JP2002283878A - 装備部品の開口孔閉塞装置 - Google Patents

装備部品の開口孔閉塞装置

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JP2002283878A JP2001095405A JP2001095405A JP2002283878A JP 2002283878 A JP2002283878 A JP 2002283878A JP 2001095405 A JP2001095405 A JP 2001095405A JP 2001095405 A JP2001095405 A JP 2001095405A JP 2002283878 A JP2002283878 A JP 2002283878A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、コスト増を招くこと無く、取付け
工数を低減できる装備部品の開口孔閉塞装置を提供する
ことにある。 【解決手段】車両のインストルメントパネル1(装備部
品)に設けられる車載機器取付用の開口孔2と、車載機
器(ナビゲーション表示器)6に代えて開口孔を閉塞す
る蓋部材3と、開口孔2の開口周縁部(周縁部)8ある
いはブラケット基板(開口内側基体)5に設けられ、蓋
部材3に突設されるフック部11を係止可能に形成され
た係止部Jと、蓋部材3の裏側より延出するよう一体成
形され、先端部が開口孔2の開口周縁部(周縁部)8あ
るいは開口内側基体(ブラケット基板)5に設けた貫通
孔15に係合するよう嵌挿される索体12とを具備した
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のインストル
メントパネル等の装備部品に形成された車載機器取付用
の開口孔を車載機器非装着時に閉塞する装備部品の開口
孔閉塞装置、特に、車載機器取付用の開口孔を閉塞する
蓋部材のフック部を車載機器取付用の開口孔の周縁部等
に設けた係止部に押し込み嵌着させるようにして成る装
備部品の開口孔閉塞装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両には多種の車載機器が装着され、特
に、車室のインストルメントパネルやコンソールボック
ス等の装備部品には各種の車載機器が装着される。車両
の装備部品に車載機器を装着する場合、通常はその装備
部品に設けた車載機器取付用の開口孔に対し、操作部や
表示部以外の裏側基部を嵌着しその裏側基部を開口内側
基体に締め付け結合し、あるいは、車載機器取付用の開
口孔の前面を覆うようにして車載機器全体を配備し、そ
の上でブラケット等を用いて開口周縁部やその内側の開
口内側基体に締め付け結合している。このような装備部
品に設けた車載機器取付用の開口孔は車両の価格グレー
ドの相違より車載機器を装着しない場合があり、非装着
車の車載機器取付用の開口孔は開口孔を隠すための蓋部
材を用いて閉塞している。この蓋部材はその裏側にフッ
クを突設し、車載機器取付用の開口孔の開口周縁部に係
止孔を設け、同係止孔に蓋部材のフックを押し込み嵌入
させて装備部品に取付け、車載機器の装着時には比較的
容易に取り外しできるよう形成されている。
【0003】ところで、蓋部材は車載機器の装着時に比
較的容易に取り外しできるよう取り付けられていること
より、この蓋部材をなんらかの事情で乗員が外してしま
い、これを無くしてしまうような場合がある。あるい
は、車両に過荷重が加わり、車両の車載機器取付用の開
口孔の蓋部材にも過荷重が加わった場合に、場合により
蓋部材のフックが車載機器取付用の開口孔の係止孔より
外れ飛散してしまう場合がある。このように蓋部材は車
載機器取付用の開口孔に比較的容易に取り外しできるよ
う取り付けられていることより、蓋部材を無くし易く、
一旦、蓋部材を無くした場合、開口内を目隠しできず、
美観を損ねてしまう。そこで、たとえば、実開平5−5
8441号公報に開示されているように、車体側突片に
設けた係止孔に索体の一端を係止して嵌挿し、他端を開
口を閉塞可能な蓋部材の係止孔に係合するよう嵌挿した
技術が開示される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実開平5−5
8441号公報に開示の技術では別部品である索体を必
要とし、部品費用がかさみ、しかも、索体取付け用の取
付け孔を成形型で成形する場合、スライドコアなどの別
