JP4377277B2 - 車載用モニター取付装置およびその取付構造 - Google Patents

車載用モニター取付装置およびその取付構造 Download PDF

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Description

本発明は、車載用モニターを車室天井面に取り付けるために使用される車載用モニター取付装置およびその取付構造に関する。
車載用モニター(以下、単に「モニター」という。)を車室天井面に取り付けるための取付装置としてこれまでに様々なものが提案されており、その一例が特開2002−240642号公報(特許文献1)に開示されている。
この従来の取付装置では、車室天井面を構成している内装材の上からルーフパネルの下方に配設されている一対のクロスリブを探し出し、内装材を部分的に切り取ってクロスリブを車室内に露出させ、クロスリブに取付装置を固定し、然る後、取付装置にモニターを固定するようにしている。
特開2002−240642号(図1)
従来技術では、上述したように、取付装置の取付時に内装材を部分的に切り取らなければならず、その取付作業が非常に面倒であった。しかも、このような作業は高価な車両を傷つけるため、車両の持ち主に嫌がられることが多く普及の妨げともなっていた。
また、近時は車室天井高の高いワゴン車等が人気を博しているが、このようなタイプの車両では、車室天井面の中央部分が一段下がって段状に形成されており、この段状部にエアコンなどの車両用設備が設置されていることが多い。この場合には、取付装置を固定するためのクロスリブが車室天井面中央部分に存在しないため、従来技術では、後部座席の人がモニターを見やすい場所(即ち、車室天井面の中央部分)にモニターを取り付けることが事実上できないという問題もあった。
それゆえに、本発明の目的は、車室天井面の中央部分にエアコン等の車両用設備が設置されているタイプの車両であっても、モニターを車室天井面中央部分に、車両に傷付けることなく、しかも簡単に取り付けることができる車載用モニター取付装置およびその取付構造を提供することにある。
請求項1に記載の車載用モニター取付装置は、「車室天井面を構成する内装材(1)の中央部分が周辺部分よりも一段下がって段状に構成され、該段状部(D)の内部には車両用設備(S)が設置され、段状部(D)の後部座席に面する背面には複数の開口孔(H1)(H2)が左右に所定間隔を隔てて形成されており、段状部(D)の開口孔(H1)(H2)間に車載用モニター(M)を取り付けるための取付装置(10)であって、略コ字状に折曲された固定部(18)と、固定部(18)の中央部分から延出された吊持部(20)とを有する基台本体(12)、および横長状に形成され、段状部(D)の内側背面に設置され、一端が一方の開口孔(H1)又は(H2)に臨まされ、他端が他方の開口孔(H2)又は(H1)に臨まされる状態で車両用設備(S)に固定される補強ステー(14)を備え、固定部(18)の曲折端部である脚部(18a)が開口孔(H1)(H2)に挿入されて補強ステー(14)を介して車両用設備(S)に固定される」ことを特徴とするものである。
この発明では、車室天井面に形成されているエアーの吹出口のような既存の開口孔(H1)(H2)に固定部(18)の折曲端部である脚部(18a)を挿入することにより、車載用モニター取付装置(10)を車両用設備(S)により段状部(D)の後部座席に面する背面にて開口孔(H1)(H2)間に固定できるので、その取付時において従来のように内装材(1)を切り取る必要はなく、車両を傷つけることがない。
しかも、車載用モニター取付装置(10)の主要構成部材である基台本体(12)が車両用設備(S)に2点支持にて固定されるので、その支持強度を非常に高いものとすることができるし、基台本体(12)が補強ステー(14)を介して車両用設備(S)に固定されるので、その取付強度をより高いものとすることができる。更に言えば、補強ステー(14)は段状部(D)の内側背面に設置され、且つ、基台本体(12)の固定部(18)が段状部(D)の外面側に設置されているので、段状部(D)が補強ステー(14)と固定部(18)とで強固に挟持されることになる。
