JP2007008514A - 熨斗紙表示包装紙、およびそれを利用した熨斗紙表示封帯ならびに熨斗紙表示封筒 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 矩形状包装紙2表面の所定幅、帯状範囲を白地領域3とし、その余の表面域を柄地領域6とした上、白地領域3内の適所に熨斗紙用飾り部4を表示すると共に、白地領域3内の略全域に、柄地領域6と同じ柄模様が、恰も別体の熨斗紙を重ねて透けて見えるように表れるよう表示した透視様柄模様部5とする一方、白地領域3上下端縁の少なくとも一方に沿って、立体表現用暗色部7を表示した熨斗紙表示包装紙1を用い、包装紙1の左右端縁を重ね、端縁幅の少なくとも中央付近同士を接着した熨斗紙表示封帯8である。
【選択図】 図1
Description
熨斗紙は、我が国の伝統的な贈答習慣に欠かせないものとして慶事の祝儀や弔事の不祝儀、ならびにそれらの御返しの品、あるいは御見舞いや御中元、御歳暮等といった一般的な贈答品をはじめ様々な贈り物の装飾表装に欠くことができず、贈り主の改まった心使いやお礼の気持ち等を示し、伝える最も日常的な「しきたり」の一つとして広く定着、実施され続けてきているが、最近では、こうした伝統的な「しきたり」も、環境、資源保護という全地球的な課題解決の一貫からゴミ処理問題に繋がる過剰包装に対する批判、見直しがなされ始め、これら伝統的な「しきたり」についも、包装ゴミの減量化と熨斗紙の使用とを両立できる新技術が求められている。
このように、日常的に欠くことができず、誰でもが頻繁に執り行わなければならない伝統的な「しきたり」の熨斗紙の使用と、全地球的な課題でもある包装ゴミの減量化という相反する問題に対処すべく、これまでにも既に熨斗紙の機能を兼ねた様々な包装紙類が開発済みとなっていて、例えば特開2001−72132号公報「簡易包装用熨斗紙」発明として提案されているものの事例では、中央部に熨斗や水引が印刷された方形状の熨斗紙を設け、該熨斗紙の少なくとも上部辺および下部辺に各辺に沿って帯状の模様や色彩等からなる包装用柄が印刷されたものとしたことにより、包装紙と熨斗紙とを別々に包装する必要を無くし、包装作業を容易にすると共に、使用後の包装ゴミの減量化に貢献できるようにしたものがあり、また、実開平7-2241号公報に開示された「熨斗紙を表示した包装袋」考案のものでは、袋本体の表面から裏面にかけて、熨斗紙を掛けた状態の図柄を印刷し、該図柄を印刷した以外の袋本体の表面および裏面に、包装紙風な模様を表示すると共に、袋本体底部の裏側には折返片部を印刷し、さらに上部の開口部に突状の折返片を形成したものとして、被包装物品を包装紙に包まず、熨斗紙を掛けず、袋内部に直接入れて開口を閉じるだけで、即座に祝儀用、不祝儀用、贈答用等の包装が簡便に行え、顧客が多い時にも包装作業の待ち時間を短縮できるようにしたもの等、幾つかの解決策の提案がなされてきている。
以上のように、従前までに開発された「簡易包装用熨斗紙」や「熨斗紙を表示した包装袋」等といった先行技術に散見される、包装紙や包装袋の表面に熨斗紙を呈する印刷部分を形成した類いのものは、熨斗紙による二重包装を不要として家庭から大量に発生している包装ゴミの減量化に一応役立つものと認められるが、反面、熨斗紙が包装紙に印刷されて省略したことがあまりに明白となるものであるがため、贈り主の気持ちまでもが軽んじられているかのような印象を与え兼ねず、従前から長らく続けらてきていた包装紙の上から別紙の熨斗紙を掛けるようにしたものに比較してあまりにも見劣りしてしまうものでしかなく、本来の伝統的な熨斗や水引を省略するために世の中に登場し、ようやく認知されて定着しようとしている改良熨斗紙が、包装ゴミの減量化という全地球規模的な要請に応えるためとはいえ、ここにきて更に簡素化されてしまって儀礼表示の機能を益々薄れさせてしまうとの印象を強くし、贈り物の気持ちが報いられなくなることが懸念されるという欠点を回避できないものになっているという現実がある。
