JP2002281954A - 紫イモを用いた栗焼酎様のリキュールの製造方法 - Google Patents
紫イモを用いた栗焼酎様のリキュールの製造方法Info
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- JP2002281954A JP2002281954A JP2001130338A JP2001130338A JP2002281954A JP 2002281954 A JP2002281954 A JP 2002281954A JP 2001130338 A JP2001130338 A JP 2001130338A JP 2001130338 A JP2001130338 A JP 2001130338A JP 2002281954 A JP2002281954 A JP 2002281954A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】原料に用いた焼酎の特性と紫イモの特性を直接
最大限に抽出表現したリキュールを提供する。 【解決手段】紫イモリキュールは、原料ベースとなる本
格焼酎の成分とその浸漬時間により色調やエキス分に大
きな違いがあるため、製造するリキュールの規格を定
め、原料ベースとなる本格焼酎の品質を一定にして、紫
イモの熟成度等により浸漬時間を調整して、天然色素の
美しいリキュールを製造する。
最大限に抽出表現したリキュールを提供する。 【解決手段】紫イモリキュールは、原料ベースとなる本
格焼酎の成分とその浸漬時間により色調やエキス分に大
きな違いがあるため、製造するリキュールの規格を定
め、原料ベースとなる本格焼酎の品質を一定にして、紫
イモの熟成度等により浸漬時間を調整して、天然色素の
美しいリキュールを製造する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サツマイモの一種
である、紫イモの色素アントシアニンとその成分ポリフ
ェノール及びその香味を有し、かつ栗焼酎の持つ香りと
味の特性を複合した、栗焼酎様リキュールの製造方法に
関するものである。
である、紫イモの色素アントシアニンとその成分ポリフ
ェノール及びその香味を有し、かつ栗焼酎の持つ香りと
味の特性を複合した、栗焼酎様リキュールの製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】a)サツマイモ(紫イモを含む)には、
澱粉の他にカロチンやビタミンC等のビタミン類やカリ
ウム等のミネラルが豊富に含まれていて、食用の他にア
ルコール、本格焼酎の原料に使用されているがこれら
は、発酵されたモロミを蒸留してアルコール及び焼酎乙
類が得られる。 b)特公平6−95925のリキュール製造方は、紫イ
モ蒸煮破砕したものにアルコールと有機酸を加え、色素
を抽出して原液を得、さらに残渣を糖化して得た糖液を
原液に加えてリキュールを製造する。
澱粉の他にカロチンやビタミンC等のビタミン類やカリ
ウム等のミネラルが豊富に含まれていて、食用の他にア
ルコール、本格焼酎の原料に使用されているがこれら
は、発酵されたモロミを蒸留してアルコール及び焼酎乙
類が得られる。 b)特公平6−95925のリキュール製造方は、紫イ
モ蒸煮破砕したものにアルコールと有機酸を加え、色素
を抽出して原液を得、さらに残渣を糖化して得た糖液を
原液に加えてリキュールを製造する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】a)サツマイモは、蒸
留酒の原料として使用される場合は、ビタミン類ミネラ
ル類は全く利用されない。近年上記以外の特別成分を有
する紫イモが開発され、赤紫色素アントシアニンを多く
含み健康への効用が見なおされ、利用方法が求められる
ようになった。 b)そこで、色素抽出後の残渣を糖化利用し、また、有
機酸も添加するためそれらの味が転化され、紫イモ本来
の味と香りの変化したものとなっている。また、原料
は、アルコールまたは、焼酎と特定されておらず、紫イ
モの色素の抽出のみに集中し、成分の大半を占める一方
の原料のアルコール分の特性を無視した方法である。
留酒の原料として使用される場合は、ビタミン類ミネラ
ル類は全く利用されない。近年上記以外の特別成分を有
する紫イモが開発され、赤紫色素アントシアニンを多く
含み健康への効用が見なおされ、利用方法が求められる
ようになった。 b)そこで、色素抽出後の残渣を糖化利用し、また、有
機酸も添加するためそれらの味が転化され、紫イモ本来
の味と香りの変化したものとなっている。また、原料
は、アルコールまたは、焼酎と特定されておらず、紫イ
モの色素の抽出のみに集中し、成分の大半を占める一方
の原料のアルコール分の特性を無視した方法である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はa)の特性を活
かしb)と異なった方法で紫イモ本来の味と香りに原料
ベースの自社特製の栗焼酎の味と香りをミックスし、か
つ紫イモの色彩と成分特性を添加したオシャレなアルコ
ール飲料とした。また、自社特製の栗焼酎に紫イモのエ
キス分を抽出させたもので、酒税法のエキス分の最低限
度をクリヤーするだけの微量の糖を添加し、栗焼酎と紫
イモの特性を最大表現した、栗焼酎様リキュールであ
る。
かしb)と異なった方法で紫イモ本来の味と香りに原料
ベースの自社特製の栗焼酎の味と香りをミックスし、か
つ紫イモの色彩と成分特性を添加したオシャレなアルコ
ール飲料とした。また、自社特製の栗焼酎に紫イモのエ
キス分を抽出させたもので、酒税法のエキス分の最低限
度をクリヤーするだけの微量の糖を添加し、栗焼酎と紫
イモの特性を最大表現した、栗焼酎様リキュールであ
る。
【0005】[発明の実施の形態1] a)500L alc.37.0度の栗焼酎に紫イモ7
5kgを蒸煮し、輪切りにして袋に入れ24時間浸漬す
る。紫イモを取り出した溶液は、滓引き及び布漉し濾過
をした後にトレハロース(糖分)10kgを添加攪拌し
てエキス分最小限の栗焼酎様リキュールを製造する。
b)色素及びエキス分を抽出した輪切りの紫イモは、乾
