JP2002281347A - 鑑賞用データ補正方法および装置並びに記録媒体 - Google Patents

鑑賞用データ補正方法および装置並びに記録媒体

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JP2002281347A JP2001076316A JP2001076316A JP2002281347A JP 2002281347 A JP2002281347 A JP 2002281347A JP 2001076316 A JP2001076316 A JP 2001076316A JP 2001076316 A JP2001076316 A JP 2001076316A JP 2002281347 A JP2002281347 A JP 2002281347A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザ毎にあるいは表示デバイス毎に最適に
画像処理が施された画像を得る。 【解決手段】 補正関数算出手段6において、ユーザI
DまたはデバイスID毎に画像データS0を補正するた
めの補正関数fを算出し、これを補正関数保管手段7に
保管する。画像データS0に対して画像処理を施す際に
は、画像データS0に付与されたユーザIDおよび/ま
たはデバイスIDに対応する補正関数fを検索し、これ
に基づいて補正パラメータ算出手段4において補正パラ
メータPを算出する。そして、画像データS0に対して
補正パラメータPにより画像処理を施して補正画像デー
タS1を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データ、音声
データ等の鑑賞用データに対して画像処理等の審美的処
理を施す鑑賞用データ補正方法および装置並びに鑑賞用
データ補正方法をコンピュータに実行させるためのプロ
グラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラやデジタルビデオ等にお
いて被写体を撮像することにより得られた画像データ
や、音楽演奏の私的録音等により得られた音声データ
を、公衆回線を通じてサーバに送信して保管しておき、
必要に応じて画像データや音声データの再生装置に送信
することにより、場所や時間に拘束されることなく、画
像や音楽を自由に再生して鑑賞するようにしたシステム
が知られている。このようなシステムによれば、個人が
私的に撮像あるいは録音した画像データや音声データ
を、家族や友人とともに楽しむことができる。このよう
なシステムにおけるデータの再生は、携帯電話、デジタ
ルテレビあるいはゲーム端末の他、電子フォトフレー
ム、携帯情報端末、車載端末、屋外大画面ディスプレ
イ、ヘッドマウント、網膜投写型ディスプレイ等のデー
タを直接再生する再生装置、CD−R、DVD、MDあ
るいはメモリースティック等のメディアに書き込まれた
データを再生する各メディア専用の再生装置、画像デー
タをハードコピーとして再生するプリンタ、音声データ
を自動的に再生する自動演奏楽器等、多様な再生装置に
おいて行われる。
【0003】一方、デジタルカメラやデジタルビデオ等
の撮像デバイスにより得られた画像データや、写真フイ
ルムに記録された画像をスキャナにより読取ることによ
り得られた画像データを、鑑賞のためにプリンタやモニ
タのような表示デバイスを用いて再生するシステムが知
られている。このようなシステムにおいては、再生され
る画像の画質を向上させるために、画像データに対して
様々な画像処理が施される。
【0004】例えば、フイルムから読取った画像データ
に対して、撮影の際に入力された撮影距離情報、連続撮
影情報、フラッシュの発光情報、シャッタスピード情
報、被写体輝度情報等の撮影情報に基づいて、エッジ
(輪郭)強調やコントラスト強調等の画像処理を施すこ
とにより、再生画像の画質を補正する方法が提案されて
いる(特開平7−159904号)。
【0005】また、画像中とくに注目されるのは人物の
顔であることから、画像中の顔領域を認識し、その顔領
域の有無、顔領域のサイズに応じてエッジ強調処理や階
調処理の程度を変更する方法が提案されている(特開平
9−233423号)。
【0006】さらに、写真フイルムに記録された複数の
画像についての複数の画像データに基づいて、その写真
フイルムの特性を表す代表値(例えば高濃度側の基準
値、低濃度側の基準値)を求め、その代表値に基づいて
その写真フイルムから得られた画像データを変換するた
めの条件を決定することにより、適切な色バランスの再
生画像を得るようにした方法も提案されている(特開平
9−181918号)また、撮像デバイスの色再現特性
や階調再現特性等のデバイス特性を、カラーチャートを
撮像することにより予め求めておき、画像データにタグ
情報として付与される撮影デバイスの機種に関する情報
に基づいて、画像データに対して撮像デバイスに適した
補正を行うことにより、撮像デバイス毎の特性の相違を
補償する方法も提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、撮像デ
バイスは種類が非常に多く、日々新機種が市場に出回る
ため、全ての撮像デバイスについてデバイス特性を求め
るには、多大な労力を要する。また、デバイス特性は、
撮像デバイスの撮像条件(例えばAE/AWBの設定
等)によっても変更するため、全ての撮像条件において
適切に画像を補正することは非常に困難である。
【0008】一方、画像に含まれる肌色、空の色、樹木
の緑色等の色の見え方は、画像を観察する個人(以下ユ
ーザとする)の記憶や育った環境に応じて異なるため、
好ましい色すなわち画質には個人差があるものである。
ここで、上記特開平7−159904号等に記載された
方法により画像データを補正した場合、平均的に見れば
比較的良好に画像を補正することができるが、全てのユ
ーザが満足することは希であり、特定のユーザにとって
は必ずしも好ましい画質とはならない場合がある。この
ため、例えば補正された画像データをプリント出力した
場合に、個別に満足できる画質の画像を得るためには、
ユーザは得られたプリントを見た後に色修正等の指示情
報をプリント業者に知らせて再度の補正処理を行う必要
があることから、最適な画質のプリントを得るには非常
に手間がかかるものであった。
【0009】また、画像をモニタに表示する場合におい
ては、モニタの色調整つまみ等を用いて画像データ毎に
補正する、あるいは画像データをマニュアル的に補正す
る必要があるが、このような補正は経験を要するため、
最適な画質が得られるように補正することは困難であ
る。さらに、モニタについても撮像デバイスと同様に種
類が非常に多く、新機種が日々市場に出回るため、ある
モニタにおいて所望とする画質となるように補正できた
としても、その画像データを他のモニタで表示した場合
には、所望とする画質とはならない場合がある。
【0010】このように、画像データを最適な画質によ
り再生するには非常に繁雑な作業が必要であるため、理
想的な画質とは異なるものであっても、それを受け入れ
ざるを得ないような状況にある。
【0011】さらに、上記データを鑑賞するシステムに
おいては、オリジナルのデータをそのまま保管し、再生
装置のフォーマットに応じて、例えば拡大、縮小(画像
データの場合)、DA変換(音声データの場合)等のフ
ォーマット変換を行っている。しかしながら、このよう
なフォーマット変換によって得られたデータは、鑑賞用
としては必ずしも適切なものではなかった。
【0012】また、音声を私的に録音した場合、録音レ
ベルが高すぎたり低すぎたり、あるいは途中で録音レベ
ルが変動したり、さらにはノイズが混入したり、不要な
音声が含まれたり等するため、その音声データが鑑賞に
堪え得るものであることは非常に希である。したがっ
て、鑑賞に堪え得るように処理をすることが望まれてい
る。
【0013】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、鑑賞用としての好ましい処理を個別にかつ簡易に行
うことができる画像データ等の鑑賞用データの補正方法
および装置並びに鑑賞用データ補正方法をコンピュータ
に実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ
読取り可能な記録媒体を提供することを目的とするもの
である。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による鑑賞用デー
タ補正方法は、所定の分類情報が付与された複数の鑑賞
用データのそれぞれについて予め算出された、該複数の
鑑賞用データのそれぞれに対して審美的処理を施すため
の複数の補正パラメータのうち、特定の分類情報が付与
された複数の特定鑑賞用データについての複数の特定補
正パラメータに基づいて、該特定の分類情報が付与され
た処理対象鑑賞用データに対して前記審美的処理を施す
ための処理用補正パラメータを算出し、該処理用補正パ
ラメータに基づいて前記処理対象鑑賞用データに対して
前記審美的処理を施して、補正鑑賞用データを得ること
を特徴とするものである。
【0015】「鑑賞用データ」とは、画像データ、音声
データ、動画データ等の視覚および聴覚により鑑賞可能