請求項2に記載の車載用モニター取付装置(10)は、請求項1を限定したものであり「吊持部(20)の車載用モニター取付用の延出端部(22a)が基台本体(12)の取付時に段状部(D)の中央に配置される」ことを特徴とするものである。
この発明では、車室天井面の段状部(D)の中央に配置された吊持部(20)の延出端部(22a)にモニター(M)を取り付けることにより、モニター(M)を後部座席から見やすい車室天井面中央部分に配置することができる。
請求項に記載の車載用モニター取付装置(10)は、請求項1または2に記載の車載用モニター取付装置をさらに限定したものであり、「段状部(D)の内装材(1)の表面側に露出している基台本体(12)を覆う化粧カバー(16)をさらに備える」ことを特徴とするものである。
この発明では、基台本体(12)が化粧カバー(16)で覆われることにより、車室内の美観を大幅に高めることができる。
請求項に記載の車載用モニターの取付構造は、「車室天井面を構成する内装材(1)の中央部分が周辺部分よりも一段下がって段状に構成され、該段状部(D)の内部には車両用設備(S)が設置され、段状部(D)の後部座席に面する背面にはエアー吹出用の複数の開口孔(H1)(H2)が左右に所定間隔を隔てて形成されており、車室天井面の段状部(D)の開口孔(H1)(H2)間に車載用モニター(M)を取り付けるための取付構造であって、車両用設備(S)には、開口孔(H1)又は(H2)から挿入されて段状部(D)の内側背面に設置され、一端が一方の開口孔(H1)又は(H2)に臨まされ、他端が他方の開口孔(H2)又は(H1)に臨まされる状態で配置された補強ステー(14)が固定されており、補強ステー(14)には、略コ字状に折曲された固定部(18)が、その折曲端部である脚部(18a)を開口孔(H1)(H2)にそれぞれ挿入して固定されており、固定部(18)の中央部分には、その部分から延出され、段状部(D)の下面側に配置される吊持部(20)が延出されており、吊持部(20)には、車載用モニター(M)に取着されたモニター取付金具(50)が、固定部(18)と吊持部(20)とを下面側から覆う化粧カバー(16)を介して取り付けられている」ことを特徴とするものである。
この発明によれば、特別な加工を何ら施すことなく、しかも簡単な手法でモニター(M)を車室天井面中央部分に取り付けることができる。
本発明によれば、車室天井面にエアコン等の車両用設備が設置されているタイプの車両であっても、モニターを車室天井面中央部分に、車両に傷付けることなく、しかも簡単に取り付けることができる。
以下、本発明を図示実施例に従って詳述する。本発明の適用された車載用モニター取付装置(以下、単に「取付装置」という。)(10)は、図11に示すように、車室天井面中央部分にモニター(M)を取り付けるために使用されるものである。
ここで、取付装置(10)について説明する前に車室天井面の構造について簡単に説明しておくと、図5からも分かるように、車室天井面を構成している内装材(1)の中央部分が周辺部分よりも一段下がった構成となっており、この段状部(D)の内側に車両用設備(S)としてのエアコンが設置されている。なお、本実施例ではエアコンを車両用設備(S)の代表例として説明するが、これに限定されるものではなく、スピーカー等他の設備であっても良いことは言うまでもない。
前記段状部(D)の後部座席に面する傾斜した背面には複数(本実施例では2個)のエアー吹出用の開口孔(H1)(H2)が所定間隔を隔てて左右に並んで形成されており、各開口孔(H1)(H2)には、パネル(P1)(P2)が着脱可能に嵌め込まれている。パネル(P1)(P2)を取り外した状態では、図6に示すように、各開口孔(H1)(H2)から車両用設備(S)であるエアコンの送風口(2a)(2b)が覗いており、各送風口(2a)(2b)の近傍には、ネジ孔(7)が形成されている。
