作業要員を用意しないと効率が上がらない等の
問題もあって、結局経済的な負担が掛かり、零細な規模
の製造、販売店に必ずしも有効な封帯の仕方という訳に
はいかないものであり、その分野での普及が殆ど期待で
きないものとなってしまっているのが実情である。
【0008】この発明は、以上のような状況に鑑み、零
細規模の製造、販売店はもとよりのこと、大規模のスー
パーストア等にあっても、各売り場単位で他品種の食品
の中からその日の消費者ニーズに呼応させた食品を的確
に選択して容器詰めするようにする必要があるとき等に
も極めて簡便かつ効率的に封帯をすることができるよう
になる封帯の仕方がないものかとの判断から、逸早くそ
のための開発、研究に着手し、永年に亘る試作、実験と
様々な試行錯誤とを繰り返し継続してきた結果、遂に茲
にきて以下において示すとおりの新規な構造からなる容
器用封帯の完成を見るに至ったものである。
【0009】
【発明の構成】図面に示す代表的な幾つかの実施例から
も明確に把握されるように、この発明の容器用封帯は、
基本的に次のとおりの構成を要旨とするものである。即
ち、容器の断面外周輪郭形状全体を内包状にする最小閉
鎖断面形の断面全周長を所要封帯長L、平板状の封帯用
シートから閉鎖断面の筒状封帯とするための溶着部また
は接着部となる部分の重なり巾寸法を主糊代巾Cとした
とき、所定巾の封帯用シートの長さ寸法が、(L+2
C)に、封帯を容器に被冠状とする際の余裕空間が確保
できる遊び巾αの二倍値を加えた寸法に形成された上、
封帯用シートの両端の主糊代巾C部分を積層状に重ねて
溶着または接着して溶着部または接着部に形成すると共
に、それら溶着部または接着部の内側であって、筒状封
帯としたときの両端開口部からは奥まった適宜箇所とな
る位置に、当該溶着部または接着部の内側縁から前記遊
び巾αに略合致する範囲内で溶着または溶着するか、そ
れよりもやや大きめとなる位置において一部溶着または
溶着状としてなる一つ以上の補助溶着部または補助接着
部を形成してなる構成を要旨とする容器用封帯である。
【0010】そして、上記のとおりの基本的な構成から
なるこの発明の容器用封帯には、容器の断面外周輪郭形
状全体を内包状にする最小閉鎖断面形の断面全周長を所
要封帯長L、平板状の封帯用シートから閉鎖断面の筒状
封帯とするための溶着部または接着部となる部分の重な
り巾寸法を主糊代巾Cとしたとき、所定巾の封帯用シー
トの長さ寸法が、(L+2C)に、封帯を容器に被冠状
とする際の余裕空間が確保できる遊び巾αの二倍値を加
えた寸法に形成された上、封帯用シートの両端の主糊代
巾C部分を積層状に重ねて溶着または接着して溶着部ま
たは接着部に形成すると共に、それら溶着部または接着
部の内側であって、筒状封帯としたときの両端開口部か
らは奥まった適宜箇所となる位置に、当該溶着部または
接着部の内側縁から前記遊び巾αに略合致するか、それ
よりもやや大きめとなる位置にまで達するようにした一
つ以上の補助溶着部または補助接着部を、前記溶着部ま
たは接着部の内側縁から連続状に突出形成してなる容器
用封帯が包含されている。
【0011】同様に、この発明の基本的な構成からなる
容器用封帯には、容器の断面外周輪郭形状全体を内包状
にする最小閉鎖断面形の断面全周長を所要封帯長L、平
板状の封帯用シートから閉鎖断面の筒状封帯とするため
の溶着部または接着部となる部分の重なり巾寸法を主糊
代巾Cとしたとき、所定巾の封帯用シートの長さ寸法
が、(L+2C)に、封帯を容器に被冠状とする際の余
裕空間が確保できる遊び巾αの二倍値を加えた寸法に形
成された上、封帯用シートの両端の主糊代巾C部分を積
層状に重ねて溶着または接着して溶着部または接着部に
すると共に、それら溶着部または接着部の内側であっ
て、筒状封帯としたときの両端開口部からは奥まった適
宜箇所となる位置に、当該溶着部または接着部の内側縁
から前記遊び巾αに略合致するか、それよりもやや大き
めとなる位置までの範囲内であって、前記溶着部または
接着部の内側縁から最も離れた状態で独立するようにし
た一つ以上の補助溶着部または補助接着部を形成してな
る容器用封帯もまた包含される。
【0012】封帯は、対象とする容器、例えば惣菜用等
に多く用いられている片開きの蓋付き透明ブラスチック
(例えばポリスチレン)容器や納豆用等として採用の多
い片開きの蓋付き発泡プラスチック容器、トレイ型のも
ので開口部をフィルムシートで熱溶着、密封してしまう
容器であったり、あるいはケーキ用等に多用される折畳
み式の上蓋付き紙製箱型容器や贈答用の缶詰め類を収め
る嵌合式の別体蓋付き紙製箱型容器等の外、被服類や各
種調度品等用に多く採用されている角筒状で両端が折畳
み噛合式蓋が一体形成された紙製箱型容器等々各種形態
の容器に、蓋が開かないようにする目的であったり、内
容物の説明や商品名を表示する目的、あるいは化粧目
的、包装目的等で、その外周を密着状に包み、包んだ後
は簡単に抜け出してしまわないようにする機能を得るた
めに採用される紙製、プラスチック製等、あまり伸縮性