の型が必要となり、この点で型費が比較的高くなる。し
かも、索体を蓋体と車体側突片側にそれぞれ連結する作
業を必要とし、組み付け作業工数が比較的多くかかると
いう問題がある。本発明は、以上のような課題に基づ
き、コスト増を招くこと無く、取付け工数を低減できる
装備部品の開口孔閉塞装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、車両
の装備部品に設けられる車載機器取付用の開口孔と、上
記車載機器に代えて上記開口孔を閉塞する蓋部材と、上
記開口孔の周縁部あるいは開口内側基体に設けられ、上
記蓋部材に突設されるフック部を係止可能に形成された
係止部と、上記蓋部材の裏部より延出するよう一体成形
され、先端部が上記開口孔の周縁部あるいは開口内側基
体に設けた貫通孔に係合するよう嵌挿される索体とを具
備したことを特徴とする。このように、蓋部材の裏部よ
り延出するよう索体を一体成形するので部品数を低減で
き、しかも、蓋部材と一体の索体の先端部を車載機器取
付用の開口孔の周縁部あるいは開口内側基体に設けた貫
通孔に係合するよう嵌挿するのみで組み付けでき、組み
付け工数を低減でき、作業性が向上する。
【0006】好ましくは、索体をベルト状に成形しても
良い。この場合、蓋部材を車載機器取付用の開口孔に取
付けた際に、ベルト状索体が容易に屈曲して収納でき、
しかも索体としての強度を十分に確保できる。好ましく
は、車載機器取付用の開口孔の周縁部に設けられ、少な
くとも蓋部材の裏部の凸状周縁部を嵌着する環状凹部を
有し、上記凸状周縁部に突設されるフック部が上記環状
凹部に設けられる係止部に係止可能に形成されても良
い。この場合、蓋部材の裏部と車載機器取付用の開口孔
の周縁部の環状凹部とががた無く嵌合でき作業性が向上
し、美観を確保できる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1乃至図4には本発明の実施形
態としての装備部品の開口孔閉塞装置を示した。この装
備部品の開口孔閉塞装置は車両の装備部品であるインス
トルメントパネル1の図示しないステアリングホイール
との対向部101に正面視で矩形の車載機器取付用の開
口孔2を形成している。開口孔2は蓋部材3で閉塞可能
であり、あるいは、後述のブラケット4の基端を開口孔
2の周縁部あるいは開口内側基体であるブラケット基板
5に固定し、突端側に開口孔2を覆うような形状のナビ
ゲーション表示器6を装着できる。
【0008】インストルメントパネル1の開口孔2はそ
の周縁部が対向部外壁面Fに対し内側へ段差部e1を保
って屈曲し、その内端より開口中央に向け屈曲して開口
周縁部8を延出形成する。なおここでの開口周縁部8は
2段にわたり屈曲しており、開口中央に向け第2の段差
部e2及び第2開口周縁部8’を延出するように形成さ
れる。ここで対向部101、第1の段差部e1、第1開
口周縁部8とにより囲まれる部位が環状凹部9を形成し
ている。この車載機器取付用の開口孔2を閉塞可能な蓋
部材3は横長矩形の蓋本体301とその裏側周縁の凸状
周縁部302と、凸状周縁部302より内側位置の4か
所より延出するフック部11と、裏側中央より延出する
ベルト状の索体12を備え、これらは一体成形される。
【0009】凸状周縁部302は開口孔2側の環状凹部
9に外周端が嵌着可能に形成される。各フック部11は
突端側にフックqを形成され、同フックqは第2開口周
縁部8’の一部である係止部J(フック部11と対向す
る部位)に離脱可能に弾性的に係合するよう形成されて
いる。このように、開口孔2側の環状凹部9に蓋部材3
側の凸状周縁部302が嵌着できるので、蓋部材3側を
環状凹部9に対してがた無く嵌着でき、美観を確保でき
る。第1図に示すように、第2開口周縁部8’の複数箇
所には孔13が形成され、各孔の回りにはスピードナッ
ト14が弾性的に嵌着されている。第2開口周縁部8’
には開口孔2を覆うように開口内側基体を成すブラケッ
ト基板5が対向配備され、各孔13のスクリューナット
14にスクリューNを締め付けることでブラケット基板
5を第2開口周縁部8’に一体的に締め付け結合してい
る。
【0010】なお、第3図に示すように、ブラケット基
板5は開口孔2を覆うような鋼板で形成され、その中央
には索体12を嵌挿する貫通孔15を形成される。ベル
ト状の索体12は幅b(図2の破線参照)で肉厚tの断
面形状を成し、幅方向を水平方向に向けて後方(図1で
左側)に所定長さだけ延出形成され、その先端部には幅