そこで、この発明は、包装紙の表面に熨斗紙を呈する印刷を施しても、包装後の外観印象においては手指でその触感を確認するまで別紙の熨斗紙を掛けた進物と見分けが付かない程度にリアルに表現され、贈り物に込められた送り主の心を誠実に受取り主に伝えることができるようにする熨斗紙一体型の包装紙を提供することはできないものかとの判断から、逸速くその開発、研究に着手し、長期に渡る試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造の熨斗紙表示包装紙、およびそれを利用した新規な構造の熨斗紙表示封帯、ならびに新規な構造の熨斗紙表示封筒を実現化することに成功したものであり、以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構成を詳述することとする。
図面に示すこの発明を代表する実施例からも明確に理解されるように、この発明に包含される熨斗紙表示包装紙は、基本的に次のような構成から成り立っている。
即ち、所定縦横寸法の矩形状包装紙の表面で、包装に供したときに適正な配置となる所定幅の帯状範囲を白地領域とし、その余の表面域を適宜柄模様印刷の施された柄地領域とした上、当該白地領域内の所定箇所に熨斗および水引等を印刷、表示した熨斗紙用飾り部にすると共に、これら熨斗紙用飾り部を含む同白地領域内の略全域には、先の柄地領域における柄模様と同じ柄模様が、恰も別体の熨斗紙を重ねて透けて見えるような状態に表れるよう印刷、表示した透視様柄模様部としてなるものとした構成を要旨とする熨斗紙表示包装紙である。
上記したとおりのこの発明の基本をなす熨斗紙表示包装紙に関連し、この発明には、それを使用した熨斗紙表示封帯も包含している。
即ち、前記したとおりのこの発明の基本をなす熨斗紙表示包装紙を用い、当該矩形状包装紙の白地領域、透視様柄模様部を表側に向け、同包装紙の左右端縁もしくは上下端縁の何れか一方端縁同士を重ね合わせ、その端縁幅の少なくとも中央付近同士を、所定範囲に渡って接着または溶着して接着部または溶着部を形成し、上下方向もしくは左右方向から被包装物品を挿入、包装可能とする筒状封帯に形成してなる構成とした熨斗紙表示封帯である。
さらに、上記した熨斗紙表示封帯に加え、この発明の熨斗紙表示包装紙を用いた熨斗紙表示封筒も包含しており、所定縦横寸法の矩形状包装紙の表面で、包装に供したときに適正な配置となる所定幅の帯状範囲を白地領域とし、その余の表面域を適宜柄模様印刷の施された柄地領域とし、当該白地領域内の所定箇所に熨斗および水引等を印刷、表示した熨斗紙用飾り部にすると共に、これら熨斗紙用飾り部を含む同白地領域内の略全域には、先の柄地領域における柄模様と同じ柄模様が、恰も別体の熨斗紙を重ねて透けて見えるような状態に表れるよう印刷、表示した透視様柄模様部とした上、該水引が表面略中央に位置するよう規制して白地領域を配置させ、その左右側にサイド、糊下、下側にボトム、上側にフラップを夫々有する展開、封筒型に裁断し、同下側ボトム、糊下、サイドを裏面側に折畳み、重なり合う糊代を接着または溶着して接着部または溶着部を形成して袋状にしてなるものとした構成からなる熨斗紙表示封筒である。
矩形状包装紙は、熨斗紙表示包装紙の全体を形成して被包装物品の一部、または全体を包装可能とし、表面の適所に熨斗紙状をなす白地領域を、またその周辺に包装紙表面を装飾する柄地領域を、夫々印刷、表示可能とするシート状物を形成する機能を果たすものであり、包装の対象となる被包装物品の外郭寸法に応じて、その一部かまたは全部かの何れかを包装可能とする寸法、形状のものに設定しなければならず、表面に熨斗紙を表示することを考慮すれば、通常は適宜縦横寸法の矩形シート状物とすべきであるが、必要に応じて円形、楕円形、三角形、菱形、平行四辺形、五角形、六角形、七角形、八角形等の多角形、あるいは星形や十字型等様々な異形状のものとすることも不可能ではなく、その素材も被包装物品を包装するのに十分な強度と、印刷およびその表示の維持とが可能なシート状素材からなるものとしなければならない。
