JP2007008514A - 熨斗紙表示包装紙、およびそれを利用した熨斗紙表示封帯ならびに熨斗紙表示封筒 - Google Patents

熨斗紙表示包装紙、およびそれを利用した熨斗紙表示封帯ならびに熨斗紙表示封筒 Download PDF

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Abstract

【課題】 包装後の外観が、手指でその触感を確認するまで別紙の熨斗紙を掛けた進物と見分けが付かない程度にリアルに印刷、表現され、贈り物に込められた送り主の心を、誠実に受け取り主に伝えることができる熨斗紙一体型の包装紙を提供する。
【解決手段】 矩形状包装紙2表面の所定幅、帯状範囲を白地領域3とし、その余の表面域を柄地領域6とした上、白地領域3内の適所に熨斗紙用飾り部4を表示すると共に、白地領域3内の略全域に、柄地領域6と同じ柄模様が、恰も別体の熨斗紙を重ねて透けて見えるように表れるよう表示した透視様柄模様部5とする一方、白地領域3上下端縁の少なくとも一方に沿って、立体表現用暗色部7を表示した熨斗紙表示包装紙1を用い、包装紙1の左右端縁を重ね、端縁幅の少なくとも中央付近同士を接着した熨斗紙表示封帯8である。
【選択図】 図1

Description

この発明は、物品の包装に関連するあらゆる分野をその技術分野とするものであって特に、包装紙および熨斗紙を製造する分野は勿論のこと、その製造に必要とする設備、器具類を提供、販売する分野から、それら資材や機械装置、部品類に必要となる素材、例えば、木材、石材、各種繊維類、プラスチック、各種金属材料等を提供する分野、それらに組み込まれる電子部品やそれらを集積した制御関連機器の分野、各種計測器の分野、当該設備、器具を動かす動力機械の分野、そのエネルギーとなる電力やエネルギー源である電気、オイルの分野といった一般的に産業機械と総称されている分野、更には、それら設備、器具類を試験、研究したり、それらの展示、販売、輸出入に係わる分野、将又、それらの使用の結果やそれを造るための設備、器具類の運転に伴って発生するゴミ屑の回収、運搬等に係わる分野、それらゴミ屑を効率的に再利用するリサイクル分野、その他現時点で想定できない新たな分野までと、関連しない技術分野はない程である。
(着目点)
熨斗紙は、我が国の伝統的な贈答習慣に欠かせないものとして慶事の祝儀や弔事の不祝儀、ならびにそれらの御返しの品、あるいは御見舞いや御中元、御歳暮等といった一般的な贈答品をはじめ様々な贈り物の装飾表装に欠くことができず、贈り主の改まった心使いやお礼の気持ち等を示し、伝える最も日常的な「しきたり」の一つとして広く定着、実施され続けてきているが、最近では、こうした伝統的な「しきたり」も、環境、資源保護という全地球的な課題解決の一貫からゴミ処理問題に繋がる過剰包装に対する批判、見直しがなされ始め、これら伝統的な「しきたり」についも、包装ゴミの減量化と熨斗紙の使用とを両立できる新技術が求められている。
(従来の技術)
このように、日常的に欠くことができず、誰でもが頻繁に執り行わなければならない伝統的な「しきたり」の熨斗紙の使用と、全地球的な課題でもある包装ゴミの減量化という相反する問題に対処すべく、これまでにも既に熨斗紙の機能を兼ねた様々な包装紙類が開発済みとなっていて、例えば特開2001−72132号公報「簡易包装用熨斗紙」発明として提案されているものの事例では、中央部に熨斗や水引が印刷された方形状の熨斗紙を設け、該熨斗紙の少なくとも上部辺および下部辺に各辺に沿って帯状の模様や色彩等からなる包装用柄が印刷されたものとしたことにより、包装紙と熨斗紙とを別々に包装する必要を無くし、包装作業を容易にすると共に、使用後の包装ゴミの減量化に貢献できるようにしたものがあり、また、実開平7-2241号公報に開示された「熨斗紙を表示した包装袋」考案のものでは、袋本体の表面から裏面にかけて、熨斗紙を掛けた状態の図柄を印刷し、該図柄を印刷した以外の袋本体の表面および裏面に、包装紙風な模様を表示すると共に、袋本体底部の裏側には折返片部を印刷し、さらに上部の開口部に突状の折返片を形成したものとして、被包装物品を包装紙に包まず、熨斗紙を掛けず、袋内部に直接入れて開口を閉じるだけで、即座に祝儀用、不祝儀用、贈答用等の包装が簡便に行え、顧客が多い時にも包装作業の待ち時間を短縮できるようにしたもの等、幾つかの解決策の提案がなされてきている。
しかし、前者の「簡易包装用熨斗紙」は、熨斗や水引が印刷された方形状の熨斗紙部分の上下部辺に包装用柄を印刷しただけのものであり、被包装物品を包装した仕上がり状態においては、いかにも一枚の紙に熨斗紙部分と包装紙部分とを印刷したものであるということが判明してしまい、伝統的な熨斗や水引を印刷によって簡略化して定着しようとしている従前からの改良熨斗紙を、なおも簡素化して儀礼としての趣を欠いてしまっているという印象を否めず、また、後者の「熨斗紙を表示した包装袋」にしても、熨斗紙を掛けることによって果たされる筈の伝統的な「しきたり」表示が、印刷によって代替、省略されてしまっていることが見え見えとなり、感謝の気持ちを込めているにも拘わらず、いかにも「しきたり」を軽んじてしまっているという印象を相手に与え兼ねないことが懸念されるものでしかないことから、熨斗紙自体を省略するにしても贈る者にも受け取る者にもこうした不満を抱かせずに包装によるゴミ処理問題をうまく解決できるようにした熨斗紙と包装紙との新たな関係による解決策が待望視されている。
(1)特開2001−72132号公報 (2)実開平7-2241号公報
(問題意識)
以上のように、従前までに開発された「簡易包装用熨斗紙」や「熨斗紙を表示した包装袋」等といった先行技術に散見される、包装紙や包装袋の表面に熨斗紙を呈する印刷部分を形成した類いのものは、熨斗紙による二重包装を不要として家庭から大量に発生している包装ゴミの減量化に一応役立つものと認められるが、反面、熨斗紙が包装紙に印刷されて省略したことがあまりに明白となるものであるがため、贈り主の気持ちまでもが軽んじられているかのような印象を与え兼ねず、従前から長らく続けらてきていた包装紙の上から別紙の熨斗紙を掛けるようにしたものに比較してあまりにも見劣りしてしまうものでしかなく、本来の伝統的な熨斗や水引を省略するために世の中に登場し、ようやく認知されて定着しようとしている改良熨斗紙が、包装ゴミの減量化という全地球規模的な要請に応えるためとはいえ、ここにきて更に簡素化されてしまって儀礼表示の機能を益々薄れさせてしまうとの印象を強くし、贈り物の気持ちが報いられなくなることが懸念されるという欠点を回避できないものになっているという現実がある。
(発明の目的)
そこで、この発明は、包装紙の表面に熨斗紙を呈する印刷を施しても、包装後の外観印象においては手指でその触感を確認するまで別紙の熨斗紙を掛けた進物と見分けが付かない程度にリアルに表現され、贈り物に込められた送り主の心を誠実に受取り主に伝えることができるようにする熨斗紙一体型の包装紙を提供することはできないものかとの判断から、逸速くその開発、研究に着手し、長期に渡る試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造の熨斗紙表示包装紙、およびそれを利用した新規な構造の熨斗紙表示封帯、ならびに新規な構造の熨斗紙表示封筒を実現化することに成功したものであり、以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構成を詳述することとする。
(発明の構成)
図面に示すこの発明を代表する実施例からも明確に理解されるように、この発明に包含される熨斗紙表示包装紙は、基本的に次のような構成から成り立っている。
即ち、所定縦横寸法の矩形状包装紙の表面で、包装に供したときに適正な配置となる所定幅の帯状範囲を白地領域とし、その余の表面域を適宜柄模様印刷の施された柄地領域とした上、当該白地領域内の所定箇所に熨斗および水引等を印刷、表示した熨斗紙用飾り部にすると共に、これら熨斗紙用飾り部を含む同白地領域内の略全域には、先の柄地領域における柄模様と同じ柄模様が、恰も別体の熨斗紙を重ねて透けて見えるような状態に表れるよう印刷、表示した透視様柄模様部としてなるものとした構成を要旨とする熨斗紙表示包装紙である。
これをより具体的なものとして示すと、所定縦横寸法の矩形状包装紙の表面で、包装に供したときに適正な配置となる所定幅の帯状範囲を白地領域とし、その余の表面域を適宜柄模様印刷の施された柄地領域とした上、当該白地領域内の所定箇所に熨斗および水引等を印刷、表示した熨斗紙用飾り部にすると共に、これら熨斗紙用飾り部を含む同白地領域内の略全域には、先の柄地領域における柄模様と同じ柄模様が、恰も別体の熨斗紙を重ねて透けて見えるような状態に表れるよう印刷、表示した透視様柄模様部とする一方、元の白地領域上下端縁の少なくとも一方に沿って、恰も別体の熨斗紙を重ねたときに表れるような陰影を印刷、表示した立体表現用暗色部としてなるものとした熨斗紙表示包装紙となる。