bより大きな幅cの拡大係止部121が連続形成され
る。このように索体12をベルト状に形成することで、
肉厚tや材質の調整で収納時に他部材と干渉しても容易
に屈曲し易くでき、しかも,幅bや材質の調整で索体1
2としての強度を十分に確保できる。
【0011】図3に示すように、ブラケット基板5はそ
の中央部に索体12の幅bより大きく拡大係止部121
の幅cより小さな横幅dを有し、同横幅dより多少大き
な縦幅gの貫通孔15を形成される。貫通孔15の下縁
側中央部には肉厚tより大きな横幅aで下方に縦幅hの
切り込み16が連続形成される。ここで、切り込み16
の縦幅hと貫通孔15の縦幅gを加えた合計幅は拡大係
止部121の幅cより大きく設定される。これにより、
拡大係止部121を縦向きにした状態で貫通孔15及び
切り込み16にわたって差し込みでき、その上で、図6
に示すように、幅bの索体12及び蓋部材3を九十度回
転させることで貫通孔15に索体12を嵌挿し、その上
で、蓋部材3の4つのフック部11を開口周縁部8の一
部である係止部Jに弾性的に係合することを可能として
いる。
【0012】このため、蓋部材3が開口孔2より離脱し
た場合、貫通孔15より索体12が引き出されても、そ
の先端の幅cの拡大係止部121が横幅dの貫通孔15
に係止され、蓋部材3を開口孔2に連結された状態を維
持できる。なお、蓋部材3は外側への引っ張り力を受け
た際に、4つのフック部11を強制的に弾性変位させ、
開口周縁部8の係止部J(図3参照)より強制的に離脱
される。更に、索体12及び蓋部材3を九十度回転させ
(図6参照)、差し込み時と逆操作することで索体12
及び蓋部材3を開口孔2より外すことが可能である。
【0013】ここで、開口孔2に対し蓋部材3に代え
て、その前面に車載機器としてのナビゲーション表示器
6を装着するとする。図3に示すように、ブラケット基
板5の左右2箇所には取付け穴nが形成されている。こ
の左右2箇所の取付け穴nには、図1に示すような一対
のブラケット4が締め付け結合される。各ブラケット4
はブラケット基板5に重なる基部401と、基部401
の下端より屈曲し開口孔2の前方に突き出る突出し部4
02と、その先端より上方に屈曲する取付け部403と
を有している。
【0014】ブラケット4の基部401はその上端に形
成した図示しないボルト穴をブラケット基板5の取付け
穴nに重ねられ、貫通孔15を作業穴として利用してボ
ルトB1で締め付け結合される。一方、取付け部403
には上下に複数の取付け穴(図示せず)が形成され、各
取付け穴にはナビゲーション表示器6の背面側より突き
出る複数のボルト17が嵌挿され、同ボルト17にナッ
ト18が螺合され、取付け部403にナビゲーション表
示器6を締め付け結合できる。なお、ナビゲーション表
示器6を一対のブラケット4を用いて開口孔2のブラケ
ット基板5に取付けた後、図5に示すような切欠部付き
の蓋部材18を嵌着しても良い。
【0015】この切欠部付きの蓋部材18は図1,2の
蓋部材3と比較し、蓋部材3の本体の下部にブラケット
4の突出し部402と干渉することを避ける切欠部18
1が形成され、それ以外の構成は両者共同一である。こ
のような切欠部付きの蓋部材18をナビゲーション表示
器6の取付け後に開口孔2に嵌着することで開口内を閉
塞した場合、ナビゲーション表示器6とインストルメン
トパネル1のすき間を側方から目視したとしても、開口
孔2の周縁の美観を確保できる。ここで、装備部品の開
口孔閉塞装置を用いた車両がナビゲーション表示器6の
非装着車で、開口孔2が蓋部材3で閉塞されているとす
る。しかし、乗員がなんらかの理由で蓋部材3を開口孔
2より強制的に引っ張り出したとする。この場合、蓋部
材3は索体12の長さ分のみ引き出され、その先端の拡
大係止部121が貫通孔15に係止され、蓋部材3を開
口孔2に連結した状態を維持でき、蓋部材3の紛失を防
止できる。
【0016】更に、車両が衝突時に過荷重を受け、特
に、車体の図示しない左右のフロントピラ等が変形する
と、これらフロントピラや、同ピラ間に接続されている
クロスパイプに支持されるインストルメントパネル1が
屈曲する場合があり、インストルメントパネル1の開口
孔2の下側部位102(図2,3参照)が変形あるいは
破断し、蓋部材3が開口孔2より外れ、飛散する可能性
がある。しかし、ここでは蓋部材3は索体12の長さ以
上に離脱することは無く、飛散を防止できる。なお、こ
れらの蓋部材の紛失や飛散は、ナビゲーション表示器6