また、各開口孔(H1)(H2)には、弓状に形成されたリブ(R1)(R2)がそれぞれ架設されており、各リブ(R1)(R2)には、ネジ孔(7)と対応する位置にビス孔(5)が形成されている。なお、各ビス孔(5)に挿通されたビス(4)の端部がネジ孔(7)にそれぞれ螺合されており、これにより内装材(1)が車両用設備(S)に固定されることになる。また、ビス孔(5)の近傍には、長孔(6)が形成されており、パネル(P1)(P2)の背面側に形成された突出片(図示省略)を長孔(6)に挿通することでパネル(P1)(P2)を位置決めできるようになっている。
取付装置(10)は、図1からも分かるように、基台本体(12)と、補強ステー(14)と、化粧カバー(16)とで構成されている。
基台本体(12)は、図2に示すように、金属等の剛性材料からなる横長の板状部材を折り曲げて形成したものであり、その上端部には固定部(18)が形成されており、下端部には天井面側吊持部(22)と車室内側吊持部(24)とで二重になった吊持部(20)が形成されている。
固定部(18)は、基台本体(12)を車両用設備(S)に固定する部分であり、その両端部は折り曲げられて断面略コ字状に形成されており、この折曲端部が脚部(18a)である。脚部(18a)の先端には、側方へ向けて延びる鍔部(18b)がそれぞれ形成されており、各鍔部(18b)には複数(本実施例では2個)の取付孔(18c)が形成されている。なお、固定部(18)の内幅(即ち、脚部(18a)間の距離)は、内装材(1)の開口孔(H1)(H2)間の距離(a1)よりも若干大きめに設定されており、各脚部(18a)の幅は、各開口孔(H1)(H2)の幅(a2)よりも短めに設定されている(図6参照)。また、取付孔(18c)の数は、特に限定されるものではなく、取付装置(10)やモニター(M)の重量等を考慮して適宜設定されている。
吊持部(20)は、モニター(M)を吊持状態で支持するための部分であり、上述したように、天井面側吊持部(22)と車室内側吊持部(24)とで二重に構成されている。天井面側吊持部(22)は、固定部(18)の中央部分から一体的に延出された部分であり、取付装置(10)を車室天井面に取り付けた時に、その延出端部(22a)が車室天井面段状部(D)の中央に配置されるよう車室天井面の形状に合わせて湾曲して形成されている。
天井面側吊持部(22)の下面側には、固定部(18)と天井面側吊持部(22)との接続部分から天井面側吊持部(22)の延出端部(22a)にかけて延びる車室内側吊持部(24)が溶接などの手段により固着されている。車室内側吊持部(24)は、金属等の剛性材料からなる薄板状部材を折り曲げることによって形成したものであり、その延出端部側には、取付装置(10)を車室天井面に取り付けた時に下方に面する取付用面(24a)が形成されている。そして、この取付用面(24a)には2個のネジ孔(26)が形成されており、ネジ孔(26)の間には、位置決め用の2個の丸孔(28)が形成されている。
なお、車室内側吊持部(24)については、必要に応じて設けるようにすればよく、省略することも可能である。ただし、車室内側吊持部(24)を省略した場合には、前述のネジ孔(26)が天井面側吊持部(22)の延出端部(22a)に形成されることになる。
補強ステー(14)は、基台本体(12)を車両用設備(S)に固定するために必要に応じて設けられるものであり、図3に示すように、金属等の剛性材料により形成された横長の板状部材である。
補強ステー(14)の長手方向両端部分の幅は、中央部分の幅に比べて幅広に形成されており、その幅長は、開口孔(H1)(H2)の幅(a2)よりも短めに設定されている(図6参照)。また、補強ステー(14)の長辺方向の長さは、開口孔(H1)(H2)間の距離(a1)よりも長め(より詳しくは、各開口孔(H1)(H2)に架設されているリブ(R1)(R2)間の距離と略等しく或いはそれよりも若干長め)に設定されている。
補強ステー(14)の中央部分には、複数(本実施例では2個)の孔(30)が形成されている。なお、孔(30)は補強ステー(14)を軽量化するために設けられるものであり、その形状や個数は特に限定されるものではなく、勿論、補強ステー(14)を軽量化する必要が無い場合には、孔(30)の形成を省略することも可能である。
