JP2002282160A - 浴槽の取付構造 - Google Patents

浴槽の取付構造

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JP2002282160A
JP2002282160A JP2001089083A JP2001089083A JP2002282160A JP 2002282160 A JP2002282160 A JP 2002282160A JP 2001089083 A JP2001089083 A JP 2001089083A JP 2001089083 A JP2001089083 A JP 2001089083A JP 2002282160 A JP2002282160 A JP 2002282160A
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JP
Japan
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bathtub
bathroom
counter
flange portion
synthetic resin
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Application number
JP2001089083A
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English (en)
Inventor
Toshibumi Murakami
俊文 村上
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Takara Standard Co Ltd
Original Assignee
Takara Standard Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】浴室ユニットにおける浴槽の設置対応度を向上
させ、その成形用金型の数を削減する。また、浴槽側カ
ウンターを別途、設ける必要をなくし、その面でのコス
トダウンと、施工性の向上をはかる。 【解決手段】人造大理石などの合成樹脂材で形成された
浴槽1における浴槽部1aの上部周縁に一体形成される
フランジ部1bを、浴槽1の長手方向において延出形成
し、このフランジ部1bを浴槽側のカウンターとして使
用できるようにすると共に、狭小な浴槽設置部に対して
は、このフランジ部1bを切除することにより、浴室内
壁面との間の寸法調節が行えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室ユニット内に
設置される浴槽の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、浴室ユニット内に設置される浴槽
は、浴室ユニットの大きさなどに応じて複数のサイズの
ものが製造されていた。また、浴槽が浴室内の浴槽設置
スペースより小さい場合は、浴槽と浴室内壁面との間に
カウンターやスペーサを設け、寸法調節を行うというこ
とも行われていた。
【0003】この浴槽側に設置されるカウンターとして
は、実開平6−26679号や登録実用新案第3001
184号に示されるものがあった。
【0004】上記実開平6−26679号に示されたカ
ウンター10は、図5に示すように、浴槽13が設置さ
れる浴室の浴槽側壁パネル11の所定位置に、予め口の
字形のカウンター取付金具12をビス止めしておき、こ
のカウンター取付金具12に係合させると共に、ビス止
め固定することにより取り付けられるようになってい
た。
【0005】また、登録実用新案第3001184号に
示されたカウンター14は、図6に示すように、浴槽1
5のフランジ部15aの下面に固定された固定片16
と、この固定片16に螺子止めされる固定具(図示せ
ず)との間で端部が挟み込まれることにより、浴槽15
の周縁に一体的に固定されるようになっていた。
【0006】なお、このカウンター14は、必要に応じ
て浴室の内壁面にもねじ止めし、その強度を保つように
していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のもので
は、浴室ユニットの大きさに対応させるためには、複数
サイズの浴槽を準備しなくてはならず、そのためには、
大きく、かつ高価な製造用金型を複数、必要とした。し
たがって、設備投資費が嵩み、製品単価の上昇を招くと
共に、その金型の設置や保管にも広いスペースを要する
という問題点があった。
【0008】また、浴室内壁面との間にカウンターやス
ペーサを設けるものは、このカウンターやスペーサで寸
法が調整できるので、上記のような問題点はないもの
の、今度は、複数サイズのカウンターやスペーサを準備
しなくてはならず、しかもその取り付けのための金具や
固定具を要すると共に、その取り付けの手間も必要とし
た。したがって、コストの上昇を招くと共に、その施工
性も悪いという問題点があった。さらに、このカウンタ
ーやスペーサには、腰をかけたりすることにより思わぬ
荷重がかかることが想定されるので、十分な強度を持た
せておかなくてはならなかった。そのため、場合によっ
ては、別途、補強を施す必要も生じ、この面からも一層
のコストアップと、施工性の低下が招かれるという問題
点があった。
【0009】本発明は、上記従来の浴室ユニットにおけ
る浴槽の設置方が有していた問題点の解決を課題とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明のうち、請求項1記載の発明は、浴室ユニ
ット内に設置される合成樹脂製の浴槽を切断加工可能な
合成樹脂材で形成し、その浴槽部の上部周縁に一体形成
されるフランジ部を、浴槽の長手方向において延出され
たものとし、該フランジ部を浴槽側のカウンターとする
と共に、狭小な浴槽設置部に対しては、該フランジ部を
切除することにより、浴室内壁面との寸法調節を行うよ
うにしたことを特徴とする浴槽の取付構造である。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成中、切断加工可能な合成樹脂材を人造大理石
と、限定したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示した実施の形
態に基づき詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の取付構造に用いられる浴
槽1の簡略平面図である。図示したように、この浴槽1