を装着し、図5の切欠部付きの蓋部材18を装着する車
両の場合でも同様であり、切欠部付きの蓋部材18の紛
失や飛散を防止する作用効果が得られる。
【0017】図1の装備部品の開口孔閉塞装置を用いた
場合、蓋部材3の裏部より延出する索体12を一体成形
するので部品数を低減でき、コスト低減に有効である。
しかも、蓋部材3と索体12が一体のため、同部の連結
作業を排除でき、拡大係止部121(先端部)を開口孔
2のブラケット基板5(開口内側基体)に設けた貫通孔
15に係合するよう嵌挿するのみで組み付けでき、組み
付け工数を低減して作業性を向上できる。
【0018】図1の装備部品の開口孔閉塞装置では索体
12が蓋部材3の裏側中央より延出するように形成され
ていたが、これに代えて、図7に示すように、蓋部材3
aの凸状周縁部302aに索体12aを形成しても良
い。この場合、蓋部材3aは索体12a以外の構成部位
がほぼ図1の蓋部材3と同様に形成され、図1の開口孔
2と同様の取付け口2aに取り付けられることより、重
複説明を略す。ここでの蓋部材3aは、図7(a),
(b)に示すように、蓋部材3aの凸状周縁部302a
の一部で各フック部11aと干渉しない中央位置に脆弱
部rを形成し、同脆弱部rを介して比較的薄いベルト状
の索体12aを延出し、先端に拡大係止部121aを形
成している。図8(a),(b)に示すように、開口孔
2aはその周縁部が対向部外壁面Fに対し内側へ第1の
段差部e1を保って屈曲し、その内端より開口中央に向
け屈曲して開口周縁部8を延出形成している。更に、開
口周縁部8は屈曲し、第2の段差部e2を延出するよう
に形成される。ここで対向部101、段差部e1、開口
周縁部8とにより囲まれる部位が環状凹部9aを形成し
ている。開口周縁部8には凸状周縁部302aの4か所
より延出するフック部11aを嵌着する4つの係止部と
しての係止穴Jhが形成され、しかもこれらと干渉しな
い部位に係止穴uが形成されている。
【0019】開口孔2aを蓋部材3aで閉塞する場合、
第1に係止穴uに拡大係止部121aを弾性変形させて
押し込む。この際切り込みsが利用されることとなる。
その上で、各係止穴Jhに各フック部11aを弾性変位
させて押し込み嵌合している。この際、脆弱部rが索体
12aの屈曲変形を容易化できる。この場合も、蓋部材
3aは索体12aの先端の拡大係止部121aが係止穴
uに係止され、蓋部材3を開口孔2に連結した状態を維
持でき、蓋部材3の紛失を防止でき、車両の衝突時等に
おける飛散を防止できる。
【0020】なお、図7、図8の蓋部材3aは比較的薄
いベルト状の索体12aの先端に拡大係止部121aを
形成しているが、これに代えて、図9(a),(b)に
示すように、蓋部材3bがベルト状の索体12bの先端
にスリット付きの可変しぼ部121bを形成しても良
い。この場合、蓋部材3bは図1の蓋部材3とその他の
部位の構成が同様なことより、重複説明を略す。ここで
の開口周縁部8には凸状周縁部302bの4か所より延
出するフック部11bを嵌着する4つの係止部としての
係止穴Jhが形成され、しかもこれらと干渉しない部位
に係止穴u1が形成される。
【0021】開口孔2bを蓋部材3bで閉塞する場合、
第1に可変しぼ部121bをスリットを利用して弾性変
形することで係止穴u1に押し込む。その上で、各係止
穴Jhに各フック部11bを弾性変位させて押し込み嵌
合している。この際、脆弱部rが索体12bの屈曲変形
を容易化できる。この場合も、蓋部材3bは索体12b
の先端の可変しぼ部121bが係止穴u1に係止され、
蓋部材3bを開口孔2bに連結した状態を維持でき、蓋
部材3bの紛失を防止でき、車両の衝突時等における飛
散を防止できる。
【0022】図1の装備部品の開口孔閉塞装置では索体
12がベルト状であったが、これに代えて可撓性を有し
先端に係止部を形成した図示しない細棒状の索体として
形成しても良く、このため、索体の形状は蓋部材3に一
体成形できる範囲で各種の形態を採れ、索体12と同様
の作用効果を得られる。図1の装備部品の開口孔閉塞装
置ではブラケット4を介して車載機器であるナビゲーシ
ョン表示器6を装着するものとして説明したが、これに
代えて、ブラケット4を排除し、ナビゲーション表示器
6を直接ブラケット基板5、あるいは開口周縁部8に取
付ける構成を採ることもでき、その場合も機器非装着時
には、開口孔2に開口閉塞用の蓋部材3を嵌着させ、図
1の装備部品の開口孔閉塞装置と同様の作用効果を得ら
れる。