を期待できないフィルムまたはシート状の帯体からな
り、それらを、対象とする容器のサイズ(容器を複数個
段重ねにしてまとめて包装するときは、それら全体を一
つとしたサイズ)に所定どおりに包み込んでしまえる
(箱状の容器であれば、通常は短辺側から差し込こめ
る)ようにするため、予め帯体の両端所定巾Cを糊代と
して接着または溶着して筒状(閉鎖断面構造)としたも
の(したがって、閉鎖断面構造の何処か一ケ所からは、
当該閉鎖断面構造の外側に糊代部分が「耳」として突出
しているもの)に限られる。
【0013】但し、この封帯が包込む状態、即ち閉鎖断
面構造の筒の長さは、容器を完全に包み込んでしまえる
ようにしたものから、容器の両端小口側だけを露出状と
する(即ち、容器の何れかの辺の寸法に合致させた)も
の、あるいは容器の両端側がはみ出している(そのはみ
出し量に制限はない)ようなものまでをも包含してお
り、しかも、それは単に蓋が開かないようにする単一の
機能を達成すれば足りるようにするものから、それに加
えてか、あるいはそれに係わらず、内容物の説明や商品
名を表示する機能や化粧を施す機能達成のために所望の
印刷の施されてなるものとすることができる外、容器を
保護する機能を得るために包装するようにしたものも含
まれている。
【0014】所要封帯長Lは、上記した封帯としての機
能を果たすために必要となる所定の長さであって、当該
容器断面が完全な矩形断面のものであれば正にその断面
そのものの外周長に相当するものであり、そうではなく
鍔部や補強リブ、つまみ片、飾り等といった容器本体に
附随する突出部等があるものでは、それら突出している
部分以外では全て直線状に繋いでいって当該容器を密着
状とする最小閉鎖断面の全周長となり、この所要封帯長
Lの封帯によって包まれた容器は、相互の摩擦によって
当該封帯から容器が簡単に抜け出してしまうようなこと
はなく、また複数の個段重ねにした容器を一まとめにし
て包込んだものにあっては、個々の容器が簡単に段重ね
状態を崩してしまうようなことなく、いつまでもその段
重ね状態が維持し続けられるものとなる。
【0015】これに対して、遊び巾αは、封帯が上記の
所要封帯長Lに糊代巾の二倍値を加えたものに形成さ
れ、そのまま両端糊代を接着または溶着して形成される
筒状封帯に形成された場合、確かにその筒状空間に対象
とする容器を収めてしまえば所期の目的を達成したこと
になるものの、その状態を実現するために筒状封帯に対
象とする容器を差し込もうとすると、予め筒状空間の全
周長を所要封帯長Lにしてあって余裕がないため、時間
を掛けて極めて慎重且つ丁寧に差し込むようにしない限
り、筒状封帯内に当該容器を差し込むことができず、無
理をすると筒状封帯の差し込み側の糊代部分を破ってし
まうことになるか、破けないまでも延びてしまって容器
を包込んだ後の状態に遊びができてしまって、簡単に抜
け出させてしまう封帯にしてしまう虞れが生じることか
ら、筒状封帯へのこうした容器の差し込み作業をし易く
するようにする機能達成のために、筒状封帯とするため
の封帯用シートの長さを、予め上記所要封帯長Lに加え
ておくための余分の長さ部分であり、その作業性と封帯
としての外観上の良し悪しとを勘案して、望ましくは、
0.5ないし3mm、最適には1ないし2mm程度のも
のに設定するようにすると良い。
【0016】補助溶着部または補助接着部は、上記のよ
うにして封帯用シートの長さが、予め所要封帯長Lに遊
び巾αの二倍値を加えものとして筒状封帯としたとき、
該筒状封帯による容器の差し込み作業は格段に改善され
たものにすることが可能になるものの、容器に掛け終え
た後の筒状封帯との間は、当該遊び巾αの二倍値が逆に
災いしてルーズな状態となってしまい、容器が筒状封帯
から簡単に抜け出してしまって本来の封帯として機能し
難くなるため、筒状封帯への容器の差し込み作業に支障
のない箇所、即ち筒状封帯の両端開口部分から適宜寸法
分だけ奥まった位置の一カ所または数カ所に、本来の封
帯としての機能を果たすために本来的に必要とする所要
封帯長Lの閉鎖断面周長が確保されるようにするため、
主たる糊代とする主糊代巾C部分の内側に、当該遊び巾
を実質的に無くしてしまうために用意する溶着または接
着部分であり、容器に被せたときの筒状封帯の外観状の
良さ、および封帯の製造性を考慮して、少なくとも筒状
封帯の筒長の略中央辺りに一ケ所か、その両脇に一ケ所
ずつの都合三ケ所程度とするのが望ましく、それ以外に
よるものでも、筒状封帯筒長中央から対称配置となる箇
所を選択すべきである。
【0017】したがって、この補助溶着部または補助接
着部は、少なくとも両端主糊代巾C部分の内側縁から内
側に夫々遊び巾αだけ入った位置に、夫々溶着または接
着部分の内側縁が存在するようにしたものに形成されて
いなければならず、それらは、主糊代巾C部分の内側縁
から内側方向に連続させた突出状のものとすることがで
きる外、主糊代巾C部分の内側縁からは不連続で、それ
らだけが内側に独立した斑点状(平面円形状や楕円形
状、三角形状のものの外、横線状のもの等その形状を問
