JP2002282794A - 農産物の選別装置 - Google Patents
農産物の選別装置Info
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- Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
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Abstract
して行うことができて、調整作業の作業性向上と選別間
隙の精度向上を同時に図り得る農産物の選別装置を提供
する。 【解決手段】所定間隔を隔てた少なくとも一対の搬送帯
により並列状態で形成される複数の選別間隙から農産物
を落下排出させるコンベア装置と、搬送帯を移動させて
選別間隙を調整する間隙調整手段と、を備え、間隙調整
手段は、所定の搬送帯を同一平面内において、その搬送
方向と略直交する方向に一括して移動させることで各選
別間隙を同時に調整することを特徴とする。前記一対の
搬送帯は、間隙調整手段によって位置が変更される可動
式のベルトと、位置が変化しない固定式のベルトで形成
される。
Description
の間隙を利用して農産物を形状(大きさ)により仕分け
る装置に係わり、特に間隙の幅の調整を容易に行うため
の農産物の選別装置に関する。
物の中には、出荷製品の対象とならない小玉の馬鈴薯が
混在しており、この小玉を製品選別作業の前工程で除去
(選別)する必要があるが、この小玉の選別装置として
は、例えば特許第2540135号公報もしくは特許第
2900442号公報に開示されている。
報)に開示の選別装置は、小玉が通過可能な一定の間隙
を隔てて供給端から排出端に向けて平行に並設された複
数のVベルトを有し、この各Vベルトの下部の溝とこの
溝に係合するガイドレールとを組み合わせることによっ
て、従動プーリと駆動プーリとの間においてVベルトの
移動を案内し、該Vベルトの横方向への移動を阻止する
と共に、並設されるVベルトで形成される間隙の調整
を、各Vベルトに設けられる個々のガイドレール及びプ
ーリの横移動によって行うようにしたものである。
報)に開示の選別装置は、複数に並設されて移行するV
ベルトの隣り合うベルト高さを異ならせると共に、これ
らVベルトの高さを回転ハンドルの操作で一括して上下
方向に移動調整可能に設けて、高さが異なる選別状態と
高さが略同一の非選別状態(移送状態)とに切り換えた
り、Vベルト間の間隙を調整するようにしたものであ
る。
選別装置にあっては、個々のVベルトのガイドレール及
びプーリが移動可能に設けられているのみであるため、
複数並設されるVベルト間の間隙を変更したり微調整す
る際に、個々のベルトに対して調整作業を一々行う必要
があって、調整作業に手間がかかり面倒であると共に、
各間隙を均一に設定することが難しく農産物の選別精度
の面で劣るという問題点を有している。この問題点は、
並設されるVベルトの数が例えば12条のように多い場
合に特に顕著となり、その改善が望まれているのが実状
である。
設されるVベルトを一括して移動することができるもの
の、Vベルトが上下方向に移動する方式であるため、隣
接する高さの異なる各Vベルトの農産物への接触位置が
それぞれ高さ毎に異なり、Vベルト間の間隙を精度良い
選別が可能な所定値に調整することが困難であると共
に、Vベルトの上下動時にVベルトの下部角部が間隙内
に位置する農産物に接触したり擦れたりして農産物を傷
める虞があるという問題点を有している。また、この装
置の場合、プーリの溝にVベルトが単に巻回されている
のみであるため、プーリ間においてVベルトが幅方向に
動き易く安定した選別が難しくなると共に、プーリを上
下動させる必要があるため、その機構が複雑化し易いと
いう問題点も有している。
たもので、その目的は、簡易な構成により複数の選別間
隙の調整を一括して行うことができて、調整作業の作業
性向上と選別間隙の精度向上を同時に図り得る農産物の
選別装置を提供することにある。また、他の目的は、間
隙調整手段の構成を簡略化したり、選別間隙の精度の一
層の向上を図ったり、農産物を傷付けることなく後工程
に確実に送出し得る農産物の選別装置を提供することに
ある。