【0023】更に、図1の装備部品の開口孔閉塞装置で
はインストルメントパネルの開口孔2にナビゲーション
表示器6を装着するものとして説明したが、その他の装
備部品であるコンソールボックス、ルーフ、等に車載機
器取付用の開口孔(図示せず)を設け、同車載機器取付
用の開口孔に車載機器である各種メータ機器を取付ける
場合であって、同車載機器取付用の開口孔に開口閉塞用
の蓋部材を嵌着させる場合に図1の装備部品の開口孔閉
塞装置と同様の装置を採用でき、この場合も同様の作用
効果が得られる。
【0024】更に、図1の装備部品の開口孔閉塞装置で
はインストルメントパネルの開口孔2の前面にナビゲー
ション表示器6を装着するものとして説明したが、図示
しないナビゲーション表示器やその他の計器類の表示部
や操作部以外の部位を車載機器取付用の開口孔に差し込
み嵌着して取付ける構成を採ることもできる。この場合
も車載機器の非装着時には車載機器取付用の開口孔の開
口周縁部に開口閉塞用の蓋部材を同様に嵌着させ、図1
の装備部品の開口孔閉塞装置と同様の作用効果を得るこ
とができる。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明は、蓋部材の裏部
より延出するよう索体を一体成形するので部品数を低減
でき、しかも、蓋部材と一体の索体の先端部を車載機器
取付用の開口孔の周縁部あるいは開口内側基体に設けた
貫通孔に係合するよう嵌挿するのみで組み付けでき、組
み付け工数を低減でき、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての装備部品の開口孔
閉塞装置の全体構成図である。
【図2】図1の開口孔閉塞装置の蓋部材の正面図であ
る。
【図3】図1の開口孔閉塞装置を装備した車両のインス
トルメントパネルの要部正面図である。
【図4】図1の開口孔閉塞装置を備えるインストルメン
トパネルの斜視図である。
【図5】図2の蓋部材に代えて使用される切欠部付き蓋
部材の正面図である。
【図6】図1の開口孔閉塞装置の作動説明図である。
【図7】図1の開口孔閉塞装置の変形例であり、(a)
は蓋部材の上面斜視図、(b)は蓋部材の下面斜視図で
ある。
【図8】図7の開口孔閉塞装置の断面図であり、(a)
は第1の断面図、(b)は第2の断面図である。
【図9】図1の開口孔閉塞装置の変形例であり、(a)
は蓋部材と一体の索体の要部斜視図、(b)は開口孔閉
塞装置の断面図である。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル(装備部品) 2 車載機器取付用の開口孔 3 蓋部材 301 蓋本体 302 凸状周縁部 5 ブラケット基板(開口内側基体) 6 ナビゲーション表示器(車載機器) 8 開口周縁部(周縁部) 11 フック部 12 索体 121 拡大係止部(先端部) 15 貫通孔 J 係止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 輝彦 神奈川県川崎市幸区堀川町580番地16・三 菱自動車エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 神谷 康優 神奈川県川崎市幸区堀川町580番地16・三 菱自動車エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 平野 純也 神奈川県川崎市幸区堀川町580番地16・三 菱自動車エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3D044 BA03 BA12 BA14 BB01 BC11 BC13 BC30 BD04

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の装備部品に設けられる車載機器取付
    用の開口孔と、 上記車載機器に代えて上記開口孔を閉塞する蓋部材と、 上記開口孔の周縁部あるいは開口内側基体に設けられ、
    上記蓋部材に突設されるフック部を係止可能に形成され
    た係止部と、 上記蓋部材の裏部より延出するよう一体成形され、先端
    部が上記開口孔の周縁部あるいは開口内側基体に設けた
    貫通孔に係合するよう嵌挿される索体とを具備したこと
    を特徴とする装備部品の開口孔閉塞装置。
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