なデジタルデータのことを意味する。
【0016】「分類情報」とは、複数の鑑賞用データを
分類することが可能な情報であり、例えば、鑑賞用デー
タを取得したユーザを特定する情報(ユーザID等)お
よび/または前記鑑賞用データを取得したデバイスを特
定する情報(デバイスID等)を含めることができる。
また、この他にも、鑑賞用データが画像データの場合に
は、被写体の情報、鑑賞用データの用途の情報、鑑賞用
データを取得した位置の情報等を分類情報として用いる
ことができる。なお、鑑賞用データのヘッダに分類情報
を書き込む、分類情報をテキストデータとして鑑賞用デ
ータと一体化する等により、分類情報を鑑賞用データに
付与することができる。
【0017】「審美的処理」とは、鑑賞用データの審美
的効果を増大させるための処理であって、鑑賞用データ
が画像データや動画データの場合には、画質を向上させ
るための画像処理が挙げられ、鑑賞用データが音声デー
タの場合には、エコーをかけるなど音声の調子を変更す
る処理が挙げられる。
【0018】「補正パラメータ」とは、画像データに審
美的処理を施すためのパラメータであり、例えば審美的
処理が画像処理の場合には、画像処理のパラメータ(例
えば、色補正のためのパラメータ、シャープネス強調処
理のためのパラメータ等)を意味する。なお、補正パラ
メータは、複数の鑑賞用データのそれぞれに対してマニ
ュアル操作等によって、最適な審美的効果が得られるよ
うな審美的処理を施すことにより、予め算出されてなる
ものである。
【0019】よって、複数の鑑賞用データのうち、例え
ば特定のユーザについての情報(ユーザIDとする)が
付与された複数の特定鑑賞用データについての複数の特
定補正パラメータに基づいて、同一のユーザIDが付与
された処理対象鑑賞用データに対して審美的処理を施す
ための処理用補正パラメータが算出され、この処理用補
正パラメータにより、同一のユーザIDが付与された処
理対象鑑賞用データに対して審美的処理が施されること
となる。
【0020】なお、本発明による鑑賞用データ補正方法
においては、前記複数の特定鑑賞用データおよび前記複
数の特定補正パラメータに基づいて、前記処理用補正パ
ラメータを算出するための補正関数を算出し、該補正関
数に基づいて前記処理用補正パラメータを算出するよう
にしてもよい。
【0021】また、前記複数の特定鑑賞用データおよび
前記複数の特定補正パラメータに基づいて、前記処理用
補正パラメータを算出するための補正関数を分類情報毎
に予め複数算出しておき、前記処理対象鑑賞用データに
付与された前記特定の分類情報に基づいて、前記複数の
補正関数から該特定の分類情報に対応する補正関数を選
択し、該選択された補正関数に基づいて前記処理用補正
パラメータを算出するようにしてもよい。
【0022】なお、上記補正関数を算出する際には、全
ての特定鑑賞用データを使用することなく、所定の優先
度に基づいて特定鑑賞用データから補正関数算出用の複
数の特定鑑賞用データを選択し、選択された複数の特定
鑑賞用データおよび選択された複数の特定鑑賞用データ
についての複数の特定補正パラメータに基づいて、処理
用補正パラメータを算出するための補正関数を算出する
ことが好ましい。
【0023】「所定の優先度に基づいて選択された複数
の特定鑑賞用データおよび該選択された複数の特定鑑賞
用データについての複数の特定補正パラメータに基づい
て、前記処理用補正パラメータを算出するための補正関
数を算出する」とは、例えば、最新の審美的処理が施さ
れた日付の新しい特定鑑賞用データ、審美的効果の高い
審美的処理が施されたと見なせるアクセス件数の多い特
定鑑賞用データ、より最適な審美的処理が施されたと見
なせるマニュアル操作により審美的処理を施した特定鑑
賞用データ、ユーザが気に入った特定鑑賞用データ、特
定鑑賞用データが有料のデータである場合には、売上
高、利益等の多い特定鑑賞用データおよびこれらの特定
鑑賞用データについての特定補正パラメータを優先的に
使用して、補正関数を算出することを意味する。
【0024】すなわち、優先度の高い特定鑑賞用データ
は、最新の審美的処理が施されている、あるいはその審
美的効果の高い審美的処理が施されている。このため、
そのような特定鑑賞用データおよび特定補正パラメータ
を使用すれば、より最適な審美的処理を施すことが可能
な処理用補正パラメータを求めることができる補正関数
を算出することができる。
【0025】ところで、鑑賞用データが画像データの場
合、補正画像データを観察する環境が他と極端に異なる
ユーザや、一般的な写真とは異なる写真(例えば内視鏡
写真、顕微鏡写真、天体写真等)を扱うユーザは、一般
的な写真に対する画像処理とは異なる画像処理が行うこ
とが多い。また、ユーザの誤操作や悪意のあるユーザに
より、一般的な写真とは全く異なる画像処理を行う補正
パラメータが算出されることもある。したがって、この
ような鑑賞用データ(以下異種データとする)およびこ
れについての補正パラメータを用いて補正関数を求めた
のでは、その補正関数により求められた補正パラメータ
を用いては適切な審美的処理を鑑賞用データに対して施
すことができなくなってしまう。
【0026】したがって、所定の優先度に基づく選択と
しては、上記異種データを補正関数の算出から除外すべ
く、異種データ以外の特定鑑賞用データを選択するもの
であってもよい。
【0027】なお、特定鑑賞用データに代えて、特定鑑
賞用データの低容量鑑賞用データに基づいて補正関数を
算出することが好ましい。補正関数算出のための演算時
間を短縮できるからである。
【0028】「低容量鑑賞用データ」とは、特定鑑賞用
データの容量を低減させたものであり、特定鑑賞用デー
タが画像データの場合には、画素を間引いた低解像度デ
ータを低容量鑑賞用データとすることができる。
【0029】なお、補正関数を予め作成した場合には、
作成した補正関数を定期的に更新することが好ましい。
最新の審美的処理を施すことが可能な補正関数を予め作
成しておくことができるからである。
【0030】また、本発明による鑑賞用データ補正方法
においては、前記複数の補正パラメータに基づいて汎用
的な審美的処理用の汎用補正パラメータを算出し、該汎
用補正パラメータにも基づいて前記処理対象鑑賞用デー
タに対して前記審美的処理を施すことが好ましい。
【0031】「汎用補正パラメータ」は、分類情報に拘
わらず平均的に審美的効果のある審美的処理を施すこと
が可能な補正パラメータであり、多数の鑑賞用データに
ついての補正パラメータに基づいて算出することができ
る。
【0032】このように、汎用補正パラメータにも基づ
いて処理対象鑑賞用データに対して審美的処理を施すこ
とにより、分類情報に応じた偏りのない審美的処理を処
理対象鑑賞用データに対して施すことができる。
【0033】さらに、本発明による鑑賞用データ補正方
法により得られた補正鑑賞用データは、最適な審美的効
果が得られるものとなっているが、補正鑑賞用データを
出力する出力デバイスは多種多様であり、その出力特性
は出力デバイスに応じて異なる。よって、出力デバイス
の種別によっては、その審美的効果が低減されてしまう
場合がある。
【0034】このため、本発明による鑑賞用データ補正
方法においては、前記補正鑑賞用データを、該補正鑑賞
用データを出力する出力デバイスの特性に応じてさらに
補正することが好ましい。
【0035】本発明による鑑賞用データ補正装置は、所
定の分類情報が付与された複数の鑑賞用データのそれぞ
れについて予め算出された、該複数の鑑賞用データのそ
れぞれに対して審美的処理を施すための複数の補正パラ
メータのうち、特定の分類情報が付与された複数の特定
鑑賞用データについての複数の特定補正パラメータに基
づいて、該特定の分類情報が付与された処理対象鑑賞用
データに対して前記審美的処理を施すための処理用補正
パラメータを算出する補正パラメータ算出手段と、該処
理用補正パラメータに基づいて前記処理対象鑑賞用デー
タに対して前記審美的処理を施して、補正鑑賞用データ
を得る審美的処理手段とを備えたことを特徴とするもの
である。
【0036】なお、本発明による鑑賞用データ補正装置
においては、前記分類情報は、前記鑑賞用データを取得
したユーザを特定する情報および/または前記鑑賞用デ
ータを取得したデバイスを特定する情報を含むことが好
ましい。
【0037】また、本発明による鑑賞用データ補正装置
においては、前記複数の特定鑑賞用データおよび前記複
数の特定補正パラメータに基づいて、前記処理用補正パ
ラメータを算出するための補正関数を算出する補正関数
算出手段をさらに備えるものとし、前記補正パラメータ
算出手段を、該補正関数に基づいて前記処理用補正パラ
メータを算出する手段としてもよい。
【0038】さらに、本発明による鑑賞用データ補正装
置においては、前記複数の特定鑑賞用データおよび前記
複数の特定補正パラメータに基づいて、前記処理用補正
パラメータを算出するための補正関数を分類情報毎に複
数算出する補正関数算出手段と、該算出された複数の補
正関数を保管する補正関数保管手段と、前記処理対象鑑
賞用データに付与された前記特定の分類情報に基づい
て、前記複数の補正関数から該特定の分類情報に対応す
る補正関数を選択する選択手段とをさらに備えるものと
