JP2002283887A - シートのスライド装置 - Google Patents

シートのスライド装置

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JP2002283887A
JP2002283887A JP2001094666A JP2001094666A JP2002283887A JP 2002283887 A JP2002283887 A JP 2002283887A JP 2001094666 A JP2001094666 A JP 2001094666A JP 2001094666 A JP2001094666 A JP 2001094666A JP 2002283887 A JP2002283887 A JP 2002283887A
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JP
Japan
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lower rail
rail
rolling
upper rail
rolling element
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001094666A
Other languages
English (en)
Inventor
Harutoshi Fujii
治敏 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tachi S Co Ltd filed Critical Tachi S Co Ltd
Priority to JP2001094666A priority Critical patent/JP2002283887A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ロアレールの変形、品質ムラによってアッパー
レールの移動性が損なわれないようにすることである。 【構成】ロアレール(2)内に転動するアッパーレール
(10)側の左右一対のローラベアリング(5)は、そ
の転動体(52)がアッパーレール(1)の移動方向に
対して直交方向である左右方向に移動可能に配設する可
動空間部(50)を、外輪(51)と内輪(53)との
間に設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用シートの前
後位置調節用スライド装置、詳しくは、車体側に固定す
るロアレールの全長が長いスライド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のシートのスライド装置
は、正面略四角形でその上部中央に長手方向に沿って開
口部を有すると共に車体側に固定する長尺状のロアレー
ルと、該ロアレールに沿って転動する左右一対のローラ
ベアリングを設けると共にシートを固定するアッパーレ
ールとから構成されている。
【0003】このスライド装置はロアレールの全長が長
いために、設計、取付誤差使用による捩れ、アッパーレ
ールに設けてロアレールに摺接する樹脂製ライナーのバ
ラツキなどにより、アッパーレールのローラベアリング
にガタが生じる不具合があった
【0004】斯る不具合を解消するために、例えば、特
開平10ー169650号公報に開示されているよう
に、ローラの転接面となるロアレールの底部を中央側が
下降するように勾配に形成したものが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のロアレールはそ
の長手方向の全体に均一の勾配を設ける必要がある。従
って、全長の長いロアレールをプレス加工などにより製
作する際に、ロアレールの底部における左右に均一に勾
配を高精度に設けることが困難で、品質にバラ付きが発
生する。そのため、アッパーレールのローラが転動する
際にガタ付きが生じる虞れがある。
【0006】そこで、本発明はロアレールの変形等によ
ってアッパーレールのローラがガタ付くことがなくスム
ーズに転動できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決すべき手段】以上の目的を達成するための
本発明は、ロアレール内を転動してアッパーレールをロ
アレールに沿ってスライドさせるローラベアリングは、
その外輪と内輪との間に有する転動体の可動空間部を、
外方に対して内方に拡大状に形成して転動体を内、外方
に移動可能としてなることを特徴とするものである。
【0008】従って、ロアレールに設計、取付誤差によ
るローラベアリングのガタ付きはローラベアリングを構
成する転動体の内、外方への移動によって吸収し得る。
【0009】そして、以上の転動体の可動空間部は、前
記各外輪における転動体の転動面を外方に対して内方を
深く切削することにより形成するとこができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。図1は本発明の要部を示す断面
図で、車体(F)上に締結したロアレール(2)に、シ