以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構造について詳述することとする。
図3の熨斗紙表示包装紙の底面図、図4の当該熨斗紙表示包装紙を折り畳み、糊代を溶着した状態で平坦状としたもの底面図、図5には図4中のA-A部分の断面図、図6には同図4中のB-B部分の断面図、更に、図7には、対象とする被包装物品である容器の封帯とするために必要となる容器の断面外周輪郭形状全体を内包状にする最小閉鎖断面形の断面全周長Lを説明するための縦断面図、図8には、上記図4の折り畳んだ状態から筒状に広げてなる熨斗紙表示封帯の一方の開口部に、被包装物品である片開きプラスチック製容器を一部差込状にしたものの底面側から見た全体斜視図を夫々示してある。
以上のとおりの構成からなる実施例1の熨斗紙表示包装紙1を利用した熨斗紙表示封帯8は、図1および図2中に示したとおり、矩形状包装紙2の裏面側に折返した左右端縁の重ね合わせた中央付近を、糊代81を介して接着し、熨斗紙表示封帯8としたので、図20の包装に使用する熨斗紙表示封帯の斜視図、および図21の被包装物品の包装が完成した状態の斜視図中に示すように、商品券等を収納した厚紙製箱からなる被包装物品Gを、熨斗紙表示封帯8の一方の開口部分から、図20中に白抜き矢印で示すように、挿入した上、同熨斗紙表示封帯8両方の開口部分を、夫々従前までと同様に適宜折り畳み、封印するという、簡便な作業によって包装を迅速に完了することが可能となる。
さらに、前記実施例2ないし実施例9の熨斗紙表示包装紙1を利用した熨斗紙表示封帯8は、被包装物品Gへの装着作業性の向上と、封帯8と被包装物品Gとの包装、密着性を高めることを目的としたものである。
以上のような構成からなる実施例の熨斗紙表示包装紙1およびそれを使用した熨斗紙表示封帯8は、前記この発明の効果の項で記載の白地領域3の透視様模様部5や立体表現用暗色部7等による特徴に加え、平板状の矩形状包装紙2の両端側を、従前と何等変わらぬ手段により、単に主糊代巾C部分となる糊代81に補助接着部(まあは補助溶着部)82,82,……が加えられた形状となるように規制して接着または溶着したものとするだけで、熨斗紙表示封帯8の両端開口部側が、予め被包装物品Gの断面外周輪郭形状全体を内包状にする最小閉鎖断面形の断面全周長よりも大きく形成してあって、熨斗紙表示封帯8への被包装物品Gの差込み作業はし易くなり、然るべき状態に熨斗紙表示封帯8をし終えた段階には、熨斗紙表示封帯8の両開口部側所定範囲を除いた奥部84の要所要所に設けてある補助接着部(または補助溶着部)82,82,……により、同所を通る閉鎖断面全周長が、被包装物品Gの断面外周輪郭形状全体を内包状にする最小閉鎖断面形の断面全周長に相当する所要封帯長Lとなるようにしてあって、同所部分の熨斗紙表示封帯8が被包装物品Gに密着状としてしまい、封帯としての機能を確実に達成し得るものになって、差込み作業をし易くするためにその余の部分に遊び巾αを用意してある熨斗紙表示封帯8であっても簡単に被包装物品Gから抜け出して封帯としての機能に支障を来す虞れが全く無いようにしてあることから、被包装物品Gへの封帯掛けが、簡便且つ経済的に実施し得るという極めて大きな特徴を有するものとなっている。
叙述の如く、この発明の熨斗紙表示包装紙、およびそれを利用した熨斗紙表示封帯、ならびに熨斗紙表示封筒は、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも製造も容易で、従前からの「簡易包装用熨斗紙」や「熨斗紙を表示した包装袋」等に比較して、その製造工程が使用原料等を増加させるものではなく、同様の包装ゴミの削減効果を発揮できるものである上、別体の熨斗紙を上掛け包装したものと見紛うような実に巧みな外観を呈し、贈答品に託された儀礼の意義と品格ある印象とを確実に表現して受取人に贈り主の思いを伝えることができるという秀れた特徴を発揮するものとなり、しかもその付加価値の高さに比較して生産効率が高く、包装作業を大幅に迅速化することができ、経済的にも有利になることから、一般消費者は勿論のこと、様々な企業、特に、その高い実用性によって慶事や弔事、あるいは歳暮や中元等の贈答時に、細心の注意を払って一度に大量の包装作業を行わなければならないデパートやギフトショップ等はじめ、ブライダル業界やカタログ通信販売業界および葬儀業界等を含む多方面から高い評価を得られ、広範に利用、普及していくものになると予想される。