(関連する発明1)
上記したとおりのこの発明の基本をなす熨斗紙表示包装紙に関連し、この発明には、それを使用した熨斗紙表示封帯も包含している。
即ち、前記したとおりのこの発明の基本をなす熨斗紙表示包装紙を用い、当該矩形状包装紙の白地領域、透視様柄模様部を表側に向け、同包装紙の左右端縁もしくは上下端縁の何れか一方端縁同士を重ね合わせ、その端縁幅の少なくとも中央付近同士を、所定範囲に渡って接着または溶着して接着部または溶着部を形成し、上下方向もしくは左右方向から被包装物品を挿入、包装可能とする筒状封帯に形成してなる構成とした熨斗紙表示封帯である。
より具体的には、この発明による熨斗紙表示包装紙を、その白地領域、透視様柄模様部が表側を向くよう配したものであって、被包装物品の断面外周輪郭形状全体を内包状にする最小閉鎖断面形の断面全周長を所要封帯長L、平板状の矩形状包装紙から閉鎖断面の筒状封帯とするための接着部または溶着部となる部分の重なり巾寸法を主糊代巾Cとしたとき、所定巾の矩形状包装紙の長さ寸法が、(L+2C)に、封帯を被包装物品に被冠状とする際の余裕空間が確保できる遊び巾αの二倍値を加えた寸法に形成された上、矩形状包装紙の両端の主糊代巾C部分を積層状に重ねて接着または溶着して接着部または溶着部に形成すると共に、それら接着部または溶着部の内側であって、筒状封帯としたときの両端開口部からは奥まった適宜箇所となる位置に、当該接着部または溶着部の内側縁から前記遊び巾αに略合致する範囲内で接着または溶着するか、それよりもやや大きめとなる位置において一部接着または溶着状としてなる一つ以上の補助接着部または補助溶着部を形成したものとしてなる熨斗紙表示封帯といえる。
同様に、この発明の熨斗紙表示包装紙を、その白地領域、透視様柄模様部が表側を向くよう配したものであって、被包装物品の断面外周輪郭形状全体を内包状にする最小閉鎖断面形の断面全周長を所要封帯長L、平板状の矩形状包装紙から閉鎖断面の筒状封帯とするための接着部または溶着部となる部分の重なり巾寸法を主糊代巾Cとしたとき、所定巾の矩形状包装紙の長さ寸法が、(L+2C)に、封帯を被包装物品に被冠状とする際の余裕空間が確保できる遊び巾αの二倍値を加えた寸法に形成された上、矩形状包装紙の両端の主糊代巾C部分を積層状に重ねて接着または溶着して接着部または溶着部に形成すると共に、それら接着部または溶着部の内側であって、筒状封帯としたときの両端開口部からは奥まった適宜箇所となる位置に、当該接着部または溶着部の内側縁から前記遊び巾αに略合致するか、それよりもやや大きめとなる位置にまで達するようにした一つ以上の補助接着部または補助溶着部を、前記接着部または溶着部の内側縁から連続状に突出形成したものとしてなる熨斗紙表示封帯ということが可能である。
また、この熨斗紙表示包装紙の白地領域、透視様柄模様部が表側を向くよう配したものであって、被包装物品の断面外周輪郭形状全体を内包状にする最小閉鎖断面形の断面全周長を所要封帯長L、平板状の矩形状包装紙から閉鎖断面の筒状封帯とするための接着部または溶着部となる部分の重なり巾寸法を主糊代巾Cとしたとき、所定巾の矩形状包装紙の長さ寸法が、(L+2C)に、封帯を被包装物品に被冠状とする際の余裕空間が確保できる遊び巾αの二倍値を加えた寸法に形成された上、矩形状包装紙の両端の主糊代巾C部分を積層状に重ねて接着または溶着して接着部または溶着部にすると共に、それら接着部または溶着部の内側であって、筒状封帯としたときの両端開口部からは奥まった適宜箇所となる位置に、当該接着部または溶着部の内側縁から前記遊び巾αに略合致する範囲内で接着または溶着するか、それよりもやや大きめとなる位置までの範囲内であって、前記接着部または溶着部の内側縁から最も離れた位置において独立して接着または溶着するようにした一つ以上の補助接着部または補助溶着部を形成した熨斗紙表示封帯が包含されている。
(関連する発明2)
さらに、上記した熨斗紙表示封帯に加え、この発明の熨斗紙表示包装紙を用いた熨斗紙表示封筒も包含しており、所定縦横寸法の矩形状包装紙の表面で、包装に供したときに適正な配置となる所定幅の帯状範囲を白地領域とし、その余の表面域を適宜柄模様印刷の施された柄地領域とし、当該白地領域内の所定箇所に熨斗および水引等を印刷、表示した熨斗紙用飾り部にすると共に、これら熨斗紙用飾り部を含む同白地領域内の略全域には、先の柄地領域における柄模様と同じ柄模様が、恰も別体の熨斗紙を重ねて透けて見えるような状態に表れるよう印刷、表示した透視様柄模様部とした上、該水引が表面略中央に位置するよう規制して白地領域を配置させ、その左右側にサイド、糊下、下側にボトム、上側にフラップを夫々有する展開、封筒型に裁断し、同下側ボトム、糊下、サイドを裏面側に折畳み、重なり合う糊代を接着または溶着して接着部または溶着部を形成して袋状にしてなるものとした構成からなる熨斗紙表示封筒である。
以上のとおり、この発明の熨斗紙表示包装紙によれば、従前までの「簡易包装用熨斗紙」では、包装紙の表面に熨斗紙状の印刷を施したものであることが一見して判別できるものでしかなく、それを用いて包装した進物を受け取った者にあまりに簡素化し過ぎのイメージを抱かせてしまう虞があり、熨斗紙が本来もっていた儀礼表示という機能を損なうものに成り下がってしまったと言わざるを得ないものであったのに対し、矩形状包装紙の表面適所に熨斗紙状に形成した白地領域の、熨斗紙用飾り部を含む略全域を、その余の表面域となる柄地領域に施された適宜柄模様と同じ柄模様であって、恰も別体の熨斗紙を重ねて透かし見えるような状態に表れるよう特に精巧に印刷、表示した透視様柄模様部となるようにしたものとなっていることから、過剰包装を回避して包装ゴミの発生を最小限に抑え得るものになるというだけでなく、一見しただけでは、包装紙の外側に別体の熨斗紙を重ねて包装したものと錯覚してしまうように工夫を凝らした外観を再現し、進物の受取人に贈り主の誠意を伝える本来の機能に支障を来してしまうことがなく、例え包装を解いて一枚の包装紙の表面に熨斗紙状の印刷が施されているものであると最終的に気が付いたとしても、その巧みさに感動することとなって好印象を与えること請け合いで、加えてゴミ削減に寄与するという意図が十分に伝わることも味方し、贈り主の改まった心使いと儀礼に対する想いとを相手に誠実に表す役目を果たし得るものになるという極めて秀れた効果を発揮する。
さらに、当該熨斗紙表示包装紙は、その白地領域の上下端縁の少なくとも一方に沿って陰影を印刷、表示した立体表現用暗色部を設けるようにして、さらに熨斗紙が包装紙とは別体の物と錯覚する印象を増幅されるようにし、透視様柄模様部だけでも十分に目的を果たして余りあるものが、更に一層本物の別体の熨斗紙を重ね置きした物によるものであるかのような外観を印象付けるものとすることができ、ましてや単に立体表現用暗色部を取り入れただけのものではその再現性が及びも付かない程に恰も二層構造に見える外観を実現し得るものとなって、手指による触覚によるしか熨斗紙を印刷、表示した包装紙であることを確かめることができない程に好感を与えるものとなり、その付加価値を更に一段と高めることができるという大きな特徴を有するものとなり、しかも、矩形状包装紙の柄地領域や熨斗紙用飾り部、透視様柄模様部のある白地領域の印刷、表示された面とは反対の面に、サイズ変更用切取線を表示するようにし、当該包装紙自体よりも一回り小さなサイズの包装紙への変更が簡単にできるようにし、被包装物の大きさ毎にサイズの異なる何種類もの同種の包装紙を用意するという不経済性を解消するという効果をも奏するものとしている。
そして、この発明の基本をなしている熨斗紙表示包装紙を利用した熨斗紙表示封帯によれば、予め筒状に形成された封帯を被包装物品に装着するだけで簡便且つ迅速に包装を行うことができ、平板状の矩形状包装紙の両端側を、従前と何等変わらぬ手段により、単に主糊代巾部分となる糊代に補助接着部(または補助溶着部)が加えられた形状となるように規制して接着または溶着するだけで、筒状封帯の両端開口部側が、予め被包装物品の断面外周輪郭形状全体を内包状にする最小閉鎖断面形の断面全周長よりも大きく形成され、筒状封帯への被包装物品の差込み作業はし易くなり、然るべき状態に封帯をし終えた段階には、筒状封帯の両開口部側所定範囲を除いた奥部の要所要所に設けてある補助接着部(または補助溶着部)によるものとし、同所を通る閉鎖断面全周長が、被包装物品の断面外周輪郭形状全体を内包状にする最小閉鎖断面形の断面全周長に相当する所要封帯長となるようにしてあって、同所部分の封帯が被包装物品表面に密着し、封帯としての機能を確実に達成し得るものになって差込み作業をし易くするため、その余の部分に遊び巾を用意してある筒状封帯であっても簡単に被包装物品から抜け出し、封帯としての機能に支障を来す虞が全くないようにしてあることから、被包装物品への封帯掛けが簡便且つ経済的に実施し得るという極めて大きな利点が得られるものとなる。