し、前記補正パラメータ算出手段を、該選択された補正
関数に基づいて前記処理用補正パラメータを算出する手
段としてもよい。
【0039】なお、本発明による鑑賞用データ補正装置
において、上記補正関数を算出する際には、全ての特定
鑑賞用データを使用することなく、所定の優先度に基づ
いて特定鑑賞用データから補正関数算出用の複数の特定
鑑賞用データを選択し、選択された複数の特定鑑賞用デ
ータおよび選択された複数の特定鑑賞用データについて
の複数の特定補正パラメータに基づいて、処理用補正パ
ラメータを算出するための補正関数を算出することが好
ましい。
【0040】また、本発明による鑑賞用データ補正装置
においては、前記補正関数算出手段を、前記特定鑑賞用
データについての低容量鑑賞用データに基づいて前記補
正関数を算出する手段とすることが好ましい。
【0041】さらに、本発明による鑑賞用データ補正装
置においては、前記補正関数を定期的に更新する更新手
段をさらに備えることが好ましい。
【0042】また、本発明による鑑賞用データ補正装置
においては、前記補正パラメータ算出手段を、前記複数
の補正パラメータに基づいて汎用的な審美的処理用の汎
用補正パラメータを算出する手段とし、前記審美的処理
手段を、該汎用補正パラメータにも基づいて前記処理対
象鑑賞用データに対して前記審美的処理を施す手段とす
ることが好ましい。
【0043】さらに、本発明による鑑賞用データ補正装
置においては、前記補正鑑賞用データを、該補正鑑賞用
データを出力する出力デバイスの特性に応じてさらに補
正する補正手段をさらに備えることが好ましい。
【0044】なお、本発明による鑑賞用データ補正方法
をコンピュータに実行させるためのプログラムとして、
コンピュータ読取り可能な記録媒体に記録して提供して
もよい。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、特定の分類情報が付与
された複数の特定鑑賞用データについての複数の特定補
正パラメータに基づいて、その特定の分類情報が付与さ
れた処理対象鑑賞用データに対して審美的処理を施すた
めの処理用補正パラメータを算出するようにしたため、
その処理用補正パラメータは、特定の分類情報により分
類される鑑賞用データに対して最適な審美的効果が得ら
れるように審美的処理を施すことができるものとなる。
したがって、この処理用補正パラメータに基づいて処理
対象鑑賞用データに対して審美的処理を施すことによ
り、煩雑な操作を行うことなく、特定の分類情報が付与
された鑑賞用データに対して、最適な審美的効果を与え
ることができる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態について説明する。図1は本発明の第1の実施形態
による鑑賞用データ補正装置を適用した画像出力システ
ムの構成を示す概略ブロック図である。図1に示すよう
に、この画像出力システムは、デジタルカメラ、写真フ
イルムから画像を読取るスキャナ、デジタルビデオカメ
ラ等の撮像デバイス1において得られた処理対象の画像
データS0に対して画像処理を施して補正画像データS
1を得、これをプリンタ、モニタ等の表示デバイス2に
おいて再生するものであり、画像データS0に対して画
像処理を施して補正画像データS1を得る画像処理手段
(審美的処理手段)3と、画像データS0に画像処理を
施すための補正パラメータPを算出する補正パラメータ
算出手段4と、画像データS0を保管画像データSsと
して後述するように確定した補正パラメータPTととも
に保管する画像データ保管手段5と、保管画像データS
sに基づいて画像データS0を補正するための補正関数
fを算出する補正関数算出手段6と、補正関数fを保管
する補正関数保管手段7と、補正関数fを検索する検索
手段8と、表示デバイス2において再生された画像をマ
ニュアル補正するためのマニュアル補正手段9とを備え
る。
【0047】画像処理手段3は、画像データS0に対し
て、色調補正(ガンマ補正、LUTを用いた色補正処
理)、シャープネス処理またはスムージング処理のよう
なノイズ抑制処理、赤目補正処理、画像中の傷を除去す
る傷消し処理、顔のしわを消すしわ消し処理、背景を除
去する背景除去処理、画像を部分的にぼかす処理、手ぶ
れ補正処理等の、写真画像に対して一般的に施される画
像処理を行うためのものである。この画像処理は、補正
パラメータ算出手段4において算出された補正パラメー
タPに基づいて行われる。
【0048】補正パラメータ算出手段4は、マニュアル
補正手段9からの入力に基づいて、および補正関数保管
手段7に保管された補正関数fに基づいて、画像処理手
段3において処理対象の画像データS0に画像処理を施
すための補正パラメータPを算出する。なお、後述する
ように、補正関数fは複数の処理対象の画像データS0
について求められた複数の補正パラメータPに基づいて
算出されるため、画像データ保管手段5にある程度の数
の保管画像データSsが保管される前は、補正関数fを
作成することができない。このため、補正関数fが作成
される前は、マニュアル補正手段9を使用し、表示デバ
イス2に画像を表示して補正パラメータ算出手段4にお
いて補正パラメータPを変更しつつ補正パラメータPを
確定させる。
【0049】画像データ保管手段5は、画像データS0
を保管画像データSsとして、確定した補正パラメータ
PT、画像データS0を得た者(以下ユーザとする)を
特定するユーザIDおよび/または画像データS0を得
た撮影デバイス種を特定するデバイスIDを分類情報と
して付与して保管する。なお、画像データ保管手段5
は、多数の保管画像データSsを長期に亘って保管する
データベースであり、一般的に数十から数千テラバイト
の記憶容量を有し、インターネット等の公衆回線を介し
てアクセス可能とされている。
【0050】補正関数算出手段6は、画像データ保管手
段5に保管された保管画像データSsのうち、複数の特
定の画像データST(共通のユーザIDを有するおよび
/または共通のデバイスIDを有する)およびそれら複
数の特定画像データSTにそれぞれ付与された複数の補
正パラメータPTに基づいて、ユーザID毎および/ま
たはデバイスID毎の補正関数fを算出する。
【0051】補正関数保管手段7は、補正関数算出手段
6において算出された補正関数fを、その補正関数fを
求めた画像データSTを特定する情報(ユーザIDおよ
び/またはデバイスID)と対応付けて保管する。
【0052】検索手段8は、キーボード、マウス等の不
図示の入力手段から入力されるユーザIDおよび/また
はデバイスIDと対応付けられた補正関数fを補正関数
保管手段7から検索し、補正関数算出手段6に入力す
る。
【0053】マニュアル補正手段9は、不図示の入力手
段から入力された、色の微調整、ノイズ抑制の程度の微
調整、階調の微調整等のマニュアル修正情報に基づい
て、補正パラメータ算出手段4において算出された補正
パラメータPを補正する。ここで、表示デバイス2がモ
ニタの場合、マニュアル修正は表示デバイス2に表示さ
れた補正画像データS1を観察しながら行うことができ
る。
【0054】次いで、補正関数算出手段6において行わ
れる補正関数fの算出について説明する。図2は補正関
数算出手段6の構成を示す概略ブロック図である。図2
に示すように、補正関数算出手段6は、画像データ保管
手段5に保管された複数の保管画像データSsのうち、
特定のユーザIDおよび/または特定のデバイスID
(ここではユーザIDとする)が付与された複数の特定
画像データSTのそれぞれについて特徴量パラメータを
算出する特徴量算出部61と、特徴量算出部61におい
て算出された特徴量パラメータに基づいて補正関数fを
算出する補正関数算出部62と、画像データ保管手段5
から所望とする複数の特定画像データSTを抽出する抽
出部63と、補正関数fの算出の基礎となる原関数を記
憶した記憶部64とを備える。
【0055】まず、抽出部63により画像データ保管手
段5に保管された保管画像データSsから、特定のユー
ザIDが付与された複数の特定画像データSTi(i=
1〜N、N:特定のユーザIDが付与された画像データ
STの数)が抽出されて、特徴量算出部61および補正
関数算出部62に入力される。なお、各特定画像データ
STiには確定した補正パラメータPTが付与されてお
り、補正関数算出部62にはこの補正パラメータPTも
入力される。
【0056】特徴量算出部61において、上記複数の特
定画像データSTiのそれぞれにより表される画像につ
いての、複数の特徴量パラメータからなる特徴量パラメ
ータ群(xi,yi,zi,pi,qi,ri)を算出
する。ここで、特徴量パラメータ群(xi,yi,z
i)は、各特定画像データSTiの平均値のCIE_X
YZ値に、piは各画像データSTiのグレーヒストグ
ラムの平均値に、qiは各画像データSTiのグレーヒ
ストグラムの標準偏差に、riは各画像データSTiの
グレーヒストグラムの中間値にそれぞれ対応する。な
お、特徴量パラメータとしてはこれらに限定されるもの
ではなく、原画像の明るい領域の平均値、暗い領域の平
均値、原画像の中心部分について求めた平均値、原画像
の周辺部分について求めた平均値、原画像に含まれる顔
領域を認識し、顔領域について求めた平均値、特定画像