わない。)のものにすることが可能となる外、溶着部ま
たは接着部の内側縁から遊び巾αよりもやや大きめとな
る位置にまで達するものとし、少なくとも当該内側縁か
ら遊び巾αを超えた部分の溶着または接着程度が、比較
的剥離し易い構造のものに形成されていて、容器を差し
込んでいく際に容器断面に応じて適宜剥離し、その部分
を通る断面における封帯と容器との密着性がより良好な
ものとなるよう工夫されたもの等とすることも勿論可能
である。
【0018】一方、主糊代巾Cは、封帯用シートから溶
着または接着手段によって筒状封帯に形成したときの筒
状構造が確実に保持されるに足るだけの構造強度を得る
上で必要となる巾のものに設定されていなければなら
ず、封帯用シートの素材の種類や厚さ等に起因する素材
強度や溶着または接着手段の内容、筒状封帯の筒長、対
象とする容器の用途やその封帯に期待する機能等が総合
勘案された最適値が選択、採用されるようにすべきであ
り、これまでこの種封帯に通常採用されてきているもの
と何等変更する必要はなく、例えば3ないし10mm前
後のもので十分である。
【0019】そして、この主糊代巾C部分となる糊代
は、封帯用シートの全幅に渡って同一値のものである必
要はなく、例えば、筒状封帯の両端開口部から夫々内側
方向適宜範囲を除いた奥部が、主糊代巾Cよりも小さい
糊代巾に形成されたり、逆に筒状封帯の両端開口部から
夫々内側方向適宜範囲までの部分を、主糊代巾Cよりも
小さい糊代巾に形成されたもの、あるいは、筒状封帯の
両端開口部から夫々内側方向適宜範囲までの部分が、遊
び巾αの略1/2を超えない範囲で主糊代巾Cよりも大
きい糊代巾に形成されたり、筒状封帯の両端開口部から
夫々内側方向適宜範囲を除いた奥部が、主糊代巾Cより
も大きい糊代巾に形成されたものとする等して、容器に
被冠状としたときの筒状封帯の外観上の良し悪しや、容
器の差し込み作業の難易度の程度等に応じ、不等巾のも
のとすることも適宜選択可能であって、この発明の主糊
代巾Cに包含されている。
【0020】上記した構成要件を基本とするこの発明の
封帯は、既述してあるとおり、その筒状封帯筒長、換言
すれば封帯用シートの巾寸法に特に制限はなく、容器の
両端小口側だけを露出状とする(即ち、容器の何れかの
辺の寸法に合致させた)もの、あるいは容器の両端側が
はみ出している(そのはみ出し量に制限はない)ような
ものの外に、容器を完全に包込んでしまえるようにした
ものをも包含しており、この例によるものでは、そのは
み出した筒状封帯の両端開口部側所定範囲部分を、容器
小口用の折り畳み封印部分として使用することになる。
以下、この発明の理解を助けるため、図面に示したこの
発明を代表する幾つかの具体的な実施例について説明を
加えていくことにする。
【0021】
【実施例1】この実施例は、最も基本的な構成からこの
発明の代表的な容器用封帯の具体例を示すものであり、
図1にはそのための封帯用シートの平面図、図2には当
該封帯用シートを使って折り畳み、糊代を溶着した状態
で平坦状としたものの平面図、図3には図2A〜A断面
図、図4には同B〜B断面図を示し、更に、図5には、
対象とする容器の封帯とするために必要となる容器の断
面外周輪郭形状全体を内包状にする最小閉鎖断面形の断
面全周長Lを説明するための縦断面図、図6には、上記
図2の折り畳んだ状態から筒状に広げてなる筒状封帯の
一方の開口部に、片開きプラスチック製容器を一部差込
状にしたものの底面側から見た全体斜視図を夫々示して
ある。
【0022】図1から容易に判明するとおり、この封帯
用シート1は、図5のように、対象容器の断面外周輪郭
形状全体を内包状にする最小閉鎖断面形の断面全周長に
相当する所要封帯長Lとした所定巾の熱溶着フィルム、
例えばポリエステルフィルムの両端に約2mmの遊び巾
αを全幅に渡って夫々確保した上、更にその外側に5m
m程度の糊代3,3用の巾を夫々用意して主糊代巾C,
C部分とすることにより、全長が(L+2C+2α)で
所定巾としてなる平板状のものに裁断、形成されたもの
とする。
【0023】こうして用意された封帯用シート1は、特
に図示にはしていないが、従前から一般的に採用されて
きている公知のヒートシーラーのシールバーの形状だけ
を、従前の全幅に渡って等巾面としてなるものではな
く、図1に示してあるように、等巾の主糊代巾C部分で
ある糊代2,2の内側縁で全幅の中央部分とその両脇所
定間隔をおいた位置とから、夫々内側向きであって、何
れも遊び巾αの限界一杯にまで達するようにした突出状
の補助溶着部3,3,3を、当該糊代2,2の内側縁に
夫々連続状に形成してなるようにした、等巾の主糊代巾
C部分となる糊代2に補助溶着部3,3,3を加えた形
状のものに形成しておき、この特製のシールバーに形成
されたヒートシーラーに、従前どおりの熱圧着工程に従
って当該封帯用シート1,1,……を順次送り込むよう
にするだけで、従来等巾の糊代形成と全く同様に、この
発明の補助溶着部3,3,3を遊び巾α内に有するよう
にした、図2に示すとおりの筒状封帯4が形成される。