く、本発明のうち請求項1記載の発明は、所定間隔を隔
てた少なくとも一対の搬送帯により並列状態で形成され
る複数の選別間隙から農産物を落下排出させるコンベア
装置と、搬送帯を移動させて選別間隙を調整する間隙調
整手段と、を備え、前記間隙調整手段は、所定の搬送帯
を同一平面内において、その搬送方向と略直交する方向
に一括して移動させることで各選別間隙を同時に調整す
ることを特徴とする。
装置に供給される農産物は、隣接する搬送帯で形成され
る選別間隙より小さい小玉は下方に落下排出され、選別
間隙より大きい出荷製品は該搬送帯によって終端部方向
に搬送される。これによりコンベア装置で小玉が除去さ
れて農産物が選別され、そして、選別間隙を調整する場
合は、間隙調整手段により所定の搬送帯を移動させるこ
とで行う。この時、搬送帯が間隙調整手段により水平面
内で一括して移動して各選別間隙が同時に調整されるこ
とから、簡易な構成の間隔調整手段で調整作業の容易化
と各選別間隙の均一化が同時に図れる。
明のように、所定間隔毎の搬送帯の位置が間隔調整手段
で変更されることが好ましく、このように構成すること
により、間隙調整手段で移動させる搬送帯の数が低減さ
れることから、間隙調整手段の構成の簡略化と、調整作
業の一層の容易化が図れる。
の発明のように、間隙調整手段によって位置が変更され
る可動式のベルトと、位置が変化しない固定式のベルト
で形成されることが好ましい。このように構成すること
により、可動式のベルトの位置変更で各選別間隙が調整
されることから、移動させるベルトの数が低減化されて
調整作業のより一層の容易化が図れると共に、固定式の
ベルトを基準にして選別間隙が調整できて、選別間隙の
精度の一層の向上が図れる。
の発明のように、複数の搬送帯の搬送方向と略直交する
両端部に部分的に設けられたレールに沿って搬送帯を摺
動移動させることが好ましい。このように構成すること
により、搬送帯を移動させるレールを搬送方向と略直交
する両端部に部分的に設けることで対応できることか
ら、間隙調整手段の構成の一層の簡略化が図れると共
に、摺動移動によって搬送帯のスムーズな移動が可能に
なる。
コンベア装置の終端部の選別間隙内に、農産物に接触し
て当該農産物を後工程に送り出す送出手段を有すること
が好ましく、この場合、送出手段は、請求項6記載の発
明のように、搬送帯が巻回されるプーリ間に回転可能に
配置された補助プーリであることが好ましい。このよう
に構成することにより、コンベア装置の排出端である終
端部で、例えば搬送帯が巻回されるプーリ間に送出手段
としての補助プーリが設けられていることから、この補
助プーリで送出時の選別間隙の終端部内への農産物の嵌
り込みが防止され、簡易な構成で農産物を傷付けること
なく後工程へ確実に送出することが可能になる。
に基づいて詳細に説明する。図1〜図5は、本発明に係
わる農産物の選別装置の一実施例を示し、図1がその設
置状態の平面図、図2がその側面図、図3が図2のA−
A線に沿った矢視図、図4及び図5が要部の断面図であ
る。
ベア装置2を有して前工程としての整列バイブレートフ
ィダー3の終端部に連設され、コンベア装置2の下部に
はベルトコンベア等からなる引出コンベア4が配置され
ている。前記整列バイブレートフィダー3は、ベース5
上に設けた振動発生器6と、この振動発生器6により振
動する振動板トラフ7を有し、振動板トラフ7はその底
面部7aが選別される農産物の略1個分の幅に設定され
ると共に、底面部7aの左右(搬送方向イ)両側に所定
角度傾斜した側面部7bがそれぞれ設けられている。こ
の底面部7aと一対の側面部7bで複数条(図では5
条)の搬送路8が形成されている。
は、ベルトコンベア等からなる供給コンベア9の終端部
に連設されて、供給コンベア9からランダムに供給され
る農産物を振動板トラフ7上で振動させながら一列にし
て選別装置1の前記コンベア装置2に送り出す。なお、
振動板トラフ7の底面部7aと側面部7bには、例えば
無数の弾性突起からなる加速部材(図示せず)が設けら
れている。
フィダー3の前記搬送路8にそれぞれ対応して設けられ
た搬送帯としての、1本の可動式Vベルト10及び2本
の固定式Vベルト11、12と、可動式Vベルト10を
移動させる間隙調整機構13を有している。可動式Vベ