また、補強ステー(14)の両端の幅広部分には、パネル(P1)(P2)に接続されている配線等(図示省略)を挿通するための挿通孔(32)、固定用孔(34)および長孔(36)がそれぞれ形成されている。なお、固定用孔(34)および長孔(36)は、リブ(R1)(R2)のビス孔(5)および長孔(6)の位置に合わせてそれぞれ形成されている。
さらにまた、補強ステー(14)の孔(30)と挿通孔(32)との間には、ネジ孔(38)が形成されている。ネジ孔(38)の位置や個数は、基台本体(12)の取付孔(18c)の位置や個数に合わせて適宜設定されている。なお、本実施例では、ネジ孔(38)部分の肉厚が分厚くなっており、これにより締結部材(後述するネジ(42))との接合強度が高められることになる。
化粧カバー(16)は、車室内側に露出した基台本体(12)をその下方から被覆することで車室の美観を向上させ、これにより商品価値を高めるために使用されるものである。従って、モニター(M)を取り付けるという機能においては必須のものでなく、必要に応じて用いればよい。
化粧カバー(16)の形状は、基本的には基台本体(12)と車室天井面の形状に合わせて成形されており、その外表面は、車室の雰囲気や内装に合わせて形状や色感或いは表面の風合いが設定される。また、化粧カバー(16)の端部には、基台本体(12)のネジ孔(26)および丸孔(28)の位置に合わせて挿通孔(40)および丸孔(41)が形成されている。
次に、取付装置(10)の取付方法について説明する。図5は、取付装置(10)を取り付ける前の車室内天井部を示した図である。この状態でパネル(P1)(P2)を取り外すと開口孔(H1)(H2)が現われる(図6参照)ので、リブ(R1)(R2)と車両用設備(S)とを固定しているビス(4)を予め外しておく。
次に、補強ステー(14)の一端を左側の開口孔(H1)から挿入し(勿論、右側の開口孔(H2)から挿入してもよい)、内装材(1)と車両用設備(S)との間に補強ステー(14)を配置する。このとき、補強ステー(14)の両端の幅広部を車両用設備(S)とリブ(R1)(R2)との間に挟み込んだ状態で配置するとともに、リブ(R1)(R2)のビス孔(5)および長孔(6)と、補強ステー(14)の固定用孔(34)および長孔(36)とがそれぞれ一致するように位置調整する。そして、ビス孔(5)および固定用孔(34)に挿通したビス(4)の端部を車両用設備(S)のネジ孔(図示省略)に螺合する(図7参照)。これにより、補強ステー(14)と内装材(1)とが車両用設備(S)に固定されることになる。
次に、図8に示すように、基台本体(12)の脚部(18a)を各開口孔(H1)(H2)にそれぞれ挿入し、鍔部(18b)の取付孔(18c)と補強ステー(14)のネジ孔(38)とが一致するように補強ステー(14)と基台本体(12)とを組み合わせる。そして、取付孔(18c)に挿通したネジ(42)の端部をネジ孔(38)に螺合する。これにより、基台本体(12)が補強ステー(14)を介して車両用設備(S)に固定されることになる。
このようにして、基台本体(12)の補強ステー(14)への取り付けが完了すると、左右のパネル(P1)(P2)を開口孔(H1)(H2)に元通りに嵌め込む。このとき、パネル(P1)(P2)背面の突出片(図示省略)をリブ(R1)(R2)の長孔(6)および補強ステー(14)の長孔(36)に挿通することにより、パネル(P1)(P2)が位置決めされることになる。
次に、図9に示すように、化粧カバー(16)を基台本体(12)の下側からあてがい、後述するモニター取付金具(50)を化粧カバー(16)の下面に配置する。このとき、モニター取付金具(50)の取付孔(58)と、化粧カバー(16)の挿通孔(40)と、基台本体(12)のネジ孔(26)とが一致するように各部材を配置する。そして、モニター取付金具(50)の位置決用ピン(59)を丸孔(41)および、丸孔(28)に挿入することにより、モニター取付金具(50)と化粧カバー(16)とを基台本体(12)に対して位置決めするとともに、取付孔(58)および挿通孔(40)に挿通したボルト(44)の端部をネジ孔(26)に螺合する。これにより、化粧カバー(16)が基台本体(12)に固定され、取付装置(10)の車室天井面への取り付けが完了することになる(図10参照)。なお、基台本体(12)は、化粧カバー(16)によって完全に覆われて外部から見えることはない。