【0024】なお、この実施例では、ヒートシーラーの
熱圧着による主糊代巾C部分および補助溶着部3,3,
3形成を取り上げたが、封帯用シート1が熱溶着フィル
ムではなく、その他のプラスチックフィルムまたはシー
トや薄紙であって接着剤によるものとする場合には、接
着剤塗布面の形状を上記シールバーと同一形状とした塗
り型による塗布や、同形状に型抜きした接着フィルムを
介在させての加熱接着その他公知の適宜接着手段によっ
て同様の結果を得ることができる。
【0025】
【実施例2】図7の糊代2および一部の補助溶着部(ま
たは補助接着部)3を含む要部拡大平面図には、上記し
た最も基本的な構成によるこの発明の容器用封帯の補助
溶着部(または補助接着部)3,3,……の構造に、一
部変更を加え、より一層容器への密着度が高められるよ
うにした事例の一つであり、補助溶着部(または補助接
着部)3,3,……は、等巾の主糊代巾C部分となる糊
代2における溶着部の内側縁から遊び巾αよりもやや大
きめとなる位置にまで達するようにしたものとし、少な
くとも当該内側縁から遊び巾αを超えた部分の溶着(ま
たは接着)程度が、比較的剥離し易い構造のものに形成
されてなる筒状封帯4にすることによってこの発明の容
器用封帯するようにしたものである。
【0026】
【実施例3】上記図7と同様にして示す図8の要部拡大
平面図に示す実施例は、上記実施例2における補助溶着
部(または補助接着部)3,3,……が、遊び巾αを超
えた部分の溶着(または接着)程度を、比較的剥離し易
い構造のものに形成するようにした事例によるものであ
ったのに対し、上記実施例2と同様、補助溶着部(また
は補助接着部)3,3,……を、等巾の主糊代巾C部分
となる糊代2における溶着部(または接着部)の内側縁
から遊び巾αよりもやや大きめとなる位置にまで達する
ようにしたものとするものの、少なくとも当該内側縁か
ら遊び巾αを超えた部分の形状が、比較的剥離し易い三
角形状のもの(図示にはしていないが細巾で短冊状に延
びるようにした形状のものや、遊び巾αを超えた部分だ
けを点線状に不連続状にしたもの等も包含される。)に
形成してなるものとし、その溶着(または接着)面積を
小さいものとすることにより、実質的にその溶着(また
は接着)程度が、比較的剥離し易い構造のものに形成さ
れてなるようにした筒状封帯4としてしまうものであ
る。
【0027】
【実施例4】図9の封帯用シート1の一方の糊代2側全
幅を含む要部拡大平面図には、上記までの実施例とは異
なり、特に主糊代巾C部分となる糊代2の構造に特徴の
ある代表的な実施例の一つであり、所定巾の封帯用シー
ト1の長さ寸法(L+2C+2α)が、筒状封帯4の両
端開口部となる両側縁を基準にして決定された上、筒状
封帯4とするための糊代巾C部分となる糊代2における
溶着部(または接着部)の中、筒状封帯4の両端開口部
から夫々内側方向適宜範囲41,41を除いた奥部42
が、主糊代巾Cよりも小さい糊代巾(C−β)部分2
2,22に形成され、それら除外した範囲部分41,4
1と補助溶着部(または補助接着部)3,3,……以外
の筒状封帯4の内側に、封帯を容器Pに被冠状とする際
の余裕空間が所定の余裕空間とした開口部よりも大きめ
に形成され、封帯中途の容器Pへの被冠操作がし易くな
るようにした容器用封帯である。
【0028】
【実施例5】この実施例も、上記実施例4と同様に、主
糊代巾C部分となる糊代2の構造に特徴のある代表的な
実施例の一つであり、図10の封帯用シート1の一方の
糊代2側全幅を含む要部拡大平面図に示すとおり、所定
巾の封帯用シートの長さ寸法(L+2C+2α)が、筒
状封帯4の両端開口部となる両側縁を基準にして決定さ
れた上、筒状封帯4とするための糊代巾C部分となる糊
代2における溶着部(または接着部)の中、筒状封帯4
の両端開口部から夫々内側方向適宜範囲を除いた奥部4
2が、主糊代巾Cよりも大きい糊代巾(C+γ)部分2
2,22に形成され、それら除外した範囲部分41,4
1と補助溶着部(または補助接着部)3,3,……以外
の筒状封帯4の内側に、封帯を容器Pに被冠状としたと
きに容器Pとの間に生じる隙間を少なくし、容器Pの中
心部分に相当する封帯の弛みを少なくするようにしたこ
の発明の容器用封帯である。
【0029】
【実施例6】更に、主糊代巾C部分となる糊代2の構造
に特徴のある他の実施例によるものが、図11の封帯用
シート1の一方の糊代2側全幅を含む要部拡大平面図に
示してあり、所定巾の封帯用シート1の長さ寸法(L+
2C+2α)が、筒状封帯4の両端開口部から夫々内側
方向適宜範囲を除いた奥部42を基準にして決定された
上、筒状封帯4とするための糊代巾C部分となる糊代2
における溶着部(または接着部)の中、筒状封帯4の両
端開口部から夫々内側方向適宜範囲までの部分41,4
1が、遊び巾αの略1/2を超えない範囲で主糊代巾C
よりも大きい糊代巾(C+δ)部分21,21に形成さ
れ、封帯を容器Pに被冠状としたときに、筒状封帯4の
両端開口部と容器Pとの間に生じる隙間を少なくし、外