したがって、従前までのように、抜け出さないように密着性を優先すれば被包装物品の差込み作業に不都合を来し、逆に差込み易さを優先すれば封帯としての機能に支障を来してしまうといった弊害は完全に一掃され、また、差込み易さと密着性とを兼ね備えた熱収縮性フィルムを採用したもののように、包装材自体が高価であるだけではなく、それに伴う設備でも熱トンネルその他を必要としてランニングコストに加えて初期投資にも経済的負担が加わる結果、封帯そのものの単価が高くついてしまうといった問題も全く心配する必要がない上、更には、熱収縮による絵柄やバーコード等といった印刷部分の収縮変形を伴うことも全くないことから、正確な印刷面を維持できるだけではなく、裏印刷による鮮明な仕上がりも実現可能になるという効果が得られることになる。
さらに、この発明の熨斗紙表示包装紙を利用した熨斗紙表示封筒によれば、従前までの「熨斗紙を表示した包装袋」では、やはり包装袋の表面に印刷、表示した包装紙部分が、その外観の故に印刷によるものであることが一目で判別できてしまう程度のものにしか過ぎず、正に熨斗紙を省略、簡素化し過ぎ、礼を失するものといった印象を与え兼ねないものになってしまうということを否定できないものであったが、こうした弊害を解消して十分な質感をもって実際に熨斗紙を重ねて包装した状態に見える二層構造の外観を巧みに再現し得たものとしてあることから、通常の熨斗袋や包装袋とは一線を画した実効あるものとなり、贈答用の封筒や袋として高い付加価値が得られるものになるという顕著な効果を奏するものである。
上記したとおりの構成からなるこの発明の実施に際し、その最良もしくは望ましい形態について説明を加えることにする。
矩形状包装紙は、熨斗紙表示包装紙の全体を形成して被包装物品の一部、または全体を包装可能とし、表面の適所に熨斗紙状をなす白地領域を、またその周辺に包装紙表面を装飾する柄地領域を、夫々印刷、表示可能とするシート状物を形成する機能を果たすものであり、包装の対象となる被包装物品の外郭寸法に応じて、その一部かまたは全部かの何れかを包装可能とする寸法、形状のものに設定しなければならず、表面に熨斗紙を表示することを考慮すれば、通常は適宜縦横寸法の矩形シート状物とすべきであるが、必要に応じて円形、楕円形、三角形、菱形、平行四辺形、五角形、六角形、七角形、八角形等の多角形、あるいは星形や十字型等様々な異形状のものとすることも不可能ではなく、その素材も被包装物品を包装するのに十分な強度と、印刷およびその表示の維持とが可能なシート状素材からなるものとしなければならない。
より具体的には、このシート状素材は、和紙、上質紙、コート紙、アート紙、画用紙、ケント紙、ボール紙、再生紙、表現を変えると、印刷・情報用紙、包装用紙、段ボール原紙、紙器用板紙、雑種紙等様々な紙の中から、好適なものを自由に選択、使用することが可能であり、また、PVCフィルム、PEフィルム、CPPフィルム、OPPフィルム、OPSフィルム、PVAフィルム(ポリビニルアルコール)、ビニロンフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、PO系ラップフィルム、PO系フィルム、アクリルフィルム、PETフィルム、CNyフィルム(延伸ナイロン・無延伸ナイロン)、TACフィルム(トリアセテート)、PCフィルム(ポリカーボネート)、アラミドフィルム、PESフィルム(ポリエーテルサルフォン)、PPSフィルム(ポリフェニルサルファイド)、PIフィルム(ポリイミド)、ポリウレタンフィルム、フッ素フィルム、PET−Gフィルム、PENフィルム(ポリエチレンナフタレート)、PEIフィルム(ポリエーテルイミド)、変成PPEフィルム、シリコーンゴムフィルム、PEEKフィルム(ポリエーテルエーテルケトン)、TPXフィルム、ノルボルネン樹脂フィルム、PBTフィルム、ターポリン、ナイロン系多層フィルム、PE系多層フィルム、二軸延伸ハイガスバリヤフィルム、シリコーンコートフィルム、プラスチック金属複合材、アルミ蒸着フィルム等を含む各種汎用フィルム、高機能フィルムまたは複合(多層)フィルム等を含む、様々な樹脂類製フィルム素材の中から適宜、好適と判断されるものを選択、使用することが可能である。
さらに、矩形状包装紙は、その柄地領域および熨斗紙用飾り部と透視様柄模様部とを印刷、表示した白地領域の印刷、表示された面とは反対の面に、当該包装紙自体よりも一回り小さなサイズの縦横寸法となる包装紙に変更する際の裁断箇所が、少なくとも1サイズ分だけ印刷、表示してサイズ変更用切取線として表示してなるものとすることが可能であると共に、この矩形状包装紙は、水引が略中央に位置するよう規制して白地領域を配置させ、その左右側にサイド、糊下、下側にボトム、上側にフラップを夫々有する展開、封筒型に裁断してなるものとすることもできる。
白地領域は、矩形状包装紙によって被包装物品を包装したときに、従前までにおける別体の熨斗紙を装着するにふさわしい同矩形状包装紙の表面適所に、予め熨斗紙を表わす所定幅の帯状範囲を白地状のものとして確保するという機能を果たすものであり、矩形状包装紙の縦横寸法に応じて良好なバランスの、適宜縦横(例えば被包装物品の天面の奥行き、または正面の上下寸法よりも、ある程度小さな奥行きまたは上下幅)寸法に設定された帯状のものに設定し、その領域内の適正な位置に熨斗や水引等の熨斗紙用飾り部を印刷表示し、各熨斗紙用飾り部を含む白地領域内の略全域に、その周囲の柄地領域における柄模様と同じ柄模様が、恰も別体の熨斗紙を重ねて透けて見えるような状態に表れるよう印刷、表示した透視様模様部を有するものとしなければならず、その余となる矩形状包装紙表面に、表示された包装紙を表現する柄地領域によって該帯状の輪郭を形成したものとすることが可能であって、同白地領域上下端縁の少なくとも一方に沿って、恰も別体の熨斗紙を重ねたときに表れるような陰影を印刷、表示したものとすることができる。
熨斗紙用飾り部は、白地領域内の所定箇所に、熨斗、水引等の熨斗紙として必要となる要素を印刷、表示する機能を果たすものであり、水引のみの表示も可能である外、表書きや名入れ等を印刷、表示したものとすることが可能であり、さらに家紋やその外のマーク、絵、写真等、印刷可能な様々なものを印刷、表示したものとすることが可能であり、一部または全部を別体のものとして貼り付けたものとすることも不可能ではない。
透視様模様部は、上記熨斗紙用飾り部を含む白地領域内の範囲に、周囲の柄地領域における柄模様と同じ柄模様が、恰も別体の熨斗紙を重ねて透けて見えるような状態に表れるよう表示する機能を果たすものであり、柄地領域の柄模様との連続性と、熨斗紙を透視する状態とを表現したものとしなければならず、さらに和紙製の熨斗紙を表現するよう、植物繊維の陰影や、それに伴った光の屈折による透視柄模様の僅かな歪み等の表現、また、家紋やその外のマーク、絵、写真等の透かし加工を表現した印刷、表示等を加えたものとすることができる。
柄地領域は、矩形状包装紙表面の白地領域の余の領域に、白地領域の背景となる包装紙を表現するよう、適宜柄模様を表示するという機能を果たすものであり、一般的な包装紙のような絵柄を採用するのが望ましいが、模様を持たない一色の地色のものとすることも可能であり、その際には白地領域の透視様模様部には、その地色が熨斗紙を透かして見えた状態に淡色化あるいは薄色化させたものとして表現することができる外、家紋やマーク、絵や写真等、様々なものを印刷、表示したものとすることが可能であり、白地領域上下端縁の少なくとも一方に沿って、恰も別体の熨斗紙を重ねたときに表れるような陰影を印刷、表示した立体表現用暗色部を設けたものとすることが可能である。
立体表現用暗色部は、包装紙の外側に別体の熨斗紙を重ねたときに、包装紙上に生じる影を表現するものであり、熨斗紙を表現する白地領域の端縁に沿って、その陰影部分を表示する機能を果たすものであり、白地領域の上下端縁の少なくとも一方に沿う柄地領域に暗色によって印刷、表示したものとしなければならず、その色合いは、単に黒色や灰色等を用いるだけでなく、柄地領域の柄模様や色等に応じて暗色状の色合いとするよう微妙に変化させる等、細部に渡り、より写実的に表現されたものとするのが望ましい。