ルト10は、駆動軸15に嵌挿された駆動プーリ18及
び従動軸16に嵌挿された従動プーリ19と、テンショ
ン軸17に固定されたテンションプーリ20間に後述す
る如く幅方向(搬送方向イと直交する方向)に位置変更
が可能な状態で巻回されている。この可動式Vベルト1
0の駆動プーリ18と従動プーリ19及びテンションプ
ーリ20は、駆動軸15や従動軸16に対して軸方向に
移動可能でかつ軸周りに回転不能に嵌挿されている。
駆動軸15に固定された駆動プーリ21及び従動軸16
に固定された従動プーリ(図示せず)と、テンション軸
17に固定されたテンションプーリ22間に幅方向の位
置変更が不可能な状態で巻回されている。この固定式V
ベルト11、12が2本設けられている理由は、コンベ
ア装置2で使用するVベルト10〜12の部品の共通化
を図りつつ、前記搬送路8が並設されるピッチに対応さ
せてVベルト10〜12間に隙間を生じさせないように
することと、コンベア装置2を安定して駆動させるため
である。したがって、搬送路8が並設されるピッチが狭
かったり、または可動式Vベルト10と異なる広い幅の
固定式Vベルト11を使用する場合は、固定式Vベルト
を1本で構成することもできる。
定式Vベルト11との間に、整列バイブレートフィダー
3の搬送路8にそれぞれ対応した状態で、所定の間隙寸
法W1(図4参照)を有する複数条(図1では5条)の
選別間隙24がそれぞれ並列状態で形成されている。こ
の選別間隙24が、前記間隙調整機構13で調整され
る。この間隙調整機構13は、図2及び図3に示すよう
に、コンベア装置2の幅と略同一長さで、かつ駆動軸1
5及び従動軸16に沿ってその下方にそれぞれ設けられ
た一対のスライド部材25を有し、このスライド部材2
5の長手方向の両端下部にはガイド26がそれぞれ設け
られ、このガイド26がコンベア装置2の幅方向両側の
フレーム28に部分的に設けられたレール27にそれぞ
れ係合している。
連結板29が固定され、この連結板29のネジ孔に、フ
レーム28に固定板30を介して回転自在に配置された
操作ハンドル31のネジ部31aが螺合すると共に、ス
ライド部材25の上面には、各可動式Vベルト10に対
応して、固定板32を介して駆動プーリ18や従動プー
リ19を回転自在に支持する支持板33が固定されてい
る。
19に対応した各操作ハンドル31を所定方向に回転操
作すると、そのネジ部31aの回転で該ネジ部31aに
螺合している連結板29(すなわちスライド部材25)
が図3の矢印ロ方向にスライド移動し、このスライド部
材25の移動に追従して固定板32及び支持板33を介
して駆動プーリ18や従動プーリ19(すなわち可動式
Vベルト10)が同方向に移動することになる。
式Vベルト11との間の駆動軸15には、両プーリ1
0、11と略同一外径で幅の狭い例えばゴム等の弾性体
からなる送出手段としての補助プーリ34が固定されて
いる。この補助プーリ34で農産物のコンベア装置2か
らの送出時の選別間隙24内への嵌り込み(首吊り状
態)が防止される。
ト11、12は、図5に示すように、その下部に形成さ
れた所定形状の溝35にその凸部が嵌るガイドレール3
6をそれぞれ有し、このガイドレール36で駆動プーリ
18、21と従動プーリ19等間の可動式Vベルト10
や固定式Vベルト11、12の移動が案内されると共
に、両ベルト10、11、12の幅方向への移動が阻止
されてコンベア装置2の始端部から終端部に亘って一定
の選別間隙24に設定されるように構成されている。こ
のガイドレール36の両端部は、スライド部材25上の
支持板33に保持されていて、可動式の駆動プーリ18
や従動プーリ19の横移動と合わせて移動する。なお、
このガイドレール36は、必ずしも必要ではなく省略す
ることも勿論可能である。
うに、その両端部がフレーム28に軸受37を介して回
転自在に軸支されると共に、一方の端部に固定した駆動
プーリ38(もしくは駆動スプロケット)がベルト39
(もしくはチェーン)を介して駆動モータ40に連結さ
れている。この駆動モータ40の作動で、ベルト39、
駆動プーリ38を介して駆動軸15が回転して、可動式
Vベルト10や固定式Vベルト11、12が搬送方向イ
に移動(回転)することになる。また、前記従動軸16
とテンション軸17は、その両端部がフレーム28に軸