11 同 サイズ変更用切取線
2 矩形状包装紙
3 白地領域
4 熨斗紙用飾り部
41 同 熨斗
42 同 水引
5 透視様模様部
6 柄地領域
7 立体表現用暗色部
8 熨斗紙表示封帯
81 同 糊代
82 同 補助溶着部(補助接着部)
83 同 内側方向適宜範囲
84 同 奥部
85 同 糊代巾(C−β)部分
86 同 糊代巾(C-γ)部分
87 同 糊代巾(C+δ)部分
88 同 糊代巾(C−θ)部分
C 同 主糊代巾
α 同 遊巾
9 熨斗紙表示封筒
91 同 サイド
92 同 糊下
93 同 ボトム
94 同 フラップ
G 被包装物品
Claims (9)
- 所定縦横寸法の矩形状包装紙の表面で、包装に供したときに適正な配置となる所定幅の帯状範囲を白地領域とし、その余の表面域を適宜柄模様印刷の施された柄地領域とした上、当該白地領域内の所定箇所に熨斗および水引等を印刷、表示した熨斗紙用飾り部にすると共に、これら熨斗紙用飾り部を含む同白地領域内の略全域には、先の柄地領域における柄模様と同じ柄模様が、恰も別体の熨斗紙を重ねて透けて見えるような状態に表れるよう印刷、表示した透視様柄模様部にしてなるものとしたことを特徴とする熨斗紙表示包装紙。
- 所定縦横寸法の矩形状包装紙の表面で、包装に供したときに適正な配置となる所定幅の帯状範囲を白地領域とし、その余の表面域を適宜柄模様印刷の施された柄地領域とした上、当該白地領域内の所定箇所に熨斗および水引等を印刷、表示した熨斗紙用飾り部にすると共に、これら熨斗紙用飾り部を含む同白地領域内の略全域には、先の柄地領域における柄模様と同じ柄模様が、恰も別体の熨斗紙を重ねて透けて見えるような状態に表れるよう印刷、表示した透視様柄模様部とする一方、元の白地領域上下端縁の少なくとも一方に沿って、恰も別体の熨斗紙を重ねたときに表れるような陰影を印刷、表示した立体表現用暗色部としてなるものとしたことを特徴とする熨斗紙表示包装紙。
- 矩形状包装紙は、その柄地領域および熨斗紙用飾り部と透視様柄模様部とを印刷、表示した白地領域の印刷、表示された面とは反対の面に、当該包装紙自体よりも一回り小さなサイズの縦横寸法となる包装紙に変更する際の裁断箇所が、少なくとも1サイズ分だけ印刷、表示してサイズ変更用切取線として表示されてなるものとした、前記請求項1または2何れか一項記載の熨斗紙表示包装紙。
- 矩形状包装紙は、水引が略中央に位置するよう規制して白地領域を配置させ、その左右側にサイド、糊下、下側にボトム、上側にフラップを夫々有する展開、封筒型に裁断してなるものとした、前記請求項1または2何れか一項記載の熨斗紙表示包装紙。
- 前記請求項1ないし4何れか一項記載の熨斗紙表示包装紙を用い、当該矩形状包装紙の白地領域、透視様柄模様部を表側に向け、同包装紙の左右端縁もしくは上下端縁の何れか一方端縁同士を重ね合わせ、その端縁幅の少なくとも中央付近同士を、所定範囲に渡って接着または溶着して接着部または溶着部を形成し、上下方向もしくは左右方向から被包装物品を挿入、包装可能とする筒状封帯に形成してなるものとしたことを特徴とする熨斗紙表示封帯。