被包装物品は、包装の対象となる物品、例えば慶事の祝儀や弔事の不祝儀、ならびにそれらの御返しの品や、御見舞いあるいは一般的な贈答品等、様々な贈り物、それ自体、またはそれを収納、梱包したケース等であり、より具体的には、貨幣や商品券等のシート状、カード状のものや、箱型、球型、半球型、器型や塔型等の異形状等、あらゆる形状のものが、その対象物品であるということができる。
熨斗紙表示封帯は、熨斗紙表示包装紙の製造過程で、その左右端縁もしくは上下端縁の何れか一方端縁同士を重ね合わせ、その端縁幅の少なくとも中央付近同士を、所定範囲に渡って接着または溶着した半ば筒状体を偏平化してなるような構成の物であり、所謂包装紙を被包装物品に被せて密着状にした綺麗な状態のまま糊付けするという作業者の技量に左右され兼ねない煩雑で手間の掛かる作業を省略し、店頭等における被包装物品の包装作業を誰でもが効率化できて、且つ綺麗な仕上がりになるようにするものである。
この熨斗紙表示封帯の補助接着部または補助溶着部は、接着部または溶着部の内側縁から遊び巾αよりもやや大きめとなる位置にまで達するものとし、少なくとも当該内側縁から遊び巾αを超えた部分の接着または溶着程度が、比較的剥離し易い構造のものに形成されてなるものとすることができ、また、これら補助接着部または補助溶着部は、接着部または溶着部の内側縁から遊び巾αよりもやや大きめとなる位置にまで達するものとし、少なくとも当該内側縁から遊び巾αを超えた部分の形状が、比較的剥離し易い細巾または鋭角状、あるいは不連続状のものに形成されてなるものとすることが可能である。
所定巾の矩形状包装紙の長さ寸法(L+2C+2α)が、筒状封帯の全幅を基準にして決定された上、筒状封帯とするための接着部または溶着部となる主糊代巾Cは、筒状封帯の全幅に渡って同一寸法のものに形成されたものとすることができ、また、所定巾の矩形状包装紙の長さ寸法(L+2C+2α)が、筒状封帯の両端開口部となる両側縁を基準にして決定された上、筒状封帯とするための接着部または溶着部となる糊代の中、筒状封帯の両端開口部から夫々内側方向適宜範囲を除いた奥部が、主糊代巾Cよりも小さい糊代巾に形成され、それら除外した範囲部分と補助接着部または補助溶着部以外の筒状封帯の内側に、封帯を被包装物品に被冠状とする際の余裕空間が所定の余裕空間とした開口部よりも大きめに形成され、封帯中途の該包装物品への被冠操作をし易くしたものとすることができる。
また、所定巾の矩形状包装紙の長さ寸法(L+2C+2α)が、筒状封帯の両端開口部となる両側縁を基準にして決定された上、筒状封帯とするための接着部または溶着部となる糊代の中、筒状封帯の両端開口部から夫々内側方向適宜範囲を除いた奥部が、主糊代巾Cよりも大きい糊代巾に形成され、それら除外した範囲部分と補助接着部または補助溶着部以外の筒状封帯の内側に、封帯を被包装物品に被冠状としたときに被包装物品との間に生じる隙間を少なくし、該包装物品の中心部分に相当する封帯の弛みを少なくするようにしたものとすることが可能である。
この所定巾の矩形状包装紙の長さ寸法(L+2C+2α)は、筒状封帯の両端開口部から夫々内側方向適宜範囲を除いた奥部を基準にして決定された上、筒状封帯とするための接着部または溶着部となる糊代の中、筒状封帯の両端開口部から夫々内側方向適宜範囲までの部分が、遊び巾αの略1/2を超えない範囲で主糊代巾Cよりも大きい糊代巾に形成され、封帯を被包装物品に被冠状としたときに、筒状封帯の両端開口部と該包装物品との間に生じる隙間を少なくし、外観上の違和感を少なくしたものとすることができると共に、所定巾の矩形状包装紙の長さ寸法(L+2C+2α)が、筒状封帯の両端開口部から夫々内側方向適宜範囲を除いた奥部を基準にして決定された上、筒状封帯とするための接着部または溶着部となる糊代の中、筒状封帯の両端開口部から夫々内側方向適宜範囲までの部分を、主糊代巾Cよりも小さい糊代巾に形成され、封帯を被包装物品に被冠状とする際の余裕空間が所定の余裕空間とした奥部よりも大きめに形成され、筒状封帯開口部の該被包装物品への被冠操作をし易くしたものとすることができる。
矩形状包装紙は、その巾が対象とする被包装物品を超える寸法のものに形成され、同被包装物品に被冠状としたときに、筒状封帯の両端開口部側所定範囲部分が、夫々当該包装物品よりも突出状となるようにし、それら突出状とした筒状封帯の両端開口部側所定範囲部分を、被包装物品小口用の折り畳み封印部分となるようにしたものとすることができる。
熨斗紙表示封筒は、水引が表面略中央に位置するよう規制して白地領域を配置させ、その左右側にサイド、糊下、下側にボトム、上側にフラップを夫々有する展開、封筒型に裁断し、同下側ボトム、糊下、サイドを裏面側に折畳み、重なり合う糊代を接着または溶着して接着部または溶着部を形成し、袋状のものとしたもの外、その外観が別体の熨斗紙を掛けた封筒としたものであれば、何れの形状のものであってもよく、例えば、長形・角形であって貼り合わせが背面中心に縦型にできる中貼、貼り合わせが背面左側に縦型にできてサイドが上、糊下が下となる貼り方の左横貼、貼り合わせが背面左側に縦型にできてサイドが下、糊下が上になる貼り方の左横逆貼、貼り合わせが背面右側に縦型にできてサイドが上、糊下が下になる貼り方の右横貼、貼り合わせが背面右側に縦型にできてサイドが下、糊下が上になる貼り方の右横逆貼、洋形であって左右のサイドを共にボトムの内側に貼り合わせる内カマス貼、左右のサイドを共にボトムの外側に貼り合わせる外カマス貼、ボトム、左右サイド、フラップの角先端が、封筒背面の中央に寄せられ、互いの貼り合せ部分が、概略対角線状となる貼り方のダイヤ貼等、様々な形態のものとすることが可能である。
以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構造について詳述することとする。
図1の熨斗紙表示包装紙を利用した熨斗紙表示封帯の平面図、および図2の熨斗紙表示封帯の底面図に示される事例は、矩形状包装紙2の表面で、包装に供したときに適正な配置となる所定幅の帯状範囲を白地領域3とし、その余の表面域を適宜柄模様印刷の施された柄地領域6とした上、当該白地領域3内の所定箇所に熨斗41および水引42等を印刷、表示した熨斗紙用飾り部4にすると共に、これら熨斗紙用飾り部4を含む同白地領域3内の略全域には、先の柄地領域6における柄模様と同じ柄模様が、恰も別体の熨斗紙を重ねて透けて見えるような状態に表れるよう印刷、表示した透視様柄模様部5とする一方、元の白地領域3上下端縁の少なくとも一方に沿って、恰も別体の熨斗紙を重ねたときに表れるような陰影を印刷、表示した立体表現用暗色部7としてなるものとした熨斗紙表示包装紙1を用い、白地領域3、透視様柄模様部5を表側に向け、同包装紙1の左右端縁もしくは上下端縁の何れか一方端縁同士を重ね合わせ、その端縁幅の少なくとも中央付近同士を、所定範囲に渡って糊代81とし接着または溶着して接着部または溶着部を形成し、上下方向もしくは左右方向から被包装物品Gを挿入、包装可能とする筒状封帯8に形成したものとしてなる、熨斗紙表示包装紙を利用した熨斗紙表示封帯における代表的な一実施例を示すものである。
図1および図2中に示す熨斗紙表示包装紙1は、縦約19cm、横約10cm、厚さ約1.5cmの商品券を収納した厚紙製の箱を被包装物品Gとしたものであり、縦約22cm、横約24cmの矩形状の上質紙製であって、上下端縁から夫々約4cmとなる、中央上下(縦)約14cm、左右端縁から約1cmの位置まで、左右(横)約22cmの矩形状範囲を、白地領域3に設定され、その余となる範囲を柄地領域6に設定してなる矩形状包装紙2から形成されたものである。
柄地領域6は、一般的な包装紙としての外観を得る柄模様を、その全体に均質に施したものとして白地領域3を際立たせるように包囲したものにする一方、白地領域3の中央所定箇所には熨斗41と水引42とが夫々適正な配色で印刷されて熨斗紙用飾り部4としたものとし、これら熨斗紙用飾り部4を含む白地領域3の全体(白地領域3の全体に渡っての透かし表現が図中において明瞭に実現できていないのは、作図表現技術上と電子出願の際の画像処理上との問題であって、正しくは白地領域3全体であり、図3以降各図においては、前記のような事情から白地領域3に敢えて無理な表示をせず、全く白地に見える部分も、その全体。以下の各図とも同様。)に渡り、柄地領域6に施した柄模様と同じ柄模様であって、恰も別体の熨斗紙を重ねて透けて見えるような状態に薄く表れるよう印刷、表示した透視様模様部5を形成した上、同図中に示すように白地領域3の下端縁に沿う柄地領域3には、恰も別体の熨斗紙を重ねたときに表れるような陰影を印刷し、立体表現用暗色部7を表示してある。
このように形成した矩形状包装紙2からなる熨斗紙表示包装紙1を、表面側を外側に向けるようにした上、左右端縁の互いの左右端中央付近同士を重ね合わせ状とするように折畳み、同左右端中央の縦約3cm、横約1cm程度の範囲を糊付け接着し、筒状のものとしてなる熨斗紙表示封帯8を形成したものである。