受(図示せず)を介して回転自在に軸支されると共に、
テンション軸17は例えば上下方向に移動可能に設けら
れている。
1、図2及び図5等に基づいて説明する。先ず、図1及
び図2に示すように、供給コンベア9で整列バイブレー
トフィダー3にランダムに供給される例えば農産物とし
ての馬鈴薯42は、整列バイブレートフィダー3の振動
板トラフ7で振動を受けながら、各搬送路8内に収容さ
れて一列状態で終端部方向に搬送され、選別装置1のコ
ンベア装置2の始端部に供給される。
2は、整列バイブレートフィダー3の各搬送路8に対応
して設けられた選別間隙24内に供給されて、その最大
外径が予め所定に設定された選別間隙24の間隙寸法W
1より小さい小玉の馬鈴薯42は、選別間隙24から下
方に落下排出されて引出コンベア4上に供給される。こ
の時、可動式Vベルト10や固定式Vベルト11にガイ
ドレール36を設けることで、選別間隙24を始端部か
ら終端部に向けて均一化できて、所定外径より小さい小
玉の馬鈴薯42が精度よく落下排出(すなわち選別)さ
れる。
W1より大きく製品として出荷される馬鈴薯42は、可
動式Vベルト10と固定式型ベルト11、12の回転で
搬送されて、コンベア装置2の終端部から搬送コンベア
41(図1参照)に送出され、図示しない出荷製品選別
用の選別装置に供給される。このコンベア装置2からの
送出時に、前記補助プーリ34によって馬鈴薯42が選
別間隙24の終端部内に嵌り込みことがなくなり、搬送
コンベア41上にスムーズに送出される。
更する場合は、選別間隙24の間隙寸法W1を小さくす
る必要があるが、このような場合、次のようにして間隙
寸法W1を調整する。すなわち、先ず、間隙調整機構1
3の駆動軸15側の操作ハンドル31を所定方向に回転
させて、スライド部材25を図4及び図5の左方向に移
動させる。これにより、スライド部材25に固定板32
と支持板33で一体化された可動式Vベルト10の各駆
動プーリ18が、駆動軸15の軸方向に沿って二点鎖線
で示すように移動して隣接する固定式Vベルト11に接
近し、駆動軸15側の複数条の選別間隙24がW1から
W2(W1>W2)に同時に変更される。
に従動軸16側の操作ハンドル31を回転操作して、各
従動プーリ19を従動軸16に沿って隣接する固定式V
ベルト11方向に移動させ、従動軸16側の複数条の選
別間隙24をW1からW2に同時に変更する。これによ
り、各可動式Vベルト10の両端部が固定式Vベルト1
1に所定寸法近づき、始端部から終端部間の選別間隙2
4の間隙寸法が全てW2に設定され、この狭くなった各
選別間隙24で馬鈴薯42の小玉が前述したように選別
される。なお、選別間隙24の間隙寸法をW2からW1
に大きくしたい場合も、小さくする場合と同様の操作に
よって行うことができる。
時に、テンション軸17に設けられたテンションプーリ
20は軸方向に移動可能に嵌挿されるが、テンション軸
17が駆動軸15と従動軸16に対して下方に所定距離
隔てられていることと、間隙寸法の変更が小さい範囲で
行われること等から、選別間隙24の調整に何等悪影響
を与えることはない。また、選別間隙24の調整作業に
おいて、間隙寸法を比較的大きく変更する場合には、例
えば一対の操作ハンドル31を交互に操作して、固定式
Vベルト11との寸法を測定しつつ除々に所定の間隙寸
法に設定することもできる。
間隙寸法の変更(調整)作業は、前後一対の操作ハンド
ル31の回転操作で、各搬送路8に沿って設けられた少
なくとも2本のVベルト10、11のうち、一つおきの
一方のVベルト10(可動式Vベルト10)の全てを、
同一水平面内で一括して同時に移動させることで行わ
れ、各ベルト10、11等を個別に変更する場合と比較
して、変更作業が極めて簡略化されることになる。
っては、複数本並設される可動式Vベルト10と固定式
Vベルト11とで形成される複数の選別間隙24の間隙
寸法が、間隙調整機構13により各可動式Vベルト10
の一括した同時移動によって調整されるため、各Vベル
ト10、11等を一々調整する必要がなくなり、調整作
業を極めて容易に行うことができると共に、操作ハンド
ル31の回転操作によって間隙寸法を所定に設定できる
ため、調整作業の作業性を大幅に向上させることが可能
になる。