燥して肥飼料とする。 表1 製造されたリキュールの成分表 数量 500L アルコール分 33.4度 エキス分 3.10度 ポリフェノール 93mg/100ml [参考] 赤ワイン 110〜290mg/100ml 白ワイン 18〜36mg/100ml
5kgを蒸煮し、輪切りにして袋に入れ24時間浸漬す
る。紫イモを取り出した溶液は、滓引き及び布漉し濾過
をした後にトレハロース(糖分)10kgを添加攪拌し
てエキス分最小限の栗焼酎様リキュールを製造する。
b)色素及びエキス分を抽出した輪切りの紫イモは、乾
燥して肥飼料とする。 表1 製造されたリキュールの成分表 数量 500L アルコール分 33.4度 エキス分 3.10度 ポリフェノール 93mg/100ml [参考] 赤ワイン 110〜290mg/100ml 白ワイン 18〜36mg/100ml
【0006】[発明の実施の形態2] a)750L alc.37.0度の栗焼酎に紫イモ1
12.5kgを蒸煮し、輪切りにして袋に入れ36時間
浸漬する。紫イモを取り出した溶液は、滓引き及び布漉
し濾過をした後にトレハロース(糖分)15kgを添加
攪拌してエキス分最小限の栗焼酎様リキュールを製造す
る。 b)色素及びエキス分を抽出した輪切りの紫イモは、乾
燥して肥飼料とする。 表2 製造されたリキュールの成分表 数量 778L アルコール分 33.8度 エキス分 3.04度 ポリフェノール 103mg/100ml
12.5kgを蒸煮し、輪切りにして袋に入れ36時間
浸漬する。紫イモを取り出した溶液は、滓引き及び布漉
し濾過をした後にトレハロース(糖分)15kgを添加
攪拌してエキス分最小限の栗焼酎様リキュールを製造す
る。 b)色素及びエキス分を抽出した輪切りの紫イモは、乾
燥して肥飼料とする。 表2 製造されたリキュールの成分表 数量 778L アルコール分 33.8度 エキス分 3.04度 ポリフェノール 103mg/100ml
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年7月3日(2001.7.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】紫イモを用いた栗焼酎様リキュールの製造方法
のフローチャート図
のフローチャート図
Claims (2)
- 【請求項1】サツマイモの一品種である種子島紫また
は、その改良品種である紫イモを原料とするリキュール
の製造方法において、原料紫イモを蒸煮、または、ばい
焼きした後輪切りにして、30〜35%の自社製栗焼酎
に浸漬し、紫イモの色素とエキス分を抽出して、天然色
素の美しい紫イモを着色する、紫イモを用いた栗焼酎様
リキュールの製造方法。 - 【請求項2】請求項1の製造工程で、リキュール原液と
エキス分抽出後の残渣を除去した原料は、滓下げを2〜
3回繰り返し行い更に布漉濾過を行い残渣を完全に除去
した後にリキュールとしてのエキス分を、規定の2%以
上満たす最低限の糖分を添加して、エキス分の少ない、
紫イモを用いた栗焼酎様リキュールの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001130338A JP2002281954A (ja) | 2001-03-25 | 2001-03-25 | 紫イモを用いた栗焼酎様のリキュールの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001130338A JP2002281954A (ja) | 2001-03-25 | 2001-03-25 | 紫イモを用いた栗焼酎様のリキュールの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002281954A true JP2002281954A (ja) | 2002-10-02 |
Family
ID=18978734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001130338A Pending JP2002281954A (ja) | 2001-03-25 | 2001-03-25 | 紫イモを用いた栗焼酎様のリキュールの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002281954A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100392059C (zh) * | 2006-06-28 | 2008-06-04 | 马相国 | 马铃薯康复酒及制造方法 |
JP2009027997A (ja) * | 2007-07-28 | 2009-02-12 | Kojika Shuzo Co Ltd | 紫イモを用いた赤紫色の酒類の製造方法 |
CN103666940A (zh) * | 2012-09-06 | 2014-03-26 | 张金荣 | 生物酶解法制备紫薯酒工艺 |
CN104830630A (zh) * | 2015-04-29 | 2015-08-12 | 彭水群英薯业科技研发中心 | 一种紫薯酒及其制备方法 |
CN107586676A (zh) * | 2017-10-25 | 2018-01-16 | 贵州文松发酵食品有限公司 | 一种枸杞板栗酒及其制备方法 |
-
2001
- 2001-03-25 JP JP2001130338A patent/JP2002281954A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN100392059C (zh) * | 2006-06-28 | 2008-06-04 | 马相国 | 马铃薯康复酒及制造方法 |
JP2009027997A (ja) * | 2007-07-28 | 2009-02-12 | Kojika Shuzo Co Ltd | 紫イモを用いた赤紫色の酒類の製造方法 |
CN103666940A (zh) * | 2012-09-06 | 2014-03-26 | 张金荣 | 生物酶解法制备紫薯酒工艺 |
CN104830630A (zh) * | 2015-04-29 | 2015-08-12 | 彭水群英薯业科技研发中心 | 一种紫薯酒及其制备方法 |
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