前記実施例1に示した熨斗紙表示封帯8は、上質紙製の熨斗紙表示包装紙1を利用したものであるが、合成樹脂製シート製の熨斗紙表示包装紙1を利用して、様々な構造の熨斗紙表示封帯8を製造することが可能であり、以下には、その具体例の幾つかを、図3ないし図16を参照して示すこととする。
図3の熨斗紙表示包装紙の底面図、図4の当該熨斗紙表示包装紙を折り畳み、糊代を溶着した状態で平坦状としたもの底面図、図5には図4中のA-A部分の断面図、図6には同図4中のB-B部分の断面図、更に、図7には、対象とする被包装物品である容器の封帯とするために必要となる容器の断面外周輪郭形状全体を内包状にする最小閉鎖断面形の断面全周長Lを説明するための縦断面図、図8には、上記図4の折り畳んだ状態から筒状に広げてなる熨斗紙表示封帯の一方の開口部に、被包装物品である片開きプラスチック製容器を一部差込状にしたものの底面側から見た全体斜視図を夫々示してある。
図3から容易に判明するとおり、この熨斗紙表示包装紙1は、図5のように、被包装物品(対象容器)の断面外周輪郭形状全体を内包状にする最小閉鎖断面形の断面全周長に相当する所要封帯長Lとした所定巾の熱溶着フィルム、例えばポリエステルフィルムの両端に約2mmの遊び巾αを全幅に渡って夫々確保した上、更にその外側に5mm程度の糊代3,3用の巾を夫々用意して主糊代巾C,C部分とすることにより、全長が(L+2C+2α)で所定巾としてなる平板状のものに裁断、形成されたものとする。
こうして用意された熨斗紙表示包装紙1は、特に図示していないが、従前から一般的に採用されてきている公知のヒートシーラーのシールバーの形状だけを、従前の全幅に渡って等巾面としてなるものではなく、図3に示してあるように、等巾の主糊代巾C部分である糊代81,81の内側縁で全幅の中央部分とその両脇所定間隔をおいた位置とから、夫々内側向きであって、何れも遊び巾αの限界一杯にまで達するようにした突出状の補助溶着部82,82,82を、当該糊代81,81の内側縁に夫々連続状に形成してなるようにした、等巾の主糊代巾C部分となる糊代81に補助溶着部82,82,82を加えた形状のものに形成しておき、この特製のシールバーに形成されたヒートシーラーに、一般的な熱圧着工程に従って当該熨斗紙表示包装紙1,1,……を順次送り込むようにするだけで、等巾の糊代形成と全く同様に、補助溶着部82,82,82を遊び巾α内に有するようにした、図4に示すとおりの熨斗紙表示封帯8が形成される。
なお、この実施例では、ヒートシーラーの熱圧着による主糊代巾C部分および補助溶着部82,82,82形成を取り上げたが、矩形状包装紙2が熱溶着フィルムではなく、その他のプラスチックフィルムまたはシートや紙であって接着剤によるものとする場合には、接着剤塗布面の形状を上記シールバーと同一形状とした塗り型による塗布や、同形状に型抜きした接着フィルムを介在させての加熱接着その他公知の適宜接着手段によって同様の結果を得ることができる。
図9の糊代および一部の補助溶着部(または補助接着部)を含む要部拡大平面図は、上記した熨斗紙表示封帯8の補助溶着部(または補助接着部)82,82,……の構造に、一部変更を加え、より一層被包装物品への密着度が高められるようにした事例の一つを示すものであり、補助溶着部(または補助接着部)82,82,……を、等巾の主糊代巾C部分となる糊代81における溶着部の内側縁から遊び巾αよりもやや大きめとなる位置にまで達するようにしたものとし、少なくとも当該内側縁から遊び巾αを超えた部分の溶着(または接着)程度が、比較的剥離し易い構造のものに形成されてなる熨斗紙表示封帯8としたものである。
上記図9と同様にして示す図10の要部拡大平面図に示す実施例は、上記実施例3における補助溶着部(または補助接着部)82,82,……が、遊び巾αを超えた部分の溶着(または接着)程度を、比較的剥離し易い構造のものに形成するようにした事例によるものであったのに対し、上記実施例3と同様、補助溶着部(または補助接着部)82,82,……を、等巾の主糊代巾C部分となる糊代81における溶着部(または接着部)の内側縁から遊び巾αよりもやや大きめとなる位置にまで達するようにしたものとするものの、少なくとも当該内側縁から遊び巾αを超えた部分の形状が、比較的剥離し易い三角形状のもの(図示にはしていないが細巾で短冊状に延びるようにした形状のものや、遊び巾αを超えた部分だけを点線状に不連続状にしたもの等も包含される。)に形成してなるものとし、その溶着(または接着)面積を小さいものとすることにより、実質的にその溶着(または接着)程度が、比較的剥離し易い構造のものに形成されてなるようにした熨斗紙表示封帯8としてしまうものである。
図11の矩形状包装紙の一方の糊代側全幅を含む要部拡大平面図には、上記までの実施例とは異なり、特に主糊代巾C部分となる糊代81の構造に特徴のある代表的な実施例の一つであり、所定巾の矩形状包装紙2の長さ寸法(L+2C+2α)が、熨斗紙表示封帯8の両端開口部となる両側縁を基準にして決定された上、熨斗紙表示封帯8とするための糊代巾C部分となる糊代81における溶着部(または接着部)の中、熨斗紙表示封帯8の両端開口部から夫々内側方向適宜範囲83,83を除いた奥部84が、主糊代巾Cよりも小さい糊代巾(C−β)部分85,85に形成され、それら除外した範囲部分83,83と補助溶着部(または補助接着部)82,82,……以外の熨斗紙表示封帯8の内側に、封帯を被包装物品に被冠状とする際の余裕空間が所定の余裕空間とした開口部よりも大きめに形成され、封帯中途の被包装物品への被冠操作がし易くなるようにした熨斗紙表示封帯8である。
この実施例も、上記実施例5と同様に、主糊代巾C部分となる糊代81の構造に特徴のある代表的な実施例の一つであり、図12の矩形状包装紙の一方の糊代側全幅を含む要部拡大平面図に示すとおり、所定巾の矩形状包装紙2の長さ寸法(L+2C+2α)が、熨斗紙表示封帯8の両端開口部となる両側縁を基準にして決定された上、熨斗紙表示封帯8とするための糊代巾C部分となる糊代81における溶着部(または接着部)の中、同封帯8の両端開口部から夫々内側方向適宜範囲83,83を除いた奥部84が、主糊代巾Cよりも大きい糊代巾(C-γ)部分86,86に形成され、それら除外した範囲部分83,83と補助溶着部(または補助接着部)82,82,……以外の熨斗紙表示封帯8の内側に、封帯を被包装物品に被冠状としたときに同物品との間に生じる隙間を少なくし、物品の中心部分に相当する封帯の弛みを少なくするようにした熨斗紙表示封帯8である。
更に、主糊代巾C部分となる糊代81の構造に特徴のある他の実施例によるものが、図13の矩形状包装紙の一方の糊代側全幅を含む要部拡大平面図に示してあり、所定巾の矩形状包装紙2の長さ寸法(L+2C+2α)が、熨斗紙表示封帯8の両端開口部から夫々内側方向適宜範囲を除いた奥部84を基準にして決定された上、熨斗紙表示封帯8とするための糊代巾C部分となる糊代81における溶着部(または接着部)の中、熨斗紙表示封帯8の両端開口部から夫々内側方向適宜範囲までの部分83,83が、遊び巾αの略1/2を超えない範囲で主糊代巾Cよりも大きい糊代巾(C+δ)部分87,87に形成され、封帯を被包装物品に被冠状としたときに、当該封帯8の両端開口部と物品との間に生じる隙間を少なくし、外観上の違和感をできるだけ少なくなるようにした事例による熨斗紙表示帯8としたものである。
同様に、図14の矩形状包装紙の一方の糊代側全幅を含む要部拡大平面図に示すものも、主糊代巾C部分となる糊代81の構造に特徴のある他の実施例によるものであり、所定巾の矩形状包装紙2の長さ寸法(L+2C+2α)が、熨斗紙表示封帯8の両端開口部から夫々内側方向適宜範囲を除いた奥部を基準にして決定された上、熨斗紙表示封帯8とするための糊代巾C部分となる糊代81における溶着部(または接着部)となる糊代81の中、筒状封帯の両端開口部から夫々内側方向適宜範囲までの部分83,83を、主糊代巾Cよりも小さい糊代巾(C−θ)部分88,88に形成され、当該封帯8を被包装物品に被冠状とする際の余裕空間が所定の余裕空間とした奥部よりも大きめに形成され、封帯8の開口部の物品への被冠操作が更にし易くなるようにした事例の他の熨斗紙表示封帯8である。
上記までの実施例2ないし8では、特に矩形状包装紙2の巾寸法を特定するものではなく、対象とする被包装物品の何れかの寸法、正確には封帯をする方向ではない辺の寸法と略同一としたものから、それよりも小さい巾としたもの、あるいはそれよりも大きくしたものの何れにあっても包含されるものであったのに対して、この実施例によるものでは、前記実施例1中に示したものと同様に、専らその巾寸法を大きくして、熨斗紙表示封帯8の両端開口部側が、被包装物品Gの小口側を封印するに足る程度に十分な巾寸法となるようにしたものの代表的な実施例の一つである。