- 前記請求項1ないし4何れか一項に記載の熨斗紙表示包装紙を、その白地領域、透視様柄模様部が表側を向くよう配したものであって、被包装物品の断面外周輪郭形状全体を内包状にする最小閉鎖断面形の断面全周長を所要封帯長L、平板状の矩形状包装紙から閉鎖断面の筒状封帯とするための接着部または溶着部となる部分の重なり巾寸法を主糊代巾Cとしたとき、所定巾の矩形状包装紙の長さ寸法が、(L+2C)に、封帯を被包装物品に被冠状とする際の余裕空間が確保できる遊び巾αの二倍値を加えた寸法に形成された上、矩形状包装紙の両端の主糊代巾C部分を積層状に重ねて接着または溶着して接着部または溶着部に形成すると共に、それら接着部または溶着部の内側であって、筒状封帯としたときの両端開口部からは奥まった適宜箇所となる位置に、当該接着部または溶着部の内側縁から前記遊び巾αに略合致する範囲内で接着または溶着するか、それよりもやや大きめとなる位置において一部接着または溶着状としてなる一つ以上の補助接着部または補助溶着部を形成してなるものとしたことを特徴とする熨斗紙表示封帯。
- 前記請求項1ないし4何れか一項に記載の熨斗紙表示包装紙を、その白地領域、透視様柄模様部が表側を向くよう配したものであって、被包装物品の断面外周輪郭形状全体を内包状にする最小閉鎖断面形の断面全周長を所要封帯長L、平板状の矩形状包装紙から閉鎖断面の筒状封帯とするための接着部または溶着部となる部分の重なり巾寸法を主糊代巾Cとしたとき、所定巾の矩形状包装紙の長さ寸法が、(L+2C)に、封帯を被包装物品に被冠状とする際の余裕空間が確保できる遊び巾αの二倍値を加えた寸法に形成された上、矩形状包装紙の両端の主糊代巾C部分を積層状に重ねて接着または溶着して接着部または溶着部に形成すると共に、それら接着部または溶着部の内側であって、筒状封帯としたときの両端開口部からは奥まった適宜箇所となる位置に、当該接着部または溶着部の内側縁から前記遊び巾αに略合致するか、それよりもやや大きめとなる位置にまで達するようにした一つ以上の補助接着部または補助溶着部を、前記接着部または溶着部の内側縁から連続状に突出形成してなるものとしたことを特徴とする熨斗紙表示封帯。
- 前記請求項1ないし4何れか一項に記載の熨斗紙表示包装紙を、その白地領域、透視様柄模様部が表側を向くよう配したものであって、被包装物品の断面外周輪郭形状全体を内包状にする最小閉鎖断面形の断面全周長を所要封帯長L、平板状の矩形状包装紙から閉鎖断面の筒状封帯とするための接着部または溶着部となる部分の重なり巾寸法を主糊代巾Cとしたとき、所定巾の矩形状包装紙の長さ寸法が、(L+2C)に、封帯を被包装物品に被冠状とする際の余裕空間が確保できる遊び巾αの二倍値を加えた寸法に形成された上、矩形状包装紙の両端の主糊代巾C部分を積層状に重ねて接着または溶着して接着部または溶着部にすると共に、それら接着部または溶着部の内側であって、筒状封帯としたときの両端開口部からは奥まった適宜箇所となる位置に、当該接着部または溶着部の内側縁から前記遊び巾αに略合致する範囲内で接着または溶着するか、それよりもやや大きめとなる位置までの範囲内であって、前記接着部または溶着部の内側縁から最も離れた位置において独立して接着または溶着するようにした一つ以上の補助接着部または補助溶着部を形成してなるものとしたことを特徴とする熨斗紙表示封帯。前記請求項5記載の熨斗紙表示封帯。
- 所定縦横寸法の矩形状包装紙の表面で、包装に供したときに適正な配置となる所定幅の帯状範囲を白地領域とし、その余の表面域を適宜柄模様印刷の施された柄地領域とし、当該白地領域内の所定箇所に熨斗および水引等を印刷、表示した熨斗紙用飾り部にすると共に、これら熨斗紙用飾り部を含む同白地領域内の略全域には、先の柄地領域における柄模様と同じ柄模様が、恰も別体の熨斗紙を重ねて透けて見えるような状態に表れるよう印刷、表示した透視様柄模様部とした上、該水引が表面略中央に位置するよう規制して白地領域を配置させ、その左右側にサイド、糊下、下側にボトム、上側にフラップを夫々有する展開、封筒型に裁断し、同下側ボトム、糊下、サイドを裏面側に折畳み、重なり合う糊代を接着または溶着して接着部または溶着部を形成して袋状にしてなるものとした、請求項4記載の熨斗紙表示包装紙を利用した熨斗紙表示封筒。
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