データSTiを複数の周波数空間に変換し、その中の特
定周波数帯域の成分値、各周波数帯域の周波数スペクト
ルの分散値等を用いることができる。なお、特徴量パラ
メータを、特定画像データSTiにより表される画像の
領域毎(例えば顔領域、空領域等)、色毎あるいは周波
数成分毎に求めた場合、数十万の特徴量パラメータを使
用することもある。また、特定画像データSTiにより
表される画像の画素値そのものを特徴量パラメータとし
て使用してもよい。なお、補正関数fを算出するには、
特定画像データSTiをCIE_XYZ三刺激値やLa
b色空間等の、撮像デバイス1に依存しない色空間に変
換することが好ましい。
【0057】ここで、上記特徴量パラメータ群と、特徴
量パラメータ群を得た特定画像データSTに付与された
補正パラメータPTとの間の対応関係を定める原関数を
下記の式(1)のように定義する。 Pa=fa(x,y,z,p,q,r) Pb=fb(x,y,z,p,q,r) (1) Pc=fc(x,y,z,p,q,r) なお、式(1)において、Paを階調の傾き、Pbを肌
色部分の修正強度、Pcをシャープネス処理の補正パラ
メータPTとし、faを特徴量パラメータ群と補正パラ
メータPaとの対応関係を定める原関数、fbを特徴量
パラメータ群と補正パラメータPbとの対応関係を定め
る原関数、fcを特徴量パラメータ群と補正パラメータ
Pcとの対応関係を定める原関数とする。
【0058】原関数fa,fb,fcとしては、下記の
式(2)〜(4)に示す高次多項式関数を用いる。 a=a0+a1*x+a2*y+a3*z+a4*p+a5*q+a6*r+a7*x*y+a8*x*z+a9*y*z+a10*x^2 +a11*y^2+a12*z^2+a13*p*x*y*z+a14*q*x*y*z (2) b=b0+b1*x+b2*y+b3*z+b4*p+b5*q+b6*r+b7*x*y+b8*x*z+b9*y*z+b10*p*x*y*z +b11*q*x*y*z+b12*p*q*r (3) c=c0+c1*x+c2*y+c3*z+c4*p+c5*q+c6*r+c7*x*y+c8*x*z+c9*y*z+c10*x^2 +c11*y^2+c12*z^2+c13*p*q*r (4) なお、このような原関数が記憶部64に記憶されてい
る。
【0059】補正関数算出部62においては、下記のよ
うにして補正関数fa,fb,fcすなわち、上記式
(2)〜(4)における係数a0〜a14、b0〜b1
2、c0〜c12が求められる。まず、抽出部63にお
いて抽出されたN個の特定画像データSTiと、特定画
像データSTiにそれぞれ付与された補正パラメータP
T(Pai,Pbi,Pci)とを下記の式(5)〜
(7)に示す関係式により対応付ける。 Pai=fa(xi,yi,zi,pi,qi,ri)−εPai (5) Pbi=fb(xi,yi,zi,pi,qi,ri)−εPbi (6) Pci=fc(xi,yi,zi,pi,qi,ri)−εPci (7) そして、誤差εが最小となるように補正関数fa,f
b,fcの各係数a0〜a14、b0〜b12、c0〜
c12を求めることにより、補正関数fa,fb,fc
が算出される。このようにして算出された補正関数f
a,fb,fcは補正関数保管手段7に保管される。
【0060】なお、上記式(5)〜(7)において、誤
差εが十分小さくならない場合がある。このため、さら
に次数が高く項数の多い原関数を記憶部64に記憶して
おき、これを用いて誤差εが最小となるように補正関数
を求めればよい。それでも誤差εが十分小さくならない
場合には、さらに次数が高く項数の多い原関数を使用
し、誤差εが十分に小さい値となるまで演算を繰り返し
て補正関数fa,fb,fcを決定すればよい。
【0061】ここで、補正関数fa,fb,fcを、特
定のユーザIDが付与された特定の画像データSTに基
づいて求めた場合、その補正関数fa,fb,fcを用
いて求められた補正パラメータPにより、上記特定のユ
ーザIDが付与された画像データS0に対して画像処理
を施すと、特定のユーザにとって個別に最適化された画
像を再生可能な補正画像データS1を得ることができ
る。さらに、補正関数fa,fb,fcを、特定のデバ
イスIDが付与された画像データS0について求めた場
合、その補正関数fa,fb,fcを用いて求められた
補正パラメータPにより、上記特定のデバイスIDが付
与された画像データS0に画像処理を施すと、その特定
のデバイスIDに対応する撮像デバイス1において得ら
れた画像データS0により表される画像の画質を最適な
ものとすることができる。
【0062】一方、画像データ保管手段5には、様々な
ユーザおよび撮像デバイス1により取得された画像デー
タS0が、確定した補正パラメータPTが付与されて、
保管画像データSsとして保管されている。このため、
画像データ保管手段5に保管された全ての保管画像デー
タSsを用いて、補正関数fを算出した場合、その補正
関数fを用いて求められた補正パラメータPにより画像
データS0に画像処理を施すと、補正画像データS1を
平均的な画質を有する画像を再生可能なものとすること
ができる。
【0063】次いで、第1の実施形態の動作について説
明する。図3は、第1の実施形態の動作を示すフローチ
ャートである。なお、第1の実施形態においては、複数
の画像データS0が確定した補正パラメータPTおよび
ユーザIDおよび/またはデバイスIDが付与されて保
管画像データSsとして画像データ保管手段5に保管さ
れ、複数の保管画像データSsおよびこれらに付与され
た補正パラメータPTに基づいて、ユーザID毎および
/またはデバイスID毎の補正関数fが補正関数算出手
段6において算出されて、補正関数保管手段7に保管さ
れているものとする。また、ここではユーザIDに基づ
いて画像データS0に画像処理を施すものとして説明す
る。
【0064】まず、画像処理を施す処理対象の画像デー
タS0に付与されたユーザID(以下特定のユーザID
とする)に基づいて、補正関数保管手段7に保管された
補正関数fのうち、上記特定のユーザIDと対応付けら
れた補正関数fを検索手段8により検索して補正パラメ
ータ算出手段4に入力する(ステップS1)。補正パラ
メータ算出手段4においては、検索された補正関数fに
基づいて、処理対象の画像データS0に画像処理を施す
際の補正パラメータPが算出される(ステップS2)。
そして、算出された補正パラメータPにより、画像処理
手段3において画像データS0に対して画像処理が施さ
れて補正画像データS1が得られ(ステップS3)、表
示デバイス2において再生される(ステップS4)。そ
して、マニュアル補正手段9による補正があったか否か
が判断され(ステップS5)、ステップS6が肯定され
た場合には、マニュアル補正による新たな補正パラメー
タPを算出し(ステップS6)、ステップS3に戻りス
テップS3からステップS5の処理を繰り返す。
【0065】一方、ステップS5が否定された場合に
は、補正パラメータPが確定したものとして、確定した
補正パラメータPTを処理対象の画像データS0に付与
し、確定した補正パラメータPTが付与された画像デー
タS0を保管画像データSsとして画像データ保管手段
5に保管し(ステップS7)、処理を終了する。
【0066】なお、画像データ保管手段5に保管された
保管画像データSsおよび確定した補正パラメータPT
は、後述するように補正関数fを更新する際に用いられ
る。
【0067】このように、本実施形態によれば、画像デ
ータ保管手段5に保管された保管画像データSsに基づ
いて、ユーザ毎および/または撮影デバイス毎の補正関
数fを算出し、さらにこの補正関数fに基づいて補正パ
ラメータPを算出して画像データS0に対して画像処理
を施すようにしたため、煩雑な操作を行うことなく、ユ
ーザ毎および/または撮像デバイス毎に最適に画像処理
が施された補正画像データS1を得ることができる。
【0068】また、ユーザID毎および/またはデバイ
スID毎の補正関数fを補正関数保管手段7に保管して
いるため、処理対象の画像データS0に付与されたユー
ザIDおよび/またはデバイスIDに基づいて、補正関
数保管手段7から特定のユーザIDおよび/または特定
のデバイスIDに対応する補正関数fを読み出すのみ
で、画像データS0に最適に画像処理を施すことが可能
な補正パラメータを算出できるため、画像処理のための
演算時間を短縮することができる。
【0069】次いで、本発明の第2の実施形態について
説明する。図4は本発明の第2の実施形態による鑑賞用
データ補正装置を適用した画像出力システムの構成を示
す概略ブロック図である。上記第1の実施形態において
は、補正パラメータ算出手段14において、ユーザ毎お
よび/または撮像デバイス毎の補正関数fを求めている
が、第2の実施形態においては、画像データ保管手段5
に保管された全ての保管画像データSsについての補正
関数f1と、ユーザ毎および/または撮像デバイス毎の
補正関数f2とを算出し、2種類の補正関数f1,f2
に基づいて算出された補正パラメータP1,P2を使用
して、処理対象の画像データS0に対して画像処理を施
すようにした点が異なるものである。
【0070】図5は、第2の実施形態における画像処理
手段13および補正パラメータ算出手段14の構成を示