観上の違和感をできるだけ少なくなるようにした事例に
よる容器用封帯としたものである。
【0030】
【実施例7】同様に、図12の封帯用シート1の一方の
糊代2側全幅を含む要部拡大平面図に示すものも、主糊
代巾C部分となる糊代2の構造に特徴のある他の実施例
によるものであり、所定巾の封帯用シート1の長さ寸法
(L+2C+2α)が、筒状封帯4の両端開口部から夫
々内側方向適宜範囲を除いた奥部を基準にして決定され
た上、筒状封帯4とするための糊代巾C部分となる糊代
2における溶着部(または接着部)となる糊代2の中、
筒状封帯の両端開口部から夫々内側方向適宜範囲までの
部分41,41を、主糊代巾Cよりも小さい糊代巾(C
−θ)部分21,21に形成され、封帯を容器Pに被冠
状とする際の余裕空間が所定の余裕空間とした奥部より
も大きめに形成され、筒状封帯4の開口部の容器Pへの
被冠操作が更にし易くなるようにした事例の他の容器用
封帯である。
【0031】
【実施例8】上記までの実施例1ないし12では、特に
封帯用シート1の巾寸法を特定するものではなく、対象
とする容器Pの何れかの寸法、正確には封帯をする方向
ではない辺の寸法と略同一としたものから、それよりも
小さい巾としたもの、あるいはそれよりも大きくしたも
のの何れにあっても包含されるものであったのに対し
て、この実施例によるものでは、専らその巾寸法を大き
くして、筒状封帯4の両端開口部側が、容器Pの小口側
を封印するに足る十分な巾寸法となるようにしたものの
代表的な実施例の一つである。
【0032】即ち、図13の容器Pに完全に筒状封帯4
を掛け終えた直後の状態を示す裏側から見た全体斜視
図、および図14の封帯によって包装を完成し終えた状
態を示す裏側から見たものの全体斜視図に示されている
如く、この実施例による封帯用シート4は、その巾が対
象とする容器Pを超える寸法のものに形成され、容器P
に被冠状としたときに、筒状封帯4の両端開口部側所定
範囲部分41,41が、図13のとおり、夫々当該容器
Pよりも十分に突出状となるようにしたものとし、それ
ら突出状とした筒状封帯4の両端開口部側所定範囲部分
41,41を、通常の平板状の包装用紙で包んでしまう
ときのように、容器Pの小口用の折り畳み封印部分とな
るようにした上、最終的に、図14に示しているような
状態にまで包装してしまうことができるようにした容器
用封帯であり、この事例によるものの場合、上記した実
施例の何れをも採用可能とするものの、容器に対する当
該封帯の密着性を良くするようにする上では、必ずしも
実施例4の場合にはそれに合致しない虞れもある。
【0033】
【作用】上記のとおりの構成からなるこの発明は、ポリ
エステルフィルム等の熱溶着の可能なプラスチックフィ
ルムや薄紙等、従前から一般的に封帯として採用されて
きているフィルムまたはシート素材(但し、商品名シュ
リンクのような熱収縮包材は不要。)を、対象とする容
器への封帯状態、即ち容器全体を包んでしまうようにす
るか、容器の両端側をどの程度残した状態に包むか等、
封帯強度や表示部分の印刷面積、商品としての体裁その
他を総合勘案して設定した所定巾であって、対象容器の
断面外周輪郭形状全体を内包状にする最小閉鎖断面形の
断面全周長に相当する所要封帯長Lとし、それに主糊代
巾C,C部分と遊び巾αの二倍値を足した長さ寸法(L
+2C+2α)に裁断してなる平板状の封帯用シート1
を、予め多数用意する。なお、それら封帯用シート1,
1,……には、従前どおり、裁断加工前に連続して所望
の印刷を施すものとし、その際に、ヒートシーラー加工
に必要となる光電管マークも同時に印刷したものとして
おく。
【0034】一方、従前からのヒートシーラーのシール
バーだけを、従前の等幅のものから、等巾の主糊代巾C
部分となる糊代2に補助溶着部3,3,3を加えた形状
のものに形成しておき、以降は従前からの筒状封帯を作
る工程と全く同様の工程、即ち、ヒートシーラーに組み
込まれたセンサーで一枚ずつ封帯用シート1の光電管マ
ークを認識してはシールバーまで取り込み、位置決めし
た上、通電、加熱圧着処理を施して封帯用シート1の両
端を加熱圧着してしまうようにすれば、平板状の封帯用
シート1の両端側は、予定したとおり、主糊代巾C部分
となる糊代2に補助溶着部3,3,3を加えた形状に溶
着されて外側に突出状となって「耳部」に形成され、図
2に示してあるとおりの折り畳まれた状態の筒状封帯4
が瞬時の中に完成してしまう。
【0035】こうして完成した筒状封帯4,4,……
は、所定枚数毎に重ねて一まとめにした状態で流通し、
然るべき現場に搬入された後、作業者が一枚ずつ取り出
しては折り畳まれている筒状封帯4を広げて適宜筒状と
した上、その両端開口部の中の都合の良い側の開口部
に、食品その他商品を既に詰め終わった容器Pの何れか
一端側小口を差し込んでいって、当該容器Pに対する筒
状封帯4の組合せ位置が予定された正しい関係となるよ
うにするものであり、その際、当該筒状封帯4が、補助
溶着部3,3,3以外を通る閉鎖断面全周長を、(L+