は、浴槽部1aの上部周縁に一体形成されるフランジ部
1bを、その長手方向(図1において上下方向)に大き
く延出するように形成し、その一方の側に、水栓取付用
の取付孔1cを設けたものである。なお、図1において
符号1dは、浴槽部1aの底面に設けられた排水口を示
す。
【0014】ここにおいて、本発明では、この浴槽1を
人造大理石で形成している。この人造大理石製の浴槽1
は、熱硬化性樹脂に硬化剤と水酸化アルミニウムなどの
無機系充填剤を配合した特定の樹脂組成物を、成形用金
型(図示せず)に注入し、硬化させることにより製造さ
れるものである。したがって、浴槽部1aの上部周縁に
一体形成されるフランジ部1bは、熱硬化性樹脂などに
より、極めて堅牢にこの浴槽部1aに一体成形されてお
り、このフランジ部1bを備えた浴槽1を、そのまま浴
室内に設置すれば、フランジ部1bには、何ら補強を施
すことなく、浴槽側カウンターとして機能させることが
できる。
【0015】また、浴室ユニットのサイズなどにより、
浴室4の浴槽設置部4bの寸法が小さい場合には、この
浴槽1の後側(図1において下側)のフランジ部1bを
切除し、その寸法調節を行えば良く、このようにすれ
ば、図3に示すように、この浴槽1を隙間無く、浴室4
の内部に据え付けることができる。そして、据え付け後
は、浴槽1の前側(図3において上側)のフランジ部1
bに設けられた取付孔1cを利用して水栓5を取り付け
れば良い。なお、この時、水栓5への配管(図示せず)
は、このフランジ部1bの下方においてなされることと
する。
【0016】また、浴槽用の水栓が不要な場合は、浴槽
1の前後のフランジ部1bを、必要な寸法に応じて適
宜、切除しても良く、このようにすれば、図2に示すよ
うに、洗い場2aにカウンター3が設けられ、浴槽設置
部2bが狭小な、かなり小型の浴室ユニットの浴室2内
にも据え付けることができる。
【0017】このように本発明の浴槽1の取付構造で
は、予め大きく形成されたフランジ部1bを切除するこ
とにより、同じ金型で製造された浴槽1を、各種サイズ
の浴室ユニットの浴槽設置部に対応させ、設置すること
ができるものである。
【0018】また、浴槽1と一体で体裁が良く、かつ堅
牢なカウンターを、何ら取付金具や固定具などの別部材
を要することなく、かつ、その取り付けの手間も要する
ことなく、設けることができる。
【0019】さらにまた、本発明の浴槽1の取付構造
は、何も上述したような浴室サイズに対応させるためだ
けのものではなく、図4に示すように、前後(図1にお
いて上下)のフランジ部1bをカットした上で、別途、
巾広のカウンター7が設けられた浴室6内に設置するよ
うにしても良く、このようにすれば、一層、浴室ユニッ
トのバリエーションに対応させることも可能となる。
【0020】なお、上記の実施の形態では、人造大理石
で形成された浴槽1を例示したが、本発明の取付構造に
用いられる浴槽1は、金型で一体成形され、かつ、成形
後は、切断加工が可能なものであれば良く、例えば、F
RPや熱可塑性人造大理石、アクリルなどの合成樹脂材
で形成されたものであっても良い。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち、請
求項1記載の発明は、合成樹脂製の浴槽に一体成形され
るフランジ部を、浴槽の長手方向に延出することによ
り、このフランジ部を浴槽側のカウンターとして用いた
り、設置部分の寸法調節に用いるようにしたので、各種
サイズの浴室ユニットに同じ金型で成形された浴槽が利
用できるようになる。よって、その成形用金型の数を減
らすことができ、この面でのコストダウンがはかられる
と共に、金型の設置、保管スペースも削減されるという
効果がある。また、カウンターが浴槽に一体成形される
ので、見栄えが良くなり、しかも強度的にも優れたもの
となる。さらに、別途、カウンターの取付金具などを準
備する必要もなくなるので、その取り付けの手間も不要
となり、この面でのコストダウンがはかられると共に、
施工性も良くなるという効果が得られる。
【0022】請求項2記載の発明は、浴槽を構成する合
成樹脂材を人造大理石に限定したので、浴槽自体の強度
が高くなり、上記請求項1記載の発明の効果に加え、浴
槽のフランジ部をカウンターとして使用した際の一層の
強度の向上がはかられ、大きなカウンターを有するもの
にも対応できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の取付構造に用いられる浴槽の簡略平面
図である。
【図2】図1に示した浴槽の設置例を示す浴室の簡略平
面図である。
【図3】浴槽の他の設置例を示す浴室の簡略平面図であ
る。
【図4】浴槽のさらに他の設置例を示す浴室の簡略平面
図である。
【図5】従来例を示した斜視図である。
【図6】他の従来例を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 浴槽 1a 浴槽部 1b フランジ部 1c 取付孔 1d 排水口 2,4,6 浴室 2a,4a 洗い場 3,7 カウンター 5 水栓

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室ユニット内に設置される浴槽を、切
    断加工可能な合成樹脂材で形成し、その浴槽部の上部周
    縁に一体形成されるフランジ部を、浴槽の長手方向にお
    いて延出されたものとし、該フランジ部が浴槽側のカウ
    ンターとなされると共に、狭小な浴槽設置部に対して
    は、該フランジ部を切除することにより、浴室内壁面と
    の寸法調節がなされるようにしたことを特徴とする浴槽
    の取付構造。
  2. 【請求項2】 切断加工可能な合成樹脂材が、人造大理
    石であることを特徴とする請求項1記載の浴槽の取付構
    造。
JP2001089083A 2001-03-27 2001-03-27 浴槽の取付構造 Pending JP2002282160A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61163586U (ja) * 1985-03-29 1986-10-09
JPH0984710A (ja) * 1995-09-21 1997-03-31 Inax Corp 浴槽のエプロン取付構造

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61163586U (ja) * 1985-03-29 1986-10-09
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