ートを載置固定するアッパーレール側に軸着したローラ
ベアリング(5)(5)をロアレール(2)に沿って自
在に設けたものである。
【0011】ロアレール(1)、アッパーレール(1)
は、図4に示すように従来周知の構造のものであり、ロ
アレール(1)は全長が長くシートの前後調節量が多い
ロングレールで、正面略四角形状を呈し、その上部中央
に長井方向に沿ってアッパーレール(1)移動用の開口
部が形成されている。
【0012】アッパーレール(1)はロアレール(1)
の開口部内に挿入される垂直状の垂直部(10)を有
し、その前、後に、軸(3)を一体に設け、各軸(3)
に左右一対のローラベアリング(5)(5)を設けてい
る。
【0013】そして、この図示するアッパーレール
(1)にはロアレール(2)の底部に設けたロック孔
(不図示)に係合してアッパーレール(1)をロアレー
ル(2)にロックするロック爪(11)付のロック片と
このロック片に連結して操作部材の操作力によりロック
片をロック解除方向に移動させる回動片(12)が設け
てある。
【0014】また、アッパーレール(1)の垂直部(1
0)の両下端にはロアレール(2)の上部内面に摺接す
る左右一対の樹脂製のスライダー(13)(13)を設
けて、アッパーレール(1)のロアレール(2)に対す
るガタの発生を防止している。
【0015】以上の各ローラベアリング(5)(5)
は、図1、図3に示すように、玉、ころなどの転動体
(52)が軸(3)の軸方向である内、外方に移動可能
となるように、可動空間部(50)を形成する保持器
(50A)に収納されている。
【0016】従って、保持器(50A)を介在する外輪
(51)又は内輪(53)における転動体(52)の転
接面は外方に対して内方を拡大状に形成している。図示
するものは、外輪(51)の転接面(51A)における
内方を深く切削しているが、内輪(53)における転動
体(52)の転接面における内方を外方に対して深く切
削しても良い。
【0017】なお、内輪(53)は軸(3)の両端に固
定され、軸(3)はアッパーレール(1)の垂直部(1
0)に溶接により固着されている。
【0018】斯して、図2に示すように、ロアレール
(2)が使用により捩れた場合、或いはロアレール
(2)が高精度に製造できなかった場合など、ロアレー
ル(2)が所期の設計形状より変形した場合には、各転
動体(52)…がその転動方向に対して直交方向である
左右方向に移動する。即ち、ロアレール(2)等の変形
を転動体(52)(52)の左右方向の移動によって吸
収する。
【0019】しかし、ロアレール(2)の内面に転接す
る外輪(51)(51)はロアレール(2)の内面に対
する位置が変化することがないため、ロアレール(2)
の起立状の内壁面等に偏って接触することがない。
【0020】従って、ロアレール(2)が形状等変化し
ても、アッパーレール(1)が軸方向にガタ付くことな
くスムーズに移動できる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、アッパーレール側のロ
ーラベアリングのみの変更により、ロアレールに対する
アッパーレールの円滑な移動を確保できる。従って、ロ
アレールに品質のバラ付きや使用による変形が生じて
も、或いは、アッパーレール側に設けたライナーにバラ
付きがあってもアッパーレールが円滑にロアレール内を
移動できるため、ロアレール及びライナーを高精度で高
強度に製造する必要がなく、低原価で提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部を示す断面図である。
【図2】図1において、ロアレールが変形した状態を示
す断面図である。
【図3】本発明に使用するローラベアリングの部分切欠
斜視図である。
【図4】分解部分切欠斜視図である。
【符号の説明】
1 アッパーレール 2 ロアレール 3 軸 5 ローラベアリング 50 可動空間部 51 外輪 52 転動体 53 内輪

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部中央に長手方向に沿って開口部を有
    すると共に車体側に固定するロアレールと、該ロアレー
    ルに沿って転動する左右一対のローラベアリングを設け
    ると共にシートを固定するアッパーレールとからなるシ
    ートのスライド装置において、 前記各ローラベアリングはその外輪と内輪との間に有す
    る転動体の可動空間部を、外方に対して内方に拡大状に
    形成して転動体を内、外方に移動可能としてなることを
    特徴とするシートのスライド装置。
  2. 【請求項2】 前記各外輪における転動体の転動面を外
    方に対して内方を深く切削形成することにより、転動体
    の可動空間部を外方に対して内方を拡大状に形成してな
    る請求項1記載のシートのスライド装置。
JP2001094666A 2001-03-29 2001-03-29 シートのスライド装置 Pending JP2002283887A (ja)

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