す概略ブロック図である。図5に示すように、第2の実
施形態における画像処理手段13は、画像データS0に
対して補正パラメータP1による第1の画像処理を施し
て中間画像データS0′を得る第1処理部13Aと、中
間画像データS0′に対して補正パラメータP2による
第2の画像処理を施して補正画像データS1を得る第2
処理部13Bとを備える。また、補正パラメータ算出手
段14は、画像データ保管手段5に保管された全ての保
管画像データSsについての補正関数f1に基づいて、
補正パラメータP1を算出する第1算出部14Aと、検
索手段8において特定のユーザIDおよび/またはデバ
イスIDに基づいて検索された補正関数f2に基づい
て、補正パラメータP2を算出する第2算出部14Bと
を備える。
【0071】次いで、第2の実施形態の動作について説
明する。図6は第2の実施形態の動作を示すフローチャ
ートである。まず検索手段8が補正関数保管手段7から
画像データ保管手段5に保管された全ての保管画像デー
タSsについての補正関数f1を検索し、第1算出部1
4Aに入力する(ステップS11)。第1算出部14A
においては、補正関数f1に基づいて、処理対象の画像
データS0に画像処理を施す際の補正パラメータP1が
算出される(ステップS12)。そして、算出された補
正パラメータP1により、第1処理部13Aにおいて画
像データS0に対して画像処理が施されて中間画像デー
タS0′が得られる(ステップS13)。一方、検索手
段8は補正関数保管手段7から特定のユーザIDおよび
/または特定のデバイスIDと対応付けられた補正関数
f2を検索し、第2算出部14Bに入力する(ステップ
S14)。第2算出部14Bにおいては、補正関数f2
に基づいて、中間画像データS0′に画像処理を施す際
の補正パラメータP2が算出される(ステップS1
5)。そして、算出された補正パラメータP2により、
第2処理部13Bにおいて中間画像データS0′に対し
て画像処理が施されて補正画像データS1が得られ(ス
テップS16)、表示デバイス2において再生される
(ステップS17)。そして、マニュアル補正手段9に
よる補正があったか否かが判断され(ステップS1
8)、ステップS18が肯定された場合には、マニュア
ル補正による新たな補正パラメータPを算出し(ステッ
プS19)、新たな補正パラメータPによる画像処理を
行って(ステップS20)ステップS17に戻り、ステ
ップS17からステップS19の処理を繰り返す。
【0072】一方、ステップS18が否定された場合に
は、補正パラメータPが確定したものとして、確定した
補正パラメータPTを画像処理を施した画像データS0
に付与し、確定した補正パラメータPTが付与された画
像データS0を保管画像データSsとして画像データ保
管手段5に保管し(ステップS21)、処理を終了す
る。
【0073】このように、第2の実施形態によれば、画
像データ保管手段5に保管された全ての保管画像データ
Ssについての補正パラメータP1により処理対象の画
像データS0に対して画像処理を施すようにしたため、
平均的な画質を有する画像を表示デバイス2において再
生することができる。また、特定のユーザIDおよび/
または特定のデバイスIDに基づいて求められた補正パ
ラメータP2によりさらに画像処理を施すようにしたた
め、ユーザ毎および/または撮像デバイス毎に最適に画
像処理が施された補正画像データS1を得ることができ
る。
【0074】なお、上記第2の実施形態においては、補
正パラメータ算出手段14に第1および第2算出部14
A,14Bを設け、補正関数f1,f2から補正パラメ
ータP1,P2をそれぞれ別個に算出し、画像処理手段
13の第1および第2処理部13A,13Bにおいて、
補正パラメータP1,P2をそれぞれ用いて画像処理を
行っているが、補正関数f1,f2を合成して、合成さ
れた補正関数から1つの補正パラメータを求め、これに
より処理対象の画像データS0に画像処理を施すように
してもよい。以下、これを第3の実施形態として説明す
る。
【0075】図7は本発明の第3の実施形態における補
正パラメータ算出手段の構成を示す概略ブロック図であ
る。図7に示すように、この補正パラメータ算出手段2
4は、補正関数f1,f2を合成して合成補正関数f3
を得る合成部24Aと、合成補正関数f3に基づいて、
合成補正パラメータP3を算出する算出部24Bとを備
える。ここで、合成補正パラメータP3は、補正関数f
1,f2を合成した合成補正関数f3に基づいて算出さ
れるため、第2の実施形態と同様に画像データS0を補
正することにより得られる補正画像データS1を簡易な
構成により得ることができる。
【0076】なお、上記第1から第3の実施形態におい
ては、日々新たな保管画像データSsが確定した補正パ
ラメータPTが付与されて画像データ保管手段5に保管
される。したがって、保管画像データSsに付与された
補正パラメータPTを補正関数fの算出にタイムリーに
反映させて、時代の流れに合った画像処理を行うべく、
補正関数fを定期的に更新することが好ましい。しかし
ながら、画像データ保管手段5には、非常に多数の保管
画像データSsが保管されている。例えば、本出願人の
調査によれば、ユーザ一人当たり年間200点の画像デ
ータS0が保管画像データSsとして画像データ保管手
段5に保管され、年間1200万人の利用者があった場
合、画像データ保管手段5には24億の保管画像データ
Ss(容量にして2.4ペタバイト)が保管される。ま
た、この中で特定のデバイスIDが付与された保管画像
データSsが約3割を占めたとすると、その特定のデバ
イスIDが付与された保管画像データSsのみで180
テラバイトの容量を有する。補正関数算出手段6におい
ては、このような大量の保管画像データSsから補正関
数fを算出するために、並列画像処理演算装置(例えば
800MHzのプロセッサを256個使用)を使用して
いるが、それでも補正関数fの算出にはかなりの時間を
要する。
【0077】このため、画像データ保管手段5には、保
管画像データSsとともに、保管画像データSsの画素
数を減少させた低解像度画像データLを保管することが
好ましい。そして、補正関数fの算出時には、保管画像
データSsに代えて低解像度画像データLを使用するこ
とにより演算量を低減することができ、これにより補正
関数fの算出時間を短縮することができる。なお、低解
像度画像データLは、色および階調についての補正パラ
メータPを算出する補正関数fの算出にのみ使用できる
ものであり、シャープネス強調処理や粒状低減処理等を
行う補正パラメータPについては、保管画像データSs
を使用して補正関数fを算出する必要がある。このた
め、1日〜1週間おきに低解像度画像データLを使用し
て色および階調の補正パラメータPを算出する補正関数
fを更新し、1週間〜1年おきに保管画像データSsを
使用してシャープネス強調処理や粒状低減処理等の補正
パラメータPを算出する補正関数fを更新することが好
ましい。
【0078】なお、補正パラメータ算出手段4、画像デ
ータ保管手段5、補正関数算出手段6および補正関数保
管手段7が更新手段を構成する。
【0079】また、補正関数fを算出する際には、ユー
ザ毎および/または撮像デバイス毎の全ての保管画像デ
ータSsを一様に使用するのではなく、使用する保管画
像データSsを選択するようにしてもよい。例えば、日
付の新しいあるいはアクセス件数の多い保管画像データ
Ssは、流行に合っていることが多いため、補正関数f
の算出にはこのような保管画像データSsおよびこれに
付与された補正パラメータPTを優先的に使用すればよ
い。また、マニュアル補正がなされた保管画像データS
sはユーザの好みを反映していることが多いため、これ
を優先的に使用すればよりユーザの好みを反映させるこ
とができる。
【0080】このように、補正関数fの算出に使用する
保管画像データSsを選択するために、保管画像データ
Ssには、作成日時、アクセス数カウンタ、マニュアル
補正の有無を表すフラグを付帯情報として付与すればよ
い。また、ユーザがネットワーク経由で画像データ保管
手段5にアクセスして画像を参照可能な場合には、特定
のユーザにアクセスされた保管画像データSsに、お気
に入りフラグを付帯情報として付与し、お気に入りフラ
グが付与された保管画像データSsのみを用いて補正関
数fを更新してもよい。さらに、保管画像データSsが
著作権を有する等の有料の画像データである場合には、
その料金や、画像処理による付加価値(売値−原価(著
作権料等))、売上高(料金×販売数)、利益(付加価
値×販売数)を保管画像データSsと関連付けて画像デ
ータ保管手段5に保管しておき、これら付加価値等が一
定値以上となっている保管画像データSsのみを用いる
ようにしてもよい。
【0081】さらに、再生された補正画像データS1を
観察する観察環境が他と極端に異なるユーザや、一般的
な写真とは異なる写真(例えば内視鏡写真、顕微鏡写
真、天体写真等)を扱うユーザは、一般的な写真に対す
る画像処理とは異なる画像処理が行うことが多い。ま
た、ユーザの誤操作や悪意のあるユーザにより、一般的
な写真とは全く異なる画像処理を行う補正パラメータP
が、確定した補正パラメータPTとして保管画像データ
Ssに付与されて画像データ保管手段5に保管されるこ