即ち、図15の被包装物品に完全に熨斗紙表示封帯を掛け終えた直後の状態を示す裏側から見た全体斜視図、および図16の封帯によって包装を完成し終えた状態を示す裏側から見たものの全体斜視図に示されている如く、この実施例による矩形状包装紙2は、その巾が対象とする物品Gを超える寸法のものに形成され、物品Gに被冠状としたときに、熨斗紙表示封帯8の両端開口部側所定範囲部分83,83が、図15のとおり、夫々当該物品Gよりも十分に突出状となるようにしたものとし、それら突出状とした熨斗紙表示封帯8の両端開口部側所定範囲部分83,83を、通常の平板状の包装用紙で包んでしまうときのように、物品Gの小口用の折り畳み封印部分となるようにした上、最終的に、図16に示しているような状態にまで包装してしまうことができるようにした熨斗紙表示封帯8であり、この事例によるものの場合、上記した実施例の何れをも採用可能とするものの、被包装物品Gに対する当該封帯8の密着性を良くするようにする上では、必ずしも実施例5の場合にはそれに合致しない虞もある。
図17の裏面にサイズ変更用切取線を表示した熨斗紙表示包装紙の平面図中に示す、この発明に包含される熨斗紙表示包装紙1は、前記同様に表面の熨斗紙部分である白地領域3に、熨斗紙用飾り部4ならびに透視様模様部5を印刷、表示し、必要に応じて、その上下端縁の少なくとも何れか一方に沿う柄地領域6に立体表現用暗色部(図示せず)を印刷、表示したものとすることが可能な矩形状包装紙2であり、該白抜き領域3および柄地領域6が表示された表面とは反対側となる裏面の、上下端縁および左右端縁から、所定寸法内側となる位置に、一回り小さなサイズの包装紙に変更する際の裁断箇所を示すサイズ変更用切取線11を印刷したものとなっている。
該サイズ変更用切取線11が示す包装紙サイズは、対象となる被包装物品のサイズに応じて適宜設定することが可能であり、熨斗紙を必要とする包装頻度の高い物品のサイズに合わせて設定したものとすることが可能である外、図示していないが、複数の包装紙サイズを、色や線種の違い等によって夫々識別可能に表示し、また、用紙規格のサイズや寸法等の文字情報を付随、表示した複数のサイズ変更用切取線11とすることもできる。
図18の展開封筒型の熨斗紙表示包装紙の平面図、ならびに図19の熨斗紙表示封筒の底面図中に示す事例は、所定縦横寸法の矩形状包装紙1の表面で、包装に供したときに適正な配置となる所定幅の帯状範囲を白地領域3とし、その余の表面域を適宜柄模様印刷の施された柄地領域6とし、当該白地領域3内の所定箇所に熨斗41および水引42等を印刷、表示した熨斗紙用飾り部4にすると共に、これら熨斗紙用飾り部4を除く同白地領域3内の略全域には、先の柄地領域6における柄模様と同じ柄模様が、恰も別体の熨斗紙を重ねて透けて見えるような状態に表れるよう印刷、表示した透視様柄模様部5とした熨斗紙表示包装紙1を利用して熨斗紙表示封筒9を製造したものである。
当該熨斗紙表示封筒9は、前記熨斗紙表示包装紙1の水引42が表面略中央に位置するよう規制して白地領域3を配置させ、その左右側にサイド91、糊下92、下側にボトム93、上側にフラップ94を夫々有する展開、封筒型に裁断し、図19中に示すように、同下側ボトム93、糊下92、サイド91を順次、裏面側に折畳み、重なり合う糊代81を接着(または溶着)して接着部(または溶着部)を形成し、袋状のものとしてなる熨斗紙表示封筒9であり、また、同熨斗紙表示封筒9は、熨斗紙表示包装紙1の(裁断行程の前段階である)印刷段階から図18中に示すように展開、封筒型の形状範囲にのみ所定の印刷を施して置き、その印刷形状に沿って型抜き、裁断したものを利用して組立て製造することが可能である外、印刷工程前に展開、封筒型の白紙を予め裁断して置き、その後に印刷を行うものとすることも不可能ではない。
(実施例の作用)
以上のとおりの構成からなる実施例1の熨斗紙表示包装紙1を利用した熨斗紙表示封帯8は、図1および図2中に示したとおり、矩形状包装紙2の裏面側に折返した左右端縁の重ね合わせた中央付近を、糊代81を介して接着し、熨斗紙表示封帯8としたので、図20の包装に使用する熨斗紙表示封帯の斜視図、および図21の被包装物品の包装が完成した状態の斜視図中に示すように、商品券等を収納した厚紙製箱からなる被包装物品Gを、熨斗紙表示封帯8の一方の開口部分から、図20中に白抜き矢印で示すように、挿入した上、同熨斗紙表示封帯8両方の開口部分を、夫々従前までと同様に適宜折り畳み、封印するという、簡便な作業によって包装を迅速に完了することが可能となる。
また、図21中に示したように、包装が完了した状態の熨斗紙表示包装紙1(熨斗紙表示封帯8)は、恰も包装紙の上に熨斗紙を掛けて包装されているものと同じ外観を呈するものとなり、特に熨斗紙を表現している白地領域3の熨斗紙用飾り部4を除く範囲に施された透視様模様部5は、その周辺の柄地領域6に表示された柄模様と同じ模様であって薄色による印刷が施されていることによって、実際に下層の包装紙柄が熨斗紙を透かして見えるのと同様の視覚的効果を発揮するものとなり、しかも白地領域3の上下端縁の何れか一方に沿って印刷、表示された立体表現用暗色部7が、実際の熨斗紙の陰のように見えるものとなって、より違和感の無い自然な外観を得ることが可能となる。
さらに、前記実施例2ないし実施例9の熨斗紙表示包装紙1を利用した熨斗紙表示封帯8は、被包装物品Gへの装着作業性の向上と、封帯8と被包装物品Gとの包装、密着性を高めることを目的としたものである。
図3ないし図16中に示したとおりの構成からなる、ポリエステルフィルム等の熱溶着の可能なプラスチックフィルムや紙等、従前から一般的に封帯として採用されてきているフィルムまたはシート素材(但し、商品名シュリンクのような熱収縮包材は不要。)を、対象とする被包装物品Gへの封帯状態、即ち物品G全体を包んでしまうようにするか、物品Gの両端側をどの程度残した状態に包むか等、封帯強度や熨斗紙表示範囲の印刷面積、商品としての体裁その他を総合勘案して設定した所定巾であって、対象物品Gの断面外周輪郭形状全体を内包状にする最小閉鎖断面形の断面全周長に相当する所要封帯長Lとし、それに主糊代巾C,C部分と遊び巾αの二倍値を足した長さ寸法(L+2C+2α)に裁断してなる平板状の矩形状包装紙2を、予め多数用意する。なお、それら矩形状包装紙2,2,……には、従前どおり、裁断加工前に連続して所望の印刷を施すものとし、その際に、ヒートシーラー加工に必要となる光電管マークも同時に印刷したものとしておく。
一方、従前からのヒートシーラーのシールバーだけを、従前の等幅のものから、等巾の主糊代巾C部分となる糊代81に補助溶着部82,82,82を加えた形状のものに形成しておき、以降は従前からの熨斗紙表示封帯8を作る工程と全く同様の工程、即ち、ヒートシーラーに組み込まれたセンサーで一枚ずつ矩形状包装紙2の光電管マークを認識してはシールバーまで取り込み、位置決めした上、通電、加熱圧着処理を施して矩形状包装紙2の両端を加熱圧着してしまうようにすれば、平板状の矩形状包装紙2の両端側は、予定したとおり、主糊代巾C部分となる糊代81に補助溶着部82,82,82を加えた形状に溶着されて外側に突出状となって「耳部」に形成され、図4に示してあるとおりの折り畳まれた状態の熨斗紙表示封帯8が瞬時の中に完成してしまう。
こうして完成した熨斗紙表示封帯8,8,……は、所定枚数毎に重ねて一纏めにした状態で流通し、然るべき現場に搬入された後、作業者が一枚ずつ取り出しては折り畳まれている封帯8を広げて適宜筒状とした上、その両端開口部の中の都合の良い側の開口部分に、被包装物品Gの何れか一端側小口を差し込んでいって、当該物品Gに対する封帯8の組合せ位置が予定された正しい関係となるようにするものであり、その際、当該熨斗紙表示封帯8が、補助溶着部82,82,82以外を通る閉鎖断面全周長を、(L+2α)を基準とする値となるようにしてあって、被包装物品Gの断面外周輪郭形状全体を内包状にする最小閉鎖断面形の断面全周長に相当する所要封帯長Lよりも2α分あるいはそれにγかθを加えるか、少なくともそれからβかδを差し引いた値分だけは大きめの閉鎖断面となるようにした両端開口部に形成されていることから、被包装物品Gの熨斗紙表示帯8への差込み作業が、その分だけ楽になる上、一旦差し込み終えてしまうと、要所要所に配してある補助溶着部82,82,82では、その部分を通る閉鎖断面全周長が所要封帯長L、即ち、被包装物品Gの断面外周輪郭形状全体を内包状にする最小閉鎖断面形の断面全周長に相当するものとしてあって、その部分で確実に被包装物品Gに密着状となって、所期の封帯8としての機能を果たし得るものとなる。