そして最後に、モニター取付金具(50)にモニター(M)を取り付ければ、モニター(M)の車室天井面への取り付けが完了する(図11参照)。なお、モニター取付金具(50)の構成は特に限定されるものではないが、その一例を示すと以下の通りである。
モニター取付金具(50)は、図12に示すように、左右一対の取付台(52)と、2本のシャフト(54)と、吊持基体(56)とで大略構成されている。
各取付台(52)は、金属等の剛性材料からなる略L字形状の部材であり、その上面には取付孔(58)と位置決用ピン(59)が形成されており、取付台(52)どうしが互いに対向する面には支持穴(60)が形成されている。各支持穴(60)には、シャフト(54)がそれぞれ嵌め込まれており、シャフト(54)と取付台(52)とが溶接或いは接着等の手段により固着されている。
吊持基体(56)は、縦長矩形状の金属板の一方端部を略C字形に折り返してシャフト(54)を抱き込むように構成されており、吊持基体(56)の折り返し部分には、その自由端側に丸孔(図示省略)が形成され、丸孔と対向する側にはネジ孔(64)が形成されている。そして、前記丸孔に挿通された締付用ボルト(66)の端部がネジ孔(64)に螺合されている。
吊持基体(56)の他方端部にはネジ孔(68)が形成されており、このネジ孔(68)にモニター固定部材(70)が取り付けられている。
モニター固定部材(70)は、取付用ピン(72)と調整ツマミ(74)とで構成されている。取付用ピン(72)は、その断面形状がネジ孔(64)の内周形状に合わせて形成された略円柱状のピン本体(72a)を有し、ピン本体(72a)の外周面には雄ネジ(72b)が刻設されており、この雄ネジ(72b)が吊持基体(56)のネジ孔(68)および調整ツマミ(74)のネジ孔(図示省略)に螺合されている。また、ピン本体(72a)の先端には、モニター(M)の背面に形成されている取付溝(図示省略)に係合する係合凸部(72c)が形成されている。なお、係合凸部(72c)の形状は、モニター背面の取付溝(或いはその他の係止手段)の形状に応じて適宜設定すればよい。
モニター取付金具(50)にモニター(M)を取り付ける際には、モニター(M)の背面に設けられている取付溝(図示省略)に、取付用ピン(72)の係合凸部(72c)を係止させ、調整ツマミ(74)を締付ける。これにより、モニター取付金具(50)とモニター(M)とが固定され、天井面へのモニター(M)の取り付けが完了する。
モニター(M)の取付角度を変更する場合には、締付用ボルト(66)を緩めて吊持基体(56)における略C字形の湾曲部分(76)の内径を広げる。すると、吊持基体(56)とシャフト(54)との間に隙間が生じるので、吊持基体(56)をシャフト(54)に対して回動させることができる。そして、モニター(M)の取付角度が決まると、締付用ボルト(66)を締め付ける。すると、吊持基体(56)におけるネジ孔(64)が形成されている側の端部がネジ作用によって丸孔(62)側へ引き寄せられるため、湾曲部分(76)の内径が小さくなってシャフト(54)が締め付けられ、モニター(M)の取付角度が固定される。
なお、モニター取付金具(50)を取付装置(10)に固定する前の状態では、締付用ボルト(66)を緩めれば、吊持基体(56)に対してシャフト(54)をスライド可能に位置調整することも可能であり、取付台(52)間の距離を調整することができる。