とがある。このような画像データ(以下異種画像データ
とする)およびこれに付与された補正パラメータPTを
用いて補正関数fを求めたのでは、その補正関数fによ
り求められた補正パラメータPを用いては、画像データ
S0に対して適切な画像処理を施すことができなくなっ
てしまう。
【0082】したがって、このような異種画像データに
ついては、補正関数fの算出から除外することが好まし
い。このために、検索手段8に異種画像データを除外す
る判定部を設ければよい。具体的には、特定のユーザI
Dが付与された複数の保管画像データSsからいくつか
の保管画像データSsをサンプリングし、サンプリング
された保管画像データSsのそれぞれについての補正パ
ラメータ(PT1とする)を、全ての保管画像データS
sについての補正関数f(第2の実施形態におけるf
1)を用いて算出する。そして、各補正パラメータPT
1と、サンプリングした保管画像データSsにそれぞれ
付与されている補正パラメータ(PT2とする)とを比
較し、補正パラメータPT2が全ての補正パラメータP
T1についての正規分布に対して±3σ(σは標準偏
差)内にない場合には、上記特定のユーザIDが付与さ
れた全ての保管画像データSsを異種画像データと判定
し、その特定のユーザIDが付与された保管画像データ
Ssを全ての保管画像データSsについての補正関数f
あるいはデバイス種毎の補正関数fの算出から除外す
る。これにより、異種画像データにより影響を受けるこ
となく補正関数fを算出することができる。
【0083】なお、上記実施形態においては、保管画像
データSsにユーザIDおよび/またはデバイスIDを
分類情報として付与し、ユーザ毎および/または撮像デ
バイス毎に補正関数fを算出しているが、被写体を特定
するための被写体ID、画像データS0の用途を特定す
る用途別ID、画像データS0を取得した位置および日
時を表すGPS情報を分類情報として保管画像データS
sに付与し、これに基づいて被写体ID毎、用途別ID
毎あるいは位置情報毎の補正関数fを算出してもよい。
【0084】例えば、画像処理手段3において、処理対
象の画像データS0により表される画像に含まれる顔領
域の認識を行い、顔の色すなわち肌色の再現色を調整す
る場合には、被写体に応じて目標色を定めるのが有効で
ある。例えば、被写体が女子高生である場合には、日焼
けしていることが多いため日焼けした肌色に適切な目標
色を定めれば、適切な肌色を再現可能な補正画像データ
S1を得ることができる。また、被写体IDとしては、
性別情報、血縁情報(近親者のみなど)、年齢情報、既
婚/未婚情報、血液型情報、出身地情報、学歴情報、収
入情報、資産情報等を含めることができる。
【0085】用途別IDとは、画像データS0がどのよ
うな用途を目的として取得されたかを表すものであり、
七五三、結婚式、正月、スキー、海水浴、マリンフォ
ト、天体写真等の用途を用途別IDとしてコード化し、
コード化した用途別IDを保管画像データSsに付与す
ることにより、用途別IDに応じた補正関数fを算出す
することができる。そしてこれにより、用途に応じて最
適な画像処理が施された補正画像データS1を得ること
ができる。
【0086】また、GPS情報は、画像データS0を取
得するデジタルカメラ等に搭載されているGPS機能を
使用して取得するものであり、このGPS機能を用いて
画像データS0を取得した日時および位置を表すGPS
情報が画像データS0に付与される。このように、画像
データS0にGPS情報を付与することにより、保管画
像データSsにもGPS情報が付与されるため、同一の
GPS情報が付与された画像データS0を使用してその
GPS情報に適した補正関数fを求めることができる。
ここで、同一の日時に略同一の場所で画像データS0を
取得した場合、天候や照明条件が略同様のものとなる。
したがって、GPS情報を使用することにより、画像デ
ータS0を得た日時および場所に応じて最適な画像処理
を行うことが可能である。
【0087】なお、本出願人の実験により、ある地域の
正午頃に取得された複数の画像データS0から補正関数
fを算出したところ、色温度を低めにし、階調を硬調化
してコントラストを高めるような補正パラメータPを得
ることができた。そしてこの補正パラメータPにより画
像データS0を補正したところ、全ての保管画像データ
Ssに基づく補正関数f1から得られた補正パラメータ
P1を用いて補正した場合よりも良好な画像を再現可能
な補正画像データS1を得ることができた。後にその日
時にその地域の天候を調査したところ曇天であったこと
が判明した。また、ある場所において夜8時頃に撮影を
行うことにより得られた画像データS0から補正関数f
を算出したところ、補正パラメータP1と比較して特異
な補正パラメータPが得られたが、良好に補正された画
像を得ることができた。その場所においてはその時間に
野外コンサートが開催され、特殊な照明が使用されてい
たことが判明した。
【0088】なお、本発明による鑑賞用データ補正装置
は、写真ラボや、画像をデジタル画像データとして保管
する業者(フォトポータルサイト、画像加工サイト)に
設置される。そして、画像データS0に対して画像処理
を施すことにより得られた補正画像データS1は、モニ
タ用の規格化された色空間であるsRGB色空間に変換
されて、sRGB標準モニタまたはカラーマネージメン
トされたモニタあるいはプリンタにおいて再生される。
ここで、カラーマネージメントされたモニタあるいはプ
リンタとは、補正画像データS1と、撮影デバイスに依
存しない色データ(例えばCIE_XYZ、CIELa
b)との関係を表す色変換プロファイルにより管理され
たモニタあるいはプリンタであり、色変換プロファイル
により補正画像データS1が変換されて、sRGB再現
色とカラーマッチングされた色の画像として表示デバイ
ス2において再生される。このような再生される色の管
理は業者において正確に行われる。
【0089】しかしながら、業者によっては、色管理知
識を有するオペレータがいないことから、色変換プロフ
ァイルを作成して管理することが困難な場合がある。さ
らに、一般ユーザの場合、モニタやプリンタのみなら
ず、デジタルテレビ、ゲーム端末、電子フォトフレー
ム、携帯情報端末、車載端末、屋外大画面ディスプレ
イ、ヘッドマウント、網膜投写型ディスプレイ等様々な
表示デバイスを使用して画像を再生する。このため、業
者において適切な補正を行っても、ユーザの表示デバイ
スには適切に補正された画像を再現できないという問題
がある。
【0090】このため、表示デバイスの種類に応じて補
正画像データS1を校正して校正画像データS2を得る
ことが好ましい。以下、これを第4の実施形態として説
明する。図8は、本発明の第4の実施形態による鑑賞用
データ補正装置を適用した画像出力システムの構成を示
す概略ブロック図である。図8に示すように、第4の実
施形態による画像出力システムは、補正画像データS1
を校正して校正画像データS2を得る校正手段(補正手
段)10を備えた点が第1の実施形態と異なるものであ
る。
【0091】図9は校正手段10の構成を示す概略ブロ
ック図である。図10に示すように、校正手段10は、
表示デバイス2に応じて補正画像データS1を校正する
ための複数の変換パラメータHPを保管した変換パラメ
ータ保管手段21と、補正画像データS1を変換するた
めの変換パラメータHPを設定する変換パラメータ設定
手段22と、設定された変換パラメータHPに基づいて
補正画像データS1を変換して校正画像データS2を得
る変換手段23と、後述する補正関数gaを算出する補
正関数算出手段24と、補正関数gaを保管する補正関
数保管手段25とを備える。
【0092】補正画像データS1の変換は、1次元ルッ
クアップテーブルによる階調変換、行列式による色変
換、3次元ルックアップテーブルによる色変換、シャー
プネス強調やぼかし等のマスク演算、拡大縮小処理、空
間周波数変換、多重解像度変換、誤差拡散、アフィン変
換、変形および歪み補正のうち1つまたは複数の処理
を、変換パラメータHPを用いて上記実施形態と同様に
行うものである。表示デバイス2に応じた変換パラメー
タHPを決定するには、予め標準色空間に補正された画
像データ(標準画像データSNとする)を用意し、複数
種類の変換パラメータHPに基づいて、標準画像データ
SNを変換して複数の変換標準画像データSNTを得
る。そしてこれら複数の変換標準画像データSNTをユ
ーザに渡し、ユーザは自身の表示デバイス2にこれら複
数の変換標準画像データSNTを表示し、ユーザが所望
とする画像を再生可能な変換標準画像データSNTを選
択する。その選択した情報は校正手段10に入力され、
そしてその選択された変換標準画像データSNTを得た
変換パラメータHPを、ユーザIDおよび/または表示
デバイスID並びに補正画像データS1により表される
画像についての、複数の特徴量パラメータからなる特徴
量パラメータ群(例えば上記実施形態における(x,
y,z,p,q,r)とともに変換パラメータ保管手段
21に保管する。これを繰り返すことにより、ユーザI
Dおよび/または表示デバイスID毎にグループ分けさ
れた変換パラメータHPおよび特徴量パラメータ群が変
換パラメータ保管手段21に保管される。