2α)を基準とする値となるようにしてあって、対象容
器Pの断面外周輪郭形状全体を内包状にする最小閉鎖断
面形の断面全周長に相当する所要封帯長Lよりも2α分
あるいはそれにγかθを加えるか、少なくともそれから
βかδを差し引いた値分だけは大きめの閉鎖断面となる
ようにした両端開口部に形成されていることから、容器
Pの筒状封帯4への差込み作業が、その分だけ楽になる
上、一旦差し込み終えてしまうと、要所要所に配してあ
る補助溶着部3,3,3では、その部分を通る閉鎖断面
全周長が所要封帯長L、即ち、対象容器Pの断面外周輪
郭形状全体を内包状にする最小閉鎖断面形の断面全周長
に相当するものとしてあって、その部分で確実に対象容
器Pに密着状となって、所期の封帯としての機能を果た
し得るものとなる。
【0036】
【効果】以上のとおりの構成からなるこの発明の容器用
封帯は、平板状の封帯用シートの両端側を、従前と何等
変わらぬ手段により、単に主糊代巾C部分となる糊代2
に補助溶着部3,3,……が加えられた形状となるよう
に規制して溶着または接着したものとするだけで、筒状
封帯の両端開口部側が、予め対象容器の断面外周輪郭形
状全体を内包状にする最小閉鎖断面形の断面全周長より
も大きく形成してあって、筒状封帯への容器の差込み作
業はし易くなり、然るべき状態に封帯をし終えた段階に
は、筒状封帯の両開口部側所定範囲を除いた奥部の要所
要所に設けてある補助溶着部または補助接着部により、
同所を通る閉鎖断面全周長が、対象容器の断面外周輪郭
形状全体を内包状にする最小閉鎖断面形の断面全周長に
相当する所要封帯長Lとなるようにしてあって、同所部
分の封帯が対象容器表面に密着状としてしまい、封帯と
しての機能を確実に達成し得るものになって、差込み作
業をし易くするためにその余の部分に遊び巾αを用意し
てある筒状封帯であっても簡単に容器から抜け出して封
帯としての機能に支障を来す虞れが全く無いようにして
あることから、容器への封帯掛けが、簡便且つ経済的に
実施し得るという極めて大きな特徴を有するものとなっ
ている。
【0037】したがって、従前までのように、抜け出さ
ないように密着性を優先すれば容器の差込み作業に不都
合を来し、逆に差込み易さを優先すれば封帯としての機
能に支障を来してしまうといった弊害は完全に一掃さ
れ、また、差込み易さと密着性とを兼ね備えた熱収縮性
フィルムを採用したもののように、包材自体が効果であ
るだけではなく、それに伴う設備でも熱トンネルその他
を必要として、ランニングコストに加えて初期投資にも
経済的負担が加わる結果、封帯そのものの単価が高くつ
いてしまうといった問題も全く心配する必要がない上、
更には、熱収縮による絵柄やバーコード等といった印刷
部分の収縮変形を伴うことも全くないことから、正確な
印刷面を維持できるだけではなく、裏印刷による鮮明な
仕上がりも実現可能になるという利点が得られることに
なる。
【0038】特に、実施例1に取り上げたこの発明の最
も基本的な構成を具体化したものでは、ヒートシールに
必要となるヒートバーの製造が従前のものと殆ど変わら
ず容易に製造可能とするものになり、実施例2および3
のものでは、何れも相互の密着性をより一層確実にする
ものとなり、実施例4に示した例のものでは、最初に筒
状封帯4に容器Pを差込む作業を容易にしているだけで
はなく、封帯中途まで差し掛かった容器Pのさらなる差
込み作業までも楽に実施できるようになるため、細長い
容器への被冠操作をし易くするものになるという、夫々
がより特徴的な効果が得られものとなっている。
【0039】更に、実施例5のものでは、封帯を容器P
に被冠状としたときに容器Pとの間に生じる隙間を少な
くし、容器Pの中心部分に相当する封帯の弛みを少なく
することができ、、実施例6によれば、封帯をし終えた
後に筒状封帯4の両端開口部と容器Pとの間に生じる隙
間を少なくし、外観上の違和感をできるだけ少ないもの
となるようにし、実施例7に取り上げた事例のもので
は、封帯を容器Pに被冠状とする際の余裕空間が所定の
余裕空間とした奥部よりも大きめに形成され、筒状封帯
4の開口部の容器Pへの被冠操作を更にし易くなるよう
にしたものとすることができるという効果が夫々に加わ
る外、実施例8のもののようにすることにより、包装紙
を兼用したものとすることも可能になるという極めて実
用的な効果までも得ることができる。
【0040】叙述の如く、この発明の包装用封帯は、そ
の特徴ある新規な構成によって所期の目的を遍く達成可
能とするものであり、従前からのこの種封帯に比較し
て、その封帯としての機能はもとよりのこと、製造なら
びに取扱いが容易になって製品単価や容器の差込み作業
性等の点で遥かに有利なものとなることから、厳しい経
済環境の中でより一層のコストバランスの追求が続く各
種商品業界は勿論のこと、それに深く係わる包材業界に
おいても高い評価が得られるものになると同時に、一般
消費者からも高く評価され、広く採用、普及していくも
のになると予想される。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明の包装用封帯を代表する幾つかの実施