実施例10の図17に示した熨斗紙表示包装紙1は、そのまま熨斗紙一体型の包装紙1として包装可能な寸法、形状の被包装物品(図示せず)を包装するのに好適に使用することが可能である外、そのままの包装紙1の縦横寸法では、大き過ぎるような被包装物品を包装する場合に、同図17中に破線で示されたように、裏面側に印刷、表示されたサイズ変更用切取線11に沿って、裁断することにより、改めて定規等を当てることなく、正確な矩形状であってしかも熨斗紙を表現する白地領域3が、当該包装紙1の表面中央に配置されるよう正確に裁断することが可能となるものである。
前記実施例11の図18に示した展開、封筒型の熨斗紙表示包装紙1、および図19の展開封筒型の熨斗紙表示包装紙1を用いた熨斗紙表示封筒9に示したように、当該熨斗紙表示包装紙1を左右側にサイド91、糊下92、下側にボトム93、上側にフラップ94を有するものに裁断し、ボトム93、糊下92、サイド91の順に、折畳み互いの重なり合う糊代81を接着して接着部とし、熨斗紙表示封筒9を形成することで、前述の熨斗紙表示包装紙1による包装と同様に、封筒9それ自体に印刷、表示された熨斗紙部分である白地領域3の透視様模様部5ならびに立体表現用暗色部7が、実際に別体の熨斗紙を掛けたものであるかのようなリアルな外観を呈するものとなる。
(実施例の効果)
以上のような構成からなる実施例の熨斗紙表示包装紙1およびそれを使用した熨斗紙表示封帯8は、前記この発明の効果の項で記載の白地領域3の透視様模様部5や立体表現用暗色部7等による特徴に加え、平板状の矩形状包装紙2の両端側を、従前と何等変わらぬ手段により、単に主糊代巾C部分となる糊代81に補助接着部(まあは補助溶着部)82,82,……が加えられた形状となるように規制して接着または溶着したものとするだけで、熨斗紙表示封帯8の両端開口部側が、予め被包装物品Gの断面外周輪郭形状全体を内包状にする最小閉鎖断面形の断面全周長よりも大きく形成してあって、熨斗紙表示封帯8への被包装物品Gの差込み作業はし易くなり、然るべき状態に熨斗紙表示封帯8をし終えた段階には、熨斗紙表示封帯8の両開口部側所定範囲を除いた奥部84の要所要所に設けてある補助接着部(または補助溶着部)82,82,……により、同所を通る閉鎖断面全周長が、被包装物品Gの断面外周輪郭形状全体を内包状にする最小閉鎖断面形の断面全周長に相当する所要封帯長Lとなるようにしてあって、同所部分の熨斗紙表示封帯8が被包装物品Gに密着状としてしまい、封帯としての機能を確実に達成し得るものになって、差込み作業をし易くするためにその余の部分に遊び巾αを用意してある熨斗紙表示封帯8であっても簡単に被包装物品Gから抜け出して封帯としての機能に支障を来す虞れが全く無いようにしてあることから、被包装物品Gへの封帯掛けが、簡便且つ経済的に実施し得るという極めて大きな特徴を有するものとなっている。
したがって、抜け出さないように密着性を優先すれば被包装物品Gの封帯への差込み作業に不都合を来し、逆に差込み易さを優先すれば封帯としての機能に支障を来してしまうといった弊害は完全に一掃され、また、ポリエステルフィルム等の熱溶着の可能なプラスチックフィルムを用いた場合には、差込み易さと密着性とを兼ね備えた熱収縮性フィルムを採用したもののように、包材自体が高価であるだけではなく、それに伴う設備でも熱トンネルその他を必要として、ランニングコストに加えて初期投資にも経済的負担が加わる結果、封帯そのものの単価が高くついてしまうといった問題も全く心配する必要がない上、更には、熱収縮による絵柄やバーコード等といった印刷部分の収縮変形を伴うことも全くないことから、正確な印刷面を維持できるだけではなく、裏印刷による鮮明な仕上がりも実現可能になるという利点が得られることになる。
特に、実施例2に取り上げた熨斗紙表示封帯8は、ヒートシールに必要となるヒートバーの製造が従前の樹脂製封帯と殆ど変わらず容易に製造可能とするものになり、実施例3および4のものでは、何れも相互の密着性をより一層確実にするものとなり、実施例5に示した例のものでは、最初に熨斗紙表示封帯8に被包装物品Gを差込む作業を容易にしているだけではなく、封帯中途まで差し掛かった被包装物品Gのさらなる差込み作業までも楽に実施できるようになるため、細長い被包装物品Gへの被冠操作をし易くするものになるという、夫々がより特徴的な効果が得られものとなっている。
更に、実施例6のものでは、熨斗紙表示封帯8を被包装物品Gに被冠状としたときに物品Gとの間に生じる隙間を少なくし、物品Gの中心部分に相当する封帯8の弛みを少なくすることができ、実施例7によれば、熨斗紙表示封帯8をし終えた後に封帯8の両端開口部と被包装物品Gとの間に生じる隙間を少なくし、外観上の違和感をできるだけ少ないものとなるようにし、実施例8に取り上げた事例のものでは、熨斗紙表示封帯8を被包装物品Gに被冠状とする際の余裕空間が所定の余裕空間とした奥部84よりも大きめに形成され、熨斗紙表示封帯8の開口部の被包装物品Gへの被冠操作を更にし易くなるようにしたものとすることができるという効果が夫々に加わる外、実施例9のもののようにすることにより、被包装物品Gの両小口を封印するよう、包装する作業を効率化するものとして極めて実用的な効果を得ることができる。
さらに、実施例10のように、矩形状包装紙2の裏面側に、一回り小さなサイズのサイズ変更用切取線11を形成したことにより、一種類の熨斗紙表示包装紙1を準備するだけで、大小様々な被包装物品Gに応じて、適宜裁断して対応させることが可能となり、当該熨斗紙表示包装紙1の実用性を一段と高めたものとすることができる。
実施例11の展開、封筒型の熨斗紙表示包装紙1は、印刷、裁断もしくは裁断後に印刷することによって比較的、効率的に製造し易いものであり、展開、封筒型のシート形状そのままか、あるいはサイド91、糊下92、ボトム93、フラップ94の各必要箇所に、粘着剤を塗布して剥離紙を装着したものとするか、の何れかの複数枚を一まとめにして販売し、購入後に各部を折り畳んで貼着し、封筒に組立てることができるものとすることができ、また、同実施例11の熨斗紙表示包装紙1を利用した熨斗紙表示封筒9によれば、商品券や旅行券、会員券等様々なシート状あるいはカード型の被包装物品を簡便且つ効率的に封入、包装することができる上、その外側表面に施された熨斗紙表示が、恰も別体の熨斗紙を上に掛けたものとなって見えることから、受け取る者に丁寧に包装されているとの印象を強く与えることができるという高い付加価値を付与できるという効果を発揮できる。
(結 び)
叙述の如く、この発明の熨斗紙表示包装紙、およびそれを利用した熨斗紙表示封帯、ならびに熨斗紙表示封筒は、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも製造も容易で、従前からの「簡易包装用熨斗紙」や「熨斗紙を表示した包装袋」等に比較して、その製造工程が使用原料等を増加させるものではなく、同様の包装ゴミの削減効果を発揮できるものである上、別体の熨斗紙を上掛け包装したものと見紛うような実に巧みな外観を呈し、贈答品に託された儀礼の意義と品格ある印象とを確実に表現して受取人に贈り主の思いを伝えることができるという秀れた特徴を発揮するものとなり、しかもその付加価値の高さに比較して生産効率が高く、包装作業を大幅に迅速化することができ、経済的にも有利になることから、一般消費者は勿論のこと、様々な企業、特に、その高い実用性によって慶事や弔事、あるいは歳暮や中元等の贈答時に、細心の注意を払って一度に大量の包装作業を行わなければならないデパートやギフトショップ等はじめ、ブライダル業界やカタログ通信販売業界および葬儀業界等を含む多方面から高い評価を得られ、広範に利用、普及していくものになると予想される。
図面は、この発明の熨斗紙表示包装紙、およびそれを利用した熨斗紙表示封帯ならびに熨斗紙表示封筒の技術的思想を具現化した代表的な幾つかの実施例を示すものである。