【0093】そして、補正関数算出手段24において、
変換パラメータHPと特徴量パラメータ群との対応関係
を定める高次多項式の原関数gが下記の式(8)に示す
ように定義され、変換パラメータHPと特徴量パラメー
タ群との対応関係を表す補正関数gaが補正関数fa,
fb,fcを求めた場合と同様にして求められる。 HP=g(x,y,z,p,q,r) (8) 求められた補正関数gaは補正関数保管手段25に保管
される。
【0094】補正画像データS1を校正する場合には、
変換パラメータ設定手段22において補正画像データS
1の特徴量パラメータ群が算出され、さらに補正関数保
管手段25からユーザIDまたは表示デバイスIDに対
応する補正関数gaが読み出される。そして、算出され
た特徴量パラメータ群から補正関数gaを用いて変換パ
ラメータHPを算出する。算出された変換パラメータH
Pは変換手段23に入力され、ここで変換パラメータH
Pにより補正画像データS1が校正されて、校正画像デ
ータS2が得られる。これにより、表示デバイス2の種
別に拘わらず、最適な画像を表示デバイス2において再
生可能な校正画像データS2を得ることができる。
【0095】また、上記実施形態においては、画像デー
タに対してユーザや撮影デバイスに応じて最適な画質の
画像が得られるように画像処理を施しているが、これに
限定されるものではなく、音声、動画等の他のデジタル
コンテンツに対しても最適に表現された音声、動画等が
得られるようにするために、本発明を適用することがで
きる。例えば音声については、周波数フィルタリング処
理、帯域毎のゲイン変調あるいは周波数変換処理を施す
ことがあるが、これらの処理を施す際日本発明を適用す
ることができる。
【0096】さらに、上記実施形態においては、補正関
数算出手段6において算出された補正関数を補正関数保
管手段7に保管し、画像処理時に補正関数fを検索して
いるが、図10に示す第5の実施形態のように、補正関
数保管手段7を設けることなく、補正パラメータPを算
出してもよい。すなわち、処理対象の画像データS0に
対して画像処理を施す際に、特定のユーザIDおよび/
または特定のデバイスIDが付与された複数の保管画像
データSsおよびこれらに付与された補正パラメータP
Tをリアルタイムで画像データ保管手段5から読み出し
て、補正関数算出手段6において補正関数fを算出し、
これを補正パラメータ算出手段4に入力して補正パラメ
ータPの算出に使用すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による画像データ補正
装置を適用した画像出力システムの構成を示す概略ブロ
ック図
【図2】補正関数算出手段の構成を示す概略ブロック図
【図3】第1の実施形態の動作を示すフローチャート
【図4】本発明の第2の実施形態による画像データ補正
装置を適用した画像出力システムの構成を示す概略ブロ
ック図
【図5】第2の実施形態における画像処理手段および補
正パラメータ算出手段の構成を示す概略ブロック図
【図6】第2の実施形態の動作を示すフローチャート
【図7】第3の実施形態における補正パラメータ算出手
段の構成を示す概略ブロック図
【図8】本発明の第4の実施形態による画像データ補正
装置を適用した画像出力システムの構成を示す概略ブロ
ック図
【図9】校正手段の構成を示す概略ブロック図
【図10】本発明の第5の実施形態による画像データ補
正装置を適用した画像出力システムの構成を示す概略ブ
ロック図
【符号の説明】
1 撮像デバイス 2 表示デバイス 3,13 画像処理手段 4,14 補正パラメータ算出手段 5 画像データ保管手段 6 補正関数算出手段 7 補正関数保管手段 8 検索手段 9 マニュアル補正手段 10 校正手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C021 PA17 PA58 RA02 XA35 XB03 5C066 AA01 AA03 AA11 BA20 CA08 EA05 EA11 EA13 EB01 EC01 EC05 EE01 GA01 GA02 GA05 GA32 HA02 KA12 KD06 KE02 KE09 KM01 KM11 KP02 5C077 LL19 MM03 MP08 NP05 PP32 PP37 TT02 TT09

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の分類情報が付与された複数の鑑
    賞用データのそれぞれについて予め算出された、該複数
    の鑑賞用データのそれぞれに対して審美的処理を施すた
    めの複数の補正パラメータのうち、特定の分類情報が付
    与された複数の特定鑑賞用データについての複数の特定
    補正パラメータに基づいて、該特定の分類情報が付与さ
    れた処理対象鑑賞用データに対して前記審美的処理を施
    すための処理用補正パラメータを算出し、 該処理用補正パラメータに基づいて前記処理対象鑑賞用
    データに対して前記審美的処理を施して、補正鑑賞用デ
    ータを得ることを特徴とする鑑賞用データ補正方法。
  2. 【請求項2】 前記分類情報は、前記鑑賞用データを
    取得したユーザを特定する情報および/または前記鑑賞
    用データを取得したデバイスを特定する情報を含むこと
    を特徴とする請求項1記載の鑑賞用データ補正方法。
  3. 【請求項3】 前記複数の特定鑑賞用データおよび前
    記複数の特定補正パラメータに基づいて、前記処理用補
    正パラメータを算出するための補正関数を算出し、 該補正関数に基づいて前記処理用補正パラメータを算出
    することを特徴とする請求項1または2記載の鑑賞用デ
    ータ補正方法。
  4. 【請求項4】 前記複数の特定鑑賞用データから所定
    の優先度に基づいて選択された複数の特定鑑賞用データ
    および該選択された複数の特定鑑賞用データについての
    複数の特定補正パラメータに基づいて、前記処理用補正
    パラメータを算出するための補正関数を算出し、 該補正関数に基づいて前記処理用補正パラメータを算出
    することを特徴とする請求項1または2記載の鑑賞用デ
    ータ補正方法。
  5. 【請求項5】 前記特定鑑賞用データは、該特定鑑賞
    用データの低容量鑑賞用データであることを特徴とする
    請求項3または4記載の鑑賞用データ補正方法。
  6. 【請求項6】 前記複数の特定鑑賞用データおよび前
    記複数の特定補正パラメータに基づいて、前記処理用補
    正パラメータを算出するための補正関数を分類情報毎に
    予め複数算出しておき、 前記処理対象鑑賞用データに付与された前記特定の分類
    情報に基づいて、前記複数の補正関数から該特定の分類
    情報に対応する補正関数を選択し、 該選択された補正関数に基づいて前記処理用補正パラメ
    ータを算出することを特徴とする請求項1または2記載
    の鑑賞用データ補正方法。
  7. 【請求項7】 前記複数の特定鑑賞用データから所定
    の優先度に基づいて選択された複数の特定鑑賞用データ
    および該選択された複数の特定鑑賞用データについての
    複数の特定補正パラメータに基づいて、前記処理用補正
    パラメータを算出するための補正関数を分類情報毎に予
    め複数算出しておき、 前記処理対象鑑賞用データに付与された前記特定の分類
    情報に基づいて、前記複数の補正関数から該特定の分類
    情報に対応する補正関数を選択し、 該選択された補正関数に基づいて前記処理用補正パラメ
    ータを算出することを特徴とする請求項1または2記載
    の鑑賞用データ補正方法。
  8. 【請求項8】 前記特定鑑賞用データは、該特定鑑賞
    用データの低容量鑑賞用データであることを特徴とする
    請求項6または7記載の鑑賞用データ補正方法。
  9. 【請求項9】 前記補正関数を定期的に更新すること
    を特徴とする請求項6から8のいずれか1項記載の鑑賞
    用データ補正方法。
  10. 【請求項10】 前記複数の補正パラメータに基づい
    て汎用的な審美的処理用の汎用補正パラメータを算出
    し、 該汎用補正パラメータにも基づいて前記処理対象鑑賞用
    データに対して前記審美的処理を施すことを特徴とする
    請求項1から9のいずれか1項記載の鑑賞用データ補正
    方法。
  11. 【請求項11】 前記補正鑑賞用データを、該補正鑑
    賞用データを出力する出力デバイスの特性に応じてさら
    に補正することを特徴とする請求項1から10のいずれ
    か1項記載の鑑賞用データ補正方法。
  12. 【請求項12】 所定の分類情報が付与された複数の
    鑑賞用データのそれぞれについて予め算出された、該複
    数の鑑賞用データのそれぞれに対して審美的処理を施す
    ための複数の補正パラメータのうち、特定の分類情報が
    付与された複数の特定鑑賞用データについての複数の特
    定補正パラメータに基づいて、該特定の分類情報が付与
    された処理対象鑑賞用データに対して前記審美的処理を
    施すための処理用補正パラメータを算出する補正パラメ