時に調整されるため、個別に調整される場合と比較し
て、複数の各選別間隙24の調整バラツキが押さえられ
て均一化した選別間隙24が容易に得られ、各選別間隙
24間における選別精度のバラツキをも押さえることが
できて、馬鈴薯42の精度良い選別作業を行うことが可
能になる。また、可動式Vベルト10や固定式Vベルト
11にガイドレール36を設け、このガイドレール36
がスライド部材25と一体化されることで、両ベルト1
0、11の幅方向への移動を確実に阻止できて、所定間
隙寸法の選別間隙24を安定維持することができ、馬鈴
薯42の選別精度のより一層の向上が図れる。これら
は、可動式Vベルト10が例えば12条と多く並設され
選別間隙24の数が多い場合等に適用して特に大きな効
果が期待できる。
一対のVベルト10、11のうち、一方のVベルト10
である可動式Vベルト10のみを移動させる構造である
ため、移動させるVベルトの数が低減され、操作ハンド
ル31の操作力を小さくすることができて、調整作業の
作業性をより向上させることができると共に、他方の固
定式Vベルト11が固定されていることから、基準が明
確となって調整作業をより容易かつ精度良く行うことが
できる。
ール27により水平面内で摺動移動する構造であるた
め、例えばレール27をフレーム28の両側に間隔調整
範囲よりも若干長い長さで部分的に設けるだけでもスム
ーズな移動が可能となり、移動機構を簡略化することが
できて選別装置1を安価に形成することができると共
に、各可動式Vベルト10が固定式Vベルト11に対し
て水平面内で移動するため、選別間隙24を形成する一
対のVベルト10、11間に段差が生じることがなく、
選別時の馬鈴薯42の傷付き等を確実に防止することが
できる。
助プーリ34が設けられているため、この補助プーリ3
4で送出時の馬鈴薯42の選別間隙24内への嵌り込み
を防止でき、特に補助プーリ34がVベルト10、11
と共に回転していることから、馬鈴薯42の送り出しを
よりスムーズに行うことができて、結果として選別作業
の処理能力を向上させることが可能になる。
装置2の可動式Vベルト10の駆動プーリ18と従動プ
ーリ19をそれぞれ別々に設けた操作ハンドル31で操
作して選別間隙24を調整したが、本発明はこれに何等
限定されず、例えば一対の操作ハンドル31、31部を
チェーンやタイミングベルトあるいは駆動軸等の適宜の
連動機構で連結し、これらを一つの操作ハンドル31の
操作で移動させることもできる。また、上記実施例にお
いては、選別間隙24を形成する一本の可動式Vベルト
10と二本の固定式Vベルト11、12のうち一本の可
動式Vベルト10のみを移動させて選別間隙24を調整
したが、例えば選別間隙24を形成する隣接する一本の
Vベルト10と二本のVベルト11、12のうち、二本
のVベルト11、12を共に同時に移動させて調整する
ことも勿論可能である。
ドル31の手動操作によって選別間隙24を調整した
が、例えばスライド部材25を機械的に移動させて選別
間隙24を調整することもできる。また、本発明は馬鈴
薯42の他にタマネギ等の塊状農産物にも適用できる
し、上記実施例における、搬送路8の数(Vベルトの本
数)や間隙調整機構13の構造等も一例であって、本発
明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜
に変更することができる。
明によれば、コンベア装置の少なくとも一対の搬送帯で
形成される複数の選別間隙が、間隙調整手段で所定の搬
送帯を水平面内で一括して同時に移動させることによっ
て調整されるため、調整作業を極めて容易に行うことが
できると共に、各選別間隙を均一化することができて農
産物の選別精度の向上を同時に図ることができる。
項1記載の発明の効果に加え、所定間隔毎の搬送帯の位
置が間隔調整手段で変更されることで各選別間隙が調整
されるため、間隙調整手段で移動させる搬送帯の数を低
減させることができて、例えば小さい操作力で調整でき
て調整作業を一層容易に行うことができると共に、間隙
調整手段の構成を簡略化することができる。
項1または2記載の発明の効果に加え、一対の搬送帯が
間隙調整手段によって位置が変更される可動式のベルト
と、位置が変化しない固定式のベルトで形成されるた