例に基づくものを示している。
【図1】この発明の封帯用シートの平面図である。
【図2】図1に示す封帯用シートを使って折り畳み、糊
代を溶着した状態で平坦状としたものの平面図である。
【図3】図2中のA〜A断面図である。
【図4】図2中のB〜B断面図である。
【図5】対象とする容器の封帯とするために必要となる
容器の断面外周輪郭形状全体を内包状にする最小閉鎖断
面形の断面全周長Lを示すための縦断面図である。
【図6】上記図2の折り畳んだ状態から筒状に広げてな
る筒状封帯の一方の開口部に、片開きプラスチック製容
器を一部差込状にしたものの底面側から見た全体斜視図
である。
【図7】他の実施例によるものの糊代および一部の補助
溶着部(または補助接着部)を含む要部拡大平面図であ
る。
【図8】上記図5と同様にして示す、他の実施例による
ものの要部拡大平面図である。
【図9】更に他の実施例による封帯用シートの一方の糊
代側全幅を含む要部拡大平面図である。
【図10】同様に、他の実施例によるものの封帯用シー
トの一方の糊代側全幅を含む要部拡大平面図である。
【図11】同様に、他の実施例によるものの封帯用シー
トの一方の糊代側全幅を含む要部拡大平面図である。
【図12】同様に、他の実施例によるものの封帯用シー
トの一方の糊代側全幅を含む要部拡大平面図である。
【図13】更にまた、他の実施例によるものの、容器に
完全に筒状封帯を掛け終えた直後の状態を示す裏側から
見た全体斜視図である。
【図14】同封帯によって包装を完成し終えた状態を示
す裏側から見たものの全体斜視図である。
【符合の説明】
1 封帯用シート 2 糊代 21 同 糊代でその主糊代巾Cを変更した部
分 3 補助溶着部または補助接着部 4 筒状封帯 41 同 筒状封帯の両端開口部から夫々内側
方向適宜範囲までの部分 42 筒状封帯の両端開口部から夫々内側方向適
宜範囲を除いた奥部 P 対象容器

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の断面外周輪郭形状全体を内包状に
    する最小閉鎖断面形の断面全周長を所要封帯長L、平板
    状の封帯用シートから閉鎖断面の筒状封帯とするための
    溶着部または接着部となる部分の重なり巾寸法を主糊代
    巾Cとしたとき、所定巾の封帯用シートの長さ寸法が、
    (L+2C)に、封帯を容器に被冠状とする際の余裕空
    間が確保できる遊び巾αの二倍値を加えた寸法に形成さ
    れた上、封帯用シートの両端の主糊代巾C部分を積層状
    に重ねて溶着または接着して溶着部または接着部に形成
    すると共に、それら溶着部または接着部の内側であっ
    て、筒状封帯としたときの両端開口部からは奥まった適
    宜箇所となる位置に、当該溶着部または接着部の内側縁
    から前記遊び巾αに略合致する範囲内で溶着または溶着
    するか、それよりもやや大きめとなる位置において一部
    溶着または溶着状としてなる一つ以上の補助溶着部また
    は補助接着部を形成してなるものとしたことを特徴とす
    る容器用封帯。
  2. 【請求項2】 容器の断面外周輪郭形状全体を内包状に
    する最小閉鎖断面形の断面全周長を所要封帯長L、平板
    状の封帯用シートから閉鎖断面の筒状封帯とするための
    溶着部または接着部となる部分の重なり巾寸法を主糊代
    巾Cとしたとき、所定巾の封帯用シートの長さ寸法が、
    (L+2C)に、封帯を容器に被冠状とする際の余裕空
    間が確保できる遊び巾αの二倍値を加えた寸法に形成さ
    れた上、封帯用シートの両端の主糊代巾C部分を積層状
    に重ねて溶着または接着して溶着部または接着部に形成
    すると共に、それら溶着部または接着部の内側であっ
    て、筒状封帯としたときの両端開口部からは奥まった適
    宜箇所となる位置に、当該溶着部または接着部の内側縁
    から前記遊び巾αに略合致するか、それよりもやや大き
    めとなる位置にまで達するようにした一つ以上の補助溶
    着部または補助接着部を、前記溶着部または接着部の内
    側縁から連続状に突出形成してなるものとしたことを特
    徴とする容器用封帯。
  3. 【請求項3】 容器の断面外周輪郭形状全体を内包状に
    する最小閉鎖断面形の断面全周長を所要封帯長L、平板
    状の封帯用シートから閉鎖断面の筒状封帯とするための
    溶着部または接着部となる部分の重なり巾寸法を主糊代
    巾Cとしたとき、所定巾の封帯用シートの長さ寸法が、
    (L+2C)に、封帯を容器に被冠状とする際の余裕空
    間が確保できる遊び巾αの二倍値を加えた寸法に形成さ
    れた上、封帯用シートの両端の主糊代巾C部分を積層状
    に重ねて溶着または接着して溶着部または接着部にする
    と共に、それら溶着部または接着部の内側であって、筒