    ータ算出手段と、 該処理用補正パラメータに基づいて前記処理対象鑑賞用
    データに対して前記審美的処理を施して、補正鑑賞用デ
    ータを得る審美的処理手段とを備えたことを特徴とする
    鑑賞用データ補正装置。
  13. 【請求項13】 前記分類情報は、前記鑑賞用データ
    を取得したユーザを特定する情報および/または前記鑑
    賞用データを取得したデバイスを特定する情報を含むこ
    とを特徴とする請求項12記載の鑑賞用データ補正装
    置。
  14. 【請求項14】 前記複数の特定鑑賞用データおよび
    前記複数の特定補正パラメータに基づいて、前記処理用
    補正パラメータを算出するための補正関数を算出する補
    正関数算出手段をさらに備え、 前記補正パラメータ算出手段は、該補正関数に基づいて
    前記処理用補正パラメータを算出する手段であることを
    特徴とする請求項12または13記載の鑑賞用データ補
    正装置。
  15. 【請求項15】 前記複数の特定鑑賞用データから所
    定の優先度に基づいて選択された複数の特定鑑賞用デー
    タおよび該選択された複数の特定鑑賞用データについて
    の複数の特定補正パラメータに基づいて、前記処理用補
    正パラメータを算出するための補正関数を算出する補正
    関数算出手段をさらに備え、 前記補正パラメータ算出手段は、該補正関数に基づいて
    前記処理用補正パラメータを算出する手段であることを
    特徴とする請求項12または13記載の鑑賞用データ補
    正装置。
  16. 【請求項16】 前記特定鑑賞用データは、該特定鑑
    賞用データの低容量鑑賞用データであることを特徴とす
    る請求項14または15記載の鑑賞用データ補正装置。
  17. 【請求項17】 前記複数の特定鑑賞用データおよび
    前記複数の特定補正パラメータに基づいて、前記処理用
    補正パラメータを算出するための補正関数を分類情報毎
    に複数算出する補正関数算出手段と、 該算出された複数の補正関数を保管する補正関数保管手
    段と、 前記処理対象鑑賞用データに付与された前記特定の分類
    情報に基づいて、前記複数の補正関数から該特定の分類
    情報に対応する補正関数を選択する選択手段とをさらに
    備え、 前記補正パラメータ算出手段は、該選択された補正関数
    に基づいて前記処理用補正パラメータを算出する手段で
    あることを特徴とする請求項12または13記載の鑑賞
    用データ補正装置。
  18. 【請求項18】 前記複数の特定鑑賞用データから所
    定の優先度に基づいて選択された複数の特定鑑賞用デー
    タおよび該選択された複数の特定鑑賞用データについて
    の複数の特定補正パラメータに基づいて、前記処理用補
    正パラメータを算出するための補正関数を分類情報毎に
    予め複数算出する補正関数算出手段と、 該算出された複数の補正関数を保管する補正関数保管手
    段と、 前記処理対象鑑賞用データに付与された前記特定の分類
    情報に基づいて、前記複数の補正関数から該特定の分類
    情報に対応する補正関数を選択する選択手段とをさらに
    備え、 前記補正パラメータ算出手段は、該選択された補正関数
    に基づいて前記処理用補正パラメータを算出する手段で
    あることを特徴とする請求項12または13記載の鑑賞
    用データ補正装置。
  19. 【請求項19】 前記特定鑑賞用データは、該特定鑑
    賞用データの低容量鑑賞用データであることを特徴とす
    る請求項17または18記載の鑑賞用データ補正装置。
  20. 【請求項20】 前記補正関数を定期的に更新する更
    新手段をさらに備えたことを特徴とする請求項17から
    19のいずれか1項記載の鑑賞用データ補正装置。
  21. 【請求項21】 前記補正パラメータ算出手段は、前
    記複数の補正パラメータに基づいて汎用的な審美的処理
    用の汎用補正パラメータを算出する手段であり、 前記審美的処理手段は、該汎用補正パラメータにも基づ
    いて前記処理対象鑑賞用データに対して前記審美的処理
    を施す手段であることを特徴とする請求項12から20
    のいずれか1項記載の鑑賞用データ補正装置。
  22. 【請求項22】 前記補正鑑賞用データを、該補正鑑
    賞用データを出力する出力デバイスの特性に応じて補正
    する補正手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1
    2から21のいずれか1項記載の鑑賞用データ補正方
    法。
  23. 【請求項23】 所定の分類情報が付与された複数の
    鑑賞用データのそれぞれについて予め算出された、該複
    数の鑑賞用データのそれぞれに対して審美的処理を施す
    ための複数の補正パラメータのうち、特定の分類情報が
    付与された複数の特定鑑賞用データについての複数の特
    定補正パラメータに基づいて、該特定の分類情報が付与
    された処理対象鑑賞用データに対して前記審美的処理を
    施すための処理用補正パラメータを算出する手順と、 該処理用補正パラメータに基づいて前記処理対象鑑賞用
    データに対して前記審美的処理を施して、補正鑑賞用デ
    ータを得る手順とを有する鑑賞用データ補正方法をコン
    ピュータに実行させるためのプログラムを記録したコン
    ピュータ読取り可能な記録媒体。
  24. 【請求項24】 前記複数の特定鑑賞用データおよび
    前記複数の特定補正パラメータに基づいて、前記処理用
    補正パラメータを算出するための補正関数を算出する手
    順をさらに有し、 前記処理用補正パラメータを算出する手順は、該補正関
    数に基づいて前記処理用補正パラメータを算出する手順
    であることを特徴とする請求項23記載のコンピュータ
    読取り可能な記録媒体。
  25. 【請求項25】 前記複数の特定鑑賞用データから所
    定の優先度に基づいて選択された複数の特定鑑賞用デー
    タおよび該選択された複数の特定鑑賞用データについて
    の複数の特定補正パラメータに基づいて、前記処理用補
    正パラメータを算出するための補正関数を算出する手順
    をさらに有し、 前記処理用補正パラメータを算出する手順は、該補正関
    数に基づいて前記処理用補正パラメータを算出する手順
    であることを特徴とする請求項23記載のコンピュータ
    読取り可能な記録媒体。
  26. 【請求項26】 前記複数の特定鑑賞用データおよび
    前記複数の特定補正パラメータに基づいて、前記処理用
    補正パラメータを算出するための補正関数を分類情報毎
    に予め複数算出する手順と、 前記処理対象鑑賞用データに付与された前記特定の分類
    情報に基づいて、前記複数の補正関数から該特定の分類
    情報に対応する補正関数を選択する手順とをさらに有
    し、 前記処理用補正パラメータを算出する手順は、該選択さ
    れた補正関数に基づいて前記処理用補正パラメータを算
    出する手順であることを特徴とする請求項23記載のコ
    ンピュータ読取り可能な記録媒体。
  27. 【請求項27】 前記複数の特定鑑賞用データから所
    定の優先度に基づいて選択された複数の特定鑑賞用デー
    タおよび該選択された複数の特定鑑賞用データについて
    の複数の特定補正パラメータに基づいて、前記処理用補
    正パラメータを算出するための補正関数を分類情報毎に
    予め複数算出する手順と、 前記処理対象鑑賞用データに付与された前記特定の分類
    情報に基づいて、前記複数の補正関数から該特定の分類
    情報に対応する補正関数を選択する手順とをさらに有
    し、 前記処理用補正パラメータを算出する手順は、該選択さ
    れた補正関数に基づいて前記処理用補正パラメータを算
    出する手順であることを特徴とする請求項23記載のコ
    ンピュータ読取り可能な記録媒体。
  28. 【請求項28】 前記補正関数を定期的に更新する手
    順をさらに有することを特徴とする請求項26または2
    7記載のコンピュータ読取り可能な記録媒体。
  29. 【請求項29】 前記複数の補正パラメータに基づい
    て汎用的な審美的処理用の汎用補正パラメータを算出す
    る手順をさらに有し、 前記補正鑑賞用データを得る手順は、該汎用補正パラメ
    ータにも基づいて前記処理対象鑑賞用データに対して前
    記審美的処理を施す手順であることを特徴とする請求項
    23から28のいずれか1項記載のコンピュータ読取り
    可能な記録媒体。
  30. 【請求項30】 前記補正鑑賞用データを、該補正鑑
    賞用データを出力する出力デバイスの特性に応じてさら
    に補正する手順を有することを特徴とする請求項23か
    ら29のいずれか1項記載のコンピュータ読取り可能な
    記録媒体。
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