め、可動式のベルトの位置変更で選別間隙を調整でき、
調整作業をより一層容易に行うことができると共に、固
定式のベルトを基準として間隙調整できて、各選別間隙
の精度を一層向上させることができる。
項1ないし3記載の発明の効果に加え、間隙調整手段が
部分的に設けられたレールに沿って搬送帯を摺動移動さ
せるため、搬送帯のスムーズな移動が可能になると共
に、間隙調整手段の構成を一層簡略化することができて
安価な選別装置を得ることができる。
項1ないし4記載の発明の効果に加え、コンベア装置の
終端部の選別間隙内に、農産物に接触して当該農産物を
後工程に送り出す送出手段を有するため、この送出手段
で選別間隙内への農産物の嵌り込みが確実に防止され、
農産物を後工程にスムーズに送出できて選別処理能力の
向上を図ることができる。
項5記載の発明の効果に加え、送出手段が搬送帯が巻回
されるプーリ間に回転可能に配置された補助プーリで形
成されるため、送出手段の構成を簡略化しつつ農産物の
傷付きを一層防止した状態で後工程に確実に送出するこ
とができる等の効果を奏する。
図
Claims (6)
- 【請求項1】所定間隔を隔てた少なくとも一対の搬送帯
により並列状態で形成される複数の選別間隙から農産物
を落下排出させるコンベア装置と、前記搬送帯を移動さ
せて選別間隙を調整する間隙調整手段と、を備え、 前記間隙調整手段は、所定の搬送帯を同一平面内におい
て、その搬送方向と略直交する方向に一括して移動させ
ることで各選別間隙を同時に調整することを特徴とする
農産物の選別装置。 - 【請求項2】前記搬送帯は、所定間隔毎の搬送帯の位置
が前記間隔調整手段で変更されることを特徴とする請求
項1記載の農産物の選別装置。 - 【請求項3】前記一対の搬送帯は、間隙調整手段によっ
て位置が変更される可動式のベルトと、位置が変化しな
い固定式のベルトで形成されることを特徴とする請求項
1または2記載の農産物の選別装置。 - 【請求項4】前記間隙調整手段は、搬送帯の搬送方向と
略直交する両端部に部分的に設けられたレールに沿って
搬送帯を摺動移動させることを特徴とする請求項1ない
し3のいずれかに記載の農産物の選別装置。 - 【請求項5】前記コンベア装置の終端部の選別間隙内
に、農産物に接触して当該農産物を後工程に送り出す送
出手段を有することを特徴とする請求項1ないし4のい
ずれかに記載の農産物の選別装置。 - 【請求項6】前記送出手段は、搬送帯が巻回されるプー
リ間に回転可能に配置された補助プーリであることを特
徴とする請求項5記載の農産物の選別装置。
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ID=18944495
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001089583A Pending JP2002282794A (ja) | 2001-03-27 | 2001-03-27 | 農産物の選別装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002282794A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101365839B1 (ko) | 2011-07-06 | 2014-02-21 | 조승제 | 농산물 선별 장치 |
CN110238065A (zh) * | 2019-07-12 | 2019-09-17 | 海盐晟煜五金有限公司 | 一种螺栓螺头宽度筛选装置 |
-
2001
- 2001-03-27 JP JP2001089583A patent/JP2002282794A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101365839B1 (ko) | 2011-07-06 | 2014-02-21 | 조승제 | 농산물 선별 장치 |
CN110238065A (zh) * | 2019-07-12 | 2019-09-17 | 海盐晟煜五金有限公司 | 一种螺栓螺头宽度筛选装置 |
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