熨斗紙表示包装紙を利用した熨斗紙表示封帯を示す平面図である。 熨斗紙表示封帯を示す底面図である。 矩形状包装紙の他の実施例を示す平面図である。 図3に示す矩形状包装紙を使って折り畳み、糊代を溶着した状態で平坦状としたものの平面図である。 図4中のA-A断面図である。 図4中のB-B断面図である。 被包装物品の封帯とするために必要となる物品の断面外周輪郭形状全体を内包状にする最小閉鎖断面形の断面全周長Lを示す縦断面図である。 上記図4の折り畳んだ状態から筒状に広げてなる熨斗紙表示封帯の一方の開口部に、片開きプラスチック製容器を一部差込状にしたものの底面側から見た斜視図である。 一部に変更を加えた糊代および一部の補助溶着部(または補助接着部)を含む要部拡大平面図である。 同様に、一部に同様の変更を加えた糊代および一部の補助溶着部(または補助接着部)を含む要部拡大平面図である。 更に他の変更を加えた矩形状包装紙の一方の糊代側全幅を含む要部拡大平面図である。 同様に、他の変更を加えた矩形状包装紙の一方の糊代側全幅を含む要部拡大平面図である。 同様に、他の変更を加えた矩形状包装紙の一方の糊代側全幅を含む要部拡大平面図である。 同様に、他の変更を加えた矩形状包装紙の一方の糊代側全幅を含む要部拡大平面図である。 被包装物品に完全に熨斗紙表示封帯を掛け終えた直後の状態を示す裏側から見た斜視図である。 熨斗紙表示封帯によって包装を完成し終えた状態を示す裏側から見たものの斜視図である。 裏面にサイズ変更用切取線を印刷、表示した熨斗紙表示包装紙を示す平面図である。 展開、封筒型に裁断した熨斗紙表示包装紙を示す平面図である。 熨斗紙表示包装紙を利用した熨斗紙表示封筒を示す底面図である。 熨斗紙表示封帯で被包装物品を包装する状態を示す斜視図である。 被包装物品を熨斗紙表示封帯で包装し終えた状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 熨斗紙表示包装紙
11 同 サイズ変更用切取線
2 矩形状包装紙
3 白地領域
4 熨斗紙用飾り部
41 同 熨斗
42 同 水引
5 透視様模様部
6 柄地領域
7 立体表現用暗色部
8 熨斗紙表示封帯
81 同 糊代
82 同 補助溶着部(補助接着部)
83 同 内側方向適宜範囲
84 同 奥部
85 同 糊代巾(C−β)部分
86 同 糊代巾(C-γ)部分
87 同 糊代巾(C+δ)部分
88 同 糊代巾(C−θ)部分
C 同 主糊代巾
α 同 遊巾
9 熨斗紙表示封筒
91 同 サイド
92 同 糊下
93 同 ボトム
94 同 フラップ
G 被包装物品

Claims (9)

  1. 所定縦横寸法の矩形状包装紙の表面で、包装に供したときに適正な配置となる所定幅の帯状範囲を白地領域とし、その余の表面域を適宜柄模様印刷の施された柄地領域とした上、当該白地領域内の所定箇所に熨斗および水引等を印刷、表示した熨斗紙用飾り部にすると共に、これら熨斗紙用飾り部を含む同白地領域内の略全域には、先の柄地領域における柄模様と同じ柄模様が、恰も別体の熨斗紙を重ねて透けて見えるような状態に表れるよう印刷、表示した透視様柄模様部にしてなるものとしたことを特徴とする熨斗紙表示包装紙。
  2. 所定縦横寸法の矩形状包装紙の表面で、包装に供したときに適正な配置となる所定幅の帯状範囲を白地領域とし、その余の表面域を適宜柄模様印刷の施された柄地領域とした上、当該白地領域内の所定箇所に熨斗および水引等を印刷、表示した熨斗紙用飾り部にすると共に、これら熨斗紙用飾り部を含む同白地領域内の略全域には、先の柄地領域における柄模様と同じ柄模様が、恰も別体の熨斗紙を重ねて透けて見えるような状態に表れるよう印刷、表示した透視様柄模様部とする一方、元の白地領域上下端縁の少なくとも一方に沿って、恰も別体の熨斗紙を重ねたときに表れるような陰影を印刷、表示した立体表現用暗色部としてなるものとしたことを特徴とする熨斗紙表示包装紙。
  3. 矩形状包装紙は、その柄地領域および熨斗紙用飾り部と透視様柄模様部とを印刷、表示した白地領域の印刷、表示された面とは反対の面に、当該包装紙自体よりも一回り小さなサイズの縦横寸法となる包装紙に変更する際の裁断箇所が、少なくとも1サイズ分だけ印刷、表示してサイズ変更用切取線として表示されてなるものとした、前記請求項1または2何れか一項記載の熨斗紙表示包装紙。
  4. 矩形状包装紙は、水引が略中央に位置するよう規制して白地領域を配置させ、その左右側にサイド、糊下、下側にボトム、上側にフラップを夫々有する展開、封筒型に裁断してなるものとした、前記請求項1または2何れか一項記載の熨斗紙表示包装紙。
  5. 前記請求項1ないし4何れか一項記載の熨斗紙表示包装紙を用い、当該矩形状包装紙の白地領域、透視様柄模様部を表側に向け、同包装紙の左右端縁もしくは上下端縁の何れか一方端縁同士を重ね合わせ、その端縁幅の少なくとも中央付近同士を、所定範囲に渡って接着または溶着して接着部または溶着部を形成し、上下方向もしくは左右方向から被包装物品を挿入、包装可能とする筒状封帯に形成してなるものとしたことを特徴とする熨斗紙表示封帯。
  6. 前記請求項1ないし4何れか一項に記載の熨斗紙表示包装紙を、その白地領域、透視様柄模様部が表側を向くよう配したものであって、被包装物品の断面外周輪郭形状全体を内包状にする最小閉鎖断面形の断面全周長を所要封帯長L、平板状の矩形状包装紙から閉鎖断面の筒状封帯とするための接着部または溶着部となる部分の重なり巾寸法を主糊代巾Cとしたとき、所定巾の矩形状包装紙の長さ寸法が、(L+2C)に、封帯を被包装物品に被冠状とする際の余裕空間が確保できる遊び巾αの二倍値を加えた寸法に形成された上、矩形状包装紙の両端の主糊代巾C部分を積層状に重ねて接着または溶着して接着部または溶着部に形成すると共に、それら接着部または溶着部の内側であって、筒状封帯としたときの両端開口部からは奥まった適宜箇所となる位置に、当該接着部または溶着部の内側縁から前記遊び巾αに略合致する範囲内で接着または溶着するか、それよりもやや大きめとなる位置において一部接着または溶着状としてなる一つ以上の補助接着部または補助溶着部を形成してなるものとしたことを特徴とする熨斗紙表示封帯。
  7. 前記請求項1ないし4何れか一項に記載の熨斗紙表示包装紙を、その白地領域、透視様柄模様部が表側を向くよう配したものであって、被包装物品の断面外周輪郭形状全体を内包状にする最小閉鎖断面形の断面全周長を所要封帯長L、平板状の矩形状包装紙から閉鎖断面の筒状封帯とするための接着部または溶着部となる部分の重なり巾寸法を主糊代巾Cとしたとき、所定巾の矩形状包装紙の長さ寸法が、(L+2C)に、封帯を被包装物品に被冠状とする際の余裕空間が確保できる遊び巾αの二倍値を加えた寸法に形成された上、矩形状包装紙の両端の主糊代巾C部分を積層状に重ねて接着または溶着して接着部または溶着部に形成すると共に、それら接着部または溶着部の内側であって、筒状封帯としたときの両端開口部からは奥まった適宜箇所となる位置に、当該接着部または溶着部の内側縁から前記遊び巾αに略合致するか、それよりもやや大きめとなる位置にまで達するようにした一つ以上の補助接着部または補助溶着部を、前記接着部または溶着部の内側縁から連続状に突出形成してなるものとしたことを特徴とする熨斗紙表示封帯。
  8. 前記請求項1ないし4何れか一項に記載の熨斗紙表示包装紙を、その白地領域、透視様柄模様部が表側を向くよう配したものであって、被包装物品の断面外周輪郭形状全体を内包状にする最小閉鎖断面形の断面全周長を所要封帯長L、平板状の矩形状包装紙から閉鎖断面の筒状封帯とするための接着部または溶着部となる部分の重なり巾寸法を主糊代巾Cとしたとき、所定巾の矩形状包装紙の長さ寸法が、(L+2C)に、封帯を被包装物品に被冠状とする際の余裕空間が確保できる遊び巾αの二倍値を加えた寸法に形成された上、矩形状包装紙の両端の主糊代巾C部分を積層状に重ねて接着または溶着して接着部または溶着部にすると共に、それら接着部または溶着部の内側であって、筒状封帯としたときの両端開口部からは奥まった適宜箇所となる位置に、当該接着部または溶着部の内側縁から前記遊び巾αに略合致する範囲内で接着または溶着するか、それよりもやや大きめとなる位置までの範囲内であって、前記接着部または溶着部の内側縁から最も離れた位置において独立して接着または溶着するようにした一つ以上の補助接着部または補助溶着部を形成してなるものとしたことを特徴とする熨斗紙表示封帯。前記請求項5記載の熨斗紙表示封帯。
  9. 所定縦横寸法の矩形状包装紙の表面で、包装に供したときに適正な配置となる所定幅の帯状範囲を白地領域とし、その余の表面域を適宜柄模様印刷の施された柄地領域とし、当該白地領域内の所定箇所に熨斗および水引等を印刷、表示した熨斗紙用飾り部にすると共に、これら熨斗紙用飾り部を含む同白地領域内の略全域には、先の柄地領域における柄模様と同じ柄模様が、恰も別体の熨斗紙を重ねて透けて見えるような状態に表れるよう印刷、表示した透視様柄模様部とした上、該水引が表面略中央に位置するよう規制して白地領域を配置させ、その左右側にサイド、糊下、下側にボトム、上側にフラップを夫々有する展開、封筒型に裁断し、同下側ボトム、糊下、サイドを裏面側に折畳み、重なり合う糊代を接着または溶着して接着部または溶着部を形成して袋状にしてなるものとした、請求項4記載の熨斗紙表示包装紙を利用した熨斗紙表示封筒。
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