この実施例によれば、パネル(P1)(P2)を取り付けるための既存の開口孔(H1)(H2)から取付装置(10)を構成している基台本体(12)や補強ステー(14)を挿入して車両用設備(S)に固定するようにしているので、その取り付け時において車両を傷付けることがない。また、取付装置(10)は二点支持にて車両用設備(S)に固定されるので、その取付強度は十分に高いものとなる。また、化粧カバー(16)を用いることで車室の美観を大幅に高めることができる。
なお、上述の実施例では、ネジ孔(26)および丸孔(28)が吊持部(20)の端部(取付用面(24a))に形成されていたが、図2の仮想線で示したように、固定部(18)の近傍に形成するようにしてもよい(勿論、この場合には、化粧カバー(16)の挿通孔(40)および丸孔(41)もネジ孔(26)および丸孔(28)の位置に合わせて適宜形成されることになる。)
この実施例によれば、図13に示すように、モニター(M)を段状部(D)の傾斜した後端面に配置することができる。
本発明にかかる車載用モニター取付装置の分解斜視図 基台本体を示す平面図、側面図、および正面図 補強ステーを示す斜視図 化粧カバーを示す斜視図 車室内天井部を示す斜視図 図5の状態からパネルを取り外した状態を示す斜視図 補強ステーを取り付けた状態を示す斜視図 基台本体およびパネルを取り付ける状態を示す斜視図 化粧カバーおよびモニター取付金具を取り付ける状態を示す斜視図 車室天井面に取付装置を取り付けた状態を示す斜視図 車室天井面に車載用モニターを取り付けた状態を示す斜視図 モニター取付金具を示す斜視図 車室天井面に車載用モニターを取り付けた他の状態を示す斜視図
符号の説明
10 車載用モニター取付装置
12 基台本体
14 補強ステー
16 化粧カバー
50 モニター取付金具

Claims (4)

  1. 車室天井面を構成する内装材の中央部分が周辺部分よりも一段下がって段状に構成され、該段状部の内部には車両用設備が設置され、前記段状部の後部座席に面する背面には複数の開口孔が左右に所定間隔を隔てて形成されており、前記段状部の開口孔間に車載用モニターを取り付けるための取付装置であって、
    略コ字状に折曲された固定部と、前記固定部の中央部分から延出された吊持部とを有する基台本体、および
    横長状に形成され、前記段状部の内側背面に設置され、一端が前記一方の開口孔に臨まされ、他端が前記他方の開口孔に臨まされる状態で車両用設備に固定される補強ステーを備え、
    前記固定部の曲折端部である脚部が前記開口孔に挿入されて前記補強ステーを介して前記車両用設備に固定されることを特徴とする車載用モニター取付装置。
  2. 吊持部の車載用モニター取付用の延出端部が前記基台本体の取付時に前記段状部の中央に配置されることを特徴とする請求項1に記載の車載用モニター取付装置。
  3. 前記段状部の内装材の表面側に露出している前記基台本体を覆う化粧カバーをさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の車載用モニター取付装置。
  4. 車室天井面を構成する内装材の中央部分が周辺部分よりも一段下がって段状に構成され、該段状部の内部には車両用設備が設置され、前記段状部の後部座席に面する背面にはエアー吹出用の複数の開口孔が左右に所定間隔を隔てて形成されており、車室天井面の前記段状部の開口孔間に車載用モニターを取り付けるための取付構造であって、
    前記車両用設備には、前記開口孔から挿入されて前記段状部の内側背面に設置され、一端が前記一方の開口孔に臨まされ、他端が前記他方の開口孔に臨まされる状態で配置された補強ステーが固定されており、
    前記補強ステーには、略コ字状に折曲された固定部が、その折曲端部である脚部を前記開口孔にそれぞれ挿入して固定されており、
    固定部の中央部分には、その部分から延出され、前記段状部の下面側に配置される吊持部が延出されており、
    前記吊持部には、車載用モニターに取着されたモニター取付金具が、前記固定部と前記吊持部とを下面側から覆う化粧カバーを介して取り付けられていることを特徴とする車載用モニターの取付構造。
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