    状封帯としたときの両端開口部からは奥まった適宜箇所
    となる位置に、当該溶着部または接着部の内側縁から前
    記遊び巾αに略合致する範囲内で溶着または溶着する
    か、それよりもやや大きめとなる位置までの範囲内であ
    って、前記溶着部または接着部の内側縁から最も離れた
    位置において独立して溶着または溶着するするようにし
    た一つ以上の補助溶着部または補助接着部を形成してな
    るものとしたことを特徴とする容器用封帯。
  4. 【請求項4】 補助溶着部または補助接着部は、溶着部
    または接着部の内側縁から遊び巾αよりもやや大きめと
    なる位置にまで達するものとし、少なくとも当該内側縁
    から遊び巾αを超えた部分の溶着または接着程度が、比
    較的剥離し易い構造のものに形成されてなる、請求項1
    ないし3何れか記載の容器用封帯。
  5. 【請求項5】 補助溶着部または補助接着部は、溶着部
    または接着部の内側縁から遊び巾αよりもやや大きめと
    なる位置にまで達するものとし、少なくとも当該内側縁
    から遊び巾αを超えた部分の形状が、比較的剥離し易い
    細巾または鋭角状、あるいは不連続状のものに形成され
    てなる、請求項1ないし4何れか記載の容器用封帯。
  6. 【請求項6】 所定巾の封帯用シートの長さ寸法(L+
    2C+2α)が、筒状封帯の全幅を基準にして決定され
    た上、筒状封帯とするための溶着部または接着部となる
    主糊代巾Cは、筒状封帯の全幅に渡って同一寸法のもの
    に形成された、請求項1ないし5何れか記載の容器用封
    帯。
  7. 【請求項7】 所定巾の封帯用シートの長さ寸法(L+
    2C+2α)が、筒状封帯の両端開口部となる両側縁を
    基準にして決定された上、筒状封帯とするための溶着部
    または接着部となる糊代の中、筒状封帯の両端開口部か
    ら夫々内側方向適宜範囲を除いた奥部が、主糊代巾Cよ
    りも小さい糊代巾に形成され、それら除外した範囲部分
    と補助溶着部または補助接着部以外の筒状封帯の内側
    に、封帯を容器に被冠状とする際の余裕空間が所定の余
    裕空間とした開口部よりも大きめに形成され、封帯中途
    の容器への被冠操作をし易くした、請求項1ないし5何
    れか記載の容器用封帯。
  8. 【請求項8】 所定巾の封帯用シートの長さ寸法(L+
    2C+2α)が、筒状封帯の両端開口部となる両側縁を
    基準にして決定された上、筒状封帯とするための溶着部
    または接着部となる糊代の中、筒状封帯の両端開口部か
    ら夫々内側方向適宜範囲を除いた奥部が、主糊代巾Cよ
    りも大きい糊代巾に形成され、それら除外した範囲部分
    と補助溶着部または補助接着部以外の筒状封帯の内側
    に、封帯を容器に被冠状としたときに容器との間に生じ
    る隙間を少なくし、容器の中心部分に相当する封帯の弛
    みを少なくするようにした、請求項1ないし5何れか記
    載の容器用封帯。
  9. 【請求項9】 所定巾の封帯用シートの長さ寸法(L+
    2C+2α)が、筒状封帯の両端開口部から夫々内側方
    向適宜範囲を除いた奥部を基準にして決定された上、筒
    状封帯とするための溶着部または接着部となる糊代の
    中、筒状封帯の両端開口部から夫々内側方向適宜範囲ま
    での部分が、遊び巾αの略1/2を超えない範囲で主糊
    代巾Cよりも大きい糊代巾に形成され、封帯を容器に被
    冠状としたときに、筒状封帯の両端開口部と容器との間
    に生じる隙間を少なくし、外観上の違和感を少なくし
    た、請求項1ないし5何れか記載の容器用封帯。
  10. 【請求項10】 所定巾の封帯用シートの長さ寸法(L
    +2C+2α)が、筒状封帯の両端開口部から夫々内側
    方向適宜範囲を除いた奥部を基準にして決定された上、
    筒状封帯とするための溶着部または接着部となる糊代の
    中、筒状封帯の両端開口部から夫々内側方向適宜範囲ま
    での部分を、主糊代巾Cよりも小さい糊代巾に形成さ
    れ、封帯を容器に被冠状とする際の余裕空間が所定の余
    裕空間とした奥部よりも大きめに形成され、筒状封帯開
    口部の容器への被冠操作をし易くした、請求項1ないし
    5何れか記載の容器用封帯。
  11. 【請求項11】 封帯用シートは、その巾が対象とする
    容器を超える寸法のものに形成され、容器に被冠状とし
    たときに、筒状封帯の両端開口部側所定範囲部分が、夫
    々当該容器よりも突出状となるようにし、それら突出状
    とした筒状封帯の両端開口部側所定範囲部分を、容器小
    口用の折り畳み封印部分となるようにした、請求項1な
    いし5、または8,9何れか記載の容器用封帯。
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